JP2563719Y2 - カメラ - Google Patents

カメラ

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JP2563719Y2
JP2563719Y2 JP1991073633U JP7363391U JP2563719Y2 JP 2563719 Y2 JP2563719 Y2 JP 2563719Y2 JP 1991073633 U JP1991073633 U JP 1991073633U JP 7363391 U JP7363391 U JP 7363391U JP 2563719 Y2 JP2563719 Y2 JP 2563719Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案はカメラ、特にロール状の
フィルムを供給位置から巻取位置へ1フレーム撮影ごと
に所定量づつ搬送するカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、種々のカメラにおいて、有
孔、あるいは無孔の様々なサイズのロールフィルムが使
用されており、ロールフィルムをカメラに装填し、また
撮影の進行に応じて一定量づつ搬送するための機構は古
くから知られている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】一方、フィルム残量
や、フィルムの有無などを検出し、表示する機構につい
ては、簡単なものが知られているが、カメラの用途によ
っては、ロールフィルムの装填状態、あるいは搬送状態
を検出し、表示などのために役立てるための機構につい
ては充分であるとはいえない。
【0004】たとえば、X線撮影用のスポットカメラな
どにおいては、X線の被曝量を考えるとむやみに多数回
の撮影を行なうわけにはいかないので、1回の撮影に極
めて高い成功率が要求されるにもかかわらず、従来で
は、マガジンやフィルムの有無程度が検出されているの
みで、フィルムの搬送異常(1フレームの送り、あるい
は巻取りなど)などに関して充分な検出機構を有してい
なかった。
【0005】ロールフィルム送りの異常の場合には、異
常発生以後のすべてのフレームの撮影が失敗する可能性
があるから、フィルムの搬送異常を精密に検出できる機
構を設けるのが望ましいのはいうまでもない。
【0006】また、X線撮影用のスポットカメラなどの
場合、撮影者に対するX線の総量的な被曝量を低減する
ために撮影者はX線遮蔽材で遮蔽された操作室からカメ
ラの操作を行なうのが普通であり、このためカメラの操
作系および表示系は、操作室に配置される。
【0007】フィルム装填後、その1巻を使い切るまで
の1撮影セッション中の操作、あるいはフィルム残量表
示の視認などに介してはこのような構成でも問題がな
い。
【0008】ところが、従来では、フィルムの装着状態
の表示手段(たとえば、装填が正常に終了し撮影開始可
能となった場合に点灯される)も操作室に配置されてい
たので、フィルムマガジン装着、あるいは交換後、確実
に装填が行なわれ、撮影可能状態となっているかどうか
は、カメラのそばで確かめることができず、いちいち操
作室まで戻って確認しなければならないという面倒があ
った。
【0009】本考案の課題は、以上の問題を解決し、フ
ィルムの装填、搬送、あるいは巻取状態について充分な
情報を検出でき、これを表示できるカメラを提供するこ
とにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、本考案においては、ロール状のフィルムを供給位
置から巻取位置へ1フレーム撮影ごとに所定量づつ搬送
するカメラにおいて、所定駆動源の駆動力により、フィ
ルムを1フレーム撮影ごとに所定量づつ搬送する第1の
駆動手段と、この第1の駆動手段と連動してフィルムを
巻取位置へ巻取る第2の駆動手段と、フィルム搬送路中
の所定位置に設けられたフィルム搬送量を検出するフィ
ルム搬送量検出手段と、このフィルム搬送量検出手段よ
りもフィルム搬送に関して流側の撮影位置においてフ
ィルムの有無を検出するフィルム有無検出手段と、所定
時間以上前記駆動源を駆動しフィルム搬送を行なって
も、前記フィルム搬送量検出手段から所定のフィルム搬
送量を検出できない場合、前記フィルム有無検出手段
出力を調べ、フィルムが検出されていなければフィルム
終了と判定し、フィルムが検出されていれば搬送異常と
判定し、この判定結果を表示手段に表示する制御手段を
設けた構成を採用した。
【0011】
【作用】以上の構成によれば、フィルム搬送動作中のフ
ィルム搬送量検出結果およびフィルム有無検出結果か
ら、フィルム搬送異常およびフィルム終了を確実に区別
して判定し、その判定結果を表示することができる。
【0012】
【実施例】以下、図面に示す実施例に基づき、本考案を
詳細に説明する。
【0013】図1に本考案を採用したX線撮影用スポッ
トカメラの外観を示す。図において符号100はカメラ
本体、101はフィルムの供給マガジン、102はフィ
ルムの巻取マガジン、103は撮影光学系である。な
お、撮影レディLED51については後述する。
【0014】フィルムは、供給マガジン101に収納さ
れた状態で本体100に装填され、撮影の進行とともに
巻取マガジン102に巻取られる。撮影終了後、供給マ
ガジン101および巻取マガジン102の両方が交換さ
れる。
【0015】本考案を採用したX線撮影用スポットカメ
ラは、図2のように配置される。図示の例は、集団検診
車の例で、車体の中央の撮影室200内にスポットカメ
ラが配置される。
【0016】撮影室200は、X線遮蔽材で包囲されて
おり、運転室202近傍には、操作室203が設けられ
る。操作室203には、スポットカメラ操作用の操作卓
201が設けられる。撮影操作は、全てこの操作卓20
1から行なわれる。
【0017】図3は、スポットカメラの各マガジンおよ
び本体内に設けられるフィルム搬送系の機械的構造を示
している。符号1および18は、供給マガジン101、
巻取マガジン102内にそれぞれ設けられたスプール
で、撮影の進行に応じて無孔のフィルム2はフィルム供
給スプール1からフィルム巻取スプール18へ巻取られ
ていく。
【0018】フィルム2の搬送力はフィルム駆動ローラ
3およびこれに対向するフィルム押えローラ5aによ
り、また、フィルム巻取スプール18への巻取力はフィ
ルム駆動ローラ3と連動してスプール支持軸17を回転
駆動することにより行なわれる。
【0019】すなわち、フィルム駆動ローラ3はギア
9、10を介してモーター8により矢印方向に回転駆動
される。また、スプール支持軸17は、プーリー16、
コッグドベルトからなるタイミングベルト14を介して
プーリー15と結合されており、プーリー15はスリッ
プ機構11を介してギア10と結合されている。
【0020】スリップ機構11は、フィルム巻取スプー
ル18へ巻取の進行に応じて、巻取られるフィルム2の
直径の変化を吸収するためのものである。すなわち、タ
イミングベルト14、プーリー15、16の減速比は、
フィルム巻取スプール18上のフィルム2の巻取直径が
最も小さい場合でもフィルム駆動ローラ3の送り量にほ
ぼ相当する量(以上)を巻取れるように設定されてお
り、フィルム2の巻取直径が増加するにしたがってスリ
ップ機構11のスリップ量が増加し、フィルム2の巻取
量と、送り量を等しく保つ。
【0021】プーリー15には、フィルム2の巻取量を
検出するために、エンコーダ円板12が装着されてお
り、エンコーダ円板12のスリットは透過型フォトセン
サ13により検出される。
【0022】フィルム従動ローラ4、およびこれに対向
するフィルム押えローラ5bはフィルム2のたるみを防
止し、撮影アパーチャ19の位置においてフィルム2の
平面性を保つとともに、本実施例では、フィルム2の搬
送状態の検出にも用いられる。すなわち、フィルム従動
ローラ4の軸にはエンコーダ円板6が装着され、エンコ
ーダ円板6のスリットは透過型フォトセンサ7により検
出され、これによりフィルム2の送り量が検出される。
【0023】なお、符号20は、撮影アパーチャ位置近
傍におけるフィルム2の有無を検出するためのもので、
リミットスイッチなどから構成される。
【0024】図4は、カメラ本体100および操作卓2
01内に設けられるカメラの制御系の構造を示してい
る。
【0025】制御系は、操作卓201の部分に配置され
る操作/表示部50、主制御回路からなるコントロール
回路61と、電源部62からなるコントローラー部6
0、およびカメラ本体100内の各種制御回路からな
る。操作/表示部50、コントローラー部60およびカ
メラ本体100は、配置位置に応じた長さ(ここでは
3.5mおよび20m)のケーブルにより接続される。
【0026】カメラ本体100内には、前述の撮影レデ
ィLED51、モーター8、透過型フォトセンサ7、1
3、フィルム有無センサー20などに対して検出、制御
情報を入出力するためのドライバ回路25が設けられ、
このドライバ回路25を介してコントロール回路61と
のデータ入出力が行なわれる。
【0027】カメラ本体100内のセンサないしスイッ
チとしては、前述のものの他、巻取マガジン有無センサ
ー21、供給マガジン有無センサー22、ジャムセンサ
ー23、手動でフィルム送りを行なうためのフィルム送
りスイッチ24などが設けられている。
【0028】次に以上の構成における動作につき説明す
る。
【0029】上記構成においては、透過型フォトセンサ
7、および13を介して1フレームごとのフィルムの送
り(搬送)状態および巻取り状態の両方を検出すること
ができる。
【0030】<フィルム送り異常の検出および表示> まず、規定フレーム数、あるいはそれ以上の撮影が終了
しフィルム2の残量がなく、フィルム2の後端がフィル
ム従動ローラ4よりも先に巻取られてしまった場合に
は、フィルム従動ローラ4は回転しない。この場合に
は、モーター8によるフィルム駆動ローラ3の駆動に応
じて透過型フォトセンサ13からパルスは発生するが、
透過型フォトセンサ7からはパルスが発生しなくなる。
【0031】一方、撮影中、フィルム2の残量がある場
合には、フィルム駆動ローラ3とフィルム従動ローラ4
の直径が等しければ(たとえば、ともに25.5φとす
る)フィルム駆動ローラ3が1回転すると、フィルム従
動ローラ4も1回転する。
【0032】ここで、1撮影フレームのサイズは、透過
型フォトセンサ7から検出されるフィルム送り量により
設定できる。本実施例の場合、85mmと100mmの
2種類の送り量について透過型フォトセンサ7からの出
力パルス数はそれぞれ68パルスと80パルスを設定で
きる。なお、本実施例では、送り量の可変範囲は、7
6.25mm〜108.75mm(61〜87パルスに
相当)としてある。
【0033】1フレーム撮影後のフィルム送りにおい
て、コントローラー部60がモーター8を駆動開始後、
透過型フォトセンサ7の出力からこれらのパルス数を検
出した時、駆動を停止すれば、フィルム送り量を設定値
に制御できる。
【0034】また、このとき、コントローラー部60
は、モータ速度に応じて予め定めた所定時間(例えば1
秒)のみモーター8の駆動を行なうものとし、それ以上
モーター8を駆動しても透過型フォトセンサ7から上記
の規定パルス数を検出できなければ、フィルム有無セン
サー20の出力を調べる。そして、フィルム有無センサ
ー20によりフィルムが検出されていれば、フィルム送
り異常と判定し、操作/表示部50の表示部にその旨の
表示を行ない、操作者に警告する。
【0035】一方、フィルム有無センサー20によりフ
ィルムが検出されていない場合には、フィルムの終了と
判定し、コントローラー部60はさらに所定時間(2秒
程度)モーター8を連続駆動し、フィルム巻取スプール
18にフィルム2を完全に巻取る。このとき、フィルム
残量なしを操作/表示部50の表示部に表示するとよ
い。その後、供給マガジン101、巻取マガジン102
を交換し、次の撮影セッションを開始できる。
【0036】以上のように、フィルム2の有無および送
り異常を透過型フォトセンサ7およびフィルム有無セン
サー20の出力の組合せから検出できる。すなわち、搬
送動作中のフィルム搬送量検出結果およびフィルム有無
検出結果から、フィルム搬送異常およびフィルムの有無
を確実に区別して判定できる。
【0037】 <フィルム巻取り異常の検出および表示> さらに、本実施例では、透過型フォトセンサ7、および
13の出力の差からフィルム2の巻取異常を検出でき
る。
【0038】前述のように、タイミングベルト14、ス
リップ機構11を介してギア10と結合されたプーリー
15、およびプーリー16の減速比は、フィルム巻取ス
プール18上のフィルム2の巻取直径が最も小さい場合
でもフィルム駆動ローラ3の送り量にほぼ相当する量あ
るいはそれ以上を巻取れるように設定され、フィルム2
の巻取り量増大に応じてスリップ機構11のスリップ量
が増加する。
【0039】したがって、フィルム駆動ローラ3、フィ
ルム従動ローラ4の直径が等しく(たとえば25.5
φ)、エンコーダ円板6のスリット数が同じ(たとえば
64個)巻取りが正常であれば、フィルム巻取スプール
18への巻取りが進むほど、巻取回転量(角)を検出す
る透過型フォトセンサ13からの1フレームの送りにつ
いての出力パルス数が漸減する。
【0040】ここで、たとえば、1フレーム100mm
の送りを考えてみる。フィルム従動ローラ4の直径は2
5.5φなので、このときの透過型フォトセンサ7の1
フレーム当たりの出力パルス数は80パルスである。
【0041】一方、フィルム巻取スプール18上のフィ
ルム2の巻取直径は、最小25φ、最大90φの間で変
化する。ここで、プーリー16の歯数を36、プーリー
15の歯数を56、とすると、最小巻取直径では、透過
型フォトセンサ13の1フレーム当たりの出力パルス数
は約52、スリップが最も大きくなる最大巻取直径で
は、約14となる。
【0042】すなわち、1巻の撮影の間、巻取が正常で
あれば、1フレーム当たりの透過型フォトセンサ7の出
力パルス数は80で一定であるが、透過型フォトセンサ
13のほうは52から14まで変化する。
【0043】ところが、フィルム2がフィルム巻取スプ
ール18から外れてしまった場合には、スリップ機構1
1に抵抗が加わらなくなり、透過型フォトセンサ13お
よび透過型フォトセンサ7の出力パルス数は等しくな
る。
【0044】透過型フォトセンサ13の出力パルス数の
変化率は、もちろんフィルム2の厚みによって変わりう
るが、あるフィルム2については、一定である。
【0045】そこで、透過型フォトセンサ13の出力パ
ルスが5パルス以下の時はフィルム巻取スプール18が
回転していないと判断し、フィルム巻取スプール18へ
のフィルム巻取異常と判定することができ、また、操作
/表示部50にその旨の表示を行ない、操作者に警告す
ることができる。
【0046】また、上記の設定では、正常状態において
は、透過型フォトセンサ13の出力パルス数は透過型フ
ォトセンサ7のそれよりも常に小さいため、透過型フォ
トセンサ13および7の出力パルス数の差が所定値より
小さくなった場合に、フィルム巻取スプール18からの
フィルム外れとして巻取り異常を検出し、操作/表示部
50にその旨の表示を行ない、操作者に警告することが
できる。
【0047】なお、フィルムの巻取り異常と判定するの
は、フィルム有無センサー20により、あるいは前述の
ようにフォトセンサー7によりフィルムありが確認され
ている場合に限るのはいうまでもない。
【0048】以上のように、透過型フォトセンサ13の
出力、ないし透過型フォトセンサ13および透過型フォ
トセンサ7の出力差からフィルム2の巻取り異常を検出
し、異常があればそれを表示して操作者に警告すること
ができる。
【0049】すなわち、上記構成によれば、搬送動作中
のフィルム巻取角検出結果の変化に応じてフィルム巻取
異常を確実に判定できる。
【0050】なお、前記のように1フレームのフィルム
送り量は、最小76.25mm〜最大108.75mm
で、これらのフィルム送りの最小、最大値は、透過型フ
ォトセンサ7の出力パルス数では61および87パルス
にそれぞれ相当する。そして、1フレーム76.25m
mの送り(最小値)では透過型フォトセンサ13の出力
パルス数は巻取りの進行に応じて40〜11の範囲、1
フレーム108.75mmの送り(最大値)では透過型
フォトセンサ13の出力パルス数は、巻取りの進行に応
じて57〜16の範囲で変化する。
【0051】また、1フレーム85mmの送りは、透過
型フォトセンサ7の出力パルス数では61および87パ
ルスにそれぞれ相当し、透過型フォトセンサ13の出力
パルス数は、巻取りの進行に応じて57〜16の範囲で
変化する。
【0052】<撮影可能状態の検出および表示> 次に、図1のカメラ本体100に設けた撮影レディLE
D51につき説明する。この撮影レディLED51はカ
メラ本体100の視認しやすい位置に設けてある。この
撮影レディLED51と撮影レディLED51’は連動
しており、供給マガジン101、巻取マガジン102の
双方が完全に装着され、ジャムなどがなくフィルム2の
頭出しが正常に終了し、撮影開始可能となった時に、そ
の旨を表示する。
【0053】撮影開始可能を表示する撮影レディLED
51および51’の点灯条件は、たとえば、次のような
ものとする。ここでは、1フレームあたり100mm
(透過型フォトセンサ7の出力パルス数80に相当)の
フィルム送りを行なう場合の例を示す。
【0054】 巻取マガジン有無センサー21 on 供給マガジン有無センサー22 on フィルム有無センサー20 on ジャムセンサー23 off 透過型フォトセンサ7 80パルスを検出 透過型フォトセンサ13 5〜75パルスを検出 すなわち、供給マガジン101、巻取マガジン102が
正常に装着されており、撮影アパーチャ19の位置にフ
ィルム2があり、ジャムがなく、また、1フレーム分の
フィルム搬送が正常に終了し、頭出しが終了したら、コ
ントロール回路61は撮影開始可能として撮影レディL
ED51および51’を点灯する。
【0055】このように、本実施例では、従来よりある
操作/表示部50の撮影レディLED51´のみなら
ず、カメラ本体100の位置においても、フィルムの装
填、あるいは交換時に、カメラ本体100の撮影開始可
能状態の表示を撮影室と、操作室のいずれにおいても
(特に、フィルムの装填、あるいは交換直後においては
本体の設置された撮影室において)視認でき、従来のよ
うに撮影室と、操作室を往復する必要がなくなり、フィ
ルムの装填、あるいは交換を迅速かつ確実に行なえるよ
うになる。
【0056】また、フィルムやマガジンの装填状態のみ
ならず、ジャム無し、および頭出しなどの全ての条件を
満たした上で完全に撮影可能状態となったとき、撮影レ
ディLED51、および51´を点灯するようになって
いるため、極めて確実に撮影可能状態を検出、表示する
ことができる。
【0057】なお、撮影レディLED51として、LE
D以外のいかなる表示素子を用いてもよいのはいうまで
もない。
【0058】以上では、X線撮影用のスポットカメラを
例示したが、上記の各構成は、各種の有孔、無孔のロー
ルフィルムを用いるカメラ、あるいは操作系とカメラ本
体が別々の位置に設置されるカメラに適用することがで
きる。また、前述の駆動系の各部材の寸法や減速比はあ
くまでも一例であり、たとえば、プーリー15、16の
減速比は、ローラー3、4の直径やギア9、10の減速
比などに応じて変化しうるのはいうまでもない。
【0059】
【考案の効果】以上の説明から明らかなように、本考案
によれば、ロール状のフィルムを供給位置から巻取位置
へ1フレーム撮影ごとに所定量づつ搬送するカメラにお
いて、所定駆動源の駆動力により、フィルムを1フレー
ム撮影ごとに所定量づつ搬送する第1の駆動手段と、
第1の駆動手段と連動してフィルムを巻取位置へ巻取
る第2の駆動手段と、フィルム搬送路中の所定位置に設
けられたフィルム搬送量を検出するフィルム搬送量検出
手段と、このフィルム搬送量検出手段よりもフィルム搬
送に関して流側の撮影位置においてフィルムの有無を
検出するフィルム有無検出手段と、所定時間以上前記駆
動源を駆動しフィルム搬送を行なっても、前記フィルム
搬送量検出手段から所定のフィルム搬送量を検出できな
い場合、前記フィルム有無検出手段の出力を調べ、フィ
ルムが検出されていなければフィルム終了と判定し、フ
ィルムが検出されていれば搬送異常と判定し、この判定
結果を表示手段に表示する制御手段を設けた構成を採用
しているので、フィルム搬送動作中のフィルム搬送量検
出結果およびフィルム有無検出結果から、フィルム搬送
異常およびフィルム終了を確実に区別して判定し、その
判定結果を表示することができ、きめの細かい搬送状態
表示が可能となるという優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案を採用したX線撮影用スポットカメラの
斜視図である。
【図2】図1の装置の設置例を示した平面図である。
【図3】図1の装置のフィルム搬送系を示した説明図で
ある。
【図4】図1の装置の制御系を示した説明図である。
【符号の説明】
1 フィルム供給スプール 2 フィルム 3 フィルム駆動ローラ 4 フィルム従動ローラ 5 フィルム押えローラ 6 エンコーダ円板 7 透過型フォトセンサ 8 モーター 9 ギア 10 ギア 11 スリップ機構 12 エンコーダ円板 13 透過型フォトセンサ 14 タイミングベルト 15 プーリー 16 プーリー 17 スプール支持軸 18 フィルム巻取スプール 19 撮影アパーチャ 20 フィルム有無センサー 21 巻取マガジン有無センサー 22 供給マガジン有無センサー 23 ジャムセンサー 24 フィルム送りスイッチ 50 操作/表示部 51 撮影レディLED 51’ 撮影レディLED 60 コントローラー部 61 コントロール回路 62 電源部 100 カメラ本体 101 供給マガジン 102 巻取マガジン 103 光学系

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロール状のフィルムを供給位置から巻取
    位置へ1フレーム撮影ごとに所定量づつ搬送するカメラ
    において、 所定駆動源の駆動力により、フィルムを1フレーム撮影
    ごとに所定量づつ搬送する第1の駆動手段と、この 第1の駆動手段と連動してフィルムを巻取位置へ巻
    取る第2の駆動手段と、 フィルム搬送路中の所定位置に設けられたフィルム搬送
    量を検出するフィルム搬送量検出手段と、この フィルム搬送量検出手段よりもフィルム搬送に関し
    流側の撮影位置においてフィルムの有無を検出する
    フィルム有無検出手段と、 所定時間以上前記駆動源を駆動しフィルム搬送を行なっ
    ても、前記フィルム搬送量検出手段から所定のフィルム
    搬送量を検出できない場合、前記フィルム有無検出手段
    の出力を調べ、フィルムが検出されていなければフィル
    ム終了と判定し、フィルムが検出されていれば搬送異常
    と判定し、この判定結果を表示手段に表示する制御手段
    を設けたことを特徴とするカメラ。
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