JP3106781B2 - 制動装置付電動機 - Google Patents
制動装置付電動機Info
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- JP3106781B2 JP3106781B2 JP05184780A JP18478093A JP3106781B2 JP 3106781 B2 JP3106781 B2 JP 3106781B2 JP 05184780 A JP05184780 A JP 05184780A JP 18478093 A JP18478093 A JP 18478093A JP 3106781 B2 JP3106781 B2 JP 3106781B2
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Description
えたモータに関するものである。
制動装置部分の構造を示すものである。図5において、
11はモータ軸55に固定された制動板である。モータ
軸55は電動機の回転子16に固定されている。17は
モータフレーム4に設けられたハウジングで、12はハ
ウジング17に収納されたブレーキシューである。13
は圧縮コイルバネで、18はバネ押さえ板である。
作について、以下に説明する。まず圧縮コイルバネ13
はバネ押さえ板18により片端を押さえられることで圧
縮力が生じる。ブレーキシュー12はこの圧縮力を受け
た状態で制動板11と接触し、この接触面の摩擦抵抗が
制動力となり、モータ軸55の減速ブレーキ力および静
止ブレーキ力として機能することができる。
来の構成では、電動機が回転している時も常時制動板1
1とブレーキシュー12は摩擦しているので、摩擦音の
発生および摩擦面の磨耗は避け難く、また磨耗により制
動力に変化が起こり、いずれは制動力が得られなくなる
という問題を有していた。これに対処するためブレーキ
シュー12の材質を変え、また制動板の面粗さ調整、材
質、硬さを変えるなどして摩擦音の低減や磨耗の低減を
図っていたが、いずれも完全に問題解消するに至ってい
ない。
で、簡単な構成によりブレーキの摩擦音をなくし、半永
久的に安定した減速ブレーキ力と静止保持力が得られる
制動装置付電動機を提供することを目的とする。
に本発明の制動装置付電動機は、多極に着磁した永久磁
石と、櫛歯を形成した磁性材料とを小空隙を介して対向
させ、一方を回転するようモータ軸に固定して、前記永
久磁石の着磁数と櫛歯の歯数比が整数でない組み合わせ
にしたものである。
た円筒状の内周側に多極に着磁した永久磁石の磁気吸引
力によって、外周に櫛歯を形成した磁性材料よりなるロ
ータ櫛歯部が吸引される。このとき、永久磁石の着磁数
とロータの櫛歯数の歯数比が整数のときは大きな静止ブ
レーキが得られるが、モータトルクに対比して静止ブレ
ーキを小さくする必要があるとき、永久磁石の着磁数と
ロータの櫛歯数の歯数比を整数でない組み合わせにする
ことで、モータトルクに対比した最適な減速ブレーキ力
と静止ブレーキ力を設定することができ、接触部を有す
ることなく安定した制動力を得ることができる。
て、図面を参照しながら説明する。
なるヨーク7を介し、モータフレーム4に固定された円
筒状の内周側に多極に着磁された永久磁石である。2は
磁性材料よりなるロータで、永久磁石1と小空隙6を介
して永久磁石1の内側同心上に回転するようモータ軸5
1に固定されている。3はロータ2の外周に形成された
櫛歯である。
について、その動作を説明する。まず、永久磁石1に着
磁した各N極から各々S極への磁束ループが形成され、
磁性材料よりなる櫛歯3に流入するので、モータが静止
状態のとき磁気吸引力が作用して静止ブレーキ力が得ら
れる。ここで、永久磁石の着磁数とロータの櫛歯数の歯
数比が整数のとき大きな静止ブレーキが得られるが、モ
ータトルクに対比して静止ブレーキを小さくする必要が
あるとき、永久磁石の着磁数とロータの櫛歯数の歯数比
を整数でない組み合わせにすることで、モータトルクに
対比した最適な減速ブレーキ力と静止ブレーキ力を設定
することができる。つぎにモータが回転しているときは
櫛歯3が上記磁束ループを切り、櫛歯3にうず電流が発
生し減速ブレーキを得ることができる。
りなるヨークを介してモータフレームに固定された円筒
状の内周側に多極に着磁した永久磁石と、外周に櫛歯を
形成した磁性材料よりなるロータを永久磁石と小空隙を
介して永久磁石の内側を同心上に回転するよう、モータ
軸に固定することによって摩擦部を有することなく静止
ブレーキ力と減速ブレーキ力を得ることができる。
ついて、図面を参照しながら説明する。
よりなるヨーク37を介し、モータフレーム4に固定さ
れた円板状側面に多極着磁した永久磁石である。32は
磁性材料よりなるロータで、永久磁石31と小空隙6を
介して永久磁石31の着磁面と対面して回転するようモ
ータ軸53に固定されている。33はロータ32の側面
に半径方向に形成された櫛歯である。以上は図1の構成
と異なる点でその動作は図1と同様なものである。
1は内周側に着磁して、モータフレーム4に固定し、ロ
ータ2は外周に櫛歯を形成してモータ軸51に固定した
が、永久磁石1は外周側に着磁してモータ軸51に固定
し、ロータ2は内周に櫛歯を形成してモータフレーム4
に固定してもよい。また、第2の実施例では永久磁石3
1をモータフレーム4に固定しロータ32をモータ軸5
3に固定したが、永久磁石31をモータ軸53に固定し
ロータ32をモータフレーム4に固定してもよいことは
いうまでもない。
に固定された円筒状の内周側に多極に着磁した永久磁石
と、外周に櫛歯を形成した磁性材料よりなるロータを、
永久磁石と小空隙を介し永久磁石の内側を同心上に回転
するようモータ軸に固定することにより、また永久磁石
の着磁数とロータの櫛歯数の歯数比を整数でない組み合
わせにすることによって、モータトルクと対比した最適
な静止ブレーキ力と減速ブレーキ力を得ることができ、
接触部を有しないことから摩擦音の発生を絶無とでき、
安定したブレーキ力を半永久的に発揮することができる
優れた制動装置付電動機を実現できるものである。
機の部分切り欠き側断面図
機のロータの正面図
機の部分切り欠き側断面図
機のロータの正面図
図
Claims (4)
- 【請求項1】 モータフレームに固定された円筒状の内
周側に多極に着磁した永久磁石と、外周に櫛歯を形成し
た磁性材料よりなるロータを、前記永久磁石の内側を同
心上に回転するようモータ軸に固定した制動装置を具備
し、前記永久磁石の着磁数と櫛歯の歯数比が整数でない
組み合わせにした制動装置付電動機。 - 【請求項2】 モータフレームに固定され、円周上に櫛
歯を形成した磁性材料よりなるステータと、円筒状の外
周側に多極に着磁した永久磁石よりなるロータを前記ス
テータの内側を同心上に回転するようモータ軸に固定し
た制動装置を具備し、前記永久磁石の着磁数と櫛歯の歯
数比が整数でない組み合わせにした制動装置付電動機。 - 【請求項3】 モータフレームに固定された円筒状側面
に多極に着磁した永久磁石と、櫛歯を半径方向に形成し
た磁性材料よりなるロータを前記永久磁石の着磁面と対
面して回転するようモータ軸に固定した制動装置を具備
し、前記永久磁石の着磁数と櫛歯の歯数比が整数でない
組み合わせにした制動装置付電動機。 - 【請求項4】 モータフレームに固定され、半径方向に
櫛歯を形成した磁性材料よりなるステータと、円板状の
側面に半径方向に多極に着磁した永久磁石よりなるロー
タを前記ステータの櫛歯と対面して回転するようモータ
軸に固定した制動装置を具備し、前記永久磁石の着磁数
と櫛歯の歯数比が整数でない組み合わせにした制動装置
付電動機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05184780A JP3106781B2 (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 制動装置付電動機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05184780A JP3106781B2 (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 制動装置付電動機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0746790A JPH0746790A (ja) | 1995-02-14 |
JP3106781B2 true JP3106781B2 (ja) | 2000-11-06 |
Family
ID=16159174
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05184780A Expired - Lifetime JP3106781B2 (ja) | 1993-07-27 | 1993-07-27 | 制動装置付電動機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3106781B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10436499B2 (en) | 2015-09-18 | 2019-10-08 | Lg Electronics Inc. | Refrigerator |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102004007434A1 (de) * | 2004-02-16 | 2005-09-22 | Minebea Co., Ltd. | Elektrische Maschine |
DE102007017925A1 (de) * | 2007-04-13 | 2008-10-16 | Isel Automation Gmbh & Co. Kg | Rotationseinheit |
CN105356659B (zh) * | 2015-12-04 | 2018-09-21 | 江苏上骐集团有限公司 | 一种电动物料搬运车驱动装置及控制方法 |
JP7548699B2 (ja) * | 2017-02-10 | 2024-09-10 | ポータル・クレイン・パーツ・リミテッド | 電気機械式ストームブレーキアクチュエータ |
-
1993
- 1993-07-27 JP JP05184780A patent/JP3106781B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10436499B2 (en) | 2015-09-18 | 2019-10-08 | Lg Electronics Inc. | Refrigerator |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0746790A (ja) | 1995-02-14 |
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