JPH052752Y2 - - Google Patents

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JPH052752Y2
JPH052752Y2 JP1989119052U JP11905289U JPH052752Y2 JP H052752 Y2 JPH052752 Y2 JP H052752Y2 JP 1989119052 U JP1989119052 U JP 1989119052U JP 11905289 U JP11905289 U JP 11905289U JP H052752 Y2 JPH052752 Y2 JP H052752Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この考案は、墓の遺骨安置室内を清浄に維持す
ると共に、外観的に墓の尊厳を高めるための器具
に関するものである。
〈従来の技術〉 従来、墓の構造として、一般的には第5図や第
6図に示されるものが採用されている。
ここで、第5図で示したものは、四方を4枚の
基礎石21で囲まれて構成された地下の遺骨安置
室22上に基壇23を据え付け、更に上壇24及
び墓標25を積み兼ねて成るものであるが、この
ような形式の墓では納骨が困難である上、遺骨安
置室22が地下に位置するためその内部に雨水や
泥が侵入して汚染し易いとの問題があつた。一
方、第6図に示したものは、4枚の石材製側壁2
6をモルタル等の接合材で接合した中空の基壇2
7を基礎石上に据え付け、地上に位置する該基壇
27の中空部を遺骨安置室とした形式のものであ
り、第5図で示した墓に指摘される前記問題の解
決を図つたものであるが、この形式のものも長年
の間に目地部(接合部)が劣化してしまうことか
ら、やはり雨水等の侵入を完全に防止することは
困難であつた。
そこで、本考案者は先に、第7図に示すよう
な、内部に遺骨安置室用空洞28を有する共に、
該空洞が前面及び下面に開放されて成る一体構成
の石材製目無し基壇を用いた墓を提案し(実開昭
58−177453号)、遺骨安置室の汚染防止が一段と
確実になる上、耐震性や外観の点で極めて好まし
いものとして高い評価を得ている。
しかしながら、その後も続けられた本考案者の
検討結果によると、前記第6図及び第7図に示さ
れる基壇を備えた墓では、第5図で示す形式のも
のに比して優れた遺骨安置室汚染防止効果が得ら
れはするものの(特に第7図に示される基壇を備
えた墓でのその効果が際立つていることは前述し
た通りである)、それでも、これらには「夏期に
なると、日中の厚さのために高まつた遺骨安置室
内の温度が夜間の温度降下時に結露して骨瓶内に
溜まり、洗浄性を害するおそれがある」との懸念
を拭い切れなかつた。特に、この現象は夏の降雨
後に著しく、土中に染み込んだ雨が墓の基壇下部
にまで回り込んだ時点で強い日差しに見舞われる
と、土中の雨水が湿気となつて基壇の下部開放部
から遺骨安置室内に立ち込み、温度降下時に予想
を超える量の水滴を生み出すことが多々あつた。
〈考案が解決しようとする課題〉 このようなことから、本考案の主目的は、墓の
尊厳性を損なうことなく前記遺骨安置室内の結露
現象を効果的に防止し、遺骨安置室内の清浄性を
いつまでも得る手段を提供することにある。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は、上記目的を達成するためになされた
ものであり、 「墓の遺骨安置室内外を連通させる筒状体の一
端に、該筒状体の解放孔に続く穴を有した鍔状の
補助模様部材を取り付け、更に前記補助模様部材
の穴を覆い隠すための模様部材を“空気導通孔が
設けられた中間部材”を介して取り付けると共
に、補助模様部材の前記穴の周りの外表面にリン
グ状の溝を穿つか、或いは更に遺骨安置室内外の
連通路に防虫用金網を介在させて墓の遺骨安置室
を清浄に保つための器具を構成した点」 に大きな特徴を有している。
以下、実施例に基づいて本考案をより詳細に説
明する。
第1図は、本考案に係る墓の遺骨安置室を洗浄
に保つための器具の一構成例を示したものである
が、この器具は、墓の遺骨安置室内(第1図の左
空間)と墓の外部(第1図の右空間)とを連通さ
せるステンレス鋼製筒1の外方端に、該筒1の解
放孔に続く穴を有した鍔状の補助模様部材10を
取り付け、更に空気導通用スリツト孔(図示せ
ず)が側面に設けられたステンレス鋼製中間リン
グ部材2を介して、補助模様部材10の前記穴が
外部から視認されないように覆い隠すための模様
部材3を取り付けると共に、補助模様部材10の
前記穴の周りの外表面にリング状溝16を穿つて
構成されている。
なお、この清浄性維持具は、遺骨安置室を画定
している石材壁4等を貫通して明けられた孔に筒
1を嵌挿し、かつ該筒1の外表面と石材壁4等に
開けられた孔の内面とを接着剤5で接着すること
で石材壁4等へ固定し、使用される。
そして、この例での模様部材3は、真鍮(黄
銅)板等にコイニングやエンボス加工を施した
り、更にはメツキや焼付ラツカー仕上げ等を行つ
て形成された模様要素6を透明樹脂7に埋め込
み、これをステンレス鋼板製のケース8にビス9
等で固定して成るものを使用している。
この模様部材3は、別に鋳造成形したステンレ
ス鋼製の補助模様部材10と一対になつて第2図
に示すような所定模様を現出すると同時に(第2
図は第1図の右側、即ち外側正面から模様部を眺
めた状態を示す)、補助模様部材10に開けられ
ている穴、即ち筒1の開放孔が見えないように覆
い隠す役割を担つている(ここで、透明樹脂7の
外面を図示した如く凸状に膨出させておけば、斜
視状態であつても、埋め込んだ模様要素6が極く
自然な状態で目に入ると言う効果を確保できる)。
つまり、第2図で示した模様は、正面図が第3
図で示される如き模様部材3の補助模様部材10
とが組み合わさつて現れ出るものであり、従つて
中間リング部材2は前記補助模様部材10を介し
て筒1に取付けられている。勿論、前記中間リン
グ部材2が直接的に筒1に取り付けられる構造と
しても何ら差支えはない。
ただ、何れの場合でも筒1と中間リング部材2
との間に補助模様部材10が介挿されるように
し、かつ該補助模様部材に開けられた穴の周りの
外表面にリング状溝16を穿つておくことが肝要
である。
なお、ステンレス鋼板製のケース8と中間リン
グ部材2、中間リング部材2と補助模様部材1
0、並びに補助模様部材10と筒1との固着は、
イナートガスアーク溶接等を採用することによつ
て容易に行うことができる。
この例での中間リング部材2の側面には空気導
通用のスリツト孔が設けられているが、空気導通
用孔は丸孔等の他の形状であつても一向に構わ
ず、極端には、前記中間リング部材2に代えてこ
の中間部材を複数の単なる支持棒とし、その隣合
う空隙を利用して空気の導通を行わしめても良
い。
ところで、第1図中の符号11は防虫用の金網
であるが、この金網も必須のものではなく、例え
ば前記中間リング部材2の側面に設ける空気導通
用のスリツト孔が虫の侵入を防ぐ程度に細かいも
のであれば金網11の設置は不必要である。な
お、金網11の取付け位置も、遺骨安置室内と墓
の外部とを連通する本考案に係る器具の連通路の
どの位置であつても良い。
そして、当然のことであるが、本考案に係る器
具を構成する各部材は、耐久性を有するものであ
れば格別に材質が問われるものでないことは言う
までもない。
続いて、本考案に係る遺骨安置室の清浄性維持
具の使用方法及びその作用を説明する。
〈作用〉 第4図は、内部に遺骨安置室用の空洞12が設
けられた一体構成の継目無し基壇13を適用した
墓の概略図であり、第4図aはその正面図、また
第4図bは一部を破断した側面図である。
そして、第4図は、本考案に係る清浄性維持具
14が上記基壇13の前方開放部を閉じる献花・
供物台15を貫通した孔に取付けられた例を示し
ているが、このように、該器具は、模様部材3
(第1図参照)及びこれに続く中間部材(中間リ
ング部材2等)のみを墓を構成する部材の外部側
面に残し、筒1の部分で墓構成部材を貫通させる
ことによりこれを遺骨安置室にまで到達させ、接
着剤で固着して取付けられる。なお、清浄性維持
具14の墓への取付け箇所は、基壇内部の遺骨安
置室と墓の外部を連通できる側面部であつて外観
的に奇異を感じさせないところであればどこであ
つても良いし、また取り付ける墓の構成部材を選
ぶものでもない。
さて、上述の如くに本考案に係る清浄性維持具
14を墓に取付けて置くと、該器具の筒部1によ
つて遺骨安置室と墓の外部との空気の流通が確保
できるので結露による遺骨安置室内の汚れが防止
される上、“模様部材3”及び“補助模様部材1
0に穿たれたリング状溝16”の存在のために雨
水等が前記筒部1を通して遺骨安置室に侵入する
こともない。
即ち、雨水等の殆どは模様部材3の存在によつ
て筒部1の外方端から内部に侵入するのを防止さ
れるが、風雨が強くて模様部材3の後方へ雨水等
が回り込んで補助模様部材10に付着し流下した
としても、流下する雨水等は該リング状溝16に
沿い筒1の開口を避けて下部に回り込んで滴り落
ちるので、筒1の開口部からの雨水等の侵入はよ
り効果的に防止され、遺骨安置室の清浄性に悪影
響が及ぶことがない。
なお、第4図bに示すように、該筒部1が遺骨
安置室に向かつて上方へ傾斜する如くに取付けら
れると雨水等の侵入はより一層効果的に防止され
るので好ましい。
また、遺骨安置室内外の連通路に防虫用金網を
介在させたものでは、虫等の侵入による汚染も確
実に防止される。
しかも重要なことは、上記清浄性維持具14が
模様部材3により補助模様部材10に開けられて
いる穴(即ち筒1の開口部)を覆う構成となつて
いるので、該模様部材3の模様として品格の高い
ものを選ぶことにより墓に一段と高い尊厳雰囲気
を漂わせることができ、墓参者をして荘厳な気分
を味わわしめることが可能となることである。
〈効果の総括〉 以上に説明した如く、この考案によれば、墓の
遺骨安置室内の清浄性を効果的に維持することが
でき、かつ外観的にも極めて優れた器具を提供し
得るなど、極めて有用な効果がもたらされるので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係る墓の遺骨安置室を清浄
に維持する器具の一例を示す説明図である。第2
図は、本考案に係る器具の外観模様例である。第
3図は、本考案に係る器具の一例における外観模
様構成部材を示したもので、第3図aは主要模様
部材を、そして第3図bは補助模様部材をそれぞ
れ示している。第4図は、本考案に係る器具の墓
への取付け例を示した概略模式図であり、第4図
aはその正面図を、そして第4図bは一部破断側
面図をそれぞれ示している。第5図は、従来の墓
の概略構成図である。第6図は、従来の別形式の
墓の概略構成図である。第7図は、継目無しで一
体構成の墓の基壇の概略斜視図である。 図において、1……筒、2……中間リング部
材、3……模様部材、4……石材壁、5……接着
剤、6……模様要素、7……透明樹脂、8……ケ
ース、9……ビス、10……補助模様部材、11
……金網、12,28……遺骨安置室用空洞、1
3,23,27……基壇、14……清浄性維持
具、15……献花・供物台、16……リング状
溝、21……基礎石、22……遺骨安置室、24
……上壇、25……墓標、26……石材製側壁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 墓の遺骨安置室内外を連通させる筒状体の一
    端に、該筒状体の解放孔に続く穴を有した鍔状
    の補助模様部材が取り付けられ、更に前記補助
    模様部材の穴を覆い隠すための模様部材が“空
    気導通孔が設けられた中間部材”を介して取り
    付けられると共に、補助模様部材の前記穴の周
    りの外表面にリング状の溝が穿たれて成ること
    を特徴とする、墓における遺骨安置室の清浄性
    維持具。 (2) 遺骨安置室内外の連通路に防虫用金網を介在
    させて成る、請求項1記載の墓における遺骨安
    置室の清浄性維持具。 (3) 中間部材がスリツトを有するリング状体であ
    る、請求項1又は2記載の墓における遺骨安置
    室の清浄性維持具。
JP1989119052U 1989-10-11 1989-10-11 Expired - Lifetime JPH052752Y2 (ja)

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JPH0358568U JPH0358568U (ja) 1991-06-07
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9943887B2 (en) 2010-08-19 2018-04-17 Lg Chem, Ltd. Fluid supplying apparatus and system and method for cleaning thin film using the same

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JPH0358568U (ja) 1991-06-07

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