JPH0451215Y2 - - Google Patents

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JPH0451215Y2
JPH0451215Y2 JP1745787U JP1745787U JPH0451215Y2 JP H0451215 Y2 JPH0451215 Y2 JP H0451215Y2 JP 1745787 U JP1745787 U JP 1745787U JP 1745787 U JP1745787 U JP 1745787U JP H0451215 Y2 JPH0451215 Y2 JP H0451215Y2
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yoke
magnetic powder
torque
cover
rotor
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JP1745787U
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  • Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は複写機、電線巻取り巻出し機、その他
一般産業機械において、伝達トルクが一定値以上
に過大になるとパウダクラツチが滑つて伝達トル
クを制限するトルクリミツタの構成に関するもの
である。
(従来の技術) 従来のトルクリミツタの構成及び作用は、図面
について説明すれば次のとおりである。
第4図に示す上半部断面正面図において、1は
回転軸、2は軸受、3はシリンダで磁性体より成
る。4,5は側板で材質は真ちゆう、ステンレス
等非磁性体より成り、シリンダ3に嵌合し、軸受
2を介し、回転軸1に回動自在に組立てられてい
る。6,7はロータで、磁性体より成り、回転軸
1に同心固着する。8は永久磁石で、ロータ6,
7に挾着され回転軸1に同心固着する。ロータ
6,7の円周面とシリンダ3の内周面とのすき間
Aの位置に磁性鉄粉等磁性粉体Pを封入する。9
はオイルシール、フエルトシール等のシールで磁
性粉体Pが軸受2内に侵入するのを防止する。
上記のような構成において、永久磁石8による
磁束は破線で示すように、ロータ6、磁性粉体
P、シリンダ3、磁性粉体P、ロータ7を経路と
する磁束φを発生し、回転軸1のトルクをシリン
ダ3側に、又はシリンダ3側のトルクを回転軸1
に伝達し、伝達トルクが一定値以上に過大になる
と、磁性粉体Pが滑り、伝達トルクを制限する。
ところで、上記のような従来の構成のトルクリ
ミツタには次のような欠点があつた。
(1) 磁性粉体Pを封入するとき、Bの位置、すな
わち、ロータ7と側板5とのすき間に磁性粉体
がたまり正規の位置Aの位置に挿入しにくい。
(2) Bの位置に磁性粉体が固まつたときは、トル
クリミツタが回転してから磁性粉体は次第にA
の位置に分布するので時間がかかり、初期の間
は安定したトルクが得られない。
(3) 組立後はトルクの調整ができない。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は上記のような欠点を除去し、次の各項
を達成できる構成とすることを目的とする。
(1) 磁性粉体を初期からトルク発生に寄与する位
置に容易に封入できる。
(2) 初期から安定したトルクが得られる。
(3) 組立後も外部から磁束の調整ができ、そのた
めトルク調整ができる。
(問題点を解決するための手段) 磁束を発生する部分と磁性粉体封入部とを分離
して構成し両者を結合する。実施例に対応する第
1図において、永久磁石11を装着したカバー1
0より成る磁束発生部と回転軸1に、同心固着し
た円盤状ロータ14、軸受2を介して回動自在の
円盤状ヨークA12、及びヨークB13、ヨーク
A12及びヨークB13の外周間に環状に挾着し
磁束を遮断する遮断リング15より成る磁性粉体
封入部とを分離して構成し、ロータ14の円盤面
とこれと対向するヨークA12及びヨークB13
とのすき間に磁性粉体Pを封入し、カバー10の
円筒状開口端部をヨークB13の外周端部と結合
部の長さlを調整可能に結合する。
(作用) 組立性が容易になり、トルク調整が組立の際及
び組立後も可能となり、かつ上記の目的を達成す
る。
(実施例) 第1図に本考案の実施例の上半部断面正面図を
示す。同図において、1は回転軸、2は軸受、9
はシール、10はカバーで、磁性体より成り、1
1は永久磁石、12はヨークA、13はヨークB
で、ヨークA12、ヨークB13はいずれも円盤
状の磁性体より成り、軸受2を介して回転軸1に
回動自在に組立てられ、永久磁石11はカバー1
0に装着する。カバー10は円筒状開口端部にて
ヨークB13の外周部とねじ結合する。14はロ
ータで、磁性体より成り円盤状をなし回転軸1に
同心固着する。15は遮断リングで、非磁性材よ
り成りヨークA12及びヨークB13の外周間に
環状に挾着し磁束を遮断する。Pは磁性粉体でロ
ータ14の円盤面とこれと対向するヨークA12
及びヨークB13とのすき間に封入する。上記の
構成において、永久磁石11を装着したカバー1
0は磁束発生部、その他の部材は磁性粉体封入部
を構成する。磁束φは破線で示すように、永久磁
石11、ヨークA12、磁性粉体P、ロータ1
4、磁性粉体P、ヨークB13、カバー10の経
路に流れ、回転軸1のトルクをカバー10側に、
又はカバー10側のトルクを回転軸1に伝達し、
伝達トルクが一定値以上過大になると磁性粉体P
が滑り伝達トルクを制限する。
本実施例のトルクリミツタは次の順序で組立て
る。
(1) まず磁性粉体封入部を第3図に示す状態に組
立てる。すなわち、回転軸1にロータ14を同
心固着し、次にヨークA12を軸受2を介して
回転軸1に組立てシール9を装備し遮断リング
15をヨークA12に固着し、回転軸1を縦に
してロータ14の円盤面の両側に磁性粉体Pを
封入し、最後にヨークB13を軸受2を介して
回転軸1に組立て遮断リング15をヨークA1
2との間に挾着する。磁性粉体Pは永久磁石1
1の影響を受けないので初期からトルク発生に
寄与する位置に容易に封入することができる。
また、組立作業は極めて簡単にできる。
(2) 次に磁束発生部を第2図に示す状態に組立て
る。すなわち、永久磁石11をカバー10に装
着する。
(3) 最後に永久磁石11を装着したカバー10を
磁性粉体封入部にかぶせカバー10の円筒状開
口端部をヨークB13の外周部とねじ結合させ
る。結合部の長さlはねじ込み深さにより調整
することができる。ねじ込み後外周からセツト
ビスにより両者を結合する。これにより第1図
に示す完成状態になり永久磁石11の磁気力に
より磁束回路φを発生し、トルクを伝達する。
本実施例ではカバー10をヨークB13とねじ
結合させた例を示したが、必ずしもねじ結合に限
らず、カバー10を軸方向に摺動可能にヨークB
13とキー嵌合した上、結合部の長さを調整し外
周からセツトビスにより両者を結合する等の結合
構成によることもできる。
上記のように組立てられたトルクリミツタにお
いて、カバー10の円筒状開口端部とヨークB1
3との結合部の長さをlとすれば次式が成立す
る。
T∝Φ∝π/4D2・l ここに T:トルク Φ:磁束 D:ヨークB13の外径 したがつて、結合部の長さlを調整することに
より磁束Φの調整ができ、トルクTの調整ができ
るため、組立の際又は組立後においても外部から
カバー10とヨークB13との結合部の長さを調
整することによつてトルク調整をすることができ
る。
(考案の効果) 本考案は、磁性粉体封入部と磁束発生部とを分
離して構成し両者を結合して組立てる構成とした
ので、組立性が容易であるとともに、磁性粉体封
入の際ロータ及びヨークは永久磁石の影響を受け
ないので、磁性粉体を組立初期からトルク発生に
寄与する位置に容易に封入することができる。し
たがつて初期から安定したトルクを得ることがで
きる。さらに、組立後外部からトルク調整ができ
るという極めて優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の上半部断面正面図、
第2図は第1図の実施例の磁束発生部を示す上半
部断面正面図、第3図は第1図の実施例の磁性粉
体封入部を示す上半部断面正面図、第4図は従来
のトルクリミツタの上半部断面正面図である。 1……回転軸、2……軸受、10……カバー、
11……永久磁石、12……ヨークA、13……
ヨークB、14……ロータ、15……遮断リン
グ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 永久磁石11を装着したカバー10より成る磁
    束発生部と回転軸1に、同心固着した円盤状ロー
    タ14、軸受2を介して回動自在の円盤状ヨーク
    A12及びヨークB13、ヨークA12及びヨー
    クB13の外周間に環状に挾着し磁束を遮断する
    遮断リング15より成る磁性粉体封入部とを分離
    して構成し、ロータ14の円盤面とこれと対向す
    るヨークA12及びヨークB13とのすき間に磁
    性粉体Pを封入し、カバー10の円筒状開口端部
    をヨークB13の外周部と結合部の長さlを調整
    可能に結合したことを特徴とするトルクリミツ
    タ。
JP1745787U 1987-02-09 1987-02-09 Expired JPH0451215Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1745787U JPH0451215Y2 (ja) 1987-02-09 1987-02-09

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JP1745787U JPH0451215Y2 (ja) 1987-02-09 1987-02-09

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63125225U JPS63125225U (ja) 1988-08-16
JPH0451215Y2 true JPH0451215Y2 (ja) 1992-12-02

Family

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JP1745787U Expired JPH0451215Y2 (ja) 1987-02-09 1987-02-09

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