JPH0527750U - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH0527750U
JPH0527750U JP7363391U JP7363391U JPH0527750U JP H0527750 U JPH0527750 U JP H0527750U JP 7363391 U JP7363391 U JP 7363391U JP 7363391 U JP7363391 U JP 7363391U JP H0527750 U JPH0527750 U JP H0527750U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 フィルムの装填、搬送、あるいは巻取状態に
ついて充分な情報を検出でき、これを表示できるカメラ
を提供する。 【構成】 フィルム2の搬送動作中、フィルム従動ロー
ラ4に装着されたエンコーダ円板6および透過型フォト
センサ7から検出されるフィルム搬送量検出結果および
フィルム有無センサー20により検出されるフィルム有
無検出結果から、フィルム搬送異常およびフィルムの有
無を区別して検出する。すなわち、所定時間フィルム送
りを行なった後、透過型フォトセンサ7から所定のフィ
ルム送り量に相当するパルスを得られなかった場合に
は、フィルム有無センサー20の出力を調べる。ここ
で、センサー20がフィルムを検出していなければフィ
ルム無しと判定し、センサー20がフィルムを検出して
いる場合には、フィルムの搬送異常と判定する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はカメラ、特にロール状のフィルムを供給位置から巻取位置へ1フレー ム撮影ごとに所定量づつ搬送するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、種々のカメラにおいて、有孔、あるいは無孔の様々なサイズのロー ルフィルムが使用されており、ロールフィルムをカメラに装填し、また撮影の進 行に応じて一定量づつ搬送するための機構は古くから知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
一方、フィルム残量や、フィルムの有無などを検出し、表示する機構について は、簡単なものが知られているが、カメラの用途によっては、ロールフィルムの 装填状態、あるいは搬送状態を検出し、表示などのために役立てるための機構に ついては充分であるとはいえない。
【0004】 たとえば、X線撮影用のスポットカメラなどにおいては、X線の被曝量を考え るとむやみに多数回の撮影を行なうわけにはいかないので、1回の撮影に極めて 高い成功率が要求されるにもかかわらず、従来では、マガジンやフィルムの有無 程度が検出されているのみで、フィルムの搬送異常(1フレームの送り、あるい は巻取りなど)などに関して充分な検出機構を有していなかった。
【0005】 ロールフィルム送りの異常の場合には、異常発生以後のすべてのフレームの撮 影が失敗する可能性があるから、フィルムの搬送異常を精密に検出できる機構を 設けるのが望ましいのはいうまでもない。
【0006】 また、X線撮影用のスポットカメラなどの場合、撮影者に対するX線の総量的 な被曝量を低減するために撮影者はX線遮蔽材で遮蔽された操作室からカメラの 操作を行なうのが普通であり、このためカメラの操作系および表示系は、操作室 に配置される。
【0007】 フィルム装填後、その1巻を使い切るまでの1撮影セッション中の操作、ある いはフィルム残量表示の視認などに介してはこのような構成でも問題がない。
【0008】 ところが、従来では、フィルムの装着状態の表示手段(たとえば、装填が正常 に終了し撮影開始可能となった場合に点灯される)も操作室に配置されていたの で、フィルムマガジン装着、あるいは交換後、確実に装填が行なわれ、撮影可能 状態となっているかどうかは、カメラのそばで確かめることができず、いちいち 操作室まで戻って確認しなければならないという面倒があった。
【0009】 本考案の課題は、以上の問題を解決し、フィルムの装填、搬送、あるいは巻取 状態について充分な情報を検出でき、これを表示できるカメラを提供することに ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するために、本考案においては、ロール状のフィルムを供給 位置から巻取位置へ1フレーム撮影ごとに所定量づつ搬送するカメラにおいて、 所定駆動源の駆動力により、フィルムを1フレーム撮影ごとに所定量づつ搬送す る駆動手段と、第1の駆動手段と連動してフィルムを巻取位置へ巻取る第2の駆 動手段と、フィルム搬送路中の所定位置に設けられたフィルム搬送量を検出する 手段と、前記フィルム搬送量検出手段よりもフィルム搬送に関して後流側の撮影 位置においてフィルムの有無を検出する手段と、所定時間以上前記駆動源を駆動 しフィルム搬送を行なっても、前記フィルム搬送量検出手段から所定のフィルム 搬送量を検出できない場合、前記フィルム有無検出手段によりフィルムが検出さ れていなければフィルム終了と判定し、前記フィルム有無検出手段によりフィル ムが検出されていれば搬送異常と判定する制御手段を設けた構成を採用した。
【0011】
【作用】
以上の構成によれば、搬送動作中のフィルム搬送量検出結果およびフィルム有 無検出結果から、フィルム搬送異常およびフィルムの有無を確実に区別して判定 できる。
【0012】
【実施例】
以下、図面に示す実施例に基づき、本考案を詳細に説明する。
【0013】 図1に本考案を採用したX線撮影用スポットカメラの外観を示す。図において 符号100はカメラ本体、101はフィルムの供給マガジン、102はフィルム の巻取マガジン、103は撮影光学系である。なお、撮影レディLED51につ いては後述する。
【0014】 フィルムは、供給マガジン101に収納された状態で本体100に装填され、 撮影の進行とともに巻取マガジン102に巻取られる。撮影終了後、供給マガジ ン101および巻取マガジン102の両方が交換される。
【0015】 本考案を採用したX線撮影用スポットカメラは、図2のように配置される。図 示の例は、集団検診車の例で、車体の中央の撮影室200内にスポットカメラが 配置される。
【0016】 撮影室200は、X線遮蔽材で包囲されており、運転室202近傍には、操作 室203が設けられる。操作室203には、スポットカメラ操作用の操作卓20 1が設けられる。撮影操作は、全てこの操作卓201から行なわれる。
【0017】 図3は、スポットカメラの各マガジンおよび本体内に設けられるフィルム搬送 系の機械的構造を示している。符号1および18は、供給マガジン101、巻取 マガジン102内にそれぞれ設けられたスプールで、撮影の進行に応じて無孔の フィルム2はフィルム供給スプール1からフィルム巻取スプール18へ巻取られ ていく。
【0018】 フィルム2の搬送力はフィルム駆動ローラ3およびこれに対向するフィルム押 えローラ5aにより、また、フィルム巻取スプール18への巻取力はフィルム駆 動ローラ3と連動してスプール支持軸17を回転駆動することにより行なわれる 。
【0019】 すなわち、フィルム駆動ローラ3はギア9、10を介してモーター8により矢 印方向に回転駆動される。また、スプール支持軸17は、プーリー16、コッグ ドベルトからなるタイミングベルト14を介してプーリー15と結合されており 、プーリー15はスリップ機構11を介してギア10と結合されている。
【0020】 スリップ機構11は、フィルム巻取スプール18へ巻取の進行に応じて、巻取 られるフィルム2の直径の変化を吸収するためのものである。すなわち、タイミ ングベルト14、プーリー15、16の減速比は、フィルム巻取スプール18上 のフィルム2の巻取直径が最も小さい場合でもフィルム駆動ローラ3の送り量に ほぼ相当する量(以上)を巻取れるように設定されており、フィルム2の巻取直 径が増加するにしたがってスリップ機構11のスリップ量が増加し、フィルム2 の巻取量と、送り量を等しく保つ。
【0021】 プーリー15には、フィルム2の巻取量を検出するために、エンコーダ円板1 2が装着されており、エンコーダ円板12のスリットは透過型フォトセンサ13 により検出される。
【0022】 フィルム従動ローラ4、およびこれに対向するフィルム押えローラ5bはフィ ルム2のたるみを防止し、撮影アパーチャ19の位置においてフィルム2の平面 性を保つとともに、本実施例では、フィルム2の搬送状態の検出にも用いられる 。すなわち、フィルム従動ローラ4の軸にはエンコーダ円板6が装着され、エン コーダ円板6のスリットは透過型フォトセンサ7により検出され、これによりフ ィルム2の送り量が検出される。
【0023】 なお、符号20は、撮影アパーチャ位置近傍におけるフィルム2の有無を検出 するためのもので、リミットスイッチなどから構成される。
【0024】 図4は、カメラ本体100および操作卓201内に設けられるカメラの制御系 の構造を示している。
【0025】 制御系は、操作卓201の部分に配置される操作/表示部50、主制御回路か らなるコントロール回路61と、電源部62からなるコントローラー部60、お よびカメラ本体100内の各種制御回路からなる。操作/表示部50、コントロ ーラー部60およびカメラ本体100は、配置位置に応じた長さ(ここでは3. 5mおよび20m)のケーブルにより接続される。
【0026】 カメラ本体100内には、前述の撮影レディLED51、モーター8、透過型 フォトセンサ7、13、フィルム有無センサー20などに対して検出、制御情報 を入出力するためのドライバ回路25が設けられ、このドライバ回路25を介し てコントロール回路61とのデータ入出力が行なわれる。
【0027】 カメラ本体100内のセンサないしスイッチとしては、前述のものの他、巻取 マガジン有無センサー21、供給マガジン有無センサー22、ジャムセンサー2 3、手動でフィルム送りを行なうためのフィルム送りスイッチ24などが設けら れている。
【0028】 次に以上の構成における動作につき説明する。
【0029】 上記構成においては、透過型フォトセンサ7、および13を介して1フレーム ごとのフィルムの送り(搬送)状態および巻取り状態の両方を検出することがで きる。
【0030】 <フィルム送り異常の検出および表示> まず、規定フレーム数、あるいはそれ以上の撮影が終了しフィルム2の残量が なく、フィルム2の後端がフィルム従動ローラ4よりも先に巻取られてしまった 場合には、フィルム従動ローラ4は回転しない。この場合には、モーター8によ るフィルム駆動ローラ3の駆動に応じて透過型フォトセンサ13からパルスは発 生するが、透過型フォトセンサ7からはパルスが発生しなくなる。
【0031】 一方、撮影中、フィルム2の残量がある場合には、フィルム駆動ローラ3とフ ィルム従動ローラ4の直径が等しければ(たとえば、ともに25.5φとする) フィルム駆動ローラ3が1回転すると、フィルム従動ローラ4も1回転する。
【0032】 ここで、1撮影フレームのサイズは、透過型フォトセンサ7から検出されるフ ィルム送り量により設定できる。本実施例の場合、85mmと100mmの2種 類の送り量について透過型フォトセンサ7からの出力パルス数はそれぞれ68パ ルスと80パルスを設定できる。なお、本実施例では、送り量の可変範囲は、7 6.25mm〜108.75mm(61〜87パルスに相当)としてある。
【0033】 1フレーム撮影後のフィルム送りにおいて、コントローラー部60がモーター 8を駆動開始後、透過型フォトセンサ7の出力からこれらのパルス数を検出した 時、駆動を停止すれば、フィルム送り量を設定値に制御できる。
【0034】 また、このとき、コントローラー部60は、モータ速度に応じて予め定めた所 定時間(例えば1秒)のみモーター8の駆動を行なうものとし、それ以上モータ ー8を駆動しても透過型フォトセンサ7から上記の規定パルス数を検出できなけ れば、フィルム有無センサー20の出力を調べる。そして、フィルム有無センサ ー20によりフィルムが検出されていれば、フィルム送り異常と判定し、操作/ 表示部50の表示部にその旨の表示を行ない、操作者に警告する。
【0035】 一方、フィルム有無センサー20によりフィルムが検出されていない場合には 、フィルムの終了と判定し、コントローラー部60はさらに所定時間(2秒程度 )モーター8を連続駆動し、フィルム巻取スプール18にフィルム2を完全に巻 取る。このとき、フィルム残量なしを操作/表示部50の表示部に表示するとよ い。その後、供給マガジン101、巻取マガジン102を交換し、次の撮影セッ ションを開始できる。
【0036】 以上のように、フィルム2の有無および送り異常を透過型フォトセンサ7およ びフィルム有無センサー20の出力の組合せから検出できる。すなわち、搬送動 作中のフィルム搬送量検出結果およびフィルム有無検出結果から、フィルム搬送 異常およびフィルムの有無を確実に区別して判定できる。
【0037】 <フィルム巻取り異常の検出および表示> さらに、本実施例では、透過型フォトセンサ7、および13の出力の差からフ ィルム2の巻取異常を検出できる。
【0038】 前述のように、タイミングベルト14、スリップ機構11を介してギア10と 結合されたプーリー15、およびプーリー16の減速比は、フィルム巻取スプー ル18上のフィルム2の巻取直径が最も小さい場合でもフィルム駆動ローラ3の 送り量にほぼ相当する量あるいはそれ以上を巻取れるように設定され、フィルム 2の巻取り量増大に応じてスリップ機構11のスリップ量が増加する。
【0039】 したがって、フィルム駆動ローラ3、フィルム従動ローラ4の直径が等しく( たとえば25.5φ)、エンコーダ円板6のスリット数が同じ(たとえば64個 )巻取りが正常であれば、フィルム巻取スプール18への巻取りが進むほど、巻 取回転量(角)を検出する透過型フォトセンサ13からの1フレームの送りにつ いての出力パルス数が漸減する。
【0040】 ここで、たとえば、1フレーム100mmの送りを考えてみる。フィルム従動 ローラ4の直径は25.5φなので、このときの透過型フォトセンサ7の1フレ ーム当たりの出力パルス数は80パルスである。
【0041】 一方、フィルム巻取スプール18上のフィルム2の巻取直径は、最小25φ、 最大90φの間で変化する。ここで、プーリー16の歯数を36、プーリー15 の歯数を56、とすると、最小巻取直径では、透過型フォトセンサ13の1フレ ーム当たりの出力パルス数は約52、スリップが最も大きくなる最大巻取直径で は、約14となる。
【0042】 すなわち、1巻の撮影の間、巻取が正常であれば、1フレーム当たりの透過型 フォトセンサ7の出力パルス数は80で一定であるが、透過型フォトセンサ13 のほうは52から14まで変化する。
【0043】 ところが、フィルム2がフィルム巻取スプール18から外れてしまった場合に は、スリップ機構11に抵抗が加わらなくなり、透過型フォトセンサ13および 透過型フォトセンサ7の出力パルス数は等しくなる。
【0044】 透過型フォトセンサ13の出力パルス数の変化率は、もちろんフィルム2の厚 みによって変わりうるが、あるフィルム2については、一定である。
【0045】 そこで、透過型フォトセンサ13の出力パルスが5パルス以下の時はフィルム 巻取スプール18が回転していないと判断し、フィルム巻取スプール18へのフ ィルム巻取異常と判定することができ、また、操作/表示部50にその旨の表示 を行ない、操作者に警告することができる。
【0046】 また、上記の設定では、正常状態においては、透過型フォトセンサ13の出力 パルス数は透過型フォトセンサ7のそれよりも常に小さいため、透過型フォトセ ンサ13および7の出力パルス数の差が所定値より小さくなった場合に、フィル ム巻取スプール18からのフィルム外れとして巻取り異常を検出し、操作/表示 部50にその旨の表示を行ない、操作者に警告することができる。
【0047】 なお、フィルムの巻取り異常と判定するのは、フィルム有無センサー20によ り、あるいは前述のようにフォトセンサー7によりフィルムありが確認されてい る場合に限るのはいうまでもない。
【0048】 以上のように、透過型フォトセンサ13の出力、ないし透過型フォトセンサ1 3および透過型フォトセンサ7の出力差からフィルム2の巻取り異常を検出し、 異常があればそれを表示して操作者に警告することができる。
【0049】 すなわち、上記構成によれば、搬送動作中のフィルム巻取角検出結果の変化に 応じてフィルム巻取異常を確実に判定できる。
【0050】 なお、前記のように1フレームのフィルム送り量は、最小76.25mm〜最 大108.75mmで、これらのフィルム送りの最小、最大値は、透過型フォト センサ7の出力パルス数では61および87パルスにそれぞれ相当する。そして 、1フレーム76.25mmの送り(最小値)では透過型フォトセンサ13の出 力パルス数は巻取りの進行に応じて40〜11の範囲、1フレーム108.75 mmの送り(最大値)では透過型フォトセンサ13の出力パルス数は、巻取りの 進行に応じて57〜16の範囲で変化する。
【0051】 また、1フレーム85mmの送りは、透過型フォトセンサ7の出力パルス数で は61および87パルスにそれぞれ相当し、透過型フォトセンサ13の出力パル ス数は、巻取りの進行に応じて57〜16の範囲で変化する。
【0052】 <撮影可能状態の検出および表示> 次に、図1のカメラ本体100に設けた撮影レディLED51につき説明する 。この撮影レディLED51はカメラ本体100の視認しやすい位置に設けてあ る。この撮影レディLED51と撮影レディLED51’は連動しており、供給 マガジン101、巻取マガジン102の双方が完全に装着され、ジャムなどがな くフィルム2の頭出しが正常に終了し、撮影開始可能となった時に、その旨を表 示する。
【0053】 撮影開始可能を表示する撮影レディLED51および51’の点灯条件は、た とえば、次のようなものとする。ここでは、1フレームあたり100mm(透過 型フォトセンサ7の出力パルス数80に相当)のフィルム送りを行なう場合の例 を示す。
【0054】 巻取マガジン有無センサー21 on 供給マガジン有無センサー22 on フィルム有無センサー20 on ジャムセンサー23 off 透過型フォトセンサ7 80パルスを検出 透過型フォトセンサ13 5〜75パルスを検出 すなわち、供給マガジン101、巻取マガジン102が正常に装着されており、 撮影アパーチャ19の位置にフィルム2があり、ジャムがなく、また、1フレー ム分のフィルム搬送が正常に終了し、頭出しが終了したら、コントロール回路6 1は撮影開始可能として撮影レディLED51および51’を点灯する。
【0055】 このように、本実施例では、従来よりある操作/表示部50の撮影レディLE D51´のみならず、カメラ本体100の位置においても、フィルムの装填、あ るいは交換時に、カメラ本体100の撮影開始可能状態の表示を撮影室と、操作 室のいずれにおいても(特に、フィルムの装填、あるいは交換直後においては本 体の設置された撮影室において)視認でき、従来のように撮影室と、操作室を往 復する必要がなくなり、フィルムの装填、あるいは交換を迅速かつ確実に行なえ るようになる。
【0056】 また、フィルムやマガジンの装填状態のみならず、ジャム無し、および頭出し などの全ての条件を満たした上で完全に撮影可能状態となったとき、撮影レディ LED51、および51´を点灯するようになっているため、極めて確実に撮影 可能状態を検出、表示することができる。
【0057】 なお、撮影レディLED51として、LED以外のいかなる表示素子を用いて もよいのはいうまでもない。
【0058】 以上では、X線撮影用のスポットカメラを例示したが、上記の各構成は、各種 の有孔、無孔のロールフィルムを用いるカメラ、あるいは操作系とカメラ本体が 別々の位置に設置されるカメラに適用することができる。また、前述の駆動系の 各部材の寸法や減速比はあくまでも一例であり、たとえば、プーリー15、16 の減速比は、ローラー3、4の直径やギア9、10の減速比などに応じて変化し うるのはいうまでもない。
【0059】
【考案の効果】
以上から明らかなように、本考案によれば、ロール状のフィルムを供給位置か ら巻取位置へ1フレーム撮影ごとに所定量づつ搬送するカメラにおいて、所定駆 動源の駆動力により、フィルムを1フレーム撮影ごとに所定量づつ搬送する駆動 手段と、第1の駆動手段と連動してフィルムを巻取位置へ巻取る第2の駆動手段 と、フィルム搬送路中の所定位置に設けられたフィルム搬送量を検出する手段と 、前記フィルム搬送量検出手段よりもフィルム搬送に関して後流側の撮影位置に おいてフィルムの有無を検出する手段と、所定時間以上前記駆動源を駆動しフィ ルム搬送を行なっても、前記フィルム搬送量検出手段から所定のフィルム搬送量 を検出できない場合、前記フィルム有無検出手段によりフィルムが検出されてい なければフィルム終了と判定し、前記フィルム有無検出手段によりフィルムが検 出されていれば搬送異常と判定する制御手段を設けた構成を採用しているので、 フィルム搬送量検出結果およびフィルム有無検出結果から、フィルム搬送異常お よびフィルムの有無を確実に区別して判定でき、きめの細かい搬送状態の制御、 表示を可能とする優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を採用したX線撮影用スポットカメラの
斜視図である。
【図2】図1の装置の設置例を示した平面図である。
【図3】図1の装置のフィルム搬送系を示した説明図で
ある。
【図4】図1の装置の制御系を示した説明図である。
【符号の説明】
1 フィルム供給スプール 2 フィルム 3 フィルム駆動ローラ 4 フィルム従動ローラ 5 フィルム押えローラ 6 エンコーダ円板 7 透過型フォトセンサ 8 モーター 9 ギア 10 ギア 11 スリップ機構 12 エンコーダ円板 13 透過型フォトセンサ 14 タイミングベルト 15 プーリー 16 プーリー 17 スプール支持軸 18 フィルム巻取スプール 19 撮影アパーチャ 20 フィルム有無センサー 21 巻取マガジン有無センサー 22 供給マガジン有無センサー 23 ジャムセンサー 24 フィルム送りスイッチ 50 操作/表示部 51 撮影レディLED 51’ 撮影レディLED 60 コントローラー部 61 コントロール回路 62 電源部 100 カメラ本体 101 供給マガジン 102 巻取マガジン 103 光学系

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状のフィルムを供給位置から巻取
    位置へ1フレーム撮影ごとに所定量づつ搬送するカメラ
    において、 所定駆動源の駆動力により、フィルムを1フレーム撮影
    ごとに所定量づつ搬送する駆動手段と、 第1の駆動手段と連動してフィルムを巻取位置へ巻取る
    第2の駆動手段と、 フィルム搬送路中の所定位置に設けられたフィルム搬送
    量を検出する手段と、 前記フィルム搬送量検出手段よりもフィルム搬送に関し
    て後流側の撮影位置においてフィルムの有無を検出する
    手段と、 所定時間以上前記駆動源を駆動しフィルム搬送を行なっ
    ても、前記フィルム搬送量検出手段から所定のフィルム
    搬送量を検出できない場合、前記フィルム有無検出手段
    によりフィルムが検出されていなければフィルム終了と
    判定し、前記フィルム有無検出手段によりフィルムが検
    出されていれば搬送異常と判定する制御手段を設けたこ
    とを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 前記判定結果を表示する手段を設けたこ
    とを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
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