JPH05274902A - 自動車用ヘッドランプ - Google Patents

自動車用ヘッドランプ

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JPH05274902A
JPH05274902A JP4070888A JP7088892A JPH05274902A JP H05274902 A JPH05274902 A JP H05274902A JP 4070888 A JP4070888 A JP 4070888A JP 7088892 A JP7088892 A JP 7088892A JP H05274902 A JPH05274902 A JP H05274902A
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JP
Japan
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chromaticity
light
arc tube
headlamp
lens
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Application number
JP4070888A
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English (en)
Inventor
Takashi Hori
宇司 堀
Masaya Shito
雅也 志藤
Masanobu Kato
正修 加藤
Yoshimitsu Sakakibara
祥光 榊原
Hirohiko Oshio
洋彦 大塩
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Koito Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Koito Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 点灯後直ちにヘッドランプとして望ましい色
度の光の得られる自動車用ヘッドランプの提供。 【構成】 容器状のランプボディ10とこのランプボデ
ィ10の前面開口部に組付けられたレンズ12によって
形成された灯室空間に、電極35a,35bの対設され
た密閉ガラス球34a内に水銀,金属沃化物及び不活性
ガスが封入された構造のアークチューブ34を有する放
電式バルブ30と、アークチューブ34aの発光を前方
に反射するリフレクター22とが設けられた自動車用ヘ
ッドランプにおいて、アークチューブ34aの発光がリ
フレクター22で反射されてレンズ12から出射するま
での光路に、所定波長域の光をカットして色度を赤色
(X)側にずらす色度変換手段(フィルター)60を設
けて、点灯直後の青白い光を適正な色度の光とするよう
にした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、放電バルブを光源とす
る自動車用ヘッドランプに関する。
【0002】
【従来の技術】図12はこの種の従来のヘッドランプを
示すもので、符号1はランプボディ、符号2はリフレク
ター、符号3は光源体であるアークチューブ4をもつ放
電式バルブ、符号6,6はアークチューブ4を支持する
金属製のリードサポートで、アークチューブ4の電極
5,5への通電路としても作用する。アークチューブ4
の密閉ガラス球4aには発光物質である水銀、金属沃化
物及び不活性ガスが封入されて、電極5,5間に生じる
アークによって発光する構造となっている。そしてこの
放電式バルブ3は、フィラメント式バルブに比べて光量
が大きくかつ断線のおそれがないことから寿命が長く、
フィラメント式バルブに代わる新しいバルブとして注目
されている。なお符号7はアークチューブ4の発光から
人体に有害な所定波長域の紫外線をカットする紫外線遮
蔽用グローブ、符号8はランプボディ1の前面開口部に
組付けられている前面レンズである。
【0003】
【発明の解決しようとする課題】しかし放電式バルブの
点灯当初の発光は青白く、ヘッドランプ用光源として用
いた場合には、レンズからの出射光がヘッドランプの望
ましい色度となるまでに時間がかかる。即ち、点灯する
と、密閉ガラス球4a内でまずAr等の不活性ガスが発
光し、次いでアークチューブの温度が上昇して水銀が蒸
発すると水銀が発光する。さらに温度が上昇して金属沃
化物が蒸発すると、金属が発光して所定の望ましい色と
なる。
【0004】図13はヘッドランプとしての望ましい色
度エリア及び従来の放電式バルブを光源とするヘッドラ
ンプの点灯(アークチューブの点灯開始)からアークチ
ューブの放電が安定するまでの色度特性を示す図で、図
中の斜線で示す領域Aはヘッドランプとしての望ましい
色度エリアを示し、図中の数字は点灯開始後の時間を示
し、符号P1はハロゲンバルブを光源とするヘッドラン
プの色度特性を示す。この図からわかるように、アーク
チューブが十分に温まって金属沃化物が蒸発するまでは
水銀の発光色である青白い光を発するため、点灯当初に
ヘッドランプ以外の光と誤認するおそれがあるという問
題があった。
【0005】発明者が検討したところ、点灯当初、例え
ば点灯4秒後のアークチューブの光は、図14に示すよ
うに、400〜410,430〜440,540〜55
0,570〜590nmという特定の波長域の光だけによ
って構成されている。そしてその後時間の経過ととも
に、これら特定波長域の各々のエネルギーが低下し、か
つ他の波長域の光のエネルギーが高まり、アークチュー
ブが温まった安定時(点灯後2〜3分後)には、図15
に示すような種々の波長域の光によって構成され、しか
も各波長域の光のエネルギーが略均一化されたものとな
る。また図16は、人の目で感ずる色度の範囲を示す視
感度特性曲線を示すが、この視感度特性曲線を考慮する
と、400〜410nmの波長域の光は視感度外のため無
視できるので、点灯当初のアークチューブの発光から4
30〜440,540〜550,570〜590nmとい
う3つの波長域の可視光を所定量カットするようにすれ
ば、所定色度エリアAから外れる点灯当初の色度を赤色
側にずらす(所定色度エリアA内とする)ことができ
る。また可視光を所定量カットすることはヘッドランプ
の光量がそれだけ低下するが、アークチューブ(放電バ
ルブ)の光量はフィラメント式バルブに比べて大きく、
実用上支障はない。以上の様な観点の基に本発明はなさ
れたものである。
【0006】本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなさ
れたもので、その目的は、点灯後直ちにヘッドランプと
して望ましい色度の光の得られる自動車用ヘッドランプ
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明に係る自動車用ヘッドランプにおいては、容
器状のランプボディとこのランプボディの前面開口部に
組付けられたレンズによって形成された灯室空間に、電
極の対設された密閉ガラス球内に水銀,金属沃化物及び
不活性ガスが封入された構造のアークチューブを有する
放電式バルブと、前記アークチューブの発光を前方に反
射するリフレクターとが設けられた自動車用ヘッドラン
プにおいて、前記アークチューブの発光がリフレクター
で反射されてレンズから出射するまでの光路に、所定波
長域の光をカットして色度を赤色側にずらす色度変換手
段を設けるようにしたものである。
【0008】なおここで、カットする所定波長域の光と
は、アークチューブに封入されている金属沃化物が主と
してNaI/ScI3系の場合には、430〜440,
540〜550,570〜590nmの光であり、また波
長に対する光の透過率特性は図4斜線に示される領域に
あることが望ましい。
【0009】
【作用】色度変換手段が所定の波長域の光をカットして
アークチューブ本来の発する光の色度を赤色側にずらす
ので、点灯当初のアークチューブの青白い発光色が赤味
を帯びた適正な色度の色となる。
【0010】
【実施例】次に、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1〜図4は本発明の第1の実施例を示すもの
で、図1は本発明の第1の実施例である自動車用ヘッド
ランプの縦断面図、図2はアークチューブの拡大縦断面
図、図3は同ヘッドランプから出射する光の色度特性を
示す図、図4は色度変換フィルターの光透過率を示す図
である。
【0011】これらの図において、容器状のランプボデ
ィ10の前面開口部にレンズである前面カバー12が組
付けられて灯室空間が形成され、この灯室空間には図示
しないエイミング機構によって光投射ユニット20が傾
動可能に支持されている。光投射ユニット20は、略楕
円体形状の金属製リフレクター22と、このリフレクタ
ー22の後頂部に形成されたバルブ挿着孔23に挿着さ
れた放電式バルブ30と、前面に投射レンズ26が固定
され、リフレクター22の前面開口部に取着された金属
製レンズホルダー24とが一体化された構造となってい
る。符号30aは放電式バルブ30をバルブ挿着孔23
に固定するためのロッキングキャップ、符号26aは投
射レンズ26をレンズホルダー24にカシメ固定する環
状のレンズ固定枠である。投射レンズ26の裏側には紫
外線遮蔽膜27がコーティングされており、放電式バル
ブ30の発した光は、投射レンズ26を透過する際にこ
の紫外線遮蔽膜27によって有害な波長域の紫外線がカ
ットされるようになっている。
【0012】放電式バルブ30は、絶縁性ベース31の
前面に突出する一対のリードサポート32a,32bに
よって光源体であるアークチューブ34が支持された構
造で、アークチューブ34の放電部(密閉ガラス球)3
4aはリフレクター22の第1焦点位置に配置されてい
る。アークチューブ34は、図2にその詳細が示されて
おり、円パイプ形状の石英ガラス管の両端部がピンチシ
ールされて、放電空間を形成する楕円体形状の放電部で
ある密閉ガラス球34a内に始動用希ガス,水銀及び金
属沃化物(NaI及びScI3)が封入された構造とな
っている。放電空間内に対設されているタングステン製
の放電電極35a,35bはピンチシール部34b1
34b2に封着されたモリブデン箔36a,36bに接
続され、ピンチシール部34b1,34b2の端部からは
モリブデン箔36a,36bにそれぞれ接続されたリー
ド線37a,37bが導出している。そしてリード線3
7a,37bは、リードサポート32a,32bにスポ
ット溶接された金属支持体33a,33bにそれぞれス
ポット溶接されている。絶縁性ベース31は、例えばP
PS等の合成樹脂材の円盤型成形体で、ベース31の裏
側にはリードサポート32a,32bにそれぞれ溶接一
体化されたコネクター雄端子(図示せず)が突出してい
る。ベース31の前面にはセラミック製ディスク40が
一体化されており、リードサポート32a,32bはこ
のディスク40を貫通して前方に延出している。符号4
8はリードサポート32aに嵌合されたセラミック製の
放電防止用絶縁筒体で、リードサポート32aと金属支
持体33bとの間で放電が生じないようにするためのも
のである。
【0013】またベース31の前面にはアークチューブ
34を包囲する円筒形状の紫外線遮蔽用グローブ50が
絶縁性ディスク40を介して固定保持されている。この
紫外線遮蔽用グローブ50は、380nm以下の紫外線を
カットする上で有効なZnO等の紫外線遮蔽膜が石英ガ
ラス管の内側にコーティングされた構造で、アークチュ
ーブ34の発光はこのグローブ50を透過することによ
って人体等に有害な波長域の紫外線がカットされる。リ
フレクター22の第2焦点位置近傍であって投射レンズ
26の焦点位置には、レンズホルダー24に一体化され
たすれ違いビームのクリアカット形成用のシェード25
が立設されている。このためアークチューブの放電部3
4aの発光はリフレクター22で反射され、リフレクタ
ー22の第2焦点に収束後、投射レンズ26によって平
行光とされて前方に投射されて、すれ違いビーム(サブ
ビーム)が形成される。なお紫外線遮蔽用グローブ50
は円筒形状であるため、放電部34aの発光のうち一部
はグローブ50の前方開口部から前方に出射し、このグ
ローブの前方開口部から出射する光には紫外線が含まれ
ているが、投射レンズ26を透過する際に紫外線遮蔽膜
27によって紫外線がカットされるので、ヘッドランプ
の配光が人体や合成樹脂製ランプ構成部品等に悪影響を
及ぼすおそれはない。
【0014】符号14は放電式バルブ用の点灯回路(図
示せず)を収容した点灯回路収容ユニットで、ランプボ
ディ10の後頂部に形成された開口部11に円筒形状延
出部15を介して取着一体化されている。符号16は、
ユニット14内の点灯回路(図示せず)から延びるリー
ド線で、このリード線16に接続された雌側コネクター
17が絶縁性ベース31の裏側に一体に形成されている
雄側コネクター31aに接続されている。
【0015】符号60は、光投射ユニット20内のシェ
ード25と投射レンズ26間に立設された色度変換フィ
ルターで、リフレクター22の左右の外側壁に設けられ
た水平支軸63周りに揺動可能な横断面コ字型の揺動ア
ーム64の揺動先端部に固定されている。符号66はア
ーム64を揺動させる電磁ソレノイドで、電磁ソレノイ
ド66の先端摺動子67が水平支軸63近傍においてア
ーム64にピン連結されている。符号64aは連結ピン
を示す。そしてこの電磁ソレノイド66の駆動によって
アーム64が水平支軸63回りに揺動し、リフレクター
22から投射レンズ26に向かう光の光路上にフィルタ
ー60が突出する位置(実線で示す)と、この光路上か
らフィルター60が没した位置(仮想線で示す)とを択
一的に取ることができるようになっている。また点灯回
路収容ユニット14内のバルブ点灯回路(図示せず)に
はカウンター回路(図示せず)が設けられて、アークチ
ューブ34の点灯後、所定時間例えば20秒経過後にこ
のカウンター回路が電磁ソレノイド66に作動信号を出
力し、これによって電磁ソレノイド66が作動して、光
路上からフィルター66を移動させるようになってい
る。
【0016】フィルター60は、透明ガラス板61の表
面にSiO2やZrO等の金属酸化膜からなる色度変換
膜62がコーティングされた構造で、各々の金属酸化膜
の膜厚,積層順序,膜数等が調整されて、図4の斜線に
示される範囲内の光透過特性をもち、フィルター60に
入射した光から430〜440,540〜550,57
0〜590nmの波長域の光をカットして、フィルター6
0を透過した光の色度特性を赤色側にずらす作用があ
る。図3はアークチューブ30の光がこのフィルター6
0を透過した場合の色度特性を示すもので、フィルター
60を透過しない場合の色度特性(図13参照)に比べ
て色度が赤色側(X側)にスライドし、点灯から10秒
程の間は望ましい色度エリアA内において徐々にX側に
移行していく(赤味がかっていく)が、点灯後20秒を
超えると、ハロゲンバルブの色度P 1に比べてさらに赤
味を帯びたものとなる。
【0017】しかし本実施例では、点灯後20秒間は、
ヘッドランプの出射光が図3に示す色度(望ましい色度
特性エリアA内の色度)を示すので、従来のように点灯
直後の光が青白いという不具合がなく、また20秒経過
後は電磁ソレノイド66が作動して光路からフィルター
60が移動し、フィルター60を透過しない光がヘッド
ランプから出射されるので、図13に示すヘッドランプ
として適正な色度(望ましい色度特性エリアA内の色
度)を示し、色度が赤色すぎるという問題もない。
【0018】図5は本発明の第2の実施例のヘッドラン
プの縦断面図である。前記した第1の実施例は、プロジ
ェクター型ヘッドランプであって、光路上に設けた色度
変換フィルター60を必要に応じて光路外に移動できる
構造となっているが、この実施例では、放物面リフレク
ター122を備えた反射式ヘッドランプであって、リフ
レクター122と、配光制御用のステップ(図示せず)
の形成されている前面レンズ112との間に、色度変換
フィルター160を固定配置した構造となっている。符
号150は先端の閉塞された紫外線遮蔽用のグローブ
で、バルブ30Aの絶縁性ベース31の表面に固定され
たディスク40に固定されている。その他は前記した第
1の実施例と同一であり、同一の符号を付すことにより
その説明は省略する。
【0019】フィルター160の構造は、前記第1の実
施例に示す色度変換フィルター60と同様、透明ガラス
板161の表面に色度変換膜162が形成された構造で
あるが、この色度変換膜162の構成が前記した第1の
実施例の色度変換膜62とわずかに異なっている。即
ち、図6はこの色度変換フィルター160を用いた場合
のヘッドランプの点灯から安定時までの色度の変化特性
を示す図で、この図に示されるように、この第2の実施
例のヘッドランプでは、フィルター160を透過した光
の色度Xが点灯直後に適正色度エリアAの左側限界位置
1の近傍となるように調整されて、アークチューブが
温まって放電が安定した状態(点灯後2〜3分後)とな
っても色度が適正色度エリアA内に位置し、ハロゲンバ
ルブを光源とするヘッドランプに比べてそれ程大きく赤
色側(X側)にずれないようになっている。このため前
記した第1の実施例のように、光路からフィルター16
0を除去しなくてもよい構造となっている。
【0020】図7,8は図6に示す特性の色度変換フィ
ルター160(色度変換膜162)とはわずかに異なる
特性の色度変換フィルター(色度変換膜)を用いたヘッ
ドランプの点灯から安定に至る色度特性を示す。これら
図7,8の場合は、前記した第2の実施例に使用された
フィルターに比べて、点灯直後の色度が適正色度エリア
Aの左側限界位置A1にさらに接近したものとなってお
り、かつ安定点灯時にハロゲンバルブを用いたヘッドラ
ンプの光の色度に近くなっている点に特徴がある。
【0021】図9,10は図5に示す構造のヘッドラン
プにさらに特性の異なる色度変換フィルターを使用し、
アークチューブに封入する金属沃化物(NaIとScI
3)の組成比を従来と異ならしめた場合のヘッドランプ
の点灯から安定に至る色度特性を示すもので、安定時の
色度(X)が、図6,7,8ではハロゲンバルブ使用の
ヘッドランプと同様約0.42であるのに対し、約0.
38と低く、ハロゲンバルブ使用のヘッドランプに比べ
て青白い光となっている。
【0022】図11は本発明の第3の実施例のヘッドラ
ンプの縦断面図である。この実施例では、紫外線遮蔽用
グローブ150の表側に色度変換膜162が形成されて
おり、アークチューブ34の発光はグローブ150を透
過する際に、380nm以下の紫外線がカットされるとと
もに、所定波長領域(430〜440,540〜55
0,570〜590nm)の可視光がカットされて、前面
レンズ112からの出射光の色度が赤色側(X)にずれ
て、点灯直後から適正色度エリアA内の光が得られる。
【0023】なお前記第3の実施例では、紫外線遮蔽用
グローブ150に色度変換膜162を形成しているが、
リフレクター122の有効反射面の表面又は前面レンズ
112の裏側(又は表側)に色度変換膜162を形成す
る様にしても同様の効果がある。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る自動車用ヘッドランプによれば、色度変換手段が
所定の波長域の光をカットしてアークチューブ本来の発
する光の色度を赤色側にずらすので、点灯当初の青白い
発光色が赤味を帯びた色となり、点灯後直ちに適正な色
度の光が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である自動車用ヘッドラ
ンプの縦断面図
【図2】アークチューブの拡大縦断面図
【図3】同ヘッドランプから出射する光の色度特性を示
す図
【図4】色度変換フィルターの光透過特性を示す図
【図5】本発明の第2の実施例である自動車用ヘッドラ
ンプの縦断面図
【図6】同ヘッドランプから出射する光の色度特性(X
−Y)を示す図
【図7】他の色度変換フィルターを用いた場合の同ヘッ
ドランプから出射する光の色度特性を示す図
【図8】他の色度変換フィルターを用いた場合の同ヘッ
ドランプから出射する光の色度特性を示す図
【図9】他の色度変換フィルターを用いた場合の同ヘッ
ドランプから出射する光の色度特性を示す図
【図10】他の色度変換フィルターを用いた場合の同ヘ
ッドランプから出射する光の色度特性を示す図
【図11】本発明の第3の実施例の自動車用ヘッドラン
プの縦断面図
【図12】従来の自動車用ヘッドランプの縦断面図
【図13】同ヘッドランプから出射する光の色度特性を
示す図
【図14】アークチューブの点灯4秒後の分光特性図
【図15】アークチューブの安定時の分光特性図
【図16】視感度特性曲線を示す図
【符号の説明】
10,110 容器状のランプボディ 12,112 レンズ 20 光投射ユニット 22,122 リフレクター 26 投射レンズ 30,30A 放電式バルブ 34 アークチューブ 34a 密閉ガラス球 35a,35b 電極 60,160 色度変換手段である色度変換フィルター 62,162 色度変換膜 64 揺動アーム 66 電磁ソレノイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 榊原 祥光 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内 (72)発明者 大塩 洋彦 静岡県清水市北脇500番地 株式会社小糸 製作所静岡工場内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 容器状のランプボディとこのランプボデ
    ィの前面開口部に組付けられたレンズによって形成され
    た灯室空間に、電極の対設された密閉ガラス球内に水
    銀,金属沃化物及び不活性ガスが封入された構造のアー
    クチューブを有する放電式バルブと、前記アークチュー
    ブの発光を前方に反射するリフレクターとが設けられた
    自動車用ヘッドランプにおいて、前記アークチューブの
    発光がリフレクターで反射されてレンズから出射するま
    での光路に、所定波長域の光をカットして色度を赤色側
    にずらす色度変換手段が設けられたことを特徴とする自
    動車用ヘッドランプ。
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