JPH0527645A - 画像形成装置の発熱体の温度制御方式 - Google Patents

画像形成装置の発熱体の温度制御方式

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JPH0527645A
JPH0527645A JP20402791A JP20402791A JPH0527645A JP H0527645 A JPH0527645 A JP H0527645A JP 20402791 A JP20402791 A JP 20402791A JP 20402791 A JP20402791 A JP 20402791A JP H0527645 A JPH0527645 A JP H0527645A
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JP
Japan
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heating element
temperature
image forming
block
forming apparatus
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JP20402791A
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English (en)
Inventor
Kazuyuki Hatori
和幸 羽鳥
Takahisa Mukai
寿 向高
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Kyocera Corp
Original Assignee
Kyocera Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】転写材のサイズや、画像形成装置の使用形態に
応じて最適な温度を維持する画像形成装置の発熱体の制
御方式を提供することを目的とする。 【構成】記憶部1は複数のブロックに分割された熱定着
ロ−ラ18に対応した、温度制御に必要な温度制御情報
を記憶し、サ−ミスタ21によって検知された熱定着ロ
−ラ18の温度情報をサンプルホ−ルド回路10が所定
時間保持し、該温度情報と温度制御情報を乗算器9によ
って演算を行ない、該乗算器9の出力に基づいて電圧制
御パルス発生器8はパルス信号を発生し、前記パルス信
号のパルス周期に基づいて順次熱定着ロ−ラ18の複数
のブロックに通電することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトナ−等を用いて転写材
上に画像を形成し、これを加熱定着処理する際に用いる
発熱体の制御方式に関するものであり、とくに複数のブ
ロックに分割された発熱体の制御方式に関するものであ
る。
【0002】
【従来技術】従来の画像形成装置にあっては、所定の温
度に加熱された熱定着ロ−ラと、弾性層を有して該加熱
ロ−ラに圧接する加圧ロ−ラとによって未定着のトナ−
画像が形成された転写材を挟持搬送しつつ加熱するロ−
ラ定着方式が良く知られているれている。かかるロ−ラ
定着方式において、熱定着ロ−ラにはハロゲンランプ等
の加熱ランプが装着され、または電気抵抗の大きな物質
によって構成された発熱体が形成されている。そして、
熱定着ロ−ラの所定の近傍にサ−ミスタ等を配設し、所
定の目標温度とサ−ミスタによって検出された温度との
差分値に基づいて、該目標温度にまで当該発熱層を通電
し点灯するものである。
【0003】また、発熱層を副走査方向、即ち長手方向
に分割して、複数の発熱層を形成し、該複数の発熱層に
順次通電することにより消費電力の低減をはかる発熱体
の制御方式も提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の画像形成装置の発熱体の制御方式にあっては下記の
ような問題点があった。
【0005】画像の形成される転写材のサイズは数種
類あるため、サイズの小さな転写材に画像を形成する場
合に、転写材の接触しない部分についても発熱層が点灯
するため、表面温度の分布にバラツキが生じ、特に小さ
な転写材を連続して複写した後にサイズの大きな転写材
を複写した際には、トナ−像の定着にバラツキが生じ仕
上がりが悪くなる。また、かかる場合、転写材の端部が
カ−ルし易くなり、紙詰まりの原因となる。
【0006】画像形成装置の使用形態は、プリント初
期時や長時間連続プリント時さらにはプリント待機時が
あり、発熱体及び定着器使用部材の熱不均衡が生じ易
く、発熱体を所定の温度に維持するのが困難である。
【0007】本発明は上述した実情に鑑みてなされたも
ので、転写材のサイズや、画像形成装置の使用形態に応
じて最適な温度を維持する画像形成装置の発熱体の制御
方式を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、主走査方向に少なくとも2つ以上のブロッ
クに分割されたブロック発熱体を有し、該ブロック発熱
体に順次通電することによって、未定着のトナ−画像を
加熱溶着する画像形成装置の発熱体の温度制御方式にお
いて、ブロック発熱体に対応して、温度制御に必要な所
定の情報を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された
温度制御情報に基づいて前記ブロック発熱体に順次通電
する時分割通電手段とを具備することを特徴とする。
【0009】また、時分割通電手段は記憶手段に記憶さ
れた温度制御情報に基づいて所定のパルス信号を発生す
るパルス発生手段を具備し、該パルス信号に従ってブロ
ック発熱体に通電することを特徴とする。
【0010】また、ブロック発熱体の少なくとも1つの
近傍における温度を検知する温度検知手段と、温度検知
手段によって検知されたブロック発熱体の温度をサンプ
ルし、かつ所定時間ホ−ルドするサンプルホ−ルド手段
とを具備し、時分割通電手段は記憶手段に記憶された温
度制御情報に対して、サンプルホ−ルド手段によって保
持された温度情報を重み付ける演算を行ない、該重み付
けられた温度制御情報をパルス発生手段に出力すること
を特徴とする。
【0011】また、記憶手段は、上位アドレス信号とし
て画像形成装置の使用条件及び下位アドレス信号として
前記ブロック発熱体に付されたブロック番号を用いるこ
とを特徴とする。
【0012】主走査方向に少なくとも2つ以上のブロッ
クに分割されたブロック発熱体を有し、ブロック発熱体
を順次通電することによって、未定着のトナ−画像を加
熱溶着する画像形成装置の発熱体の温度制御方式におい
て、ブロック発熱体に時分割通電するための周期パルス
を発生するパルス発生手段と、パルス発生手段で発生す
るパルスのデュ−ティ−を、画像定着時または待機時で
切り換える切換手段を具備することを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明は画像形成装置の発熱体の温度制御方式
を上述のごとく構成し、転写材のサイズや画像形成装置
の使用形態に応じて設定された温度制御情報に基づいて
ブロック発熱体毎に通電を行なうため、最適な温度分布
を設定し維持することができる。
【0014】また、温度制御情報に基づいて複数のブロ
ック発熱体に順次通電を行なうため、電力消費量の軽減
を図ることができる。
【0015】また、記憶手段の上位アドレスに画像形成
装置の使用条件を、下位アドレスにブロック発熱体に対
応するブロック番号をそれぞれ設定するため、画像形成
装置の使用中に該使用条件が変更された場合であっても
迅速に温度制御が可能となる。
【0016】また、画像定着時にはデュ−ティ−の密な
パルス信号を、待機時にはデュ−ティ−の粗なパルス信
号をブロック発熱体に通電するため、電力消費量の軽減
を図ることができる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明にかかる発熱体の制御方式を適用した
画像形成装置の構成を示すブロック図である。同図中、
1は発熱体の制御に必要なデ−タを格納した記憶部、2
は種々のタイミング信号を発生するタイミング発生回
路、3はプリントエンジンを制御するエンジン制御部、
4は下位アドレスをラッチするアドレスラッチa、5は
上位アドレスをラッチするアドレスラッチb、6はレジ
スタ部、7はパルス信号のパルス周期を決定する周波数
発生器、8は所定の幅のパルス信号を発生する電圧制御
パルス発生器、9は乗算器、10はサ−ミスタ21から
の信号をサンプルし、所定の区間保持するサンプルホ−
ルド回路、11はカウンタ、12はデコーダ、13はS
SR(ソリッドステ−トリレ−)、14はD/A変換
器、18は未定着のトナ−画像が形成された紙等の転写
材を加熱し定着させる熱定着ロ−ラ、19は熱定着ロ−
ラ18の裏面を摺動する摺動電極部、20はコモン電極
部、21は熱定着ロ−ラ18の表面温度を検出するサ−
ミスタ、22はエンジン制御部3に所定の制御信号を出
力する温度情報検出部、23は定着器スイッチ、24は
交流電源、31は画像形成装置の処理の開始を指令する
スタ−トスイッチである。
【0018】図2は熱定着ロ−ラ18及び摺動電極部1
9を表した図で同図(a)はこれらの斜視図、同図
(b)は熱定着ロ−ラ18の平面図である。同図(a)
に示すように熱定着ロ−ラ18は複数のブロック18a
〜18eに分割されている。摺動電極部19は、矢印A
方向に挿入されており、熱定着ロ−ラ18の長手方向の
軸上に装着されている。また、同図(b)に示すよう
に、ブロック18cの長手方向の長さはh1(cm)、ブロ
ック18b〜18d間の長手方向の長さはh2(cm)、さ
らに、ブロック18a〜18e間の長手方向、即ち熱定
着ロ−ラ18の長さはh3(cm)である。なお、本実施例
において、h1はB6用紙の短辺の長さ、h2はB5用紙
の短辺の長さ、h3はA4用紙の長辺の長さである。さ
らに、熱定着ロ−ラ18はコモン電極20を有し、定着
器スイッチ23を介して交流電源24に接続されてい
る。
【0019】摺動電極部19は、熱定着ロ−ラ18の各
ブロック18a〜18eに対応して該ブロック18a〜
18eの裏面を摺動する摺動電極19a〜19eを有
し、該摺動電極19a〜19eのうちどれかに通電する
と、対応するブロックが発熱する仕組みとなっている。
【0020】次に、記憶部1に記憶されたデ−タについ
て図3を用いて説明する。図3(a)は記憶部1のデ−
タを指定するアドレスのデ−タ形式を示した図である。
同図に示すようにアドレスは1バイトで構成され、上位
2ビットは紙幅デ−タ51、次の2ビットは画像形成装
置の使用状況デ−タ52、下位4ビットはブロック指定
デ−タ41となっている。本実施例においては、紙幅デ
−タ51はA4、B5、A5及びB6の4種類の場合の
デ−タをもっており、画像形成装置の図示しない紙サイ
ズセンサによって指定される。また、使用状況デ−タ5
2は”初期状態”、”平常使用状態”及び”連続使用状
態”の3種類のデ−タを有している。ここで、”初期状
態”は画像形成装置がイニシャル温度以下であることを
いい、画像形成装置の電源をオンしてから、最初の5乃
至10枚を印刷するまでである。”平常使用状態”は、
画像形成装置が十分に暖まったとき、即ちイニシャル温
度以上であることをいう。また、”連続使用状態”とは
連続して画像形成装置が印刷を行なっている状態をい
い、本実施例では50枚以上の印刷が行なわれることを
いう。
【0021】従って、例えば画像形成装置の電源投入後
にA4用紙に印刷を行なう場合は、アドレス上位4ビッ
トは"0(H)"と指定され、各ブロックに対応して"00
(H)","01(H)","02(H)","03(H)"及び"04(H)"
が記憶部1を指定するアドレスとなる。
【0022】また、図3(b)は記憶部1のデ−タを説
明する図である。記憶部1には熱定着ロ−ラ18の各ブ
ロック18a〜eに与える配分率デ−タ101が記憶さ
れている。同図に示すように、”紙幅”及び”使用状
況”が同一である場合には各ブロックについての配分率
デ−タ101の和は100となるようになっている。な
お、本実施例の画像形成装置は、すべてのサイズの用紙
について、当該用紙の中心線をそろえて印刷を行なう、
いわゆる”センタ−通紙”であり、この配分率デ−タ1
01は該”センタ−通紙”の場合に熱定着ロ−ラ18の
温度分布を一定にするために経験的に設定された値であ
る。また、記憶部1には配分率デ−タ101に基づいた
通電巾デ−タ102も記憶されている。この通電巾デ−
タ102は、サ−ミスタ21の配置されている位置にあ
るブロック3の配分率デ−タ101に対する各ブロック
の通電巾が記憶されている。なお、配分率デ−タ10
1、通電巾デ−タ102双方とも、1バイトで構成され
ており、また、図9に示すように、小数点以下は切捨て
て、また、"00(H)"で0%、"FF(H)"で100%とな
るよう設定されている。
【0023】次に、本実施例の温度制御処理について説
明する。図4及び図5は本発明にかかる画像形成装置の
発熱体の制御フロ−を表した図である。エンジン制御部
3に接続されているスタ−トスイッチ31をオンするこ
とで画像形成装置は動作を始める(ステップST40
1)。温度情報検出部22からのTHOVER(過温度)信
号、THOPEN(断線)信号が異常でなければ定着器スイッ
チ23がオンされ通電待ちの状態となる(ステップST
402)。
【0024】エンジン制御部3は、温度情報検出部22
からのINIT信号をしらべ、イニシャル(初期)温度に達
しているかを調べる(ステップST403)。ステップ
ST403においてYesの場合、最上位から3,4ビッ
ト目のアドレスを"00(BIN)"に設定し(ステップST
404)、またステップST403においてNoの場合は
当該アドレスを"01(BIN)"に設定する(ステップST
405)。
【0025】エンジン制御部3は、用紙サイズセンサ
(図示せず)、カセット又は処理デ−タ情報からの用紙
サイズ信号に基づいて用紙のサイズを検出し、アドレス
の上位2ビットを設定する(ステップST406)。例
えば検出された用紙のサイズがA4の場合は、アドレス
上位2ビットは"01(BIN)"となる。そして、エンジン
出力部3はアドレスラッチb5にXFER信号を出力し、ス
テップST404〜406で設定されたアドレス値を転
送する(ステップST407)。
【0026】ここでレジスタ部6の構成について説明す
る。図6はレジスタ部6の構造を表した図である。レジ
スタ部6は5つのレジスタからなる2つのレジスタ群6
a1〜6a5及び6b1〜6b5から構成される。1つ
のレジスタは1バイト構成となっており、6a1〜6a
5には通電巾デ−タ102が、6b1〜6b5には配分
率デ−タ101が格納される。各レジスタにはタイミン
グ回路2からラッチ信号LATCHが接続されており、該ラ
ッチ信号LATCHが出力されると、レジスタ6anのデ−
タはレジスタ6a(n-1)に、またレジスタ6bnのデ−
タはレジスタ6b(n-1)にラッチされる。
【0027】また、タイミング発生回路2は予めRESET
信号をアドレスラッチaに出力しておく(ステップST
408)。タイミング回路2は記憶部1にRD信号を出力
し、アドレスに従ったデ−タを記憶部1から読みだす
(ステップST409)。そして、2バイトのデ−タを
1単位(1ワ−ド)として、レジスタ部6に対して各ブロ
ックに対応した5アドレス分のラッチ信号LATCHを順次
5個出力し、また、各々のラッチ信号LATCHを出力する
毎にアドレスラッチaに対してCNT信号を出力し、アド
レスを歩進する(ステップST410)。従って、結果
としてレジスタ6anにブロックnの通電巾デ−タ10
2が、レジスタ6bnにはブロックnの配分率デ−タ1
01が一時的に記憶されることとなる(nは1から5ま
での整数)。そして、タイミング発生回路2はアドレス
ラッチa4にRESET信号を出力し、アドレス下位4ビッ
トをクリアする(ステップST411)。
【0028】次に、レジスタ6a1に記憶されたブロッ
ク1の通電巾デ−タ102はD/A変換器14に出力さ
れ、アナログの通電巾信号に変換される(ステップST
501A)。また、サンプルホ−ルド回路10は、タイ
ミング発生回路2からのタイミング信号によりサ−ミス
タ21の温度状態をサンプルしておき(ステップST5
01B)、所定のタイミングで該温度状態をホ−ルド
し、温度状態信号を得る(ステップST502B)。さ
らに、レジスタ6b1に記憶されたブロック1の配分率
デ−タ101は周波数発生器7に出力される(ステップ
ST501C)。なお、ステップST501A〜Cはハ
−ドウェアによって同時に行なわれている。
【0029】ステップST501Aで求められた通電巾
信号、及びステップST502Bで求められた温度状態
信号は乗算器9に出力され、乗算器9は乗算結果を電圧
制御パルス発生器8に出力する(ステップST503
A)。
【0030】電圧制御パルス発生器8は、タイミング発
生回路2から出力される設定信号Sによって、乗算器9
の出力に対応したパルス幅のパルス出力Pをデコーダ1
2に出力する(ステップST504A)。またステップ
ST504Aが行なわれている間に、周波数発生器7は
ステップST501Cにおいて得られた配分率デ−タ1
01に基づいて、パルス周期を設定し、その出力Fをカ
ウンタ11に与える(ステップST504C)。
【0031】そして、デコーダ12からSSR13に対
して、カウンタ11で指定されるSSR13に対してパ
ルス出力Pのハイレベル信号が出力される(ステップS
T505)。ここで、SSR13においてSSRa〜e
の一方の出力側は共通に交流電源24に接続され、さら
に交流電源24から定着器スイッチ23を経て熱定着ロ
−ラ18のコモン電極20に接続されている。また該S
SRa〜eのもう一方の出力側は、それぞれ摺動電極部
19の摺動電極19a〜eに接続されている。従って、
交流電圧がゼロクロスするとデコーダ12によって指定
されたSSR13から通電が開始される。カウンタ11
の初期値は0であるため、デコーダ12は最初はSSR
aを指定している。従って、まず最初にSSRaから摺
動電極19aに通電され、熱定着ロ−ラ18のブロック
18aが発熱する。
【0032】続いて、パルス出力Pの出力が終了したか
どうかを判断し(ステップST510)、終了していた
場合は既にデコーダ12からはパルス出力Pは出力され
ておらず、従って通電が終了していることとなる(ステ
ップST511)。またステップST510においてNo
の場合、周波数発生器7から出力Fが出力されたかどう
かを調べ(ステップST512)、Noの場合はステップ
ST512を繰り返す。これに対してステップST51
2においてYesの場合は、通電を終了させるため電圧制
御パルス発生器8のパルス出力Pをリセットする(ステ
ップST513)。
【0033】その後、周波数発生器7の出力Fによって
カウンタ11をカウントアップし(ステップST51
4)、デコーダ12は次のブロックに該当するSSR1
3を指定する。また、タイミング発生回路2はレジスタ
部6に対してラッチ信号LATCHを出力する(ステップS
T515)。レジスタ部6は該ラッチ信号LATCHを入力
すると、各レジスタ6a1〜6a5、6b1〜6b5の
デ−タを順送りする。即ち、レジスタ6anのデ−タは
レジスタ6a(n-1)に、またレジスタ6bnのデ−タは
レジスタ6b(n-1)にラッチされる(ステップST51
5)。
【0034】そして、ブロック5に対応するSSReに
まで通電されたかどうかが判断され(ステップST51
6)、Noの場合はステップST501A〜Cに戻る。ス
テップST516でYesの場合は、使用状況デ−タ52
に変化があったかどうかを判断し(ステップST51
7)、変化があった場合アドレス上位4ビットを再設定
し、アドレスラッチb5にラッチする(ステップST5
18)。以上、一連の動作が終了するとステップST4
06に戻る(ステップST519)。
【0035】次に本発明にかかる他の実施例について説
明する。図7は本発明にかかる発熱体の制御方式を適用
した他の画像形成装置の構成を示すブロック図である。
同図中、25は差動増幅回路、26〜28は選択回路、
29は分周回路、30はシフトレジスタ、32は通電電
流監視回路、33は動作時間監視回路、34はシフトク
ロック発生回路である。また、第1実施例と同一の部分
は同一符号を付しその説明は省略する。
【0036】エンジン制御部3からは、定着時の温度設
定情報FTH及び、待機時の温度設定情報WTHが選択回路2
6に出力され、選択回路26は選択信号SELAによって、
FTH,WTHどちらかを選択し、差動増幅回路25に出力す
る。差動増幅回路25は、サ−ミスタ21から得られる
温度情報TTHと、選択回路26において選択された設定
温度情報を差動増幅し、差分信号dを電圧制御パルス発
生器8に出力する。なお、ここで定着時とは、未定着の
トナ−画像の形成された用紙を通紙している状態をい
い、待機時とは当該用紙を通紙していない状態をいう。
【0037】選択回路28は、温度検知の結果に基づい
た温度制御を行なうか否かを選択するものであり、エン
ジン制御部3からの選択信号SELBによって、温度検知の
結果に基づく場合は電圧制御パルス発生器のパルス出力
Pを選択し、温度検知の結果に基づかない場合は、選択
回路27の出力を選択し、シフトレジスタ30に出力す
る。
【0038】シフトレジスタ30は、シフトクロック発
生回路34から出力されるクロックCLK毎に選択回路2
8から得られた信号をシフトし、また、該信号をSSR
a〜eに出力する。そして、交流電源24から得られる
電圧がゼロクロスする毎に信号を入力したSSRa〜e
から摺動電極19a〜eに順次通電され、熱定着ロ−ラ
18のブロック18a〜eのうち所定のブロックが発熱
する。
【0039】シフトレジスタ30の出力信号CAは選択回
路27、分周回路29及び動作時間監視回路33に接続
される。動作時間監視回路33においては、通電が行な
われる一連の動作時間を監視し、該動作時間に異常があ
った場合は時間異常信号TUSをエンジン制御部3に出力
する。また選択回路27においては、シフトレジスタの
出力信号CAまたは、該出力信号CAを分周して所定周期毎
に発する分周信号DIVCAの一方を選択信号SELCによって
選択し、選択回路28に出力する。選択回路27は定着
時にはCAを、待機時にはDIVCA選択するようになってい
る。
【0040】また、交流電源24とSSRa〜eの一方
の出力側との間には、通電電流監視回路32があり、過
電流が流れたとき等には電流異常信号IUSがエンジン制
御部3に対して出力される。
【0041】以下、本実施例の動作を定着時か待機時
か、温度検知を行なうか否か、のそれぞれについて場合
分けして説明する。
【0042】(1)例えば、定着時であってかつサ−ミス
タ21による温度検知の結果に基づいて温度制御を行な
う場合、選択回路26は定着時の温度設定情報FTHを選
択し、差動増幅回路25において、(FTH-TTH)に基づい
た差分信号dが電圧パルス発生器8に出力される。そし
て、選択回路28においては電圧制御パルス発生器8の
パルス出力Pが選択され、シフトレジスタ30に送られ
る。そして、シフトレジスタ30において、クロックCL
Kに従って、SSR13のSSRa〜SSReまで順次
パルス出力Pが出力され、設定された温度までブロック
18a〜18eが発熱する。
【0043】(2)待機時であってかつサ−ミスタ21に
よる温度検知の結果に基づいて温度制御を行なう場合、
選択回路26は待機時の温度設定情報WTHを選択し、差
動増幅回路25において、(WTH-TTH)に基づいた差分信
号dが電圧パルス発生器8に出力される。以下(1)の場合
と同様であり、説明は省略する。
【0044】(3)定着時であってかつ温度検知の結果に
基づかないで温度制御を行なう場合は、選択回路28に
おいて、選択回路27の出力、即ちシフトレジスタの出
力CAが選択され、シフトレジスタ30に出力される。従
って、図8(a)に示すようにCAがクロックCLKに従っ
て、SSR13のSSRa〜SSReまで順次出力さ
れ、各ブロック18a〜18eは温度が維持される。
【0045】(4)待機時であってかつ温度検知の結果に
基づかないで温度制御を行なう場合、選択回路28にお
いて、選択回路27の出力、即ち分周回路の出力DIVCA
が選択され、シフトレジスタ30に出力される。従っ
て、図8(b)に示すようにDIVCAが、クロックCLKに従
って、SSR13のSSRa〜SSReまで順次出力さ
れる。かかる場合、(3)で述べた場合と比較して、SS
R13に出力されるパルスの周期が遅く、即ちtwが大
きいため、消費する電力が小さくなる。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、下
記のような優れた効果を得ることができる。
【0047】転写材のサイズや画像形成装置の使用形
態に応じて設定された温度制御情報に基づいてブロック
発熱体毎に通電を行なうため、最適な温度分布を設定し
維持することができる。
【0048】温度制御情報に基づいて複数のブロック
発熱体に順次通電を行なうため、電力消費量の軽減を図
ることができる。
【0049】記憶手段の上位アドレスに画像形成装置
の使用条件を、下位アドレスにブロック発熱体に対応す
るブロック番号をそれぞれ設定するため、画像形成装置
の使用中に使用条件が変更された場合であっても迅速に
温度制御が可能となる。
【0050】画像定着時にはデュ−ティ−の密なパル
ス信号を、待機時にはデュ−ティ−の粗なパルス信号を
ブロック発熱体に通電するため、電力消費量の軽減を図
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる発熱体の制御方式を適用した画
像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図2は熱定着ロ−ラ18及び摺動電極部19を
表した図で同図(a)はこれらの斜視図、同図(b)は
加熱ロ−ラ18の平面図である。
【図3】記憶部1に記憶されたデ−タについて説明する
図である。
【図4】本発明にかかる画像形成装置の発熱体の制御フ
ロ−を表した図である。
【図5】本発明にかかる画像形成装置の発熱体の制御フ
ロ−を表した図である。
【図6】レジスタ部6の構造を表した図である。
【図7】本発明にかかる発熱体の制御方式を適用した他
の画像形成装置の構成を示すブロック図である。
【図8】クロックCLKとシフトレジスタから出力される
パルス出力との関係を示す図である。
【図9】通電巾デ−タ及び配分率デ−タのデ−タ形式を
説明する図である。
【符号の説明】
1 記憶部 2 タイミング発生回路 3 エンジン制御部 4 アドレスラッチa 5 アドレスラッチb 6 レジスタ部 7 周波数発生器 8 電圧制御パルス発生器 9 乗算器 10 サンプルホ−ルド回路 11 カウンタ 12 デコーダ 13 SSR(ソリッドステ−トリレ−) 14 D/A変換器 18 熱定着ロ−ラ 19 摺動電極部 20 コモン電極部 21 サ−ミスタ 22 温度情報検出部 23 定着器スイッチ 24 交流電源 31 スタ−トスイッチ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主走査方向に少なくとも2つ以上のブロッ
    クに分割されたブロック発熱体を有し、前記ブロック発
    熱体に順次通電することによって、未定着のトナ−画像
    を加熱溶着する画像形成装置の発熱体の温度制御方式に
    おいて、 前記ブロック発熱体に対応して、温度制御に必要な所定
    の情報を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段に記憶された温度制御情報に基づいて前記
    ブロック発熱体に順次通電する時分割通電手段とを具備
    することを特徴とする画像形成装置の発熱体の温度制御
    方式。
  2. 【請求項2】前記時分割通電手段は前記記憶手段に記憶
    された温度制御情報に基づいて所定のパルス信号を発生
    するパルス発生手段を具備し、前記パルス信号に従って
    前記ブロック発熱体に順次通電することを特徴とする請
    求項1記載の画像形成装置の発熱体の制御方式。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の画像形成装置の発熱
    体の制御方式において、 前記ブロック発熱体の少なくとも1つの近傍における前
    記ブロック発熱体の温度を検知する温度検知手段と、 前記温度検知手段によって検知された前記ブロック発熱
    体の温度をサンプルし、かつ所定時間ホ−ルドするサン
    プルホ−ルド手段とを具備し、 前記時分割通電手段は前記記憶手段に記憶された温度制
    御情報に対して、前記サンプルホ−ルド手段によって保
    持された温度情報を重み付ける演算を行ない、重み付け
    られた温度制御情報を前記パルス発生手段に出力するこ
    とを特徴とする画像形成装置の発熱体の制御方式。
  4. 【請求項4】前記記憶手段は、アドレス信号として前記
    画像形成装置の使用条件及び前記ブロック発熱体に付さ
    れたブロック番号を用いることを特徴とする請求項1又
    は2又は3記載の画像形成装置の発熱体の制御方式。
  5. 【請求項5】主走査方向に少なくとも2つ以上のブロッ
    クに分割されたブロック発熱体を有し、前記ブロック発
    熱体を順次通電することによって、未定着のトナ−画像
    を加熱溶着する画像形成装置の発熱体の温度制御方式に
    おいて、 前記ブロック発熱体に時分割通電するための周期パルス
    を発生するパルス発生手段と、 前記パルス発生手段で発生するパルスのデュ−ティ−
    を、画像定着時または待機時で切り換える切換手段を具
    備することを特徴とする画像形成装置の発熱体の制御方
    式。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08248795A (ja) * 1995-03-08 1996-09-27 Nec Corp 電子写真記録装置の熱定着装置
JP2015536233A (ja) * 2012-10-25 2015-12-21 グラコ ミネソタ インコーポレーテッド ホットメルト供給システムのための電力制御
JP2017227689A (ja) * 2016-06-20 2017-12-28 東芝テック株式会社 ヒータ及び画像形成装置
JP2021064007A (ja) * 2021-01-12 2021-04-22 東芝テック株式会社 ヒータ及び画像形成装置

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