JP2003348805A - 発電機 - Google Patents

発電機

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JP2003348805A
JP2003348805A JP2002150453A JP2002150453A JP2003348805A JP 2003348805 A JP2003348805 A JP 2003348805A JP 2002150453 A JP2002150453 A JP 2002150453A JP 2002150453 A JP2002150453 A JP 2002150453A JP 2003348805 A JP2003348805 A JP 2003348805A
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yoke
magnet
power generation
coil
fixed
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Hideo Okano
秀雄 岡野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鉄損が極めて少なく且つコギングトルクの発
生が無く、これにより効率の良い発電ができ且つ、出力
を容易に調整することができる発電機を提供すること。 【解決手段】 アキシャルギャップ型の発電機(1)
は、ステータとしてハウジング(7)に固定された複数
のコイル(4)を備え、更に、ロータとして回転軸
(5)に固定された複数のヨーク(2)と該ヨーク
(2)それぞれに固定された複数のマグネット(3)を
備えている。ヨーク(2)、マグネット(3)、コイル
(4)、そしてヨーク(2)の順に並べられた1セット
を1発電ユニットとして、当該発電ユニットを複数、回
転軸(5)に沿って積み重ね、回転軸(5)の回転に伴
う各ヨーク(2)とマグネット(3)の回転によって各
コイル(4)から得られる出力電力の総和を増加させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発電機に関し、よ
り詳細には、ロータ(即ち、回転子)にマグネット(即
ち、磁石)を設けたアキシャルギャップ型の発電機に関
する。
【0002】
【従来の技術】図5(A)および図5(B)を参照して
従来の発電機の一例を説明する。図5(A)は従来の発
電機の断面図、そして図5(B)は図5(A)のVB−
VB矢視断面図である。発電機100は、ステータ(即
ち、固定子)としてコイル101および鉄芯102を備
え、更に、ロータとしてマグネット103および回転軸
104を備えている。回転軸104は、軸受105によ
りハウジング106に軸支されている。この発電機10
0は、回転軸104の周方向に延長するギャップをマグ
ネット103と鉄芯102との間に形成する形態を採る
ため、一般的にラジアルギャップ型と呼ばれている。ケ
イ素を含有する材料からなる鉄芯102には、図5
(B)に示されるように、複数の歯部107が設けら
れ、歯部107各々の間にはスロット108が形成さ
れ、そしてそれぞれのスロット108にコイル101が
収納される。尚、マグネット103は鉄芯102に対し
て相対的に回転するため、この構造上、渦電流損失、ヒ
ステリシス損失、コギングトルク、等が発生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述の発電機100に
おいて、鉄芯102のケイ素含有率を高めて板厚を薄く
した材料を使用すれば、鉄損の発生を少なくすることが
できるが、ケイ素の含有率を高めた材料は硬度が高いの
で、プレスによる打ち抜き性が悪く、更には、材料単価
も高いので、発電機100自体のコストを高めてしまう
といった課題がある。また、発電機100の出力は、回
転数が一定であれば、発電機100の体格(即ち、径お
よび長さ)で決まってしまうため、簡単には発電機出力
の調整ができないという課題もある。
【0004】そこで、本発明は、鉄損が極めて少なく且
つコギングトルクの発生が無く、これにより効率の良い
発電ができ且つ、出力を容易に調整することができる発
電機を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ために、本発明の発電機は、請求項1に記載したよう
に、ハウジングと、該ハウジングに回転自在に支持され
る回転軸と、該回転軸の軸方向に積み重ねられる少なく
とも2つの発電ユニットと、を備えるアキシャルギャッ
プ型の発電機であって、前記少なくとも2つの発電ユニ
ットのうち、第1の発電ユニットが、前記回転軸と一体
に回転するように前記回転軸にそれぞれ固定された円板
状の第1および第2のヨークと、前記第1のヨークと前
記第2のヨークとの間に配置され且つ前記第1のヨーク
の上面に固定された第1のマグネットと、前記第1のマ
グネットの上面と前記第2のヨークの下面との間に配置
されるように前記ハウジングに固定された第1のコイル
と、を有しており、そして前記少なくとも2つの発電ユ
ニットのうち、前記回転軸の軸方向に前記第1の発電ユ
ニットに積み重ねられる第2の発電ユニットが、前記回
転軸と一体に回転するように前記回転軸に固定された円
板状の第3のヨークと、前記第2のヨークと前記第3の
ヨークとの間に配置され且つ前記第2のヨークの上面に
固定された第2のマグネットと、前記第2のマグネット
の上面と前記第3のヨークの下面との間に配置されるよ
うに前記ハウジングに固定された第2のコイルと、を有
していることを特徴としている。
【0006】請求項1に記載の発明によれば、回転軸の
軸方向に積み重ねられる少なくとも2つの発電ユニット
を発電機が備えており、当該少なくとも2つの発電ユニ
ットのうち、第1の発電ユニットが、回転軸と一体に回
転するように回転軸にそれぞれ固定された円板状の第1
および第2のヨークと、第1のヨークと第2のヨークと
の間に配置され且つ第1のヨークの上面に固定された第
1のマグネットと、第1のマグネットの上面と第2のヨ
ークの下面との間に配置されるようにハウジングに固定
された第1のコイルと、を有しており、そして、前記少
なくとも2つの発電ユニットのうち、回転軸の軸方向に
第1の発電ユニットに積み重ねられる第2の発電ユニッ
トが、回転軸と一体に回転するように回転軸に固定され
た円板状の第3のヨークと、第2のヨークと第3のヨー
クとの間に配置され且つ第2のヨークの上面に固定され
た第2のマグネットと、第2のマグネットの上面と第3
のヨークの下面との間に配置されるようにハウジングに
固定された第2のコイルと、を有している。それ故、第
1のヨークの上面に固定された第1のマグネットにより
磁路が形成され、そして第2のヨークには第1のコイル
を通過してくる磁束を受ける磁路が形成される。更に、
第2のヨークの上面には第2のマグネットが固定されて
おり、これにより磁路が形成され、そして第3のヨーク
には第2のコイルを通過してくる磁束を受ける磁路が形
成される。即ち、ヨーク、マグネット、コイル、そして
ヨークの順に並べられた1セットを1発電ユニットとし
て、当該発電ユニットを複数、回転軸に沿って積み重ね
ていけば、回転軸の回転に伴う各ヨークとマグネットの
回転によって各コイルから得られる出力電力の総和を増
加させることができる。この発電ユニットでは、ヨーク
とマグネットが一緒に回転させられるので、マグネット
の磁束による渦電流鉄損やヒステリシス損失は発生せ
ず、従来のラジアルギャップ型の発電機と比較して、鉄
損は非常に少なく且つコギングトルクの発生は無い。そ
れ故、効率の良い発電ができ且つ、出力の増減が簡単に
できる。発電機の回転軸への入力回転を変速機により増
速する場合、鉄損が少なく、コギングトルクが無いた
め、入力側から見ると負荷が増えず、効率の良い発電が
できる。
【0007】また、本発明の発電機は、請求項2に記載
したように、前記第2の発電ユニットの第2のマグネッ
ト、第2のコイル、そして第3のヨークの並び順と同様
に、更に他のマグネット、コイル、そしてヨークを繰り
返し並設して、更なる発電ユニットが前記回転軸の軸方
向に前記第2の発電ユニットに積み重ねられることを特
徴としている。
【0008】請求項2に記載の発明のように、第2の発
電ユニットの第2のマグネット、第2のコイル、そして
第3のヨークの並び順と同様に、更に他のマグネット、
コイル、そしてヨークを繰り返し並設して、更なる発電
ユニットを前記回転軸の軸方向に前記第2の発電ユニッ
トに積み重ねていけば、各コイルから得られる出力電力
の総和を増加させることができる。
【0009】以上、本発明について簡潔に説明した。更
に、以下に説明される発明の実施の形態を添付の図面を
参照して通読することにより、本発明の詳細は更に明確
化されるであろう。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る好適な実施形
態を図面に基づき詳細に説明する。図1(A)は本発明
の一実施形態であるアキシャルギャップ型の発電機1の
断面図、そして図1(B)は図1(A)のIB矢視図で
ある。図2(A)および図2(B)は図1(A)の各マ
グネット3を形成するマグネット片の形状を示す図であ
り、図2(A)はマグネット片が有する角度を示す平面
図、そして図2(B)はマグネット3への磁化方向を示
すマグネット3の側面図である。図3(A)〜図3
(C)は図1(A)の各コイル4の形状を示す図であ
り、図3(A)はコイル4の導線の巻き方を示す平面
図、図3(B)はコイル4が有する角度を示す平面図、
そして図3(C)は図3(A)のコイル4の側面図であ
る。図4(A)および図4(B)は図1(A)の各ヨー
ク2の形状を示す図であり、図4(A)はヨーク2の平
面図、そして図4(B)は図4(A)のIVB−IVB
矢視断面図である。
【0011】図1(A)に示されるように、アキシャル
ギャップ型の発電機1は、ステータとしてハウジング7
に固定された複数のコイル4を備え、更に、ロータとし
て回転軸5に平行に配置された複数のヨーク2と該ヨー
ク2それぞれに固定された複数のマグネット(即ち、磁
石)3を備えている。ハウジング7は、図1(A)およ
び図1(B)から判るように、中空円筒形のフレーム1
5、該フレーム15の下側開口端を塞ぐように設けられ
た下ブラケット8a、およびフレーム15の上側開口端
を塞ぐように設けられた上ブラケット8bを有してい
る。
【0012】回転軸5は、下ブラケット8aおよび上ブ
ラケット8bに設けられた軸受13によりハウジング7
に軸支されている(即ち、回転自在に支持されてい
る)。尚、発電機1は、ヨーク2、マグネット3および
コイル4を回転軸5の軸方向に並設してギャップを形成
する形態を採るため、一般的にアキシャルギャップ型と
呼ばれている。
【0013】ヨーク2(2a,2b,2c,2d)はそ
れぞれ磁路を形成する円板状の磁性体により構成され
る。各ヨーク2を構成する磁性体としては、鉄、マルテ
ンサイト系ステンレス、フェライト系ステンレス、等が
例として挙げられる。各ヨーク2は、図4(A)および
図4(B)に示されるように、回転軸5が挿入される軸
挿入孔20を中央に有している。また、平行キー11が
挿入されるキー溝21が軸挿入孔20に並設されてい
る。ヨーク2は、それぞれ回転軸5と一体に回転される
ように、平行キー11により回転軸5に対する回動を抑
止され且つヨーク2a,2b,2c,2dそれぞれの間
に内側スペーサ10を介在させた状態でナット12およ
び回転軸5のフランジ5aにより挟持されて回転軸5に
互いに平行に固定される。
【0014】また、コイル4とギャップを介して対向す
る各ヨーク2(特に図1(A)ではヨーク2a,2b,
2c)の上面には複数の円環状の溝22が形成されてい
る。これらの溝22は、マグネット3を接着するための
接着剤たまりとして働く。ただし、溝22はヨーク2に
設けなくともよく、また、円環状に限らず適宜様々な形
態を採ってもよい。
【0015】各マグネット3は、図2(A)に示される
ように、外周面31が大きく内周面32が小さい扇状に
形成されたマグネット片を複数組み合せることにより形
成されており、また図2(B)に示されるように、各マ
グネット片は板圧方向(即ち、回転軸5と平行な方向)
に磁化(着磁)されている。本実施形態では一例として
図2(A)に示されるように周方向の両端面間に90°
の角度を有するマグネット片を用いているため、各マグ
ネット3を形成すべく1つの円板(リング)状の本体を
形成するように4枚のマグネット片が各ヨーク2(図1
(A)ではヨーク2a,2b,2c)の上面にそれぞれ
S極とN極を交互にして並べられ且つ接着剤等により固
定される。従って、本実施形態では各ヨーク2(図1
(A)ではヨーク2a,2b,2c)上にマグネット片
が平面視で周方向にS極−N極−S極−N極というよう
に配置される。
【0016】また、このように1つの円板(リング)状
のマグネット3を複数枚のマグネット片の組み合せで形
成する代わりに、周方向に、N極,S極,N極,S極,
・・・というように多極に着磁された1枚の円板(リン
グ)状マグネットを採用してもよい。尚、マグネットと
しては、希土類磁石、フェライト磁石、等を採用でき
る。
【0017】各コイル4は、図3(A)〜図3(C)に
示されるように、導線を略扇状の形状に同心巻きにした
後、エポキシ樹脂等によりモールドすることにより形成
されている。図1(A)に示されるように、複数のコイ
ル4は、各コイルホルダー6に装着され、コイルホルダ
ー6それぞれの間に外側スペーサ9を介在させた状態で
ハウジング7に固定される。本実施形態では図3(B)
に示されるように円周方向の両端面間に60°の角度を
有するコイル4を一例として用いているため、1つの円
(リング)を形成するように6個のコイル4が各コイル
ホルダー6に装着される。
【0018】このように、図1(A)に示される実施形
態では回転軸5の軸方向に発電機1の下端側から上端側
へ、第1のヨーク2a、第1のマグネット3a、第1の
コイル4a、第2のヨーク2b、第2のマグネット3
b、第2のコイル4b、第3のヨーク2c、第3のマグ
ネット3c、第3のコイル4c、そして第4のヨーク2
dといった順で積み上げられている。各ヨーク2(図1
(A)ではヨーク2a,2b,2c)の上面にはマグネ
ット3が固定されて磁路が形成され、そして各ヨーク2
(図1(A)ではヨーク2b,2c,2d)の下面には
コイル4を通過してくる磁束を受ける磁路が形成され
る。
【0019】即ち、ヨーク、マグネット、コイル、そし
てヨークの順に並べられた1セットを1発電ユニットと
して、当該発電ユニットを複数、回転軸5に沿って積み
重ねていけば、回転軸5の回転に伴う各ヨークとマグネ
ットの回転によって各コイルから得られる出力電力の総
和を増加させることができる。図1(A)に示される実
施形態を参照して言えば、第1のヨーク2aおよび第2
のヨーク2b、当該第1のヨーク2aと第2のヨーク2
bとの間に配置され且つ第1のヨーク2aの上面に固定
された第1のマグネット3a、および当該第1のマグネ
ット3aの上面と第2のヨーク2bの下面との間に配置
される第1のコイル4aを有する第1の発電ユニット
に、第3のヨーク2c、当該第3のヨーク2cと第2の
ヨーク2bとの間に配置され且つ第2のヨーク2bの上
面に固定された第2のマグネット3b、および当該第2
のマグネット3bの上面と第3のヨーク2cの下面との
間に配置される第2のコイル4bを有する第2の発電ユ
ニットを、回転軸5の軸方向に積み重ねられ、更に第2
の発電ユニットの構成と同様に第3の発電ユニットが積
み重ねられている。この場合、第2のヨーク2bは第1
の発電ユニットおよび第2の発電ユニットの共通ヨーク
として働き、また、第3のヨーク2cは第2の発電ユニ
ットおよび第3の発電ユニットの共通ヨークとして働
く。
【0020】このように、各発電ユニットでは、ヨーク
とマグネットが一緒に回転させられるので、マグネット
の磁束による渦電流鉄損やヒステリシス損失は発生せ
ず、従来のラジアルギャップ型の発電機と比較して、鉄
損は非常に少なく且つコギングトルクの発生は無い。そ
れ故、効率の良い発電ができ且つ、出力の増減が簡単に
できる。発電機1の回転軸5への入力回転を変速機によ
り増速する場合、鉄損が少なく、コギングトルクが無い
ため、入力側から見ると負荷が増えず、効率の良い発電
ができる。図1(A)では、前述の発電ユニットを軸方
向に3段連結した例が示されているが、更に発電ユニッ
トの数を増やしたり、逆に減らしたりすることにより発
電出力の増減を容易に調整することができる。
【0021】尚、本発明は、前述した実施形態に限定さ
れるものではなく、適宜、変形,改良,等が可能であ
る。その他、前述した実施形態における各構成要素の材
質,形状,寸法,形態,数,数値,配置個所,等は本発
明を達成できるものであれば任意であり、限定されな
い。尚、発電機1を電動機(即ち、モータ)として用い
ることも可能であることは言うまでもない。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明によれ
ば、回転軸の軸方向に積み重ねられる少なくとも2つの
発電ユニットを発電機が備えており、当該少なくとも2
つの発電ユニットのうち、第1の発電ユニットが、回転
軸と一体に回転するように回転軸にそれぞれ固定された
円板状の第1および第2のヨークと、第1のヨークと第
2のヨークとの間に配置され且つ第1のヨークの上面に
固定された第1のマグネットと、第1のマグネットの上
面と第2のヨークの下面との間に配置されるようにハウ
ジングに固定された第1のコイルと、を有しており、そ
して、前記少なくとも2つの発電ユニットのうち、回転
軸の軸方向に第1の発電ユニットに積み重ねられる第2
の発電ユニットが、回転軸と一体に回転するように回転
軸に固定された円板状の第3のヨークと、第2のヨーク
と第3のヨークとの間に配置され且つ第2のヨークの上
面に固定された第2のマグネットと、第2のマグネット
の上面と第3のヨークの下面との間に配置されるように
ハウジングに固定された第2のコイルと、を有してい
る。それ故、第1のヨークの上面に固定された第1のマ
グネットにより磁路が形成され、そして第2のヨークに
は第1のコイルを通過してくる磁束を受ける磁路が形成
される。更に、第2のヨークの上面には第2のマグネッ
トが固定されており、これにより磁路が形成され、そし
て第3のヨークには第2のコイルを通過してくる磁束を
受ける磁路が形成される。即ち、ヨーク、マグネット、
コイル、そしてヨークの順に並べられた1セットを1発
電ユニットとして、当該発電ユニットを複数、回転軸に
沿って積み重ねていけば、回転軸の回転に伴う各ヨーク
とマグネットの回転によって各コイルから得られる出力
電力の総和を増加させることができる。この発電ユニッ
トでは、ヨークとマグネットが一緒に回転させられるの
で、マグネットの磁束による渦電流鉄損やヒステリシス
損失は発生せず、従来のラジアルギャップ型の発電機と
比較して、鉄損は非常に少なく且つコギングトルクの発
生は無い。それ故、効率の良い発電ができ且つ、出力の
増減が簡単にできる。発電機の回転軸への入力回転を変
速機により増速する場合、鉄損が少なく、コギングトル
クが無いため、入力側から見ると負荷が増えず、効率の
良い発電ができる。
【0023】また、本発明のように、第2の発電ユニッ
トの第2のマグネット、第2のコイル、そして第3のヨ
ークの並び順と同様に、更に他のマグネット、コイル、
そしてヨークを繰り返し並設して、更なる発電ユニット
を前記回転軸の軸方向に前記第2の発電ユニットに積み
重ねていけば、各コイルから得られる出力電力の総和を
増加させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明の一実施形態であるアキシャル
ギャップ型の発電機の断面図、そして(B)は図1
(A)のIB矢視図である。
【図2】図1(A)の各マグネットを形成するマグネッ
ト片の形状を示す図である。
【図3】図1(A)の各コイルの形状を示す図である。
【図4】図1(A)の各ヨークの形状を示す図である。
【図5】従来の発電機の断面図である。
【符号の説明】
1 発電機 2 ヨーク 3 マグネット 4 コイル 5 回転軸 7 ハウジング

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと、該ハウジングに回転自在
    に支持される回転軸と、該回転軸の軸方向に積み重ねら
    れる少なくとも2つの発電ユニットと、を備えるアキシ
    ャルギャップ型の発電機であって、 前記少なくとも2つの発電ユニットのうち、第1の発電
    ユニットが、前記回転軸と一体に回転するように前記回
    転軸にそれぞれ固定された円板状の第1および第2のヨ
    ークと、前記第1のヨークと前記第2のヨークとの間に
    配置され且つ前記第1のヨークの上面に固定された第1
    のマグネットと、前記第1のマグネットの上面と前記第
    2のヨークの下面との間に配置されるように前記ハウジ
    ングに固定された第1のコイルと、を有しており、そし
    て前記少なくとも2つの発電ユニットのうち、前記回転
    軸の軸方向に前記第1の発電ユニットに積み重ねられる
    第2の発電ユニットが、前記回転軸と一体に回転するよ
    うに前記回転軸に固定された円板状の第3のヨークと、
    前記第2のヨークと前記第3のヨークとの間に配置され
    且つ前記第2のヨークの上面に固定された第2のマグネ
    ットと、前記第2のマグネットの上面と前記第3のヨー
    クの下面との間に配置されるように前記ハウジングに固
    定された第2のコイルと、を有していることを特徴とす
    る発電機。
  2. 【請求項2】 前記第2の発電ユニットの第2のマグネ
    ット、第2のコイル、そして第3のヨークの並び順と同
    様に、更に他のマグネット、コイル、そしてヨークを繰
    り返し並設して、更なる発電ユニットが前記回転軸の軸
    方向に前記第2の発電ユニットに積み重ねられることを
    特徴とする請求項1に記載した発電機。
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