JPH05276824A - 全稈投入型コンバインの穀稈供給装置 - Google Patents

全稈投入型コンバインの穀稈供給装置

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Publication number
JPH05276824A
JPH05276824A JP8175792A JP8175792A JPH05276824A JP H05276824 A JPH05276824 A JP H05276824A JP 8175792 A JP8175792 A JP 8175792A JP 8175792 A JP8175792 A JP 8175792A JP H05276824 A JPH05276824 A JP H05276824A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
case
endless belt
bottom wall
upper wall
culm
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP8175792A
Other languages
English (en)
Inventor
Muneyuki Kawase
宗之 河瀬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Kubota Corp filed Critical Kubota Corp
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Publication of JPH05276824A publication Critical patent/JPH05276824A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Harvester Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 後ろ上がりのケース内に左右一対の無端帯状
体を縦回し駆動自在に設け、両無端帯状体にわたって搬
送用部材を架設し、ケースの底壁とそれに沿って上昇移
動する搬送用部材とによって刈取穀稈を脱穀装置に供給
する搬送経路を形成した全稈投入型コンバインにおい
て、ケースをコンパクトにしながら大きな搬送能力を確
保できるように、かつ、ケースの上壁に沿っての逆流現
象を確実に防止できるようにする。 【構成】 ケース底壁10aと無端帯状体11の下側部
分11aとの間隔L1 がケース10の上壁10bと無端
帯状体11の上側部分11bとの間隔L2 より大になる
状態にケース10と無端帯状体11を相対配置し、搬送
用部材13の先端側を弾性体13bで形成し、ケース上
壁10bと無端帯状体上側部分11bとの間隔L2 を、
弾性体13Bが撓み変形した状態でケース上壁10bに
対して摺動する寸法に設定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、後ろ上がりのケース内
に左右一対の無端帯状体を縦回し駆動自在に設け、両無
端帯状体にわたって搬送用部材を架設し、ケースの底壁
とそれに沿って上昇移動する搬送用部材とによって刈取
穀稈を脱穀装置に供給する搬送経路を形成した全稈投入
型コンバインの穀稈供給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば特開平3−164107号
公報に示されるように、ケースの上壁と底壁の間の中央
に無端帯状体を配置し、ケースの底壁に沿う搬送経路と
ケースの上壁に沿う搬送用部材の戻り経路をほぼ同寸法
に形成し、剛体のみから成る搬送用部材をケースの底壁
及び上壁に接触しないように配置していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、ケースの横断
面積の割りには搬送経路の横断面積が小さいために、ケ
ースをコンパクトに形成すると搬送能力が不十分になり
やすく、また、ケースの上壁に沿って脱穀装置側から刈
取部側へ吹き出す逆流現象が発生しやすくて、穀稈や藁
屑が非搬送領域に入り込むトラブルが生じやすく、搬送
能力向上及び搬送トラブル防止の面から改良の余地があ
った。本発明の目的は、ケースをコンパクトにしながら
大きな搬送能力を確保できるように、かつ、ケースの上
壁に沿っての逆流現象を確実に防止できるようにする点
にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴構成は、後
ろ上がりのケース内に左右一対の無端帯状体を縦回し駆
動自在に設け、両無端帯状体にわたって搬送用部材を架
設し、ケースの底壁とそれに沿って上昇移動する搬送用
部材とによって刈取穀稈を脱穀装置に供給する搬送経路
を形成した全稈投入型コンバインにおいて、ケース底壁
と無端帯状体の下側部分との間隔がケースの上壁と無端
帯状体の上側部分との間隔より大になる状態にケースと
無端帯状体を相対配置し、搬送用部材の先端側を弾性体
で形成し、ケース上壁と無端帯状体上側部分との間隔
を、弾性体が撓み変形した状態でケース上壁に対して摺
動する寸法に設定したことにある。
【0005】
【作用】つまり、搬送用部材の先端側を弾性体で形成し
て、弾性体が撓み変形した状態でケースの上壁に対して
摺動するように構成することで、ケースの底壁と無端帯
状体の下側部分との間隔、つまり搬送経路の横断面積
を、ケースの上壁と無端帯状体の上側部分との間隔、つ
まり搬送用部材の戻り経路の横断面積よりも大にでき、
ケース全体の横断面積の割りには搬送経路の横断面積を
大きくでき、ケースをコンパクトにしながら大きな搬送
能力を確保できる。そして、搬送用部材を戻り経路にお
いてケースの上壁に摺動させるから、戻りり経路での逆
流現象を搬送用部材の遮蔽作用で確実に防止でき、穀稈
や藁屑が非搬送領域に入り込むトラブルを十分に抑制で
きる。
【0006】
【発明の効果】その結果、コンパクトで搬送能力が大き
く、穀稈や藁屑によるトラブルが生じにくい、一段と優
れた全稈投入型コンバインの刈取穀稈供給装置を提供で
きるようになった。
【0007】
【実施例】図1及び図2に示すように、クローラ式走行
装置3を備えた走行車体の前部に刈取前処理装置1を油
圧シリンダ2により昇降操作自在に連結するとともに、
走行車体の上部に前記刈取前処理装置1からの穀稈を脱
穀および選別処理する脱穀装置4を搭載して全稈投入型
コンバインを構成してある。刈取前処理装置1に駆動回
転自在なリール6、刈刃7、刈取穀稈を穀稈搬送装置8
の始端部に集める駆動回転自在なオーガ9などを設け、
脱穀装置4に穀稈搬送装置8からの穀稈を供給するよう
にしてある。
【0008】穀稈搬送装置8を形成するに、後ろ上がり
のケース10内に左右一対のチェーン11をスプロケッ
ト12に巻回して縦回し駆動自在に設け、両チェーン1
1にわたって多数の搬送用部材13,14をほぼ等間隔
で架設し、ケース10の底壁10aとそれに沿って上昇
移動する搬送用部材13,14とによって刈取穀稈を脱
穀部4に供給する搬送経路15を形成してある。ケース
底壁10aとチェーン11の下側部分11aとの間隔L
1 がケース10の上壁10bとチェーン11の上側部分
11bとの間隔L2 より大になる状態にケース10とチ
ェーン11を相対配置し、搬送経路15の横断面積を搬
送用部材13,14の戻り経路16の横断面積より大に
してある。搬送用部材13,14としてL型の金物13
aとその先端側の弾性体13bからなる長いもの13
と、L型の金物のみからなる短いもの14を交互に設
け、ケース底壁10aとチェーン下側部分11aとの間
隔L1を、弾性体13bが撓み変形した状態でケース底
壁10aに対して摺動するとともに、短い搬送用部材1
4がケース底壁10aに対して非接触状態で移動する寸
法に設定し、ケース上壁10bとチェーン上側部分11
bとの間隔L2 を、弾性体13bが撓み変形した状態で
ケース上壁10bに対して摺動するとともに、短い搬送
用部材14がケース上壁10bに対して非接触状態で移
動する寸法に設定してある。また、ケース底壁10aと
チェーン下側部分11aとの間隔L1 を脱穀部4側ほど
小さくして、ケース底壁10aの上端側で大きく撓み変
形された弾性体13bの復元力により刈取穀稈が脱穀装
置4側に飛ばされるように構成してある。
【0009】オーガ9の左右中央に板状のバトンタッチ
爪17,18を、長いもの17と短いもの18が交互に
配置された状態で付設し、長いバトンタッチ爪17の回
動軌跡が長い搬送用部材13の回動軌跡とラップするよ
うに、かつ、短い搬送用部材14の回動軌跡とラップし
ないように、さらに、長い搬送用部材13の回動軌跡が
短いバトンタッチ爪18の回動軌跡とラップしないよう
に、オーガ9と穀稈搬送装置8を相対配置し、長いバト
ンタッチ爪17と長い搬送用部材13が衝突しないよう
にオーガ9と穀稈搬送装置8を同期駆動するように構成
し、オーガ9から穀稈搬送装置8への刈取穀稈の受渡し
が円滑に行われるようにしてある。
【0010】〔別実施例〕チェーン11に代えてベルト
等を設けてもよく、それらを無端帯状体11と総称す
る。長い搬送用部材13と短い搬送用部材14の配置関
係は適当に変更でき、また、短い搬送用部材14を省略
してもよい。長い搬送用部材13の具体構造は適当に変
更でき、先端側に撓み変形自在な弾性体13bを有する
ものであればよい。図3及び図4に示すように、無端帯
状体11の一端側をオーガ9に巻回して、オーガ9から
穀稈搬送装置8への刈取穀稈受渡しを円滑化してもよ
い。
【0011】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】コンバイン前部の一部切り欠き側面図
【図2】要部の一部切り欠き平面図
【図3】別実施例を示すコンバイン前部の一部切り欠き
側面図
【図4】別実施例の要部一部切り欠き平面図
【符号の説明】
4 脱穀装置 10 ケース 10a ケース底壁 10b ケース上壁 11 無端帯状体 11a 無端帯状体下側部分 11b 無端帯状体上側部分 13 搬送用部材 13b 弾性体 15 搬送経路 L1 間隔 L2 間隔

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 後ろ上がりのケース(10)内に左右一
    対の無端帯状体(11)を縦回し駆動自在に設け、前記
    両無端帯状体(11)にわたって搬送用部材(13)を
    架設し、前記ケース(10)の底壁(10a)とそれに
    沿って上昇移動する前記搬送用部材(13)とによって
    刈取穀稈を脱穀装置(4)に供給する搬送経路(15)
    を形成した全稈投入型コンバインにおいて、前記ケース
    底壁(10a)と前記無端帯状体(11)の下側部分
    (11a)との間隔(L1)が前記ケース(10)の上
    壁(10b)と前記無端帯状体(11)の上側部分(1
    1b)との間隔(L2)より大になる状態に前記ケース
    (10)と前記無端帯状体(11)を相対配置し、前記
    搬送用部材(13)の先端側を弾性体(13b)で形成
    し、前記ケース上壁(10b)と前記無端帯状体上側部
    分(11b)との間隔(L2)を、前記弾性体(13
    b)が撓み変形した状態で前記ケース上壁(10b)に
    対して摺動する寸法に設定してある全稈投入型コンバイ
    ンの穀稈供給装置。
JP8175792A 1992-04-03 1992-04-03 全稈投入型コンバインの穀稈供給装置 Pending JPH05276824A (ja)

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JP (1) JPH05276824A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002305933A (ja) * 2001-04-12 2002-10-22 Toyo Shinyaku:Kk 葉茎稈収穫機
JP2015039363A (ja) * 2013-08-23 2015-03-02 株式会社Ihiスター ロールベーラ
WO2019181549A1 (ja) * 2018-03-23 2019-09-26 ヤンマー株式会社 コンバイン

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