JPH05276421A - 縦横変換回路 - Google Patents

縦横変換回路

Info

Publication number
JPH05276421A
JPH05276421A JP4066357A JP6635792A JPH05276421A JP H05276421 A JPH05276421 A JP H05276421A JP 4066357 A JP4066357 A JP 4066357A JP 6635792 A JP6635792 A JP 6635792A JP H05276421 A JPH05276421 A JP H05276421A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
field
supplied
read
signals
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4066357A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruo Saito
治男 斉藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Group Corp
Original Assignee
Aiwa Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aiwa Co Ltd filed Critical Aiwa Co Ltd
Priority to JP4066357A priority Critical patent/JPH05276421A/ja
Priority to CA002076742A priority patent/CA2076742A1/en
Priority to DE69228132T priority patent/DE69228132T2/de
Priority to DE69231560T priority patent/DE69231560T2/de
Priority to EP95118089A priority patent/EP0709753B1/en
Priority to EP95118088A priority patent/EP0726507B1/en
Priority to DE69215607T priority patent/DE69215607T2/de
Priority to EP92114565A priority patent/EP0529612B1/en
Publication of JPH05276421A publication Critical patent/JPH05276421A/ja
Priority to US08/390,802 priority patent/US5592220A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】ビデオカメラで縦長で撮像してもテレビモニタ
の表示画像が横向きとならないようにする。縦横変換画
像の解像度をよくし、また縦横変換しても画像にずれを
生じないようにする。 【構成】ビデオ信号をフレームメモリ部58,59にフ
レーム毎に交互に書き込む。メモリ部の読み出しアドレ
スを制御して画像の縦横変換をする。奇数、偶数フィー
ルドの画素信号を使用して変換後のビデオ信号の各ライ
ンを形成する。ビデオカメラの出力側に付加すること
で、縦長で撮像してもテレビモニタの表示画像は横向き
とならない。奇数、偶数フィールドの画素信号を使用す
るので、変換後のビデオ信号の各ラインの画素信号の数
を増して解像度のよい変換画像を得ることができ、また
各フィールドの書き込みや読み出しのタイミングを複雑
に制御しなくても変換後の画像のずれを回避できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像の縦横を変換す
る回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ビデオカメラを使用することにより、動
画の他に静止画の撮像も可能である。しかし、ビデオカ
メラの解像度はフォトカメラ(フィルムカメラ)の解像
度に比較して低く、ビデオカメラと共にフォトカメラの
使用を希望することも多い。例えば、ビデオカメラにフ
ォトカメラを固定し、ビデオカメラで動画を撮像しなが
ら、フォトカメラによって写真撮影をすることが考えら
れる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようにビデオカメ
ラにフォトカメラを固定して使用する際、横長で写真を
撮るときは(図24C)、ビューファインダに表示され
る画像は横長となり(同図A)、ビデオカメラからのテ
レビ信号が供給されるテレビモニタに表示される画像も
横長となる(同図B)。
【0004】一方、縦長で写真を撮るときは(図25
C)、ビューファインダに表示される画像は縦長となる
が(同図A)、テレビモニタに表示される画像は横向き
となって(同図B)、非常に見苦しいものとなる。
【0005】そこで、この発明では、ビデオカメラで縦
長で撮像しても、テレビモニタに表示される画像が横向
きとなるのを回避することを目的とする。また、この発
明では、縦横変換しても奇数フィールドおよび偶数フィ
ールドの画像にずれを生じないようにすることを目的と
する。さらに、この発明では解像度のよい変換画像を得
ることを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、奇数フィー
ルドおよび偶数フィールドのビデオ信号を記憶するメモ
リと、このメモリに対する書き込み読み出しの方向を制
御して画像の縦横を変換する制御手段とを備え、1フレ
ームを構成する奇数フィールドおよび偶数フィールドの
画素信号を使用して変換後の奇数フィールドおよび偶数
フィールドのビデオ信号を形成するものである。
【0007】
【作用】メモリ58,59より読み出されるビデオ信号
は、画像の縦横が変換されたものとなる。そのため、例
えばビデオカメラの出力側に付加することにより、縦長
で撮像してもテレビモニタの表示画像が横向きとなるこ
とはない。
【0008】また、1フレームを構成する奇数フィール
ドおよび偶数フィールドの画素信号を使用して変換後の
奇数フィールドおよび偶数フィールドのビデオ信号を形
成するので、奇数フィールドおよび偶数フィールドの画
素信号の双方を使用することで変換後のビデオ信号の各
ラインの画素信号の数を倍増でき、解像度のよい変換画
像を得ることが可能となる。
【0009】さらに、1フレームを構成する奇数フィー
ルドおよび偶数フィールドの画素信号を使用して変換後
の奇数フィールドおよび偶数フィールドの画素信号を形
成するので、各フィールドの書き込みや読み出しのタイ
ミングを複雑に制御しなくても、変換後の画像にずれが
生じることはない。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照しながら、この発明の一実
施例について説明する。本例は、ビデオカメラとフォト
カメラとを一体的に形成したものである。
【0011】図1は全体構成を示す斜視図である。同図
において、1はキャビネットである。図示せずも、キャ
ビネット1内には、撮像素子、信号処理回路等からなる
ビデオカメラ部と、フィルム装填機構、フィルム駆動機
構等からなるフォトカメラ部とが内蔵される。
【0012】2はビデオカメラ部の撮像レンズであり、
3はフォトカメラ部の撮像レンズである。つまり、ビデ
オカメラ部とフォトカメラ部の光学系は別個に構成され
る。撮像レンズ2として、焦点距離fが7mm〜42m
mの6倍ズームレンズが使用される。一方、撮像レンズ
3として、焦点距離fが55mmの固定焦点レンズが使
用される。
【0013】また、本例ではキャビネット1内には、小
型CRTよりなる電子ビューファインダが設けられ、C
RTには撮像レンズ2を介してビデオカメラ部で撮像さ
れる画面が表示される。4はアイカップである。なお、
撮像レンズ3を介してフォトカメラ部で撮像される画面
を直接確認するファインダーは設けられていない。
【0014】また、5T,5Wは、それぞれTELE方
向、WIDE方向にズーム操作をするズーム操作釦であ
る。6はビデオカメラ部より出力されるビデオ信号のV
TRへの録画操作をする録画釦、7はフォトカメラ部の
シャッター釦である。さらに、8はフィルム巻戻し操作
釦である。
【0015】図2は、ビデオカメラ部の構成を示すもの
である。被写体からの像光は撮像レンズ2およびアイリ
ス11を介して補色市松方式の色フィルタを有する単板
式のCCD固体撮像素子12に供給される。
【0016】撮像レンズ2のズーム倍率の調整はズーム
ドライバ41によって行なわれる。図7は、ズームドラ
イバ41の具体構成を示すものである。同図において、
411は撮像レンズ2を構成するレンズであり、ズーム
倍率を調整するためのものである。このレンズ411の
位置を回転駆動でもって前後に移動させることにより、
ズーム倍率が調整される。例えば、T側に回転させるこ
とでTELE方向に調整され、一方W側に回転させるこ
とでWIDE方向に調整される。
【0017】このレンズ411の回転駆動はDCモータ
412によって行なわれる。このモータ412の一端お
よび他端は、それぞれズームドライバ部413の出力端
子q1,q2に接続される。ズームドライバ部413の
入力端子p1,p2は、それぞれズーム操作スイッチ4
2のT側、W側の固定端子に接続される。
【0018】この場合、端子p1にハイレベル「H」の
信号が供給されるときは、端子q1から端子q2の方向
でもってモータ412に電流が流れ(実線図示)、レン
ズ411はT方向に回転駆動される。逆に、端子p2に
ハイレベル「H」の信号が供給されるときは、端子q2
から端子q1の方向でもってモータ412に電流が流れ
(破線図示)、レンズ411はW方向に回転駆動され
る。なお、端子p1,p2のいずれにもハイレベル
「H」の信号が供給されないときは、モータ412に電
流が流れることがなく、レンズ411はいずれの方向に
も回転駆動されず、その位置が保持される。
【0019】ズーム操作スイッチ42の可動端子は電源
端子に接続される。上述したキャビネットの操作釦5
T,5Wを押圧するとき、ズーム操作スイッチ42はそ
れぞれT側、W側に接続される。ズーム操作スイッチ4
2がT側、W側に接続されるとき、それぞれズームドラ
イバ部413の端子p1,p2にハイレベル「H」の信
号が供給され、TELE方向、WIDE方向にズーム調
整が行なわれる。
【0020】図3は、撮像素子12のカラーコーディン
グ模式図である。同図に示すように、フィールド読み出
しが行なわれる。AフィールドではA1,A2のような
ペアで電荷が混合され、BフィールドではB1,B2の
ようなペアで電荷が混合される。そして、水平シフトレ
ジスタHregより、AフィールドではA1,A2,・
・・の順に、BフィールドではB1,B2,・・・の順
に電荷が出力される。
【0021】ここで、電荷の順番a,b,・・・は、図
4に示すように、A1ラインにおいては、(Cy+
G),(Ye+Mg),・・・となり、A2ラインにお
いては、(Cy+Mg),(Ye+G),・・・とな
り、B1ラインにおいては、(G+Cy),(Mg+Y
e),・・・となり、B2ラインにおいては、(Mg+
Cy),(G+Ye),・・・となる。
【0022】撮像素子12の出力信号は信号分離用のC
DS回路(相関二重サンプリング回路)13に供給され
る。このCDS回路13を使用することにより、周知の
ようにリセット雑音を低減することができる。
【0023】撮像素子12およびCDS回路13で必要
なタイミングパルスは、タイミング発生器14より供給
される。タイミング発生器14には、発振器15より8
fsc(fscは色副搬送波周波数)の基準クロックCK0
が供給されると共に、同期発生器16より水平、垂直の
同期信号HD,VDが供給される。一方、同期発生器1
6にはタイミング発生器14より4fscのクロックCK
1が供給される。
【0024】CDS回路13より出力される撮像信号は
レベル検出回路17に供給され、この検出回路17の出
力信号がアイリスドライバ18に供給される。そして、
アイリスドライバ18でアイリス11の絞りが自動的に
制御される。
【0025】ここで、CDS回路13より出力される撮
像信号より輝度信号Yとクロマ信号(色差信号)を得る
ための処理について説明する。
【0026】輝度信号Yに関しては、隣どうしの信号を
加算処理して求められる。図4において、a+b,b+
c,c+d,d+e,・・・の加算信号が順に形成され
る。
【0027】例えば、A1ラインでは、次式のように近
似される。ここで、Cy=B+G,Ye=R+G,Mg
=B+Rである。
【0028】 Y={(Cy+G)+(Ye+Mg))}×1/2 =(2B+3G+2R)×1/2 また、A2ラインでは、次式のように近似される。
【0029】 Y={(Cy+Mg)+(Ye+G))}×1/2 =(2B+3G+2R)×1/2 Aフィールドのその他のライン、Bフィールドのライン
についても同様に近似される。
【0030】クロマ信号に関しては、隣どうしの信号を
減算処理して求められる。
【0031】例えば、A1ラインでは、次式のように近
似される。
【0032】 R−Y=(Ye+Mg)−(Cy+G) =(2R−G) また、A2ラインでは、次式のように近似される。
【0033】 −(B−Y)=(Ye+G)−(Cy−Mg) =−(2B−G) Aフィールドのその他のライン、Bフィールドのライン
についても、同様にして赤色差信号R−Yおよび青色差
信号−(B−Y)が線順次に交互に得られる。
【0034】図2に戻って、CDS回路13より出力さ
れる撮像信号は、AGC回路19を介して輝度処理部を
構成するローパスフィルタ20に供給される。ローパス
フィルタ20では、隣どうしの信号の加算処理(平均
化)が行なわれる。そのため、このローパスフィルタ2
0からは、輝度信号Yが出力される。
【0035】また、AGC回路19より出力される撮像
信号は、クロマ処理部を構成するサンプルホールド回路
21,22に供給される。サンプルホールド回路21,
22には、タイミング発生器14よりサンプリングパル
スSHP1,SHP2(図5、図6のE,Fに図示)が
供給される。なお、図5AはA1ラインの信号、図6A
はA2ラインの信号を示している。
【0036】サンプルホールド回路21からは、(Cy
+G)または(Cy+Mg)の連続した信号S1が出力
されて減算器23に供給される(図5B,図6Bに図
示)。サンプルホールド回路22からは、(Ye+M
g)または(Ye+G)の連続した信号S2が出力され
て減算器23に供給される(図5C,図6Cに図示)。
【0037】減算器23では信号S2より信号S1が減
算される。そのため、この減算器23からは、それぞれ
赤色差信号R−Y,青色差信号−(B−Y)が線順次に
交互に出力される(図5D,図6Dに図示)。
【0038】減算器23より出力される色差信号は、直
接切換スイッチ24のb側の固定端子および切換スイッ
チ25のa側の固定端子に供給されると共に、1水平期
間の遅延時間を有する遅延回路26を介して切換スイッ
チ24のa側の固定端子および切換スイッチ25のb側
の固定端子に供給される。
【0039】切換スイッチ24,25の切り換えは、コ
ントローラ27によって制御される。すなわち、減算器
23より赤色差信号R−Yが出力される1水平期間はb
側に接続され、一方青色差信号−(B−Y)が出力され
る1水平期間はa側に接続される。なお、コントローラ
27には、同期発生器16より同期信号HD,VDが基
準同期信号として供給されると共に、タイミング発生器
14よりクロックCK1が供給される。
【0040】上述のように切換スイッチ24,25は切
り換えられるため、切換スイッチ24からは各水平期間
で赤色差信号R−Yが出力され、切換スイッチ25から
は各水平期間で青色差信号−(B−Y)が出力される。
【0041】ローパスフィルタ20より出力される輝度
信号Yと、切換スイッチ24,25より出力される色差
信号(R−Y),−(B−Y)はエンコーダ28に供給
される。このエンコーダ28には同期発生器16より複
合同期信号SYNC、ブランキング信号BLK、バース
トフラグ信号BFおよび色副搬送波信号SCが供給され
る。
【0042】エンコーダ28では、周知のように輝度信
号Yに関しては同期信号SYNCが付加され、色差信号
に関しては直角2相変調されて搬送色信号Cが形成され
ると共に、カラーバースト信号が付加される。そして、
これら輝度信号Yと搬送色信号Cとが加算されて、例え
ばNTSC方式のカラービデオ信号SCVが形成され
る。
【0043】エンコーダ28より出力されるカラービデ
オ信号SCVは、直接切換スイッチ31のa側の固定端
子に供給されると共に、縦横変換回路32を介して切換
スイッチ31のb側の固定端子に供給される。そして、
切換スイッチ31の出力信号が出力端子29に導出され
る。
【0044】切換スイッチ31および縦横変換回路32
にはコントローラ27より制御信号SIが供給され、切
換スイッチ31の切り換えおよび縦横変換回路32の動
作が制御される。すなわち、コントローラ27に接続さ
れる変換設定スイッチ33がオフのとき、切換スイッチ
31はa側に接続されると共に、縦横変換回路32は非
動作状態となる。一方、設定スイッチ33がオンのと
き、切換スイッチ31はb側に接続されると共に、縦横
変換回路32は動作状態となる。
【0045】そのため、出力端子29には、設定スイッ
チ33がオフのときはエンコーダ28からのカラービデ
オ信号SCVがそのまま導出され、一方、設定スイッチ
33がオンのときは縦横変換回路32からの画像の縦横
が変換されたカラービデオ信号SCV′が導出される。
【0046】また、エンコーダ28からは白黒ビデオ信
号SV(同期信号SYNCが付加された輝度信号Y)が
出力され、この白黒ビデオ信号SVは電子ビューファイ
ンダ30に供給され、小型CRTに撮像画面が表示され
る。
【0047】次に、縦横変換回路32の詳細を説明す
る。この変換回路32では、図8Aに示すような画像
が、同図Bに示すような画像に変換される。この場合、
変換後の画像は、変換前の画像の全てを含んだものとさ
れる。
【0048】このような変換をするために、以下のよう
な処理が行なわれる。
【0049】図9に示すように、有効画面100が水平
方向に480クロック分、垂直方向に240ライン/フ
ィールドに分割される。つまり、奇数フィールドのビデ
オ信号より有効画面100を構成するa11,a12,・・
・,anm,・・・,a240,480の480×240の画素
信号が順次サンプリングされると共に、偶数フィールド
のビデオ信号より有効画面100を構成するb11,b1
2,・・・,bnm,・・・,b240,480の480×240
の画素信号が順次サンプリングされる。
【0050】そして、奇数フィールドではa11〜a240,
480の画素信号がメモリに書き込まれ、偶数フィールド
ではb11〜b240,480の画像信号がメモリに書き込まれ
る。
【0051】なお、有効画面比が83.3%とすると、
1水平期間における書き込みクロックWCLKは、48
0/0.833≒576個となる。図9において、Tは
クロック周期である。
【0052】縦横変換をするには、有効画面100の垂
直方向が240ライン/フィールドフレームであるの
で、水平方向の480クロック分から奇数フィールドお
よび偶数フィールドのそれぞれ240ラインが形成され
る。ここで、図10Aに示すように画面上で縦横の長さ
が等しくなる6クロック分×4ライン/フィールドの正
方形ブロックを考える。
【0053】縦横変換に際して、偶数フィールドのビデ
オ信号の出力時においては第1、第3および第5のクロ
ックに対応する奇数、偶数フィールドの第1〜第4ライ
ンの画素信号[a41,b41,・・・,a11,b11]、
[a43,b43,・・・,a13,b13]および[a45,b
45,・・・,a15,b15]が読み出されて、それぞれ第
1、第2および第3ラインの信号とされると共に、奇数
フィールドのビデオ信号の出力時においては第2、第4
および第6のクロックに対応する奇数、偶数フィールド
の第1〜第4ラインの画素信号[a42,b42,・・・,
a12,b12]、[a44,b44,・・・,a14,b14]お
よび[a46,b46,・・・,a16,b16]が読み出され
て、それぞれ第1、第2および第3ラインの信号とされ
る。これにより8クロック分×3ライン/フィールドの
正方形ブロックが形成される(図10Bに図示)。
【0054】ここで、3ライン/フィールドに対応する
水平方向の時間は6T×3/4=9T/2であるので、
正方形ブロックを構成するためには、読み出しクロック
RCLKの周期は9T/8とされる。この周期は2画素
分の周期(9T/16×2)に相当するものとなる。
【0055】有効画面100は、6クロック分×4ライ
ン/フィールドの正方形ブロック(図10Aに図示)が
80×60個で構成されるが、各ブロックに対して上述
したように4クロック分×3ライン/フィールドの正方
形ブロック(図10Bに図示)に変換処理され、縦横変
換画像が形成される(図11に図示)。
【0056】読み出しクロックRCLKの周期が9T/
8であるので、変換後の有効画面100の水平方向のク
ロック数は480T/(9T/8)≒427個となる。
そして、1水平期間におけるクロック数は、576T/
(9T/8)=512個となる。
【0057】図12は、縦横変換回路32の具体構成を
示す図である。
【0058】同図において、入力端子51に供給される
ビデオ信号SCV(図13A、図14Aに図示)は輝度
信号/色信号の分離回路52に供給される。分離回路5
2で分離される輝度信号Yは、A/D変換器53でディ
ジタル信号に変換された後、切換スイッチ54の可動端
子に供給される。図示せずも、A/D変換器53には書
き込みクロック(1水平期間で576クロック)WCL
Kが供給され、このクロックWCLKによって輝度信号
Yのサンプリングが行なわれる。
【0059】また、分離回路52で分離される色信号C
は色復調器55に供給されて復調され、赤色差信号R−
Yおよび青色差信号B−Yが取り出される。これら色差
信号R−Y、B−YはA/D変換器56でディジタル信
号に変換された後、切換スイッチ57の可動端子に供給
される。図示せずも、A/D変換器56には書き込みク
ロックWCLKが供給され、このクロックWCLKによ
って色差信号R−YおよびB−Yのサンプリングが交互
に行なわれる。
【0060】切換スイッチ54,57のa側の固定端子
に得られる信号はフレームメモリ部(M1)58に書き
込み信号として供給されると共に、そのb側の固定端子
に得られる信号はフレームメモリ部(M2)59に書き
込み信号として供給される。
【0061】また、フレームメモリ部58より出力され
る輝度信号Yおよび色差信号R−Y,B−Yはそれぞれ
切換スイッチ60,61のb側の固定端子に供給される
と共に、フレームメモリ部59より出力される輝度信号
Yおよび色差信号R−Y,B−Yはそれぞれ切換スイッ
チ60,61のa側の固定端子に供給される。
【0062】また、入力端子51に供給されるビデオ信
号SCVは、同期検出回路62に供給される。同期検出
回路62より出力される複合同期信号CSYNC(図1
3B、図14Bに図示)、垂直同期信号VD(図13
C、図14Cに図示)および水平同期信号HD(図13
D、図14Dに図示)は、コントローラ63に供給され
る。
【0063】コントローラ63によって上述した切換ス
イッチ54,57,60,61の切り換えが制御され
る。すなわち、切換スイッチ54,57,60,61に
はコントローラ63より切換制御信号SW(図13E、
図14Eに図示)が供給され、交互に連続する第1およ
び第2のフレームのそれぞれでb側およびa側に接続さ
れる。
【0064】また、コントローラ63によってフレーム
メモリ部58,59の書き込み、読み出しが制御され
る。
【0065】本例において、フレームメモリ部58,5
9は、それぞれ図15に示すように構成される。図にお
いて、輝度信号Yは切換スイッチ81の可動端子に供給
される。この切換スイッチ81のc側の固定端子に得ら
れる輝度信号Yはフィールドメモリ83に書き込み信号
として供給され、そのd側の固定端子に得られる輝度信
号Yはフィールドメモリ84に供給される。
【0066】また、色差信号R−Y,B−Yは切換スイ
ッチ82の可動端子に供給される。この切換スイッチ8
2のc側の固定端子に得られる色差信号R−Y,B−Y
はフィールドメモリ83に書き込み信号として供給さ
れ、そのd側の固定端子に得られる色差信号R−Y,B
−Yはフィールドメモリ84に書き込み信号として供給
される。フィールドメモリ83,84は、それぞれ輝度
信号Yおよび色差信号R−Y,B−Yを1フィールド分
だけ書き込むことができる記憶容量を持っている。
【0067】フィールドメモリ83より読み出される輝
度信号Yは切換スイッチ85のe側の固定端子に供給さ
れ、色差信号R−Y,B−Yは切換スイッチ86のe側
の固定端子に供給される。フィールドメモリ84より読
み出される輝度信号Yは切換スイッチ85のf側の固定
端子に供給され、色差信号R−Y,B−Yは切換スイッ
チ86のf側の固定端子に供給される。
【0068】また、コントローラ63より書き込み時に
出力される書き込みイネーブル信号WE(図17Cに図
示)は、切換スイッチ87の可動端子に供給される。こ
の切換スイッチ87のc側の固定端子に得られる書き込
みイネーブル信号WEはフィールドメモリ83に供給さ
れ、そのd側の固定端子に得られる書き込みイネーブル
信号WEはフィールドメモリ84に供給される。
【0069】また、切換スイッチ81,82,87の切
り換えは、コントローラ63より出力される切換制御信
号SW1(図13J、図14Jに図示)によって制御さ
れる。すなわち、これら切換スイッチ81,82,87
は、奇数フィールドではc側に接続され、偶数フィール
ドではd側に接続される。
【0070】そのため、奇数フィールドでは、フィール
ドメモリ83に輝度信号Yおよび色差信号R−Y,B−
Yと共に、書き込みイネーブル信号WEが供給される。
一方、偶数フィールドでは、フィールドメモリ84に輝
度信号Yおよび色差信号R−Y,B−Yと共に、書き込
みイネーブル信号WEが供給される。つまり、書き込み
時には、フィールドメモリ83に奇数フィールドの画素
信号[a11〜a240,480]が書き込まれ、フィールドメ
モリ84に偶数フィールドの画素信号[b11〜b240,48
0]が書き込まれる(図9参照)。なお、図16は、図
10Aに示す正方形ブロックに対応させて、フィールド
メモリ83,84に書き込まれる画素信号を示したもの
である。
【0071】図15に戻って、フィールドメモリ83,
84には、コントローラ63より、書き込み時には書き
込み番地を指定するローアドレスおよびカラムアドレス
が供給され、一方読み出し時には読み出し番地を指定す
るローアドレスおよびカラムアドレスが供給される。
【0072】また、フィールドメモリ83,84には、
読み出し時にコントローラ63より出力されるアウトプ
ットイネーブル信号OE(図18Dに図示)が供給され
る。アウトプットイネーブル信号OEは、読み出しクロ
ックRCLKに同期して240クロック分だけ供給され
る。
【0073】切換スイッチ85,86の切り換えは、コ
ントローラ63より出力される切換制御信号SW2(図
18Fに図示)によって制御される。すなわち、切換ス
イッチ85,86はアウトプットイネーブル信号OEの
出力期間に対応して切り換えられ、読み出しクロックR
CLKの前半期間(9T/16)ではe側に接続され、
その後半期間(9T/16)ではf側に接続される。
【0074】そのため、読み出し時には、切換スイッチ
85からはフィールドメモリ83,84の双方より読み
出しクロックRCLK(9T/8の周期)に同期して読
み出される輝度信号Yが9T/16の周期をもって交互
に出力され、一方切換スイッチ86からはフィールドメ
モリ83,84の双方より読み出しクロックRCLKに
同期して読み出される色差信号R−Y,B−Yが9T/
16の周期をもって交互に出力される。
【0075】図12に戻って、第1のフレームでは、切
換スイッチ54,57,60,61がb側に接続される
ので、フレームメモリ部58にアウトプットイネーブル
信号OEが供給されて読み出し状態とされ、一方フレー
ムメモリ部59に書き込みイネーブル信号WEが供給さ
れて書き込み状態とされる。
【0076】フレームメモリ部58に関しては、書き込
みは行なわれず(図13Fに図示)、奇数フィールドの
第19Hから第258Hでフィールドメモリ83,84
の双方より奇数フィールドのビデオ信号を構成する24
0ライン分の画素信号の読み出しが行なわれ、さらに偶
数フィールドの第281Hから第520Hでフィールド
メモリ83,84の双方より偶数フィールドのビデオ信
号を構成する240ライン分の画素信号の読み出しが行
なわれる(同図Gに図示)。
【0077】この場合、奇数フィールドを構成するビデ
オ信号の読み出し時においては、第1ラインではフィー
ルドメモリ83,84の(240,2)〜(1,2)のアドレスより
[a240,2〜a12],[b240,2〜b12]の画素信号が並
行して読み出され、第2ラインではフィールドメモリ8
3,84の(240,4)〜(1,4)のアドレスより[a240,4〜
a14],[b240,4〜b14]の画素信号が読み出され、
以下の第3ライン〜第240ラインにおいても同様であ
る(図11参照)。また、偶数フィールドのビデオ信号
の読み出し時においては、第1ラインではフィールドメ
モリ83,84の(240,1)〜(1,1)のアドレスより[a24
0,1〜a11],[b240,1〜b11]の画素信号が並行して
読み出され、第2ラインではフィールドメモリ83,8
4の(240,3)〜(1,3)のアドレスより[a240,3〜a1
3],[b240,3〜b13]の画素信号が読み出され、以下
の第3ライン〜第240ラインにおいても同様である
(図11参照)。
【0078】一方、フレームメモリ部59に関しては、
読み出しは行なわれず(図13Iに図示)、奇数フィー
ルドの第19Hから第258Hでフィールドメモリ83
に奇数フィールドの240ライン分の画素信号の書き込
みが行なわれ、さらに偶数フィールドの第281Hから
第520Hでフィールドメモリ84に偶数フィールドの
240ライン分の画素信号の書き込みが行なわれる(同
図Hに図示)。
【0079】この場合、奇数フィールドのビデオ信号の
書き込み時においては、第1ラインでは[a11〜a1,48
0]の画素信号がフィールドメモリ83の(1,1)〜(1,24
0)のアドレスに書き込まれ、第2ラインでは[a21〜a
2,480]の画素信号がフィールドメモリ83の(2,1)〜
(2,480)のアドレスに書き込まれ、以下の第3ライン〜
第240ラインにおいても同様である(図9参照)。ま
た、偶数フィールドのビデオ信号の書き込み時において
は、第1ラインでは[b11〜b1,480]の画素信号がフ
ィールドメモリ84の(1,1)〜(1,480)のアドレスに書き
込まれ、第2ラインでは[b21〜b2,480]の画素信号
がフィールドメモリ84の(2,1)〜(2,480)のアドレスに
書き込まれ、以下の第3ライン〜第240ラインにおい
ても同様である(図9参照)。
【0080】次に、第2のフレームでは、切換スイッチ
54,57,60,61がa側に接続されるので、フレ
ームメモリ部59にアウトプットイネーブル信号OEが
供給されて読み出し状態とされ、一方フレームメモリ部
58に書き込みイネーブル信号WEが供給されて書き込
み状態とされる。
【0081】フレームメモリ部59に関しては、書き込
みは行なわれず(図14Hに図示)、奇数フィールドの
第19Hから第258Hでフィールドメモリ83,84
の双方より奇数フィールドのビデオ信号を構成する24
0ライン分の画素信号の読み出しが行なわれ、さらに偶
数フィールドの第281Hから第520Hでフィールド
メモリ83,84の双方より偶数フィールドのビデオ信
号を構成する240ライン分の画素信号の読み出しが行
なわれる(同図Iに図示)。この場合の読み出し動作
は、上述した第1フレームの場合と同様である。
【0082】一方、フレームメモリ部58に関しては、
読み出しは行なわれず(図14Gに図示)、奇数フィー
ルドの第19Hから第258Hでフィールドメモリ83
に奇数フィールドの240ライン分の画素信号の書き込
みが行なわれ、さらに偶数フィールドの第281Hから
第520Hでフィールドメモリ84に偶数フィールドの
240ライン分の画素信号の書き込みが行なわれる(同
図Fに図示)。この場合の書き込み動作は、上述した第
1フレームの場合と同様である。
【0083】次に、第1〜第240ラインにおけるフィ
ールドメモリ83,84のアドレス制御について説明す
る。
【0084】まず、図17を使用して書き込み時におけ
るアドレス制御について述べる。図17Aはビデオ信号
SCV、同図Bは書き込みクロックWCLKを示してい
る。同図Cに書き込みイネーブル信号WEを示すよう
に、第79クロックから第558クロックまでで480
クロック分の書き込みが行なわれる。この場合、ロー
(列)アドレスn(同図Dに図示)は、第1〜第240
ラインのそれぞれで1〜240に変化するように制御さ
れる。一方、カラム(行)アドレスは、各ラインの第7
9〜第558クロックでそれぞれ1〜480に変化する
ように制御される(同図Eに図示)。
【0085】次に、図18を使用して読み出し時におけ
るアドレス制御について述べる。同図Aは複合同期信号
CSYNC、同図Bは読み出しクロックRCLKであ
る。同図Dにアウトプットイネーブル信号OEを示すよ
うに、第164クロックから第403クロックまでで2
40クロック分の読み出しが行なわれる。この場合、カ
ラムアドレスm(同図Cに図示)は、奇数フィールドで
は第1、第2、・・・、第240ラインのそれぞれで
2,4,・・・,480に変化するように制御され、偶
数フィールドでは第1、第2、・・・、第240ライン
のそれぞれで1、3、・・・、479に変化するように
制御される。一方、ローアドレスは、各ラインの第16
4〜第403クロックのそれぞれで240〜1に変化す
るように制御される(同図Eに図示)。
【0086】以上のようにフレームメモリ部58,59
の書き込み、読み出しが制御されることで、フレームメ
モリ部58,59からは、それぞれ第1、第2のフレー
ムで縦横変換された輝度信号Yおよび色差信号R−Y、
B−Yが出力される。
【0087】図12に戻って、上述したように切換スイ
ッチ60,61は第1フレームでb側に接続され、第2
フレームでa側に接続されるため、切換スイッチ60か
らは縦横変換された輝度信号Yが連続して出力され、切
換スイッチ61からは縦横変換された色差信号R−Y,
B−Yが連続して出力される。
【0088】切換スイッチ60より出力される輝度信号
Yは、D/A変換器64でアナログ信号に変換された
後、加算器65で複合同期信号CSYNCが付加されて
加算器66に供給される。また、切換スイッチ61より
出力される色差信号R−Y,B−YはD/A変換器67
でアナログ信号に変換された後、色変調器68に供給さ
れて周知の直角2相変調が行なわれ、色信号Cが形成さ
れる。
【0089】色変調器68より出力される色信号Cは、
加算器66に供給されて輝度信号Yと加算され、カラー
ビデオ信号が形成される。このカラービデオ信号はマス
キング回路69に供給され、有効画面100でフレーム
メモリ部58,59より信号が読み出されない期間(図
11の斜線領域参照)は、信号レベルがペデスタルレベ
ルとなるようにマスキング処理される。この場合、コン
トローラ63よりマスキング回路69に、読み出し期間
とブランキング期間以外はハイレベルとなるマスク信号
SMSK(図18Hに図示)が供給され、マスク信号S
MSKがハイレベルとなる期間では信号レベルがペデス
タルレベルとされる。なお、図18Gはフレームメモリ
部58,59の読み出し信号を示している。
【0090】以上の動作によって、マスキング回路69
からは、図8に示すように、ビデオ信号のない部分では
マスキング処理されると共に、画像の縦横が変換された
カラービデオ信号SCV′が出力され、出力端子70に
導出される(図13K、図14K参照)。
【0091】なお、上述せずもコントローラ63にはコ
ントローラ27(図2に図示)より制御信号SIが供給
されて、上述したような縦横変換動作が制御される。す
なわち、変換設定スイッチ33(図2に図示)がオンと
されるときのみ上述した変換動作が行なわれ、出力端子
70にカラービデオ信号SCV′が導出される。
【0092】このように本例によれば、変換設定スイッ
チ33をオンとすることで、縦横変換回路32が変換動
作をすると共に、切換スイッチ31がb側に接続される
ため、出力端子29には画像の縦横が変換されたカラー
ビデオ信号SCV′が導出される。そのため、縦長で撮
像しても、テレビモニタに表示される画像は横向きとな
ることはなく、良好な画像を得ることができる(図8B
参照)。
【0093】また、縦横変換回路32では奇数フィール
ドおよび偶数フィールドの画素信号の双方が使用されて
変換後のビデオ信号の各ラインの画素信号が形成される
(図10A、図11参照)。そのため、一方のフィール
ドの画素信号のみを使用する場合と比較して変換後のビ
デオ信号の各ラインの画素信号の数が倍増し、解像度の
よい変換画像を得ることができる。例えば、本例におけ
る変換後の奇数フィールドの第1ラインは480個の画
素信号[a240,2〜b12]で形成されるが、一方のフィ
ールドの画素信号のみを用いるときは240個の画素信
号[a240,2〜a12]または[b240,2〜b12]で形成さ
れることとなる。
【0094】さらに、縦横変換回路32では奇数フィー
ルドおよび偶数フィールドの画素信号がフレームメモリ
部58,59に書き込まれ(図9参照)、カラムアドレ
スが制御されて読み出され、奇数フィールドおよび偶数
フィールドの各ラインのビデオ信号が形成される。この
変換後のビデオ信号を構成する画素信号の位置関係は
(図10B参照)、変換前の位置関係(同図A参照)と
一致するため、縦横変換によって画像ずれが生じること
はない。つまり、本例においては、各フィールドの書き
込みや読み出しのタイミングを複雑に制御しなくても、
変換後の画像にずれが生じることはない。
【0095】なお、上述実施例においては、縦横変換回
路32のフレームメモリ部58,59を、それぞれ独立
した2個のフィールドメモリ83,84を使用して構成
したものであるが(図15に図示)、図19に示すよう
に整然と配列したフレームメモリ91を使用して構成す
ることもできる。
【0096】図において、輝度信号Yおよび色差信号R
−Y,B−Yはフレームメモリ91に書き込み信号とし
て供給される。そして、このフレームメモリ91より輝
度信号Yおよび色差信号R−Y,B−Yが読み出されて
出力される。コントローラ63よりフレームメモリ91
には、書き込み時には書き込みイネーブル信号WEが供
給されると共に、読み出し時にはアウトプットイネーブ
ル信号OEが供給される。さらに、フレームメモリ91
にはコントローラ63よりローアドレスおよびカラムア
ドレスが供給される。
【0097】書き込み時には、フレームメモリ91の偶
数のローアドレス位置に奇数フィールドの各ラインの画
素信号が書き込まれると共に、その奇数のローアドレス
位置に偶数フィールドの各ラインの画素信号が書き込ま
れる。
【0098】すなわち、奇数フィールドのビデオ信号の
書き込み時においては、第1ラインでは[a11〜a1,48
0]の画素信号がフレームメモリ91の(2,1)〜(2,480)
のアドレスに書き込まれ、第2ラインでは[a21〜a2,
480]の画素信号がフレームメモリ91の(4,1)〜(4,48
0)のアドレスに書き込まれ、以下の第3ライン〜第24
0ラインにおいても同様である(図9参照)。
【0099】また、偶数フィールドのビデオ信号の書き
込み時においては、第1ラインでは[b11〜b1,480]
の画素信号がフレームメモリ91の(1,1)〜(1,480)のア
ドレスに書き込まれ、第2ラインでは[b21〜b2,48
0]の画素信号がフレームメモリ91の(3,1)〜(3,480)
のアドレスに書き込まれ、以下の第3ライン〜第240
ラインにおいても同様である(図9参照)。なお、図2
0は、図10Aに示す正方形ブロックに対応させて、フ
レームメモリ91に書き込まれる画素信号を示したもの
である。
【0100】また、読み出し時には、フレームメモリ9
1の偶数のローアドレス位置より奇数フィールドのビデ
オ信号を構成する各ラインの画素信号が読み出されると
共に、その奇数のローアドレス位置より偶数フィールド
のビデオ信号を構成する各ラインの画素信号が読み出さ
れる。
【0101】すなわち、奇数フィールドのビデオ信号の
読み出し時においては、第1ラインではフレームメモリ
91の(480,2)〜(1,2)のアドレスより[a240,2,b24
0,2,・・・,a12,b12]の画素信号が読み出され、
第2ラインではフレームメモリ91の(480,4)〜(1,4)の
アドレスより[a240,4,b240,4,・・・,a14,b1
4]の画素信号が読み出され、以下の第3ライン〜第2
40ラインにおいても同様である(図21参照)。
【0102】偶数フィールドのビデオ信号の読み出し時
においては、第1ラインではフレームメモリ91の(48
0,1)〜(1,1)のアドレスより[a240,1,b240,1,・・
・,a11,b11]の画素信号が読み出され、第2ライン
ではフレームメモリ91の(480,3)〜(1,3)のアドレスよ
り[a240,3,b240,3,・・・,a13,b13]の画素信
号が読み出され、以下の第3ライン〜第240ラインに
おいても同様である(図21参照)。また、フレームメ
モリ部58,59を、図19に示すようにフレームメモ
リ91を使用して構成する場合、読み出しクロックRC
LKの周期は9T/16とされ、画素周期に相当するも
のとなる。読み出しクロックRCLKの周期が9T/1
6とされるので、変換後の有効画面100の水平方向の
クロック数は480T/(9T/16)≒854個とな
り、1水平期間におけるクロック数は576T/(9T
/16)=1024個となる。
【0103】フレームメモリ部58,59を、図19に
示すようにフレームメモリ91を使用して構成する場合
であっても、第1および第2のフレームにおけるフレー
ムメモリ部58,59の全体的な動作は上述実施例と同
様となる(図13、図14参照)。
【0104】ただし、フレームメモリ91を使用したこ
とにより、書き込み時および読み出し時のアドレス制御
は以下のようになる。
【0105】まず、図22を使用して書き込み時におけ
るアドレス制御について述べる。図22Aはビデオ信号
SCV、同図Bは書き込みクロックWCLKを示してい
る。同図Cに書き込みイネーブル信号WEを示すよう
に、第79クロックから第558クロックまでで480
クロック分の書き込みが行なわれる。この場合、ロー
(列)アドレスn(同図Dに図示)は、奇数フィールド
では第1、第2、・・・、第240ラインのそれぞれで
2,4,・・・,480に変化するように制御され、偶
数フィールドでは第1、第2、・・・、第240ライン
のそれぞれで1、3、・・・、479に変化するように
制御される。一方、カラム(行)アドレスは、各ライン
の第79〜第558クロックでそれぞれ1〜480に変
化するように制御される(同図Eに図示)。
【0106】次に、図23を使用して読み出し時におけ
るアドレス制御について述べる。同図Aは複合同期信号
CSYNC、同図Bは読み出しクロックRCLKであ
る。同図Dにアウトプットイネーブル信号OEを示すよ
うに、第327クロックから第806クロックまでで4
80クロック分の読み出しが行なわれる。この場合、カ
ラムアドレスm(同図Cに図示)は、奇数フィールドで
は第1、第2、・・・、第240ラインのそれぞれで
2,4,・・・,480に変化するように制御され、偶
数フィールドでは第1、第2、・・・、第240ライン
のそれぞれで1、3、・・・、479に変化するように
制御される。一方、ローアドレスは、各ラインの第32
7〜第806クロックのそれぞれで480〜1に変化す
るように制御される(同図Eに図示)。
【0107】以上のようにアドレス制御をすることで、
フレームメモリ部58,59をフレームメモリ91を使
用して構成しても、2個のフィールドメモリ83,84
を使用して構成した場合(図15参照)と同様に、フレ
ームメモリ部58,59からは縦横変換された輝度信号
Yおよび色差信号R−Y,B−Yを得ることができる。
【0108】フレームメモリ部58,59をフレームメ
モリ91を使用して構成することにより、奇数フィール
ドおよび偶数フィールドでメモリを切り換える必要がな
くなり、構成を簡単にできる利益がある。
【0109】なお、上述した縦横変換回路32における
書き込み、読み出しのタイミングおよびクロック速度は
一例であり、これに限定されるものではない。また、書
き込み時には、有効画面100の水平方向を480クロ
ック分に分割したものであるが、これに限定されるもの
ではない。
【0110】また、上述実施例においては、縦横変換回
路をビデオカメラ部の出力側に付加したものであるが、
例えばVTRの再生出力側に付加して使用することもで
きる。これにより、縦長で撮像したビデオ信号の再生時
に縦横変換してテレビモニタに表示することができる。
【0111】
【発明の効果】この発明によれば、メモリより読み出さ
れるビデオ信号は、画像の縦横が変換されたものとなる
ため、例えばビデオカメラの出力側に付加することによ
り、縦長で撮像してもテレビモニタの表示画像が横向き
となることはない。
【0112】また、1フレームを構成する奇数フィール
ドおよび偶数フィールドの画素信号を使用して変換後の
奇数フィールドおよび偶数フィールドのビデオ信号を形
成するので、奇数フィールドおよび偶数フィールドの画
素信号の双方を使用することで変換後のビデオ信号の各
ラインの画素信号の数を倍増でき、解像度のよい変換画
像を得ることができる。
【0113】さらに、1フレームを構成する奇数フィー
ルドおよび偶数フィールドの画素信号を使用して変換後
の奇数フィールドおよび偶数フィールドの画素信号を形
成するので、各フィールドの書き込みや読み出しのタイ
ミングを複雑に制御しなくても、変換後の画像にずれが
生じることはない。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の外観を示す斜視図である。
【図2】ビデオカメラ部の構成を示す図である。
【図3】撮像素子のカラーコーディング模式図である。
【図4】撮像素子の水平出力レジスタの出力を示す図で
ある。
【図5】色信号処理の説明のための図である。
【図6】色信号処理の説明のための図である。
【図7】ズームドライバの構成を示す図である。
【図8】縦横変換の例を示す図である。
【図9】縦横変換処理(書き込み)の説明のための図で
ある。
【図10】縦横変換処理の説明のための図である。
【図11】縦横変換処理(読み出し)の説明のための図
である。
【図12】縦横変換回路の具体構成を示す図である。
【図13】垂直方向のタイミングチャート(第1のフレ
ーム)を示す図である。
【図14】垂直方向のタイミングチャート(第2のフレ
ーム)を示す図である。
【図15】フレームメモリ部の構成を示す図である。
【図16】フレームメモリ部(フィールドメモリで構
成)の説明のための図である。
【図17】水平方向のタイミングチャート(書き込み)
を示す図である。
【図18】水平方向のタイミングチャート(読み出し)
を示す図である。
【図19】フレームメモリ部の他の構成を示す図であ
る。
【図20】フレームメモリ部(フレームメモリで構成)
の説明のための図である。
【図21】縦横変換処理(読み出し)の説明のための図
である。
【図22】水平方向のタイミングチャート(書き込み)
を示す図である。
【図23】水平方向のタイミングチャート(読み出し)
を示す図である。
【図24】横長での撮像を説明するための図である。
【図25】縦長での撮像を説明するための図である。
【符号の説明】
1 キャビネット 2,3 撮像レンズ 6 録画釦 7 シャッター釦 12 CCD固体撮像素子 14 タイミング発生器 16 同期発生器 27 コントローラ 28 エンコーダ 29,70 出力端子 30 電子ビューファインダ 31,54,57,60,61 切換スイッチ 32 縦横変換回路 33 変換設定スイッチ 52 輝度信号/色信号分離回路 58,59 フレームメモリ部 62 同期検出回路 63 コントローラ 65,66 加算器 69 マスキング回路 83,84 フィールドメモリ 91 フレームメモリ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 奇数フィールドおよび偶数フィールドの
    ビデオ信号を記憶するメモリと、 上記メモリに対する書き込み読み出しの方向を制御して
    画像の縦横を変換する制御手段とを備え、 1フレームを構成する上記奇数フィールドおよび偶数フ
    ィールドの画素信号を使用して変換後の奇数フィールド
    および偶数フィールドのビデオ信号を形成することを特
    徴とする縦横変換回路。
JP4066357A 1991-08-30 1992-03-24 縦横変換回路 Pending JPH05276421A (ja)

Priority Applications (9)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4066357A JPH05276421A (ja) 1992-03-24 1992-03-24 縦横変換回路
CA002076742A CA2076742A1 (en) 1991-08-30 1992-08-24 Camera apparatus and an aspect conversion circuit used in the apparatus
DE69228132T DE69228132T2 (de) 1991-08-30 1992-08-26 Kameravorrichtung, welche eine Videokamera und eine photographische Stehbildkamera enthält
DE69231560T DE69231560T2 (de) 1991-08-30 1992-08-26 Formatwandlerschaltung, welche in einer Kameravorrichtung verwendet wird
EP95118089A EP0709753B1 (en) 1991-08-30 1992-08-26 A camera apparatus comprising a video camera and a photographic camera
EP95118088A EP0726507B1 (en) 1991-08-30 1992-08-26 An aspect conversion circuit used in a camera apparatus
DE69215607T DE69215607T2 (de) 1991-08-30 1992-08-26 Kameravorrichtung mit Selbstauslöser
EP92114565A EP0529612B1 (en) 1991-08-30 1992-08-26 A camera apparatus having self timer function
US08/390,802 US5592220A (en) 1991-08-30 1995-02-14 Camera apparatus having a self-timer function

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4066357A JPH05276421A (ja) 1992-03-24 1992-03-24 縦横変換回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05276421A true JPH05276421A (ja) 1993-10-22

Family

ID=13313525

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4066357A Pending JPH05276421A (ja) 1991-08-30 1992-03-24 縦横変換回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05276421A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20080186391A1 (en) Solid-state image pickup apparatus with horizontal thinning and a signal reading method for the same
JP4616429B2 (ja) 画像処理装置
US6747693B1 (en) Imaging apparatus and method with upside-down mode and normal mode transitioning
US5592220A (en) Camera apparatus having a self-timer function
JP2950409B2 (ja) 高解像度カメラのための垂直ライン倍速変換方法及びその回路
JP3128879B2 (ja) 記録装置及び再生装置
JP3251052B2 (ja) 縦横変換回路
JP3124585B2 (ja) 縦横変換回路
JPH05276421A (ja) 縦横変換回路
JPH05276422A (ja) 縦横変換回路
JP3043834B2 (ja) ビデオカメラ
JPH05110915A (ja) ビデオカメラ
JP3078024B2 (ja) 映像信号記録再生処理装置
JP3463695B2 (ja) 撮影装置
JP2602949B2 (ja) ビデオカメラ
JP3340458B2 (ja) デジタルカメラ
JP3048411B2 (ja) ビデオカメラ
JP3048408B2 (ja) ビデオカメラ
JP3043855B2 (ja) カメラ装置
JP3043854B2 (ja) カメラ装置
JP3281454B2 (ja) 撮像記録装置
JPH0974571A (ja) 撮像装置及び画像信号処理装置
JPH05110916A (ja) ビデオカメラ
JPH0575902A (ja) ビデオカメラ
JPH0888866A (ja) スチル撮像装置およびスチル映像信号処理方法