JPH05279459A - 芳香族ポリエステル・ポリスチレン系共重合体及びその製造方法 - Google Patents

芳香族ポリエステル・ポリスチレン系共重合体及びその製造方法

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JPH05279459A
JPH05279459A JP4108366A JP10836692A JPH05279459A JP H05279459 A JPH05279459 A JP H05279459A JP 4108366 A JP4108366 A JP 4108366A JP 10836692 A JP10836692 A JP 10836692A JP H05279459 A JPH05279459 A JP H05279459A
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JP
Japan
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copolymer
bond
styrene
aromatic
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Withdrawn
Application number
JP4108366A
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English (en)
Inventor
Soichiro Kishimoto
聡一郎 岸本
Kenji Yasue
健治 安江
Akio Motoyama
秋男 本山
Takamasa Owaki
隆正 大脇
Masao Kimura
正生 木村
Koichi Fujishiro
光一 藤城
Hiroshi Oishi
浩 大石
Shinji Inaba
真司 稲葉
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Nippon Steel Corp
Unitika Ltd
Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Corp
Unitika Ltd
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Publication date
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  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光線透過性に優れていると共に光学的歪みが
特に小さく、しかも、流動性や機械的強度に優れた新規
な芳香族ポリエステル・ポリスチレン系共重合体および
製造方法を提供する。 【構成】 スチレン系繰り返し構造単位(A)と、下記
一般式(1) 【化1】 で表される特定の芳香族エステル繰り返し構造単位
(B)とを含み、各構造単位(A)と(B)とがエステ
ル結合及び/又はアミド結合によって連結されている芳
香族ポリエステル・ポリスチレン系共重合体であって、
A:Bが98:2〜20:80(繰り返し構造単位のモ
ル比)であり、かつ、数平均分子量が1,000以上で
ある芳香族ポリエステル・ポリスチレン系共重合体及び
その製造方法である。 【効果】 従来のものと比較して光線透過性に優れてお
り、また、共重合化していないスチレン系重合体の含有
量が低く、かつ、複屈折が低く、流動性や機械的強度に
優れている芳香族ポリエステル・ポリスチレン系共重合
体を提供できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、芳香族ポリエステル
・ポリスチレン系共重合体及びその製造方法に係り、さ
らに詳しくは、複屈折が低くかつ流動性や機械的強度に
優れていて光ディスク、光ファイバー、レンズ等の光学
部品の製造に有用な芳香族ポリエステル・ポリスチレン
系共重合体及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、透明性に優れていて、光学機器
の素材に適している芳香族ポリエステル系樹脂は、耐熱
性や機械的強度の優れているが、溶融粘度が高く加工し
難いという問題がある。加えて、射出成形等の熱成形加
工の際に、応力歪みが発生し、得られた製品は複屈折を
生じ易いという問題がある。このため最終製品が光ディ
スクや光ガ−ド保護膜等の場合には、この複屈折が読み
取りエラ−やノイズの原因となり、また、最終製品が光
ファイバ−の場合には、この複屈折が伝送損失を大きく
する原因になる等の問題がある。
【0003】このような欠点を解決するものとして、芳
香族ポリエステルと正負逆方向の複屈折を有する樹脂と
のブレンド物がある。さらに、互いに正負逆方向の複屈
折を有する樹脂をブレンドすれば複屈折の無い樹脂が得
られることが知られている(井上 隆、斉藤 拓著「機
能材料」1987年3月号、第21〜28頁)。しかし
ながら、一般に、芳香族ポリエステルとポリスチレンと
のブレンド物は、これら芳香族ポリエステルとポリスチ
レンとが互いに非相溶であり、たとえ両者の共重合体等
からなる相溶化剤を共存させてもミクロ相分離構造をと
り、このブレンド物を光磁気ディスク等の比較的短い波
長(780〜830nm)の光の透過が問題になる様な
用途に用いると、上記ミクロ相分離構造による光の散乱
が大きな問題となっていた。さらには、このようなミク
ロ相分離構造によって、材料の光学的な均一性が失われ
てしまうという問題があり、また、最近では短波長の小
型グリーンレーザ(波長532nm)が開発され、光学
的均一性に対する要求もより一層高度なものになってい
る。
【0004】このような問題点を解決する可能性がある
ものとして、例えば、特開昭58−225,113号公
報に例示されている芳香族ポリエステル・ポリスチレン
系共重合体がある。しかしながら、このような共重合体
であっても、やはりミクロ相分離構造を呈するため前述
したと同じ様な問題があり、より一層、相溶性を上げた
樹脂が必要とされている。また、この種の共重合体の製
造方法として、この公報には、芳香族ポリエステルの末
端に不飽和基を導入し、これをスチレン系モノマーとラ
ジカル共重合することにより芳香族ポリエステル・ポリ
スチレン系樹脂の製造する方法が開示されている。しか
しながら、この方法では、末端の不飽和基とスチレン系
モノマーの重合反応が起こるため、共重合化していない
ポリスチレン系重合体の含有率が多くなり、その結果と
して生成ポリマーの機械的強度が低下してしまうという
問題があった。そこで極端な場合には、この機械的物性
を維持するために生成ポリマー中に残留した共重合化し
ていないポリスチレン系重合体を除去する工程が必要に
なり、工業的生産としてこのような方法を適用すること
は困難であった。
【0005】そこで、本発明者らは、従来の芳香族ポリ
エステル・ポリスチレン系共重合体のもつ問題を解決
し、より透明性が高く光学的な歪が小さくかつ機械的な
強度に優れた樹脂およびその製造方法を開発すべく鋭意
検討した結果、特定の構造をもつ芳香族ポリエステルと
ポリスチレン系樹脂とからなる共重合体が優れた相溶性
を示して光学的に透明であり、さらに驚くべきことに
は、従来の共重合体に比較してより優れた流動性や機械
的強度を有することを見出し、また、酸ハライド基又は
ヒドロキシル基に対して反応性を有するスチレン系重合
体と、特定の芳香族ジオール又は芳香族酸ハライドを重
合することにより、このような共重合体が容易に得られ
ることを見出し、本発明を達成した。
【0006】
【発明が解決しよとする課題】従って、本発明の目的
は、光学的機器用の成形材料に適した新しい芳香族ポリ
エステル・ポリスチレン系共重合体及びその製造方法を
提供することにある。また、本発明の他の目的は、透明
性に優れているとともに光学的に均一であって、さらに
光学的な歪が小さく、しかも、流動性や機械的強度に優
れた芳香族ポリエステル・ポリスチレン系共重合体及び
その製造方法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、ス
チレン系繰り返し構造単位(A)と、下記一般式(1)
【0008】
【化3】
【0009】(但し、式中R1 、R2 、R3 及びR4
水素原子、炭素数1〜5のアルキル基及び炭素数1〜5
のアルコキシ基からなる群から選ばれた1価の基を示
し、これらR1 〜R4 は互いに同一であっても異なって
いてもよく、また、少なくとも一つは水素原子ではない
基を示し、Zは単純共有結合、炭素数1〜7のアルキリ
デン結合、エーテル結合又はスルフォン結合を表す)で
表される芳香族エステル繰り返し構造単位(B)とを含
み、各構造単位(A)と(B)とがエステル結合及び/
又はアミド結合によって連結されている芳香族ポリエス
テル・ポリスチレン系共重合体であって、A:Bが9
8:2〜20:80(繰り返し構造単位のモル比)であ
り、かつ、数平均分子量が1,000以上であることを
特徴とする芳香族ポリエステル・ポリスチレン系共重合
体である。
【0010】また、本発明は、末端に酸ハライド基と反
応しうる官能基又はヒドロキシル基と反応しうる官能基
を有するスチレン系重合体(C)と、下記一般式(2)
【0011】
【化4】
【0012】(但し、式中R1 、R2 、R3 及びR4
水素原子、炭素数1〜5のアルキル基及び炭素数1〜5
のアルコキシ基からなる群から選ばれた1価の基を示
し、これらR1 〜R4 は互いに同一であっても異なって
いてもよく、また、少なくとも一つは水素原子ではない
基を示し、Zは単純共有結合、炭素数1〜7のアルキリ
デン結合、エーテル結合又はスルフォン結合を表す)で
表される芳香族ジヒドロキシル化合物(D)と、芳香族
ジカルボン酸ジハライド(E)とを、C:(D+E)が
5:95〜95:5(重量比)となる割合で重合させる
ことを特徴とする芳香族ポリエステル・ポリスチレン系
共重合体の製造方法である。
【0013】本発明において、スチレン系繰り返し構造
単位を構成するモノマーとしては、スチレンの他に、後
述するスチレン誘導体であってもよく、これらが混合さ
れていてもよい。また、スチレン系繰り返し構造単位中
にはメタクリル酸エステルやアクリル酸エステル等のビ
ニル系モノマーが少量含まれていてもよい。これらビニ
ル系モノマーの割合は、全スチレン系繰り返し構造単位
中の単位数の0〜50モル%であり、共重合体の光学特
性を劣化しないためには0〜20モル%の範囲であるこ
とが好ましい。
【0014】本発明の共重合体中に存在する芳香族ポリ
エステル構造単位において、置換基R1 〜R4 として
は、水素原子のほかに、炭素数1〜5のアルキル基とし
て具体的にはメチル基、エチル基、プロピル基、イソプ
ロピル基、ブチル基、tert−ブチル基、ペンチル基
等が挙げられ、炭素数1〜5のアルコキシ基として具体
的にはメトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、イソプ
ロポキシ基、ブトキシ基、tert−ブトキシ基、ペン
トキシ基等が挙げられる。また、結合基Zとしては、結
合原子や原子団が介在しない共有結合からなる単純共有
結合やエーテル結合及びスルフォン結合のほか、炭素数
1〜7のアルキリデン基として具体的にはメチレン基、
エチリデン基、イソエチリデン基、プロピリデン基、イ
ソプロピリデン基、ブチリデン基、ペンチリデン基、ヘ
キシリデン基、ヘプチリデン基、イソブチリデン基、イ
ソペンチリデン基、イソヘキシリデン基、イソヘプチリ
デン基等で挙げられる。
【0015】本発明の芳香族ポリエステル・ポリスチレ
ン系共重合体は、スチレン換算の数平均分子量が1,0
00以上であり、より好ましくは1,000以上であっ
て500,000以下である。数平均分子量が1,00
0より低い共重合体は、ポリマーとしての物性が不十分
であるので好ましくない。
【0016】さらに、本発明の芳香族ポリエステル・ポ
リスチレン系共重合体は、使用する原料の組成、分子量
および製造方法により、また、反応原料である化合物の
反応性の相違により、種々の構造を包含することが可能
であり、例えばランダム共重合体、交互共重合体、ブロ
ック共重合体、グラフト共重合体またはこれらの重合体
の組み合わせ等が挙げられる。そして、後述の原料組成
の組み合わせに応じて、スチレン系繰り返し構造単位
(A)と芳香族エステル繰り返し構造単位(B)のモル
比A:Bが98:2〜20:80、好ましくは80:2
0〜30:70の範囲である。構造単位(A)の比率が
98を超えると共重合体の機械的特性が不十分であり、
反対に20より小さいと光学的な物性が損なわれるので
好ましくない。
【0017】次に、本発明の製造方法について説明す
る。先ず、本発明の芳香族ポリエステル・ポリスチレン
系共重合体を製造するために用いられるスチレン系ポリ
マー(C)は、末端に1個又は2個あるいは中間に1個
又は2個以上の酸ハライド及び/又は水酸基との反応性
のある官能基を有しているものであればいかなるもので
も使用できる。反応性基を例示すれば、酸ハライド基と
反応するものとしては、ヒドロキシル基やアミノ基等を
挙げることができ、また、水酸基と反応するものとして
は、酸ハライド基や酸無水物基等を挙げることができ
る。このスチレン系ポリマー(C)としては、好ましく
はポリマー鎖の片末端若しくは両末端に前記反応性基を
有するものがよく、より好ましくはその反応性を向上さ
せるために両末端に前記反応性基を有するものがよい。
このスチレン系ポリマー(C)のゲル浸透クロマトグラ
フィー(以下、GPCと略記する)で測定した数平均分
子量Mnは、200,000以下、好ましくは150,
000以下である。Mnが200,000を超えると共
重合体の重合反応率が低下する傾向があるので好ましく
ない。また、Mnと重量平均分子量Mwとの比(Mw/
Mn)が4.0以下であるスチレン系ポリマー(C)を
使用することが好ましい。Mw/Mnが4.0を超える
スチレン系ポリマー(C)を使用して共重合体を合成し
た場合、分子量の分布が広くなり共重合体の物性が低下
したりするので好ましくない。
【0018】本発明方法で用いるスチレン系ポリマー
(C)の製造に用いるスチレン系モノマーとしては、ス
チレンの他に例えば、o−,m−,p−メチルスチレ
ン、o−,m−,p−エチルスチレン、p−tert−
ブチルスチレン等のアルキル置換スチレン化合物類や、
o−,m−,p−クロルスチレン、ジクロルスチレン、
モノブロモスチレン、ジブロモスチレン,モノフルオロ
スチレン,ジフルオロスチレン等のハロゲン置換スチレ
ン化合物類や、α−メチルスチレン、α−エチルスチレ
ン等のα位アルキル置換スチレン化合物類や、これらを
適宜混合した混合物が挙げられる。もちろん、スチレン
系モノマーとしてはここに挙げたものに限定されるわけ
ではない。また、このスチレン系ポリマーは物性を改善
するために0〜50モル%、好ましくは0〜20モル%
の他のビニル系モノマー、例えば、メタクリル酸エステ
ル類、アクリル酸エステル類、酢酸ビニル、ブタジエ
ン、アクリロニトリル等を共重合せしめたものであって
もかまわない。
【0019】本発明で使用するスチレン系ポリマー
(C)の製造方法としては公知の方法を利用することが
できる。例えば、両末端にヒドロキシル基を有したスチ
レン系ポリマー(C)を得ようとする場合には、カルボ
キシル基を有するラジカル重合開始剤を使用してスチレ
ン系モノマーをラジカル重合して末端にカルボキシル基
を有する前記スチレン系ポリマーを調製した後、これを
ジヒドロキシ化合物とエステル化反応させて末端にヒド
ロキシル基を導入する方法が挙げられる。もちろん、ヒ
ドロキシル基を導入する方法は、この方法に限定される
ものではなく他の公知の方法も用いることができる。
【0020】本発明で用いる芳香族ジヒドロキシ化合物
(D)としては、前記一般式(2)で表される化合物を
利用することができる。例示すれば、4,4’−ジヒド
ロキシ−3−ブロモビフェニル、4,4’−ジヒドロキ
シ−3,3’−ジブロモビフェニル、4,4’−ジヒド
ロキシ−3,3,3’,3’−テトラメチルビフェニ
ル、4,4’−(1−メチルエチリデン)ビス(2−メ
チルフェノール)〔ビスフェノールC〕、2,2−ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパ
ン〔テトラメチルビスフェノールA〕、ビス(4−ヒド
ロキシ−3,5−ジメチルフェニル)メタン〔テトラメ
チルビスフェノールF〕、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジメトキシフェニル)プロパン、ビス(4
−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)エーテル、ビス
(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)エーテ
ル、ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジメチル)スルフ
ォン等及びこれらを適宜に混合した混合物を挙げること
ができる。
【0021】また、本発明の方法で用いられる芳香族ジ
カルボン酸ジハライド(E)としては、例えば、テレフ
タル酸ジクロライド、テレフタル酸ジブロマイド、イソ
フタル酸ジクロライド、イソフタル酸ジブロマイド、フ
タル酸ジクロライド等及びこれらを25〜75%の範囲
で適宜に混合した混合物をあげることができるが、これ
らの中でも特にテレフタル酸ジクロライドとイソフタル
酸ジクロライドの1:1混合物が好ましい。
【0022】本発明の芳香族ポリエステル・ポリスチレ
ン系共重合体を製造するために使用するスチレン系ポリ
マー(C)と、芳香族ジヒドロキシ化合物(D)と、芳
香族ジカルボン酸ジハライド(E)との使用割合は、適
宜変えることができるが、好適な光学および機械特性を
得るために、好ましくはスチレン系ポリマーの含有量を
10〜90重量%にする必要があり、このためにはスチ
レン系ポリマー(C)の重量と芳香族ジヒドロキシ化合
物(D)及び芳香族ジカルボン酸ジハライド(E)の重
量和との割合、すなわちC:(D+E)を重量比5:9
5〜95:5の範囲内にすることが望ましい。スチレン
系ポリマー(C)が10重量%より少ないと得られる共
重合体の複屈折が高くなる傾向があり、90重量%より
多いと得れる共重合体の機械的特性が低下するので好ま
しくない。また、芳香族ジヒドロキシ化合物と芳香族ジ
カルボン酸ジハライドの量は、ほぼ等モルになるように
使用するが、スチレン系ポリマーが酸ジハライドあるい
はヒドロキシル基との反応性基を有しているため、これ
に相当するモル数だけ芳香族ジカルボン酸ハライドある
いは芳香族ジヒドロキシ化合物を加減して使用すること
が好ましい。
【0023】本発明の芳香族ポリエステル・ポリスチレ
ン系共重合体を製造するための方法については、特に限
定されるものではなく、例えば、界面重合法や溶液重合
法等の公知の方法を利用することができる。
【0024】例えば、界面重合法としては、芳香族ジヒ
ドロキシ化合物のアルカリ水溶液と、水と相溶性のない
有機溶剤に溶解した末端に前記反応基を有するスチレン
系ポリマー重合体及び芳香族ジカルボン酸ハライドの混
合物とを混合攪拌することによって行なわれる。この界
面重合法で用いるアルカリとしては水酸化ナトリウムや
水酸化カリウムが好ましく、また、有機溶剤としては、
スチレン系ポリマー及び芳香族ジカルボン酸ジハライド
と反応せず、スチレン系ポリマー、芳香族ジカルボン酸
ジハライド及び生成する芳香族ポリエステル・ポリスチ
レン系共重合体のいずれに対しても良溶媒であるもので
あればよく、好ましくは水と完全に相溶しないものが望
ましい。このような有機溶剤としては、例えば、ジクロ
ロメタン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、
1,1,2,2−テトラクロロエタンのようなハロゲン
化炭化水素類、クロロベンゼン,o−,m−,p−ジク
ロロベンゼン等の芳香族ハロゲン化合物類、ベンゼン、
トルエン、キシレンのような芳香族炭化水素類及びこれ
らを適宜混合した混合物を挙げることができる。さら
に、この界面重合法においては、重合反応を促進するた
めにトリメチルベンジルアンモニウムハライド、トリエ
チルベンジルアンモニウムハライド、トリブチルベンジ
ルアンモニウムハライド、テトラブチルアンモニウムハ
ライド等の第四級アンモニウム塩を添加してもよい。ハ
ライドとしては、Cl、Br、I等が好ましい。界面重
合反応は、2〜50℃、好ましくは5〜50℃の温度
で、攪拌下に5分〜8時間程度の重合時間で行なわれ
る。
【0025】また、溶液重合法は、アルカリの存在下で
前記芳香族ジヒドロキシル化合物と末端に前記反応基を
有するスチレン系ポリマー及び芳香族ジカルボン酸ハラ
イドの混合物とを有機溶媒中で混合攪拌することによっ
て行なわれる。この溶液重合に用いるアルカリとして
は、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化カルシ
ウム等の無機塩基性化合物の他に、トリエチルアミン、
トリブチルアミン、ピリジン等の第三級アミン類や、D
BUやDBN等の有機強塩基性化合物等が好適に用いら
れ、また、溶媒としては、スチレン系ポリマー及び芳香
族ジカルボン酸ジハライドと反応せず、芳香族ジヒドロ
キシル化合物、スチレン系ポリマー、芳香族ジカルボン
酸ジハライド及び生成する芳香族ポリエステル・ポリス
チレン系共重合体のいずれに対しても良溶媒であるもの
であれば特に限定されない。これらを例示すれば、ベン
ゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素化合物
や、ジクロロメタン、1,2−ジクロロエタン、クロロ
フォルム、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、等のハ
ロゲン化炭化水素類や、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン、ジメチルホルムアミド、ジメチルスルフォキシド、
ピリジン等あるいはこれらを適宜混合したものを挙げる
ことができる。溶液重合反応は2〜70℃、好ましくは
5〜50℃の温度で攪拌下に1〜48時間程度の重合時
間で行われる。また、分子量を調整するために、o,
m,p−クレゾール,o,m,p−フェニルフェノー
ル、p−tert−ブチルフェノール等の一官能性フェ
ノール化合物を添加することもできる。
【0026】このような界面重合や溶液重合の反応終了
後に重合溶媒から生成した目的の共重合体を単離し、精
製する方法として、公知の種々の方法を採用することが
できる。例えば、重合終了後、必要に応じて濾過又は抽
出等の洗浄操作を施した後、共重合体を含む重合溶液を
アセトン、メタノール等のこの共重合体を溶かさず未反
応物を溶かすような溶媒中に注入してポリマーを析出さ
せ、濾過し、乾燥させて目的とする共重合体を単離する
方法が挙げられる。さらに、生成ポリマー中の共重合し
ていないスチレン系ポリマーを除去する必要があるとき
は、シクロヘキサン等のスチレン系ポリマーだけを溶解
する溶媒を使用して、そのスチレン系ポリマーだけを選
択的に溶解除去させてもよい。
【0027】本発明の芳香族ポリエステル・ポリスチレ
ン系共重合体は、良好な流動性を有し、透明性が高く、
かつ複屈折の低い光学機器用素材としてそれ自体でも好
適に用いられるが、芳香族ポリエステルとスチレン系重
合体のブレンド物に添加し、このブレンド物の引張強
度、曲げ強度、曲げ弾性率等を強化するための相溶化剤
として使用することができる。
【0028】
【実施例】以下、参考例、実施例を掲げ、本発明をさら
に詳しく説明する。 参考例1〜2 〔スチレン系重合体(C’)の製造例〕4,4’−アゾ
ビス−4−シアノバレリックアシッド(ACVA)を重
合開始剤として使用し、スチレン100重量部を90℃
でラジカル重合した。ACVAは1,4−ジオキサンに
溶解し、重合開始初期の他に重合中にも連続的に添加し
た。初期に添加するACVA及び連続的に添加するAC
VAの濃度を変化させ、表1に示すスチレン系ポリマー
(C’)を得た。なお、分子量の測定は東洋曹達(株)
製GPC測定装置HLC−802Aを使用した。ポリマ
ー1分子が有するカルボキシル基の平均数は三菱化成工
業株式会社製自動滴定装置GT−05型を使用してポリ
マー溶液を水酸化ナトリウム溶液で中和滴定することに
より測定した。
【0029】参考例3〜4 〔スチレン系ポリマー(C’)からヒドロキシル基を末
端に有するスチレン系ポリマー(C)の製造〕参考例1
〜2で製造したスチレン系ポリマー(C’)100重量
部をジクロロメタンに溶解し、これに3〜7重量部のビ
スフェノールAを加えてエステル化し、末端ヒドロキシ
ル基を有するスチレン系ポリマー(C)を製造した。末
端のヒドロキシル基量は、参考例1〜2と同じ方法で未
反応のカルボキシル基を定量することにより決定した。
結果を表2に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【表2】
【0032】実施例1〜2 攪拌装置付ナス型フラスコを使用し、参考例3〜4で製
造したスチレン系ポリマー(C)100重量部とテレフ
タル酸ジクロライド及びイソフタル酸ジクロライドの各
々29重量部とをジクロロメタン1000重量部に溶解
し、触媒として水酸化カルシウム0.1重量部及びトリ
エチルアミン0.01重量部を添加して1時間攪拌し、
ポリスチレン末端の酸クロライド化を行なった。次い
で、別の攪拌装置付丸底フラスコ内に1N−水酸化ナト
リウム水溶液630重量部を仕込み、テトラメチルビス
フェノールA79.7重量部を溶解し、触媒としてトリ
−n−ブチルベンジルアンモニウムクロライド0.05
重量部を添加した。このようにして調製した溶液中に、
先に調製した酸クロライド溶液を添加し、添加終了後2
時間攪拌して界面重合を行なった。重合終了後、水相と
有機相とを分離し、有機相を1N−酢酸水溶液630重
量部で中和した後、洗浄し、この有機相だけを抽出して
1,000重量部のクロロホルムに溶解した。このクロ
ロホルム溶液を1μmのフィルターを用いて濾過した
後、10,000重量部のメタノール中に添加し、ポリ
マーを沈澱させた。得られたポリマーの沈澱物は濾別
し、メタノールで洗浄した後、真空乾燥機で乾燥した。
【0033】実施例3〜4 攪拌装置付ナス型フラスコ中に参考例3〜4で製造した
スチレン系ポリマー(C)100重量部と、テトラメチ
ルビスフェノールA79.7重量部及びトリエチルアミ
ン2.5重量部とジクロロメタン800重量部とを仕込
んで溶解し、さらに水酸化カルシウム55重量部を添加
して懸濁させたまま、テレフタル酸ジクロライド及びイ
ソフタル酸ジクロライドの各々29重量部をジクロロメ
タン200重量部に溶解したものを滴下した。滴下終了
後2時間攪拌して溶液重合を行なった。この重合終了
後、重合溶媒を1N−酢酸水溶液630重量部で中和
し、洗浄した。このジクロロメタン溶液を1μmのフィ
ルターを用いて濾過した後、10000重量部のメタノ
ール中に添加し、ポリマーを沈澱させた。得られたポリ
マーの沈澱物は濾別し、メタノールで洗浄した後、真空
乾燥機で乾燥した。
【0034】この様にして得られたポリマーの平均分子
量を上記参考例1〜2と同様にして測定した。結果を表
3に示す。なお、実施例1〜2及び3〜4で使用したス
チレン系ポリマー(C)は、それぞれ参考例3〜4で合
成したスチレン系ポリマー(C)である。また、実施例
1〜4で重合したポリマーを塩化メチレンに溶解して2
0重量%溶液とし、安田精機株式会社製のAutoma
tic film applicator No542
−AB−Sを使用して100μm厚のフィルムを作成
し、このフィルムを12時間室温で放置し、更に100
℃の真空乾燥器内で12時間乾燥して溶媒を除去した。
このようにして得られたフィルムを佐竹化学機械工業株
式会社製熱風循環式一軸延伸装置を使用して215〜2
20℃で10〜50%延伸し、フィルムの複屈折をニコ
ン株式会社製optical−pol偏光顕微鏡(波長
546nm)で測定した。結果を表4に示す。さらに、
日立製作所株式会社製分光光度計U3120で830及
び530nmの光線透過率を測定した。結果を表5に示
す。
【0035】比較例1 特開昭58−157,844号公報に記載された実施例
に従い、モル比1:1の割合でテレフタル酸ジクロライ
ドとイソフタル酸ジクロライドとを混合して得られた混
合酸クロライド203g及びメタクリル酸クロライド
4.18gの塩化メチレン溶液と、ビスフェノールA2
33gの水酸化ナトリウム水溶液とから、界面重合法に
より末端にメタクリル基を有するポリエステルを製造し
た。上記参考例と同様にGPCを使用して数平均分子量
Mnを測定した結果、4,000であった。このポリエ
ステルとスチレンモノマーを窒素雰囲気下で重量比1:
1の割合で加熱下(130℃)混合し、20時間重合し
た。生成したポリマーを実施例1〜3と同様にして回収
し、共重合体の分子量、組成、及び共重合化していない
ポリスチレンの含有量を測定した。結果を表3に示す。
さらに、本法で重合した生成物を実施例1と同様にして
成膜した。
【0036】比較例2 市販されている芳香族ポリエステル〔Uポリマー“U−
100”、ユニチカ(株)製〕100gを使用して実施
例1〜3と同様の方法で複屈折を測定した。結果を表4
に示す。
【0037】比較例3 市販されている芳香族ポリエステル〔Uポリマー“U−
100”、ユニチカ(株)製〕10gと参考例3で得た
ポリスチレン10gとを塩化メチレンに溶解させて20
重量%の溶液とした。この溶液を用いて実施例と同様に
キャストフィルムを作成し、光線透過率を測定した。こ
の結果を表5に示す。
【0038】上記実施例及び比較例の結果から、以下の
事項が判明した。 実施例1〜4の結果から、本発明の製造法により芳
香族ポリエステル・ポリスチレン系共重合体を製造する
ことができる。 実施例1〜4と比較例2との比較から、本発明の芳
香族ポリエステル・ポリスチレン系共重合体は延伸下で
も複屈折を低下できる。 実施例1〜4と比較例1,3の比較から、本発明の
芳香族ポリエステル・ポリスチレン系共重合体は優れた
光線透過性を有している。
【0039】
【表3】
【0040】
【表4】
【0041】
【表5】
【0042】
【発明の効果】本発明の芳香族ポリエステル・ポリスチ
レン系共重合体は、従来のものと比較して光線透過性に
優れており、また、共重合化していないスチレン系重合
体の含有量が低く、かつ、その複屈折が低い。従って、
本発明の芳香族ポリエステル・ポリスチレン系共重合体
は、良好な光学機器素材として使用可能であり、また、
芳香族ポリエステルとスチレン系重合体のブレンド物中
に添加して相溶性を増加させ、ブレンド物の引張強度、
曲げ強度、曲げ弾性率を強化する目的でも使用すること
もできる。また、本発明の方法によれば、このような芳
香族ポリエステル・ポリスチレン系共重合体を容易に製
造することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安江 健治 京都府宇治市宇治小桜23番地、ユニチカ株 式会社中央研究所内 (72)発明者 本山 秋男 京都府宇治市宇治小桜23番地、ユニチカ株 式会社中央研究所内 (72)発明者 大脇 隆正 京都府宇治市宇治小桜23番地、ユニチカ株 式会社中央研究所内 (72)発明者 木村 正生 神奈川県川崎市中原区井田1618番地、新日 本製鐵株式会社先端技術研究所内 (72)発明者 藤城 光一 神奈川県川崎市中原区井田1618番地、新日 本製鐵株式会社先端技術研究所内 (72)発明者 大石 浩 神奈川県川崎市中原区井田1618番地、新日 本製鐵株式会社先端技術研究所内 (72)発明者 稲葉 真司 神奈川県川崎市中原区井田1618番地、新日 本製鐵株式会社先端技術研究所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スチレン系繰り返し構造単位(A)と、
    下記一般式(1) 【化1】 (但し、式中R1 、R2 、R3 及びR4 は水素原子、炭
    素数1〜5のアルキル基及び炭素数1〜5のアルコキシ
    基からなる群から選ばれた1価の基を示し、これらR1
    〜R4 は互いに同一であっても異なっていてもよく、ま
    た、少なくとも一つは水素原子ではない基を示し、Zは
    単純共有結合、炭素数1〜7のアルキリデン結合、エー
    テル結合又はスルフォン結合を表す)で表される芳香族
    エステル繰り返し構造単位(B)とを含み、各構造単位
    (A)と(B)とがエステル結合及び/又はアミド結合
    によって連結されている芳香族ポリエステル・ポリスチ
    レン系共重合体であって、A:Bが98:2〜20:8
    0(繰り返し構造単位のモル比)であり、かつ、数平均
    分子量が1,000以上であることを特徴とする芳香族
    ポリエステル・ポリスチレン系共重合体。
  2. 【請求項2】 末端に酸ハライド基と反応しうる官能基
    又はヒドロキシル基と反応しうる官能基を有するスチレ
    ン系重合体(C)と、下記一般式(2) 【化2】 (但し、式中R1 、R2 、R3 及びR4 は水素原子、炭
    素数1〜5のアルキル基及び炭素数1〜5のアルコキシ
    基からなる群から選ばれた1価の基を示し、これらR1
    〜R4 は互いに同一であっても異なっていてもよく、ま
    た、少なくとも一つは水素原子ではない基を示し、Zは
    単純共有結合、炭素数1〜7のアルキリデン結合、エー
    テル結合又はスルフォン結合を表す)で表される芳香族
    ジヒドロキシル化合物(D)と、芳香族ジカルボン酸ジ
    ハライド(E)とを、C:(D+E)が5:95〜9
    5:5(重量比)となる割合で重合させることを特徴と
    する芳香族ポリエステル・ポリスチレン系共重合体の製
    造方法。
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