JP2004220867A - 放電バルブ - Google Patents

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俊明 津田
Masao Kinoshita
雅夫 木下
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    • H01J61/00Gas-discharge or vapour-discharge lamps
    • H01J61/02Details
    • H01J61/30Vessels; Containers
    • H01J61/35Vessels; Containers provided with coatings on the walls thereof; Selection of materials for the coatings

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Abstract

【課題】クリアカットオフライン近傍にホットゾーンがあって遠方視認性に優れ、かつグレア光が発生しない配光の形成に最適な放電バルブを提供する。
【解決手段】直円筒型のセラミックス製発光管12の両端部が封止されて、発光管12の内部に電極15a,15bを対設しかつ発光物質を始動用希ガスとともに封入した密閉空間Sが形成されたアークチューブ11Aが、背後の絶縁性ベース30によって、前方に延出する形態に固定保持された放電バルブで、アークチューブ11Aを包囲するシュラウドガラス20における少なくとも後端側封止部12bに対応する部位に遮光膜50Aを設けることで、リフレクターの有効反射面101a,101bの設計時に、配光スクリーン上に投影する光源像が矩形状で、特に垂直方向に投影する矩形状光源像における水平カットオフライン寄りの上端部が鮮明となるので、ホットゾーンをクリアカットオフライン・エルボ部近傍とするべく、放射状方向に投影する光源像がエルボ部に接近するように有効反射面101aを形成しても、グレア光とならない配光を形成できる。
【選択図】図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、自動車前照灯用放電バルブに係り、特に、直円筒型のセラミックス製発光管の両端部が封止されて、発光管の内部に電極を対設しかつ発光物質を始動用希ガスとともに封入したアークチューブを備えた放電バルブに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車前照灯の光源としての放電バルブは、図15に示すように、ガラス製発光管で構成したアークチューブ2にシュラウドガラス4を溶着一体化したアークチューブ本体1が、背後の合成樹脂製絶縁性ベース9に組み付け一体化されて、前方に延出する形態に固定保持されている。具体的には、アークチューブ本体1の後端側が絶縁性ベース9の前面側に金具5を介して把持固定され、アークチューブ本体1の前端側が絶縁性ベース9から延出する通電路でもあるリードサポート6で支持されている。
【0003】
アークチューブ2は、ガラス管の両端部が封止されて、ガラス管の長手方向略中央部に発光物質(金属ハロゲン化物等)を始動用希ガスとともに封入しかつ電極を対設した密閉ガラス球2aが形成された構造で、対向電極間の放電により発光する。アークチュブ2に溶着一体化されたUVカット作用のある円筒形状のシュラウドガラス4の外側面には、リフレクタ―8の有効反射面8aに向かう光の一部を遮って鮮明なクリアカットオフラインを形成するための配光制御用の遮光膜7が設けられている。
【0004】
しかし、前記したガラス製アークチューブ2では、封入されている金属ハロゲン化物によりガラス管の腐食が進み、黒化や失透現象が現れて適正な配光が得られず、寿命もそれほど長いものでもないという問題があった。
【0005】
そこで、特許文献1(図16参照)に示すように、直円筒型のセラミックス製発光管120の両端部が円筒型の絶縁体130を介して封止されて、発光管120の内部に電極140,140を対設しかつ発光物質を始動用希ガスとともに封入した密閉空間が形成されたアークチューブ110が提案されるに至った。セラミックス製発光管120は金属ハロゲン化物に対して安定であり、ガラス製アークチューブに比べて寿命が長いというものである。
【特許文献1】特開2001−76677号(明細書段落0005、図5参照)
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、この種の直円筒型のセラミックス製発光管で構成したアークチューブでは、ホットゾーンが水平カットオフラインから下方に大きく下がった前方視認性の悪い配光しか得られないという問題が提起された。
【0007】
即ち、一般的に自動車用前照灯では、少なくともリフレクターのバルブ配置位置より上側に形成した有効反射面によってすれ違いビームを形成する構造となっており、リフレクターの有効反射面を設計するには、リフレクター前方の配光スクリーン上に、発光管120に対応する矩形状の光源像をクリアカットオフライン・エルボー部を中心に放射状に投影することで設計する。例えば、水平方向には、図17符号A1に示すように、左右に隣接する光源像の一部が互いに重なるように投影することで設計し、上下(斜め)方向には、図17符号B1(C1)に示すように、上下(斜め)に隣接する光源像の一部が互いに重なるように投影することで設計する。そして、ドライバーの遠方視認性を良好とするためには、ホットゾーンHZができるだけ水平カットオフラインCLH近傍にくることが望ましく、特に垂直方向に投影する光源像が水平カットオフラインCLH近傍にくるように配光設計(リフレクターの有効反射面を設計)する。
【0008】
しかし、発光管120の長手方向端部120aでは、セラミック製発光管壁の導光作用により導かれた光が出射して鈍く光るため、図18に示すように、垂直方向に投影する光源像が水平カットオフラインCLH近傍にくるように配光設計すると、符号Pb2に示すように、鈍く光る光源像が水平カットオフラインCLHから上方に突出してグレア光となる。このため、一般には、図17に示すように、垂直方向に投影する光源像が水平カットオフラインCLHから幾分下方に離れるように配光設計せざるを得ず、このためホットゾーンが水平カットオフライン位置から下方に下がった前方視認性の悪い配光しか得られないのである。
【0009】
そこで発明者は、アークチューブにおける発光管のベース寄りの封止部に対応する位置の少なくとも円周方向上方所定範囲に遮光部を設けた試作品を作って考察したところ、垂直方向に投影する矩形状光源像の水平カットオフライン側の端部が鈍く光ることなく鮮明となって、垂直方向に投影する光源像が配光スクリーンの水平カットオフラインに接近するように設計したとしても、グレア光が発生しないということが確認されたので、本発明を提案するに至ったものである。
【0010】
前記したように、本発明は前記従来技術の問題点に鑑みなされたもので、その目的は、水平カットオフライン近傍にホットゾーンがあり、かつグレア光の発生しない配光を形成するに最適な放電バルブを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
前記目的を達成するために、請求項1に係る放電バルブにおいては、直円筒型のセラミックス製発光管の両端部が封止されて、発光管の内部に電極を対設しかつ発光物質を始動用希ガスとともに封入した密閉空間が形成されたアークチューブが、その背後に配置された絶縁性ベースから前方に延出する形態に固定保持された放電バルブあって、前記アークチューブには、前記発光管の前後の封止部の少なくとも後端側封止部に対応する部位に、少なくとも円周方向上方から側方の所定範囲にわたって遮光部を設けるように構成した。
【0012】
また、前記目的を達成するために、請求項3に係る放電バルブおいては、直円筒型のセラミックス製発光管の両端部が封止されて、発光管の内部に電極を対設しかつ発光物質を始動用希ガスとともに封入した密閉空間が形成されたアークチューブが、その背後に配置された絶縁性ベースから前方に延出する形態に固定保持された放電バルブであって、前記アークチューブの周りには、前記発光管を包囲する紫外線遮蔽用のシュラウドガラスを配置するとともに、前記アークチューブまたは/およびシュラウドガラスには、前記発光管の前後の封止部の少なくとも後端側封止部に対応する部位に、少なくとも円周方向上方から側方の所定範囲にわたって遮光部を設けるように構成した。
【0013】
(作用) 発光管がガラス製であるアークチューブでは、密閉ガラス球内の電極間に発生する円弧状のアークが発光するのに対し、発光管がセラミックス製であるアークチューブでは、発光管全体がほぼ均一に発光して棒状の発光部(直円筒型発光部)が得られるので、リフレクターの有効反射面を設計する際のリフレクター前方の配光スクリーン上に投影する光源像は矩形状となって、リフレクターの反射面形状による配光制御がし易い。
【0014】
自動車用前照灯では、一般的に、少なくともリフレクターのバルブ配置位置より上側に形成した有効反射面によってすれ違いビームを形成する構造となっており、請求項1ではアークチューブ(請求項3ではアークチューブまたは/およびシュラウドガラス)における発光管の後端側封止部に対応する部位に設けた遮光部が、配光スクリーン上に垂直方向に投影する光源像の上端部の明暗境界を鮮明化するべく作用する。
【0015】
即ち、リフレクターの有効反射面を設計するには、リフレクター前方の配光スクリーン上に発光管に対応する矩形状の光源像を放射状に投影することで設計する。例えば、水平方向には、図4符号Aに示すように、左右に隣接する光源像の一部が互いに重なるように投影し、垂直方向には、符号Bに示すように、上下に隣接する光源像の一部が互いに重なるように投影し、斜め方向には、符号C(D)に示すように、斜め方向に隣接する光源像の一部が互いに重なるように投影しすることで設計する。そして、ドライバーの遠方視認性を良好とするためには、ホットゾーンができるだけ配光スクリーン上の水平カットオフラインCLH近傍にくることが望ましく、特に垂直方向に投影する光源像が水平カットオフラインCLH近傍にくるように配光設計(リフレクターの有効反射面を設計)することが望ましい。
【0016】
しかし、発光管の長手方向端部では、セラミック製発光管壁の導光作用により導かれた光が出射して鈍く光るため、垂直方向に投影する光源像が水平カットオフラインCLH近傍にくるように配光設計すると、この鈍く光る光源像が水平カットオフラインCLHから上方に突出してグレア光となる。このため、一般には、垂直方向に投影する光源像を水平カットオフラインCLHから幾分下方に離した配光設計とならざるを得ないが、請求項1ではアークチューブ(請求項3ではアークチューブまたは/およびシュラウドガラス)における発光管の後端側封止部に対応する部位に設けた遮光部が、配光スクリーン上に垂直方向に投影する光源像の上端部の明暗境界を鮮明化するので、垂直方向に投影する光源像が水平カットオフラインCLHに接近するようにリフレクターの有効反射面を設計したとしても、従来構造のように鈍く光る光源像が水平カットオフラインCLHから上方に突出せず、グレア光とならない。従って、垂直方向に投影する光源像ができるだけ水平カットオフラインCLHに接近するようにリフレクターの有効反射面を設計することで、水平カットオフラインCLH近傍にホットゾーンがあり、かつグレア光の発生しない配光が得られる。
【0017】
なお、遮光部を設ける範囲は、発光管の封止部からリフレクターの上側の有効反射面に向かう光を遮光できる範囲に設けることが望ましい。
【0018】
また、請求項2においては、請求項1に記載の放電バルブにおいて、前記アークチューブには、前記発光管の前端側封止部に対応する部位に、少なくとも円周方向下方から側方の所定範囲にわたって遮光部を設けるように構成した。
【0019】
また、請求項4においては、請求項3に記載の放電バルブにおいて、前記アークチューブまたは/およびシュラウドガラスには、前記発光管の前端側封止部に対応する部位に、少なくとも円周方向下方から側方の所定範囲にわたって遮光部を設けるように構成した。
【0020】
(作用)一般的な自動車用前照灯では、リフレクターのバルブ挿着位置よりも上側に設けたすれ違いビーム形成用の有効反射面によって、クリアカットオフラインをもつ所定のすれ違いビームを形成するように構成されているが、リフレクターの上側有効反射面とリフレクターのバルブ挿着位置よりも下側に設けた下側有効反射面の双方によって、クリアカットオフラインをもつ所定のすれ違いビームを形成するように構成されている自動車用前照灯では、リフレクターの下側有効反射面によって形成される配光についても考慮する必要がある。そして、下側有効反射面では、発光管前端部が配光スクリーン上の水平カットオフライン側となる光源像の端部を規定することになり、アークチューブにおける発光管の前端側封止部に対応する部位に設けた遮光部が、配光スクリーン上に垂直方向に投影する光源像の上端部の明暗境界を鮮明化するので、垂直方向に投影する光源像が水平カットオフラインに接近するように設計したとしても、従来構造のように鈍く光る光源像が水平カットオフラインから上方に突出せず、グレア光とならない。従って、垂直方向に投影する光源像ができるだけ水平カットオフラインに接近するようにリフレクターの上側有効反射面および下側有効反射面を設計することで、水平カットオフライン近傍にホットゾーンがあり、かつグレア光の発生しない配光が得られる。
【0021】
なお、前端側の遮光部を設ける範囲は、発光管の封止部からリフレクターの下側の有効反射面に向かう光を遮光できる範囲に設けることが望ましい。
【0022】
請求項5においては、請求項1〜4のいずれかに記載の放電バルブにおいて、前記遮光部を、前記発光管の封止部に対応する部位から最大でも前記電極先端までの所定幅に形成するように構成した。
【0023】
(作用)遮光部によって発光管の封止部から出射が妨げられた光の熱エネルギーが電極根元部分の最冷点温度の低下を抑制し、発光管の発光効率を高めるべく作用するので、遮光部の軸方向の幅は大きい方が好ましく、また、封止部からの光の出射を妨げるためには、遮光部の軸方向の幅は少なくとも封止部の幅以上の幅とする必要がある。しかし、遮光部の幅が電極先端位置を越える程の幅であると、それだけ有効発光部の長さが短く、しかもリフレクターに形成できる有効反射面の面積も狭められて十分な光量の配光を確保できないので、遮光部の軸方向の幅は、発光管の封止部に対応する部位を含む電極先端までの所定幅であることが望ましい。
【0024】
請求項6においては、請求項1〜5のいずれかに記載の放電バルブにおいて、前記アークチューブまたは/およびシュラウドガラスの後端側の遮光部を、前記発光管の後端側封止部の最下部と水平方向に一致する位置まで円周方向に設けるように構成した。
【0025】
(作用)発光管の後端側封止部から出射してリフレクターの上側有効反射面に向かう光は、アークチューブまたは/およびシュラウドガラスに設けた後端側遮光部によって確実に遮光されて、リフレクターの上側有効反射面を介して配光スクリーンに放射状に投影される矩形状光源像の投影中心であるクリアカットオフライン・エルボー部側の端部が鮮明となる。
【0026】
請求項7においては、請求項1〜6のいずれかに記載の放電バルブにおいて、前記アークチューブまたは/およびシュラウドガラスの前端側の遮光部を、前記発光管の前端側封止部の最上部と水平方向に一致する位置まで円周方向に設けるように構成した。
【0027】
(作用)発光管の前端側封止部から出射してリフレクターの下側有効反射面に向かう光は、アークチューブまたは/およびシュラウドガラスに設けた前端側遮光部によって確実に遮光されて、リフレクターの下側有効反射面を介して配光スクリーンに放射状に投影される矩形状光源像の投影中心であるクリアカットオフライン・エルボー部側の端部が鮮明となる。
【0028】
請求項8においては、請求項1〜7のいずれかに記載の放電バルブにおいて、前記遮光部を、前記アークチューブまたは/およびシュラウドガラスの円周方向全周にわたって設けるように構成した。
【0029】
(作用)アークチューブまたは/およびシュラウドガラスに設ける遮光部の円周方向の範囲は、リフレクターの上側有効反射面や下側有効反射面にそれぞれ対応する周方向の範囲だけに設ければ十分であるが、有効反射面に対応する周方向の範囲だけに設けること自体がマスキング塗装などの面で面倒であり、また遮光部をアークチューブまたは/およびシュラウドガラスの全周に設けたとしても、配光スクリーンに放射状に投影される矩形状光源像のクリアカットオフライン・エルボー部側の端部を鮮明化するという作用は変わらず、むしろ遮光材料の増大によるコストの増加よりも製造工程の簡略化によるコストの減少が勝るなど、メリットの方が大きい。
【0030】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【0031】
図1〜図9は本発明の第1の実施例を示すもので、図1は本発明の第1の実施例である放電バルブをリフレクターのバルブ挿着孔に挿着した状態の縦断面図、図2は同放電バルブの要部であるアークチューブ本体の拡大縦断面図、図3はリフレクターの有効反射面と配光スクリーンに形成される配光パターンを示す斜視図、図4は光源像を投影した配光スクリーンの正面図、図5は発光管の内径と全光束の関係を示す図、図6は発光管の長さと全光束の関係を示す図、図7は発光管の長さおよび外径が光源初期性能および前照灯の配光性能に及ぼす影響を検査した試験結果を示す図、図8は平行光透過率20%の発光管における輝度分布特性を示す図、図9は平行光透過率10%の発光管における輝度分布特性を示す図である。
【0032】
これらの図において、符号30は、自動車用前照灯のリフレクタ100のバルブ挿着孔102に係合する焦点リング34が外周に設けられたPPS樹脂からなる絶縁性ベースで、この絶縁性ベース30の前方には、ベース30から前方に延出する通電路である金属製リードサポート36と、ベース30の前面に固定された金属製支持部材50とによって、アークチューブ本体10Aが固定支持されて、放電バルブが構成されている。
【0033】
即ち、アークチューブ本体10Aの前端部から導出するリード線18aが、絶縁性ベース30から延出するリードサポート36の折曲された先端部にスポット溶接により固定されるとともに、アークチューブ本体10Aの前端部がリードサポート36の折曲された先端部に金属製支持部材37を介して担持されている。一方、アークチューブ本体10Aの後端部から導出するリード線18bが、絶縁性ベース30後端部に設けられた端子47に接続されるとともに、アークチューブ本体10Aの後端部が、絶縁性ベース30の前面に固定された金属製支持部材50で把持された構造となっている。
【0034】
絶縁性ベース30の前端部には凹部32が設けられ、この凹部32内にアークチューブ本体10の後端部が収容保持されている。そして、絶縁性ベース30の後端部には、後方に延出する円筒形状外筒部42で囲まれた円柱形状ボス43が形成され、外筒部42の付け根部外周には、リードサポート36に接続された円筒形状のベルト型端子44が固定一体化され、ボス43には、後端側リード線18bが接続されたキャップ型端子47が被着一体化されている。
【0035】
アークチューブ本体10Aは、電極15a,15bの対設された密閉空間Sをもつアークチューブ11Aを覆うように円筒型の紫外線遮蔽用シュラウドガラス20が配置一体化された構造で、アークチューブ11Aの前後端部からは、密閉空間S内に突出する電極15a,15bと電気的に接続されたリード線18a,18bが導出している。そして、これらのリード線18a,18bに紫外線遮蔽用のシュラウドガラス20がピンチシール(封着)されることで、両者(アークチューブ11Aとシュラウドガラス20)が一体化されて、アークチューブ本体10Aが構成されている。符号22は、シュラウドガラス20の縮径されたピンチシール部を示す。
【0036】
アークチューブ11Aは、図2に拡大して示すように、透光性セラミックスからなる直円筒体形状の発光管12の両端部が封止されて、発光管12の内部に電極15a,15bが対設されかつ発光物質(水銀及び金属ハロゲン化物)が始動用希ガスとともに封入された密閉空間Sが設けられた構造で、発光管12の前後の封止部12a,12bにリード線18a,18bがそれぞれ接合されて、同軸状に延びている。
【0037】
符号14は、アークチューブ11A(発光管12)の両端開口部を封止するとともに、電極15a,15bを固定保持するために用いられているモリブデンパイプ、符号14aは、発光管12とモリブデンパイプ14とを接合して発光管の両端開口部を封止するするメタライズ層である。電極15a,15bには所定長さのモリブデン部分17a,17bが同軸状に接合一体化されており、このモリブデン部分17a,17bがモリブデンパイプ14に溶接されることで、電極15a,15bがモリブデンパイプ14を介して発光管12に固定されている。符号14cはレーザ溶接部である。そして、発光管12の前後端に突出するモリブデンパイプ14には、モリブデン製リード線18a,18bの先端屈曲部18a1,18b1が溶接により固定されて、リード線18a,18bと電極15a,15bとが同一軸上に配置されている。
【0038】
即ち、発光管12の両端部には、メタライズ接合によりモリブデンパイプ14が接合固定されるとともに、このパイプ14に電極15a,15bのモリブデン部分17a、17bが溶接されて、発光管12の封止部12a,12b(前端側封止部12a、後端側封止部12b)が構成されている。したがって、発光管の封止部12a,12bとは、モリブデンパイプ14を介して封止された発光管12の端部をいい、詳しくは、発光管12の端部におけるレーザ溶接部14cを含むモリブデンパイプ14の長さ相当の部位をいう。そして、電極15a,15bにおける密閉空間S内への突出部は、耐熱性に優れたタングステンで構成され、電極15a,15bにおけるモリブデンパイプ14との接合部は、モリブデンと馴染みがよいモリブデンで構成されて、電極15a,15bにおける放電発光部における耐熱性と発光管12の封止部における気密性の双方を満足している。
【0039】
そして、発光管12は、外径2.0〜4.0mm、長さ8.0〜12.0mmで、外径と長さLの寸法比d/Lが0.2〜0.5の範囲という非常にコンパクトに構成されて、耐熱性および耐久性が確保されるとともに、アークチューブ11A(発光管12)全体がほぼ均一に発光するように構成されている。
【0040】
即ち、図5,6,7には、発光管の内径と全光束の関係,発光管の長さと全光束の関係,発光管の長さと外径が光源初期性能および前照灯の配光性能に及ぼす影響が示されているが、図5,7に示すように、発光管の内径が1.0mm以下で細すぎる場合(外径が1.5mm未満の場合)は、2000ルーメン以上の安定した光束が出ないので、2000ルーメン以上の安定した光束を得るためには、発光管の内径は1.5mm以上(外径は2.0mm以上)とする必要がある。一方、発光管が太すぎる(外径4.5mm以上)と、配光における最大照度が低下し、かつ最大照度点位置も水平線位置から下方に下がり、遠方の視認性が悪くなるので、配光における最大照度が低下せず、かつ最大照度点位置も水平線位置近傍に保持できて、遠方の視認性を確保するためには、発光管の外径は4.0mm以下とする必要がある。したがって、発光管の外径は2.0〜4.0mm、好ましくは2.5〜3.5mmの範囲が望ましい。
【0041】
また、発光管の長さについては、図7に示すように、短かすぎる(4.0mm以下)と、車両手前における配光量が不足し、逆に長すぎる(16.0mm以上)と、電極根元部の最冷点温度が下がってしまって、発光効率が低下し、2000ルーメン以上の光束が得られない。したがって、発光管の長さは6.0〜14.0mm、好ましくは8.0〜12.0mmが望ましい。
【0042】
そして、図7に示すように、円筒状の発光管の大きさを外径dと全長Lの寸法比d/Lで特定すると、視認性の良い2000ルーメン以上の安定した光束を得るためには、d/Lが0.2〜0.5の範囲にあることが望ましく、本実施例では、発光管12の大きさ(d/L)が0.2〜0.5の範囲に設定されている。なお、図7の図表中の小数値はd/Lの値を示し、2000ルーメン以上の安定した光束が得られた場合は○印が、得られない場合は×印が表示されている。
【0043】
また、発光管12の密閉空間Sには、発光物質である金属ハロゲン化物等が封入されているが、発光管12の素材であるセラミックスはガラスとは異なり封入物とほとんど反応せず、従ってアークチューブ11Aでは、従来のガラス製アークチューブに見られるような失透現象、光束低下,色度変化等の経時劣化を抑制できる。
【0044】
また、密閉空間(放電空間)Sが狭いため、電極15a,15b間に発生するアークは、図2に示すように、直円筒形状の発光管12の管壁に倣う直線状となる。そして、アーク中心からの距離によってアークの輝度や色が異なるが、透光性のセラミックスで構成した発光管12は乳白色でしかも出射光を拡散させる作用があるため、アークは乳白色の発光管を透過することで輝度や色の隔差が平滑化され、発光管12全体が均一に発光して輝度ムラや色ムラのない発光部が得られる。
【0045】
シュラウドガラス20は、TiO,CeO等をドープした紫外線遮光作用のある石英ガラスで構成されており、放電部である発光管12における発光から人体に有害となる所定波長域の紫外線を確実にカットするようになっている。
【0046】
また、シュラウドガラス20内は真空状態又は不活性ガスを封入した状態とされて、放電部である密閉空間Sからの熱の幅射に対する断熱作用を営み、ランプ特性が外部環境の変化に影響を受けないように設計されている。
【0047】
また、アークチューブ11Aでは、電極間に発生するアークによってセラミックス製発光管12全体が発光するため、発光管12を光源とみなして配光形成(リフレクターの有効反射面101a,101bの形状を設計)する。そのため、特に車両用に用いられる所定の配光パターンを形成する上では、光源像は矩形状であることが望ましく、発光管12は直円筒形状が望ましい。
【0048】
また、発光管12を包囲する円筒型シュラウドガラス20の外周面の封止部12a,12bに対応する位置には、円周方向全範囲にわたって帯状の遮光膜50A,50Bが塗布形成されている。遮光膜50A,50Bは、封止部12a,12bの幅dを越えるが電極15a,15bの先端15a1,15b1までは届かない所定幅dに形成されており、発光管12の管壁の導光作用により導かれて、封止部12a,12bから出射してリフレクターの有効反射面101a,101bに向かう光を確実に遮光できるように構成されている。なお、モリブデンパイプ14,メタライズ層14aおよびレーザ溶接部14cは不透光性部材であるので、これらから漏光するおそれはなく、シュラウドガラス20前後端部側には、レーザ溶接部14cを覆う位置まで遮光膜50A,50Bが存在すればよい。一方、遮光膜50A,50Bを設ける発光中心寄りの限界は、電極先端部15a1,15b1を越えると、遮光膜50A,50Bで挟まれた有効発光部12cが短くなって、発光量が減少するので、封止部12a,12bを含み電極先端部15a1,15b1を越えない位置が望ましい。
【0049】
そして、発光管12のうちの一対の遮光膜50A,50Bで挟まれた領域12cだけが発光部として機能し、図3,4に示すように、リフレクターの有効反射面101a,101bを設計する際のリフレクター前方の配光スクリーン上に投影される光源像が矩形状となって、リフレクターの反射面形状による配光制御がし易いようになっている。
【0050】
即ち、図1に示されるように、発光管12の発光は、リフレクター100の有効反射面101a,101bで矢印L2,L3に示されるように反射されて、図3に示すようにリフレクター100前方の配光スクリーンS1上には、図4に示されるように矩形状の光源像が集合してクリアカットオフラインCLをもつ所定の配光パターン(図3参照)が形成される。図3符号L’はリフレクター100(101a,101b)の光軸を示す。このため、リフレクターの有効反射面101a,101bを設計するには、リフレクター前方に配置した配光スクリーンS1上に発光管12(の発光領域12c)に対応する矩形状の光源像をクリアカットオフラインCLのエルボ部Eを中心として放射状に投影することで設計する。例えば、有効反射面101a,101bを設計する際に、水平方向には、図4号Aに示すように、左右に隣接する矩形状の光源像の一部が互いに重なるように投影することで設計し、垂直方向には、符号Bに示すように、上下に隣接する矩形状の光源像の一部が互いに重なるように投影することで設計し、斜め方向には、符号C,Dに示すように、斜めに隣接する矩形状の光源像の一部が互いに重なるように投影することで設計する。そして、ドライバーからの遠方視認性を良好とするためには、ホットゾーンHZができるだけ水平カットオフラインCLHの近傍にくることが望ましく、このためには、放射状各方向に投影する光源像、特に垂直方向に投影する光源像がエルボ部Eの近傍にくるように配光設計(有効反射面101a,101bの形状を設計)することが望ましい。
【0051】
そして、本実施例では、シュラウドガラス20の前後端部に設けられた遮光膜50A,50Bによって、配光スクリーンS上に投影する矩形状の光源像の長手方向両端部の明暗境界が鮮明となっている(特に、垂直方向に投影する光源像の上端部の明暗境界が鮮明となる)ので、垂直方向に投影する光源像を図4符号Bに示すようにクリアカットオフラインCLのエルボ部Eに接近するように投影したとしても、従来構造のように鈍く光る光源像が水平カットオフラインから上方に突出せず、グレア光とならない。
【0052】
そして、本実施例では、クリアカットオフラインCLのエルボ部Eを中心とした放射状方向いずれの方向においても光源像ができるだけエルボ部Eに接近する形態となるようにリフレクターの有効反射面101a,101bが設計されている。
【0053】
この点につき、さらに詳しく説明すると、図3,4に示すように、発光管12の有効発光部12cの前後端をa,bとすると、上側の有効反射面101aによって配光スクリーンS1上に放射状方向に投影される有効発光部12cの光源像b1a1(a2b2)は、光源像の放射状方向内側端部b1(外側端部a1)が有効発光部12cの後端b(前端a)に対応する。一方、下側の有効反斜面101bによって配光スクリーン上に放射状方向に投影される有効発光部12cの光源像は、光源像の放射状方向内側端部a2(外側端部b2)が有効発光部12cの前端a(後端b)に対応する。そして、上側の有効反射面101aによって形成される矩形状の光源像の放射状方向内側端部b1を規定する有効発光部12cの後端bは、シュラウドガラス20の周方向全周に設けた後端側の遮光部50Bによって画成されているため、配光スクリーン上に投影される矩形状の光源像b1a1の放射状方向内側端部b1が鮮明となる。また、下側の有効反射面101bによって形成される矩形状の光源像の放射状方向内側端部a2を規定する有効発光部12cの前端aは、シュラウドガラス20の周方向全周に設けた前端側の遮光部50Aによって画成されているため、配光スクリーン上に投影される矩形状の光源像a2b2の放射状方向内側端部a2が鮮明となる。
【0054】
このため、本実施例では、リフレクターの上側有効反射面101aおよび下側有効反射面101bの形状が、配光スクリーンS1に投影する有効発光部12cの光源像がクリアカットオフラインCLのエルボ部Eに接近するように設計されて、ホットゾーンが水平カットオフラインCLH近傍にくるが、従来構造のように鈍く光る光源像が水平カットオフラインCLHから上方に突出しない(グレア光の発生しない)配光パターンが形成される。
【0055】
なお、クリアカットオフラインCLに沿った方向には、図4における符号AやCに示すように、明暗境界がある程度はっきりしている発光管12の側縁部がクリアカットオフラインCLに沿って並ぶため、エルボ部Eに接近するように光源像を貼り付けたとしても、もともとクレア光の問題は生じない。
【0056】
このため、本実施例の前照灯では、クリアカットオフラインCLのエルボ部E近傍にホットゾーンがあって、ドライバーには遠方視認性に優れるとともに、対向車等にはグレア光とならない適正なすれ違いビームの配光が形成される。
【0057】
また、発光管12は、平行光線透過率が20%以下で、全光線透過率が85%以上となるように構成されて、発光管12全体が均一に発光するように構成されている。
【0058】
即ち、発光管12の全光線透過率は85%以上で、2000ルーメン以上の全光束が得られる。また、アークの明るさや色は、アーク中心からの距離によって異なるが、発光管12の平行光線透過率が20%以下であるため、透光性のセラミックスは乳白色でしかも出射光を拡散させる作用が強く(拡散透過率が大きく)、アーク(の光)は乳白色の発光管を透過することで明るさや色の隔差が十分に平滑化され、発光管12全体が均一に発光して輝度ムラや色ムラのない発光部を構成する。
【0059】
また、発光管12内に封入されている金属ハロゲン化物は、図2符号13に示すように、円筒形状の発光管における最冷点位置となる電極15a,15b近傍(発光管の両端部)に溜まるが、この金属ハロゲン化物13の黄色を帯びた光は乳白色の発光管を透過する際に黄色が薄められ、かつ出射する際に拡散されて目立たないので、配光上は全く問題ない。
【0060】
図8,9は、セラミックス製発光管12の平行光線透過率が20%,10%の場合の発光管の輝度分布特性をそれぞれ示しており、横軸はアークの断面寸法で、アークの輝度中心位置が零点(0、0)であり、外径3.0mmの発光管についての特性である。図8,9に示すように、発光管の平行光線透過率が20%以下であると、拡散透過率(全光線透過率−平行光線透過率)がそれだけ大きく、符号Pで示す発光管外周縁位置の輝度分布がシャープ(鮮明)で、発光管を介してアークの輝度ムラや色ムラが目立たない。一方、図示しないが、発光管の平行光線透過率が20%を越えると、拡散透過率がそれだけ低く、符号Pで示す発光管外周縁位置の輝度分布がなだらかとなって(鮮明でなく)、発光管を介してアークの輝度ムラや色ムラが目立つ。
【0061】
図10は本発明の第2の実施例である放電バルブの要部であるアークチューブの拡大縦断面図である。
【0062】
前記した第1の実施例では、アークチューブを包囲するように配置されたシュラウドガラス20に遮光膜50A,50Bが設けられているが、この第2の実施例では、シュラウドガラス(図示せず)ではなく、アークチューブ11Bに直接、発光管12の封止部12a,12bからの漏光を遮光する遮光膜50C,50Dが設けられている。
【0063】
即ち、この第2の実施例の放電バルブの要部であるアークチューブ11Bでは、電極15a,15bに接合されたリード線18a,18bがモリブデンパイプ14に溶接固定されている。符号14bは、レーザ溶接部を示す。そして、このアークチューブ11Bの前後端部(発光管12の封止部12a,12b)には、封止部12a,12bからの漏光を遮光する遮光膜50C,50Dが設けられている。遮光膜50C,50Dは、発光管12の端面上からモリブデンパイプ14と発光管12との封止部を越えた電極先端16より手前の所定幅d’に形成されて、封止部12a,12bからの漏光を確実に遮光できる。
【0064】
また、発光管12の端部が遮光膜50C,50Dで覆われているため、遮光された光の熱エネルギーによって電極根元部分の最冷点温度の低下が抑制されて、発光効率が向上し、起動性が高められている。
【0065】
図11は本発明の第3の実施例である放電バルブの要部であるアークチューブの拡大縦断面図である。
【0066】
この第3の実施例の放電バルブにおけるアークチューブ11Cでは、メタライズ層14aが形成されている発光管12の端部領域50E,50Fが黒色などの遮光性セラミックスで構成されて、一対の遮光部である端部領域50E,50Fに挟まれた領域だけが有効発光部12cとして発光して、有効発光部12cの長手方向端部の明暗境界が鮮明(有効発光部12cのコントラストが明確)となって、リフレクターレクタ100の有効反射面101a,101bによる配光制御が容易となっている。
【0067】
なお、遮光部である端部領域50E,50Fの軸方向の長さは、前記した第2の実施例における遮光膜50C,50Dの幅d’と同一である。
【0068】
その他は、前記した第2の実施例と同一であり、同一の符号を付すことで、その重複した説明は省略する。
【0069】
図12は本発明の第4の実施例である放電バルブの要部であるアークチューブの拡大縦断面図である。
【0070】
前記した第2,第3の実施例では、遮光膜50C,50Dや遮光部50E,50Fが発光管12に直接設けられていたが、この第4の実施例では、アークチューブ11Dを構成する発光管12における封止部12a,12bからの光の漏光を遮光する遮光部50G,50Hが、発光管12の端部(封止部12a,12b)を覆う金属(例えば、モリブデン)製円筒体で構成されて、発光管12に固定されたモリブデンパイプ14の外周に溶接により固定一体化されている。
【0071】
その他は、前記した第2,第3の実施例と同一であり、同一の符号を付すことで、その重複した説明は省略する。
【0072】
なお、前記した第4の実施例では、遮光部50G,50Hである金属製円筒体がモリブデンパイプ14に溶接固定されているが、発光管12における封止部12a,12bからの漏光を遮光する遮光部が、発光管12の端部(封止部12a,12b)を覆うセラミックス製円筒体で構成され、このセラミックス製円筒体がモリブデンパイプ14から導出するリード線18a,18bに溶接固定されるように構成してもよい。
【0073】
また、前記した第1〜第4の実施例では、アークチューブまたはシュラウドガラス20のいずれかに設けた遮光部50A,50B、50C,50D、50E,50F、50G,50Hが、円周方向全周囲に形成されているが、上側有効反射面101aでは、配光スクリーンS1上に光源像を放射状方向に投影する際の光源像のクリアカットオフライン・エルボー部E側の端部に対応する発光管12(有効発光部12c)の後端が少なくとも鮮明であればよく、同じく、下側有効反射面101bでは、配光スクリーンS1上に光源像を放射状方向に投影する際の光源像のエルボー部E側の端部に対応する発光管12(有効発光部12c)の前端が少なくとも鮮明であればよい。
【0074】
したがって、図13や図14に示す第5の実施例の放電バルブにおけるアークチューブ本体10Bのように、発光管の後端側封止部12bに対向して設けるシュラウドガラス20の後端側遮光膜50Jは、円周方向上側から発光管の封止部12bの最下部12Dと水平に一致する位置まで設ければよい。一方、発光管の前端側封止部12aに対向して設けるシュラウドガラス20の前端側遮光膜50Iは、円周方向下側から発光管の封止部12aの最上部12Uと水平に一致する位置まで設ければよい。
【0075】
なお、前記した実施例では、リフレクター100の上側と下側の有効反射面101a,101bの双方によってすれ違いビームの配光が形成されるように構成されているが、リフレクター100の下側の反射面はクリアカットオフラインCLより下方の車両手前寄りを照明する配光として利用し、リフレクター100の上側の有効反射面101aだけですれ違いビームの配光が形成されるように構成されている場合は、発光管12の後端側の封止部12bからの漏光を遮光する遮光部だけを設ければよい。
【0076】
また、前記実施例では、いずれの放電バルブも、ベース30の前方に、アークチューブと、アークチューブを包囲するシュラウドガラスが配置された構造であって、シュラウドガラスまたはアークチューブのいずれか一方に遮光部を設けるように構成されているが、シュラウドガラスとアークチューブの双方に遮光部を設けるようにしてもよい。
【0077】
また、前記した実施例の放電バルブは、ベース30の前方に、アークチューブと、アークチューブを包囲するシュラウドガラスが配置された構造として説明されているが、シュラウドガラスを設けない構造であってもよい。
【0078】
また、前記した実施例の放電バルブでは、ベース30に対してアークチューブがリード線18a,18bによってのみ支持されているが、耐震性をもたせるために発光管12の前後端部を金属などの支持部材で支持するように構成し、この支持部材に発光管の封止部からの漏光を遮光する遮光部としての機能をもたせるようにしてもよい。このように構成した場合は、塗装工程等の別途遮光部を設ける工程を削減できるという利点がある。
【0079】
【発明の効果】
以上の説明から明かなように、請求項1,3によれば、クリアカットオフライン近傍にホットゾーンがあって、ドライバーには遠方視認性に優れ、かつ対向車等にはグレア光とならない適正な配光を形成できる。
【0080】
請求項2,4によれば、リフレクターの上下の2つ有効反射面によって所定のすれ違いビームが形成されるので、ドライバーにとっての遠方視認性により優れた適正な配光を形成できる。
【0081】
請求項5によれば、遮光部により遮光された光の熱エネルギーにより電極根元部分の最冷点温度の低下が抑制されて発光管の発光効率が向上するので、起動性に優れたアークチューブが得られる。
【0082】
また、遮光部の軸方向の幅が発光管の封止部から電極先端までの所定幅に形成されて、十分な光量の配光を確保できるアークチューブが得られる。
【0083】
請求項6,7によれば、クリアカットオフライン近傍にホットゾーンがあって、ドライバーには遠方視認性に優れ、かつ対向車等にはグレア光とならない適正な配光を確実に形成できる。
【0084】
請求項8によれば、遮光部の形成が容易で、放電バルブの製造工程が簡単となる分、放電バルブを安価に提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例である放電バルブをリフレクターのバルブ挿着孔に挿着した状態の縦断面図である。
【図2】同放電バルブの要部であるアークチューブ本体の拡大縦断面図である。
【図3】リフレクターの有効反射面と配光スクリーンに形成される配光パターンを示す斜視図である。
【図4】光源像を投影した配光スクリーンの正面図である。
【図5】発光管の内径と全光束の関係を示す図である。
【図6】発光管の長さと全光束の関係を示す図である。
【図7】発光管の長さおよび外径が光源初期性能および前照灯の配光性能に及ぼす影響を検査した試験結果を示す図である。
【図8】平行光透過率20%の発光管における輝度分布特性を示す図である。
【図9】平行光透過率10%の発光管における輝度分布特性を示す図である。
【図10】本発明の第2の実施例である放電バルブの要部であるアークチューブの拡大縦断面図である。
【図11】本発明の第3の実施例である放電バルブの要部であるアークチューブの拡大縦断面図である。
【図12】本発明の第4の実施例である放電バルブの要部であるアークチューブ拡大縦断面図である。
【図13】本発明の第5の実施例である放電バルブの要部であるアークチューブ本体の縦断面図である。
【図14】同アークチューブ本体の縦断面図(図13に示す線XIV−XIVに沿う断面図)である。
【図15】従来の放電バルブの縦断面図である。
【図16】セラミック製アークチューブの拡大縦断面図である。
【図17】光源像を投影した配光スクリーンの正面図である。
【図18】垂直方向に形成する光源像をクリアカットオフラインに接近させて投影した配光スクリーンの正面図である。
【符号の説明】
10A、10B アークチューブ本体
11A、11B、11C、11D アークチューブ
12 セラミックス製発光管
12a 発光管の前端側封止部
12b 発光管の後端側封止部
12D 発光管の後端側封止部の最下部
12U 発光管の前端側封止部の最上部
S 密閉空間
14 モリブデンパイプ
14a メタライズ層
14b、14c レーザ溶接部
15a,15b 電極
16 放電電極を構成するタングステン製の棒状部
17 リード線を構成するモリブデン線
18a,18b リード線
20 紫外線遮蔽用シュラウドガラス
30 合成樹脂製絶縁性ベース
36 アークチューブ固定保持手段である金属製リードサポート
50A,50B、50C,50D、50I,50J 遮光部である遮光膜
50E,50F 遮光部である不透光性セラミックス
50G,50H 遮光部である金属製円筒体

Claims (8)

  1. 直円筒型のセラミックス製発光管の両端部が封止されて、発光管の内部に電極を対設しかつ発光物質を始動用希ガスとともに封入した密閉空間が形成されたアークチューブが、その背後に配置された絶縁性ベースから前方に延出する形態に固定保持された放電バルブあって、前記アークチューブには、前記発光管の前後の封止部の少なくとも後端側封止部に対応する部位に、少なくとも円周方向上方から側方の所定範囲にわたって遮光部が設けられたことを特徴する放電バルブ。
  2. 前記アークチューブには、前記発光管の前端側封止部に対応する部位に、少なくとも円周方向下方から側方の所定範囲にわたって遮光部が設けられたことを特徴する請求項1に記載の放電バルブ。
  3. 直円筒型のセラミックス製発光管の両端部が封止されて、発光管の内部に電極を対設しかつ発光物質を始動用希ガスとともに封入した密閉空間が形成されたアークチューブが、その背後に配置された絶縁性ベースから前方に延出する形態に固定保持された放電バルブであって、前記アークチューブの周りには、前記発光管を包囲する紫外線遮蔽用のシュラウドガラスが配置されるとともに、前記アークチューブまたは/およびシュラウドガラスには、前記発光管の前後の封止部の少なくとも後端側封止部に対応する部位に、少なくとも円周方向上方から側方の所定範囲にわたって遮光部が設けられたことを特徴する放電バルブ。
  4. 前記アークチューブまたは/およびシュラウドガラスには、前記発光管の前端側封止部に対応する部位に、少なくとも円周方向下方から側方の所定範囲にわたって遮光部が設けられたことを特徴する請求項3に記載の放電バルブ。
  5. 前記遮光部は、前記発光管の封止部に対応する部位から最大でも前記電極先端までの所定幅に形成されたことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の放電バルブ。
  6. 前記アークチューブまたは/およびシュラウドガラスの後端側の遮光部は、前記発光管の後端側封止部の最上部と水平方向に一致する位置まで円周方向に設けられたことを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の放電バルブ。
  7. 前記アークチューブまたは/およびシュラウドガラスの前端側の遮光部は、前記発光管の前端側封止部の最下部と水平方向に一致する位置まで円周方向に設けられたことを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の放電バルブ。
  8. 前記遮光部は、前記アークチューブまたは/およびシュラウドガラスの円周方向全周にわたって設けられたことを特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の放電バルブ。
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