JPH0527704Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0527704Y2 JPH0527704Y2 JP1986075166U JP7516686U JPH0527704Y2 JP H0527704 Y2 JPH0527704 Y2 JP H0527704Y2 JP 1986075166 U JP1986075166 U JP 1986075166U JP 7516686 U JP7516686 U JP 7516686U JP H0527704 Y2 JPH0527704 Y2 JP H0527704Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- torque
- cylinder
- magnetic
- magnetic powder
- rotor
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
- 239000006247 magnetic powder Substances 0.000 claims description 16
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 7
- 239000000696 magnetic material Substances 0.000 description 5
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 229910001369 Brass Inorganic materials 0.000 description 1
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical compound [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 239000010951 brass Substances 0.000 description 1
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- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本考案は複写機、電線巻取り巻出し機、その他
一般産業機械において、伝達トルクが一定値以上
に過大になるとパウダクラツチが滑つて伝達トル
クを制限するトルクリミツタの構成に関するもの
である。
一般産業機械において、伝達トルクが一定値以上
に過大になるとパウダクラツチが滑つて伝達トル
クを制限するトルクリミツタの構成に関するもの
である。
(従来の技術)
従来のこの種のトルクリミツタの構成及び作用
は、図面について説明すれば次のとおりである。
は、図面について説明すれば次のとおりである。
第2図に示す上半部断面正面図において、1は
回転軸、2は軸受、3はシリンダで、磁性体より
成る。4,5は側板で、材質は真ちゆう、ステン
レス等非磁性体より成り、シリンダ3に嵌合し、
軸受2を介し、回転軸1に回転自在に組立てられ
ている。6,7はロータで、磁性体より成り、回
転軸1に同心固着する。8は永久磁石で、ロータ
6,7に挾着され回転軸1に同心固着する。ロー
タ6,7の円周面とシリンダ3の内周面とのすき
間Aの位置に磁性鉄粉等磁性粉体Pを封入する。
9はオイルシール、フエルトシール等シールで磁
性粉体Pが軸受2内に侵入するのを防止する。
回転軸、2は軸受、3はシリンダで、磁性体より
成る。4,5は側板で、材質は真ちゆう、ステン
レス等非磁性体より成り、シリンダ3に嵌合し、
軸受2を介し、回転軸1に回転自在に組立てられ
ている。6,7はロータで、磁性体より成り、回
転軸1に同心固着する。8は永久磁石で、ロータ
6,7に挾着され回転軸1に同心固着する。ロー
タ6,7の円周面とシリンダ3の内周面とのすき
間Aの位置に磁性鉄粉等磁性粉体Pを封入する。
9はオイルシール、フエルトシール等シールで磁
性粉体Pが軸受2内に侵入するのを防止する。
上記のような構成において、永久磁石8による
磁束は破線で示すように、ロータ6、磁性粉体
P,シリンダ3、磁性粉体P、ロータ7を経路と
する磁束回路φを発生し、回転軸1のトルクをシ
リンダ3側に、又はシリンダ3側のトルクを回転
軸1に伝達し、伝達トルクが一定値以上に過大に
なると、磁性粉体Pが滑り、伝達トルクを制限す
る。
磁束は破線で示すように、ロータ6、磁性粉体
P,シリンダ3、磁性粉体P、ロータ7を経路と
する磁束回路φを発生し、回転軸1のトルクをシ
リンダ3側に、又はシリンダ3側のトルクを回転
軸1に伝達し、伝達トルクが一定値以上に過大に
なると、磁性粉体Pが滑り、伝達トルクを制限す
る。
ところで、上記のような従来の構成のトルクリ
ミツタには次のような欠点があつた。
ミツタには次のような欠点があつた。
(1) 磁性粉体Pを封入するとき、Bの位置、すな
わち、ロータ7と側板5とのすき間に磁性粉体
が溜まり正規の位置Aの位置に挿入しにくい。
わち、ロータ7と側板5とのすき間に磁性粉体
が溜まり正規の位置Aの位置に挿入しにくい。
(2) Bの位置に磁性粉体が固まつたときは、トル
クリミツタが回転してから磁性粉体は次第にA
の位置に分布するので時間がかかり、初期の間
は安定したトルクが得られない。
クリミツタが回転してから磁性粉体は次第にA
の位置に分布するので時間がかかり、初期の間
は安定したトルクが得られない。
上記のような欠点を除去し、次の各項を達成す
ることを目的として、同一出願人により昭和61年
2月26日提出、実願昭61−027199号「トルクリミ
ツタ」に開示された考案(以下「既出願考案」と
いう)がある。
ることを目的として、同一出願人により昭和61年
2月26日提出、実願昭61−027199号「トルクリミ
ツタ」に開示された考案(以下「既出願考案」と
いう)がある。
(1) 磁性粉体を初期からトルク発生に寄与する位
置に封入できる。
置に封入できる。
(2) 初期から安定したトルクが得られる。
本考案は既出願考案の改良に関するものであ
る。
る。
(考案が解決しようとする問題点)
トルクリミツタの伝達トルクを増大することを
目的とする。
目的とする。
(問題点を解決するための手段)
シリンダの内周面に2個の円環状の永久磁石を
嵌合し、各々の永久磁石のN極S極の方向性を同
一にする。
嵌合し、各々の永久磁石のN極S極の方向性を同
一にする。
(作用)
2個の永久磁石のN極S極の方向性が同一であ
ると、一方の永久磁石の磁力線に他方の永久磁石
の磁力線が加重されるため、磁束が増加し、伝達
トルクは増大する。もし、一方の永久磁石のN極
S極の方向性が逆方向であると磁力線は互いに打
消し合い、磁束は減少し伝達トルクは減少するの
で、このような事態の発生を防止する。
ると、一方の永久磁石の磁力線に他方の永久磁石
の磁力線が加重されるため、磁束が増加し、伝達
トルクは増大する。もし、一方の永久磁石のN極
S極の方向性が逆方向であると磁力線は互いに打
消し合い、磁束は減少し伝達トルクは減少するの
で、このような事態の発生を防止する。
(実施例)
第1図に本考案の実施例を示す。同図におい
て、1は回転軸、2は軸受、3はシリンダ、4,
5は側板、9はシールで、いずれも第2図と同様
の構成及び作用をする部材である。10はロータ
で、磁性材より成り、回転軸1に同心固着する。
11,12は永久磁石で、シリンダ3の内周面に
円環状に嵌合し、それぞれの永久磁石11,12
の磁力線は回転軸心に平行であり、N極S極の方
向性を同一とする。13,14はヨークで、磁性
材より成り、それぞれ永久磁石11,12を側板
4,5に挾着する。磁性粉体Pはロータ10の円
盤面と、これと対向するヨーク13,14とのす
き間に封入する。磁束回路φは破線で示すよう
に、永久磁石11、シリンダ3、永久磁石12、
ヨーク14、磁性粉体P、ロータ10、磁性粉体
P、ヨーク13、永久磁石11の経路に発生し、
回転軸1のトルクをシリンダ3側に、又はシリン
ダ3側のトルクを回転軸1に伝達し、トルクが一
定値以上に過大になると、磁性粉体Pが滑り、伝
達トルクを制限する。伝達し得るトルクの値は永
久磁石11,12の磁力線が加重されるため磁束
が増加し、トルクの値は増大する。
て、1は回転軸、2は軸受、3はシリンダ、4,
5は側板、9はシールで、いずれも第2図と同様
の構成及び作用をする部材である。10はロータ
で、磁性材より成り、回転軸1に同心固着する。
11,12は永久磁石で、シリンダ3の内周面に
円環状に嵌合し、それぞれの永久磁石11,12
の磁力線は回転軸心に平行であり、N極S極の方
向性を同一とする。13,14はヨークで、磁性
材より成り、それぞれ永久磁石11,12を側板
4,5に挾着する。磁性粉体Pはロータ10の円
盤面と、これと対向するヨーク13,14とのす
き間に封入する。磁束回路φは破線で示すよう
に、永久磁石11、シリンダ3、永久磁石12、
ヨーク14、磁性粉体P、ロータ10、磁性粉体
P、ヨーク13、永久磁石11の経路に発生し、
回転軸1のトルクをシリンダ3側に、又はシリン
ダ3側のトルクを回転軸1に伝達し、トルクが一
定値以上に過大になると、磁性粉体Pが滑り、伝
達トルクを制限する。伝達し得るトルクの値は永
久磁石11,12の磁力線が加重されるため磁束
が増加し、トルクの値は増大する。
(考案の効果)
本考案は、シリンダの内周面に2個の円環状の
永久磁石を嵌合し、各々の永久磁石のN極S極の
方向性を同一としたので、両者の磁力線が加重さ
れ、磁束が増加し、伝達トルクは増大するという
極めて優れた効果がある。
永久磁石を嵌合し、各々の永久磁石のN極S極の
方向性を同一としたので、両者の磁力線が加重さ
れ、磁束が増加し、伝達トルクは増大するという
極めて優れた効果がある。
第1図は本考案の実施例を示す上半部断面正面
図、第2図は従来のトルクリミツタの上半部断面
正面図である。 1……回転軸、3……シリンダ、4,5……側
板、10……ロータ、11,12……永久磁石、
13,14……ヨーク、P……磁性粉体。
図、第2図は従来のトルクリミツタの上半部断面
正面図である。 1……回転軸、3……シリンダ、4,5……側
板、10……ロータ、11,12……永久磁石、
13,14……ヨーク、P……磁性粉体。
Claims (1)
- シリンダ3の内周面に2個の円環状の永久磁石
11,12を嵌合し、上記永久磁石11,12を
それぞれ側板4,5に挾着するヨーク13,14
と回転軸1に同心固着したロータ10の円盤面と
のすき間に磁性粉体Pを封入した構成において、
上記永久磁石11,12のN極S極の方向性を同
一にしたことを特徴とするトルクリミツタ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986075166U JPH0527704Y2 (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 | |
EP87102650A EP0234564B1 (en) | 1986-02-26 | 1987-02-25 | Torque limiter |
DE8787102650T DE3775577D1 (de) | 1986-02-26 | 1987-02-25 | Drehmomentbegrenzer. |
US07/018,572 US4844220A (en) | 1986-02-26 | 1987-02-25 | Torque limiter |
US07/309,345 US4974706A (en) | 1986-02-26 | 1989-02-10 | Torque limiter |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986075166U JPH0527704Y2 (ja) | 1986-05-19 | 1986-05-19 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62185918U JPS62185918U (ja) | 1987-11-26 |
JPH0527704Y2 true JPH0527704Y2 (ja) | 1993-07-15 |
Family
ID=30921056
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986075166U Expired - Lifetime JPH0527704Y2 (ja) | 1986-02-26 | 1986-05-19 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0527704Y2 (ja) |
-
1986
- 1986-05-19 JP JP1986075166U patent/JPH0527704Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62185918U (ja) | 1987-11-26 |
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