JPH05275029A - 偏向ヨーク - Google Patents
偏向ヨークInfo
- Publication number
- JPH05275029A JPH05275029A JP7078392A JP7078392A JPH05275029A JP H05275029 A JPH05275029 A JP H05275029A JP 7078392 A JP7078392 A JP 7078392A JP 7078392 A JP7078392 A JP 7078392A JP H05275029 A JPH05275029 A JP H05275029A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- ray tube
- deflection
- deflecting
- axis
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 管軸と偏向コイルとの軸調整を容易にしたカ
ラー陰極線管の偏向コイルを提供する。 【構成】 水平偏向コイル3と偏向コア5に巻回された
垂直偏向コイル4とをコイルボビン1に一体に組合せた
カラー陰極線管の偏向ヨーク30に、垂直偏向コイル4
を管軸のまわりに回転調整するためのギヤー11a,1
1bなどからなる軸調整部10を設ける。 【効果】 偏向ヨークメーカーでの軸調整工程の簡略化
ないしは不要化、生産効率向上化、陰極線管メーカーで
の再調整の簡便化、偏向ヨークの歩留向上など大幅なコ
ストダウンと品質の向上が図れる。
ラー陰極線管の偏向コイルを提供する。 【構成】 水平偏向コイル3と偏向コア5に巻回された
垂直偏向コイル4とをコイルボビン1に一体に組合せた
カラー陰極線管の偏向ヨーク30に、垂直偏向コイル4
を管軸のまわりに回転調整するためのギヤー11a,1
1bなどからなる軸調整部10を設ける。 【効果】 偏向ヨークメーカーでの軸調整工程の簡略化
ないしは不要化、生産効率向上化、陰極線管メーカーで
の再調整の簡便化、偏向ヨークの歩留向上など大幅なコ
ストダウンと品質の向上が図れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は陰極線管に利用される偏
向ヨークの構造に関する。
向ヨークの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の偏向ヨーク20は図2に
示すように、コイルボビン1がプラスチックの成形品
で、内側には水平偏向コイル3があり、かつ外側には垂
直偏向コイル4が偏向コア5上に巻かれている。垂直偏
向コイル4は偏向コア5に分割されて巻かれているた
め、コイルボビン1の外側にとりつける時はバンド6に
て保持されている。このように組合わされた偏向ヨーク
は、偏向ヨークのメーカーにおいて出荷時ボギー球と称
する陰極線管メーカーととりかわした標準陰極線管に装
着し、コンバージェンス特性や軸調整等を精密調整して
のち、熱可塑性接着剤7で垂直偏向コイル4と、偏向コ
ア5と、コイルボビン1とを固定するのが一般的であ
る。このようにあらかじめ調整された偏向ヨークは、陰
極線管メーカーで個々のカラー陰極線管2に装着され、
要求される特性に再調整されるが、陰極線管2の製造バ
ラツキにより偏向ヨークと陰極線管2の軸がズレる場合
があり、調整時間がかかるとともに、偏向ヨークを交換
しなければならないことが多かった。
示すように、コイルボビン1がプラスチックの成形品
で、内側には水平偏向コイル3があり、かつ外側には垂
直偏向コイル4が偏向コア5上に巻かれている。垂直偏
向コイル4は偏向コア5に分割されて巻かれているた
め、コイルボビン1の外側にとりつける時はバンド6に
て保持されている。このように組合わされた偏向ヨーク
は、偏向ヨークのメーカーにおいて出荷時ボギー球と称
する陰極線管メーカーととりかわした標準陰極線管に装
着し、コンバージェンス特性や軸調整等を精密調整して
のち、熱可塑性接着剤7で垂直偏向コイル4と、偏向コ
ア5と、コイルボビン1とを固定するのが一般的であ
る。このようにあらかじめ調整された偏向ヨークは、陰
極線管メーカーで個々のカラー陰極線管2に装着され、
要求される特性に再調整されるが、陰極線管2の製造バ
ラツキにより偏向ヨークと陰極線管2の軸がズレる場合
があり、調整時間がかかるとともに、偏向ヨークを交換
しなければならないことが多かった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の方法では、カラ
ー陰極線管2の製造バラツキによって生ずる偏向ヨーク
との軸のズレが調整段階で吸収出来ない場合が発生する
ため、偏向ヨークの交換頻度が高くなり、調整作業に多
大な工数を生じていた。
ー陰極線管2の製造バラツキによって生ずる偏向ヨーク
との軸のズレが調整段階で吸収出来ない場合が発生する
ため、偏向ヨークの交換頻度が高くなり、調整作業に多
大な工数を生じていた。
【0004】また、偏向ヨークメーカーでの調整と陰極
線管メーカーでの調整が重複しておりコスト高になって
いた。
線管メーカーでの調整が重複しておりコスト高になって
いた。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の技術的手段として本発明は、偏向コアに巻回された垂
直偏向コイルと、水平偏向コイルとをコイルボビンに一
体に組合せた陰極線管の偏向ヨークにおいて、前記垂直
偏向コイルを管軸のまわりに回転調整する機構を具備し
たことを特徴とする。またその機構が、ギヤーを有する
ことを特徴とする。
の技術的手段として本発明は、偏向コアに巻回された垂
直偏向コイルと、水平偏向コイルとをコイルボビンに一
体に組合せた陰極線管の偏向ヨークにおいて、前記垂直
偏向コイルを管軸のまわりに回転調整する機構を具備し
たことを特徴とする。またその機構が、ギヤーを有する
ことを特徴とする。
【0006】
【作用】上記の構成によると、垂直偏向コイルを管のま
わりに回転出来る調整機構を有しているため、容易に陰
極線管と偏向コイルの軸調整が出来、製造工数の低減,
生産性の向上が図れる。
わりに回転出来る調整機構を有しているため、容易に陰
極線管と偏向コイルの軸調整が出来、製造工数の低減,
生産性の向上が図れる。
【0007】
【実施例】以下、本発明について図面を参照して説明す
る。
る。
【0008】図1(a)は本発明の一実施例の軸調整機
構付偏向ヨークの正面図である。また(b)は軸調整機
構の部分拡大図である。
構付偏向ヨークの正面図である。また(b)は軸調整機
構の部分拡大図である。
【0009】図において、従来と同一部分には同一符号
を付して重複説明は省略する。10は本発明の垂直偏向
コイル軸調整部,11は調整ギヤーレバーである。11
aはギヤーレバー11と同軸に構成された歯車,11b
は偏向コア5に固定された歯車である。
を付して重複説明は省略する。10は本発明の垂直偏向
コイル軸調整部,11は調整ギヤーレバーである。11
aはギヤーレバー11と同軸に構成された歯車,11b
は偏向コア5に固定された歯車である。
【0010】本発明の偏向ヨーク30は、水平偏向コイ
ル3と、偏向コア5の周囲に巻かれた垂直偏向コイル4
と、偏向ヨークの中心軸のまわりに垂直偏向コイルを回
転調整できる軸調整部10とを具備したことを特徴とし
ている。軸調整部10は例えば調整ギヤーレバー11、
歯車11a,11b等で構成され、調整ギヤーレバー1
1を回軸することにより歯車11aが回転し、歯車11
bが固定された偏向コア5が回転し、垂直偏向コイルの
角度を調整できる。すなわち水平偏向コイル3と垂直偏
向コイル4がコイルボビン1によって一体化されたあ
と、標準陰極線管にとりつけられ、画面の水平,垂直軸
に水平及び垂直偏向コイルの軸が対応するように調整ギ
ヤーレバー11で概略調整する。
ル3と、偏向コア5の周囲に巻かれた垂直偏向コイル4
と、偏向ヨークの中心軸のまわりに垂直偏向コイルを回
転調整できる軸調整部10とを具備したことを特徴とし
ている。軸調整部10は例えば調整ギヤーレバー11、
歯車11a,11b等で構成され、調整ギヤーレバー1
1を回軸することにより歯車11aが回転し、歯車11
bが固定された偏向コア5が回転し、垂直偏向コイルの
角度を調整できる。すなわち水平偏向コイル3と垂直偏
向コイル4がコイルボビン1によって一体化されたあ
と、標準陰極線管にとりつけられ、画面の水平,垂直軸
に水平及び垂直偏向コイルの軸が対応するように調整ギ
ヤーレバー11で概略調整する。
【0011】そのあと、コンバージェンスを検査し、前
記調整に修正を加えて、偏向ヨークの調整が完成する。
記調整に修正を加えて、偏向ヨークの調整が完成する。
【0012】本発明の調整機構付偏向ヨークによれば、
従来手で軸調整をしたあと、熱可塑性接着剤7で垂直偏
向コイル4をコイルボビン1に接着させていたため接着
剤が固まるまでに相対位置がずれたり、陰極線管との組
合せの際の軸調整が必要な場合の修正が出来なくなると
いう欠点が解消され、陰極線管との相性が任意に調整出
来、軸ズレによる周辺部のミスコンバージェンスのレベ
ルを大巾に改善出来、また、偏向ヨークメーカーでの軸
調整が簡略化ないし不要化出来、製造工程の簡略化につ
ながり、大幅なコストダウンにつながるという利点があ
る。陰極線管メーカーでは、軸調整完了後例えば軸調整
部10と調整ギヤーレバー11の間隙に瞬間接着剤等を
注入し、軸調整部10と調整ギヤーレバー11を強固か
つ瞬時に固定出来る。
従来手で軸調整をしたあと、熱可塑性接着剤7で垂直偏
向コイル4をコイルボビン1に接着させていたため接着
剤が固まるまでに相対位置がずれたり、陰極線管との組
合せの際の軸調整が必要な場合の修正が出来なくなると
いう欠点が解消され、陰極線管との相性が任意に調整出
来、軸ズレによる周辺部のミスコンバージェンスのレベ
ルを大巾に改善出来、また、偏向ヨークメーカーでの軸
調整が簡略化ないし不要化出来、製造工程の簡略化につ
ながり、大幅なコストダウンにつながるという利点があ
る。陰極線管メーカーでは、軸調整完了後例えば軸調整
部10と調整ギヤーレバー11の間隙に瞬間接着剤等を
注入し、軸調整部10と調整ギヤーレバー11を強固か
つ瞬時に固定出来る。
【0013】なお、本発明の軸調整部10に使用されて
いる歯車は実施例の構成に限定されることななく、ウオ
ームギヤーなどでもよい。
いる歯車は実施例の構成に限定されることななく、ウオ
ームギヤーなどでもよい。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、垂直偏向
コイルの機械的軸調整機構を設けたことにより、偏向ヨ
ークメーカーでの軸調整工程の簡略化、ないしは不要
化、生産効率向上化、また陰極線管メーカーでの再調整
の簡便化、偏向ヨークの歩留向上など大幅なコストダウ
ンと品質の向上が図れる等の大きな効果がある。
コイルの機械的軸調整機構を設けたことにより、偏向ヨ
ークメーカーでの軸調整工程の簡略化、ないしは不要
化、生産効率向上化、また陰極線管メーカーでの再調整
の簡便化、偏向ヨークの歩留向上など大幅なコストダウ
ンと品質の向上が図れる等の大きな効果がある。
【図1】 (a)は本発明の軸調整機構付偏向ヨークの
実施例を示す正面図である。(b)は(a)の軸調整機
構の部分拡大図である。
実施例を示す正面図である。(b)は(a)の軸調整機
構の部分拡大図である。
【図2】 従来の偏向ヨークを陰極線管に装着した状態
を示す正面図である。
を示す正面図である。
1 コイルボビン 3 水平偏向コイル 4 垂直偏向コイル 5 偏向コア 10 軸調整部 11 調整ギヤーレバー 11a,11b 歯車 30 偏向ヨーク
Claims (2)
- 【請求項1】偏向コアに巻回された垂直偏向コイルと、
水平偏向とをコイルボビンに一体に組合せた陰極線管の
偏向ヨークにおいて、 前記垂直偏向コイルを管軸のまわりに回転調整する機構
を具備したことを特徴とする陰極線管の偏向ヨーク。 - 【請求項2】前記機構がギヤーを有することを特徴とす
る請求項1記載の偏向ヨーク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7078392A JPH05275029A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 偏向ヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7078392A JPH05275029A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 偏向ヨーク |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05275029A true JPH05275029A (ja) | 1993-10-22 |
Family
ID=13441471
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7078392A Pending JPH05275029A (ja) | 1992-03-27 | 1992-03-27 | 偏向ヨーク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05275029A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040046453A (ko) * | 2002-11-27 | 2004-06-05 | 삼성전기주식회사 | 편향 요크 |
-
1992
- 1992-03-27 JP JP7078392A patent/JPH05275029A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040046453A (ko) * | 2002-11-27 | 2004-06-05 | 삼성전기주식회사 | 편향 요크 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH05275029A (ja) | 偏向ヨーク | |
CN1208805C (zh) | 具有几何失真校正的偏转系统 | |
JP3390761B2 (ja) | 偏向装置 | |
JPS645345Y2 (ja) | ||
KR0160177B1 (ko) | 편향요크의 수직편향코일 권선방법 | |
JPH06251711A (ja) | 偏向ヨークの調整方法およびその装置 | |
JPS587583Y2 (ja) | 偏向ヨ−ク | |
KR950000503Y1 (ko) | 편향요크 | |
JPS63105432A (ja) | 偏向ヨ−ク付カラ−陰極線管の製造方法 | |
JPH07184224A (ja) | コンバーゼンス調整装置 | |
JPH0512912Y2 (ja) | ||
JPS62264542A (ja) | スリツト巻くら型偏向コイル | |
JPH10112270A (ja) | カラー受像管装置 | |
JPS5818209Y2 (ja) | 偏向装置 | |
JP2551059Y2 (ja) | 偏向ヨーク装置 | |
JPS594434Y2 (ja) | インライン型受像管用偏向ヨ−ク | |
JPH1027558A (ja) | 偏向ヨーク | |
JPH11154475A (ja) | 偏向ヨーク | |
JPH11111178A (ja) | Crtの調整方法 | |
MXPA99005755A (es) | Un yugo de desviacion con correccion de distorsion de geometria | |
JPH09274870A (ja) | 偏向ヨーク | |
JPH0963510A (ja) | 偏向ヨーク | |
JPH11154476A (ja) | 陰極線管の偏向ヨーク | |
JPH09306383A (ja) | 偏向ヨーク及び偏向ヨークの巻線方法 | |
JPH09283050A (ja) | 偏向ヨーク |