JPH05280541A - 支承部材のための掻取りユニット - Google Patents

支承部材のための掻取りユニット

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JPH05280541A
JPH05280541A JP4113534A JP11353492A JPH05280541A JP H05280541 A JPH05280541 A JP H05280541A JP 4113534 A JP4113534 A JP 4113534A JP 11353492 A JP11353492 A JP 11353492A JP H05280541 A JPH05280541 A JP H05280541A
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    • F16C29/00Bearings for parts moving only linearly
    • F16C29/08Arrangements for covering or protecting the ways
    • F16C29/084Arrangements for covering or protecting the ways fixed to the carriage or bearing body movable along the guide rail or track
    • F16C29/086Seals being essentially U-shaped, e.g. for a U-shaped carriage

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 成形構成部分の走行面上を長手方向に運動可
能に支承されている支承部材のための掻取りユニットで
あって、該ユニットを改良して、走行面から硬いクラス
トを自由に掻き取ることができるようにし、また表面と
同一表面で閉鎖されていない例えば孔のような部分的な
切欠きを備えている成形構成部分の表面も、掻取り薄板
を破損することなく効果的に掃除できるようにする。 【構成】 掻取り薄板が曲げ弾性的な複数の舌部(9乃
至11)を有し、該舌部は、掻取りユニットを支承部材
(1)に組み込む前は共通の1平面内に位置し、かつ組
み込まれた状態では、その終端部が成形構成部分(2)
の所属走行面部分にばね付勢されて当接している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、成形構成部分の走行面
上を長手方向に運動可能に支承されている支承部材、有
利には転がり支承部材のための掻取りユニットであっ
て、支承部材の少くとも1つの端面には支持プレートに
よって保持されている掻取り薄板が設けられており、該
掻取り薄板の終端領域は、夾雑物を除去するために走行
面の上に載置されている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許第2130420
号明細書によれば支承部材のための掻取りユニットが公
知であり、該ユニットは、転がり支承部材の常に調量さ
れた潤滑を簡単かつ廉価な手段で実現している。この装
置は、掻取りエッジを備えてポリマ材料から成っている
掻取り体を有しており、該掻取りエッジは、転がり転動
シューとして形成された支承部材の往復運動の際に、転
がり支承部から夾雑物を除去するため走行レールをクリ
ーニングすべきものである。成形構成部分は、例えば成
形レールとして設計されていても宜く、その際エラスト
マ掻取り体は、成形レールのレール形状にその走行面で
適合可能になっている。その際に生ずる掻取りリップ部
は、高温削り屑及び硬くて粗い汚染粒子に対して別に予
め設けられた金属から成るギャップ封止部によって保護
されており、該封止部は成形レールを狭いギャップで取
り囲んでいる。その場合ギャップ封止部は、成形レール
の形状に適合していなければならない。
【0003】このような構成は次のような欠点を有して
いる。つまりこのような構成では、摩耗性の小さな粒子
及び又は高温粒子が、掻取り封止リップに到達して該リ
ップを破壊し、かつ支承部の故障を惹き起すことを阻止
することができない。このような粒子は、支承部材をそ
の1部分として有する工作機械の作業中に発生する削り
屑である。作業プロセス中に硬い夾雑クラストがレール
走行面に形成される場合には、この夾雑クラストを軟か
いエラストマ封止リップ又はゴム封止リップでは掻き取
ることができないため、直線案内のために別の問題が生
じる。このような場合には、走行軌道毎に接触する金属
掻取り体が別個の部材として配置される。しかし該部材
は、複雑な形状の成形レールの場合難しい筋交い封止部
を有効に解離することができず、更に組立コストの高騰
を招いている。
【0004】米国特許第1938786号明細書によれ
ば冒頭で述べた形式の掻取りユニットが公知であり、そ
の掻取り薄板は、断面が角形に設計されて受容室内に保
持されており、該受容室は、支承部材とそれに螺着され
た保持プレートとの間にスペーサリングの間挿によって
形成されている。この場合、この掻取り薄板は不動では
なく、狭い限界内で運動可能に保持されており、かつ一
群のコイルばねによって走行面上に押圧される。この構
成は構造的にコスト高である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、高温
削り屑及び微小粒子に対して有効で、かつ封止作用を有
する、直動形支承装置のための掻取りユニットを提供す
ると共に、走行面から硬いクラストを自由に掻き取るこ
とができるようにし、また表面と同一表面で閉鎖されて
いない例えば孔のような部分的な切欠きを備えている成
形構成部分の表面も、掻取り薄板を破損することなく効
果的に掃除できるようにすることにある。更にこの掻取
りユニットをコスト的に有利に製作することができ、か
つ容易な組立が可能なようにすることも本発明の課題で
ある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明では、掻取り薄板
が曲げ弾性的な複数の舌部を有し、該舌部は、掻取りユ
ニットを支承部材上に組み込む前には共通の1平面内に
位置し、かつ組み込まれた状態では、その終端部が成形
構成部分の所属走行面区分にばね付勢されて当接してい
ることによって、上記課題を解決することができた。そ
の際保持部材には支承部材に向いている側に、互いに当
接している少くとも2つの掻取り薄板を配置することが
でき、その舌部は、平面的な状態では部分的にオーバラ
ップするか又はギャップをあけて位置し、また組み立て
られて成形構成部分上にスライドせしめられた状態では
共通の閉鎖された輪郭を形成している。これによって運
転中密にかつ確実に作業する掻取りユニットが簡単な手
段で製作される。
【0007】保持プレート及び掻取り薄板は、これらが
組立てに対し容易に取り扱うことのできるような1部分
を共に形成できるようにするため、互いに貼着されてい
ても宜い。このような貼着は、掻取り薄板が夫々1側部
で貼着フォイルによって積層されることによって達成さ
れる。支承部材への掻取りユニットの組込みは、保持部
材及び掻取り薄板が整合した孔を有し、この孔に、支承
部材に固定するためのねじを差し込むことによって、簡
単な形式で行うことができる。つまり掻取りユニット
は、支承部材に問題なく不動に螺着される。
【0008】組立の際同時に、潤滑ニップル保持体をね
じで保持プレートに固定することができる。これによっ
て支承部材には、成形構成部分の走行面上の往復運動の
ために、潤滑ニップル保持体に装着された潤滑ニップル
によって所要の潤滑剤を供給することができるようにな
る。液状又はペースト状の媒体を別途に封止するため、
支承部材に隣接する掻取り薄板に、掻取りエッジを有す
るポリマ材料から成っている付加的な掻取り体を配置す
ることも可能である。
【0009】完全には走行面と面一に閉鎖されえない部
分的な切欠き、例えば孔を有している成形構成部分にあ
っては、バイアスのかけられた舌状終端部が直線状に構
成されている場合、該終端部が部分的にこの切欠き内に
押し込まれ、かつ引続く運動時に孔縁部に引っ掛ってし
まう。その結果舌部の破壊が発生する。このような場合
に対しては、舌状終端部が切欠きの上方を擦過する際自
由空間(孔)内に沈降しないように舌状終端部の掻取り
エッジを形成することが必要である。このことは本発明
の場合、舌状エッジ部を凹状輪郭に形成することによっ
て達成可能である。
【0010】
【実施例】本発明の実施例を図面に図示し、次にこれを
詳細に説明する。
【0011】図1乃至図4に基く掻取りユニットは、キ
ャリッジとして形成された支承部材1に組み込まれてお
り、該キャリッジは、案内レールとして形成されている
成形構成部分2をその走行面3の領域内で取り囲んでい
る。掻取りユニットは、保持プレート4と、その片側に
貼着された掻取り薄板5と、これに更に貼着されている
掻取り薄板6とから成っている。保持プレート4及び掻
取り薄板5,6は整合した孔を有している。組立てのた
めにねじ7及び8がこの孔を貫通して差し込まれて支承
部材のねじ孔に螺入される。その際両掻取り薄板5及び
6は、保持プレート4と支承部材1との間に位置してい
る。
【0012】各掻取り薄板は、成形構成部分2の方に向
いている複数の舌部を有しており、運転中は該舌部によ
って、成形構成部分の走行面3の区分が掃除される。掻
取り薄板5は舌部9,10及び11を有し、一方掻取り
薄板6は舌部12及び13を有している。両薄板のこれ
らの舌部は、掻取りユニットが組み込まれない状態で
は、ギャップを形成するか又は部分的にオーバラップす
る。この状態では、その舌部9乃至11及び12,13
を備えている掻取り薄板5及び6が夫々1つの平面上に
位置している。掻取りユニットを支承部材1上に組み込
み、更にそれに続いて支承部材1を成形構成部分2上に
スライドせしめた後、総ての舌部は、成形構成部分2の
走行面3に接触しているその終端部のところで、弾性的
に約角90゜わん曲する。その結果この舌終端部は、走
行面3の区分にばね付勢されて載置されるようになり、
かつ支承部分1の往復運動の際走行面3から夾雑物を除
去することができるようになる。その場合舌部のこの弾
性的な変形の際に、共通の閉鎖された輪郭が形成され
る。つまり舌部間には、もはやオーバラップもギャップ
も存在しないようになる。その理由は、舌部がその封止
された位置に対応する成形構成部分2の横断面形状に適
合した寸法を有しているからである。
【0013】実施例ではねじ7がねじ8よりもより長く
形成されており、これによって該ねじ7は、潤滑ニップ
ル15のための潤滑ニップル保持体14を支承部材1に
同時に固定できるようになる。
【0014】図5に基く実施例は保持プレート4及び掻
取り薄板5,6の他になをポリマの掻取り体16を有し
ており、該掻取り体16は、その掻取りエッジ17で成
形構成部分2の走行面3の夫々の区分に沿って滑動す
る。この掻取り体16は支承部材1と掻取りユニットと
の間に位置している。保持プレート4、掻取り薄板5,
6及びポリマ掻取り体16は、ねじ18によって支承部
材1に固定される。
【0015】図6及び図7に基く実施例にあっては、上
方の舌部9の掻取りエッジ19が直線状ではなく、舌部
9は、走行面3上に載置されているその終端部の領域内
に切欠き20を有している。この場合この切欠き20は
凹状領域で構成されており、そのために舌終端部は、固
定ねじ22のための成形構成部分2の孔21の上を擦過
するさいに夫々の孔21内に押し込まれないようになっ
ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】端面の掻取りユニットを備えて成形構成部分上
に配置された支承部材の図である。
【図2】図1の掻取りユニットの平面図である。
【図3】2つの掻取り薄板と支承部材に固定するための
ねじとを備えた掻取りユニットの図である。
【図4】図3の線IV−IVに沿った掻取りユニットの
断面図である。
【図5】支承部材に固定された別の掻取りユニットの拡
大断面図である。
【図6】その上方の舌部が凹状の切欠きを有している図
1に対応する別の支承部材の図である。
【図7】図6の支承部材の平面図である。
【符号の説明】
1 支承部材 2 成形構成部分 3 走行面 4 保持プレート 5,6 掻取り薄板 7,8 ねじ 9,10,11,12,13 舌部 14 潤滑ニップル保持体 15 潤滑ニップル 16 掻取り体 17 掻取りエッジ 18 ねじ 19 掻取りエッジ 20 切欠き 21 孔 22 固定ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ハルトムート コシュミーダー ドイツ連邦共和国 エアランゲン ライン シャルテンヴェーク 6

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 成形構成部分の走行面上を長手方向に運
    動可能に支承されている支承部材のための掻取りユニッ
    トであって、支承部材の少くとも1つの端面には支持プ
    レートによって保持されている掻取り薄板が設けられて
    おり、該掻取り薄板の終端領域は、夾雑物を除去するた
    めに走行面の上に載置されている形式のものにおいて、
    掻取り薄板(5)が曲げ弾性的な複数の舌部(9から1
    1まで)を有し、該舌部は、掻取りユニットを支承部材
    (1)上に組み込む前には共通の1平面内に位置し、か
    つ組み込まれた状態では、その終端部が成形構成部分
    (2)の所属走行面区分にばね付勢されて当接している
    ことを特徴とする、支承部材のための掻取りユニット。
  2. 【請求項2】 保持プレート(4)には支承部材(1)
    の方に向いている側に、互いに当接している少くとも2
    つの掻取り薄板(5,6)が配置されており、その舌部
    (9から13まで)は、平らな状態では部分的に互いに
    オーバラップしているか又は互いにギャップを形成して
    おり、また組み込まれて成形構成部分(2)上にスライ
    ドせしめられた状態では、共通の閉鎖された輪郭を形成
    していることを特徴とする、請求項1記載の掻取りユニ
    ット。
  3. 【請求項3】 保持プレート(4)及び掻取り薄板
    (5,6)が、組み込みが容易なように互いに貼着され
    ていることを特徴とする、請求項2記載の掻取りユニッ
    ト。
  4. 【請求項4】 掻取り薄板(5,6)は、その夫々の1
    側部が貼着フォイルで積層されていることを特徴とす
    る、請求項3記載の掻取りユニット。
  5. 【請求項5】 保持プレート(4)及び掻取り薄板
    (5,6)は整合した孔を有し、該孔には支承部材
    (1)に固定するためのねじ(7,8,18)が差し込
    まれていることを特徴とする、請求項1から4までのい
    づれか1項記載の掻取りユニット。
  6. 【請求項6】 潤滑ニップル支持体(14)が、同時に
    ねじ(7)によって保持プレート(4)に固定されてい
    ることを特徴とする、請求項5記載の掻取りユニット。
  7. 【請求項7】 支承部材(1)に隣接する掻取り薄板
    (6)には、掻取りエッジ(17)を有してポリマー材
    料から成っている付加的な掻取り体が(16)が配置さ
    れていることを特徴とする、請求項1から6までのいづ
    れか1項記載の掻取りユニット。
  8. 【請求項8】 舌部(9から13まで)の掻取りエッジ
    が直線状であることを特徴とする、請求項1から7まで
    のいづれか1項記載の掻取りユニット。
  9. 【請求項9】 舌部(9)の掻取りエッジが、凹面状の
    曲線部を部分的に有していることを特徴とする、請求項
    1から8までのいづれか1項記載の掻取りユニット。
JP11353492A 1991-05-07 1992-05-06 支承部材のための掻取りユニット Expired - Lifetime JP3599751B2 (ja)

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DE4114892A DE4114892A1 (de) 1991-05-07 1991-05-07 Abstreifereinheit fuer ein linearlagerelement
DE4114892.4 1991-05-07

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JPH05280541A true JPH05280541A (ja) 1993-10-26
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EP (1) EP0512253B1 (ja)
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