JPS6145738Y2 - - Google Patents

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JPS6145738Y2
JPS6145738Y2 JP4817480U JP4817480U JPS6145738Y2 JP S6145738 Y2 JPS6145738 Y2 JP S6145738Y2 JP 4817480 U JP4817480 U JP 4817480U JP 4817480 U JP4817480 U JP 4817480U JP S6145738 Y2 JPS6145738 Y2 JP S6145738Y2
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JP
Japan
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rotor
magnetic
magnetic pole
pole teeth
pole
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JP4817480U
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JPS56152578U (ja
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  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、出力効率、周波数応答性を高める回
転電機に関するものである。 本考案と近似したものに特願昭49−21360号
(特開昭50−114519号)が、本出願と同一出願人
によつて出願されている。 この出願は鉄片回転型の電動機にして、従来の
回転子の磁極歯が単極(N極若くはS極)である
ための欠点を改善し、出力効率、周波数応答特性
の向上を図つたものであつた。 しかしこの出願のものにあつても、以下に述べ
る欠点があつた。すなわち回転子外周部とモータ
ケース間のギヤツプを大きく設計した場合、外周
端から延長し磁極歯の外周端に近い部分に異極が
発生し、この異極が回転力を発生するうえで回転
力を打ち消す作用をし、従つて出力トルクが低下
する。 本考案は叙上の点に鑑みて成されたもので、そ
の目的とするところは、回転子の磁極歯形状に段
差を設けて回転子と固定子間に作用する磁気的吸
引、反撥力を増大し出力トルクの向上を図つた回
転電機を提供するにある。 次に本考案の一実施例を図面と共に説明する。 1は回転軸で、両端部に第1軸受2、第2軸受
3が取り付けられ、第1軸受2は軟質磁性材料で
成る中央継鉄4に固着されている。そしてその中
央継鉄4と第1軸受2との間にはワツシヤー5,
6を介して非磁性材料で成る回転子ボス7が前記
回転軸1に固着されている。8は軟質磁性材料で
成る円形状の第1ケースで、内周端部が中央継鉄
4に固着され、外周端部は折り曲げられ、また内
側には環状励磁コイル9が、前記中央継鉄4に取
り付けられている。10は非磁性材料で成る円形
状の第2ケースで、内周端部に前記第1軸受2が
固着され、外周端部は折曲げられて、第1ケース
8に嵌合され、また内側には固定子となるバリウ
ムフエライト等の材質の円板状永久磁石11が取
り付けられている。そしてこの円板状永久磁石1
1は、ドーナツ形状を成し、その表面周部方向に
N極とS極が交互に着磁されている(第4図)。 12は扁平円形状の鉄片で成る軟磁性の回転子
で、内周端部12a及び外周端部12bが同方向
に折り曲げられ、その内周端部は回転子ボス7に
固着されている。この円形鉄片回転子12平面部
は、L字状の溝孔12cが放射状に逆方向交互に
形成されて周部方向に複数個に分割され、その継
目12d,12eは機械強度に支障のない程度
に、且つ磁気飽和され磁気短絡量が無視できる程
度に(大きな磁気抵抗を有するように)極めて狭
く形成され、またその溝孔12cで囲まれる磁極
歯12f,12gは前記円板状永久磁石11の
N・S極の極数に対応する数になつている(第2
図)。さらに磁極歯12fの外周部には磁極歯1
2gよりも円板状永久磁石11との間隔が大とな
る段部12f′が形成されている。 尚13は第1ケース8に形成された孔に嵌め込
まれたブツシユで、そこには環状励磁コイル9の
コードが挿通されている。また14は動力伝達用
のギヤで、回転軸1に固着されている。 次に上記した構成に基いて動作を説明するに、
いま環状励磁コイル9に商用周波電圧を加える
と、そこに流れる電流によつて交番磁束が発生
し、この磁束は第3図に示すように第1ケース8
←→空隙←→円形鉄片回転子12の外周端部12b←→
同回転子12の磁極歯12f,12g←→同回転子
12の内周端部12a←→空隙←→中央継鉄4←→第1
ケース8の磁気回路を流れる。このため電源周波
数のある半周期においては、第3図に示すように
円形鉄片回転子12の磁極歯12f,12gには
それぞれS極、N極が同時に現われ、このためこ
の円形鉄片回転子12は双磁極が形成されること
になる。 停止状態では、円形鉄片回転子12の磁極歯1
2f,12gは、円板状永久磁石11のN極から
S極への磁気回路が最小の磁気抵抗となる位置に
停止するため、第5図イに示すように円板状永久
磁石11のN極とS極をまたぐ状態にある。この
時環状励磁コイル9に商用周波電圧を加えて、そ
れによつて生ずる磁束が上記のような磁気回路を
流れることにより、第3図に示すように円形鉄片
回転子12の磁極歯12fにS極、12gにN極
が生じたとすると、磁極歯12fは円板状永久磁
石11のS極と反撥すると共にその隣のN極に吸
引され、また磁極歯12gも同磁石11のN極に
反撥され、その隣のS極に吸引される。このため
円形鉄片回転子12は第5図イの実線矢印方向に
回転を開始する。そして電源電圧の半周期が終了
する直前で第5図ロの位置まで回転して慣性力を
蓄積し、次の半周期に入つた時円形鉄片回転子1
2の磁極歯12f,12gは、逆極に励磁されて
第5図ハに示すように、それぞれ磁極歯12fが
N極、磁極歯12gがS極となる。そして前記と
同様の磁極面の磁気干渉作用により、第5図ニの
位置に至り、以後電源電圧の周波数に同期して回
転を続行する。ところで環状励磁コイル9に電圧
が印加され、電流が流れると円形鉄片回転子12
は第3図に示す如く磁極歯12fがS極、磁極歯
12gがN極に磁化されるが、この磁化された状
態において磁極歯12fの外周部分12bには磁
極歯12fのS極とは逆のN極が発生すると同時
に、外周部分12bに連接する磁極歯12fの外
周部、すなわち段部12f′にも部分的に異極たる
N極が発生する。この異極は永久磁石11に着磁
されたN極、S極と、磁化した磁極子12fのN
極、S極とによる吸引または反撥力を小ならしめ
る作用をする。そこで本考案にあつては、異極に
着磁される磁極子12fの外周部に段部12f′を
積極的に設け、永久磁石11よりの間隔を十分大
となし、永久磁石11の磁極と作用して回転力を
負とする磁気的吸引、反撥力をなくし、これによ
つて効率の向上を図つている。なお、第5図イに
おいて、起動時の電源電圧が逆の半周期である場
合には、点線の矢印方向に回転を開始する。 以上の説明は一実施例であるが、円形鉄片回転
子12は、その溝孔12cを磁気抵抗の大きな材
質、例えばプラスチツクで埋めることもできる。
この場合は継目12d,12eが不要になる。な
お、同円形鉄片回転子12の内周端部、外周端部
の折曲部は、中央継鉄4、第1ケース8に対する
対面面積を大きくし、空隙による磁気抵抗を減少
させ、磁束の流れを増大し、磁極歯12f,12
gに発生するN極、S極の磁力を増大させる大き
な効果を有する。中央継鉄4は、第1ケース8の
回転軸1方向に対する保持及び磁気回路の一部を
形成する役目をするが、第1ケース8の同保持は
他の方法、例えば軸受に直接取り付けることに依
【表】 以上のようにこの考案は、内周端部が回転軸に
回着され、円形平面部の内周部又は外周部を起端
として、交互に適宜間隔で分割して磁極歯を形成
すると共に外周部を起端とする磁極歯の外周部に
永久磁石より離す方向に段部を形成し、また上記
分割部に高磁気抵抗をもたせた軟磁性材で成る円
形鉄片回転子と、該円形鉄片回転子の平面部に対
向する面に複数個のN・S極が軸心から放射状に
交互に着磁され、且つ前記円形鉄片回転子と同心
を成している円板状永久磁石で成る固定子と、前
記円形鉄片回転子と共に磁気的回路を形成する軟
磁性材で成るケースと、該ケースと前記円形鉄片
回転子との間に位置する環状励磁コイルとで構成
されるものである。 従つて、円形鉄片回転子には、環状励磁コイル
に生ずる磁束によつてN・S極を有する複数個の
双磁極歯が略全面に亘つて同時に生ずるので、円
板状永久磁石との磁気的干渉面積が、その円板状
永久磁石の着磁面積と同程度になるため、磁気効
率が大きく向上し、反撥力、吸引力が大きくな
る。このため慣性量の大きな円形鉄片回転子が使
用可能になり、出力効率を大きくすることができ
る。すなわち同一慣性量を有する回転子をもつた
電動機に比べて少ない電気的入力で動作できる。
また円形鉄片回転子の外周部を基端として延びる
磁極歯の外周部を永久磁石より離す方向の段部と
したので、該磁極歯に異極が発生しても永久磁石
との空隙が大となり、有効的に吸引、反撥力が発
生し、その結果起動を開始する電圧を低くでき、
かつ発生する出力トルクも大きくなつて効率の良
い回転電機を製作できる外、同一慣性量を有する
他の回転子に比べて高い周波数にまで応ずること
ができ、このため周波数応答性が向上する。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は小型同
期電動機の中央縦断面図、第2図は円形鉄片回転
子の斜視図、第3図は円形鉄片回転子磁極歯の磁
化状態を示す要部の断面斜視図、第4図は円板状
永久磁石の平面図、第5図は動作説明図、第6図
は他の実施例の中央縦断面図である。 1……回転軸、8〜10……ケース、9……環
状励磁コイル、11……円板状永久磁石、12…
…円形鉄片回転子、12f,12g……磁極歯、
12f′……段部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転電機において、内周端部が回転軸に固着さ
    れ、円形平面部の内周端、外周端から軸方向に延
    長された自由端部を有すると共に前記円形平面部
    には適宜溝孔によつて等角間隔に分割した複数個
    の磁極歯を有し、且つ該磁極歯は内周端部、外周
    端部が交互に高磁気抵抗の部分を有し、また内周
    端部に高磁気抵抗を有する磁極歯の外周部に後述
    する固定子との間隔が大となる段部を形成した軟
    磁性材の円形鉄片回転子と、該回転子の前記磁極
    歯と対向する面にN,S極が軸心から放射状に交
    互に着磁され、且つ前記回転子と同心を成してい
    る円板状永久磁石の固定子と、前記回転子と同心
    を成して配置された環状励磁コイルと、該励磁コ
    イルの一部を包囲する軟磁性材で成るケースを含
    み、該ケースと前記回転子とで前記環状励磁コイ
    ルを包囲する磁気回路とより構成したことを特徴
    とする回転電機。
JP4817480U 1980-04-11 1980-04-11 Expired JPS6145738Y2 (ja)

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JP4817480U JPS6145738Y2 (ja) 1980-04-11 1980-04-11

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JP4817480U JPS6145738Y2 (ja) 1980-04-11 1980-04-11

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JPS56152578U JPS56152578U (ja) 1981-11-14
JPS6145738Y2 true JPS6145738Y2 (ja) 1986-12-23

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JP4817480U Expired JPS6145738Y2 (ja) 1980-04-11 1980-04-11

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