JPH0324945B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0324945B2 JPH0324945B2 JP2599686A JP2599686A JPH0324945B2 JP H0324945 B2 JPH0324945 B2 JP H0324945B2 JP 2599686 A JP2599686 A JP 2599686A JP 2599686 A JP2599686 A JP 2599686A JP H0324945 B2 JPH0324945 B2 JP H0324945B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- floor
- soil
- layered
- graveyard
- elevator shaft
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002689 soil Substances 0.000 claims description 13
- 239000004575 stone Substances 0.000 claims description 10
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 9
- 239000011150 reinforced concrete Substances 0.000 claims description 8
- 239000004927 clay Substances 0.000 description 5
- 241000282414 Homo sapiens Species 0.000 description 1
- 239000010426 asphalt Substances 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000004570 mortar (masonry) Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)
- Catalysts (AREA)
- Gyroscopes (AREA)
- Fencing (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は市街地等に建設される重層墓苑に係る
ものである。
ものである。
(従来の技術)
近年、都市部における急激な人口増に伴なつ
て、市街地の過密化、高層化に拍車がかかり、墓
苑もまたこの例外でなく、重層建造物の各層にコ
インロツカー状の納骨室を重層、配置したものが
普及し始め、また墓地をそのまま建造物内に取入
れた型式のものも出現してきた。
て、市街地の過密化、高層化に拍車がかかり、墓
苑もまたこの例外でなく、重層建造物の各層にコ
インロツカー状の納骨室を重層、配置したものが
普及し始め、また墓地をそのまま建造物内に取入
れた型式のものも出現してきた。
しかしながらこのような多層型の墓苑は、建造
物の内部に、床、壁、天井で外部と区画された人
工環境を造り出すのにとどまり、人々の真に求め
る自然との関連が等閑に付されていた。
物の内部に、床、壁、天井で外部と区画された人
工環境を造り出すのにとどまり、人々の真に求め
る自然との関連が等閑に付されていた。
このため本出願人は曩に特願昭59−222967号に
おいて、外周面が開放された鉄筋コンクリート多
層建造物の各階床に、石碑、線香立て、花台等と
これらを囲繞する植樹よりなる区画及び同区画を
連絡する小路を設けるとともに、各階床の外周面
に沿つて植樹帯を配設した重層墓苑を提案した。
おいて、外周面が開放された鉄筋コンクリート多
層建造物の各階床に、石碑、線香立て、花台等と
これらを囲繞する植樹よりなる区画及び同区画を
連絡する小路を設けるとともに、各階床の外周面
に沿つて植樹帯を配設した重層墓苑を提案した。
(発明が解決しようとする問題点)
「人間は土より生れて土に還る」といわれてお
り、墓は大地接続型が墓の基本となつているが、
前記重層墓苑は各階床の墓地が独立していて大地
に接続していないという問題点がある。
り、墓は大地接続型が墓の基本となつているが、
前記重層墓苑は各階床の墓地が独立していて大地
に接続していないという問題点がある。
(問題点を解決するための手段)
本発明はこのような問題点を解決しようとする
もので、外周面が開放された鉄筋コンクリート多
層建造物にエレベータシヤフトを縦貫し、各階床
上面に土を重層してその上面に、石碑、仏具とこ
れらを囲繞する植樹とよりなる区画、及び同各区
画を連絡する通路を設けるとともに、各階床外周
面に沿つて植樹帯を配設し、前記エレベータシヤ
フトの周壁には前記各階床上の土、及び大地に接
続する土壁層を設けてなることを特徴とする重層
墓苑に係り、その目的とする処は、大地に接続さ
れ、日本人の墓地に対する基本的な理念に適つた
重層墓地を供する点にある。
もので、外周面が開放された鉄筋コンクリート多
層建造物にエレベータシヤフトを縦貫し、各階床
上面に土を重層してその上面に、石碑、仏具とこ
れらを囲繞する植樹とよりなる区画、及び同各区
画を連絡する通路を設けるとともに、各階床外周
面に沿つて植樹帯を配設し、前記エレベータシヤ
フトの周壁には前記各階床上の土、及び大地に接
続する土壁層を設けてなることを特徴とする重層
墓苑に係り、その目的とする処は、大地に接続さ
れ、日本人の墓地に対する基本的な理念に適つた
重層墓地を供する点にある。
(作用)
本発明においては前記したように、鉄筋コンク
リート多層建造物の各階床に土を重層するととも
に、前記多層建造物に縦貫されたエレベータシヤ
フトの周壁に、前記各階床の土及び大地と接続す
る土壁層を設けたので、本発明の墓苑を訪れる人
は、エレベータによつて所要の階床まで到達する
まで、同エレベータ内よりエレベータシヤフト周
壁に設けた土壁層をみながら上昇し、所要の階床
上に重層された土の上に設けられた通路を通つて
石碑、仏具等が配設され、植樹で囲まれた区画に
詣でるものであつて、この間常に土をみ、土を踏
むこととなり、大地に接続された墓地を実感する
ものである。
リート多層建造物の各階床に土を重層するととも
に、前記多層建造物に縦貫されたエレベータシヤ
フトの周壁に、前記各階床の土及び大地と接続す
る土壁層を設けたので、本発明の墓苑を訪れる人
は、エレベータによつて所要の階床まで到達する
まで、同エレベータ内よりエレベータシヤフト周
壁に設けた土壁層をみながら上昇し、所要の階床
上に重層された土の上に設けられた通路を通つて
石碑、仏具等が配設され、植樹で囲まれた区画に
詣でるものであつて、この間常に土をみ、土を踏
むこととなり、大地に接続された墓地を実感する
ものである。
(発明の効果)
このように本発明によれば鉄筋コンクリート多
層建造物における石碑、仏具とこれらを囲繞する
植樹よりなる区画、及び同区画を連絡する通路が
配設された各階床に重層された土が、同各階床を
縦貫するエレベータシヤフトの周壁に設けた土壁
層を介して大地に接続され、日本人の墓地に対す
る理念に適合した大地接続型墓苑が構成されるも
のである。
層建造物における石碑、仏具とこれらを囲繞する
植樹よりなる区画、及び同区画を連絡する通路が
配設された各階床に重層された土が、同各階床を
縦貫するエレベータシヤフトの周壁に設けた土壁
層を介して大地に接続され、日本人の墓地に対す
る理念に適合した大地接続型墓苑が構成されるも
のである。
なお前記各階床上に設けた各区画には石碑、仏
具及びこれらを囲繞する植樹を設け、また各階床
における外周面を開放して、同外周面に沿つて植
樹帯を配設することによつて、本発明の重層墓苑
に立体的に収容された墓地をできるだけ自然の状
態に保持しうるとともに、周囲からの眺望に耐え
る美観を呈することができる。
具及びこれらを囲繞する植樹を設け、また各階床
における外周面を開放して、同外周面に沿つて植
樹帯を配設することによつて、本発明の重層墓苑
に立体的に収容された墓地をできるだけ自然の状
態に保持しうるとともに、周囲からの眺望に耐え
る美観を呈することができる。
(実施例)
以下、本発明を図示の実施例について説明す
る。
る。
Aは鉄筋コンクリート多層建造物で、最上階に
納骨堂B及び法要室Cが配設され、その下部の各
階床Dが墓地に形成され、地階に地下駐車場Eが
設けられている。図中Fは基礎杭である。
納骨堂B及び法要室Cが配設され、その下部の各
階床Dが墓地に形成され、地階に地下駐車場Eが
設けられている。図中Fは基礎杭である。
前記各階床には円筒形のエレベータシヤフトG
が縦貫され、同シヤフトG内には、外周壁パネル
1に全周面に亘つて所定間隔毎に透明窓2が設け
られた円形のエレベータHが配設されている。
が縦貫され、同シヤフトG内には、外周壁パネル
1に全周面に亘つて所定間隔毎に透明窓2が設け
られた円形のエレベータHが配設されている。
図中3は扉、4及び5はエレベータH及びエレ
ベータシヤフトGの柱6に設けたガイド金物並に
ガイドレール、7はエレベータに接続されたカウ
ンタウエイト、8及び9は同カウンタウエイト7
及び柱6に設けたカウンタウエイト昇降路10に
設けたガイド金物並にガイドレール、11は柱6
に接続された梁である。
ベータシヤフトGの柱6に設けたガイド金物並に
ガイドレール、7はエレベータに接続されたカウ
ンタウエイト、8及び9は同カウンタウエイト7
及び柱6に設けたカウンタウエイト昇降路10に
設けたガイド金物並にガイドレール、11は柱6
に接続された梁である。
前記各階床Dにはアスフアルト防水層12、防
水押えモルタル13、盲排水層14が順次重層さ
れ、その土に赤土15が重層されている。
水押えモルタル13、盲排水層14が順次重層さ
れ、その土に赤土15が重層されている。
更に同赤土15層の上には、石碑16、塔婆1
7、花立て18及びこれらを囲繞する植樹19よ
りなる区画aと、同区画aを連絡する通路bが設
けられ、開放された外周面に沿つて外周植樹帯c
が設けられている。
7、花立て18及びこれらを囲繞する植樹19よ
りなる区画aと、同区画aを連絡する通路bが設
けられ、開放された外周面に沿つて外周植樹帯c
が設けられている。
図中20は照明具、21はスプリンクラ、22
は自動シヤツタである。
は自動シヤツタである。
前記エレベータシヤフトGは透明板より構成さ
れ、更に同シヤフトGに同心状の透明壁板23が
設けられ、同壁板23とエレベータシヤフトGと
の間に形成された縦方向に延びる空間に赤土が填
装された土壁層24が設けられ、同土壁層24は
各階床D上の赤土15と接続するとともに、下端
部において大地接続部Iを介して大地Jに接続し
ている。
れ、更に同シヤフトGに同心状の透明壁板23が
設けられ、同壁板23とエレベータシヤフトGと
の間に形成された縦方向に延びる空間に赤土が填
装された土壁層24が設けられ、同土壁層24は
各階床D上の赤土15と接続するとともに、下端
部において大地接続部Iを介して大地Jに接続し
ている。
なお前記土壁層24は螺旋状に配設してもよ
い。
い。
図示の実施例は前記したように構成されている
ので、エレベータHに乗つて所要の階床Dの墓地
を訪ねる人は、エレベータHに架乗している間、
その窓2よりエレベータシヤフトGに設けられた
土壁層24をみながら上昇し、所要階床Dに到達
すると、同階床D上の赤土15上の通路bを踏ん
で、前記区画aに達するものである。
ので、エレベータHに乗つて所要の階床Dの墓地
を訪ねる人は、エレベータHに架乗している間、
その窓2よりエレベータシヤフトGに設けられた
土壁層24をみながら上昇し、所要階床Dに到達
すると、同階床D上の赤土15上の通路bを踏ん
で、前記区画aに達するものである。
このように図示の実施例によれば、鉄筋コンク
リート多層建造物における石碑16塔婆17花立
て18等、及びこれらを囲繞する植樹19よりな
る区画a、及び同区画aを連絡する通路bが配設
された各階床Dに重層された赤土15が、同各階
床Dを縦貫するエレベータシヤフトGの周壁に設
けた土壁層24を介して大地Jに接続された、日
本人の墓地の理念に適合した大地接続型重層墓苑
が構成される。
リート多層建造物における石碑16塔婆17花立
て18等、及びこれらを囲繞する植樹19よりな
る区画a、及び同区画aを連絡する通路bが配設
された各階床Dに重層された赤土15が、同各階
床Dを縦貫するエレベータシヤフトGの周壁に設
けた土壁層24を介して大地Jに接続された、日
本人の墓地の理念に適合した大地接続型重層墓苑
が構成される。
また前記各階床D上に設けた各区画には、石碑
16その他の仏具及びこれらを囲繞する植樹19
を設け、また前記各階床Dにおける開放された外
周面に沿つて外周植樹帯cが設けられているの
で、前記重層墓苑に立体的に収容された墓地をで
きるだけ自然の状態に保持しうるとともに、周囲
からの眺望に耐える景観を呈することができる。
16その他の仏具及びこれらを囲繞する植樹19
を設け、また前記各階床Dにおける開放された外
周面に沿つて外周植樹帯cが設けられているの
で、前記重層墓苑に立体的に収容された墓地をで
きるだけ自然の状態に保持しうるとともに、周囲
からの眺望に耐える景観を呈することができる。
以上本発明を実施例について説明したが、本発
明は勿論このような実施例にだけ局限されるもの
ではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内で種
種の設計の改変を施しうるものである。
明は勿論このような実施例にだけ局限されるもの
ではなく、本発明の精神を逸脱しない範囲内で種
種の設計の改変を施しうるものである。
第1図は本発明に係る重層墓苑の一実施例を示
す縦断面図、第2図はその階床を示す平面図、第
3図は第1図の部分拡大縦断面図、第4図はエレ
ベータシヤフトと階床との接合部を示す縦断面
図、第5図はエレベータシヤフト部分の横断平面
図である。 A……鉄筋コンクリート多層建造物、D……階
床、G……エレベータシヤフト、H……エレベー
タ、15……赤土、16……石碑、17……塔
婆、18……花立て、19……植樹、24……土
壁層、a……区画、b……通路、c……外周植樹
帯。
す縦断面図、第2図はその階床を示す平面図、第
3図は第1図の部分拡大縦断面図、第4図はエレ
ベータシヤフトと階床との接合部を示す縦断面
図、第5図はエレベータシヤフト部分の横断平面
図である。 A……鉄筋コンクリート多層建造物、D……階
床、G……エレベータシヤフト、H……エレベー
タ、15……赤土、16……石碑、17……塔
婆、18……花立て、19……植樹、24……土
壁層、a……区画、b……通路、c……外周植樹
帯。
Claims (1)
- 1 外周面が開放された鉄筋コンクリート多層建
造物にエレベータシヤフトを縦貫し、各階床上面
に土を重層してその上面に、石碑、仏具とこれら
を囲繞する植樹とよりなる区画、及び同各区画を
連絡する通路を設けるとともに、各階床外周面に
沿つて植樹帯を配設し、前記エレベータシヤフト
の周壁には前記各階床上の土、及び大地に接続す
る土壁層を設けてなることを特徴とする重層墓
苑。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2599686A JPS62185977A (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 重層墓苑 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2599686A JPS62185977A (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 重層墓苑 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62185977A JPS62185977A (ja) | 1987-08-14 |
JPH0324945B2 true JPH0324945B2 (ja) | 1991-04-04 |
Family
ID=12181328
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2599686A Granted JPS62185977A (ja) | 1986-02-10 | 1986-02-10 | 重層墓苑 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62185977A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH056360Y2 (ja) * | 1988-09-26 | 1993-02-18 | ||
JP4180829B2 (ja) | 2002-01-21 | 2008-11-12 | イーグル工業株式会社 | シール装置 |
KR101028606B1 (ko) | 2008-04-25 | 2011-04-11 | 이창남 | 콘크리트 말뚝박기 납골방법 |
JP2015001128A (ja) * | 2013-06-18 | 2015-01-05 | 株式会社グッドストーン | 多層階構造の霊苑 |
WO2017124125A1 (en) * | 2016-01-15 | 2017-07-20 | Mgayiya Investments Cc | Burial complex |
-
1986
- 1986-02-10 JP JP2599686A patent/JPS62185977A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62185977A (ja) | 1987-08-14 |
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JPS6363710B2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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EXPY | Cancellation because of completion of term |