JP4229437B2 - 自動車用放電バルブおよび自動車前照灯 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、セラミックス管の内部に電極が対設されかつ発光物質が始動用希ガスとともに封入された発光管を備えた自動車用放電バルブおよび同放電バルブを備えた自動車用前照灯に関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用前照灯の光源としては、ガラス製発光管を備えた放電バルブが一般的であるが、発光管に封入されている金属ハロゲン化物により発光管(ガラス管)の腐食が進み、黒化や失透現象が現れて適正な配光が得られず、寿命もそれほど長いものでもないという問題があった。
【0003】
そこで、近年では特許文献1(図18参照)に示すように、直円筒型のセラミック管120の両端部が円筒型の絶縁体130を介して封止され、その内部に電極140,140を対設しかつ発光物質を始動用希ガスとともに封入した発光管110を備えた放電バルブが提案されている。セラミック管120は金属ハロゲン化物に対して安定であり、ガラス製発光管に比べて寿命が長いというものである。
【0004】
【特許文献1】
特開2001−76677号(明細書段落0005、図5参照)
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
自動車前照灯用の放電バルブとしては、当然のことながら、点灯直後に所定の光束が得られるように、光束の立ち上がりが良好であることが要求されている。そして特許文献1等の現在開発途上にある直円筒型のセラミック管で構成した発光管を備えた放電バルブにおいても同様で、光束の立ち上がり特性を良好にするべくセラミック管の管径が比較的小さい(密閉空間の容積が小さい)ことが前提となっている。
【0006】
しかし、電極間の放電により生成されるアークは上方凸に湾曲した形状であるため、セラミック管の管径を小さくすればするほど、高温のアーク(の中心)が管壁と大きく接触し、それだけセラミック管には耐熱衝撃強度が要求されることとなって、発光管を構成するセラミック管として使用できるセラミックス材は非常に限定されたものとなっている。
【0007】
また、高温のアーク(の中心)が管壁と大きく接触すると、管壁からの放熱量が増えて光束立ち上がりを遅らせる(光束の立ち上がり特性を低下させる)という問題もある。
【0008】
本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、光束立ち上がりおよび発光効率が良好にして、セラミック管における耐熱衝撃強度を緩和できる自動車用放電バルブおよび同放電バルブを備えた自動車用前照灯を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に係る自動車用放電バルブにおいては、前方に延出するセラミック管の内部に電極が対設されかつ発光物質が始動用希ガスとともに封入された発光管を備えた放電バルブにおいて、前記セラミック管の少なくとも発光部領域の横断面(セラミック管の長手方向に直交する断面)を縦長に構成するようにした。
【0010】
(作用) 発光管を構成するセラミック管は、コンパクトであることが要求されており、発光管(セラミック管)内の密閉空間の容積は小さく、放電開始後に密閉空間がすぐに高温となるため、光束立ち上がりは良好である。また、セラミック管の表面積も小さく、管壁負荷(W/cm2)が上昇し、発光効率も良好である。
【0011】
さらに、電極間の放電により生成されるアークは上方凸に湾曲した形状であるが、セラミック管の発光部領域の横断面が縦長であるため、管壁が高温のアークと大きく接触することがない。このため、セラミック管に要求される耐熱衝撃強度特性が緩和される。
【0012】
また、セラミック管の管壁が高温のアークと大きく接触することがないので、管壁からの放熱量が減り、それだけ密閉空間が速く高温となり、光束立ち上がり特性がさらに向上する。
【0013】
また、請求項1においては、前記セラミック管の発光部領域の横断面の縦方向の内径寸法が1〜3mm、前記電極間距離が3〜5mmで、前記セラミック管の発光部領域の長さを6 mm を超えて14 mm 未満、好ましくは8〜12mmに構成するようにした。
【0014】
(作用) 電極間距離は、自動車用放電バルブの始動特性や電気特性を考慮すると約3〜5mmが望ましく、この電極間の放電により生成される上方凸に湾曲したアークが管壁と接触して熱衝撃で破損しないためには、セラミック管の発光部領域の横断面の縦方向の内径寸法を1mm以上とする必要がある。
【0015】
また、セラミック管の発光部領域の横断面の縦方向の内径寸法が3mmを越えると、セラミック管の表面積が大きくなる分、管壁負荷(W/cm2)が減少しセラミック管の発光効率が低下するし、光源像も大きくなって配光特性も低下するので、セラミック管の発光部領域の横断面の縦方向の内径寸法は3mm以下が望ましい。
【0016】
また、発光管(セラミック管)の発光部領域の長さL1については、短かすぎる(6.0mm以下)と、車両手前における配光量が不足し、逆に長すぎる(14.0mm以上)と、電極根元部の最冷点温度が下がってしまって、発光効率が低下し、2000ルーメン以上の光束が得られない。したがって、発光管(セラミック管)の発光部領域の長さは6 mm を超えて14 mm 未満、好ましくは8.0〜12.0mmが望ましい。
【0017】
また、請求項1においては、前記セラミック管の少なくとも発光部領域の横断面を、その縦方向の内径寸法が幅方向の内径寸法よりも大きい略楕円形状に構成した。
【0018】
(作用)セラミック管の発光部領域の管壁は周方向に連続する曲面で構成されており、放電バルブの点・消灯に伴ってセラミック管に作用する熱応力は、管壁全体に均一に分散されて、セラミック管の発光部領域の管壁の一部に熱応力が集中しない。
また、請求項1においては、前記セラミック管の両端部に、前記発光部領域内部に連通する小径の電極挿通固定保持用の円孔を形成した横断面真円筒形状の閉塞部が前記発光部領域と一体的に形成した。
【0019】
請求項2においては、請求項1に記載の自動車用放電バルブにおいて、前記発光部領域における横断面縦長略楕円の長径に対応する側縁と前記閉塞部における側縁とが協働して発光管の長手方向に連続する面一の側縁を構成し、
前記一対の電極を通る放電軸を前記セラミック管の発光部領域の横断面の中心軸の下方にオフセットするように構成した。
【0020】
(作用)一対の電極を通る放電軸をセラミック管の発光部領域の横断面の中心軸より下方にオフセットするように配置すれば、放電軸と中心軸とが一致する場合に比べて、電極間の放電により生成される上方凸に曲がるアークと管壁との距離が上下方向に拡がるので、少なくともこの拡がる分(放電軸と中心軸のオフセット量相当)だけセラミック管の発光部領域の横断面の縦方向の寸法を小さくしても、アークがセラミック管の管壁と大きく接触することはない。即ち、セラミック管の発光部領域の横断面を幅方向のみならず縦方向にも小さくできる。
【0021】
請求項3に係る自動車用前照灯においては、請求項1または2に記載の放電バルブと、前記発光管の発光を前方に反射する横長リフレクターとを備えるように構成した。
【0022】
(作用)近年の自動車用前照灯では、横長のリフレクター(上下よりも左右に長い形状のリフレクター)が用いられる傾向にあって、発光管から上下方向に出射した光が無駄に消費されている。しかし、請求項3では、発光管を構成するセラミック管の少なくとも発光部領域の横断面の幅方向の寸法が縦方向の寸法より短いので、発光管の発光のうち無駄に消費される光の割合を低減できる。
【0023】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【0024】
図1〜図6は本発明の第1の実施例を示すもので、図1は本発明の第1の実施例である放電バルブをリフレクターのバルブ挿着孔に挿着した状態の自動車用前照灯の正面図、図2は同前照灯の鉛直縦断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)、図3は同放電バルブの要部であるアークチューブの拡大鉛直縦断面図、図4はアークチューブの鉛直横断面図(図3に示す線IV−IVに沿う断面図)、図5は発光管の封止部の分解斜視図、図6はリフレクターの有効反射面と配光スクリーンに形成される配光パターンを示す図である。
【0025】
これらの図において、符号80は、前面側が開口する容器状の自動車用前照灯のランプボディで、その前面開口部に前面レンズ(ステップの形成されていない前面カバー)90が組み付けられて灯室Sが画成され、灯室S内には、後頂部のバルブ挿着孔102に放電バルブB1を挿着したリフレクター100が収容されている。リフレクター100の内側には、アルミ蒸着された有効反射面101a、101bが形成されるとともに、配光制御用ステップ(図示せず)が設けられており、バルブB1の発光がリフレクター100で反射されて前方に照射されることで、前照灯の所定の配光パターンが形成される。
【0026】
また、リフレクター100とランプボディ80間には、図1に示すように、1個の玉継手構造のエイミング支点E0と、2本のエイミングスクリューE1,E2で構成したエイミング機構Eが介装されて、リフレクター100(前照灯)の光軸Lを水平傾動軸Lx,鉛直傾動軸Ly周りにそれぞれ傾動(エイミング調整)できるように構成されている。
【0027】
符号30は、リフレクタ100のバルブ挿着孔102に係合する焦点リング34が外周に設けられたPPS樹脂からなる絶縁性ベースで、この絶縁性ベース30の前方には、ベース30から前方に延出する通電路である金属製リードサポート36と、ベース30の前面に固定された金属製支持部材60とによって、アークチューブ10Aが固定支持されて、放電バルブB1が構成されている。
【0028】
即ち、アークチューブ10Aの前端部から導出するリード線18aが、絶縁性ベース30から延出するリードサポート36の折曲された先端部にスポット溶接により固定されることで、アークチューブ10Aの前端部がリードサポート36の折曲された先端部に担持されている。一方、アークチューブ10Aの後端部から導出するリード線18bが、絶縁性ベース30後端部に設けられた端子47に接続されるとともに、アークチューブ10Aの後端部が、絶縁性ベース30の前面に固定された金属製支持部材60で把持された構造となっている。
【0029】
絶縁性ベース30の前端部には凹部32が設けられ、この凹部32内にアークチューブ10Aの後端部が収容保持されている。そして、絶縁性ベース30の後端部には、後方に延出する円筒形状外筒部42で囲まれた円柱形状ボス43が形成され、外筒部42の付け根部外周には、リードサポート36に接続された円筒形状のベルト型端子44が固定一体化され、ボス43には、後端側リード線18bが接続されたキャップ型端子47が被着一体化されている。
【0030】
アークチューブ10Aは、電極15a,15bの対設された密閉空間sをもつ発光管11Aと、発光管11Aを覆う円筒型の紫外線遮蔽用シュラウドガラスと20とが一体化された構造である。発光管11Aの前後端部からは、密閉空間s内に突出する電極15a,15bに電気的に接続されたリード線18a,18bが導出し、これらのリード線18a,18bに紫外線遮蔽用のシュラウドガラス20がピンチシール(封着)されることで、両者(発光管11Aとシュラウドガラス20)が一体化されて、アークチューブ10Aが構成されている。符号22は、シュラウドガラス20の縮径されたピンチシール部を示す。
【0031】
発光管11Aは、図3に拡大して示すように、横断面楕円形状のセラミック管12の両端部が封止されて、透光性セラミック管12の内部に電極15a,15bが対設されかつ発光物質(水銀及び金属ハロゲン化物)が始動用希ガスとともに封入された密閉空間sが設けられた構造で、セラミック管12の前後の封止部12a,12bにリード線18a,18bがそれぞれ接合されて、発光管11Aとリード線18a,18bが同軸上に延びている。
【0032】
符号14は、セラミック管12の両端開口部を封止するとともに、電極15a,15bを固定保持するために用いられているモリブデンパイプで、図4(a)に示すように、その外形はセラミック管12に係合する横断面楕円形状に形成され、その中央部には電極挿通用の円孔14hが設けられている。符号14aは、セラミック管12とモリブデンパイプ14とを接合してセラミック管12の両端開口部を封止するするメタライズ層である。電極15a,15bには所定長さのモリブデン部分16a,16bが同軸状に接合一体化されており、このモリブデン部分16a,16bがモリブデンパイプ14に溶接されることで、電極15a,15bがモリブデンパイプ14を介してセラミック管12に固定されている。符号14cはレーザ溶接部である。そして、セラミック管12の前後端に突出するモリブデンパイプ14には、モリブデン製リード線18a,18bの先端屈曲部18a1,18b1が溶接により固定されて、リード線18a,18bと電極15a,15bとが同一軸上に配置されている(図3参照)。
【0033】
即ち、セラミック管12の両端部には、閉塞部材であるモリブデンパイプ14がメタライズ接合により固定されるとともに、このパイプ14に電極15a,15bのモリブデン部分16a、16bが溶接されて、発光管11A(セラミック管12)の封止部12a,12bが構成されている。そして、電極15a,15bにおける密閉空間s内への突出部は、耐熱性に優れたタングステンで構成され、電極15a,15bにおけるモリブデンパイプ14との接合部は、モリブデンと馴染みがよい同種金属であるモリブデンで構成されて、電極15a,15bの放電発光部における耐熱性と発光管11A(セラミック管12)の封止部における気密性の双方を満足している。
【0034】
なお、セラミック管12とモリブデンパイプ14との接合部は、図4(b)に示すように、セラミック管12の両端開口部に設けたモリブデンパイプ係合孔を真円形状に形成するとともに、横断面円形状(真円筒形状)のモリブデンパイプ14Aをメタライズ接合した構造であってもよい。
【0035】
また、電極15a,15b間距離は3〜5mm、セラミック管12の横断面は、縦方向の内径寸法(セラミック管の横断面である楕円の長径の長さ)d1が幅方向の内径寸法(セラミック管の横断面である楕円の短径の長さ)d2より大きい縦長に構成され、縦方向の内径寸法d1は1.0〜3.0mm、セラミック管の管壁12の厚さは0.4mmに構成されている。
【0036】
電極15a,15b間距離は、自動車用放電バルブの始動特性や電気特性を考慮すると3〜5mmが望ましく、この電極15a,15b間の放電により生成される上方凸に湾曲したアークが管壁と接触しないためには、セラミック管12の横断面の縦方向の内径寸法d1を1mm以上とする必要がある。
【0037】
また、セラミック管12の横断面の縦方向の内径寸法d1が3mmを越えると、発光管11A(セラミック管12)の表面積が大きくなる分、管壁負荷(W/cm2)が減少し発光管の発光効率が低下するし、光源像も大きくなって配光特性も低下するので、セラミック管12の横断面の縦方向の内径寸法d1は1〜3mmの範囲が望ましい。
【0038】
また、発光管11A(セラミック管12)における両端の封止部12a,12bに挟まれた領域12cが発光部として機能する部位であり、この発光部領域12cの長さL1は8.0〜12.0mmで、縦方向の内径寸法d1と長さL1の寸法比(d1/L1)が0.1〜0.4の範囲という非常にコンパクトに構成されて、耐熱性および耐久性が確保されるとともに、発光部領域12c全体がほぼ均一に発光するように構成されている。特に、封止部12a,12bを構成するモリブデンパイプ14,メタライズ層14aおよびレーザ溶接部14cは不透光性部材であるので、発光管11A(セラミック管12)の端部(封止部12a,12b)から光が漏れることがなく、有効反射面101a,101bを設計する際の発光部領域12cは矩形状の光源像となって、リフレクタ100の配光設計が容易である(図6参照)。
【0039】
また、セラミック管12の横断面は、その幅方向の内径寸法d2が0.8〜2.7mm(縦方向の内径寸法d1に対する幅方向の内径寸法d2の比(d2/d1)が0.3〜0.9)の範囲に構成されて、良好な光束の立ち上がり特性と優れた発光管の発光効率が得られるようになっている。
【0040】
即ち、発光管11A(セラミック管12)内の密閉空間の容積は小さく、放電開始後に密閉空間がすぐに高温となるため、光束立ち上がりは良好である。また、セラミック管12の表面積も小さく、管壁負荷(W/cm2)が上昇し、発光効率も良好である。
【0041】
さらに、セラミック管12の中心軸L12と電極15a,15bを通る放電軸L13とは同軸上に設けられ、電極15a,15bの放電により生成されるアークは上方凸に湾曲した形状であるが、セラミック管12の横断面が縦長(縦方向の内径寸法1.0〜3.0mm)であるため、管壁が高温のアークと大きく接触することがない。このため、セラミック管12に高温が頻繁に作用してクラックが発生する等の不具合がなく、長期使用にも耐えられる。
【0042】
また、セラミック管12の管壁が高温のアークと大きく接触しないため、本実施例のセラミック管12で、従来の発光管を構成するセラミック管において要求されているほどの耐熱衝撃強度は必要ではない、即ち、セラミック管12における耐熱衝撃強度特性は緩和されており、従来では耐熱衝撃強度が不足するため使用できなかったセラミックス材で構成したセラミック管であってもよい。
【0043】
また、発光管11A(セラミック管12)の発光部領域12cの長さL1については、短かすぎる(6.0mm以下)と、車両手前における配光量が不足し、逆に長すぎる(14.0mm以上)と、電極根元部の最冷点温度が下がってしまって、発光効率が低下し、2000ルーメン以上の光束が得られない。また、発光管11A(セラミック管12)には、所定の配光形成用の遮光膜を施す場合があるが、この遮光膜を施す場合では、発光部領域12cの長さL1が6.0mm以下では配光量が不足し、14.0mm以上ではグレア光が多くなる。したがって、発光部領域12cの長さL1は6.0〜14.0mm、好ましくは8.0〜12.0mmが望ましい。
【0044】
また、セラミック管12の密閉空間sには、発光物質である金属ハロゲン化物等が封入されているが、セラミック管12の素材であるセラミックスはガラスとは異なり封入物とほとんど反応せず、従って発光管11Aでは、従来のガラス管を用いた発光管に見られるような失透現象、光束低下,色度変化等の経時劣化を抑制できる。
【0045】
そして、アーク中心からの距離によってアークの輝度や色が異なるが、セラミック管12は乳白色でしかも出射光を拡散させる作用があるため、アークは乳白色のセラミック管12を透過することで輝度や色の隔差が平滑化され、発光管11A(セラミック管12)における発光部領域12c全体が均一に発光して輝度ムラや色ムラのない光が得られる。
【0046】
また、発光管11A(セラミック管12)を覆うシュラウドガラス20は、TiO2,CeO2等をドープした紫外線遮光作用のある石英ガラスで構成されており、発光管11Aにおける発光から人体に有害となる所定波長域の紫外線を確実にカットするようになっている。
【0047】
また、シュラウドガラス20内は真空状態又は窒素ガスや不活性ガスを封入した状態とされて、発光管11Aからの熱の幅射に対する断熱作用を営み、放電バルブの特性が外部環境の変化に影響を受けないように設計されている。
【0048】
また、発光管11Aでは、電極15a,15b間に発生するアークによって発光管11A(セラミック管12)の発光部領域12c全体が発光するため、図6に示すように、発光管11A(セラミック管12)の発光部領域12cを矩形状の光源像とみなして配光形成(リフレクター100の有効反射面101a,101bの形状が設計)されている。
【0049】
また、図1,6に示すように、リフレクター100は上下方向よりも左右方向に長い形状で、リフレクター100の有効反射面101a,101bも横長に形成されている。そして、前照灯の配光は、主に発光管11Aの左右方向の光によって形成され、発光管11Aの上下方向の光は無駄に消費されることになる。しかし、本実施例では、発光管11A(セラミック管12)の横断面の幅方向の寸法が縦方向の寸法より小さいことは勿論、従来公知の直円筒型セラミック管の管径よりも小さく構成されて、リフレクター100の上下の非有効反射面に向かう光が少なく、即ち、発光管11Aの発光のうち無駄に消費される光の割合が少なく、それだけ発光管11Aの発光を有効に利用した構造となっている。
【0050】
図7,8は本発明の第2の実施例である放電バルブの要部である発光管を示し、図7は同発光管の鉛直縦断面図、図8は同発光管の鉛直横断面図(図7に示す線VIII−VIIIに沿う断面図)である。
【0051】
前記第1の実施例の放電バルブB1におけるアークチューブ10A(発光管11A)では、横断面楕円形状のセラミック管12に、電極15a,15bを挿通支持する横断面楕円形状または円形状のモリブデンパイプ14,14Aがメタライズ接合されていたが、この第2の実施例の放電バルブB2における発光管11Bでは、縦方向の内径寸法d1,幅方向の内径寸法d2の横断面縦長楕円形状のセラミック管12の両端部に横断面楕円形状(外周が楕円で内周が真円形状)のセラミックス製閉塞部材13が焼結一体化され、この閉塞部材13の横断面中央部に形成された円孔13aに真円筒形状のモリブデンパイプ14Aがメタライズ接合により固定されている。
【0052】
その他は、前記した第1の実施例と同一であり、同一の符号を付すことで、その重複した説明は省略する。
【0053】
図9,10は本発明の第3の実施例である放電バルブの要部である発光管を示し、図9は同発光管の鉛直縦断面図、図10は同発光管の鉛直横断面図(図9に示す線X−Xに沿う断面図)である。
【0054】
この第3の実施例の放電バルブB3におけるアークチューブ10C(発光管11C)では、前記第2の実施例における筒状の閉塞部材13がセラミック管12の一部として一体的に形成されている。即ち、縦方向の内径寸法d1,幅方向の内径寸法d2の横断面縦長楕円形状のセラミック管12Aの両端部には、真円筒形状のモリブデンパイプ14Aを挿通するための円孔13aを設けた真円筒形状閉塞部13Aが形成されている。その他は、前記した第1、第2の実施例と同一であり、同一の符号を付すことで、その重複した説明は省略する。
【0055】
図11,12は本発明の第4の実施例である放電バルブの要部である発光管を示し、図11は同発光管の鉛直縦断面図、図12は同発光管の鉛直横断面図(図11に示す線XII−XIIに沿う断面図)である。
【0056】
前記した第1〜第3の実施例いずれの場合も、モリブデンパイプ14,14Aを介して電極15a,15bがセラミック管12,12Aに接合一体化されていたが、この第4の実施例の放電バルブB4におけるアークチューブ10D(発光管11D)では、横断面楕円形状のセラミック管12の両端部に焼結一体化された横断面楕円形状(外周が楕円で内周が真円形状)のセラミックス製閉塞部材13Bの円孔13aに、電極15a,15bが挿通されるとともに、閉塞部材13Bから外方に突出する電極15a,15bのモリブデン部分16a,16bがガラス溶着(封着)により閉塞部材13Bに直接接合一体化されている。符号14dは、ガラス溶着部を示す。
【0057】
その他は、前記した第1〜第3の実施例と同一であり、同一の符号を付すことで、その重複した説明は省略する。
【0058】
図13〜16は本発明の第5の実施例である放電バルブの要部である発光管を示し、図13は同発光管の鉛直縦断面図、図14は同発光管の鉛直横断面図(図13に示す線XIV−XIVに沿う断面図)、図15は発光管の斜視図、図16は発光管の形状を説明する説明図である。
【0059】
この第5の実施例の放電バルブB5におけるアークチューブ10E(発光管11E)では、第3の実施例(図9,10参照)と同様、閉塞部一体型のセラミック管12Bではあるが、セラミック管12Bには、電極15a,15b間の放電により発光する横断面楕円形状の発光部領域12cと、モリブデンパイプ14Aを挿入する円孔13aが形成された横断面真円筒形状の閉塞部13Cとがそれぞれの上側縁が一致するように一体的に形成されている点に特徴がある。
【0060】
即ち、両端の閉塞部13Cを含むセラミック管12B全体が略円柱型に形成され、セラミック管12Bの長手方向中央部の発光部領域12cは、円筒形状の閉塞部13Cの外径よりも小さい長径をもつ横断面楕円形状に形成されている。そして、この横断面楕円形状の発光部領域12cの上側縁12c1と、横断面円形状の前後2つの閉塞部13C,13Cの上側縁13c1,13c1とは、協働してセラミック管12Bの長手方向に連続する面一の上側縁を構成している。
【0061】
このため、電極15a,15bを通る放電軸L13は、セラミック管12Bの発光部領域12cによって画成された横断面楕円形状の密閉空間sの中心軸(横断面楕円形状の発光部領域12cの中心軸)L12より下方にδだけオフセットした形態となって、電極15a,15b間の放電により生成される上方凸に曲がるアークと管壁との距離d3(図13参照)は、放電軸L13と中心軸L12が同軸上に構成されている場合に比べて、上下方向に拡がり、それだけ一層アークがセラミック管12Bの管壁に大きく接触することはない。
【0062】
したがって、本実施例では、アークと管壁との距離d3が拡がる分、管壁からの放熱量が減り、それだけ発光部領域12cの発光効率が向上する。
【0063】
また、本実施例では、放電軸L13と発光部領域12c横断面の中心軸L12とが同一軸上にある実施例(第1〜第4の実施例)における放電バルブの発光管と比べて、発光部領域12cの縦方向の内径寸法(長径寸法)d1を少なくとも放電軸L13と中心軸L12とのオフセット量δ相当短く構成したとしても管壁がアークと接触しない。したがって、発光部領域12cの縦方向の内径寸法(長径寸法)d1を小さくすることで、光束の立ち上がり特性および発光効率を一層好ましいものにできる。
【0064】
その他は、前記した第1実施例と同一であり、同一の符号を付すことで、その重複した説明は省略する。
【0065】
なお、前記した第1〜第4の実施例では、発光管の放電軸L13と発光部領域12cの横断面の中心軸L12が同軸上に構成されていたが、前記第5の実施例と同様に、放電軸L13が発光部領域12cの中心軸L12より下方にδだけオフセットするように構成してもよい。
【0066】
また、前記した第1〜第5の実施例では、セラミック管の少なくとも発光部領域12cの横断面が縦長楕円形状である場合について説明したが、セラミック管の発光部領域の横断面は楕円形状に限るものではなく、例えば、図17(a),(b),(c)に示すように、卵型や小判型や円・垂直壁結合型であってもよい。なお、図17(a),(b),(c)において、符号L12は、セラミック管の発光部領域の中心軸、符号L13は、発光管の放電軸を示す。
【0067】
また、前記した種々の実施例の放電バルブは、ベース30の前方に、発光管とこの発光管を包囲するシュラウドガラスとを一体化したアークチューブが配置された構造として説明されているが、ベース30の前方に配置するアークチューブは、シュラウドガラスを設けない発光管だけの構造であってもよい。
【0068】
【発明の効果】
以上の説明から明かなように、請求項1に係る自動車用放電バルブによれば、良好な光束立ち上がりと良好な発光効率が得られるとともに、セラミック管の耐熱衝撃強度においても心配のない放電バルブが得られる。
また、従来要求されている程の耐熱衝撃強度がセラミック管に要求されないので、従来では利用できなかったセラミックス材で構成したセラミック管を利用できるなど、セラミック管として使用できるセラミックスの選択肢が拡がり、それだけ種々の発光特性をもつ放電バルブを安価に提供できる。。
【0069】
また、光束立ち上がりおよび発光効率に優れ、耐熱衝撃強度に優れたセラミック管をもつ放電バルブが得られる。
【0070】
また、セラミック管の管壁の一部に放電バルブの点・消灯に伴う熱応力が集中しないので、長期にわたり耐久性の保証された放電バルブが得られる。
【0071】
請求項2によれば、セラミック管の発光部領域の横断面を幅方向のみならず縦方向にも小さくできるので、セラミック管内の密閉空間の容積およびセラミック管の表面積がより小さくなって、光束の立ち上がり特性および発光効率が一層好ましいものとなる。
【0072】
請求項3に係る自動車用前照灯によれば、無駄に消費される発光管の上下方向の光の割合が減少し、それだけ発光管の発光を有効に利用した自動車用前照灯が得られる。
【0073】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である放電バルブをリフレクターのバルブ挿着孔に挿着した状態の自動車用前照灯の鉛直縦断面図である。
【図2】同前照灯の鉛直縦断面図(図1に示す線II−IIに沿う断面図)である。
【図3】同放電バルブの要部であるアークチューブの拡大鉛直縦断面図である。
【図4】アークチューブの鉛直横断面図(図3に示す線IV−IVに沿う断面図)である。
【図5】発光管の封止部の分解斜視図である。
【図6】リフレクターの有効反射面と配光スクリーンに形成される配光パターンを示す図である。
【図7】本発明の第2の実施例である放電バルブの要部である発光管の鉛直縦断面図である。
【図8】同発光管の鉛直横断面図(図7に示す線VIII−VIIIに沿う断面図)である。
【図9】本発明の第3の実施例である放電バルブの要部である発光管の鉛直縦断面図である。
【図10】同発光管の鉛直横断面図(図9に示す線X−Xに沿う断面図)である。
【図11】本発明の第4の実施例である放電バルブの要部である発光管の鉛直縦断面図である。
【図12】同発光管の鉛直横断面図(図11に示す線XII−XIIに沿う断面図)である。
【図13】本発明の第5の実施例である放電バルブの要部である発光管の鉛直縦断面図である。
【図14】同発光管の鉛直横断面図(図13に示す線XIV−XIVに沿う断面図)である。
【図15】同発光管の斜視図である。
【図16】同発光管の形状を説明する説明図である。
【図17】(a)本発明の他の実施例である放電バルブの要部である発光管を構成するセラミック管(の発光部領域)の鉛直横断面図である。
(b)本発明の他の実施例である放電バルブの要部である発光管を構成するセラミック管(の発光部領域)の鉛直横断面図である。
(c)本発明の他の実施例である放電バルブの要部である発光管を構成するセラミック管(の発光部領域)の鉛直横断面図である。
【図18】セラミック管で構成した従来の発光管の鉛直縦断面図である。
【符号の説明】
B1〜B5 放電バルブ
d1 横断面楕円形状セラミック管の縦方向の内径寸法
d2 横断面楕円形状セラミック管の幅方向の内径寸法
L12 横断面楕円形状セラミック管の中心軸
L13 発光管の放電軸
δ セラミック管の中心軸と放電軸のオフセット量
10A〜10E アークチューブ
11A〜11E 発光管
12,12A,12B セラミック管
12a 発光管の前端側封止部
12b 発光管の後端側封止部
12c 発光管(セラミック管)の発光部領域
L1 発光管(セラミック管)の発光部領域の長さ
s 密閉空間
14,14A モリブデンパイプ
14a メタライズ層
14c レーザ溶接部
14d ガラス溶着部
15a,15b 電極
16a,16b 放電電極を構成するタングステン製の棒状部
18a,18b リード線
20 紫外線遮蔽用シュラウドガラス
30 合成樹脂製絶縁性ベース
36 アークチューブ固定保持手段である金属製リードサポート
60 アークチューブ固定保持手段である金属製支持部材
100 横長リフレクター
Claims (3)
- 前方に延出するセラミック管の内部に電極が対設されかつ発光物質が始動用希ガスとともに封入された発光管を備えた放電バルブにおいて、
前記セラミック管の少なくとも発光部領域の横断面は、縦方向の寸法が幅方向の寸法よりも大きい縦長の略楕円形状に構成されるとともに、
前記セラミック管の発光部領域の横断面の縦方向の内径寸法が1〜3mm、前記電極間距離が3〜5mm、前記セラミック管の発光部領域の長さが6mmを超えて14mm未満に構成された放電バルブであって、
前記セラミック管の両端部には、前記発光部領域内部に連通する小径の電極挿通固定保持用の円孔を形成した横断面真円筒形状の閉塞部が前記発光部領域と一体的に形成されたことを特徴する自動車用放電バルブ。 - 前記発光部領域における横断面縦長略楕円の長径に対応する側縁と前記閉塞部における側縁とが協働して発光管の長手方向に連続する面一の側縁を構成し、
前記一対の電極を通る放電軸が前記セラミック管の発光部領域の横断面の中心軸の下方にオフセットすることを特徴する請求項1に記載の放電バルブ。 - 請求項1または2に記載の放電バルブと、前記発光管の発光を前方に反射する横長リフレクターとを備えたことを特徴する自動車用前照灯。
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