JP2015536233A - ホットメルト供給システムのための電力制御 - Google Patents

ホットメルト供給システムのための電力制御 Download PDF

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Abstract

ホットメルト供給システムの複数の区域に配設された複数のヒータにより、ホットメルト供給システムにおけるホットメルト接着剤の加熱が行われる。コントローラは、入力された電力を受け取り、当該電力を時分割形式でヒータに配分する。コントローラは、合計電流の目標値と、温度設定値と、ヒータのそれぞれに流れる電流の大きさと、各区域の加熱の優先順位、各ヒータの通電期間及び非通電期間期間の履歴、及び温度設定値からの隔たりといった、格納している優先順位基準とに基づき、ヒータに電力を配分する。【選択図】図2

Description

本発明は、概ねホットメルト接着剤を供給するためのシステムに関するものであり、より具体的には、ホットメルト供給システムのための電力制御に関するものである。
一般的に、ホットメルト接着剤供給システムは、製造組立ラインにおいて、箱やカートンなどの梱包材の組み立てに用いる接着剤を自動的に供給するために使用されている。従来、ホットメルト接着剤供給システムは、材料用タンク、加熱素子、ポンプ、及びディスペンサを備えており、ポンプによりディスペンサに供給する前に、加熱素子を用いて、タンク内で固形のポリマ材料ペレットを溶融させる。溶融したペレットは、冷えると再び凝固して固体化するので、タンクからディスペンサまでの間で温度を維持する必要がある。このため、一般的には、タンク内、ポンプ内、及びディスペンサ内に加熱素子を設ける必要があるだけでなく、これら構成装置の接続に用いる配管及びホースも加熱する必要がある。更に、従来のホットメルト接着剤供給システムは、タンク内のペレットを溶融させた後、できるだけ長く供給を行うことができるよう、大容量のタンクを用いるのが一般的である。
しかしながら、タンク内の大量のペレットは、十分に溶融するのに長い時間を要するため、システムの起動時間が増大してしまう。例えば、標準的なタンクは、直方体をなす重力供給型タンクの内壁面に複数の加熱素子を備えているため、内壁面に沿って存在する溶融ペレットが、加熱素子によるタンク中央部分のペレットの効率的な溶融を妨げてしまうことになる。このようなタンクにおいてペレットを溶融させるのに必要な時間が長引くことにより、熱に晒される時間の長期化に起因した接着剤の「焦げ」、即ち黒ずみの発生可能性が増大する。
本発明に係るホットメルト供給システムは、ホットメルトペレットを加熱して液状ホットメルトを生成する溶融装置と、液状ホットメルトを送出する供給機構と、溶融装置及び供給機構の複数の区域に組み込まれた複数のヒータと、ヒータに電力を配分するコントローラとを備える。コントローラは、合計電流の目標値、温度設定値、ヒータのそれぞれに流れる電流の大きさ、及び格納している優先順位基準に基づき、電力の配分を決定する。
本発明のもう1つの態様は、複数の区域に複数のヒータを有したホットメルト供給システムにおける、ホットメルト接着剤の加熱を制御する方法である。この方法は、入力された電力を受け取る工程と、合計電流の目標値、温度設定値、ヒータのそれぞれに流れる電流の大きさ、及び格納している優先順位基準に応じて、ヒータに時分割形式で電力を配分する工程とを備える。
ホットメルト接着剤を供給するためのホットメルトシステムの概要図である。 溶融装置及びポンプにより供給が行われる供給ホース及びディスペンサを4つずつ備えて、図1のシステムと同様に構成されたホットメルトシステムのコントローラを示すブロック図である。 図2のコントローラにおける複数区域温度制御モジュールの回路構成を示すブロック図である。
図1は、ホットメルト接着剤を供給するためのホットメルトシステム10の概要図である。ホットメルトシステム10は、低温セクション12、高温セクション14、エア供給源16、エア制御バルブ17、及びコントローラ18を備えている。図1の実施形態において、低温セクション12は、容器20及び送給機構22を備えており、当該送給機構22は、減圧機構24、送給ホース26、及び取入口28を備える。図1の実施形態において、高温セクション14は、溶融システム30、ポンプ32、及びディスペンサ34を備える。エア供給源16は、低温セクション12及び高温セクション14のそれぞれにおけるホットメルトシステム10の構成部品に供給される加圧エアの供給源である。エア制御バルブ17は、エアホース35Aを介してエア供給源16に接続されており、エアホース35Bを介したエア供給源16から減圧機構24へのエアの流動、及びエアホース35Cを介したエア供給源16からポンプ32のモータ36へのエアの流動を、それぞれ選択的に制御する。エアホース35Dは、エア制御バルブ17を介さずに、エア供給源16をディスペンサ34に接続する。コントローラ18は、エア制御バルブ17、溶融システム30、ポンプ32、及びディスペンサ34などといった、ホットメルトシステム10のさまざまな構成部品と通信可能に接続され、ホットメルトシステム10の作動を制御する。
低温セクション12の構成部品は、加熱されることなく室温で作動可能となっている。容器20は、ホットメルトシステム10で使用するための固形の接着剤ペレットを収容するホッパーとすることができる。適切な接着剤には、例えば、エチレン酢酸ビニル(EVA)またはメタロセンのような熱可塑性ポリマ接着剤が含まれる。送給機構22は、容器20を高温セクション14に接続し、容器20から高温セクション14に固形の接着剤ペレットを送給する。送給機構22は、減圧機構24及び送給ホース26を備える。減圧機構24は、容器20内に設けられる。エア供給源16及びエア制御バルブ17からの加圧エアが減圧機構24に供給されて減圧状態が生成されることにより、減圧機構24の取入口28内に流入後、送給ホース26を介して高温セクション14へと至る、固形の接着剤ペレットの流動が引き起こされる。送給ホース26は、固形の接着剤ペレットの径より十分大きな径を有することにより、固形の接着剤ペレットが支障なく送給ホース26を通って流動することが可能な、管状体またはその他の流路からなる。送給ホース26は、減圧機構24を高温セクション14に接続する。
固形の接着剤ペレットは、送給ホース26から溶融システム30に送給される。溶融システム30には、容器(図示せず)と、固形の接着剤ペレットを溶融させて液状のホットメルト接着剤を形成する抵抗加熱体(図示せず)とを設けることができる。溶融システム30は、例えば約0.5リットル程度の、比較的小さな接着剤容積となる大きさとして、比較的短時間で固形の接着剤ペレットを溶融させるように構成することができる。ポンプ32は、モータ36により駆動され、溶融システム30から供給ホース38を介し、ホットメルト接着剤をディスペンサ34に送給する。モータ36は、エア供給源16及びエア制御バルブ17からの加圧エアのパルスで駆動されるエアモータとすることができる。ポンプ32は、モータ36により駆動される直線運動式ポンプとすることができる。図示した実施形態において、ディスペンサ34は、マニホールド40及び吐出モジュール42を備えている。ポンプ32から送給されたホットメルト接着剤は、マニホールド40で受容され、吐出モジュール42から供給される。ディスペンサ34は、ホットメルト接着剤を選択的に吐出し、吐出モジュール42の吐出口44から、パッケージ、ケース、またはホットメルトシステム10が供給するホットメルト接着剤に適合したものなどの対象物にホットメルト接着剤が噴霧される。吐出モジュール42は、ディスペンサ34を構成する複数のモジュールの1つとすることができる。これに代わる実施形態として、ディスペンサ34は、手持ち式のガンタイプディスペンサのような別の構造を有するものであってもよい。溶融システム30、ポンプ32、供給ホース38、及びディスペンサ34を含む、高温セクション14における構成部品の一部または全部を加熱することにより、高温セクション14の全域において、供給工程の間、ホットメルト接着剤を液状に維持することができるようになっている。
ホットメルトシステム10は、例えば、厚紙のパッケージや箱体のパッケージの梱包及び封止などを行う、産業プロセスの一部とすることができる。これに代わる実施形態として、特定の産業プロセスに適用するため、必要に応じてホットメルトシステム10を変更することも可能である。例えば、一実施形態(図示せず)において、ポンプ32を溶融システム30から分離し、ディスペンサ34に装着することが可能である。この場合、供給ホース38によって溶融システム30をポンプ32に接続することができる。
図1に示す実施形態では、溶融システム30及びポンプ32からの供給先として、単一の供給ホース38及び単一のディスペンサ34が示されている。別の実施形態として、単一の溶融システム及び単一のポンプから、複数の供給ホース及び複数のディスペンサへの供給が行われるようにすることも可能である。図2には、4つのホースH1〜H4及び4つのディスペンサD1〜D4を備える点を除き、図1のホットメルトシステム10と同様に構成されるホットメルトシステム10Aが示されている。この実施形態において、コントローラ18は、ホットメルトシステム10Aの高温セクションで用いる全てのヒータへの電力の配分を含め、ホットメルトシステム10Aの全ての作動を制御する。電力の配分は、全てのヒータが電力の割り当てを受ける一方、流れる電流の合計値が、ホットメルトシステム10Aで使用可能な電力供給設備に適合する合計電流の目標値を超えることがないように、時分割形式で行われる。
図2は、供給ホース及びディスペンサをそれぞれ複数有して作動するように構成されている点を除き、図1のホットメルトシステム10と同様に構成されるホットメルトシステム10Aのブロック図である。図2には、高性能のディスプレイモジュール(ADM)50と、2つの複数区域温度制御モジュール(MZTCM)52A及び52Bと、CANネットワーク54とを備えたコントローラ18、溶融装置及びポンプ用ヒータ群56、溶融装置用抵抗式温度検出器(溶融装置用RTD)58、ホットメルトレベルセンサ60、減圧用ソレノイドバルブ62、ポンプ用ソレノイドバルブ64、ポンプ周期スイッチ66、4つの供給ホースH1〜H4、並びに4つのディスペンサD1〜D4が示されている。供給ホースH1は、ホース用ヒータ70A及びホース用抵抗式温度検出器(ホース用RTD)72Aを備え、供給ホースH2は、ホース用ヒータ70B及びホース用抵抗式温度検出器(ホース用RTD)72Bを備え、供給ホースH3は、ホース用ヒータ70C及びホース用抵抗式温度検出器(ホース用RTD)72Cを備え、供給ホースH4は、ホース用ヒータ70D及びホース用抵抗式温度検出器(ホース用RTD)72Dを備える。同様に、ディスペンサD1は、ディスペンサ用ヒータ74A及びディスペンサ用抵抗式温度検出器(ディスペンサ用RTD)76Aを備え、ディスペンサD2は、ディスペンサ用ヒータ74B及びディスペンサ用抵抗式温度検出器(ディスペンサ用RTD)76Bを備え、ディスペンサD3は、ディスペンサ用ヒータ74C及びディスペンサ用抵抗式温度検出器(ディスペンサ用RTD)76Cを備え、ディスペンサD4は、ディスペンサ用ヒータ74D及びディスペンサ用抵抗式温度検出器(ディスペンサ用RTD)76Dを備える。
ホットメルトシステム10Aは、それぞれ1以上のヒータを有した9つの異なる加熱区域を備えているものとし、これらの加熱区域は、4つの供給ホースH1〜H4のそれぞれを主体とする4つの区域と、4つのディスペンサD1〜D4のそれぞれを主体とする4つの区域と、溶融システム30及びポンプ32を主体とする区域M1とからなる。本実施形態の場合、溶融装置及びポンプ用ヒータ群56は、複数のヒータを用いているが、単一の加熱区域と見なしている。一実施形態において、溶融システム30は3つのヒータ(溶融システム30の外面周りに設けられたバンドヒータ、溶融システム30の中央に配置されたコアヒータ、及び溶融システム30の基部に設けられたベースヒータ)を備えている。この実施形態では、ポンプ32に単一のヒータを用いるようにしてもよい。区域M1において電力を受け取るヒータの組分けは、複数区域温度制御モジュール52Aからの選択信号に基づいて変更することが可能である。これにより、一部を暖機を行うグループとすると共に、残りを通常作動を行うグループとすることが可能となる。
コントローラ18は、電源80から9つの区域のヒータに電力を配分する。これら全てのヒータに流れる電流を合計すると、電源80から供給可能な電流の大きさを超過するので、この電力配分は時分割形式で行われる。
ホットメルトシステム10Aは、交流電源を利用可能な工場または製造施設において用いられるのが一般的である。具体的な電力供給設備は、施設ごとに異なる場合もあるし、同じ施設内においても様々である場合がある。例えば、交流電源は、単相交流、Δ結線三相交流、または中性線付きY結線三相交流の場合がある。使用可能な交流電圧は、例えば単相230V、三相230V、または三相400Vの場合がある。場合によっては、電圧が公称電圧の230Vではなく、208Vといった低い電圧となっている場合もある。
電源80は、サーキットブレーカ(図示せず)を用いた過電流保護が設けられている。サーキットブレーカによる電流制限の例は、20A、30A、40A、または50Aである。このような利用可能な電源の電圧、位相、電流制限値の多様性は、図1及び図2に示すホットメルトシステム10やホットメルトシステム10Aのようなホットメルトシステムを実現する上での課題となる。
図2に示す実施形態において、コントローラ18は、2つの複数区域温度制御モジュール52A及び52Bを備えている。複数区域温度制御モジュール52Aは、供給ホースH1を主体とする区域、供給ホースH2を主体とする区域、ディスペンサD1を主体とする区域、ディスペンサD2を主体とする区域、並びに溶融システム30及びポンプ32を主体とする区域M1の間での、時分割形式による交流電力の配分を制御する。複数区域温度制御モジュール52Bは、供給ホースH3を主体とする区域、供給ホースH4を主体とする区域、ディスペンサD3を主体とする区域、及びディスペンサD4を主体とする区域の間での交流電力の配分を制御する。
低温セクション12(図1)は、容器20と、減圧機構24、送給ホース26、及び取り込み口28によって構成される送給機構22とを備えており、複数区域温度制御モジュール52Aは、この低温セクション12と併せ、溶融システム30及びポンプ32の作動も制御する。複数区域温度制御モジュール52Aは、ホットメルトレベルセンサ60が検出した溶融システム30内のホットメルト接着剤のレベルと、ポンプ周期スイッチ66が検出したポンプ32の駆動周期との一方または両方に基づき、溶融システム30への接着剤ペレットの補充を要求すべき時期を決定する。また、複数区域温度制御モジュール52Aは、減圧用ソレノイドバルブ62を介し、送給機構22で使用するエアの供給を制御すると共に、ポンプ用ソレノイドバルブ64を介し、(ポンプ32を駆動する)モータ36の作動を制御する。減圧用ソレノイドバルブ62及びポンプ用ソレノイドバルブ64は、図1に示すエア制御バルブ17の一部を構成する。
ディスプレイモジュール50、複数区域温度制御モジュール52A、及び複数区域温度制御モジュール52Bは、CANネットワーク54を介して相互に通信を行う。ディスプレイモジュール50は、ホットメルトシステム10A用のユーザインタフェースとして機能する。ディスプレイモジュール50は、指令や情報を表示するディスプレイと、ホットメルトシステム10Aの作動をオン・オフする電源ボタンを備えている。使用者は、このディスプレイモジュール50を介し、複数区域温度制御モジュール52A及び複数区域温度制御モジュール52Bが使用する設定情報を入力するようにしてもよい。また、タッチスクリーンディスプレイまたは入力キーにより、情報の入力を行うようにしてもよい。
初期設定の際に使用者は、コントローラ18が様々な加熱区域にあるヒータへの電力配分を制御するために使用する可能性のある情報を供給するよう促される。この情報には、供給電圧の種類、及び電流制限値(即ち、サーキットブレーカによる電流制限値)が含まれる。また、ホットメルトシステム10Aにおいて維持すべきホットメルト接着剤の温度である温度設定値を情報に含めるようにしてもよい。
複数区域温度制御モジュール52A及び複数区域温度制御モジュール52Bには、各ヒータへの電力配分を定める際に必要となる別の情報が格納されている。例えば、電力の個々の半周期に電力の供給を受けるヒータを選定する際に、複数区域温度制御モジュール52A及び複数区域温度制御モジュール52Bが使用する優先順位基準を格納するようにしてもよい。この優先順位基準は、ホットメルトシステム10Aが通常作動を開始する前の暖機期間において加熱すべき区域の具体的な優先順位を示すものとすることができる。この優先順位は、ホットメルトシステム10Aの暖機が完了し、通常作動状態に移行するたびに変更するようにしてもよい。もう1つの優先順位基準として、各ヒータの通電期間及び非通電期間の履歴に基づくものであってもよい。例えば、ある回数の半周期にわたって通電状態にならなかったヒータ、またはある期間にわたって半周期のうちのある比率の期間でしか通電状態とならなかったヒータを優先するようにしてもよい。
もう1つの優先順位基準として、温度設定値からの隔たりが大きいヒータほど電力の供給期間が長くなる(即ち、デューティ比が大きくなる)ような優先順位基準を適用してもよい。最新の温度設定値からの隔たりの検知は、個々の加熱区域に組み込まれている温度センサ(溶融装置用RTD58、ホース用RTD72A〜72D、及びディスペンサ用RTD76A〜76D)の検出値を監視することによって行われる。
複数区域温度制御モジュール52A及び複数区域温度制御モジュール52Bは、電流センサを用いて電力のゼロクロス点を検知する。このゼロクロス点の検知結果は、個々のヒータへの交流電力の配分を制御するトライアックの点弧を同期させるために用いられる。各ヒータは、1回につき1つの半周期の間、通電状態となり、次の半周期で電力の供給を受けるヒータは、半周期ごとに選定される。即ち、流れる電流の平均値を複数回の半周期にわたって均等化させると共に、電力の正弦波の半周期ごとに、流れる電流の合計値を制限するように考慮した上で、複数区域温度制御モジュール52A及び複数区域温度制御モジュール52Bによって負荷(ヒータ)への通電が行われる。これにより、力率が改善すると共に、同じアンペア数で、より多くの電力を得ることが可能となる。半周期ごとに通電する(オン状態とする)負荷(ヒータ)の選定は、複数区域温度制御モジュール52A及び複数区域温度制御モジュール52Bにより、即時の演算処理によって行われる。従って、電力の時分割は、フィードバックのみに依存したシステムに比べ、より正確且つ安定して行われる。この演算処理は、各加熱区域で流れる電流に基づき行われる。各加熱区域に流れる電流の自動的な較正は、複数区域温度制御モジュール52A及び複数区域温度制御モジュール52Bによって定期的に行われる。ヒータに流れる電流の状況は、通常作動の間に把握される。個々のヒータは、短期間に(他のヒータに通電することなく)当該ヒータのみに通電が行われ、複数区域温度制御モジュール52A及び複数区域温度制御モジュール52Bが個々のヒータに流れる電流を計測できるようになっている。このような処理は、個々のヒータに流れる電流の確認を、全てのヒータについて0.5秒未満で完了できるような、極めて短期間に行うことが可能である。このヒータ電流の較正は、ホットメルトシステム10Aの起動時に行うと共に、その後で定期的に(例えば1分ごとに1回)繰り返すようにしてもよい。また、複数区域温度制御モジュール52A及び複数区域温度制御モジュール52Bは、RMS電流の自動ゼロ点較正も行うようにすることができる。この処理は、ホットメルトシステム10Aの起動時に行うと共に、加熱の合間(即ち、どの加熱区域もヒータが非通電となる半周期)に繰り返すようにしてもよい。このようなRMS電流の自動ゼロ点較正により、流れる電流の半周期ごとの正確な監視を確実に行うことができる。
一作動モードでは、半周期ごとに、交代順に従って、異なる加熱区域に第1位の優先順位が与えられる。これにより、配分される電力が割り当てられる機会が全ての加熱区域に与えられる。設定された閾値に達するまで、各加熱区域に流れる電流に基づき、通電する加熱区域が選択されていき、次に、アンペア数の正確な制御が確保されるように、次の半周期に用いる閾値が調整される。即ち、ある半周期において流れる電流の合計値が、RMS(二乗平均)電流値で所望の平均値をわずかに下回る場合には、続く半周期における供給電流の合計値が、所望の平均値をわずかに上回るようにすることができる。
これらの演算処理は、供給ホース及びディスペンサの任意の構成に対して行うことができる。複数区域温度制御モジュール52A及び複数区域温度制御モジュール52Bへの接続状態に基づき、使用しようとする構成を、コントローラ18により判定することが可能である。電源電圧の変化に加え、存在するヒータにおける変化にも対応し、リアルタイムに調整を行うことができる。
表1は、複数区域温度制御モジュール52Aによって配分が行われる5つの区域のみに関する実行例を示している。表1には、5つの半周期が示されており、通電状態とする特定のヒータが、各半周期において×で示されている。表1に示す例は、20Aのサーキットブレーカが設けられた実施形態となっている。このため、RMS(二乗平均)電流値で16Aが、流れる電流の平均値の目標値となる。この例では、区域M1のヒータに流れる電流が15A、供給ホースH1〜H4の各区域に流れる電流が5.6A、ディスペンサD1〜D4の各区域に流れる電流が1.8Aとなっている。表1から判るように、対象期間において、流れる電流の平均値がRMS電流値で16A以内であれば、個々の半周期において、流れる電流の合計値がRMS電流値で16Aを上回ってもよい。
Figure 2015536233
この例の場合、半周期1では、電力供給の第1位の優先順位が区域M1(溶融装置及びポンプ用ヒータ群56)に与えられ、これに続く交代順は、ディスペンサD1の区域、供給ホースH1の区域、ディスペンサD2の区域、そして供給ホースH2の区域の順となっている。半周期1では、溶融装置及びポンプ用ヒータ群56に流れる電流(15A)に、ディスペンサD1の区域のディスペンサ用ヒータ74Aに流れる電流(1.8A)を加えた16.8Aが合計値となり、平均値の目標値である16Aを上回る。このため、供給ホースH1の区域、ディスペンサD1の区域、及び供給ホースH2の区域にあるヒータは通電状態とはならない。
半周期2では、交代順における次の区域(ディスペンサD1)に第1位の優先順位が移る。ディスペンサD1の区域、供給ホースH1の区域、ディスペンサD2の区域、及び供給ホースH2の区域のヒータに流れる電流の合計値は14.8Aとなる。これに区域M1に流れる15Aの電流が加わると、電流の合計値が過大となるため、半周期2では区域M1の溶融装置及びポンプ用ヒータ群56が非通電状態となる。
半周期3では、交代順の第1位が供給ホースH1の区域となる。供給ホースH1の区域のヒータは、20Aの上限を超えることなく、ディスペンサD2の区域及び供給ホースH2の区域のヒータと共に通電状態とすることが可能である。しかしながら、これら3つの区域のヒータは、溶融装置及びポンプ用ヒータ群56と共に通電状態とすることはできないため、半周期3においても、区域M1は電力供給対象から外れる。一方、ディスペンサD1の区域は、電流の上限を超えることなく電力供給対象に加えることが可能である。従って、半周期3において電力供給対象に選択される区域は、半周期2の場合の区域と同じになる。
半周期4では、交代順の第1位がディスペンサD2の区域となる。この場合、ディスペンサD2の区域のヒータに加え、溶融装置及びポンプ用ヒータ群56と、ディスペンサD1の区域のヒータとが通電状態とされる。溶融システム30において、接着剤ペレットを適切な溶融状態に維持するためには、ある程度の頻度で溶融装置及びポンプ用ヒータ群56を通電状態とする必要があり、これが半周期4で区域M1を電力供給対象とする理由である。
半周期5では、交代順の第1位が供給ホースH2の区域となる。供給ホースH2の区域のホース用ヒータ70Bと共に、区域M1にも通電すると、溶融装置及びポンプ用ヒータ群56によって過大な電流が流れることになる。残るディスペンサD1の区域、供給ホースH1の区域、及びディスペンサD2の区域のヒータは、表1に示すとおり、供給ホースH2の区域のヒータと共に、いずれも通電状態とすることができる。
5つの半周期が経過すると、区域M1(溶融装置及びポンプ用ヒータ群56)が通電状態の対象となる半周期では16Aを超過するものの、流れた電流の平均値がRMS電流値で16A以下となる。この期間における力率は、0.995であった。このように力率を1に近い状態に維持することにより、高効率での電力使用が実現する。
表2は、もう1つの例を示すものであり、図2に示す9つの区域の全てが用いられる。この例では、30Aのサーキットブレーカが設けられており、流れる電流の平均値は、RMS電流値で24Aとなる。表1に示す例で想定した電流値と同様の電流値が、表2の例にも適用される。
Figure 2015536233
この例の場合、温度設定値からの隔たりが大きいヒータほど、大きなデューティ比が与えられるような優先形態を用いてアンペア数の配分が行われる。このような調和手法により、最大限の電流を使用できる期間が拡大するので、加熱時間が短縮され、より一層効率的に暖機が行われることになる。増大した電力は、加熱(暖機)の際、または通常作動の際に、より必要性の高いヒータに供給することができる。また、この例では、個々の区域が、異なる速度で、室温から温度設定値まで加熱される。例えば、ディスペンサD1〜D4の区域は、供給ホースH1〜H4の区域よりも速く加熱される。区域M1は、温度が温度設定値に達するまでに最も長い時間を要するので、ホットメルトシステム10Aの暖機期間を可能な限り短時間とするため、最も高い優先度が必要となる。
電力の割り振り方を調整することにより、安定性を得ることができる。例えば、異なる優先順位基準を有した2つの異なるモードを用いることが可能であって、1つは、交代順に基づく優先順位を適用する温度非依存モードであり、もう1つは、温度設定値からの隔たりに基づいて優先順位を適用する温度依存モードである。
表2に示す例の場合、区域M1における温度上昇が遅れ、ディスペンサD1〜D4の区域の方が、供給ホースH1〜H4の区域より温度上昇が進む。従って、区域M1に最も高い優先順位が与えられる。
電力の割り振りにおいて考慮すべきもう1つの点は、流れる電流が目標値を上回る半周期の後に、目標値を下回る半周期が続くように、時分割を調整することである。例えば、表2の場合、半周期1及び半周期2では、流れる電流が目標値を上回り、半周期3及び半周期4では、流れる電流が目標値を下回る。同様に、半周期5及び半周期6では、流れる電流が目標値を上回り、半周期7及び半周期8では、流れる電流が目標値を下回る。これは、電流の平均値が、時間の経過と共に変動して目標値を超過するような事態を確実に防止するための、付加的な優先順位基準である。
図3は、複数区域温度制御モジュール52Aを示す概要図である。図3には、区域M1の溶融装置及びポンプ用ヒータ群56、並びに供給ホースH1の区域、ディスペンサD1の区域、供給ホースH2の区域、及びディスペンサD2の区域の各ヒータへの電力配分の制御をどのように行うかが示されている。
図3には、複数区域温度制御モジュール52Aの作動を制御するマイクロプロセッサ90が示され、電源ラインL1及びL2、リレー92、リレー94、電流センサ96、電流センサ98、光トライアック100、光トライアック102、光トライアック104、光トライアック106、並びに光トライアック108も示されている。また、区域M1の溶融装置及びポンプ用ヒータ群56、供給ホースH1の区域のホース用ヒータ70A、ディスペンサD1の区域のディスペンサ用ヒータ74A、供給ホースH2の区域のホース用ヒータ70B、及びディスペンサD2の区域のディスペンサ用ヒータ74Bも図3に示されている。
マイクロプロセッサ90は、CANネットワーク54を介し、ディスプレイモジュール50及び複数区域温度制御モジュール52Bとの通信を行う。複数区域温度制御モジュール52A及び複数区域温度制御モジュール52Bは、表2に示す例のように、流れる電流の合計値を、RMS電流値の所望の平均値に維持しつつ、時分割による電力の割り振りが行われるように、協調して作動する。複数区域温度制御モジュール52Bは、供給ホースH3の区域、供給ホースH4の区域、ディスペンサD3の区域、及びディスペンサD4のの区域のそれぞれに供給する電力を制御する点を除き、図3に示す複数区域温度制御モジュール52Aと同様に構成される。
マイクロプロセッサ90は、図2に示すホース用RTD72A〜72Dのそれぞれからの温度センサ信号TH1〜TH4を受け取る。また、マイクロプロセッサ90は、図2に示すディスペンサ用RTD76A〜76Dのそれぞれからの温度センサ信号TD1〜TD4、及び溶融装置用RTD58からの温度センサ信号TM1も受け取る。
図3において、区域M1、供給ホースH1の区域、及びディスペンサD1の区域の各ヒータへの電力は、電源ラインL1及びL2の間に接続された回路110を介して供給される。供給ホースH2の区域及びディスペンサD2の区域の各ヒータへの電力は、回路112を介して供給される。
回路110は、リレー92、電流センサ96、溶融装置及びポンプ用ヒータ群56及び光トライアック(OT)100、ホース用ヒータ70A及び光トライアック102、並びにディスペンサ用ヒータ74A及び光トライアック104を備える。リレー92が閉じているときに、回路110を介して電流が流れる。マイクロプロセッサ90は、制御信号R1により、リレー92のオン・オフ状態を制御する。
電流センサ96は、リレー92と直列に接続されており、回路110に流れる電流を検出する。電流検出信号CS1は、入力信号としてマイクロプロセッサ90に供給される。
光トライアック100は制御信号OTM1を用い、光トライアック102は制御信号OTH1を用い、光トライアック104は制御信号OTD1を用い、それぞれマイクロプロセッサ90によって制御される。溶融装置及びポンプ用ヒータ群56は、リレー92が閉じると共に、光トライアック100が電力のゼロクロス点で点弧したときにのみ、電力が供給される。同様に、供給ホースH1の区域のホース用ヒータ70Aは、リレー92が閉じると共に、光トライアック102がゼロクロス点で点弧したときにのみ、電力が供給される。ディスペンサD1の区域のディスペンサ用ヒータ74Aは、リレー92が閉じると共に、光トライアック104がゼロクロス点で点弧したときにのみ、電力が供給される。電力供給は半周期にわたって継続する。光トライアック100、光トライアック102、または光トライアック104がゼロクロス点で再び点弧しない限り、半周期を超えて電力の供給が継続することはない。
回路112は、回路110と同様に構成される。リレー94は、電流センサ98と直列に接続されている。リレー94は、マイクロプロセッサ90からの制御信号R2によって制御される。電流センサ98は、電流検出信号CS2を入力信号としてマイクロプロセッサ90に供給する。ホース用ヒータ70Bが、リレー94、電流センサ98、及び光トライアック106と直列に接続されている。ホース用ヒータ70Bは、制御信号OTH2によって光トライアック106がゼロクロス点で点弧したときにのみ通電状態となる。
ディスペンサD2の区域のディスペンサ用ヒータ74Bは、リレー94、電流センサ98、及び光トライアック108と直列に接続されている。リレー94が閉じると共に、マイクロプロセッサ90からの制御信号OTD2によって光トライアック108がゼロクロス点で点弧したときにのみ、ディスペンサ用ヒータ74Bに電力が供給される。
コントローラ18が行う電力供給の制御によって、多くの効果が得られる。ホットメルトシステムの様々な区域にあるヒータへの電力配分に優先順位を設けることによって、ホットメルトシステムの暖機の時間を短縮することができる。また、様々な電圧、様々なサーキットブレーカ容量、電源の様々な相形式を含む、様々な電力供給設備の形態においても、最適な作動が可能となる。全ての回路を作動状態とする必要はなく、一部の回路のみを作動状態とする場合に、より優れた性能が得られるようにしている。電力供給設備の様々な等級及び様々な形態においても作動を可能とすることにより、様々な場所や様々な電源環境において、機器構成の変更を要することなく、ホットメルトシステム10やホットメルトシステム10Aを使用することが可能となる。また、電流センサを使用することによって、電源周波数の検知や、単相電源及び三相電源のいずれであるかの判定をコントローラ18により行うことが可能となる。これにより、コントローラ18を様々な電力供給設備に適合させることができる。電源電圧が正常電圧より低下している場合であっても、最大限の出力を維持することができる。また、個々のヒータに流れる電流に加え、適用するサーキットブレーカのアンペア数に基づき選定される合計電流の平均値に基づいて電力の配分を行うので、電源電圧が正常値を超えた場合に、過剰な電流が流れるのを防止することも可能である。ホットメルトシステム10やホットメルトシステム10Aの力率は、可能な限り1に近い状態に維持される。これにより、交流電力が最大限効率的に使用されるので、電力コストを低減することができる。
具体的な実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明の範囲から逸脱することなく、様々な変形が可能であると共に、各要素をその均等物に置換可能であることは、当業者が認めうるものである。また、本発明の本質的な範囲から逸脱することなく、様々な状況や構成が本発明に適合するように、様々な変更を行うことが可能である。従って、本発明は開示された特定の実施形態に限定されるものではなく、添付の特許請求の範囲内に含まれるあらゆる実施の形態を包含するものである。

Claims (20)

  1. ホットメルトペレットを加熱して液状ホットメルトを生成する溶融装置と、
    前記液状ホットメルトを送出する供給機構と、
    前記溶融装置及び前記供給機構の複数の区域に組み込まれた複数のヒータと、
    合計電流の目標値、温度設定値、前記ヒータのそれぞれに流れる電流の大きさ、及び格納している優先順位基準に基づき、時分割形式で前記ヒータに電力を配分するコントローラと
    を備えることを特徴とするホットメルト供給システム。
  2. 前記コントローラは、前記電力の半周期ごとに、電力を供給するヒータを選定することを特徴とする請求項1に記載のホットメルト供給システム。
  3. 前記コントローラは、前記電力のゼロクロス点で前記ヒータへの電力の供給開始及び供給終了操作を行うことを特徴とする請求項2に記載のホットメルト供給システム。
  4. 前記コントローラは、半周期ごとに検出された電流値を示す電流検出信号を受け取り、
    前記ヒータへの電力の配分は、前記検出された電流値に基づいて行われる
    ことを特徴とする請求項2に記載のホットメルト供給システム。
  5. 前記コントローラは、前記電力の電圧及び相数を示す入力信号を受け取り、
    前記ヒータへの電力の配分は、前記電圧及び相数に基づいて行われる
    ことを特徴とする請求項1に記載のホットメルト供給システム。
  6. 前記コントローラは、前記複数の区域の検出温度を示す温度検出信号を受け取り、
    前記ヒータへの電力の配分は、前記検出温度に基づいて行われる
    ことを特徴とする請求項1に記載のホットメルト供給システム。
  7. 前記コントローラは、暖機期間では前記検出温度に関わりなく電力の配分先を決定し、通常作動期間では前記検出温度に応じて電力の配分先を決定することを特徴とする請求項6に記載のホットメルト供給システム。
  8. 前記優先順位基準は、前記複数の区域の加熱の優先順位と、前記ヒータのそれぞれの通電期間及び非通電期間の履歴とを含むことを特徴とする請求項1に記載のホットメルト供給システム。
  9. 前記コントローラは、前記電力を監視して、前記電力の周波数及び相数を検知することを特徴とする請求項1に記載のホットメルト供給システム。
  10. 前記コントローラは、流れる電流を監視し、時間の経過に伴いRMS電流値が維持されるように電力の配分先を決定することを特徴とする請求項1に記載のホットメルト供給システム。
  11. 前記コントローラは、前記ヒータのそれぞれに個別に電力を供給し、前記ヒータのそれぞれに流れる個別の電流を周期的に計測することを特徴とする請求項1に記載のホットメルト供給システム。
  12. 前記コントローラは、システム起動時、及び前記ヒータのいずれにも電力が供給されない加熱の合間に、RMS電流値の較正を行うことを特徴とする請求項1に記載のホットメルト供給システム。
  13. 複数の区域に複数のヒータを有したホットメルト供給システムにおけるホットメルト接着剤の加熱を制御する方法であって、
    入力された電力を受け取る工程と、
    合計電流の目標値、温度設定値、前記ヒータのそれぞれに流れる電流の大きさ、及び格納している優先順位基準に応じて、前記ヒータに時分割形式で電力を配分する工程と
    を備えることを特徴とする方法。
  14. 前記電力の配分先は、前記電力の半周期ごとに決定されることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  15. 前記電力のゼロクロス点で、前記ヒータへの電力の供給開始及び供給終了操作が行われることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  16. 前記ヒータへの電力の配分は、電流の検出値に基づいて行われることを特徴とする請求項14に記載の方法。
  17. 前記ヒータへの電力の配分は、前記電力の電圧及び相数に基づいて行われることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  18. 前記電力の配分は、前記複数の区域の検出温度に基づいて行われることを特徴とする請求項13に記載の方法。
  19. 前記電力の配分先は、暖機期間では前記検出温度に関わりなく決定され、通常作動期間では前記検出温度に応じて決定されることを特徴とする請求項18に記載の方法。
  20. 前記優先順位基準は、前記複数の区域の加熱の優先順位と、前記ヒータのそれぞれの通電期間及び非通電期間の履歴とを含むことを特徴とする請求項13に記載の方法。
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