JPH05277851A - オイルシールの圧入装置 - Google Patents

オイルシールの圧入装置

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JPH05277851A
JPH05277851A JP4074590A JP7459092A JPH05277851A JP H05277851 A JPH05277851 A JP H05277851A JP 4074590 A JP4074590 A JP 4074590A JP 7459092 A JP7459092 A JP 7459092A JP H05277851 A JPH05277851 A JP H05277851A
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oil seal
press
ram
seal
fitting
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Hideyuki Kai
英幸 甲斐
Tsuneo Ohashi
恒雄 大橋
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧入ラムの軸線と治具の軸線との一致度が低
い場合でも、オイルシールをワーク70に対して水平な
姿勢で圧入嵌合させる。 【構成】 圧入ラム10の上端部には、第1、第2およ
び第3の支持体12、13および15が設けられてい
る。支持体12、13の中間に位置する支持体15は、
上下動可能に支承され、かつスプリング16によって上
方に付勢されている。支持体12の先端部は、オイルシ
ール60の下面に形成された凹部60cに嵌合され、こ
の結果、常時においては支持体15によってオイルシー
ル60が浮上支持される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワークのシール嵌合部
にオイルシールを圧入嵌合させるオイルシールの圧入装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の圧入装置は、オイルシー
ルが載置される圧入ラムと、該圧入ラムの上方において
ワークを保持する治具とを備え、該治具に設けられた貫
通穴に上記圧入ラムを嵌合させて上記ワークのシール嵌
合部に上記オイルシールを圧入嵌合させるように構成さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記治具は、通常、ワ
ークパレットに付設されている。この場合、該治具は上
記パレットと共に圧入ラム上に搬入されるが、そのさ
い、治具の貫通穴の軸線を圧入ラムの軸線に正確に一致
させることは困難である。そして、もし上記両軸線の一
致度が低い場合、上記貫通穴に圧入ラムが挿入される際
にオイルシールが貫通穴の下端面等に接触して傾き、そ
の結果、オイルシール60が適性にワークに圧入嵌合さ
れないことになる。
【0004】本発明の目的は、かかる状況に鑑み、圧入
ラムの軸線と治具のそれとの一致度が低い場合でも、オ
イルシールをワーク70に対して水平な姿勢で適正に圧
入嵌合させることができるオイルシールの圧入装置を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、オイルシール
が載置される圧入ラムと、該圧入ラムの上方においてワ
ークを保持する治具とを備え、該治具に設けられた貫通
穴に上記圧入ラムを嵌合させて上記ワークのシール嵌合
部に上記オイルシールを圧入嵌合させるオイルシールの
圧入装置において、バネ力によって上記オイルシールを
浮上支持するシール支持部材を上記圧入ラムに設けてい
る。
【0006】
【作用】圧入ラムの軸線と治具のそれとの一致度が低い
ためにオイルシールが傾いた場合、オイルシールが治具
から抜け出た段階で該オイルシールがバネ力で押し上げ
られ、その結果、オイルシールの姿勢が水平になる。
【0007】
【実施例】以下、図面を参照しながら本発明の実施例に
ついて説明する。本発明に係るオイルシールの圧入装置
は、図1にその一実施例を示すように、圧入ラム10
と、該圧入ラム10の上方に位置されたワークパレット
20と、このパレット20の上方に位置されたパンチユ
ニット30とを備えている。
【0008】上記圧入ラム10は、油圧シリンダ41,
41のピストンロッド41aによって水平に支承された
昇降台50上に立設されている。図2に示すように、こ
の圧入ラム10は、円柱状の基体11と、この基体11
の上端部に嵌合固定された第1のシール支持体12と、
該シール支持体12を包囲する態様で上記基体11の上
端部にに嵌合固定された第2のシール支持体13と、支
持体12の外周面と支持体13の内周面との間に形成さ
れた隙間14に上下動可能に嵌合された第3のシール支
持体15とを備えている。
【0009】上記シール支持体12の上端部側周面に
は、オイルシール60のリップ部60aを当接させる断
面略台形状の突部12aが、また支持体13の上面外側
には、オイルシール60の底面60bを当接させる断面
略台形状の突部13aがそれぞれ形成されている。そし
て、第3のシール支持体15の上端部には、上記オイル
シール60の下面に形成された環状の凹部60cに嵌合
させる環状突起15aが形成されている。
【0010】上記第3のシール支持体15は、上記隙間
14に介在させたスプリング16によって上方に付勢さ
れており、したがって、常時においては、図3に示した
ように上記シール支持体12の突部12aの下側部に当
接する位置まで上動されている。
【0011】なお、上記第1のシール支持体12は、基
体11の上端部にボルトで固定された押え部材17によ
ってその上面が押圧されている。
【0012】上記基体11には、その中心軸線に沿って
設けられた油路11aおよび該油路11aから分岐した
油路11bが形成されている。また第1のシール支持体
12は、その内周部に上記油路11bに通じる環状の油
溜部12bが形成され、かつ該油溜部12bから該支持
体12の上面に至る油路12cが形成されている。
【0013】上記ワークパレット20は、ワーク70を
搬入、搬出するために設けられており、ガイドレール8
0,80上を走行移動する。このパレット20の中央部
には治具21が立設されており、ワーク70はこの治具
21に保持された状態で搬送される。
【0014】上記治具21は、上記ラム10を嵌合させ
る貫通穴21aをその軸線に沿って形成してあり、ワー
ク70のシール嵌合部70aが上記貫通穴21aの直上
に位置する態様で該ワーク70を保持している。そし
て、上記ワーク70に上記オイルシール60を嵌合する
さいには、上記治具21の貫通穴21aがラム10の直
上に位置されるようにワークパレット20が位置決めさ
れる。
【0015】上記パンチユニット30は、ラム10の上
面に対向するパンチプレート31と、このパンチプレー
ト31を上下動させるエアシリンダ31とを備え、支持
板90によって支承されている。
【0016】以下、この実施例の作用について説明す
る。上記ラム10上には、図示していないローダによっ
てオイルシール60が図3に示す態様で載置される。そ
の後、前記油圧シリンダ41,41が同時に縮退作動さ
れ、その結果、ラム10が昇降台50と共に上昇され
る。
【0017】上記昇降台50は、ガイドロッド44に移
動可能に嵌合されたガイドポスト51を備えており、し
たがって上記ガイドロッド44に案内されながら上昇す
る。そして、ラム10は、昇降台50の上昇中に上記パ
レット20の治具21の貫通穴21aに嵌合される。
【0018】上記油圧シリンダ41,41が支承された
基台100には、下部が開口したキャップ110が設け
られており、昇降台50が鎖線に示す位置まで上昇した
場合、上記ガイドポスト51が上記キャップ110に嵌
合されて該昇降台50の上昇が停止される。このとき、
ラム10は図2に示す位置、つまりオイルシール60が
治具21の上方に露呈する位置におかれている。
【0019】一方、上記パンチユニット30は、上記ラ
ム10の上昇が停止される以前にそのエアシリンダ31
が伸張動作され、これによりそのパンチプレート31が
鎖線で示した位置まで下降されてワーク60の上端を押
圧する。
【0020】このパンチプレート31の下降動作は、上
記昇降台50の上昇停止と同時もしくはその直前に終了
している。したがって、昇降台50が上昇を停止時点で
は、ワーク70がパンチプレート31とラム10とで挟
みつけられ、その結果、図2に示したようにワーク70
のシール嵌合部70aにオイルシール60が圧入嵌合さ
れる。
【0021】オイルシール60の嵌合が終了すると、記
油圧シリンダ41の伸張動作によって昇降台50が実線
で示した初期位置まで降下され、またパンチユニット3
0のエアシリンダの縮退動作によってパンチプレート3
1も実線で示した初期位置まで後退される。そして、そ
の後、オイルシール60が装着されたワーク70がパレ
ット2によって搬出されるところで、パレット20の治
具21の軸線とラム10のそれが正確に一致している保
証はない。そして、両者の軸線の一致度が低い場合に
は、治具21の貫通穴21aにラム10が挿入される際
に、オイルシール60が貫通穴21aの下端面や案内用
テーパ面21b接触して傾くことになる。
【0022】もし、オイルシール60が傾いた状態でワ
ーク70に圧接された場合、オイルシール60が適性に
圧入嵌合されないことになるが、この実施例によれば、
かかる不都合を防止することができる。
【0023】すなわち、この実施例においては、スプリ
ング16によって付勢されたシール支持体13によって
図3に示したようにオイルシール60が浮上支持され、
これにより該シール60の底面60bとシール支持体1
3の上面との間に隙間(たとえば、1mm程度)が形成
されている。
【0024】上記貫通穴21aにオイルシール60の一
端部が接触した場合、その接触した側がスプリング16
に抗して沈み込み、その結果、該オイルシール60が傾
くことになる。そして、ラム10がさらに上昇してオイ
ルシール60が治具20から抜け出ると、傾いていたオ
イルシール60が上記スプリング16の反発力で水平に
戻される。それゆえ、上記両軸線の一致度が低い場合で
も、オイルシール60はワーク70に対して常に水平な
姿勢で適正に圧入嵌合される。
【0025】なお、ラム10の軸線に沿って形成された
前記油路11aには、グリスが注入され、このグリスは
油路11b、溜部12bおよび油路12cと、支持体1
2の上面と押え部材17のフランジ部17aとの間に形
成された環状油路18を通ってオイルシール60のリッ
プ部に供給される。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、バネ力によってオイル
シールを浮上支持するシール支持部材が圧入ラムに設け
られているので、該圧入ラムの軸線と治具のそれとが一
致していない場合でも、オイルシール60がワーク70
に対して常に水平な姿勢で適正に圧入嵌合される。した
がって、高い作業効率が要求される自動車の組み立てラ
イン等に適用するオイルシールの圧入手段として好適で
ある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る圧入装置の一実施例を示した概念
図。
【図2】圧入ラムの構成およびオイルシールの圧入態様
を示した拡大断面図。
【図3】圧入ラムにオイルシールが載置された状態を示
す断面図。
【符号の説明】
10 圧入ラム 12,13,15 シール支持体12 14 隙間 16 スプリング 20 ワークパレット 21 治具 21a 貫通穴 30 パンチユニット 31 パンチプレート 32 エアシリンダ 41 油圧シリンダ 50 昇降台 60 オイルシール 70 ワーク

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイルシールが載置される圧入ラムと、
    該圧入ラムの上方においてワークを保持する治具とを備
    え、該治具に設けられた貫通穴に上記圧入ラムを嵌合さ
    せて上記ワークのシール嵌合部に上記オイルシールを圧
    入嵌合させるオイルシールの圧入装置において、 バネ力によって上記オイルシールを浮上支持するシール
    支持部材を上記圧入ラムに設けたことを特徴とするオイ
    ルシールの圧入装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7523554B2 (en) 2003-06-17 2009-04-28 Honda Motor Co., Ltd. Method of manufacturing a wheel rim
CN109822320A (zh) * 2019-03-29 2019-05-31 广西玉柴机器股份有限公司 一种气门杆油封压头装置
CN110421521A (zh) * 2019-06-09 2019-11-08 横店集团英洛华电气有限公司 油封与箱体压装装置
CN111168351A (zh) * 2020-03-11 2020-05-19 广西玉柴机器股份有限公司 一种气门杆油封压装设备

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