JPH05274713A - ホログラムユニット - Google Patents

ホログラムユニット

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JPH05274713A
JPH05274713A JP4065839A JP6583992A JPH05274713A JP H05274713 A JPH05274713 A JP H05274713A JP 4065839 A JP4065839 A JP 4065839A JP 6583992 A JP6583992 A JP 6583992A JP H05274713 A JPH05274713 A JP H05274713A
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JP
Japan
Prior art keywords
hologram
diffraction grating
unit
photodetector
laser diode
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Pending
Application number
JP4065839A
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English (en)
Inventor
Haruhiko Kono
治彦 河野
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度な光源および検出系の提供を可能に
し、しかも装置の小型化を可能にする。 【構成】 熱源である光検出器14とレーザダイオード15
とを基板10上に設け、ホログラム12と回折格子16とを基
板10に立てて設けた1つの支持部材20に固定し、光検出
器14とレーザダイオード15における相対的な角度ずれや
位置ずれ、及び前記熱源からの伝熱による変形を抑制す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光学的に情報の記録,
再生,消去を行う光学装置に適用されるホログラムユニ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、光ディスク装置の高性能化に伴い
光学部品の高精度な組付け、および小型化が要求されて
おり、その要求に対応するため、特開平2−79231号公
報に示されているように、光学部品,レーザ素子,光検
出器等を1つのユニットにまとめたホログラムユニット
が提案されている。
【0003】図5は従来の光ピックアップの概略構成を
示す説明図であり、1は対物レンズ、2はフォーカシン
グ制御用コイル3とトラッキング制御用コイル4とを備
えた対物レンズアクチュエータ、5は後述するホログラ
ムユニット6を内蔵した基体、7は光ディスクである。
【0004】図6は図5のホログラムユニット6の構成
を説明するため一部を透視して示した斜視図であり、10
は基板、11は基板10上に固定されたキャップ体であっ
て、キャップ体11上の開口部部分には、格子パターンが
互いに異なる領域12a,12bを有するホログラム12が設け
られ、キャップ体11内の基板10上には、ヒートシンク13
と6分割フォトダイオードからなる光検出器14とが固定
されており、さらに前記ヒートシンク13には、レーザダ
イオード(LD)15と回折格子16とが固定されている。ま
た17は前記光検出器14とLD15とに接続されて、基板10
の下面から延出するリード体である。
【0005】上記の光ピックアップにおいて、対物レン
ズ1は、フォーカシング制御用コイル3により対物レン
ズ1の光軸方向へ駆動され、またトラッキング制御用コ
イル4により光ディスク7の情報トラックに対して追跡
駆動される。
【0006】またLD15から出射されたレーザ光は、回
折格子16で3本のビームに分けられ、ホログラム12を透
過する。ホログラム12を透過した3本の光ビームは、対
物レンズ1で集束され、光ディスク7の記録面を光スポ
ットとして照射する。光ディスク7で反射された反射ビ
ームは、再び同じ光路でホログラム12に戻り、ホログラ
ム12の2つの領域12a,12bでそれぞれ回折された回折光
が光検出器14へ向う。光検出器14では、公知のようにフ
ォトダイオードの和,差信号によって、フォーカシング
信号,トラッキング信号,再生信号を検出する。
【0007】上記の従来のホログラムユニットでは、各
光学部品が1つにユニット化されているので、構成が簡
単になり、小型化,軽量化が図られ、組立て工数を減少
させることができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記の従来のホ
ログラムユニットでは、ユニット化されているためLD
15や光検出器14における発熱が光学部品に影響を与え、
光学部品にそり,歪み等の変形を生じさせ、光学的特性
を劣化させるという問題がある。
【0009】例えば、回折格子16は、ヒートシンク13に
LD15と共に固定されており、LD15の熱が伝わり変形
を生じ、透過する光ビームの波面精度を悪化させる原因
となる。前記波面精度の悪化は、高精度な光源および検
出が必要とされる書換え可能型光ディスク駆動装置に上
記のホログラムユニットを応用する場合には大きな問題
となる。
【0010】また上記の従来のホログラムユニットで
は、1つのユニットに光検出器14,LD15等の電子部品
を実装するため、基板10から引出されるリード体17が多
くなり、またリード線17を基板10の底面から下方に延出
する構成であるので、リード体17の引き回しによる空間
効率が悪化し、設計の自由度が減少し、装置全体の小型
化に影響を与えることになる。
【0011】本発明の目的は、高精度な光源および検出
系となり、しかも装置の小型化を可能にするホログラム
ユニットを提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、レーザダイオードと、レーザダイオードから出射し
たレーザ光を3本の光ビームに分ける回折格子と、格子
パターンが互いに異なる少なくとも2つの領域を有し、
かつ前記回折格子の前方に配置されるホログラムと、記
録ディスクで反射され、かつ前記ホログラムで回折され
た反射光ビームの光路中に配置される光検出器とを1つ
のユニットとしたホログラムユニットにおいて、本発明
の第1の手段は、回折格子とホログラムとを1つの部材
に固定したことを特徴とする。
【0013】また第2の手段は、上記のホログラムユニ
ットにおいて、回折格子とホログラムとを、レーザダイ
オードと光検出器とに対して断熱部材を介して設置した
ことを特徴とする。
【0014】また第3の手段は、上記のホログラムユニ
ットにおいて、レーザダイオードと光検出器に接続され
たリード体を、ユニット本体周囲に光出射方向と略同一
方向に設置したことを特徴とする。
【0015】
【作用】上記の第1の手段によれば、回折格子とホログ
ラムとが同一の部材で支持されるので、相対的な角度ず
れや位置ずれを防ぐことができ、さらに熱源であるLD
や光検出器とは離れて支持されることになり、伝熱によ
るそりや歪み等の変形を抑制できる。
【0016】また第2の手段によれば、回折格子とホロ
グラムとが、熱源であるLDと光検出器とに対して熱遮
断されることで、伝熱によるそりや歪み等の変形の発生
をより確実に抑制できる。
【0017】また第3の手段によれば、リード体がホロ
グラムユニット本体の周囲に、光出射方向と略同一方向
に設置されるので、従来のホログラムユニット下方にリ
ード体が延出するものに比較して光軸方向の空間効率が
改善され、設計の自由度が増える。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。尚、図5,図6に基づいて説明した部材と対応す
る部材には同一符号を付した。
【0019】図1は本発明の第1実施例の斜視図であ
り、基板10には、上面にレーザダイオード(LD)15と光
検出器14とが設けられ、下面に前記LD15と光検出器14
とに接続された複数のリード体17が下方に延出するよう
に設けられている。
【0020】さらに基板10の上面には、格子パターンが
互いに異なる領域12a,12bを有するホログラム12と回折
格子16とを所定位置に固定した長方体をなす支持部材20
が接着等の適宜の方法によって立設されている。
【0021】上記の第1実施例において、LD15から出
射するレーザ光に対する回折、及び光ディスクで反射し
た光ビームからの光検出器14によるフォーカシング信
号,トラッキング信号,再生信号の検出は、図5,図6
の従来例と同じであるので説明を省略する。
【0022】第1実施例ではホログラム12と回折格子16
とが同じ支持部材20に固定されていることにより、位置
決めが容易にでき、組付けが簡単で、相対的な角度ずれ
や位置ずれを防ぐことができる。またホログラム12と回
折格子16が熱源である光検出器14やLD15から離されて
配置されることになり、伝熱によるホログラム12と回折
格子16におけるそりや歪み等の変形が抑制されることに
なるので、高精度な光源,検出系になる。
【0023】図2は本発明の第2実施例の斜視図であ
り、第1実施例と異なる点は、基板10の上面に良好な熱
伝導性を有する金,銅等からなる支持プレート21を設
け、この支持プレート21に光検出器14とLD15とを、雲
母等の熱は伝え易いが絶縁性を有する部材(図示せず)を
介して固定し、さらにリード体17を介してホログラムユ
ニット6外部の電装部材と接続させる構成である。
【0024】このため光検出器14とLD15において発生
した熱は、すぐにホログラムユニット16外へ伝えられる
ことになり、ホログラムユニット6自体の昇温を抑制す
ることができる。
【0025】またホログラム12と回折格子16が固定され
る支持部材20を、熱に対して不良導体である気泡を含ん
だセラミック等によって形成して断熱部材とすることに
よって、ホログラム12と回折格子16への伝熱をより効果
的に抑制できる。
【0026】図3は本発明の第3実施例の斜視図であ
り、この第3実施例の基本的構成は図5,図6の従来例
と同様であって、異なる点は、前記光検出器14とLD15
とに接続されるリード体17を、ホログラムユニット6の
ユニット本体6aの外周部で、かつホログラムユニット
6の光出射方向(矢印A方向)と略同一方向に延出するよ
うに、基板10の上面に立設した構成である。
【0027】このため、従来例と比べて光軸方向(縦方
向)において、リード体17の設置空間が省略されるの
で、光軸方向の空間効率が改善され、設計の自由度が増
え、延いては装置全体の小型化を図れる。
【0028】図4は上記の第3実施例を光ピックアップ
の基体5に組付けた状態の一部断面図であり、基体5に
はユニット本体6aの嵌着孔部22と、リード体17が挿入
される受孔23とが形成され、嵌着孔部22は上下貫通して
おり、また受孔23には図示しない信号検出回路やLD駆
動回路と電気的に接続された導電性を有する複数の板ば
ね24が設けられており、この板ばね24とリード体17とが
弾接することで互いに電気的に接続される。このよう
に、前記基体5に第3実施例のホログラムユニット6を
実装することで、装置全体として小型化が実現できる。
【0029】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の第1の手
段によれば、回折格子とホログラムとを同一の部材に固
定することにより、回折格子とホログラムの角度ずれや
位置ずれを防ぐことができ、さらに熱源であるLDや光
検出器から離されるので熱による変形を抑制でき、また
第2の手段によれば、回折格子とホログラムとが、LD
や光検出器に対して熱遮断されるので、熱による変形を
より確実に抑制でき、また第3の手段によれば、リード
体が光軸方向の空間効率を向上できるように設置される
ので、設計の自由度を増加できるため、高精度な光源お
よび検出系の提供を可能にし、しかも装置の小型化を可
能にするホログラムユニットを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のホログラムユニットの第1実施例の斜
視図である。
【図2】本発明の第2実施例の斜視図である。
【図3】本発明の第3実施例の斜視図である。
【図4】第3実施例の基板への組付け状態を示す一部断
面図である。
【図5】従来の光ピックアップの概略構成を示す説明図
である。
【図6】図5のホログラムユニットの構成を説明するた
め一部を透視して示した斜視図である。
【符号の説明】
6…ホログラムユニット、 6a…ユニット本体、 10
…基板、 12…ホログラム、 14…光検出器、 15…L
D(レーザダイオード)、 16…回折格子、 17…リード
体、 20…支持部材、 21…支持プレート。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザダイオードと、レーザダイオード
    から出射したレーザ光を3本の光ビームに分ける回折格
    子と、格子パターンが互いに異なる少なくとも2つの領
    域を有し、かつ前記回折格子の前方に配置されるホログ
    ラムと、記録ディスクで反射され、かつ前記ホログラム
    で回折された反射光ビームの光路中に配置される光検出
    器とを1つのユニットとしたホログラムユニットにおい
    て、前記回折格子と前記ホログラムとを1つの部材に固
    定したことを特徴とするホログラムユニット。
  2. 【請求項2】 レーザダイオードと、レーザダイオード
    から出射したレーザ光を3本の光ビームに分ける回折格
    子と、格子パターンが互いに異なる少なくとも2つの領
    域を有し、かつ前記回折格子の前方に配置されるホログ
    ラムと、記録ディスクで反射され、かつ前記ホログラム
    で回折された反射光ビームの光路中に配置される光検出
    器とを1つのユニットとしたホログラムユニットにおい
    て、前記回折格子と前記ホログラムとを、前記レーザダ
    イオードと前記光検出器とに対して断熱部材を介して設
    置したことを特徴とするホログラムユニット。
  3. 【請求項3】 レーザダイオードと、レーザダイオード
    から出射したレーザ光を3本の光ビームに分ける回折格
    子と、格子パターンが互いに異なる少なくとも2つの領
    域を有し、かつ前記回折格子の前方に配置されるホログ
    ラムと、記録ディスクで反射され、かつ前記ホログラム
    で回折された反射光ビームの光路中に配置される光検出
    器とを1つのユニットとしたホログラムユニットにおい
    て、前記レーザダイオードと前記光検出器に接続された
    リード体を、ユニット本体周囲に光出射方向と略同一方
    向に設置したことを特徴とするホログラムユニット。
JP4065839A 1992-03-24 1992-03-24 ホログラムユニット Pending JPH05274713A (ja)

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JP4065839A JPH05274713A (ja) 1992-03-24 1992-03-24 ホログラムユニット

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JP (1) JPH05274713A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1630799A1 (en) 2004-08-27 2006-03-01 Mitsumi Electric Co., Ltd. Light-emission and reception module for optical pickup and optical pickup

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1630799A1 (en) 2004-08-27 2006-03-01 Mitsumi Electric Co., Ltd. Light-emission and reception module for optical pickup and optical pickup

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