JPH05278353A - 感熱転写用受像シ−ト及びその製造方法 - Google Patents
感熱転写用受像シ−ト及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH05278353A JPH05278353A JP4080030A JP8003092A JPH05278353A JP H05278353 A JPH05278353 A JP H05278353A JP 4080030 A JP4080030 A JP 4080030A JP 8003092 A JP8003092 A JP 8003092A JP H05278353 A JPH05278353 A JP H05278353A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- image
- receiving sheet
- heat
- intermediate layer
- aronix
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 耐ブロッキング性に優れると同時に高濃度で
高画質の感熱転写用受像シ−トを提供する事である。 【構成】 支持体上に表面の平均粗さが中心線平均粗さ
(Ra)で0.5μ以下で、しかも微少空孔を含有した
ラジカル重合性組成物を主成分とする中間層と該中間層
上に受像層を設けた感熱転写用受像シ−ト。 【効果】 熱ヘッドによる印字評価で耐ブロッキング性
に優れると同時に高濃度で高画質な感熱転写用受像シ−
トが得られる。
高画質の感熱転写用受像シ−トを提供する事である。 【構成】 支持体上に表面の平均粗さが中心線平均粗さ
(Ra)で0.5μ以下で、しかも微少空孔を含有した
ラジカル重合性組成物を主成分とする中間層と該中間層
上に受像層を設けた感熱転写用受像シ−ト。 【効果】 熱ヘッドによる印字評価で耐ブロッキング性
に優れると同時に高濃度で高画質な感熱転写用受像シ−
トが得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、耐ブロッキング性に優
れると共に高濃度で高画質の感熱転写用受像シ−トに関
するものである。
れると共に高濃度で高画質の感熱転写用受像シ−トに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カラーハードコピーの一手段とし
て、特に多色階調性画像の再現に昇華型感熱転写方式の
プリンターが用いられている。このような昇華型感熱転
写方式のプリンターの原理は、画像を電気信号に変換
し、さらにこの電気信号をサーマルヘッドにより熱信号
に変換して昇華型インクが塗布されたシート(インクド
ナーシート)を加熱し、昇華したインクをインクドナー
シートに密着した受像シ−トで固定し、画像を再生する
ものである。このような方式で高濃度、高画質を得る為
には、インクドナ−シ−トと受像シ−ト間の熱伝達性を
向上させる事が大事であり、例えば、特開平2−274
592号公報、特開平3−221490号公報の如く発
泡ポリプロピレンフィルムを支持体と受像層の間に設け
る事により、気泡の断熱効果で加えた熱量を有効に染料
の移行に費やし、転写濃度を向上させる試みが行なわれ
ている。
て、特に多色階調性画像の再現に昇華型感熱転写方式の
プリンターが用いられている。このような昇華型感熱転
写方式のプリンターの原理は、画像を電気信号に変換
し、さらにこの電気信号をサーマルヘッドにより熱信号
に変換して昇華型インクが塗布されたシート(インクド
ナーシート)を加熱し、昇華したインクをインクドナー
シートに密着した受像シ−トで固定し、画像を再生する
ものである。このような方式で高濃度、高画質を得る為
には、インクドナ−シ−トと受像シ−ト間の熱伝達性を
向上させる事が大事であり、例えば、特開平2−274
592号公報、特開平3−221490号公報の如く発
泡ポリプロピレンフィルムを支持体と受像層の間に設け
る事により、気泡の断熱効果で加えた熱量を有効に染料
の移行に費やし、転写濃度を向上させる試みが行なわれ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記の方法に
おいては、ポリプロピレンフィルムが耐熱性の点で劣る
為、加熱により溶融又は昇華して染料を受像層に移行し
た場合、その熱が受像層のみでなく中間層まで達し、ド
ナ−シ−トと受像シ−ト間でブロッキングを起こし易い
事が問題であった。この事は、特に高濃度な画像を得る
ために高い熱エネルギ−を加えた場合、顕著に現れる。
又、プリント速度の高速化も必然的に熱印字温度の増大
に結び付く為、尚更上記の事態を悪化させる傾向があっ
た。従って本発明においては、耐熱性と断熱性に優れた
中間層を支持体と受像層の間に設けると同時に、高画質
の画像を得る為に該中間層を高平滑にする事に目的があ
る。
おいては、ポリプロピレンフィルムが耐熱性の点で劣る
為、加熱により溶融又は昇華して染料を受像層に移行し
た場合、その熱が受像層のみでなく中間層まで達し、ド
ナ−シ−トと受像シ−ト間でブロッキングを起こし易い
事が問題であった。この事は、特に高濃度な画像を得る
ために高い熱エネルギ−を加えた場合、顕著に現れる。
又、プリント速度の高速化も必然的に熱印字温度の増大
に結び付く為、尚更上記の事態を悪化させる傾向があっ
た。従って本発明においては、耐熱性と断熱性に優れた
中間層を支持体と受像層の間に設けると同時に、高画質
の画像を得る為に該中間層を高平滑にする事に目的があ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記のよ
うな問題点を解決する手段を鋭意研究した結果、以下の
ような方法を見いだすに至った。即ち、本発明の感熱転
写用受像シ−トは、熱溶融型又は熱移行型の感熱転写用
受像シ−トにおいて、支持体上にラジカル重合性組成物
を主成分とし、且つ微細空孔を有する中間層と受像層を
順次塗設してなるものであり、断熱効果を得て高濃度を
達成し、該中間層を構成する樹脂が放射線により架橋す
るラジカル重合性組成物である事により高い耐熱性を達
成して、耐ブロッキング性に優れ、しかも該中間層の中
心線平均粗さ(Ra)が0.5μ以下である層上に受像
層を塗布する事でより高画質な画像を得る事が出来た。
うな問題点を解決する手段を鋭意研究した結果、以下の
ような方法を見いだすに至った。即ち、本発明の感熱転
写用受像シ−トは、熱溶融型又は熱移行型の感熱転写用
受像シ−トにおいて、支持体上にラジカル重合性組成物
を主成分とし、且つ微細空孔を有する中間層と受像層を
順次塗設してなるものであり、断熱効果を得て高濃度を
達成し、該中間層を構成する樹脂が放射線により架橋す
るラジカル重合性組成物である事により高い耐熱性を達
成して、耐ブロッキング性に優れ、しかも該中間層の中
心線平均粗さ(Ra)が0.5μ以下である層上に受像
層を塗布する事でより高画質な画像を得る事が出来た。
【0005】以下本発明を詳細に説明する。熱転写受像
シ−トに使用し得る支持体としては、通常、アート紙、
コ−ト紙等のコーテッド紙や普通紙原紙、又はポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、
ポリアミド等の合成樹脂フィルム、またはこれらの合成
樹脂を紙に片面、または両面にラミネートしたラミネー
ト紙、合成紙、上記材料の張り合わせ等による複合素材
などが考えられるが、支持体上にラジカル重合性組成物
を塗布後の中間層の表面粗さが、中心線平均粗さ(R
a)で0.5μ以下、特に好ましくは0.2μ以下であ
る限り、特に素材に限定される事がないが高平滑な支持
体が好ましい。
シ−トに使用し得る支持体としては、通常、アート紙、
コ−ト紙等のコーテッド紙や普通紙原紙、又はポリエチ
レン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート、
ポリアミド等の合成樹脂フィルム、またはこれらの合成
樹脂を紙に片面、または両面にラミネートしたラミネー
ト紙、合成紙、上記材料の張り合わせ等による複合素材
などが考えられるが、支持体上にラジカル重合性組成物
を塗布後の中間層の表面粗さが、中心線平均粗さ(R
a)で0.5μ以下、特に好ましくは0.2μ以下であ
る限り、特に素材に限定される事がないが高平滑な支持
体が好ましい。
【0006】熱により溶融又は昇華して移行する染料を
受容する受像層を構成する樹脂としては、染料との相互
作用が強く、染料が安定して樹脂中に拡散しうるもので
あればいずれも好適に使用しうるが、例えば、エステル
結合を有するものとしては、ポリエステル樹脂、ポリア
クリル酸エステル樹脂、ポリカ−ボネ−ト樹脂、ポリ酢
酸ビニル樹脂、スチレンアクリレ−ト樹脂等;又、ウレ
タン結合を有するものとしては、ポリウレタン樹脂;ア
ミド結合を有するものとしては、ポリアミド樹脂(ナイ
ロン);尿素結合を有するものとしては、尿素樹脂;更
に、その他の極性の高い結合を有するものとしては、ポ
リカプロラクトン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリアクリロニトリル樹脂等が使用でき、又は、
上記樹脂の構成単位の内の1種以上を主成分とする共重
合体、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチ
レン−ブタジエン共重合体等として使用する事もでき、
更に、上記樹脂を単独又は2種以上混合して使用するこ
とが出来る。又、上記の樹脂は、水又は有機溶媒に溶解
して中間層上に塗布するか、水溶液中に乳化してエマル
ジョンとして塗布することも出来る。
受容する受像層を構成する樹脂としては、染料との相互
作用が強く、染料が安定して樹脂中に拡散しうるもので
あればいずれも好適に使用しうるが、例えば、エステル
結合を有するものとしては、ポリエステル樹脂、ポリア
クリル酸エステル樹脂、ポリカ−ボネ−ト樹脂、ポリ酢
酸ビニル樹脂、スチレンアクリレ−ト樹脂等;又、ウレ
タン結合を有するものとしては、ポリウレタン樹脂;ア
ミド結合を有するものとしては、ポリアミド樹脂(ナイ
ロン);尿素結合を有するものとしては、尿素樹脂;更
に、その他の極性の高い結合を有するものとしては、ポ
リカプロラクトン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩化ビ
ニル、ポリアクリロニトリル樹脂等が使用でき、又は、
上記樹脂の構成単位の内の1種以上を主成分とする共重
合体、例えば、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体、スチ
レン−ブタジエン共重合体等として使用する事もでき、
更に、上記樹脂を単独又は2種以上混合して使用するこ
とが出来る。又、上記の樹脂は、水又は有機溶媒に溶解
して中間層上に塗布するか、水溶液中に乳化してエマル
ジョンとして塗布することも出来る。
【0007】又、本発明において、受像層に添加して使
用する離型剤は、ブロッキング防止の目的で使用され
る。つまり、中間層に使用するラジカル重合性組成物
は、高光沢が得やすいと共に耐熱性に優れ、支持体の熱
軟化によるブロッキングを防止する目的を有している
が、直接ドナ−シ−トのインク層と接する受像層にもブ
ロッキング対策は必要であり、例えば、高級脂肪酸又は
そのエステル、アミド又はその金属塩、セラックワック
ス、モンタンワックス、カルナバワックス、ポリエチレ
ンワックス等のワックス類やテフロンパウダ−;フッ素
系、燐酸エステル系の界面活性剤;シリコ−ンオイル等
が挙げられる。又、シリコ−ンオイルとしては、アミノ
変性シリコ−ン、エポキシ変性シリコ−ン、アルキッド
変性シリコ−ン等の変性シリコ−ンオイルなども使用さ
れる。又、シリコン化合物として、硬化型のシリコン化
合物も必要により用いる事が出来る。硬化型のシリコン
化合物としては、反応硬化型、電離放射線硬化型、触媒
硬化型等が挙げられる。
用する離型剤は、ブロッキング防止の目的で使用され
る。つまり、中間層に使用するラジカル重合性組成物
は、高光沢が得やすいと共に耐熱性に優れ、支持体の熱
軟化によるブロッキングを防止する目的を有している
が、直接ドナ−シ−トのインク層と接する受像層にもブ
ロッキング対策は必要であり、例えば、高級脂肪酸又は
そのエステル、アミド又はその金属塩、セラックワック
ス、モンタンワックス、カルナバワックス、ポリエチレ
ンワックス等のワックス類やテフロンパウダ−;フッ素
系、燐酸エステル系の界面活性剤;シリコ−ンオイル等
が挙げられる。又、シリコ−ンオイルとしては、アミノ
変性シリコ−ン、エポキシ変性シリコ−ン、アルキッド
変性シリコ−ン等の変性シリコ−ンオイルなども使用さ
れる。又、シリコン化合物として、硬化型のシリコン化
合物も必要により用いる事が出来る。硬化型のシリコン
化合物としては、反応硬化型、電離放射線硬化型、触媒
硬化型等が挙げられる。
【0008】更に、必要により、染料、顔料、湿潤剤、
消泡剤、分散剤、帯電防止剤、蛍光増白剤、紫外線吸収
剤、光安定化剤等の添加剤を含有することも出来る。特
に顔料に関しては、シリカ、炭酸カルシウム、カオリ
ン、クレ−、酸化亜鉛、硫酸バリウム、酸化チタン等に
代表される無機質粒子を熱可塑性樹脂層又はラジカル重
合性組成物層に含有させる事で、ブロッキング改良の目
的を達成することが出来る。
消泡剤、分散剤、帯電防止剤、蛍光増白剤、紫外線吸収
剤、光安定化剤等の添加剤を含有することも出来る。特
に顔料に関しては、シリカ、炭酸カルシウム、カオリ
ン、クレ−、酸化亜鉛、硫酸バリウム、酸化チタン等に
代表される無機質粒子を熱可塑性樹脂層又はラジカル重
合性組成物層に含有させる事で、ブロッキング改良の目
的を達成することが出来る。
【0009】本発明の中間層に用いられる紫外線、ある
いは電子線重合性樹脂としては、分子末端に又は分子側
鎖にアクリロイル基、メタクリロイル基、またはエポキ
シ基などの反応基を有する化合物で、不飽和ポリエステ
ル、変性不飽和ポリエステル、アクリル系ポリマー、ア
クリル系モノマー、メタクリル系ポリマー、メタクリル
系モノマーおよびビニル型不飽和結合を有するモノマー
またはオリゴマー、エポキシ化合物などが単体でまたは
他の溶剤とともに使用できる。以下代表的なものを例示
する。
いは電子線重合性樹脂としては、分子末端に又は分子側
鎖にアクリロイル基、メタクリロイル基、またはエポキ
シ基などの反応基を有する化合物で、不飽和ポリエステ
ル、変性不飽和ポリエステル、アクリル系ポリマー、ア
クリル系モノマー、メタクリル系ポリマー、メタクリル
系モノマーおよびビニル型不飽和結合を有するモノマー
またはオリゴマー、エポキシ化合物などが単体でまたは
他の溶剤とともに使用できる。以下代表的なものを例示
する。
【0010】(a)ポリエステルアクリレート、ポリエ
ステルメタクリレート;例えば、アロニックスM−53
00、アロニックスM−5400、アロニックスM−5
500、アロニックスM−5600、アロニックスM−
5700、アロニックスM−6100、アロニックスM
−6200、アロニックスM−6300、アロニックス
M−6500、アロニックスM−7100、アロニック
スM−8030、アロニックスM−8060、アロニッ
クスM−8100(以上、東亜合成化学工業(株)商品
名)、ビスコート700、ビスコート3700(以上、
大阪有機化学工業(株)商品名)、カヤラッドHX−2
20、カヤラッドHX−620(以上、日本化薬(株)
商品名)
ステルメタクリレート;例えば、アロニックスM−53
00、アロニックスM−5400、アロニックスM−5
500、アロニックスM−5600、アロニックスM−
5700、アロニックスM−6100、アロニックスM
−6200、アロニックスM−6300、アロニックス
M−6500、アロニックスM−7100、アロニック
スM−8030、アロニックスM−8060、アロニッ
クスM−8100(以上、東亜合成化学工業(株)商品
名)、ビスコート700、ビスコート3700(以上、
大阪有機化学工業(株)商品名)、カヤラッドHX−2
20、カヤラッドHX−620(以上、日本化薬(株)
商品名)
【0011】(b)エポキシアクリレート、エポキシメ
タクリレート;例えば、NKエステル、EA−800、
NKエステル、EPM−800(以上、新中村化学
(株)商品名)、ビスコート600、ビスコート540
(以上、大阪有機化学工業(株)商品名)、フオトマー
3016、フオトマー3082(以上、サンノプコ
(株)商品名)
タクリレート;例えば、NKエステル、EA−800、
NKエステル、EPM−800(以上、新中村化学
(株)商品名)、ビスコート600、ビスコート540
(以上、大阪有機化学工業(株)商品名)、フオトマー
3016、フオトマー3082(以上、サンノプコ
(株)商品名)
【0012】(c)ウレタンアクリレート、ウレタンメ
タクリレート;例えば、アロニックスM−1100、ア
ロニックスM−1200、アロニックスM−1210、
アロニックスM−1250、アロニックスM−126
0、アロニックスM−1300、アロニックスM−13
10(以上、東亜合成化学工業(株)商品名)、ビスコ
ート812、ビスコート823、ビスコート823(以
上、大阪有機化学工業(株)商品名)、NKエステル、
U−108−A、NKエステル、U−4HA(以上、新
中村化学(株)商品名)
タクリレート;例えば、アロニックスM−1100、ア
ロニックスM−1200、アロニックスM−1210、
アロニックスM−1250、アロニックスM−126
0、アロニックスM−1300、アロニックスM−13
10(以上、東亜合成化学工業(株)商品名)、ビスコ
ート812、ビスコート823、ビスコート823(以
上、大阪有機化学工業(株)商品名)、NKエステル、
U−108−A、NKエステル、U−4HA(以上、新
中村化学(株)商品名)
【0013】(d)単官能アクリレート、単官能メタク
リレート;例えば、メチルアクリレート、エチルアクリ
レート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレー
ト、フェノキシエチルアクリレート、シクロヘキシルア
クリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジル
アクリレート、グリシジルメタクリレート、N、N−ジ
メチルアミノエチルアクリレート、N、N−ジメチルア
ミノエチルメタクリレート、N、N−ジエチルアミノエ
チルメタクリレート、ブトキシエチルアクリレートな
ど。エチレンオキシド変性フェノキシ化りん酸アクリレ
ートエチレンオキシド変性ブトキシ化りん酸アクリレー
ト、この他に東亜合成化学工業(株)の商品名でいえば
アロニックスM−101、アロニックスM−102、ア
ロニックスM−111、アロニックスM−113、アロ
ニックスM−114、アロニックスM−117、アロニ
ックスM−152、アロニックスM−154などが挙げ
られる。
リレート;例えば、メチルアクリレート、エチルアクリ
レート、ブチルアクリレート、2−エチルヘキシルアク
リレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート、2−ヒ
ドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシプロピ
ルアクリレート、テトラヒドロフルフリルアクリレー
ト、フェノキシエチルアクリレート、シクロヘキシルア
クリレート、シクロヘキシルメタクリレート、ベンジル
アクリレート、グリシジルメタクリレート、N、N−ジ
メチルアミノエチルアクリレート、N、N−ジメチルア
ミノエチルメタクリレート、N、N−ジエチルアミノエ
チルメタクリレート、ブトキシエチルアクリレートな
ど。エチレンオキシド変性フェノキシ化りん酸アクリレ
ートエチレンオキシド変性ブトキシ化りん酸アクリレー
ト、この他に東亜合成化学工業(株)の商品名でいえば
アロニックスM−101、アロニックスM−102、ア
ロニックスM−111、アロニックスM−113、アロ
ニックスM−114、アロニックスM−117、アロニ
ックスM−152、アロニックスM−154などが挙げ
られる。
【0014】(e)多官能アクリレート、多官能メタク
リレート;例えば、1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レート、 1,6−ヘキサンジオールジメタクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ジエチレ
ングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコール
ジアクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレ
ート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、ポリ
プロピレングリコールジメタクリレート、ペンタエリス
リトールジアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレート、イソシアヌル酸ジアクリレート、ペン
タエリスリトールトリアクリレート、イソシアヌル酸ト
リアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、エ
チレンオキシド変性ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート、プロピレンオキシド変性ペンタエリスリトール
テトラアクリレート、プロピレンオキシド変性ジペンタ
エリスリトールポリアクリレート、エチレンオキシド変
性ジペンタエリスリトールポリアクリレートなどが挙げ
られる。東亜合成化学工業(株)の商品名でいえばアロ
ニックスM−210、アロニックスM−215、アロニ
ックスM−220、アロニックスM−230、アロニッ
クスM−233、アロニックスM−240、アロニック
スM−245、アロニックスM−305、アロニックス
M−309、アロニックスM−310、アロニックスM
−315、アロニックスM−320、アロニックスM−
325、アロニックスM−330、アロニックスM−4
00、TO−458、TO−747、TO−755、T
HIC.TA2などが挙げられる。
リレート;例えば、1,6−ヘキサンジオールジアクリ
レート、 1,6−ヘキサンジオールジメタクリレー
ト、ネオペンチルグリコールジアクリレート、ジエチレ
ングリコールジアクリレート、ポリエチレングリコール
ジアクリレート、ポリエチレングリコールジメタクリレ
ート、ポリプロピレングリコールジアクリレート、ポリ
プロピレングリコールジメタクリレート、ペンタエリス
リトールジアクリレート、ジペンタエリスリトールヘキ
サアクリレート、イソシアヌル酸ジアクリレート、ペン
タエリスリトールトリアクリレート、イソシアヌル酸ト
リアクリレート、トリメチロールプロパントリアクリレ
ート、トリメチロールプロパントリメタクリレート、エ
チレンオキシド変性ペンタエリスリトールテトラアクリ
レート、プロピレンオキシド変性ペンタエリスリトール
テトラアクリレート、プロピレンオキシド変性ジペンタ
エリスリトールポリアクリレート、エチレンオキシド変
性ジペンタエリスリトールポリアクリレートなどが挙げ
られる。東亜合成化学工業(株)の商品名でいえばアロ
ニックスM−210、アロニックスM−215、アロニ
ックスM−220、アロニックスM−230、アロニッ
クスM−233、アロニックスM−240、アロニック
スM−245、アロニックスM−305、アロニックス
M−309、アロニックスM−310、アロニックスM
−315、アロニックスM−320、アロニックスM−
325、アロニックスM−330、アロニックスM−4
00、TO−458、TO−747、TO−755、T
HIC.TA2などが挙げられる。
【0015】(f)エポキシ化合物;例えばグリシジル
メタクリレート、1,3ービス(N,N-ジエポキシプロピルア
ミノメチル)シクロヘキサン、1,3ービス(N,N-ジエポキ
シプロピルアミノメチル)ベンゼンなどが挙げられる。
三菱瓦斯化学(株)の商品名で言えば、GE−510、
TETRAD−X、TETRAD−Cなどが挙げられ
る。
メタクリレート、1,3ービス(N,N-ジエポキシプロピルア
ミノメチル)シクロヘキサン、1,3ービス(N,N-ジエポキ
シプロピルアミノメチル)ベンゼンなどが挙げられる。
三菱瓦斯化学(株)の商品名で言えば、GE−510、
TETRAD−X、TETRAD−Cなどが挙げられ
る。
【0016】本発明に用いられる光開始剤としては、ジ
又はトリクロロアセトフェノンのようなアセトフェノン
類、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンジル、ベン
ゾイン、ベンゾインアルキルエーテル、ベンジルジメチ
ルケタール、テトラメチルチウラムモノサルファイド、
チオキサントン類、アゾ化合物等があり、ラジカル重合
性樹脂およびラジカル重合性シリコーン樹脂の重合反応
のタイプ、安定性、およびラジカル照射装置との適合性
などの観点から選ばれる。光開始剤の使用量は、ラジカ
ル重合性樹脂またはラジカル重合性シリコーン樹脂に対
して、通常1〜5%の範囲である。また、光開始剤にハ
イドロキノンのような貯蔵安定剤が併用される場合もあ
る。
又はトリクロロアセトフェノンのようなアセトフェノン
類、ベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベンジル、ベン
ゾイン、ベンゾインアルキルエーテル、ベンジルジメチ
ルケタール、テトラメチルチウラムモノサルファイド、
チオキサントン類、アゾ化合物等があり、ラジカル重合
性樹脂およびラジカル重合性シリコーン樹脂の重合反応
のタイプ、安定性、およびラジカル照射装置との適合性
などの観点から選ばれる。光開始剤の使用量は、ラジカ
ル重合性樹脂またはラジカル重合性シリコーン樹脂に対
して、通常1〜5%の範囲である。また、光開始剤にハ
イドロキノンのような貯蔵安定剤が併用される場合もあ
る。
【0017】本発明の微細空孔を含有する中間層を設け
るには、該ラジカル重合性組成物を発泡させるか、中空
微粒子を含有させた後、支持体に塗布し放射線照射して
硬化すれば良い。発泡させる場合には、一般に乳化分散
に使われるような機械的発泡方法が応用出来る。具体的
には、ホモミキサ−、ホモジナイザ−等が挙げられる。
その際、発泡助剤として界面活性剤等を添加してもよ
い。
るには、該ラジカル重合性組成物を発泡させるか、中空
微粒子を含有させた後、支持体に塗布し放射線照射して
硬化すれば良い。発泡させる場合には、一般に乳化分散
に使われるような機械的発泡方法が応用出来る。具体的
には、ホモミキサ−、ホモジナイザ−等が挙げられる。
その際、発泡助剤として界面活性剤等を添加してもよ
い。
【0018】基体上に受像層あるいは微細空孔を含有す
るラジカル重合性組成物中間層を塗布する方法として
は、例えば、ブレードコート、エアードクターコート、
スクイズコート、エアーナイフコート、リバースロール
コート、グラビアロールおよびトランスファーロールコ
ート、バーコート、カーテンコート等の方法が用いられ
る。又、必要により、支持体上にラジカル重合性組成物
を塗布後高平滑性のフィルム等を張り合わせフィルム側
から放射線を照射して硬化させた後、フィルムを剥離し
てから受像層層を設けても良い。又、支持体上にラジカ
ル重合性組成物を塗布後高平滑性の金属ロ−ル等に接触
時、支持体側から放射線を照射して硬化させた後、剥離
してから熱可塑性樹脂層を設けても良い
るラジカル重合性組成物中間層を塗布する方法として
は、例えば、ブレードコート、エアードクターコート、
スクイズコート、エアーナイフコート、リバースロール
コート、グラビアロールおよびトランスファーロールコ
ート、バーコート、カーテンコート等の方法が用いられ
る。又、必要により、支持体上にラジカル重合性組成物
を塗布後高平滑性のフィルム等を張り合わせフィルム側
から放射線を照射して硬化させた後、フィルムを剥離し
てから受像層層を設けても良い。又、支持体上にラジカ
ル重合性組成物を塗布後高平滑性の金属ロ−ル等に接触
時、支持体側から放射線を照射して硬化させた後、剥離
してから熱可塑性樹脂層を設けても良い
【0019】基体上に塗布するラジカル重合性組成物量
は、基体の種類により異なるが、約2〜50g/m2、
より好ましくは5〜30g/m2である。ラジカル重合
性組成物を硬化させる電離放射線としては、一般には紫
外線、α線、β線、γ線、X線、電子線等が挙げられる
が、α線、β線、γ線又はX線は、人体への危険性の問
題が付随する為、取扱が容易で工業的にもその利用が普
及している紫外線や電子線が有効である。
は、基体の種類により異なるが、約2〜50g/m2、
より好ましくは5〜30g/m2である。ラジカル重合
性組成物を硬化させる電離放射線としては、一般には紫
外線、α線、β線、γ線、X線、電子線等が挙げられる
が、α線、β線、γ線又はX線は、人体への危険性の問
題が付随する為、取扱が容易で工業的にもその利用が普
及している紫外線や電子線が有効である。
【0020】電子線を使用する場合、照射する電子線の
量は、0.1〜10Mrad程度の範囲で調整するのが
望ましい。0.1Mrad以下では、十分な照射効果が
得られず、10Mrad以上では、紙またはフィルム基
体を劣化させる為好ましくない。電子線の照射方式とし
ては、スキャニング方式、カ−テンビ−ム方式等が採用
され、電子線を照射する加速電圧は、100〜300K
V程度が適当である。又、紫外線を使用する場合には、
該ラジカル重合組成物中に増感剤を配合する必要がある
が、それは上記に示した増感剤を適宜使用することが出
来る。光源としては、例えば、低圧水銀灯、中圧水銀
灯、高圧水銀灯、キセノンランプ、タングステンランプ
等が好適に使用される。
量は、0.1〜10Mrad程度の範囲で調整するのが
望ましい。0.1Mrad以下では、十分な照射効果が
得られず、10Mrad以上では、紙またはフィルム基
体を劣化させる為好ましくない。電子線の照射方式とし
ては、スキャニング方式、カ−テンビ−ム方式等が採用
され、電子線を照射する加速電圧は、100〜300K
V程度が適当である。又、紫外線を使用する場合には、
該ラジカル重合組成物中に増感剤を配合する必要がある
が、それは上記に示した増感剤を適宜使用することが出
来る。光源としては、例えば、低圧水銀灯、中圧水銀
灯、高圧水銀灯、キセノンランプ、タングステンランプ
等が好適に使用される。
【0021】
【作用】本発明は、支持体上に微細空孔を含有した状態
で硬化し、断熱性と耐熱性に優れたラジカル重合性組成
物の高平滑な中間層を設け、該中間層上に熱により溶融
又は昇華して移行する染料を受容する受像層を設ける事
で耐ブロッキング性に優れると同時に高濃度で高画質の
感熱転写用受像シ−トが得られた。
で硬化し、断熱性と耐熱性に優れたラジカル重合性組成
物の高平滑な中間層を設け、該中間層上に熱により溶融
又は昇華して移行する染料を受容する受像層を設ける事
で耐ブロッキング性に優れると同時に高濃度で高画質の
感熱転写用受像シ−トが得られた。
【0022】
【実施例】以下、実施例により本発明を詳しく説明する
が、本発明の内容は実施例に限られるものではない。な
お、実施例中の「部」は、重量部である。
が、本発明の内容は実施例に限られるものではない。な
お、実施例中の「部」は、重量部である。
【0023】実施例1 下記の中間層組成物をホモミキサ−を用いて3000r
pmで5分間攪拌して発泡させた後、ポリエチレンでラ
ミネ−トした写真用支持体上に、10.0g/m2にな
るように塗布し、紫外線照射(80W:3本)により硬
化して中間層(Ra=0.45)を設けた。該中間層上
に、以下の配合の受像層をグラビアロ−ルコ−タ−で乾
燥固形分が3.0g/m2になるように塗布して感熱転
写用受像シートを得た。 1.中間層組成物 アクリルモノマーM−220(東亜合成化学工業) 97部 IRGACURE951(チバガイギ−) 3部 2.受像層 バイロナ−ルMD−1330(東洋紡績) 80部 ポリエチレンワックス 20部
pmで5分間攪拌して発泡させた後、ポリエチレンでラ
ミネ−トした写真用支持体上に、10.0g/m2にな
るように塗布し、紫外線照射(80W:3本)により硬
化して中間層(Ra=0.45)を設けた。該中間層上
に、以下の配合の受像層をグラビアロ−ルコ−タ−で乾
燥固形分が3.0g/m2になるように塗布して感熱転
写用受像シートを得た。 1.中間層組成物 アクリルモノマーM−220(東亜合成化学工業) 97部 IRGACURE951(チバガイギ−) 3部 2.受像層 バイロナ−ルMD−1330(東洋紡績) 80部 ポリエチレンワックス 20部
【0024】実施例2 ポリエステルフィルム上に中間層組成物として、以下の
配合のものをグラビアオフセットコ−タ−を用いて、3
5.0g/m2になるように塗布し、キャストコ−ト紙
を重ね合わせた後、フィルム面からの電子線照射(加速
電圧:175KV、照射線量1Mrad)により硬化
し、その後フィルムを剥離してキャストコ−ト紙上に高
平滑な中間層(Ra=0.1)を設けた後、グラビアロ
−ルコ−タ−により、以下の配合の受像層を乾燥固形分
で5.0g/m2になるように塗布して、感熱転写用受
像シ−トを得た。 1.中間層組成物 アクリルモノマーM−210(東亜合成化学工業) 70部 エクスパンセルDE−20(中空微粒子、平均粒径20μ、日本フィライト) 30部 2.受像層 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 75部 シリコンオイル 5部 二酸化チタン 20部
配合のものをグラビアオフセットコ−タ−を用いて、3
5.0g/m2になるように塗布し、キャストコ−ト紙
を重ね合わせた後、フィルム面からの電子線照射(加速
電圧:175KV、照射線量1Mrad)により硬化
し、その後フィルムを剥離してキャストコ−ト紙上に高
平滑な中間層(Ra=0.1)を設けた後、グラビアロ
−ルコ−タ−により、以下の配合の受像層を乾燥固形分
で5.0g/m2になるように塗布して、感熱転写用受
像シ−トを得た。 1.中間層組成物 アクリルモノマーM−210(東亜合成化学工業) 70部 エクスパンセルDE−20(中空微粒子、平均粒径20μ、日本フィライト) 30部 2.受像層 塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体 75部 シリコンオイル 5部 二酸化チタン 20部
【0025】実施例3 コ−ト紙上に中間層組成物として以下の配合のものをグ
ラビアオフセットコ−タ−を用いて15.5g/m2に
なるように塗布し、電子線照射(加速電圧:150K
V、照射線量1.5Mrad)により硬化して中間層
(Ra=0.2)を設けた後、受像層を有機溶媒に溶か
して以下の配合で乾燥固形分が3.5g/m2になるよ
うに設け感熱転写用受像シ−トを得た。 1.中間層組成物 アクリルオリゴマーM−210(東亜合成化学工業) 60部 硫酸バリウム 20部 MB−927(中空微粒子、平均粒径7μ、ホウネンミクロスフェア) 20部 2.受像層 バイロン200(東洋紡績) 95部 SF−8417(アミノ変性シリコ−ンオイル、東レシリコ−ン) 5部
ラビアオフセットコ−タ−を用いて15.5g/m2に
なるように塗布し、電子線照射(加速電圧:150K
V、照射線量1.5Mrad)により硬化して中間層
(Ra=0.2)を設けた後、受像層を有機溶媒に溶か
して以下の配合で乾燥固形分が3.5g/m2になるよ
うに設け感熱転写用受像シ−トを得た。 1.中間層組成物 アクリルオリゴマーM−210(東亜合成化学工業) 60部 硫酸バリウム 20部 MB−927(中空微粒子、平均粒径7μ、ホウネンミクロスフェア) 20部 2.受像層 バイロン200(東洋紡績) 95部 SF−8417(アミノ変性シリコ−ンオイル、東レシリコ−ン) 5部
【0026】比較例1 実施例1において、気泡を混入しない事以外は実施例1
と同様にして、感熱転写用受像シ−トを得た。
と同様にして、感熱転写用受像シ−トを得た。
【0027】比較例2及び3 実施例2、3において、中間層に中空顔料を添加しない
事以外は実施例1、3と同様にして感熱転写用受像シ−
トを得た。
事以外は実施例1、3と同様にして感熱転写用受像シ−
トを得た。
【0028】比較例4 実施例1において、中間層として発泡ポリプロピレンフ
ィルム(東洋紡製トヨパ−ルSS、厚さ50μ)を支持
体に貼り合わせた(Ra=0.6)以外は実施例1と同
様にして感熱転写用受像シ−トを得た。
ィルム(東洋紡製トヨパ−ルSS、厚さ50μ)を支持
体に貼り合わせた(Ra=0.6)以外は実施例1と同
様にして感熱転写用受像シ−トを得た。
【0029】又、評価用のインクドナ−シ−トは、以下
のようにして作成した。 カヤセットブル−906(日本化薬製、昇華性染料) 10部 エチルセメロ−ス 10部 サイロイド244(冨士デビソン製シリカゲル) 10部 イソプロピルアルコ−ル 30部 の昇華性染料液をボ−ルミルで2日間粉砕後、耐熱処理
をしたポリエステルフィルム上にワイヤ−バ−で約1.
5g/m2塗布し、ドナ−シ−トとした。
のようにして作成した。 カヤセットブル−906(日本化薬製、昇華性染料) 10部 エチルセメロ−ス 10部 サイロイド244(冨士デビソン製シリカゲル) 10部 イソプロピルアルコ−ル 30部 の昇華性染料液をボ−ルミルで2日間粉砕後、耐熱処理
をしたポリエステルフィルム上にワイヤ−バ−で約1.
5g/m2塗布し、ドナ−シ−トとした。
【0030】かくして、得たインクドナ−シ−トと感熱
転写用受像シ−トを相対峙して重ね、熱ヘッド(日立ビ
デオプリンタ−VY−50)により画像情報に応じた点
状加熱をする事で画像を形成した。評価について、ブロ
ッキングに関しては、有無、画質に関しては、ドット再
現性でドット部の白抜けがあるか否かで行ない、転写濃
度に関しては、マクベス濃度計での測定値を示す。
転写用受像シ−トを相対峙して重ね、熱ヘッド(日立ビ
デオプリンタ−VY−50)により画像情報に応じた点
状加熱をする事で画像を形成した。評価について、ブロ
ッキングに関しては、有無、画質に関しては、ドット再
現性でドット部の白抜けがあるか否かで行ない、転写濃
度に関しては、マクベス濃度計での測定値を示す。
【0031】
【表1】
【0032】
【発明の効果】本発明の如く、感熱転写用受像シートの
製造において、支持体上に微少空孔を含有し、しかも紫
外線又は電子線で硬化した耐熱性の良好なラジカル重合
性組成物中間層(Raが0.5μ以下)と受像層を設け
る事により、耐ブロッキング性に優れると共に、高濃度
で高画質な感熱転写用受像シ−トを得る事が出来た。
製造において、支持体上に微少空孔を含有し、しかも紫
外線又は電子線で硬化した耐熱性の良好なラジカル重合
性組成物中間層(Raが0.5μ以下)と受像層を設け
る事により、耐ブロッキング性に優れると共に、高濃度
で高画質な感熱転写用受像シ−トを得る事が出来た。
Claims (4)
- 【請求項1】 熱溶融型又は熱移行型の感熱転写用受像
シ−トにおいて、支持体上にラジカル重合性組成物を主
成分とし、且つ微細空孔を有する中間層と受像層を順次
塗設してなる感熱転写用受像シ−ト。 - 【請求項2】 中間層の中心線平均粗さ(Ra)が、
0.5μ以下である事を特徴とする請求項1記載の感熱
転写用受像シ−ト。 - 【請求項3】 中間層が、支持体と高平滑面間で接触時
又は接触後、可塑性を有する間に紫外線照射又は電子線
照射でラジカル重合性組成物を硬化させて後、該高平滑
面との剥離により支持体上に高平滑な中間層を設けた
後、受像層を設ける事を特徴とする感熱転写用受像シ−
トの製造方法。 - 【請求項4】 高平滑面が、金属ロ−ル等の金属鏡面又
はプラスチックフィルム表面である事を特徴とする請求
項3記載の感熱転写用受像シ−トの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4080030A JPH05278353A (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 感熱転写用受像シ−ト及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4080030A JPH05278353A (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 感熱転写用受像シ−ト及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05278353A true JPH05278353A (ja) | 1993-10-26 |
Family
ID=13706877
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4080030A Pending JPH05278353A (ja) | 1992-04-01 | 1992-04-01 | 感熱転写用受像シ−ト及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05278353A (ja) |
-
1992
- 1992-04-01 JP JP4080030A patent/JPH05278353A/ja active Pending
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