JPH05277828A - 穴加工用装置 - Google Patents

穴加工用装置

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JPH05277828A
JPH05277828A JP8111792A JP8111792A JPH05277828A JP H05277828 A JPH05277828 A JP H05277828A JP 8111792 A JP8111792 A JP 8111792A JP 8111792 A JP8111792 A JP 8111792A JP H05277828 A JPH05277828 A JP H05277828A
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JP
Japan
Prior art keywords
hole
cutting
cutting fluid
blade
rear end
Prior art date
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Pending
Application number
JP8111792A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Yamada
進 山田
Yoshiya Shino
恵也 篠
Tomomi Ishibashi
智実 石橋
Toru Koike
徹 小池
Tomijiro Nonomura
富二郎 野々村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 リーマの切り刃部の剛性の低下を防止する。 【構成】 シャンク部6には内部まで貫通する切削液流
入孔12が形成され、切り刃部7には先端部から後端部
にかけて連続する刃溝13が形成されている。切り刃部
7は、その後端部がシャンク部6の切削液流入孔12に
収縮ばめ等によって嵌挿固定されている。固定された状
態においては、切り刃部7の後端部の刃溝13は環状凹
部11を介して切削液流入孔12に連通している。リー
マ5は、シャンク部6が工具ホルダー1の保持孔2に保
持されている。保持された状態においては、シャンク部
6の各切削液流入孔12は環状凹部3を介して切削液流
出孔4に連通している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、穴加工用装置に関し、
特に小径の深穴加工に適した穴加工用装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の穴加工用装置としては、
例えば、特開昭58−177214号公報に記載のドリ
ルを備えたものが知られている。このドリルは、細棒状
の切り刃部と、この切り刃部の後端部に設けられたシャ
ンク部とを備えている。
【0003】切り刃部は、その外周面に先端部から後端
部にかけて連続する刃溝が形成されている。この刃溝
は、切り刃部の周方向に互いに180°離間して2か所
形成されており、これにより各刃溝間に山部が形成され
ている。山部の頂部の副逃げ面には、切り刃部の先端部
から後端部にかけて連続する導液溝が、刃溝とほぼ平行
に形成されている。
【0004】シャンク部は、その内部に軸線方向に貫通
する導液孔が形成されており、この導液孔の先端部は切
り刃部に形成された導液溝の後端部に連通している。
【0005】このように構成されたドリルは、シャンク
部が工具ホルダーの保持孔に保持される。保持された状
態においては、シャンク部の導液孔の後端部は、保持孔
内に開口する切削液流出孔に連通している。従って、切
削液流出孔から切削液が流出すると、切削液は、導液孔
内を通って導液溝の後端部に流れ込み、この導液溝に沿
って導液溝の先端部に到達する。これにより、切り刃部
の先端部に充分な切削液が供給されるようになってい
る。
【0006】上記構成の穴加工用装置においては、刃溝
の他に、切り刃部の先端部に充分な切削液を供給するた
めの導液溝が形成されている。ところが、このようにド
リルの切り刃部に導液溝を形成すると、切り刃部の剛性
が不足して穴加工時に切り刃部が折損してしまうという
問題があった。
【0007】特に、内燃機関におけるバルブガイド加工
に用いる長尺なリーマの場合においては、エンジンバル
ブの軽量化の要請から細軸化の傾向にある。このため、
リーマの切り刃部に上記導液溝を形成すると、切り刃部
の剛性が不足してリーマ穴加工時に切り刃部が折損して
しまうという問題があった。
【0008】また、シャンク部の外周面にタップ溝に連
続する油溝を形成し、この油溝を経てタップ溝の先端部
に切削液を供給するようにした鋳抜き孔用タップ(実開
平1−132327号公報参照)が提案されているが、
この場合は、シャンク部の外周面に溝が形成されている
ため、シャンク部を工具ホルダーの保持孔に保持するこ
とが困難になるという問題があった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消するためになされたものであり、切り刃部の先端
部に充分な切削液を供給できるのは勿論のこと、切り刃
部の剛性の低下を防止することができ、しかも、シャン
ク部を工具ホルダーの保持孔に確実に保持することがで
きる穴加工用装置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の穴加工用装置
は、かかる目的を達成するために、内部に保持孔及び該
保持孔の内周面に開口する切削液流出孔が形成された工
具ホルダーと、前記保持孔に着脱自在に保持され、その
外周面に内部まで貫通する切削液流入孔が形成された筒
状のシャンク部及び該シャンク部内に嵌挿固定され、先
端部から後端部にかけて連続する刃溝が形成された棒状
の切り刃部からなる穴加工用工具とを備え、前記シャン
ク部は、前記切削液流入孔が前記切削液流出孔に連通し
た状態で前記工具ホルダーの保持孔に保持されており、
前記切り刃部の後端部は、前記刃溝が前記切削液流入孔
に連通した状態で前記シャンク部内に嵌挿固定されてい
ることを特徴とするものである。
【0011】
【作用】本発明の穴加工用装置によれば、外周面に内部
まで貫通する切削液流入孔が形成された筒状のシャンク
部と、先端部から後端部にかけて連続する刃溝が形成さ
れた棒状の切り刃部とからなる穴加工用工具を備えてお
り、切り刃部の後端部は、刃溝が切削液流入孔に連通し
た状態でシャンク部内に嵌挿固定されている。そして、
穴加工用工具は、そのシャンク部が工具ホルダーの保持
孔内に着脱自在に保持されるようになっており、保持さ
れた状態においては、シャンク部の切削液流入孔は保持
孔内に開口する切削液流出孔に連通している。従って、
切削液流出孔から高圧の切削液が流出すると、切削液
は、切削液流入孔を通って切り刃部の後端部の刃溝に流
れ込む。切り刃部の後端部に流れ込んだ切削液は、刃溝
に沿って刃溝の先端部に到達する。これにより、切り刃
部の先端部に切削液が供給される。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1及び図2を参
照して説明する。図1は本発明の実施の一例である穴加
工用装置の横断面図であり、図2は図1のII−II線
断面図である。
【0013】この穴加工用装置Aは、図1に示すよう
に、工具ホルダー1と、内燃機関におけるバルブガイド
加工に用いられるリーマ5とを備えている。
【0014】工具ホルダー1は、その内部に、先端面
(左端面)から後端部(右端部)に向かって縮径するテ
ーパ状の保持孔2が形成されている。保持孔2の先端部
内周面には、環状凹部3が形成されている。環状凹部3
の内周面には、図2に示すように、切削液流出孔4の一
端が90°ピッチで周方向に4箇所開口している。これ
らの切削液流出孔4の他端は、工具ホルダー1の内部を
貫通して後端側に延びており、ロータリージョイント等
(図示せず。)を介して切削液供給装置(図示せず。)
に達している。
【0015】なお、工具ホルダー1の後端部は、スピン
ドル等(図示せず。)に連結されている。このスピンド
ルを回転させることにより、工具ホルダー1とリーマ5
が一体となって回転するようになっている。
【0016】リーマ5は、図1に示すように、シャンク
部6と切り刃部7とを備えている。
【0017】シャンク部6は、例えば、炭素工具鋼を用
い、先端部(左端部)から後端部(右端部)に向かって
縮径するテーパ筒状に形成されている。このシャンク部
6は、その外周面が保持孔2の内周面と対応するように
なっている。また、シャンク部6の内部には、先端部か
ら後端部に向かって大径孔部8、小径孔部9及びねじ孔
部10が順次形成されている。大径孔部8の軸線方向の
ほぼ中央部内周面には環状凹部11が形成されている。
シャンク部6の先端部外周面には、図2に示すように、
環状凹部11の内周面に貫通する切削液流入孔12が9
0°ピッチで周方向に4か所形成されている。
【0018】切り刃部7は、例えば、超硬合金を用い、
図1に示すように、長尺な細棒状に形成されている。切
り刃部7の外周面には、先端部から後端部にかけて連続
する刃溝13が軸線に沿って形成されている。この刃溝
13は、図2に示すように、周方向に所定の間隔をもっ
て6箇所配置されており、これにより、互いに隣接する
刃溝13間に刃山部14が形成されている。刃山部14
の先端部には、切り刃部7の軸線方向の先端部からほぼ
中央部にかけて刃15が形成されている。
【0019】このように構成された切り刃部7は、その
後端部がシャンク部6の大径孔部8に焼きばめ等の収縮
ばめによって嵌挿固定されてシャンク部6と一体になっ
ている。固定された状態においては、後端部の刃溝13
は環状凹部11の内周面に臨んでおり、これにより、刃
溝13が環状凹部11を介して切削液流入孔12に連通
するようになっている。
【0020】このように構成されたリーマ5は、シャン
ク部6が工具ホルダー1の保持孔2に嵌挿されている。
嵌挿された状態においては、シャンク部6のねじ孔部1
0には、保持孔2の後端側から挿入されたボルト16が
螺合されており、これにより、シャンク部6が保持孔2
内に保持されるようになっている。保持された状態にお
いては、シャンク部6の各切削液流入孔12は各切削液
流出孔4の開口部4aにそれぞれ臨んでおり、これによ
り、切削液流入孔12が環状凹部3を介して切削液流出
孔4に連通するようになっている。
【0021】ところで、図1は、バルブガイド17のス
テム下穴18にリーマ5の切り刃部7の先端部を挿入し
てリーマ加工を施している状態を示すものである。この
とき、切り刃部7の先端部には、切削液Sが供給されて
いる。
【0022】而して、切り刃部7の先端部に切削液Sを
供給するには、切削液供給装置から切削液流出孔4に高
圧の切削液Sを送液する。すると、切削液Sは、切削液
流出孔4内を通って各開口部4aから環状凹部3内に流
れ込む。環状凹部3内に流れ込んだ切削液Sは、各切削
液流入孔12を通って環状凹部11内に流れ込み、切り
刃部7の後端部に形成された各刃溝13に到達する。切
り刃部7の後端部に到達した切削液Sは、各刃溝13に
沿って切り刃部7の先端部に向かって流れ、これによ
り、切り刃部7の先端部に充分な切削液Sが供給され
る。
【0023】上記構成の穴加工用装置Aにおいては、切
削液Sが、切り刃部7の各刃溝13に沿って切り刃部7
の後端部から先端部に向かって流れ、これにより、切り
刃部7の先端部に充分な切削液Sが供給されるようにな
っている。このため、従来のように、刃溝13の他に、
切り刃部7の先端部に充分な切削液Sを供給するための
導液溝を別途形成する必要がない。この結果、本実施例
のように、内燃機関におけるバルブガイド加工に用いる
長尺なリーマ5を用いた場合においても、切り刃部7の
剛性が低下することはない。
【0024】また、従来のように、シャンク部6の外周
面に切削液Sを供給するための溝を形成する必要がない
ため、シャンク部6を工具ホルダー1の保持孔2に確実
に保持することができる。
【0025】さらに、シャンク部6と切り刃部7を別々
に製作してからシャンク部6に切り刃部7を嵌挿固定す
るため、個々の部品の製作が容易になるとともに、コス
ト削減を図ることが可能になる。
【0026】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変
更可能である。例えば、上記実施例では、内燃機関にお
けるバルブガイド加工に用いられるリーマ5を例に採っ
たが、これに代えて、孔明け用のドリル又はタップ等に
本発明を適用することができる。
【0027】また、上記実施例では、切り刃部7の後端
部の刃溝13と切削液流入孔12との間及び切削液流入
孔12と切削液流出孔4の開口部4aとの間に、それぞ
れ環状凹部11及び3を介在させているが、必ずしもこ
のようにする必要はなく、環状凹部11及び3をなく
し、上記刃溝13及び切削液流入孔12を、それぞれ切
削液流入孔12及び切削液流出孔4の開口部4aに直接
臨ませるようにすることも可能である。
【0028】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、切削液が、切り刃部の刃溝に沿って切り刃部
の後端部から先端部に向かって流れ、これにより、切り
刃部の先端部に切削液が供給される。このため、従来の
ように、刃溝の他に、切り刃部の先端部に切削液を供給
するための導液溝を別途形成する必要がない。この結
果、切り刃部の剛性が低下することはない。
【0029】また、従来のように、シャンク部の外周面
に切削液を供給するための溝を形成する必要がないた
め、シャンク部を工具ホルダーの保持孔に確実に保持す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる穴加工用装置を示す図であり、
バルブガイドのステム下穴に切り刃部の先端部を挿入し
てリーマ加工を施している状態を示す横断面図である。
【図2】図1のII−II断面図である。
【符号の説明】
A…穴加工用装置、5…リーマ(穴加工用工具)、12
…切削液流入孔、6…シャンク部、13…刃溝、7…切
り刃部、2…保持孔、4…切削液流出孔、1…工具ホル
ダー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小池 徹 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内 (72)発明者 野々村 富二郎 埼玉県狭山市新狭山1丁目10番地1 ホン ダエンジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に保持孔及び該保持孔の内周面に開口
    する切削液流出孔が形成された工具ホルダーと、 前記保持孔に着脱自在に保持され、その外周面に内部ま
    で貫通する切削液流入孔が形成された筒状のシャンク部
    及び該シャンク部内に後端部が嵌挿固定され、先端部か
    ら後端部にかけて連続する刃溝が形成された棒状の切り
    刃部からなる穴加工用工具とを備え、 前記シャンク部は、前記切削液流入孔が前記切削液流出
    孔に連通した状態で前記工具ホルダーの保持孔に保持さ
    れ、前記切り刃部の後端部は、前記刃溝が前記切削液流
    入孔に連通した状態で前記シャンク部内に嵌挿固定され
    ていることを特徴とする穴加工用装置。
JP8111792A 1992-04-02 1992-04-02 穴加工用装置 Pending JPH05277828A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8111792A JPH05277828A (ja) 1992-04-02 1992-04-02 穴加工用装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8111792A JPH05277828A (ja) 1992-04-02 1992-04-02 穴加工用装置

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Publication Number Publication Date
JPH05277828A true JPH05277828A (ja) 1993-10-26

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ID=13737439

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JP8111792A Pending JPH05277828A (ja) 1992-04-02 1992-04-02 穴加工用装置

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JP (1) JPH05277828A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010527798A (ja) * 2007-05-20 2010-08-19 フィルマ ギューリング オーハーゲー 切削工具
JP2010527799A (ja) * 2007-05-20 2010-08-19 フィルマ ギューリング オーハーゲー 回転駆動可能な切削工具

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KR101277400B1 (ko) * 2007-05-20 2013-06-24 귀링 오하게 절삭 공구와, 냉각 및 윤활제를 공급하는 방법

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