JP2020042213A - 定着装置及び画像形成装置 - Google Patents

定着装置及び画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2020042213A
JP2020042213A JP2018170709A JP2018170709A JP2020042213A JP 2020042213 A JP2020042213 A JP 2020042213A JP 2018170709 A JP2018170709 A JP 2018170709A JP 2018170709 A JP2018170709 A JP 2018170709A JP 2020042213 A JP2020042213 A JP 2020042213A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
fixing device
paper
image forming
irradiation light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2018170709A
Other languages
English (en)
Inventor
賢二 玉木
Kenji Tamaki
賢二 玉木
菅野 雅至
Masashi Sugano
雅至 菅野
笹本 能史
Yoshifumi Sasamoto
能史 笹本
健二 山元
Kenji Yamamoto
健二 山元
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP2018170709A priority Critical patent/JP2020042213A/ja
Publication of JP2020042213A publication Critical patent/JP2020042213A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】塗料膜に光を照射して発熱させる定着装置において、照射光の色温度と塗料膜の吸収ピーク波長とを対応させ、加熱効率の低下を防止する。【解決手段】中央照射光源220と、端部照射光源230、240と、塗料膜310と、各光源220、230、240をデューティ制御して発光色温度を制御する制御部とを備え、塗料膜310は、両端領域の塗料Aと中央領域の塗料Bとで吸収ピーク波長が異なり、各吸収ピーク波長が各光源220、230、240の発光色温度にそれぞれ対応している。【選択図】図5

Description

本発明は、定着装置及び画像形成装置に関し、より詳しくは、光源からの発光光を塗料膜に照射して発熱させる定着装置において、光源の発光光の色温度と塗料膜の吸収ピーク波長とが使用状態において対応するようにして、加熱効率の低下が防止された定着装置及びこの定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来から、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の多数の機能を備えた電子写真方式の画像形成装置が広く知られている。この画像形成装置では、画像を用紙に転写させて形成し、その後、その画像を用紙に定着させる、という一連のプロセスを通じて用紙に画像を形成して定着させている。画像形成装置は、定着処理を行う定着装置を備えている。定着装置は、熱定着を行うための定着ヒータを有している。定着ヒータとしては、例えばハロゲンランプと、このハロゲンランプの発光光が照射されて発熱する塗料膜(発熱体)とからなるものを用いることができる。
特許文献1には、定着ロールの軸方向の位置によって塗料膜(発熱体)の熱吸収率が異なっている定着装置が記載されている。
特許文献2には、定着ロールの内周面に熱吸収率の異なる2種類以上の塗料を塗布することにより、定着ロールの軸方向の温度分布を調節した定着装置が記載されている。
近年、画像形成装置においても省エネルギー化(電力消費量の削減)が要求されている。画像形成装置の省エネルギー化を実現するためには、定着装置の電力を削減することが有効であることが分かっている。定着装置の電力削減には、定着装置の熱容量を削減することが一般的である。従来、交流電源の半波周期(交流波形の半周期)を1単位としたオン/オフパターンによりハロゲンランプの点灯制御を行うHCD(ハーフサイクルデューティ)制御により、定着装置の熱容量の削減が図られている。
特開2011−203405号公報 特開平8−234618号公報
ところで、HCD制御を行う定着装置では、ハロゲンランプの発光出力が100%未満となるので、発光光の色温度が下がる。すると、発光光の色温度が塗料膜の吸収ピーク波長に対応しなくなってしまい、加熱効率が低下してしまう。
そこで本発明の課題は、光源からの発光光を塗料膜に照射して発熱させる定着装置において、光源の発光光の色温度と塗料膜の吸収ピーク波長とが使用状態において対応するようにして、加熱効率の低下が防止された定着装置及びこの定着装置を備えた画像形成装置を提供することにある。
さらに本発明の他の課題は、以下の記載によって明らかとなる。
本発明の上記課題は、以下の各発明によって解決される。
1.
搬送される用紙の中央領域に対向して配置された中央照射光源と、
前記用紙の両端領域に対向して配置された端部照射光源と、
前記各光源と前記用紙との間に配置された塗料膜と、
前記各光源に電源を接続させるオン状態と該接続を解除するオフ状態とを、前記各光源ごとに個別に切替えるスイッチ手段と、
前記用紙の中央領域及び両端領域の温度をそれぞれ検出する温度検出手段と、
前記温度検出手段による検出結果に応じて前記スイッチ手段を制御し、前記オン状態と前記オフ状態との切替えを連続的に行って、前記中央照射光源及び前記端部照射光源の発光光をそれぞれ所定の色温度に制御する制御手段とを備え、
前記塗料膜は、異なる2種以上の塗料からなり、前記用紙の中央領域に対応する領域と前記用紙の両端領域に対応する領域とで吸収ピーク波長が異なっており、該吸収ピーク波長が前記各光源の発光光の前記所定の色温度にそれぞれ対応していることを特徴とする定着装置。
2.
前記塗料膜の吸収ピーク波長は、前記各光源の発光出力が最大であるときの発光光の色温度以下の色温度に対応していることを特徴とする前記1記載の定着装置。
3.
軸回りに回転可能な中空のローラであって、前記用紙が外周面の所定角度範囲に巻回されて搬送される加熱ローラを備え、
前記各光源は、前記加熱ローラ内に配置され、
前記塗料膜は、前記加熱ローラの内周面に塗料が塗布されて形成されていることを特徴とする前記1又は2記載の定着装置。
4.
前記塗料膜は、
前記用紙の中央領域に対応する領域では、吸収ピーク波長が前記中央照射光源の発光光の前記所定の色温度に対応する塗料と、前記中央照射光源の発光出力が最大であるときの発光光の色温度に吸収ピーク波長が対応する塗料とが、前記加熱ローラの内周面の周方向に交互に塗布されて形成されており、
前記用紙の両端領域に対応する領域では、吸収ピーク波長が前記端部照射光源の発光光の前記所定の色温度に対応する塗料と、前記端部照射光源の発光出力が最大であるときの発光光の色温度に吸収ピーク波長が対応する塗料とが、前記加熱ローラの内周面の周方向に交互に塗布されて形成されていることを特徴とする前記3記載の定着装置。
5.
前記電源は交流電源であって、
前記交流電源の交流波形位相を検出するゼロクロス検出手段を備え、
前記制御手段は、前記オン状態と前記オフ状態との切替えを、前記ゼロクロス検出手段による検出結果に応じて、前記交流波形の半周期の整数倍である時間ごとに行うことを特徴とする前記1〜4の何れかに記載の定着装置。
6.
前記制御手段は、前記オン状態と前記オフ状態との切替えを、前記交流波形のゼロクロス時に行うことを特徴とする前記5記載の定着装置。
7.
用紙に画像を形成する画像形成部と、
前記1〜6の何れかに記載の定着装置とを備え、
前記画像形成部において画像が形成された用紙が前記定着装置に搬送されることを特徴とする画像形成装置。
8.
前記画像形成部及び前記定着装置を収容する筐体と、
前記筐体内の空気を筐体外に排出することによって該筐体内の冷却を行う送気手段とを備え、
前記塗料膜を形成している塗料は、前記送気手段により形成される空気流の下流側よりも、該空気流の上流側のほうが、吸収ピーク波長が対応する色温度が高いことを特徴とする前記7記載の画像形成装置。
9.
前記用紙の種類、坪量及び搬送速度に応じて、前記塗料膜を形成する塗料が選定されていることを特徴とする前記7又は8記載の画像形成装置。
本発明によれば、光源からの発光光を塗料膜に照射して発熱させる定着装置において、光源の発光光の色温度と塗料膜の吸収ピーク波長とが使用状態において対応するようにして、加熱効率の低下が防止された定着装置及びこの定着装置を備えた画像形成装置を提供することができる。
第1実施形態の画像形成装置を示す縦断面図 第1実施形態の定着装置を示すブロック図 第1実施形態の定着装置の要部を示すブロック図 各光源のデューティ制御を説明する波形図 第1実施形態の定着装置の加熱ローラを示す縦断面図 第2実施形態の定着装置の加熱ローラを示す図5中のL−L横断面図 第2実施形態の定着装置の加熱ローラを示す図5中のK−K横断面図 第3実施形態の画像形成装置を示す縦断面図 第3実施形態の定着装置の加熱ローラを示す縦断面図 定着処理時における画像形成装置100の動作の一例を示すフローチャート 図10に示した画像形成装置100の動作をさらに詳細に示すフローチャート
以下、本発明の実施の形態に係る定着装置及び画像形成装置について、図面を参照して説明する。ただし、発明の範囲は図示例に限定されない。以下の説明において、同一の機能及び構成を有するものについては、同一の符号を付し、その説明を省略することがある。
〔第1実施形態〕
(画像形成装置の構成)
図1は、第1実施形態の画像形成装置を示す縦断面図である。
本実施形態の画像形成装置100は、図1に示すように、タンデム型の画像形成装置と称されるものであり、自動原稿搬送部80と装置本体102とを備えている。自動原稿搬送部80は、装置本体102の上部に取り付けられ、搬送台上にセットされた用紙を、搬送ローラ等により装置本体102の画像読取部90に送り出す。
装置本体102は、操作表示部70と、画像読取部90と、画像形成部10と、中間転写ベルト8と、給紙部20と、レジストローラ対32と、定着装置200と、自動用紙反転搬送ユニット60(Auto Duolex Unit:以下ADUという)とを有している。
操作表示部70は、表示部と入力部とが組み合わされたタッチパネル71と、タッチパネル71の周辺部に設けられたスタートキーや決定キーを含む複数の操作キー72とを有している。操作表示部70は、タッチパネル71に操作画面等を表示したり、タッチパネル71でのタッチ操作や操作キー72への操作により入力された画像形成条件や定着条件等の情報を受け付けたりする。
画像読取部90は、原稿台81上に載置された原稿、または自動原稿搬送部80により搬送された原稿を走査露光装置の光学系により走査露光し、走査した原稿の画像をCCD(Charge Coupled Devices)イメージセンサにより光電変換して画像情報信号を生成する。画像情報信号は、図示しない画像処理部によりアナログ処理、アナログ/デジタル(以下A/Dという)変換処理、シューディング補正、画像圧縮処理等行われた後に画像形成部10に出力される。
画像形成部10は、電子写真方式により画像を形成するものであり、イエロー(Y)色の画像を形成する画像形成ユニット10Yと、マゼンタ(M)色の画像を形成する画像形成ユニット10Mと、シアン(C)色の画像を形成する画像形成ユニット10Cと、黒(K)色の画像を形成する画像形成ユニット10Kとを有している。
画像形成ユニット10Yは、感光体ドラム1Yと、その周囲に配置される帯電器2Y、露光部(光書込み部)3Y、現像器4Y及びクリーニング部6Yを有している。画像形成ユニット10Mは、感光体ドラム1Mと、その周囲に配置される帯電器2M、露光部3M、現像器4M及びクリーニング部6Mを有している。画像形成ユニット10Cは、感光体ドラム1Cと、その周囲に配置される帯電器2C、露光部3C、現像器4C及びクリーニング部6Cを有している。画像形成ユニット10Kは、感光体ドラム1Kと、その周囲に配置される帯電器2K、露光部3K、現像器4K及びクリーニング部6Kを有している。
画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kにおけるそれぞれの感光体ドラム(像担持体)1Y,1M,1C,1K、帯電器2Y,2M,2C,2K、露光部3Y,3M,3C,3K、現像器4Y,4M,4C,4K、クリーニング部6Y,6M,6C,6Kは、それぞれ共通する構成である(以下、特に、区別が必要な場合を除き、Y,M,C,Kを除いた符号で表記する)。
帯電器2は、感光体ドラム1の表面をほぼ一様に帯電する。露光部3は、例えばLEDアレイと結像レンズとを有するLPH(LED Print Head)や、ポリゴンミラー方式のレーザ露光走査装置により構成され、画像情報信号に基づいて感光体ドラム1上をLED光やレーザ光により走査して静電潜像を形成する。現像器4は、感光体ドラム1上に形成された静電潜像をトナーにより現像する。これにより、感光体ドラム1上に可視画像であるトナー像が形成される。
中間転写ベルト8は、複数のローラにより張架されると共に回動可能に支持されている。中間転写ベルト8の回動と併せて、一次転写ローラ7と感光体ドラム1とが回転し、一次転写ローラ7と感光体ドラム1との間に所定の電圧が印加されることで、感光体ドラム1に形成されたトナー像が中間転写ベルト8上に転写される(一次転写)。
給紙部20は、A3やA4等の用紙Pが収容された複数の給紙トレイ20A,20Bを有している。各給紙トレイ20A,20Bから搬送ローラ22,24,26,28等によって搬送された用紙Pは、ループローラ対30に搬送される。なお、給紙トレイの数は2つに限定されるものではない。また、必要に応じて大容量の用紙Pを収容することが可能な大容量給紙装置を単数または複数連結させてもよい。
ループローラ対30に搬送された用紙Pは、その先端部がレジストローラ対32に突き当てられる。レジストローラ対32は、突き当てられた用紙Pにおいてループを形成し、用紙Pの用紙搬送方向D1に対する曲り(例えば斜行)を補正する。用紙Pの曲がりが補正された用紙Pは、所定のタイミングで二次転写ローラ34に搬送される。二次転写ローラ34では、中間転写ベルト8上に転写されたY,M,C,Kトナー像が、レジストローラ対32により搬送されてくる用紙Pの表面に一括転写される(二次転写)。二次転写された用紙Pは用紙搬送方向D1の下流側の定着装置200に搬送される。
定着装置200は、加熱ローラ201及び加圧ローラ202を有することが好ましく、この場合には、二次転写ローラ34でトナー像が転写された用紙Pに加圧、加熱処理を行うことにより用紙P表面のトナー像を用紙Pに定着させる。定着装置200については後述する。定着装置200の用紙搬送方向D1の下流側には、用紙Pの搬送経路を排紙経路側またはADU60側に切り替えるための搬送路切替部が設けられている。搬送路切替部は、選択されている印刷モード(片面印刷モード、両面印刷モード等)に基づいて搬送経路の切り替え制御を行う。
片面印刷モードで片面の印刷が終了した用紙P、または、両面印刷モードで両面の印刷が終了した用紙Pは、排紙ローラ46により排紙トレイ61上に排出される。また、両面印刷モードにおいて、用紙Pの裏面側に画像を形成する場合、表面側に画像が形成された用紙Pは、搬送ローラ62等を介してADU60に搬送される。ADU60のスイッチバック経路63では、ADUローラ64の逆回転制御により用紙Pの後端を先頭にしてUターン経路部65に搬送され、Uターン経路部65に設けられた搬送ローラ66,68等により表裏反転された状態で二次転写ローラ34に再給紙される。
(定着装置の構成)
図2は、第1実施形態の定着装置を示すブロック図である。
図3は、第1実施形態の定着装置の要部を示すブロック図である。
画像形成装置100は、図2及び図3に示すように、定着装置200を備えている。定着装置200は、制御手段となる制御部250と、記憶部252とを備え、交流電源210から電力供給されて動作する。交流電源210は、画像形成装置100が設置されるオフィス等に設置され、定着装置200を含む画像形成装置100に対して所定の電力を供給する。
定着装置200は、中央照射光源220と、端部照射光源230、240と、温度検出手段となる温度センサ(温度検出部)222、232と、スイッチ手段となるスイッチ260、270、280とを有している。中央照射光源220及び端部照射光源230は、交流電源210に対して電力線を介して並列に接続されている。
なお、図3に示すように、用紙Pの全幅に均等に照射するフラット補助光源(例えば800W)300を設けてもよい。フラット補助光源300を設ける場合には、このフラット補助光源300に対応するスイッチ290を設ける。
スイッチ260、270、280、290は、各光源220、230、240、300に交流電源210を接続させるオン状態と接続を解除するオフ状態とを、各光源220、230、240、300ごとに個別に切替える。すなわち、スイッチ260は、交流電源210と中央照射光源220との間に電力線を介して設けられ、交流電源210と中央照射光源220とを接続するオン状態と、交流電源210と中央照射光源220との接続を解除するオフ状態とを切り替え可能に構成されている。スイッチ270、280は、交流電源210と端部照射光源230、240との間に電力線を介して設けられ、交流電源210と端部照射光源230、240とを接続するオン状態と、交流電源210と端部照射光源230、240との接続を解除するオフ状態とを切り替え可能に構成されている。スイッチ290は、交流電源210とフラット補助光源300との間に電力線を介して設けられ、交流電源210とフラット補助光源300とを接続するオン状態と、交流電源210とフラット補助光源300との接続を解除するオフ状態とを切り替え可能に構成されている。これらスイッチ260、270、280、290は、例えばトライアック等のスイッチング素子から構成されている。
温度センサ222、232は、図2に示すように、用紙Pの中央領域(搬送方向に直交する方向の中央部分)及び両端領域(搬送方向に直交する方向の両端部分)の温度をそれぞれ検出する。温度センサ222、232は、例えばサーミスタ等から構成され、中央照射光源220の近傍及び端部照射光源230、240の近傍に設けられている。温度センサ222、232は、中央照射光源220の近傍の用紙Pの温度及び端部照射光源230、240の近傍の用紙Pの温度を検知し、検知により得られたそれぞれの温度情報を制御部250に出力する。
記憶部252は、例えば不揮発性の半導体メモリやHDD(Hard Disk Drive)等から構成されている。記憶部252には、中央照射光源220及び端部照射光源230、240の点灯を制御するためのテーブル(デューティ比に対応された点灯パターン)が記憶されている。
制御部250は、温度センサ222,232による検出結果及び記憶部252に記憶された点灯パターンに基づいてスイッチ260、270、280を制御し、オン状態とオフ状態との切替えを連続的に行って、中央照射光源220及び端部照射光源230、240の発光光をそれぞれ所定の色温度に制御する。
具体的には、制御部250は、予め設定された中央照射光源220及び端部照射光源230、240の目標温度と温度センサ222,232により検出された測定温度との温度差を算出し、算出された温度差に基づいて中央照射光源220及び端部照射光源230、240の点灯、消灯制御を行う。
図4は、各光源のデューティ制御を説明する波形図である。
制御部250による中央照射光源220及び端部照射光源230、240の点灯制御は、図4に示すように、温度差に応じたデューティ比に基づいてスイッチ260,270のオン/オフ状態を切換制御するデューティ制御が好ましい。デューティ比は、交流電源210の半波周期を単位としたオン/オフの回数により規定される。例えば、0V(ゼロクロス)から次の0V(ゼロクロス)までの+電圧の半波周期と、さらに次の0V(ゼロクロス)までの−電圧の半波周期との連続する15半波周期を1つの区間として、この中で光源220、230、240をオン状態とする半波周期の数nの比率((n/15)×100%)がデューティ比となる。デューティ比100%とは、連続する15半波周期の全てで光源220、230、240に電圧が印加されている状態であり、デューティ比66.7%とは、10半波周期にて光源220、230、240に電圧が印加されている状態である。オン状態の半波周期とオフ状態の半波周期との配列が点灯パターンである。なお、各光源220、230、240は、+電圧の半波周期及び−電圧の半波周期の何れにおいても点灯する。
このようなデューティ制御を行うには、交流電源210の交流波形位相を検出するゼロクロス検出手段を設け、制御部250は、オン状態とオフ状態との切替えを、ゼロクロス検出手段による検出結果に応じて、交流波形の半周期の整数倍である時間ごとに行うことが好ましい。このようにして正確なデューティ制御を行うことができる。また、制御部250は、オン状態とオフ状態との切替えを、交流波形のゼロクロス時に行うことが好ましい。オン状態とオフ状態との切替え時に交流電源210の出力電圧が0Vであるほうが、各スイッチ260,270及び各光源220、230、240に対する負担が少ないからである。
図5は、第1実施形態の定着装置の加熱ローラを示す縦断面図である。
各光源220、230、240は、図5に示すように、加熱ローラ201内に配置されていることが好ましい。加熱ローラ201は、軸回りに回転可能な中空のローラであって、用紙Pが外周面の所定角度範囲に巻回されて搬送される。なお、定着装置200は、加熱ローラ201を用いることによって、用紙Pを搬送しながら効率よく加熱することができるが、加熱ローラ201を用いずに、固定された加熱部材に対して用紙Pが接触され、又は、摺動しながら搬送される構成でもよい。このような場合には、各光源220、230、240は、加熱部材の近傍に配置される。
中央照射光源220は、搬送される用紙Pの中央領域(搬送方向に直交する方向の中央部分)に対向して配置されている。端部照射光源230、240は、用紙Pの両端領域(搬送方向に直交する方向の両端部分)に対向して配置されている。中央照射光源220及び端部照射光源230、240は、例えばハロゲンランプ(例えば1000W)等であって、交流電源210から供給される所定のデューティ比の電力に基づいて点灯及び消灯することにより、用紙Pを加熱するためのエネルギー源となる。
各光源220、230、240と用紙Pとの間には、塗料膜(発熱体)310が配置されている。塗料膜310は、加熱ローラ201の内周面に塗料が塗布されて形成されていることが好ましい。この塗料膜310は、各光源220、230、240からの発光光を吸収して発熱し、用紙Pを加熱する。すなわち、各光源220、230、240及び塗料膜310によってヒータが構成されている。
塗料膜310は、異なる2種以上の塗料(塗料A、塗料B)からなり、用紙Pの中央領域に対応する領域(K)と用紙Pの両端領域に対応する領域(L)とで吸収ピーク波長が異なっている。各塗料(塗料A、塗料B)の吸収ピーク波長は、各光源220、230、240の発光光の所定の色温度(制御部250により制御された色温度)にそれぞれ対応している。また、塗料膜310の吸収ピーク波長は、各光源220、230、240の発光出力が最大であるときの発光光の色温度以下の色温度に対応している。
これは、加熱ローラ201の中央領域と両端領域とでは放熱状態が異なり、中央領域のほうが両端領域よりも高温になる傾向があるため、これらを等しい温度に維持するためには、中央照射光源220のデューティ比を端部照射光源230、240のデューティ比よりも低くして、両端領域よりも高温にならないようにする必要があるためである。デューティ比を下げると発光光の色温度が下がるため、各塗料(塗料A、塗料B)の吸収ピーク波長をその色温度に対応させている。
各光源220、230、240は、以下の〔表1〕に示すように、発光光の色温度がデューティ比によって所定の色温度になるように設定(選択)されている。
Figure 2020042213
用紙Pの秤量が60g/mで、サイズがA3である場合に、中央照射光源220の発光光の色温度は、デューティ比55%〜100%で、例えば、1430K〜2600Kである。端部照射光源230、240の色温度は、デューティ比55%〜100%で、例えば、1320K〜2400Kである。
ここで、ある一定時間以上に亘って用紙Pを搬送した場合には、中央照射光源220のデューティ比は55%程度に、端部照射光源230、240のデューティ比は70%程度にそれぞれ制御される。
なお、各光源220、230、240の発光光の色温度は、以下の〔表2〕に示すように、用紙Pの種類、坪量及び搬送速度に応じて選定されることが好ましい。
Figure 2020042213
この例では、用紙Pの秤量が350g/mで、サイズがA3である場合に、中央照射光源220の発光光の色温度は、デューティ比70%〜100%で、例えば、1820K〜2600Kである。端部照射光源230、240の色温度は、デューティ比70%〜100%で、例えば、1680K〜2400Kである。
なお、〔表2〕において、例えば、中央照射光源220のデューティ比80%、端部照射光源230、240のデューティ比90%に適合した用紙Pにしか印字しない画像形成装置においては、吸収ピーク波長が所定の色温度(2080K、2160K)に対応した塗料(A、B)を用いることが好ましい。
この定着装置においては、用紙Pの中央領域に対応する領域(K)と用紙Pの両端領域に対応する領域(L)とで吸収ピーク波長が異なる2種以上の塗料(塗料A、塗料B)により塗料膜310を構成しており、各塗料の吸収ピーク波長が各光源220、230、240の発光光の所定の色温度にそれぞれ対応しているので、発熱効率が高く、用紙Pを全幅に亘って所定の温度に加熱するために必要なデューティ比を下げることができ、従来の定着装置よりも消費電力を削減することができる。
なお、この定着装置における中央領域から両端領域に亘る光源の数は、前述したような2種類に限定されず、3種類以上としてもよく、塗料膜310を構成する塗料も、光源に対応して3種以上としてもよい。
〔第2実施形態〕
図6は、第2実施形態の定着装置の加熱ローラを示す図5中のL−L横断面図である。
図7は、第2実施形態の定着装置の加熱ローラを示す図5中のK−K横断面図である。
前述の実施形態においては印字中(制御部250により色温度が制御されている状態)におけるデューティ比(色温度)に吸収ピーク波長が対応する塗料を選定していたが、装置の始動直後のウォームアップ時(昇温時間)には、各光源220、230、240のデューティ比は100%になる。このウォームアップ時には、前述に実施形態のように塗料(A、B)の吸収ピーク波長がデューティ比55%〜70%に対応したものであると、発熱効率が低下する。そこで、図6及び図7に示すように、吸収ピーク波長がデューティ比100%に対応する塗料Xも用いることにより、印字中とウォームアップ時の両方において発熱効率の向上を図ることができる。
すなわち、塗料膜310は、用紙Pの両端領域に対応する領域(L)において、図6に示すように、吸収ピーク波長が中央照射光源220の発光光の所定の色温度に対応する塗料Aと、中央照射光源220の発光出力が最大(デューティ比100%)であるときの発光光の色温度に吸収ピーク波長が対応する塗料Xとを、加熱ローラ201の内周面の周方向に交互に塗布して形成してもよい。
また、塗料膜310は、用紙Pの中央領域に対応する領域(K)では、図7に示すように、吸収ピーク波長が端部照射光源230、240の発光光の所定の色温度に対応する塗料Bと、端部照射光源230、240の発光出力が最大(デューティ比100%)であるときの発光光の色温度に吸収ピーク波長が対応する塗料Xとを、加熱ローラ201の内周面の周方向に交互に塗布して形成してもよい。
このように、加熱ローラ201の周方向について、吸収ピーク波長が各光源220、230、240の発光光の所定の色温度に対応する塗料(A、B)と、吸収ピーク波長が各光源220、230、240の発光出力が最大(デューティ比100%)であるときの発光光の色温度に対応する塗料(X)とを交互に塗布することにより、各光源220、230、240の発光光が所定の色温度である状態から発光出力が最大である状態に亘ってデューティ比が変化しても、発熱効率の低下を防止することができ、印字中とウォームアップ時の両方において発熱効率の向上を図ることができる。
〔第3実施形態〕
図8は、第3実施形態の画像形成装置を示す縦断面図である。
画像形成装置100においては、図8に示すように、画像形成部10及び定着装置200が筐体101内に収容され、筐体101内の空気を筐体101外に排出することによって筐体101内の冷却を行う送気手段が設けられている場合がある。図8に示す例では、筐体101内の熱を筐体101の背面側に放出するために、送気手段となる排気ファン400が、筐体101の背面部に複数個設置されている。また、筐体101内の低圧電源、高圧電源、制御基板及び各種モータなどの冷却のために、送気手段となる冷却ファン410も筐体101の背面側に設置されており、筐体101内の熱が筐体101の背面側に放出される。
この画像形成装置100においては、筐体101内の空気は、筐体101の正面側の隙間部から筐体101内に入り、後方に流れて、筐体101の背面側の排気口から筐体101外に排出される。このような空気の流れにより、筐体101内は、正面側よりも背面側が高温となる傾向がある。
図9は、第3実施形態の定着装置の加熱ローラを示す縦断面図である。
このように筐体101内の正面側よりも背面側が高温となる画像形成装置100の定着装置200においては、図9に示すように、塗料膜310を形成している塗料A、B、Cは、送気手段により形成される空気流の下流側(背面側)よりも、空気流の上流側(正面側)のほうが、吸収ピーク波長が対応する色温度が高いもの(A>B>C)となっていることが好ましい。
以下の〔表3〕に示すように、用紙Pの秤量が60g/mで、サイズがA3である場合に、中央照射光源220の発光光の色温度は、デューティ比55%〜100%で、例えば、1430K〜2600Kである。前端部照射光源230及び後端部照射光源240の色温度は、デューティ比55%〜100%で、例えば、1320K〜2400Kである。
Figure 2020042213
この定着装置200においては、定着ローラ201の軸方向について均一な温度となるように、端部照射光源230、240は、前端部照射光源230と後端部照射光源240とで、異なるデューティ制御をする必要がある。このようなデューティ制御において、後端部照射光源240では、筐体101内の背面側の温度低下が少ないので、デューティ比は低くなることが多くなる。前端部照射光源230では、筐体101内の正面側の温度低下が大きいので、デューティ比は高くなることが多くなる。
塗料膜310をなす3種の塗料A、B、Cの吸収ピーク波長は、各光源220、230、240の発光光の所定の色温度(制御部250により制御された色温度)にそれぞれ対応している。この実施形態において、後端部照射光源240は、デューティ比55%に制御されることが多い。前端部照射光源230は、後端部照射光源240よりも高いデューティ比に制御されることが多い。
以下の〔表4〕は、それぞれの色温度(2600K、2300K、2000K)の光を照射したときの、各塗料A、B、Cと塗料Xとの昇温時間(秒)の比較である。短縮率は、塗料Xに対して、各塗料A、B、Cにより昇温時間が短縮された率を示す。塗料A、B、Cの選定は、〔表4〕に示すような昇温比較データを取得し、このデータに基づいて行うことができる。
Figure 2020042213
なお、端部照射光源230、240は、光源の構造上、最大出力の上限が低くなる場合が多い。定着装置200の熱容量によっては、各光源220、230、240の総最大出力を大きくする必要から、中央照射光源220の最大出力を大きくする場合が多い。すると結果的に、中央照射光源220の印字中のデューティ比は低くなる。
〔画像形成装置の動作例〕
次に、定着処理時における定着装置200を含む画像形成装置100の動作例について説明する。
図10は、定着処理時における画像形成装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
図10に示すように、制御部25は、ステップst1で動作を開始すると、ステップst2で定着処理を開始する。次に、ステップst3で各光源220、230、240の発光光照射により加熱ローラ201を加熱し、加熱ローラ201上の用紙Pの各箇所の温度を検出する。
次のステップst4では、各光源220、230、240の発光光照射による用紙Pの目標温度と各箇所の検出温度との温度差から、各光源220、230、240ごとにデューティ比を算出する。各光源220、230、240ごとに温度差が異なっていれば、各光源220、230、240のデューティ比は互いに異なるものとなる。なお、デューティ比の算出には、過去の温度履歴より算出するPI制御のような方法を用いてもよい。
次のステップst5では、記憶部252に記憶されているテーブルに基づいて、各光源220、230、240ごとに点灯パターンを設定する。
次のステップst6では、設定した点灯パターンに基づいて、各光源220、230、240ごとに点灯を制御し、ステップst7で処理を終了する。
図11は、図10に示した画像形成装置100の動作をさらに詳細に示すフローチャートである。
さらに詳細な一例を説明すると、図11に示すように、制御部25は、ステップst11で温度調整を開始すると、次のステップst12で用紙Pの中央及び端部の温度を検出する。用紙Pの中央及び端部(各光源220、230、240)で検出温度が異なっていれば、以下のステップst13以降の処理は中央及び端部ごと(各光源220、230、240ごと)に行い、中央及び端部ごと(各光源220、230、240ごと)に異なるステップに進む。
次のステップst13では、目標温度から検出温度を引いた温度差が20℃以上か(検出温度が目標温度より20℃以上低いか)を判別し、20℃以上であればステップst14に進み、20℃未満であればステップst16に進む。
ステップst14では、制御値として100%を選定又は算出し、ステップst15に進んでデューティ比100%で点灯させ、ステップst2に戻る。
ステップst16では、目標温度から検出温度を引いた温度差が7℃以上か(検出温度が目標温度より7℃以上低いか)を判別し、7℃以上であればステップst17に進み、7℃未満であればステップst19に進む。
ステップst17では、制御値として80%を選定又は算出し、ステップst18に進んでデューティ比80%で点灯させ、ステップst2に戻る。
ステップst19では、目標温度から検出温度を引いた温度差が2℃以上か(検出温度が目標温度より2℃以上低いか)を判別し、2℃以上であればステップst20に進み、2℃未満であればステップst22に進む。
ステップst20では、制御値として66.7%を選定又は算出し、ステップst21に進んでデューティ比66.7%で点灯させ、ステップst2に戻る。
ステップst22では、目標温度から検出温度を引いた温度差が0℃〜2℃未満か(検出温度が目標温度より2℃未満低いか)を判別し、0℃〜2℃未満であればステップst23に進み、0℃〜2℃未満でなければステップst25に進む。
ステップst23では、制御値として40%を選定又は算出し、ステップst24に進んでデューティ比40%で点灯させ、ステップst2に戻る。
ステップst25では、目標温度から検出温度を引いた温度差が2℃未満か(検出温度が目標温度より2℃未満高いか)を判別し、2℃未満であればステップst26に進み、2℃未満でなければステップst28に進む。
ステップst26では、制御値として20%を選定又は算出し、ステップst27に進んでデューティ比20%で点灯させ、ステップst2に戻る。
ステップst28では、目標温度から検出温度を引いた温度差が2℃以上(検出温度が目標温度より2℃以上高い)と判断し、ステップst29に進む。
ステップst29では、制御値として0%を選定又は算出し、ステップst30に進んで消灯させ、ステップst2に戻る。
上述の各実施形態では、カラー画像を形成する画像形成装置100に本発明を適用した例について説明したが、モノクロ画像を形成する画像形成装置についても本発明を適用することができる。その他、以上の実施形態の説明における具体的な構成、形状、材質、動作及び数値等は、本発明を説明するための例示に過ぎず、これらによって本発明が限定的に解釈されることがあってはならない。
10 画像形成部
20 給紙部
30 ループローラ対
60 自動用紙反転搬送ユニット
70 操作表示部
80 自動原稿搬送部
90 画像読取部
100 画像形成装置
200 定着装置
220 中央照射光源
222 温度センサ(温度検出部)
230、240 端部照射光源
222、232 温度センサ(温度検出部)
250 制御部
260,270、280 スイッチ
310 塗料膜
400 排気ファン
410 冷却ファン

Claims (9)

  1. 搬送される用紙の中央領域に対向して配置された中央照射光源と、
    前記用紙の両端領域に対向して配置された端部照射光源と、
    前記各光源と前記用紙との間に配置された塗料膜と、
    前記各光源に電源を接続させるオン状態と該接続を解除するオフ状態とを、前記各光源ごとに個別に切替えるスイッチ手段と、
    前記用紙の中央領域及び両端領域の温度をそれぞれ検出する温度検出手段と、
    前記温度検出手段による検出結果に応じて前記スイッチ手段を制御し、前記オン状態と前記オフ状態との切替えを連続的に行って、前記中央照射光源及び前記端部照射光源の発光光をそれぞれ所定の色温度に制御する制御手段とを備え、
    前記塗料膜は、異なる2種以上の塗料からなり、前記用紙の中央領域に対応する領域と前記用紙の両端領域に対応する領域とで吸収ピーク波長が異なっており、該吸収ピーク波長が前記各光源の発光光の前記所定の色温度にそれぞれ対応していることを特徴とする定着装置。
  2. 前記塗料膜の吸収ピーク波長は、前記各光源の発光出力が最大であるときの発光光の色温度以下の色温度に対応していることを特徴とする請求項1記載の定着装置。
  3. 軸回りに回転可能な中空のローラであって、前記用紙が外周面の所定角度範囲に巻回されて搬送される加熱ローラを備え、
    前記各光源は、前記加熱ローラ内に配置され、
    前記塗料膜は、前記加熱ローラの内周面に塗料が塗布されて形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の定着装置。
  4. 前記塗料膜は、
    前記用紙の中央領域に対応する領域では、吸収ピーク波長が前記中央照射光源の発光光の前記所定の色温度に対応する塗料と、前記中央照射光源の発光出力が最大であるときの発光光の色温度に吸収ピーク波長が対応する塗料とが、前記加熱ローラの内周面の周方向に交互に塗布されて形成されており、
    前記用紙の両端領域に対応する領域では、吸収ピーク波長が前記端部照射光源の発光光の前記所定の色温度に対応する塗料と、前記端部照射光源の発光出力が最大であるときの発光光の色温度に吸収ピーク波長が対応する塗料とが、前記加熱ローラの内周面の周方向に交互に塗布されて形成されていることを特徴とする請求項3記載の定着装置。
  5. 前記電源は交流電源であって、
    前記交流電源の交流波形位相を検出するゼロクロス検出手段を備え、
    前記制御手段は、前記オン状態と前記オフ状態との切替えを、前記ゼロクロス検出手段による検出結果に応じて、前記交流波形の半周期の整数倍である時間ごとに行うことを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載の定着装置。
  6. 前記制御手段は、前記オン状態と前記オフ状態との切替えを、前記交流波形のゼロクロス時に行うことを特徴とする請求項5記載の定着装置。
  7. 用紙に画像を形成する画像形成部と、
    請求項1〜6の何れかに記載の定着装置とを備え、
    前記画像形成部において画像が形成された用紙が前記定着装置に搬送されることを特徴とする画像形成装置。
  8. 前記画像形成部及び前記定着装置を収容する筐体と、
    前記筐体内の空気を筐体外に排出することによって該筐体内の冷却を行う送気手段とを備え、
    前記塗料膜を形成している塗料は、前記送気手段により形成される空気流の下流側よりも、該空気流の上流側のほうが、吸収ピーク波長が対応する色温度が高いことを特徴とする請求項7記載の画像形成装置。
  9. 前記用紙の種類、坪量及び搬送速度に応じて、前記塗料膜を形成する塗料が選定されていることを特徴とする請求項7又は8記載の画像形成装置。
JP2018170709A 2018-09-12 2018-09-12 定着装置及び画像形成装置 Pending JP2020042213A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018170709A JP2020042213A (ja) 2018-09-12 2018-09-12 定着装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018170709A JP2020042213A (ja) 2018-09-12 2018-09-12 定着装置及び画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2020042213A true JP2020042213A (ja) 2020-03-19

Family

ID=69798247

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018170709A Pending JP2020042213A (ja) 2018-09-12 2018-09-12 定着装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2020042213A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9501005B2 (en) Fixing device and image forming apparatus
US8909084B2 (en) Fixing device
JP6135051B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP6019779B2 (ja) 定着装置及び画像形成装置
US11092916B2 (en) Image forming apparatus including a plurality of heat generating elements
US10139759B2 (en) Image forming apparatus
US7702272B2 (en) Power control method for controlling a setting value of electric power to be supplied to each of components of an apparatus by switching between power control modes depending on a status of operation of each of the components of the apparatus
CN107018265B (zh) 图像读取装置以及图像形成系统
JP2005301240A (ja) 画像形成装置
JP2015011313A (ja) 画像形成装置
JP2012022093A (ja) 画像形成装置、定着装置、及び定着制御方法
JP4454582B2 (ja) 加熱装置の設計方法
US9651903B2 (en) Fixing device and image-forming apparatus using the same
JP5353019B2 (ja) 画像形成装置
JP2020042213A (ja) 定着装置及び画像形成装置
JP2004333733A (ja) 画像形成装置
JP2002357977A (ja) 定着装置、画像形成装置および両面画像形成装置
JP2006284618A (ja) 画像形成装置の除湿制御装置
JP2023028018A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JPH09305059A (ja) 画像形成装置
JP7375366B2 (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP2008009004A (ja) 画像形成装置
JP2023034497A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP2023041170A (ja) 定着装置、及び、画像形成装置
JP2022176730A (ja) 用紙搬送装置および画像形成装置