JPH05276745A - 直流安定化電源 - Google Patents

直流安定化電源

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JPH05276745A
JPH05276745A JP6493092A JP6493092A JPH05276745A JP H05276745 A JPH05276745 A JP H05276745A JP 6493092 A JP6493092 A JP 6493092A JP 6493092 A JP6493092 A JP 6493092A JP H05276745 A JPH05276745 A JP H05276745A
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voltage
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power supply
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Masahiko Suzuki
雅彦 鈴木
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Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 出力電圧の可変範囲を広げるために、出力電
圧の変更に応じてOVPレベルを変化させる。 【構成】 リモート調整信号が誤差検出回路9の反転増
幅器B23の“−”端子に入力され、他の端子に入力さ
れているスイッチング電源8の出力電圧に比例する電圧
との差が0になるようにコントローラ10はスイッチン
グ電源を制御する。リモート調整信号VR は又過電圧保
護回路12のコンパレータ24の“−”端子に入力さ
れ、他端子に入力されている比較電圧を出力電圧Eo
変化に対応して変化させることにより、OVPレベルを
出力電圧Eo と同時に変化させて出力電圧の変更の範囲
を拡大する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は直流安定化電源の過電圧
保護回路の改善に関する。
【0002】
【従来の技術】スイッチング電源はICやトランジスタ
などを使用した電子回路の電源に用いられる低電圧の中
小容量の直流安定化電源である。この電源を用いる装置
の使用電圧はすべてが同一ではないため、電源の出力電
力をリモートコントロールによって変更できる可変出力
電圧の直流安定化電源が用いられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような電源装置
では、出力電圧が異常に上昇して電源を用いている本体
装置が破壊又は損傷を蒙ることを防止するためOVP
(過電圧保護)装置が用いられている。
【0004】このOVP装置のOVPレベルと出力電圧
の関係を図6のグラフに示す。図において、51はOV
Pレベルの電圧を示し、52はリモートコントロールに
よりその電圧が変えられる出力電圧を示している。図に
明らかなように出力電圧52は常にOVPレベル51よ
り低い値であって、OVPレベル51より高い出力電圧
を得ようとするとOVP装置が作動するため、OVPレ
ベル51以上の出力電圧52を得ることはできない。
【0005】本発明は上記の点に鑑がみてなされたもの
で、その目的は、出力電圧の可変範囲を広げるために出
力電圧の変更に応じてOVPレベルを変更することので
きる直流安定化電源を実現することである。
【0006】更に、他の目的はOVPレベルと出力電圧
を同期して変更する場合に、出力電圧の変化の速度とO
VPレベルの変化の速度の違いによる過電圧保護回路の
誤動作を防止する直流安定化電源を実現することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の課題を解決する本
発明は、スイッチング電源を用いる直流安定化電源にお
いて、前記スイッチング電源から入力された出力電圧に
比例する電圧と基準電圧とを比較して誤差があれば誤差
信号を出力し、又、出力電圧を変更するために入力され
るリモート調整信号と出力電圧との差の信号を出力する
誤差検出回路と、該誤差検出回路を通してスイッチング
電源を制御するコントローラ前記スイッチング電源の出
力電圧と前記リモート調整信号が入力されて、前記出力
電圧が前記リモート調整信号を超えると過電圧信号を出
力する過電圧保護回路と、該過電圧保護回路からの入力
信号に基づいて前記コントローラにシャットダウン信号
を送るラッチとを具備し、同一リモート調整信号により
出力電圧と過電圧保護電圧とを共に調整して出力電圧変
更範囲を拡大したことを特徴とするものである。
【0008】又、第2の発明は、スィッチング電源を用
いる直流安定化電源において、前記スイッチング電源か
ら入力される出力電圧を微分して、前記出力電圧の変化
に応じた微係数を出力する微分回路と、該微分回路の出
力信号の正負を判別して、負であればラッチ13に入力
するOVP信号を打ち消し、正であればラッチ13によ
るOVP動作を行わせる正負判別回路とを具備すること
を特徴とするものである。
【0009】
【作用】誤差検出回路に入力されているリモート調整信
号を変化させるとスイッチング電源の出力電圧は誤差を
打ち消すために変化する。この時、過電圧保護回路にも
リモート調整信号が入力されていてOVPレベルを定め
る電圧となり、OVPレベルも変化する。従って、出力
電圧は回路条件が許す限り変化させることができる。
【0010】又、スイッチング電源の出力電圧を変化さ
せる場合、その出力電圧は微分回路において微分されて
微係数が出力される。この信号の正負は正負判別回路で
判別されて、負の時、即ち出力電圧が下降時にはラッチ
の動作を停止して過電圧状態が発生してもスイッチング
電源を停止させない。正の時はラッチの動作に影響を与
えない。従って出力電圧を下げる場合に限り過電圧保護
回路は動作せず、不必要にスイッチング電源を停止させ
ない。
【0011】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。実施例1 図1は本発明の一実施例の装置のブロック図である。図
において、1は入力電源としての電池、2はオンオフを
繰り返して、電池1からの電流をパルス状の交流電流に
するスイッチで、その交流電流の電圧はトランスによっ
て昇圧もしくは降圧される。この電池1、スイッチ2、
トランス3でチョッパを構成している。
【0012】4は整流用のダイオードで、2個のダイオ
ード4で全波整流をしており、コイル5とコンデンサ6
により平滑されて負荷7に所定の電圧の直流電圧が与え
られる。上記の電池1、スイッチ2、トランス3、ダイ
オード4、コイル5、コンデンサ6によりスイッチング
電源8を構成している。
【0013】9は内部に基準電圧を持っていて、スイッ
チング電源8から入力された電圧E O に比例する電圧と
比較し、誤差があれば誤差信号を出力する誤差検出回路
である。誤差検出回路9には、リモート調整信号VR
入力されて、スイッチング電源8の出力電圧を変更する
ことができる。
【0014】10は誤差検出回路9から入力された誤差
信号に基づきドライブ回路11を制御するコントローラ
である。ドライブ回路11はコントローラ10の制御に
よりスイッチ2の動作タイミングを変えて誤差電圧を打
ち消すように出力電圧を調整する。リモート調整信号V
R が入力されると、その指定する出力電圧を得るように
誤差検出回路9、コントローラ10、ドライブ回路11
は動作する。
【0015】12はスイッチング電源8の出力電圧EO
が所定の電圧を超過した場合、これを検知する過電圧保
護回路である。13は過電圧保護回路12からOVP
(過電圧保護)信号が送られて来た時、コントローラ1
0にシャットダウン信号を出力し、その状態を保持する
ラッチである。
【0016】次に、上記のように構成された実施例の動
作を説明する。スイッチ2のオンオフにより電池1の直
流電圧Vinはパルス状交流電流に変換される。この交流
電流はトランス3を経て整流回路に入力され、ダイオー
ド4により全波整流され、コイル5とコンデンサ6によ
り平滑されて負荷7に供給される。
【0017】この出力電圧は誤差検出回路9に入力さ
れ、誤差電圧が発生している場合はこれを検知してコン
トローラ10に誤差信号を送る。ドライブ回路11はコ
ントローラ10の制御によりスイッチ2のオンオフのタ
イミングを変えることによりスイッチング電源8の出力
電圧を所定の値にする。
【0018】一方、スイッチング電源8の出力電圧EO
は過電圧保護回路12に入力されており、過電圧が発生
するとこれを検知してラッチ13に信号を送り、ラッチ
13はシャットダウン信号をコントローラ10に送って
スイッチング電源8の動作を停止させる。従って、ドラ
イブ回路11は動作を止め、スイッチング電源8の出力
はなくなる。ラッチ13はこの状態を保持しているの
で、動作の再開はラッチ13をリセットすることにより
行う。
【0019】スイッチング電源8の出力電圧EO を上げ
る場合、誤差検出回路9に上げようとする電圧値に対応
した電圧のリモート調整信号VR を入力して誤差電圧を
出力させ、コントローラ10を経てドライブ回路11に
スイッチ2のオンオフのタイミングを変えて出力電圧E
O を上昇させる。この時、リモート調整信号VR は過電
圧保護回路12にも入力されて、その動作電圧を上昇さ
せており、スイッチング電源8の出力電圧を上昇させる
のと同時に過電圧保護回路12の動作電圧も自動的に上
昇させることにより、負荷回路の要求に応じて出力電圧
を上げることができるようになる。
【0020】実施例2 出力電圧の増加若しくは減少に同期してOVPレベルを
増加若しくは減少させるが、出力電圧の変化は容量の大
きな平滑用コンデンサに電荷が充電されているため緩や
かで、OVPレベルの変化の速さに追い付くことができ
ず、従って出力電圧を下げる場合に、OVPレベルの下
降速度が速いため、出力電圧値を過ぎる時期があって、
過電圧保護回路12が動作してしまう。本実施例はこの
現象を避けるため、出力電圧の降下時にOVPを不感に
させるものである。
【0021】図2は本発明の実施例2の装置のブロック
図である。図において、図1と同等の部分には同一の符
号を付してあるので説明を省略する。図中、14はスイ
ッチング電源8の出力信号を微分して微係数を求める微
分回路、15は微分回路14の出力の微係数の正負を判
別する正負判別回路である。
【0022】次に、上記のように構成された実施例の動
作を実施例1と異なる部分について説明する。
【0023】リモート調整信号VR を変化させてスイッ
チング電源8の出力電源を変更する場合について説明す
る。先ず負荷の要求に応じて出力電圧を下げる場合を考
える。出力電圧を下げていくと、微分回路14は時間を
変数とする関数である出力電圧の時間に関する微係数を
求めて出力する。出力電圧EO は減少しているのでその
微係数は負である。
【0024】正負判別回路15は入力された微分回路1
4の出力の正負を判別し、負であるため、OVPレベル
が出力電圧より小さくなった時にも過電圧保護回路12
からラッチ13に入力する信号を打ち消す動作をして、
シャットダウン信号をコントローラ10に出力させな
い。
【0025】正負判別回路15の出力の符号が正の時
は、過電圧保護回路12の動作を打ち消すことはない。
以上説明したように実施例1の直流安定化電源において
は、使用負荷の所要電圧に応じて出力電圧を変化させた
場合、過電圧保護回路12のOVPレベルも同時に変化
する。電圧を降下させた時の両者の変化は図3に示す通
りである。図において、17はOVPレベル曲線、18
は出力電圧曲線である。時刻t1 において出力電圧を下
げると、出力電圧曲線18に従って下がるが、同時に下
がるOVPレベルはOVPレベル曲線17のように下が
り、時刻t2 〜t3 において出力電圧曲線より下がっ
て、過電圧保護回路12は動作する。
【0026】本実施例によれば、この場合、過電圧保護
回路12の出力によってラッチ13がシャットダウン信
号を出力する場合にも、正負判別回路15の出力によっ
てラッチ13を不感にするため、出力電圧が停止するこ
とはない。
【0027】実施例3 図4は図1に示した実施例において各構成部の細部回路
の一例を示す回路図である。図において、図1と同一の
部分には同一の符号を付してある。図中、21は入力抵
抗R1 、帰還抵抗R2 を有する反転増幅器Aで、入力電
圧をEO 、出力電圧をV1 とすれば、その増幅特性は次
式で表される。
【0028】 V1 =−(R2 /R1 )EO …(1) 22は反転増幅器B23に基準電圧Vref を与える基準
電池Aである。反転増幅器B23の“−”端子への入力
電圧をV2 とすれば、V2 は次式で表される。
【0029】 V2 =Vref −{R4 (Vref −V1 )}/(R3 +R4 ) …(2) 反転増幅器B23の“+”端子への入力電圧はリモート
調整信号VR を抵抗R5と抵抗R6 とで分圧した電圧で
ある。反転増幅器A21,分圧抵抗R3 ,R4 及び反転
増幅器B23とで誤差検出回路9を構成している。
【0030】24は反転増幅器A21の出力電圧V1
基準電池A22の電圧Vref を抵抗R7 ,R8 を介して
足し合わせて得た電圧V3 を、リモート調整信号VR
抵抗R9 ,R10により分圧された電圧V3 ′と比較する
コンパレータである。この出力はNPNトランジスタ2
5により反転されてラッチ13に入力される。コンパレ
ータ24とNPNトランジスタ25,分圧抵抗R7 ,R
8 及び分圧抵抗R9 ,R10で図1の過電圧保護可変回路
12を構成している。
【0031】次に、上記のように構成された実施例の動
作を図1の実施例1と同一の部分の説明との重複を避け
て説明する。ドライブ回路11の制御によりスイッチン
グ電源8の出力電圧EO は負荷7に与えられると共に、
誤差検出回路9に入力される。反転増幅器A21はこの
電圧を増幅して、(1)式に示す負の電圧V1 を出力す
る。
【0032】この電圧V1 と基準電池A22の電圧V
ref を抵抗R3 ,R4 を介して足し合わせた電圧V2
反転増幅器B23の“−”端子に入力する。“+”端子
にはリモート調整信号VR の抵抗R5 と抵抗R6 によっ
て分圧された電圧V2 ′が入力されている。反転増幅器
B23は“−”端子への入力電圧V2 と“+”端子への
入力電圧V2 ′とが等しくなるようにコントローラ10
を制御してスイッチング電源8の出力電圧を制御してい
る。
【0033】反転増幅器A21の出力電圧V1 と基準電
池A22の電圧Vref を抵抗R7 ,R8 を介して足し合
わせて電圧V3 が得られ、この電圧V3 がコンパレータ
24の“+”端子に入力され、リモート調整信号VR
抵抗R9 ,抵抗R10で分圧された電圧V3 ′が“−”端
子に入力されている。
【0034】誤差検出回路9の出力電圧V1 に比例する
電圧V3 が電圧V3 ′を下まわると、即ち、過電圧が発
生すると、コンパレータ24の出力は負電位となって、
NPNトランジスタ25はオフとなり、ラッチ13に正
の信号を入力する。ラッチ13は入力された信号をラッ
チしてコントローラ10に入力し、コントローラ10の
動作を停止させることにより、ドライブ回路11による
スイッチ2のオンオフ動作を停止させて、スイッチング
電源8の負荷7への電源の供給を停止する。
【0035】リモート調整信号VR を変化させて、反転
増幅器B23の“+”端子への入力電圧V2 ′を変化さ
せると、反転増幅器B23の“−”端子への入力電圧V
2 を電圧V2 ′に等しくなるように反転増幅器B23は
コントローラ10を制御して、スイッチング電源8の出
力電圧を変化させる。
【0036】このとき、リモート調整信号VR はコンパ
レータ24の“−”端子にV3 ′として入力しており、
出力電圧の変化に同期してOVPレベルも変化させるこ
とができる。
【0037】OVPレベルは抵抗R7 と抵抗R8 との組
み合わせにより決定する。図4の回路においては、R3
=R7 とすると、R8 <R4 のように抵抗を選定するこ
とにより、出力電圧より高い電圧の過電圧保護電圧を設
定することができる。
【0038】又、出力電圧の変化率とOVPレベルの変
化率を等しくするために(例えば出力電圧を1V上昇さ
せたらOVPレベルも1V上昇させる)、抵抗R5 ,抵
抗R 6 に対して抵抗R9 ,抵抗R10を調整する必要があ
る。
【0039】次に出力電圧EO と、出力電圧EO のリモ
ート調整信号VR に対する変化率を次式に示す。
【0040】
【数1】
【0041】OVP電圧EOVP も同様に求められる。O
VP電圧EOVP 及びその変化率は次式に示す通りであ
る。
【0042】
【数2】
【0043】実施例4 図5は図2に示した実施例において、各構成部の細部回
路の一例を示す回路図である。図において、図4と同一
の部分には同一の符号を付してあるので、その動作の説
明は省略する。図中、31はコンパレータ24の出力端
子がベースに接続され、コレクタに抵抗R11を介して電
源が接続され、エミッタが接地されているNPNトラン
ジスタAである。このコレクタ電圧は正電圧の時ダイオ
ード33を経てラッチ13に入力される。
【0044】34は基準電池B35と共に正負判別回路
15を構成しており、その“−”端子には微分回路14
の出力端子が接続され、“+”端子には基準電池B35
の負端子が接続されている。これは微分回路14の出力
が0の時にもコンパレータ34の出力が正になる必要が
あるからである。
【0045】36は正負判別回路15の出力がベースに
入力され、コレクタがNPNトランジスタA31のコレ
クタに接続されているエミッタ接地のNPNトランジス
タBである。
【0046】次に上記のように構成された実施例の動作
を説明する。ドライブ回路11の制御によりスイッチン
グ電源8の出力電圧EO は負荷7に与えられると共に、
誤差検出回路9に入力される。反転増幅器A21はこの
電圧を増幅して、(1)式の負の電圧V1 を出力する。
【0047】この出力電圧V1 と基準電池A22の電圧
ref を抵抗R7 ,R8 を介して足し合わせた電圧V3
と、リモート調整信号VR を分圧した電圧V3 ′をコン
パレータ24で比較して過電圧に達すればV3 <V3
となって、コンパレータ24の出力はLowになると、
NPNトランジスタA31はオフになりコレクタ電圧は
Highになってラッチ13によりラッチがかかってス
イッチング電源が停止する。
【0048】スイッチング電源8の出力電圧EO は又微
分回路14に入力されている。出力電圧EO を調整して
上昇させる場合、微分回路14の出力の正電圧がコンパ
レータ34で基準電池B35と比較される。この場合、
コンパレータ34の出力はLowとなって、NPNトラ
ンジスタB36はオフのままで、NPNトランジスタA
31のコレクタ電圧には影響を与えない。
【0049】出力電圧EO を調整して下降させる場合、
微分回路14の出力は負となって、コンパレータ34で
比較されてコンパレータ34の出力はHighとなり、
NPNトランジスタB36はオンとなって、NPNトラ
ンジスタA31のコレクタ電圧をLowにする。そのた
め出力電圧EO がOVPレベルを通過してもラッチ13
への入力信号は発生せず、スイッチング電源8の動作を
停止することはない。
【0050】出力電圧EO を変化させないで一定電圧を
維持する場合は、微分回路14の出力は0となり、基準
電池B35の電圧は僅かに負にしてあって、コンパレー
タ34の“+”端子に印加してあるため、コンパレータ
34の出力はHighのままである。
【0051】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明によれ
ば、直流安定化電源において出力電圧の可変範囲を拡大
してもその変更に応じてOVPレベルを変更することが
できるようになる。又、出力電圧を変化させる時にOV
Pレベルの変化との速度の違いによる誤動作を防止する
ことができるようになり、実用上の効果は大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の装置のブロック図である。
【図2】本発明の他の実施例の装置のブロック図であ
る。
【図3】出力電圧を降下させた場合の出力電圧とOVP
レベルの変化の曲線図である。
【図4】図1の実施例の各構成部の細部回路の一例を示
す回路図である。
【図5】図2の実施例の各構成部の細部回路の一例を示
す回路図である。
【図6】OVPレベルと出力電圧との関係を示すグラフ
である。
【符号の説明】
8 スイッチング電源 9 誤差検出回路 10 コントローラ 11 ドライブ回路 12 過電圧保護回路 13 ラッチ 14 微分回路 15 正負判別回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング電源(8)を用いる直流安
    定化電源において、 前記スイッチング電源(8)から入力された出力電圧E
    O に比例する電圧と基準電圧とを比較して誤差があれば
    誤差信号を出力し、又、出力電圧EO を変更するために
    入力されるリモート調整信号(VR )と出力電圧との差
    の信号を出力する誤差検出回路(9)と、 該誤差検出回路(9)の出力を0にするようにドライブ
    回路(11)を通してスイッチング電源(8)を制御す
    るコントローラ(10)と、 前記スイッチング電源(8)の出力電圧(EO )と前記
    リモート調整信号(V R )が入力されて、前記出力電圧
    (EO )が前記リモート調整信号(VR )を超えると過
    電圧信号を出力する過電圧保護回路(12)と、 該過電圧保護回路(12)からの入力信号に基づいて前
    記コントローラ(10)にシャットダウン信号を送るラ
    ッチ(13)とを具備し、 同一リモート調整信号(VR )により出力電圧と過電圧
    保護電圧とを共に調整して出力電圧変更範囲を拡大した
    ことを特徴とする直流安定化電源。
  2. 【請求項2】 スイッチング電源(8)を用いる直流安
    定化電源において、 前記スイッチング電源(8)から入力される出力電圧
    (EO )を微分して、前記出力電圧(EO )の変化に応
    じた微係数を出力する微分回路(14)と、 該微分回路(14)の出力信号の正負を判別して、負で
    あればラッチ13に入力するOVP信号を打ち消し、正
    であればラッチ13によるOVP動作を行わせる正負判
    別回路(15)とを具備することを特徴とする請求項1
    記載の直流安定化電源。
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