JPS5843426Y2 - 同期電動機 - Google Patents

同期電動機

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JPS5843426Y2
JPS5843426Y2 JP1981040712U JP4071281U JPS5843426Y2 JP S5843426 Y2 JPS5843426 Y2 JP S5843426Y2 JP 1981040712 U JP1981040712 U JP 1981040712U JP 4071281 U JP4071281 U JP 4071281U JP S5843426 Y2 JPS5843426 Y2 JP S5843426Y2
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JP
Japan
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rotor
magnetic
excitation coil
iron piece
magnetic flux
Prior art date
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Expired
Application number
JP1981040712U
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English (en)
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JPS56147774U (ja
Inventor
朋久 桑子
敏雄 棚瀬
Original Assignee
株式会社東海理化電機製作所
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、出力効率、周波数応答性を高めた同期電動
機に関する。
出力効率は、電気的入力→機械的出力の変換効率で、こ
れが高ければ同一出力を得るために少ない消費電力で済
み、また小型化も可能になり、更に損失が少なくなるた
め温度上昇も少なくなる。
周波数応答性は、電源周波数にいかに周期できるか、あ
るいは電源周波数の何倍にまで同期できるかを示すもの
であり、動作の安定性を示す指標となる。
これらの点に関し、従来のマグネット回転型の小型同期
電極においては、回転子である永久磁石の材料(バリウ
ムフェライトアルニコ等)の加工の限界性による形状、
あるいは比重により、その回転子の慣性量を充分小さく
することは困難であるところから、周波数応答性に問題
を有していた。
またこの慣性量をある有限の範囲で少な(したとしても
、出力トルクが低下するため出力効率が低下し、低トル
ク用電動機以外に利用できなかった。
すなわち従来のマグ坏ット回転型電動機においては、出
力効率と周波数応答特性とは二律背反的な関係にあった
また他に鉄片回転型の電動機があるが、この回転子の磁
極歯は単極(N極もしくはS極)であるため、磁気効率
において極めて不利となり、このため出力効率、周波数
応答特性共極めて悪かった。
この考案は以上のような点に着目して威されたもので、
その目的とするところは、励磁コイルによって回転子が
励磁された時に、永久磁石との間で回転子に形成した自
由端部の磁力線が回転力を1狙止するような作用をしな
いことにより、出力効率、周波数応答特性の何れも向上
した同期電動機を提供するにある。
以下、この考案の一実施例を図を参照して説明する。
1は回転軸で、両端部に第1軸受2、第2軸受3が取り
付けられ、第1軸受2には軟質磁性材料で成る中央継鉄
4が固着されている。
そしてその中央継鉄4と第2軸受3との間にはワッシャ
ー5,6を介して磁性材料で成る回転子ボス1が前記回
転軸1に固着されている。
8は軟質磁性材料で成る円形状の第1ケースで、内周端
部が中央継鉄4に固Nされ、外周端部は折り曲げられ、
また内側には環状励磁コイル9が、前記中央継鉄4に取
り付けられている。
10は非磁性材料でなる円形状の第2ケースで、内周端
部が第2軸受3に固着され、外周端部は折曲げられて、
第1ケース8に嵌合され、また内側には固定子となるバ
リウムフェライト等の材料の円板状永久磁石11が取り
付けられている。
そしてこの円板状永久磁石11は、ドーナツ形状を威し
、その表面周部方向にN極とS極が交互に着磁されてい
る(第5図)。
12は扁平円形状の鉄片で成る軟磁性の回転子で、内周
端部及び外周端部が同方向に折り曲げられ、その内周端
部は回転子ボス7に固着されている。
この円形鉄片回転子12平面部は、L字状の溝孔12a
が放射状に逆方向交互に形成されて周部方向に複数個に
分割され、その継目12b、12cは機械強度に支障の
ない程度に、且つ磁気飽和され磁気短絡量が無視できる
程度に(大きな磁気抵抗を有するように)極めて狭く形
成され、またその溝孔12aで囲まれる磁極歯12d、
12eは前記円板状永久磁石11のN−3磁極数に対応
する数になっている(第3図)。
尚13は第1ケース8に形成された孔に嵌め込まれたブ
ツシュで、そこには環状励磁コイル9のコード9aが挿
通されている。
また14は動力伝達用のギヤで、回転軸1に固着されて
いる。
いま環状励磁コイル9に商用周波電圧を加えると、そこ
に流れる電流によって交番磁束が発生し、この磁束は第
1図に示すように第1ケース8→空隙O円形鉄片回転子
12の外周自由端部←円形鉄片回転子120円形平面部
0円形鉄片回転子12の内周自由端部0空隙0中央継鉄
40第1ケース8の磁気回路を流れる。
このため電源周波数のある半周期においては、第2図に
示すように円形鉄片回転子12の磁極歯12d 、12
eにはそれぞれS極、N極が同時に現われ、このためこ
の円形鉄片回転子12は第3図に示すように双磁極歯が
交互に形成されることになる。
停止状態では円形鉄片回転子12の磁極歯12e。
12dは、円板状永久磁石11のN極からS極への磁気
回路が最小の磁気抵抗となる位置に停止するため、第6
図イに示すように円板状永久磁石11ON極とS極をま
たぐ状態にある。
この時環状励磁コイル9に商用周波電圧を加えて、それ
によって生ずる磁束が上記のように磁気回路を流れるこ
とにより、第2図に示すように円形鉄片回転子12の磁
極歯12dにS極、12eにN極が生じたとすると、磁
極歯12dは円板状永久磁石11のS極と反撥すると共
にその隣のN極に吸弓され、また磁極歯12eも同磁石
11のN極に反撥され、その隣のS極に吸引される。
このため円形鉄片回転子12は第6図イの矢印←方向に
回転を開始する。
そして電源電圧の半周期が終rする直前で第6図口の位
置まで回転して慣性力を蓄積し、次の半周期に入った時
円形鉄片回転子12の磁極歯12d 、12eは、逆極
に励磁されて第6図ハに示すように、それぞれ磁極歯1
2dがN極、磁極歯12eがS極となる。
そして前記と同様の磁極面の磁気干渉作用により、第6
図二の位置に至り、以後電源電圧の周波数に同期して回
転を続行する。
尚第6図イにおいて、起動時の電源電圧が逆の半周期で
ある場合には、矢印→方向に回転を開始する。
なお、上記において、円形鉄片回転子12が環状励磁コ
イル9によって励磁された時、永久磁石11との間で円
形鉄片回転子12の内、外周自由端部よりの磁力線が回
転力を阻止するような作用をしないことにより、円形鉄
片回転子12はその磁極歯12d、12eと永久磁石1
1との吸引、反撥力のみによって回転する。
従って、出力効率の犬なる同期電動機が得られるもので
ある。
以上の説明は一実施例であるが、円形鉄片回転子12は
、その溝孔12aを磁気抵抗の太ぎな材質、例えばプラ
スチックで埋めることもできる。
この場合は継目12b、12cが不要になる。
なお、同円形鉄片回転子12の内周端部、外周端部の折
曲部は、中央継鉄4、第1ケース8に対する対面面積を
太きくシ、空隙による磁気抵抗を減少させ、磁束の流れ
を増大し、磁極歯12d、12eに発生するN極、S極
の磁力を増大させる大きな効果を有する。
中央継鉄4は、第1ケース8の回転軸1方向に対する保
持及び磁気回路の一部を形成する役目をするが、第1ケ
ース8の同保持は他の方法、例えば軸受に直接取り付け
ること、によることもでき、また磁気回路に関しては、
円形鉄片回転子12の中央開孔部の折曲部を長くするこ
とに依ることもできる。
また円形鉄片回転子12に形成される双磁極歯の数は、
円板状永久磁石11と同数である必要はなく、360度
を永久磁石の極数で除した角度で形成された磁極歯数の
うち、一部を全く取り除いた数であっても良い。
なお、前記した実施例にあっては、円形鉄片回転子12
の外周自由端部を環状励磁コイル側に折曲したものを示
したが、これは永久磁石11側に折曲しても良い。
第7図は他の実施例で、同一の条件のもとに2相とした
もので、環状励磁コイルを1個、円板状永久磁石、円形
鉄片−転子は共に2個になり、円板状永久磁石間の′醒
気的角度差は180度になっている。
以上のようにこの考案は、内周端部が回転軸に固着され
、円形平面部の内周軸又は外周部を起端として、L字状
の溝孔により交互に適亘間隔で双磁極歯となるよう分割
し、その分割部に高磁気抵抗をもたせた軟磁性材で成る
円形鉄片回転子と、該円形鉄片回転子の平面部に対向す
る面に複数個のN、S極が軸心から放射状に交互に着磁
され、且つ前記円形鉄片回転子と同上・を或している円
板状永久磁石で成る回定子と、前記円形鉄片回転子と共
に磁気的回路を形成する軟磁性材で成る函体と、該函体
と前記円形鉄片回転子との間に位置する環状励磁コイル
こで横取されをものである。
従って、円形鉄片回転子には、環状励磁コイルに生ずる
交流磁束によってN−8極を有する複数個の双磁極歯が
略全面に亘って同時に生ずるので、円板状永久磁石との
磁気的干渉面積が、その円板状永久磁石の着磁面積と同
程度になるため、磁気効率が犬ぎく向上し、反撥力、吸
引力が大きくなる。
このため慣性量の大きな円形鉄片回転子が使用可能にな
り、出力効率を大きくすることができる。
すなわち同一慣性量を有する回転子をもった電動機に比
べて少ない電気的入力で動作できる。
また同様に磁気効率が大きくなり、反撥力、吸引力が太
き(なったことにより、同一慣性量を有する他の回転子
に比べて高い周波数にまで応することができ、このため
周波数応答性が向上が図れると共に、回転子の外周自由
端部は永久磁石に対し、その磁力線が回転力を阻止する
方向には作用せず、従ってより効率の良い同期電動機を
得ることができる等の効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
図はこの考案の一実施例を示し、第1図は小型同期電動
機の断面図、第2図は円形鉄片回転子の磁極歯の作用説
明図、第3図は円形鉄片回転子の平面図、第4図は第3
図のVI−Vl断面図、第5図は円板状永久磁石の平面
図、第6図は動作説明図、第7図は他の実施例図である
。 1・・・・・・回転軸、2・・・・・・第1軸受、3・
・・・・・第2軸受、4・・・・・・中央継鉄、5・・
・・・・ワッシャー、6・・・・・・ワッシャー、1・
・・・・・回転子ボス、8・・・・・・第1ケース、9
・・・・・・環状励磁コイル、10・・・・・・第2ケ
ース、11・・・・・・円板状永久磁石、12・・・・
・・円形鉄片回転子、13・・・・・・ブツシュ、14
・・・・・・動力伝達用ギヤ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内周端部が回転軸に固着された磁性材で成る円板状鉄片
    回転子と、該回転子の電力の円板平面部に対向する面に
    複数個のN−8極が円周方向に着磁された円板状永久磁
    石より成る固定子と、前記回転子の他方の円板平面部に
    対向配置された単相入力で励磁される環状励磁コイルと
    、該励磁コイルの一部を包囲する磁性材で成る函体とか
    ら構成され、前記回転子の円板平面部には等間隔に形成
    される放射方向溝孔と、該溝孔の内外端から交互に同一
    周方向に形成されると共にその先端が隣接する前記放射
    方向溝孔と近接した周方向溝孔とより成るL字形の溝孔
    により磁極歯を形成し、かつ前記外側の周方向溝孔より
    外側の外周縁を軸方向に折曲して自由端部を形成し、前
    記函体と前記回転子との前記励磁コイルを包囲する磁気
    回路を構成して、前記励磁コイルから発生する磁束を前
    記函体の周面と空隙を介して前記回転子の自由端部との
    間を軸直角力向に流通させ、かつ前記磁束の流通と共に
    前記回転子の磁極歯にN、S極が発生するようにしたこ
    とを特徴とする同期電動機。
JP1981040712U 1981-03-25 1981-03-25 同期電動機 Expired JPS5843426Y2 (ja)

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JP1981040712U JPS5843426Y2 (ja) 1981-03-25 1981-03-25 同期電動機

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JP1981040712U JPS5843426Y2 (ja) 1981-03-25 1981-03-25 同期電動機

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JPS56147774U JPS56147774U (ja) 1981-11-06
JPS5843426Y2 true JPS5843426Y2 (ja) 1983-10-01

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ID=29636108

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3330975A (en) * 1964-10-15 1967-07-11 Vega Prec Lab Inc Self-starting synchronous motor
US3539856A (en) * 1968-08-20 1970-11-10 Plessey Co Ltd Rotary electric machines

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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US3539856A (en) * 1968-08-20 1970-11-10 Plessey Co Ltd Rotary electric machines

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JPS56147774U (ja) 1981-11-06

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