JP3170224B2 - リラクタンス型回転電機 - Google Patents

リラクタンス型回転電機

Info

Publication number
JP3170224B2
JP3170224B2 JP17538397A JP17538397A JP3170224B2 JP 3170224 B2 JP3170224 B2 JP 3170224B2 JP 17538397 A JP17538397 A JP 17538397A JP 17538397 A JP17538397 A JP 17538397A JP 3170224 B2 JP3170224 B2 JP 3170224B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
electric machine
rotor
rotating electric
type rotating
permanent magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17538397A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH1127913A (ja
Inventor
和人 堺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=15995158&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JP3170224(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP17538397A priority Critical patent/JP3170224B2/ja
Priority to US09/094,700 priority patent/US6087751A/en
Priority to EP98111068A priority patent/EP0889574B1/en
Priority to DE69808994T priority patent/DE69808994T2/de
Priority to CN98115558A priority patent/CN1078970C/zh
Publication of JPH1127913A publication Critical patent/JPH1127913A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3170224B2 publication Critical patent/JP3170224B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/64Electric machine technologies in electromobility

Landscapes

  • Brushless Motors (AREA)
  • Synchronous Machinery (AREA)
  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規の界磁構成によ
り小型・高出力で高速回転が可能となる永久磁石を複合
したリラクタンス型回転電機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のリラクタンス型回転電機は回転子
に界磁を形成するコイルが不要であり、図13に示すよ
うに回転子3は凹凸のある鉄心4のみで構成できる。こ
のためリラクタンス型回転電機は簡素であり、かつ安価
である。
【0003】つぎに、リラクタンス型回転電機の出力の
発生原理について述べる。リラクタンス型回転電機は回
転子3に凹凸があることにより、凸部5で磁気抵抗が小
となり、凹部6では磁気抵抗が大となる。すなわち、凸
部5と凹部6上の空隙部分で電機子コイル2に電流を流
すことにより蓄えられる磁気エネルギーが異なる。この
磁気エネルギーの変化により、出力が発生する。また、
凸部5と凹部6は幾何的のみでなく、磁気的に凹凸を形
成できる(磁気抵抗、磁束密度分布が回転子の位置によ
り異なる)形状であればよい。
【0004】他の高性能な回転電機として、永久磁石回
転電機がある。電機子はリラクタンス型回転電機と同様
であるが、回転子は鉄心と回転子のほぼ全周にわたり永
久磁石が配置されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】つぎに前述の従来機に
おける技術課題について述べる。リラクタンス型回転電
機は回転子鉄心表面の凹凸により回転位置により磁気抵
抗が異なる。この変化により磁気エネルギーも変化して
出力が得られる。
【0006】しかし、電流が増加すると伴に鉄心凹部5
において局部的な磁気飽和が拡大する。これにより、磁
極間となる歯の凹部6の部分に漏れる磁束が増加して、
有効な磁束は減少して出力が低下する。
【0007】一方、他の方式の高出力の回転電機として
高磁気エネルギー積の希土類永久磁石を適用した永久磁
石電動機がある。しかし、回転子鉄心の表面に永久磁石
を配置しているので、使用する永久磁石はかなりの量が
必要となる。そこで、本発明は少ない量の永久磁石を適
用して、小型・高出力が得られるリラクタンス型回転電
機を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に対応するリラ
クタンス型回転電機では、固定子は電機子コイルを持
ち、回転子は空隙側表面に凹凸を設けた鉄心から成る。
そして、前記回転子鉄心の磁極となる凸部の側面に永久
磁石を配置している。鉄心凸部の側面に設けた永久磁石
により磁極間の鉄心凹部分と磁極の凸の側面に漏れる磁
束を抑制でき、有効な磁束が増加するので高出力を得る
ことができる。このように永久磁石は直接的に出力を発
生させるためではなく、漏れ磁束を抑制する作用が得ら
れ、この効果により、出力を向上させる。
【0009】請求項2に対応するリラクタンス型回転電
機では、固定子は電機子コイルを持ち、回転子は空隙側
表面に凹凸を設けた鉄心から成る。さらに、前記回転子
鉄心の凸部の側面に空洞部を設けて前記空洞部の永久磁
石を配置している。鉄心凸部の側面に設けた永久磁石に
より磁極間の鉄心凹部分と磁極の凸の側面に漏れる磁束
を抑制することにより、有効な磁束を増加して高出力を
得ることができる。さらに、鉄心で囲まれた空洞部に永
久磁石を埋め込むことにより永久磁石を固定できるの
で、高速回転時、接着剤で固定が困難な高温・低温にお
いても、永久磁石を強固に固定することができる。
【0010】請求項3,4に対応するリラクタンス型回
転電機では、固定子は電機子コイルを持ち、回転子は空
隙側表面に凹凸を設けた鉄心から成る。さらに、隣り合
う凸部分は外周を磁性材のブリッジで結合されている。
そして、前記凸部の側面、または、凸部の側面近傍に設
けた空洞部に永久磁石を配置している。鉄心凸部の側面
に設けた永久磁石により磁極間の鉄心凹部分と磁極の凸
の側面に漏れる磁束を抑制することができる。これによ
り、有効な磁束を増加して高出力を得ることができる。
さらに、鉄心で囲まれた空洞部に永久磁石を埋め込むこ
とにより永久磁石を固定できるので、高速回転時、接着
剤で固定が困難な高温・低温においても、永久磁石を強
固に固定することができる。
【0011】請求項5,6に対応するリラクタンス型回
転電機では、固定子は電機子コイルを持ち、回転子は円
筒の鉄心からなる。そして、回転子鉄心において、隣り
合う磁極部の間には空隙側表面近傍に多数の空洞部分を
設けている。さらに、前記磁極の側面の空洞部には永久
磁石を配置している。磁極の側面に設けた永久磁石によ
り磁極間の鉄心部分と磁極の側面に漏れる磁束を抑制す
ることができ、有効な磁束を増加して高出力を得ること
ができる。同時に、鉄心で囲まれた空洞部に永久磁石を
埋め込むことにより永久磁石を固定できるので、高速回
転、接着剤で固定が困難な高温・低温においても、磁石
を強固に固定することができる。
【0012】請求項7,8に対応するリラクタンス型回
転電機では、固定子は電機子コイルを持ち、回転子は円
筒の鉄心からなる。そして、回転子鉄心において磁極と
なる鉄心部分の側面に沿って空洞部を設け、磁極間で空
洞部がV字状になるように配置し、空洞部内に永久磁石
を挿入して構成する。磁極間に設けた永久磁石により磁
極間の鉄心部分と磁極の側面に漏れる磁束を抑制するこ
とができ、有効な磁束を増加して高出力を得ることがで
きる。同時に、鉄心で囲まれた空洞部に永久磁石を埋め
込むことにより永久磁石を固定できるので、高速回転、
接着剤で固定が困難な高温・低温においても、磁石を強
固に固定することができる。さらに、請求項8ではV字
磁石に挟まれる磁極間の鉄心の中央部分に空洞部を設け
て構成することにより、磁気抵抗が高くなり、磁極間で
漏れる磁束は全体的に小となる。
【0013】請求項9に対応するリラクタンス型回転電
機では、固定子は電機子コイルを持ち、回転子は円筒の
鉄心と回転子鉄心のV字状に配置した永久磁石からな
る。さらに、前記永久磁石は、磁石の両端に鉄心部分が
できるような長さとする。これにより、永久磁石の磁束
が両端の鉄心を磁路として回転子鉄心の外周部と中心部
に短絡して流れ、永久磁石のほとんどの磁束は回転子内
で閉じる。短絡されるので永久磁石から見た外部磁気抵
抗は極めて小となり、永久磁石にかかる反磁界は小とな
り、減磁界に対して強くなる。
【0014】請求項10に対応するリラクタンス型回転
電機では、請求項7,8の発明と同様な構造であり、効
果も同様である。ただし、回転子鉄心の配置した永久磁
石が逆V字状に配置されているので、永久磁石が発生す
る磁束は回転子鉄心内で閉じた回路を作ることができ
る。すなわち、永久磁石から見た外部磁気抵抗は極めて
小となり、永久磁石にかかる反磁界は小となり、減磁界
に対して強くなる。
【0015】請求項11に対応するリラクタンス型回転
電機では、請求項1〜10の発明と同様な構造であり、
効果も同様である。ただし、回転子鉄心が電磁鋼板を積
層したものからなるため、鉄心で生じる渦電流を低減で
きる。
【0016】請求項12に対応するリラクタンス型回転
電機では、回転子鉄心内で永久磁石が配置されていない
空洞部分に非磁性材を配置しているので、強度上強くな
る。請求項13に対応するリラクタンス型回転電機で
は、回転子鉄心内で永久磁石が配置されていない空洞部
分に導電性の非磁性材が配置されているので、過渡的に
非同期となったときに導電性材料に渦電流が流れ、安定
して回転する。また、電機子コイルに流れる高調波電流
を抑制するような電流が導電性材料に流れて高調波の影
響を低減できる。
【0017】請求項14に対応するリラクタンス型回転
電機では、請求項1〜13の発明と同様な構造であり、
効果も同様である。ただし、電機子コイルとパワー素子
を接続して一体化したものを一組として、複数組を回転
電機に設けて構成することにより、大容量のパワー素子
は不要となり、多数の汎用の小容量パワー素子で代用す
ることができる。
【0018】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)(請求項1対応) 図1は本発明の第1の実施の形態のリラクタンス型回転
電機の回転子の径方向断面図である。固定子1は電機子
コイル2を持つ、回転子3は次の特徴ある構成から成
る。回転子3は空隙側表面に凹凸を設けた鉄心4から成
り、S45C、または、積層した珪素鋼板等の磁性材か
ら成る。そして、回転子鉄心3の磁極となる凸部5の側
面にNdFeB永久磁石7を配置している。図2に本発
明の回転電機の磁束の分布を示している。鉄心凸部5の
側面に設けた永久磁石7は周方向に磁化されており、永
久磁石7の近傍の回転子鉄心(凸の磁極部)と固定子鉄
心1を磁石の磁束(実線)が流れる磁路を形成する。固
定子の電機子コイルの磁束(破線)が回転子3の磁極間
の鉄心凹部6と磁極の凸部5の側面に漏れようとするこ
とを永久磁石7の磁束(実線)が抑制する。すなわち、
漏れ磁束を抑制することにより、有効な磁束を増加して
高出力を得ることができる。
【0019】(第2の実施の形態)(請求項2対応) 図3は本発明の第2の実施の形態のリラクタンス型回転
電機の回転子の径方向断面図である。請求項2に対応す
るリラクタンス型回転電機では、請求項1と同様に固定
子は電機子コイルを持ち、回転子3は空隙側表面に凹凸
を設けた鉄心4から成る。さらに、回転子鉄心4の凸部
5の側面に四角の空洞部9を設ける。この空洞部9に永
久磁石7を配置している。そして、請求項1の作用を説
明する図2の磁束分布と同様になり、鉄心凸部5の側面
に設けた永久磁石7により磁極間の鉄心凹部分と磁極の
凸の側面に漏れる磁束を抑制する。これより、有効な磁
束を増加して高出力を得ることができる。ここでは、さ
らに鉄心で囲まれた空洞部9に永久磁石7を埋め込むこ
とにより永久磁石7を固定できるので、高速回転、接着
剤で固定が困難な高温・低温においても、磁石を強固に
固定することができる。 (第3,第4の実施の形態)
(請求項3,4対応)図4は本発明の第3の実施の形態
のリラクタンス型回転電機の回転子の径方向断面図、図
5は本発明の第4の実施の形態のリラクタンス型回転電
機の回転子の径方向断面図である。このリラクタンス型
回転電機では、第1の実施の形態と同様に固定子は電機
子コイルを持ち、回転子3は空隙側表面に凹凸を設けた
鉄心4から成る。さらに、隣り合う凸部5は外周を細い
ブリッジ10で結合されている。本実施例では珪素鋼板
に円周方向に長い穴を打ち抜くことにより、凹部6とブ
リッジ部10を一体で加工して製作する。図5では、磁
石を挿入する四角の空洞部も別途設けるが、前述の鉄心
の打ち抜き加工で同時に打ち抜く。そして、凸部5の側
面、または、凸部5の側面近傍に設けた空洞部9に永久
磁石7を配置している。鉄心凸部5の側面に設けた永久
磁石7により磁極間の鉄心凹部分と磁極の凸の側面に漏
れる磁束を抑制することにより、有効な磁束を増加して
高出力を得ることができる。鉄心で囲まれた空洞部9に
永久磁石7を埋め込むことにより永久磁石7を固定でき
るので、高速回転、接着剤で固定が困難な高温・低温に
おいても、磁石を強固に固定することができる。
【0020】(第5,6の実施の形態)(請求項5,6
対応) 図6は本発明の第5の実施の形態のリラクタンス型回転
電機の回転子の径方向断面図、図7は本発明の第6の実
施の形態のリラクタンス型回転電機の回転子の径方向断
面図である。請求項5,6に対応するリラクタンス型回
転電機では、固定子は電機子コイルを持ち、回転子3は
円筒の鉄心4からなる。そして、回転子鉄心4におい
て、隣り合う磁極部(凸部5に相当)の間には空隙側表
面近傍に多数の四角の空洞部分9を設けている。さら
に、前記磁極の側面の空洞部9には永久磁石7を配置し
ている。本実施例では回転子鉄心4は積層した珪素鋼板
から成る。珪素鋼板は円周方向に多数の四角の穴を打ち
抜くことにより、多数の空洞部分を一体で加工して製作
できる。尚、永久磁石7が配置されない空洞部9は、永
久磁石7が配置される空洞部9より大きいものとするこ
とができる。
【0021】磁極の側面に設けた永久磁石7により磁極
間の鉄心部分と磁極の側面に漏れる磁束を抑制すること
ができ、有効な磁束を増加して高出力を得ることができ
る。同時に、鉄心で囲まれた空洞部9に永久磁石7を埋
め込むことにより永久磁石7を固定できるので、高速回
転、接着剤で固定が困難な高温・低温においても、磁石
を強固に固定することができる。特に大きな空洞部を作
るのでなく、多数の穴で作るため鉄心は強度的に強くで
きる。
【0022】(第7,8の実施の形態)(請求項7,8
対応) 図8は本発明の第7の実施の形態のリラクタンス型回転
電機の回転子の径方向断面図、図9は本発明の第8の実
施の形態のリラクタンス型回転電機の回転子の径方向断
面図である。請求項7,8に対応するリラクタンス型回
転電機では、固定子は電機子コイルを持ち、回転子3は
円筒の鉄心4からなる。鉄心4は珪素鋼板を積層して製
作する。そして、回転子鉄心4において磁極5aとなる
鉄心部分の側面に沿って径方向に細長い空洞部9を設
け、磁極5a間で空洞部9がV字状になるように配置
し、空洞部9内に永久磁石7を挿入して構成する。これ
らの空洞部9は珪素鋼板を打ち抜いて加工する。
【0023】磁極5a間に設けた永久磁石7はほぼ周方
向に磁化されており、磁極5a間の鉄心部分と磁極5a
の側面に漏れる磁束を抑制することができ、有効な磁束
を増加して高出力を得ることができる。同時に、鉄心4
で囲まれた空洞部9に永久磁石7を埋め込むことにより
永久磁石7を固定できるので、高速回転、接着剤で固定
が困難な高温・低温においても、磁石を強固に固定する
ことができる。さらに、第8の実施の形態ではV字磁石
に挟まれる磁極5a間の鉄心4の中央部分に扇状の空洞
部9aを設けて構成することにより、磁気抵抗が高くな
り、磁極間で漏れる磁束は全体的に小となる。
【0024】(第9の実施の形態)(請求項9対応) 図10は本発明の第9の実施の形態のリラクタンス型回
転電機の回転子の径方向断面図である。請求項9に対応
するリラクタンス型回転電機では、固定子は電機子コイ
ルを持ち、回転子3は円筒の鉄心4と回転子鉄心4のV
字状に配置した永久磁石7からなる。さらに、永久磁石
7は磁石の両端に鉄心部分ができるように回転子半径の
長さより短くする。これより、永久磁石7の磁束が磁石
の両端の鉄心4を磁路として回転子鉄心4の外周部と中
心部に短絡して流れ、磁石の磁束は回転子鉄心内でほぼ
閉じた磁路を構成できる。短絡されるので永久磁石7か
ら見た外部磁気抵抗は極めて小となり、永久磁石7にか
かる反磁界は小となり、減磁界に対しても強くなる。
【0025】(第10の実施の形態)(請求項10対
応) 図11は本発明の第10の実施の形態のリラクタンス型
回転電機の回転子の径方向断面図である。請求項10に
対応するリラクタンス型回転電機では、第7,8の実施
の形態と同様な構造であり、効果も同様である。ただ
し、回転子鉄心の配置した永久磁石7が逆V字状に配置
されているので、永久磁石7が発生する磁束は回転子鉄
心4内で閉じた回路を作ることができる。すなわち、永
久磁石7から見た外部磁気抵抗は極めて小となり、永久
磁石7にかかる反磁界は小となり、減磁界に対して強く
なる。
【0026】(第11の実施の形態)(請求項11対
応) 第11の実施の形態のリラクタンス型回転電機では、前
述の実施の形態と同様な構造であり、効果も同様であ
る。ただし、回転子鉄心が電磁鋼板を積層したものから
なるため、鉄心で生じる渦電流を低減できる。
【0027】(第12の実施の形態)(請求項12対
応) 第12の実施の形態のリラクタンス型回転電機では、前
述の実施の形態と同様な構造であり、効果も同様であ
る。ただし、回転子鉄心内で永久磁石が配置されていな
い空洞部分に非磁性材のステンレス(SUS304)を
配置しているので、強度上強くなる。
【0028】(第13の実施の形態)(請求項13対
応) 第13の実施の形態のリラクタンス型回転電機では、前
述の実施の形態と同様な構造であり、効果も同様であ
る。ただし、回転子鉄心内で永久磁石が配置されていな
い空洞部分に導電性の非磁性材である銅、またはアルミ
ニウムが配置されているので、過渡的に非同期となった
ときに導電性材料に渦電流が流れ、安定して回転する。
また、電機子コイルに流れる高調波電流を抑制するよう
な電流が導電性材料に流れて高調波の影響を低減でき
る。
【0029】(第14の実施の形態)(請求項14対
応) 図12は本発明の第14の実施の形態のリラクタンス型
回転電機の回転子の径方向断面図である。請求項14に
対応するリラクタンス型回転電機では、前述の実施の形
態と同様な構造であり、効果も同様である。ただし、電
機子コイルとパワー素子(電力用半導体デバイスとして
のサイリスタやパワートランジスタなど)を接続して一
体化したユニット11を複数組モータ内に設けて構成す
ることにより、大容量のパワー素子は不要となり、多数
の汎用の小容量パワー素子で代用することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明によれば、回転子鉄心の凸部の磁
極の側面に設けた永久磁石により、回転子鉄心の凹部と
凸部の磁極の側面に漏れる電機子の磁束を効果的に抑制
され、有効磁束が増加するので、少ない量の永久磁石で
小型・高出力を実現できるリラクタンス型回転電機を提
供することができる。さらに、本発明の回転電機では、
永久磁石の機械的な固定が容易であり、永久磁石の耐減
磁も向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態のリラクタンス型
回転電機の径方向断面図。
【図2】 本発明の第1の実施の形態のリラクタンス型
回転電機の磁束の流れの一部を示した径方向断面図。
【図3】 本発明の第2の実施の形態のリラクタンス型
回転電機の回転子の径方向断面図。
【図4】 本発明の第3の実施の形態のリラクタンス型
回転電機の回転子の径方向断面図。
【図5】 本発明の第4の実施の形態のリラクタンス型
回転電機の回転子の径方向断面図。
【図6】 本発明の第5の実施の形態のリラクタンス型
回転電機の回転子の径方向断面図。
【図7】 本発明の第6の実施の形態のリラクタンス型
回転電機の回転子の径方向断面図。
【図8】 本発明の第7の実施の形態のリラクタンス型
回転電機の回転子の径方向断面図。
【図9】 本発明の第8の実施の形態のリラクタンス型
回転電機の回転子の径方向断面図。
【図10】 本発明の第9の実施の形態のリラクタンス
型回転電機の回転子の径方向断面図。
【図11】 本発明の第10の実施の形態のリラクタン
ス型回転電機の回転子の径方向断面図。
【図12】 本発明の第14の実施の形態のリラクタン
ス型回転電機の回転子の径方向断面図。
【図13】 従来のリラクタンス型回転電機の回転子の
径方向断面図。
【符号の説明】
1…固定子鉄心、2…電機子コイル、3…回転子、4…
回転子鉄心 5…回転子凸部(磁極)、6…回転子凹部(磁極間)、
7…永久磁石 8…回転軸、9…空洞部、10…鉄心ブリッジ部 11…パワー素子回路のユニット。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 19/10 H02K 1/27 501 H02K 21/00 H02K 29/00

Claims (14)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電機子コイルを持つ固定子と、回転子鉄
    心の空隙側表面に凹凸を設けて、前記凸部の側面に永久
    磁石を配置して構成した回転子とを備えたことを特徴と
    するリラクタンス型回転電機。
  2. 【請求項2】 電機子コイルを持つ固定子と、回転子鉄
    心の空隙側表面に凹凸を設けて、前記凸部の側面に空洞
    部を設けて前記空洞部に永久磁石を配置して構成した回
    転子とを備えたことを特徴とするリラクタンス型回転電
    機。
  3. 【請求項3】 電機子コイルを持つ固定子と、回転子鉄
    心の空隙側表面に凹凸を設けて、隣り合う凸部分は外周
    を磁性材のブリッジで結合し、前記凸部の側面に永久磁
    石を配置して構成した回転子とを備えたことを特徴とす
    るリラクタンス型回転電機。
  4. 【請求項4】 電機子コイルを持つ固定子と、回転子鉄
    心の空隙側表面に凹凸を設けて、隣り合う凸部分は外周
    を磁性材のブリッジで結合し、前記凸部の側面に空洞部
    を設けて前記空洞部に永久磁石を配置して構成した回転
    子とを備えたことを特徴とするリラクタンス型回転電
    機。
  5. 【請求項5】 電機子コイルを持つ固定子と、回転子鉄
    心において空隙側表面近傍に多数の空洞部分を設けて磁
    極を形成し、磁極側の空洞部に永久磁石を配置して構成
    した回転子とを備えたことを特徴とするリラクタンス型
    回転電機。
  6. 【請求項6】 電機子コイルを持つ固定子と、回転子鉄
    心において磁極鉄心間の中央部に空洞部を設けて磁極側
    に前記空洞部より小さな空洞部を設け、前記小さな空洞
    部内に永久磁石を配置して構成した回転子とを備えたこ
    とを特徴とするリラクタンス型回転電機。
  7. 【請求項7】 電機子コイルを持つ固定子と、回転子鉄
    心において磁極となる鉄心部分の側面に沿って空洞部を
    設け、磁極間で空洞部がV字状になるように配置し、空
    洞部内に永久磁石を挿入して構成した回転子とを備えた
    ことを特徴とするリラクタンス型回転電機。
  8. 【請求項8】 電機子コイルを持つ固定子と、回転子鉄
    心において磁極となる鉄心部分の側面に沿って空洞部を
    設け、磁極間で空洞部がV字状になるように配置し、空
    洞部内に永久磁石を挿入して構成し、さらにV字磁石に
    挟まれる磁極間の鉄心の中央部分に空洞部を設けて構成
    した回転子とを備えたことを特徴とするリラクタンス型
    回転電機。
  9. 【請求項9】 前記回転子鉄心のV字状に配置した永久
    磁石の両端部に、磁束が流れる回転子鉄心のスペースを
    形成したことを特徴とする請求項7又は8記載のリラク
    タンス型回転電機。
  10. 【請求項10】 前記回転子鉄心に配置された永久磁石
    を逆V字状に配置したことを特徴とする請求項7乃至9
    にいずれかに記載のリラクタンス型回転電機。
  11. 【請求項11】 前記回転子鉄心が電磁鋼板を積層した
    ものからなることを特徴とする請求項1乃至10のいず
    れかに記載のリラクタンス型回転電機。
  12. 【請求項12】 前記回転子鉄心内で永久磁石が配置さ
    れていない空洞部分に非磁性材を配置したことを特徴と
    する請求項4,5,6又は8に記載のリラクタンス型回
    転電機。
  13. 【請求項13】 前記回転子鉄心内で永久磁石が配置さ
    れていない空洞部分に導電性の非磁性材を配置したこと
    を特徴とする請求項4,5,6又は8に記載のリラクタ
    ンス型回転電機。
  14. 【請求項14】 前記電機子コイルとパワー素子を接続
    して一体化したものを一組とし、複数組を回転電機に設
    けて構成したことを特徴とする請求項1乃至13のいず
    れかに記載のリラクタンス型回転電機。
JP17538397A 1997-07-01 1997-07-01 リラクタンス型回転電機 Expired - Lifetime JP3170224B2 (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17538397A JP3170224B2 (ja) 1997-07-01 1997-07-01 リラクタンス型回転電機
US09/094,700 US6087751A (en) 1997-07-01 1998-06-15 Reluctance type rotating machine with permanent magnets
EP98111068A EP0889574B1 (en) 1997-07-01 1998-06-17 Reluctance type rotating machine with permanent magnets
DE69808994T DE69808994T2 (de) 1997-07-01 1998-06-17 Reluktanz-typ rotierende Maschine mit Permanentmagneten
CN98115558A CN1078970C (zh) 1997-07-01 1998-06-30 带有永久磁铁的磁阻式转动机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17538397A JP3170224B2 (ja) 1997-07-01 1997-07-01 リラクタンス型回転電機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH1127913A JPH1127913A (ja) 1999-01-29
JP3170224B2 true JP3170224B2 (ja) 2001-05-28

Family

ID=15995158

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17538397A Expired - Lifetime JP3170224B2 (ja) 1997-07-01 1997-07-01 リラクタンス型回転電機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3170224B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7705503B2 (en) 2005-09-07 2010-04-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Rotating electrical machine

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2000055961A1 (fr) * 1999-03-17 2000-09-21 Aisin Aw Co., Ltd. Moteur a reluctance
JP4449035B2 (ja) 2004-03-10 2010-04-14 日立オートモティブシステムズ株式会社 電動車両用の永久磁石回転電機
JP5085071B2 (ja) 2006-08-11 2012-11-28 株式会社東芝 永久磁石式回転電機の回転子
EP2061132B1 (en) 2006-08-23 2023-07-19 Kabushiki Kaisha Toshiba Permanent magnetic type electric motor
JP5134846B2 (ja) 2007-03-26 2013-01-30 株式会社東芝 永久磁石電動機ドライブシステム
JP2009201259A (ja) 2008-02-21 2009-09-03 Toshiba Corp 永久磁石式回転電機、永久磁石式回転電機の組立方法、永久磁石式回転電機の分解方法及び永久磁石電動機ドライブシステム
JP5161612B2 (ja) 2008-02-22 2013-03-13 株式会社東芝 永久磁石式回転電機、永久磁石式回転電機の組立方法及び永久磁石式回転電機の分解方法
JP6330425B2 (ja) * 2014-03-31 2018-05-30 ダイキン工業株式会社 回転電気機械
JP2017034899A (ja) * 2015-08-04 2017-02-09 トヨタ自動車株式会社 リラクタンスモータ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7705503B2 (en) 2005-09-07 2010-04-27 Kabushiki Kaisha Toshiba Rotating electrical machine

Also Published As

Publication number Publication date
JPH1127913A (ja) 1999-01-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7239058B2 (en) Rotor-stator structure for electrodynamic machines
JP2695332B2 (ja) 永久磁石界磁形回転子
US7982350B2 (en) Conical magnets and rotor-stator structures for electrodynamic machines
KR100918893B1 (ko) 축방향 에어갭타입 전동기
US7294948B2 (en) Rotor-stator structure for electrodynamic machines
US7884522B1 (en) Stator and rotor-stator structures for electrodynamic machines
JP3280896B2 (ja) 永久磁石式リラクタンス型回転電機
JP3290392B2 (ja) 永久磁石式リラクタンス型回転電機
JP2002112513A (ja) 回転電機
JP2009136046A (ja) トロイダル巻式回転電機
JP3597821B2 (ja) 永久磁石式リラクタンス型回転電機
JP3170224B2 (ja) リラクタンス型回転電機
JPH0479741A (ja) 永久磁石回転子
JPH09266646A (ja) ブラシレスdcモータ
JP4299391B2 (ja) 永久磁石回転子
JP3210634B2 (ja) 永久磁石式リラクタンス型回転電機
EP1810391B1 (en) Rotor-stator structure for electrodynamic machines
US10056792B2 (en) Interior permanent magnet electric machine
JP7395185B2 (ja) 回転電機
JP3507653B2 (ja) 永久磁石式回転電機
JPH11308792A (ja) 永久磁石式リラクタンス型回転電機
JP5740250B2 (ja) 永久磁石式回転電機
JP2004350492A (ja) 軸流構造形式の電気機械
JP2006020442A (ja) アキシャルギャップ型回転電機の回転子構造
JPH11252835A (ja) 永久磁石式回転電機の回転子及び高速回転型永久磁石式回転電機

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080316

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090316

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100316

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110316

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120316

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130316

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140316

Year of fee payment: 13

EXPY Cancellation because of completion of term