JPH0527436A - 長波長可視活性線に対して感受性を有する光重合性組成物 - Google Patents

長波長可視活性線に対して感受性を有する光重合性組成物

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JPH0527436A
JPH0527436A JP3065715A JP6571591A JPH0527436A JP H0527436 A JPH0527436 A JP H0527436A JP 3065715 A JP3065715 A JP 3065715A JP 6571591 A JP6571591 A JP 6571591A JP H0527436 A JPH0527436 A JP H0527436A
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JP3065715A
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Evan Dean Laganis
エバン・デイーン・ラガニス
Torence J Trout
トレンス・ジヨン・トラウト
Anthony J Serino
アンソニー・ジエイ・セリーノ
Andrew Michael Weber
アンドルー・マイクル・ウエーバー
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EIDP Inc
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EI Du Pont de Nemours and Co
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】長波長可視スペクトル領域へ感受性が拡大され
た光重合組成物に関し、このスペクトル領域に放射する
レーザーを用いてホログラムを作成する方法の提供。 【構成】(a)一般式(1)の構造式を有するスクアリ
ウム増感剤。 例えば次の化学構造式を有する化合物。 (b)一般式(2)の構造式を有するヘキサアリールビ
スイミダゾール。 例えば1,1′―ビイミダゾール,2,2′―ビス(0
―クロロフェニル)―4,4′,5,5′―テトラフェ
ニル。 (c)フリーラジカル開始付加重合可能なエチレン性不
飽和モノマー。 (d)連鎖移動剤。 からなる長期スペクトルレスポンスを有する光重合組成
物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の分野】本発明は、可視スペクトルのより長波長
領域で吸収する開始剤システムを含有する光重合性組成
物に関する。さらに詳細には、本発明は選択されたスク
アリリウム増感剤と組合わせて選択された光解離性開始
剤を含有する光重合性組成物に関する。
【0002】
【発明の背景】公知の光開始剤または光開始剤システム
の多くは、紫外線または可視スペクトルの短波長領域
(すなわち、青色と緑色)における放射により主として
活性化されるが故に光重合性組成物の適用性を制限して
いる。可視スペクトルのより長い波長(すなわち、赤
色)領域で放射し、電子画像システムの出力デバイスと
して使用できる信頼性があって比較的安価なレーザーの
利用可能性からこのスペクトル領域で活性化される開始
剤システムの開発が望まれてきている。これらの開始剤
システムを含有する光重合性組成物はグラフィックアー
トフィルム、防水加工、印刷版およびフォトレジストに
適用される。また、光重合性組成物におけるホログラム
の作成には、Haughの米国特許3,658,526
および公開EPO出願89 100 459.4および
89 100 498.8に開示されているようにこの
スペクトル領域における放射によって活性化しうる開始
剤システムが必要とされる。
【0003】多数のフリーラジカル発生システムは、光
重合性組成物のための可視増感剤として利用されてき
た。米国特許4,772,541に開示されているよう
に、光還元性染料および光還元剤、例えば、ケトン、キ
ノンおよびダイ−ボーレートコンプレックス(dye−
borate complex)は光重合を開始するの
に使用されてきた。色素増感光重合の有用な考察は、
D.F.EatonのAdv.in Photoche
mistry,vol.13,p427〜487(19
86)(D.H Volman,G.S.Hammon
dおよびK.Gollinick編,Wiley−In
terscience)に見出すことができる。
【0004】2,2′,4,4′5,5′−ヘキサアリ
ールビスイミダゾールすなわちHABIを含有する光重
合性組成物はよく知られている。これらの組成物の感受
性を拡大する増感剤は多数の特許に開示されている。B
aumとHenryの米国特許3,652,275には
HABI開始剤システムの増感剤として選択したビス
(p−ジアルキルアミノベンジリデン)ケトンを含有す
る光重合性組成物が開示されている。Dueberの米
国特許4,162,162にはアリールケトンおよびp
−ジアルキルアミノベンズアルデヒドから誘導される選
択された増感剤が開示されている。Dueberおよび
Monroeの米国特許4,565,769は可視線で
活性化しうる重合性増感剤を含有する光重合性組成物を
開示している。然しながら、これらの特許に開示された
増感剤は、可視スペクトルのより短波長領域において主
として有用である。
【0005】
【発明の要約】本発明の目的は、より長波長可視スペク
トル領域へ感受性が拡大された光重合性組成物を提供す
ることにある。本発明はさらにこのスペクトル領域に放
射するレーザーを用いてホログラムを作成するための方
法を提供することを目的とする。本発明の1つの態様に
おいて長期スペクトルレスポンスを有する光重合性組成
物が提供される。該組成物は、(a) 下記の構造式
【化7】 〔式中、R
【化8】 またはp−(N,N−ジアルキルアミノ)フェニル(こ
こでアルキル基は1〜4個の炭素原子を有する)であ
り、XおよびYはそれぞれ独立してO,S,NRまた
はCR(ここでR,RおよびRはそれぞれ
独立して1〜6個の炭素原子を有するアルキル基である
かまたは置換されたかまたは未置換のフェニルである)
であり、RおよびRはそれぞれ独立して1〜7個の
炭素原子を有する置換されたかまたは未置換のアルキル
基であり、RおよびRはそれぞれ独立してH,Cl
またはOCH(但し、XがSである場合、RはHで
あり、そしてYがSである場合、RはHである)であ
り、そしてRは1〜8個の炭素原子を有する置換され
たかまたは未置換のアルキル基である〕のスクアリリウ
ム増感剤、(b)下記の構造式
【化9】 〔式中、R10はCl,HまたはCHであり、そして
11はCl,NO,H,CHまたはOCHであ
るが、但し、R10がClであるか、またはR11がC
lもしくはNOであるかのいずれかであり、そして
(b)の3個のフェニル基の他の位置は未置換であるか
またはCl,CHたはOCHで置換されている〕の
ヘキサアリールビスイミダゾール、(c) フリーラジ
カル開始付加重合が可能な少なくとも1個のエチレン系
不飽和モノマーおよび(d) 連鎖移動剤からなる。
【0006】本発明の好ましい態様においては、Xおよ
びYはそれぞれ独立してSまたはCRである。本
発明のさらに好ましい態様においては、スクアリリウム
増感剤は対称的、すなわちRは部分Aであり、Xおよ
びYは同一であり、RおよびRは同一であって、R
およびRも同一である。本発明のさらに一層好まし
い態様においては、ヘキサアリールビスイミダゾールは
o−Cl−HABI、CDM−HABI、TCTM−H
ABI、またはp−NO−HABIである。また、本
発明の好ましい態様では、ポリマーバインダーが存在す
る。
【0007】本発明の他の態様においては、対象ビーム
およびホログラフィー情報を有する参照ビームからなる
変調活性線に光重合性層を露光させることからなる光安
定性ホログラムを形成する方法が提供される。ここで光
重合性層は、(a) 次の構造式
【化10】 〔式中、R
【化11】 またはp−(N,N−ジアルキルアミノ)フェニル(こ
こでアルキル基は1〜4個の炭素原子を有する)であ
り、XおよびYはそれぞれ独立してO,S,NRまた
はCR(ここでR,RおよびRはそれぞれ
独立して1〜6個の炭素原子を有するアルキル基である
かまたは置換されたかまたは未置換のフェニルである)
であり、RおよびRはそれぞれ独立して1〜7個の
炭素原子を有する置換されたかまたは未置換のアルキル
基であり、RおよびRはそれぞれ独立してH,Cl
またはOCH(但し、XがSである場合、RはHで
あり、そしてYがSである場合、RはHである)であ
り、そしてRは1〜8個の炭素原子を有する置換され
たかまたは未置換のアルキル基である〕のスクアリリウ
ム増感剤、(b)次の構造式
【化12】 〔式中、R10はCl,HまたはCHであり、そして
11はCl,NO,H,CHまたはOCHであ
るが、但し、R10がClであるか、またはR11がC
lもしくはNOであるかのいずれかであり、そして
(b)の3個のフェニル基の他の位置は未置換であるか
またはCl,CHまたはOCHで置換されている〕
のヘキサアリールビスイミダゾール、(c) 溶媒可溶
性であるポリマーバインダー、および(d)フリーラジ
カル開始付加重合が可能であり100℃以上の沸点を有
する少なくとも1個のエチレン系不飽和モノマーからな
る。
【0008】本発明の好ましい態様においては、Xおよ
びYはそれぞれ独立してSまたはCRである。本
発明のさらに好ましい態様においては、スクアリリウム
増感剤は対称的、すなわちRは部分Aであり、Xおよ
びYは同一であり、RおよびRは同一であり、R
およびRも同一である。本発明の好ましい態様では、
ヘキサアリールビスイミダゾールはo−Cl−HAB
I、CDM−HABI、TCTM−HABI、またはp
−NO−HABIである。
【0009】本発明の好ましい態様においては、ホログ
ラムは活性線に二次的な全体露光することによって固定
される。本発明のさらに好ましい態様においては、モノ
マーまたはバインダーのいずれかは(1)(i)置換さ
れたかまたは未置換のフェニル、(ii)置換されたか
または未置換のナフチルおよび(iii)3個までの環
を有する置換されたかまたは未置換の複素環式芳香族部
分からなる群より選択される芳香族部分、(2)塩素、
(3)臭素およびこれらの混合物からなる群より選択さ
れる置換基を有し、そして他の成分は実質的に該置換基
を含まない。本発明のさらに一層好ましい態様において
は、ホログラムは反射ホログラムであり、モノマーは選
択された置換基を含有しており、バインダーはポリ(ビ
ニールブチラール)、ポリ(ビニールアセテート)、ま
たはビニールアセテートと3〜25重量%の弗素を含有
するテトラフルオロエチレンおよび/またはヘキサフル
オロプロピレンのコポリマーであり、そしてホログラム
は全体露光に次いで約0.5〜1.5時間100〜15
0℃に加熱される。本発明の最も好ましい態様において
は、バインダーはビニールアセテートと3〜25重量%
の弗素を含有するテトラフルオロエチレンおよび/また
はヘキサフルオロプロピレンのコポリマーである。
【0010】
【発明の詳述】
〔光重合性組成物〕本発明の新規組成物は、重合が活性
線で発生するフリーラジカルで開始される光重合性組成
物である。これまで記載したように、これらの組成物は
スクアリリウム増感剤、ヘキアリールビスイミダゾー
ル、重合性モノマー、連鎖移動剤および場合によっては
バインダーからなる。また組成物は、特定の用途のため
に他の成分を含有することもできる。このような成分
は、安定剤、接着剤およびコーティング剤などである。
【0011】〔スクアリリウム増感剤〕本発明のスクア
リリウム増感剤は、次の構造式を有する。
【化13】 〔式中、R
【化14】 またはp−(N,N−ジアルキルアミノ)フェニル(こ
こでアルキル基は1〜4個の炭素原子を有する)であ
り、XおよびYはそれぞれ独立してO,S,NRまた
はCR(ここでR,RおよびRはそれぞれ
独立して1〜6個の炭素原子を有するアルキル基である
かまたは置換されたかまたは未置換のフェニルであり、
およびRはそれぞれ独立して1〜7個の炭素原子
を有する置換されたかまたは未置換のアルキル基であ
り、RおよびRはそれぞれ独立してH,Clまたは
OCH(但し、XがSである場合、RはHであり、
そしてYがSである場合、RはHである)であり、そ
して、Rは1〜8個の炭素原子を有する置換されたか
または未置換のアルキル基である〕。本発明の増感剤を
増感剤S−1〜S−6を挙げて説明する。
【0012】〔増感剤〕
【化15】
【0013】本発明の好ましい態様においては、Xおよ
びYはそれぞれ独立してSまたはCRである。本
発明の好ましい増感剤を増感剤S−1〜S−6により説
明する。本発明のより好ましい態様においては、スクア
リリウム増感剤は対称性である。これらの化合物におい
てRは部分Aであり、XおよびYは同一であって、C
(CHに等しい。RおよびRは同一であり、
CHまたはCに等しい。そしてRおよびR
は同一である。本発明のさらに好ましい増感剤は、増感
剤S−1〜S−3によって説明される。本発明のさらに
一層好ましい態様においては、Rは部分Aであり、X
およびYは同一であって、C(CHに等しい。R
およびRは同一であり、CHに等しく、そしてR
およびRは同一であり、HまたはClに等しい。本
発明のさらに一層好ましい増感剤は増感剤、S−1およ
びS−2によって説明される。最も好ましい増感剤は増
感剤S−1であり、ここでRは部分Aであり、Xおよ
びYは同一であってC(CHに等しく、Rおよ
びRは同一であってCHに等しく、そしてRおよ
びRは同一であり、Hに等しい。本発明の増感剤は、
同じクラスの増感剤の他のメンバーまたは他の増感組成
物、例えばBaumとHenryの米国特許3,65
2,275に開示されているビス(p−ジアルキルアミ
ノベンジリデン)ケトンまたはDueberの米国特許
4,162,162に開示されているアリールケトンお
よびp−ジアルキルアミノベンズアルデヒドから誘導さ
れた増感剤と、別々にかまたは組み合せて使用すること
ができる。このような組成物の2個またはそれ以上の使
用は、種々のレーザー出力の放射に整合するようなより
広いスペクトル領域にわたって増感作用を及ぼす。
【0014】本発明の増感剤は可視スペクトルの赤色領
域の活性線に感受性があるが故に、可視スペクトルの青
色および緑色領域における活性線に鋭敏である1個また
はそれ以上の増感剤と組み合わせて、可視スペクトルの
全域で広い感受性を有する光重合性組成物を生成するこ
とができる。このようにして波長の異なる活性線でそれ
ぞれ発生する多重ホログラムを作成しうる光重合性組成
物を製造することが可能となる。特に有用な増感剤の組
み合わせは、増感剤1とJAW、すなわちシクロペンタ
ノン、2,5−ビス〔(2,3,6,7−テトラヒドロ
−1H,5H−ベンゾ〔i,j〕キノリジン−9−イ
ル)メチレン〕−との組み合わせである。488nm
(アルゴン−イオンレーザー)、514nm(アルゴン
−イオンレーザー)および647nm(クリプトン−イ
オンレーザー)における活性線を用いる増感剤のこの組
み合わせからなる光重合性組成物の照射は多色ホログラ
ムを作成する。またチューナブル(変調)色素レーザ
ー、例えば、連続波のアルゴン−イオンまたはクリプト
ン−イオンレーザーによって供給される環状のダイキャ
ビティを有する連続波色素レーザーは、多色ホログラム
を作成するのに好都合に使用することができる。
【0015】〔ヘキサアリールビスイミダゾール〕本発
明のスクアリリウム増感剤は2,2′,4,4′,5,
5′−ヘキサアリールビスイミダゾールすなわちHAB
Iと共に使用される。活性線に露光して解離し、重合を
開始する相応するトリアリールイミダゾリルフリーラジ
カルを形成するこれらの化合物は多くの特許に記載され
てきた。これらには、Chambersの米国特許3,
479,185、Chang等の米国特許3,549,
367、Cesconの米国特許3,784,557、
Dessauerの米国特許4,252,887、Ch
ambers等の米国特許4,264,708および田
中等の米国特許4,459,349がある。ヘキサアリ
ールビスイミダゾールはスペクトルの255〜275n
m領域に最高の吸収を示し、通常300〜375nm領
域により少ないがいくらかの吸収を示す。吸収バンド
は、波長430nmをも包含する程すそを拡げる傾向が
あるが、これらの化合物は普通はその解離のためスペク
トルの255〜375nm領域には潤沢な光線を必要と
する。
【0016】多数のHABIは公知であるが、驚くべき
ことに選ばれた1群のみが本発明の実施に有用であるこ
とがわかった。有用なHABI群には、2,2′−ビス
(o−クロロ)−置換、2,2′−ビス(p−クロロ)
−置換および2,2′−ビス(p−ニトロ)−置換ヘキ
サフェニルビスイミダゾールがあるがここでフェニル基
の他の位置は未置換または1個もしくはそれ以上のクロ
ロ、メチルまたはメトキシ基で置換されている。好まし
いHABIとしては、フェニル基上の他の位置が未置換
であるかまたは1個またはそれ以上のクロロ、メチルま
たはメトキシ基で置換された2,2′−ビス(o−クロ
ロ)−置換および2,2′−ビス(p−ニトロ)−置換
ヘキサフェニルビスイミダゾールがある。さらに好まし
いのはフェニル基上の他の位置が未置換であるかまたは
1個またはそれ以上のメトキシ基で置換されたHABI
である。このクラスの選択された化合物はDessau
erの米国特許4,252,887に開示されている。
最も好ましいHABIは、o−Cl−HABI、すなわ
ち、1,1′−ビイミダゾール、2,2′−ビス(o−
クロロフェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニ
ル−、CDM−HABI、すなわち2−(o−クロロフ
ェニル)−4,5−ビス(m−メトキシフェニル)−イ
ミダゾールダイマー、p−ニトロ−HABI、すなわ
ち、1,1′−ビイミダゾール、2,2′−ビス〔p−
ニトロフェニル〕−4,4′,5,5′−テトラフェニ
ル−、およびTCTM−HABI、すなわち、1H−イ
ミダゾール、2,5−ビス(o−クロロフェニル)−4
−〔3,4−ジメトキシフェニル〕−ダイマーである。
【0017】〔連鎖移動剤〕慣用の連鎖移動剤すなわち
水素供与体は、HABI−開始光重合性システムと共に
使用される。適切な連鎖移動剤には、有機チオール、例
えば、2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メルカプ
トベンゾオキサゾールおよび2−メルカプトベンズイミ
ダゾールがある。使用しうる他のものとして当該分野で
公知の種々の第3アミン、N−フェニルグリシンおよび
1,1−ジメチル−3,5−ジケトシクロヘキサンがあ
る。N−ビニールカルバゾールモノマーを含有するシス
テムを除いては、好ましい連鎖移動剤は2−メルカプト
ベンゾオキサゾールおよび2−メルカプトベンゾチアゾ
ールである。モノマーのN−ビニールカルバゾールを含
有する光重合性組成物にとって好ましい連鎖移動剤は、
5−クロロ−2−メルカプトベンゾチアゾール、2−メ
ルカプトベンゾチアゾール、1−H−1,2,4−トリ
アゾール−3−チオール、6−エトキシ−2−メルカプ
トベンゾチアゾール、4−メチル−4H−1,2,4−
トリアゾール−3−チオールおよび1−ドデカンチオー
ルである。
【0018】〔モノマー/バインダー〕モノマーは、フ
リーラジカル開始重合をして高分子量化合物を生成する
エチレン性不飽和化合物である。典型的なモノマーは、
アルコール、好ましくはポリオールの不飽和エステル、
例えば、ジエチレングリコールジアクリレート、グリセ
ロールトリアクリレート、エチレングリコールジメタク
リレート、ペンタエリスリトールトリ−およびテトラア
クリレートおよびメタクリレート、不飽和アミド、例え
ば、1,6−ヘキサメチレンビスアクリルアミド、ビニ
ールエステル、例えば、ジビニールサクシネート、ジビ
ニールフタレートおよびジビニールベンゼン−1,3−
ジスルホネート、スチレンおよびこれらの誘導体、およ
びN−ビニール化合物、例えば、N−ビニールカルバゾ
ールである。フリーラジカル開始重合によって重合可能
でありかつ光重合性組成物に有用である他の多数の不飽
和モノマーは当該分野で知られている。
【0019】バインダーは、本発明の好ましい光重合性
組成物に存在する任意の成分である。バインダーは予備
形成された高分子重合体または樹脂物質である。一般
に、バインダーはコーティング溶媒に可溶性であり、光
重合性システムの他の成分と相溶性であるべきである。
代表的なバインダーはポリ(メチルメタクリレート)お
よびメチルメタクリレートと他のアルキルアクリレー
ト、アルキルメタクリレート、メタクリル酸および/ま
たはアクリル酸とのコポリマー、ボリ(ビニールアセテ
ート)およびその部分的に加水分解した誘導体、ゼラチ
ン、セルロースエステルおよびエーテル、例えば、セル
ロースアセテートブチレートおよびポリエチレンオキシ
ドである。光重合性組成物において有用な他の多数のバ
インダーは当業者によく知られている。
【0020】ホログラムの作成に適用される好ましい組
成物において、モノマーまたはバインダーのいずれかは
(1)(i)置換されたかまたは未置換のフェニル、
(ii)置換されたかまたは未置換のナフチル、および
(iii)3個までの環を有する置換されたかまたは未
置換の複素環式芳香族部分からなる群より選択される芳
香族部分、(2)塩素、(3)臭素およびこれらの混合
物からなる群より選択される置換基を含有し、そして他
の成分は実質的に該置換基を含有しない。モノマーがこ
の置換基を含有する場合には、光重合性システムを以下
“モノマーオリエンテッド(配向)システム”とし、バ
インダーがこの置換基を含有する場合には、光重合性シ
ステムを以下“バインダーオリエンテッド(配向)シス
テム”とする。
【0021】モノマー配向システムのモノマーは、フリ
ーラジカル開始付加重合可能な化合物であり、100℃
以上、好ましくは150℃以上の沸点を有し、これは上
述した群から選ばれた1個またはそれ以上の置換基を含
有している。モノマーは少なくとも1個のこのような置
換基を含有し、該群の同一または異なった置換基の2個
またはそれ以上を含有することができる。一般に、液体
モノマーは選択されるが固体モノマーは、単独でかまた
は1個またはそれ以上の液体モノマーと組み合わせて有
利に使用される。但し固体モノマーが実質的に固体のフ
ィルム組成物に混じり合うことができる場合である。
【0022】モノマー配向システムにおいて使用するた
めのモノマーの好ましいクラスは、指示した群から選ば
れた1個またはそれ以上の置換基を含有し、付加重合が
可能であり100℃以上、好ましくは150℃以上の沸
点を有する液体のエチレン性不飽和化合物である。モノ
マー配向システムで使用されるための好ましい液体モノ
マーは、2−フェノキシエチルアクリレート、2−フェ
ノキシエチルメタクリレート、フェノールエトキシレー
トモノアクリレート、2−(p−クロロフェノキシ)エ
チルアクリレート、p−クロロフェニルアクリレート、
フェニルアクリレート、2−フェニルエチルアクリレー
ト、2−(1−ナフチルオキシ)エチルアクリレート、
o−ビフェニルメタクリレート、o−ビフェニルアクリ
レートおよびこれらの混合物である。モノマー配向シス
テムにおいて有用な大部分のモノマーは液体であり、そ
れらは1個、またそれ以上のエチレン性不飽和固体モノ
マーとの混合物として使用できる。好ましい固体モノマ
ーは、N−ビニールカルバゾール、2,4,6−トリブ
ロモフェニルアクリレートまたはメタクリレート、ペン
タクロロフェニルアクリレートまたはメタクリレート、
2−ナフチルアクリレートまたはメタクリレート、2−
(2−ナフチルオキシ)エチルアクリレートまたはメタ
クリレートおよびこれらの混合物である。
【0023】モノマー配向システムのバインダーは、実
質的に指示した群から選ばれた置換基を含有していな
い。モノマー配向システムの好ましいバインダーは、セ
ルロースアセテートブチレート、ポリ(メチルメタクリ
レート)、ポリ(ビニールブチラール)、ポリ(ビニー
ルアセテート)および3〜25重量%の弗素を含有する
バインダー、例えばビニールアセテートとテトラフルオ
ロエチレンおよび/またはヘキサフルオロプロピレンと
のコポリマーである。反射ホログラムのための好ましい
バインダーは、ポリ(ビニールブチラール)、ポリ(ビ
ニールアセテート)および3〜25重量%の弗素を含有
するビニールアセテートとテトラフルオロエチレンおよ
び/またはヘキサフルオロプロピレンとのコポリマー、
例えば、82:18(重量%)のビニールアセテート/
テトラフルオロエチレンコポリマーである。これらのコ
ポリマーは、標準的なフリーラジカル重合技術を用いて
ビニールアセテートと弗素化モノマーとの共重合で調製
できる。バインダー配向システムのモノマーは、指示し
た群から選ばれた置換基を含有せずフリーラジカル開始
付加重合が可能な100℃以上、好ましくは150℃以
上の沸点を有する化合物である。バインダー配向システ
ムの代表的なモノマーは、トリエチレングリコールジア
クリレートおよびジメタクリレート、ジエチレングリコ
ールジアクリレート、デカンジオールジアクリレート、
エトキシエトキシエチルアクリレートおよびイソ−ホル
ニルアクリレートである。
【0024】バインダー配向システムのバインダーは、
指示した群から選ばれた置換基をその重合体構造中に含
有している。バインダー配向システムのための好ましい
バインダーは、ポリスチレンおよび少なくとも60%の
スチレンを含有するコポリマーである。特に好ましいバ
インダーとしては、ポリスチレン、75:25ポリ(ス
チレン/アクリロニトリル)および70:30ポリ(ス
チレン/メチルメタクリレート)ならびにこれらの混合
物があげられる。光重合体の架橋が望ましい場合は、2
個またはそれ以上の末端エチレン性不飽和基を含有する
少なくとも1個の約5重量%までの多官能性モノマーを
組成物中に配合させるのがよい。多官能性モノマーは、
組成物の他の成分と相溶性でなければならず、液体であ
ることが好ましい。適切な多官能性モノマーとしては、
ビスフェノールAのジ−(2−アクリルオキシエチル)
−エーテル、エトキシ化ビスフェノールAジアクリレー
トなどがある。好ましい架橋は、エトキシ化ビスフェノ
ールジアクリレートで行われる。
【0025】〔他の成分〕慣用的に光重合性組成物に添
加される他の成分は、フィルムの物性を改質するために
加えることができる。このような成分には、可塑剤、熱
安定剤、蛍光増白剤、紫外線吸収物質、接着改質剤、コ
ーティング補助剤および剥離剤がある。可塑剤は慣用的
な方法でフィルムの接着、可撓性、硬度および他の機械
的性質を改質するために加えられる。バインダーが存在
する場合、バインダーならびにエチレン性不飽和モノマ
ーおよび組成物の他の成分と相溶性がある可塑剤が選択
される。アクリル性バインダーでは、例えば、可塑剤は
ジブチルフタレートおよび芳香族酸の他のエステル、脂
肪族ポリ酸のエステル、例えば、ジイソオクチルアジペ
ート、グリコール、ポリオキシアルキレングリコール、
脂肪族ポリオールの芳香族酸または脂肪族酸のエステ
ル、アルキルおよびアリールホスフェートおよび塩素化
パラフィンを包含することができる。一般に水不溶性可
塑剤は、高湿度貯蔵安定性がより大きいので好ましい
が、改善した成形寛容度を得るには必要ではない。
【0026】多くのエチレン性不飽和モノマーは、特に
長期間または高温で貯蔵する場合熱重合を受け易い。通
常は熱重合抑制剤が光重合性組成物の貯蔵安定性を改善
するために加えられる。有用な熱安定剤には、ハイドロ
キノン、フェニドン、p−メトキシフェノール、アルキ
ルおよびアリール置換ハイドロキノンおよびキノン、t
−ブチルカテコール、ピロガロール、ベータ−ナフトー
ル、2,6−ジ−t−ブチル−p−クレゾール、フェノ
チアジンおよびクロラニルがある。またPazosの米
国特許4,168,982に記載されているジニトロソ
ダイマーも有用である。一般にモノマーは製造業者によ
り添加された熱重合抑制剤を含有しているので追加的な
抑制剤の添加が不必要であることが多い。非イオン性界
面活性剤はコーティング補助剤として光重合性組成物に
加えることができる。典型的なコーティング補助剤は、
ポリエチレンオキシド、例えば、PolyoxWSR
Nおよび弗化非イオン性界面活性剤、例えば、Fluo
radFC−430およびFluoradFC−4
31である。
【0027】光重合性層に蛍光増白剤を配合することに
よって、作成されるイメージ(画像)記録はハレーショ
ン効果による歪曲がない。本発明の工程で有用な適切な
蛍光増白剤としては、米国特許2,784,183、
3,664,394および3,854,950に開示さ
れたものがある。本発明の光重合性エレメントに特に有
用な特定の蛍光増白剤は、2−(スチビル−4″)−
(ナフト−1′,2′,4,5)−1,2,3−トリア
ゾール−2″−スルホン酸フェニルエステルおよび7−
(4′−クロロ−6′−ジエチルアミノ−1′,3′,
5′−トリアジン−4′−イル)アミノ−3−フェニル
クマリンである。また、本発明に有用な紫外線吸剤は、
米国特許3,854,950に開示されている。適用に
よって、他の不活性な添加剤、例えば、染料、顔料およ
び充填剤を使用することができる。一般に、これらの添
加剤は光重合性層の露光の妨害とならないように少量加
えられる。
【0028】組成 光感受性組成物の組成は意図する応用によるが、各成分
の割合は一般に組成物の全重量比、次のパーセンテージ
の範囲内にある。光開始剤システム(スクアリリウム増
感剤、HABI、及び連鎖移動剤)約0.3〜約15
%;モノマー約80%〜約99%;バインダー約0〜約
90%;他の成分 約0〜約5%。組成物を乾燥フィル
ムとして使用する場合、バインダーは少なくとも約25
%であり、モノマーは約60%を越えるべきではない。
存在するスクアリリウム増感剤の量は一般に意図する応
用のための層の厚さと所望の光学密度によるが一般に約
0.01%〜約0.50%、好ましくは0.02%〜約
0.16%である。ホログラムの作製に適した光重合性
組成物の成分比は一般に組成物の全重量に基づいて次の
パーセンテージの範囲内にある。バインダー25〜90
%、好ましくは45〜75%;モノマー5〜6%、好ま
しくは15〜50%;可塑剤0〜25%、好ましくは0
〜15%;光重合開始システム0.1〜10%、好まし
くは1〜7%;および他の成分0〜5%、代表的には0
〜4%である。バインダーの量が約25%より下か、又
はモノマーの量が約60%を越える場合、組成物の粘度
は固体フィルムを形成するには不十分である。約90%
を越える高濃度のバインダーの添加では性能が過度に失
われ、生成するフィルムは屈折率調節の性能が減少す
る。同様に、使用するモノマーの濃度は少なくとも5%
である。それは低い量では屈折率調節の実用価値を有し
ないフィルムを作るからである。
【0029】基体/コーティング 光重合性組成物は広範囲の種類の基体に被覆することが
できる。「基体」となる用語は任意の天然又は合成支持
体を意味し、可撓性又は剛性の形態で存在し得るものが
好ましい。例えば基体は金属シート又は箔、合成有機樹
脂のシート又はフィルム、セルロース紙、繊維板など、
又はこれら物質の2つ又はそれ以上の複合材料であるこ
とができる。特別な基体は企図する目的により一般に決
定される。例えば印刷回路を製造する場合、基体は繊維
板に銅を被覆した板であり、リトグラフ印刷板の製作の
場合、基体は陽極酸化アルミニウムである。特別な基体
にはアルミナ吹付けアルミニウム、陽極酸化アルミニウ
ム、アルミナ吹付けポリエチレンテレフタレートフィル
ム、ポリエチレンテレフタレートフィルム、例えば樹脂
下引きポリエチレンテレフタレートフィルム、ポリビニ
ールアルコール塗被紙、架橋ポリエステル塗被紙、ナイ
ロン、ガラス、酢酸セルロースフィルム、肉厚紙、例え
ばリトグラフ紙などがある。ホログラム作製のためには
ポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましい。
【0030】露光 光増感剤の吸収帯と重なるスペクトル領域の波長を作る
活性線の任意の便利な1つまたは複数の線源を用いて光
重合を活性化させることができる。活性線は天然又は人
工、単色性又は多色性、非干渉性又は干渉性であってよ
く、そして高い効率を得るためには波長が開始剤系の吸
収に密接に対応していなければならない。慣用の光源は
蛍光灯、水銀灯、金属添加物灯及びアーク灯を含む。コ
ヒーレント光源はその発光が増感剤の可視吸収帯に含ま
れるか又は重なるキセノン、アルゴンイオン及びイオン
化ネオンレーザー、並びにチューナブル色素レーザー及
び周波数倍増ネオジミウム;YAGレーザーである。ホ
ログラフ光重合体系の露光にはコヒーレント光源すなわ
ちレーザーを必要とする。一般には所要の波長とコヒー
レンス長を持つが固定した波長の幾つかの線で操作する
イオンレーザーを使用する。可視光スペクトルによって
増感される光重合体フィルムの開発に伴って、これらの
物質の広範囲スペクトル感受性と適合するためチューナ
ブルレーザーを必要とする。再現するのに使用する同一
波長活性線のホログラム又はホログラフ光学的要素(す
なわち回折格子、ミラー、レンズ、又は光学的要素の組
み合わせとして働くホログラム)を記録することがしば
しば望ましいので、チューナブルレーザーを用いると任
意の所望の波長または選択された1種より多い波長でホ
ログラムを記録し、そしてホログラフ光学的要素を作製
する融通性が高くなる。多くの波長チューナブルレーザ
ー源が現在実用化されており、ホログラフに使用するこ
とができる。チューナブルレーザーの1つである色素レ
ーザーはポンプ源と色素媒体を適当に選択することによ
り紫外部から赤外部までの任意の波長で操作することが
できる。色素レーザーシステムは数フェムト秒の短い光
のパルスと共に脈動させるか、又は連続波モードで作動
させることができる。線状及び環状のキャビティ形状を
持つ連続波色素レーザーは他のレーザー例えばアルゴン
及びクリプトンイオンレーザーによりポンプ送りするこ
とができ、高い平均出力を生ずる。色素レーザーのバン
ド幅は内部キャビティエタロンを使用して狭くし、長い
コヒーレンス長を得ることができる。これらのレーザー
システムの利点は波長とコヒーレンス長のコントロール
が増加することである。本発明の組成物のホログラムの
作製においてはホログラムを活性線に1秒間全面露光す
ることにより固定する。ホログラムが反射ホログラムで
結合剤がポリ(ビニールブチラール)、ポリ(ビニール
アセテート)、又はビニールアセテートとテトラフルオ
ロエチレン及び/又は3〜25重量%のフッ素を含有す
るヘキサフルオロプロピレンとの共重合体である場合、
ホログラムの屈折率調節は全面露光に続く100〜15
0℃で約0.5〜1.5時間の加熱により増強させるこ
とができる。
【0031】ホログラフ記録システム ホログラフィーは光学的情報蓄積の一形態である。一般
的原理は多くの文献、例えばE.N.Leith及び
J.Upatnieksによる“Photograph
y by Laser”「Scientific Am
erican」、212巻(6号)24〜35ページ
(1965年6月)に記載されている。有用なホログラ
フィーに関する論議はC.C.Guestによる“Ho
lography”「Encyclopedia of
Physical Scienceand Tech
nology」(R.A.Meyers編、Acade
mic Press社、1987年刊)、6刊、507
〜519ページに記載されている。通過するビームの振
幅ではなくて位相を調節するホログラムは通常位相ホロ
グラムと称する。位相ホログラフ像記録装置は記録媒体
中に光学吸収よりむしろ変動する屈折率の空間的パター
ンを作り、それにより吸収することなく入射ビームを調
節することができる。この種類の屈折率像形成は多くの
光学的要素又は装置例えばホログラフレンズ、格子、ミ
ラー、及び光学的導波管を含み、これらは外面的には吸
収像との類似はほとんどない。要約すると像形成する対
象をコヒーレント光で照らし、光感受性記録媒体を対象
から反射した光を受ける位置に置く。この反射光のビー
ムは対象ビームとして知られる。同時にコヒーレント光
の一部分は記録媒体に向け対象をバイパスさせる。この
ビームは参照ビームとして知られる。記録媒体に衝突す
る参照ビームと対象ビームとの相互作用により生ずる干
渉パターンは記録媒体に記録される。次いで処理した記
録媒体を適当に照射し適当な角度から観察する場合、照
明源からの光はホログラムにより回折されて、最初に対
象から記録媒体に到達した波面を再現する。参照ビーム
と対象ビームを同じ側から記録媒体に入射させて形成さ
れるホログラムは透過ホログラムとして知られる。透過
ホログラムは当該技術分野で知られた方法により作製す
ることができ、例えばLeith及びUpatniek
sによる米国特許第3,506,327号、第3,83
8,903号及び第3,894,787号に開示されて
いる。
【0032】参照ビームと対象ビームを反対側から記録
媒体に入射させて形成され、それによりほぼ反対方向で
移動するホログラムは反射ホログラムとして知られる。
反射ホログラムは干渉性放射のビームが記録媒体を経て
背後から対象へ投影されるオンアキシス法により作製す
ることができる。この場合反射した対象ビームは記録媒
体の平面に戻り、投影されたビームと相互作用する。反
射ホログラムは参照ビームが記録媒体の1つの側に投影
され、対象ビームは記録媒体の反対側に投影されるオフ
アキシス法により作製することもできる。この場合、も
との干渉性放射のビームは2つの部分に分割し、1つの
部分は媒体に投影し、他の部分は媒体のうしろから対象
に投影するように処理される。オフアキシス法により作
製される反射ホログラムは米国特許第3,532,40
6号に開示されている。ホログラフミラーはもっとも簡
単な反射ホログラムである。それは単一レーザービーム
を分割し、記録媒体でビームを再び組み合わせることに
より作り出すか、又は未分割レーザービームを媒体を経
てうしろから平板ミラーに投影することができる。正弦
波様強度分布を持つ一組の均一に間隔を置く縞が記録媒
体中を伝わる2つのビームの間の純角の二等分線に平行
に発生する。純角が180°でビームが媒体の面に垂直
の場合、縞は媒体の面に平行になる。ホログラフミラー
はその最大反射の波長及びその反射効率、すなわち、そ
の最大反射の波長で反射される入射線の百分率に特徴を
有している。厚いホログラム格子とミラーの理論は一般
に「カップル波理論」として知られ、Kogelnik
(H.Kogelnik,Bell Syst.Tea
h.J.,48巻,2909〜2947ページ、196
9年)により展開された。この理論によると、ホログラ
フミラーはその屈折率調節により特徴付けることができ
る。この量はミラーが形成される時生成する記録媒体内
の屈折率の正弦波調節の定量的測定値である。この理論
を使用してミラーの屈折率はその屈折効率、すなわち反
射された入射光の百分率、厚さ及びプローブ放射の角度
と波長から算出することができる。個別の記録物質の屈
折率調節を測定するため、ホログラフミラーが物質に形
成され、ホログラムの厚さと最大屈折効率が測定され
る。屈折率調節は厚さ及び波長から独立しているから、
ホログラフ記録物質の比較に使用するのに好都合であ
る。カップル波理論によれば、入射線がミラー面に垂直
な場合(すなわちフィルムはオンアキシス法により形成
される)のホログラフミラーの屈折効率、ミラーの厚
さ、プローブ放射の波長と角度及び屈折率調節の間の関
係は式
【0033】
【数1】 η=ミラーの屈折効率 M=屈折率調節 λ=プローブ放射の波長 d=ミラーの厚さ(すなわちフィルムの厚さ)で表わさ
れる。 Mについてこの式を解くと、屈折率調節は次のように算
出される。
【0034】
【数2】
【0035】工業への応用性 本発明の光重合組成物は良好な可視増感を示し、これは
種々な可視光線、特に可視スペクトルのより長波長領域
で照射するレーザーに露光することを許容する。広い増
感領域はレジスト像又は形成される他のレリーフ像を作
製するため更に現像処理することができるポリマー像を
可能にする。これらの組成物はオフセットおよび凸版用
印刷板、エンジニアリング製図フィルム、並びに印刷回
路を作るための液体又は乾燥フィルム形態のフォトレジ
スト又はケミカルミリング又はソルダマスクに有用であ
る。本発明のある種の組成物は可視レーザーに対する感
受性が要求されるホログラムの形成に特に有用である。
特に、本発明の組成物に使用する増感剤は可視光スペク
トルの赤色領域の活性線に感受性であり、又可視スペク
トルの青色及び緑色領域の活性線に感受性の1つ又は複
数の増感剤と組み合わせた場合、種々な波長の活性線に
より生成する多重ホログラムを作製することができる光
重合性組成物を生成する。これらのホログラムは特に多
色ディスプレイホログラムを作製するのに有用である。
それらは1つ以上の波長の線に対する保護が望ましい場
合、ホログラフノッチフィルターとして使用することも
できる。本発明の組成物並びにそれから作製されるホロ
グラム及び多色ホログラムのその他の特別な用途は当業
者には自明であろう。
【0036】合成 本発明のスクアリリウム増感剤は知られた合成方法によ
り製造することができる。増感剤1と4はH.−E.S
prenger及びW.Ziegenbein「An
g.Chem.Int.Ed.」6巻,553〜554
ページ(1967年)に記載されている。増感剤1は
A.T.reibs及びK.Jacob「Liebig
s Ann.Chem.」699巻,153〜167ペ
ージ(1966年)及び712巻,123〜137ペー
ジ(1968年)にも記載されている。これらの刊行物
に記載されている一般的方法は他の対称的スクアリリウ
ム増感剤、例えば増感剤2と3の製造に使用することも
できる。増感剤3は次のように合成された。(1)トリ
エチルアミンの存在下でp−メトキシフェニルヒドラジ
ン塩酸を3−メチル−2−ブタノンと反応させてヒドラ
ゾンを生成し;(2)公知のFischerインドール
合成法を使用し、硫酸でヒドラゾンのインドリンへ変換
し;(3)インドリンをヨードメタンでアルキル化して
ヨウ化塩を生成させ、これをエタノールから再結晶化し
て精製(mp.139〜142℃)し;そして(4)ヨ
ウ化塩をキノリンの存在下でスクアリン酸と反応させて
増感剤3を得る。(mp.310℃以上);λmax
50nm;ε284,000)。不斉スクアリリウム増
感剤中間物質の合成経路は、米国特許第3,617,2
70号及び米国特許第4,524,219号に開示され
ている。次に本発明の不斉増感剤の合成経路の例を示
す。増感剤5は次のように調製した。(1)1,3,3
−トリメチル−2−メチルインドリンと3,4−ジエト
キシ−3−シクロブテン−1,2−ジオンと反応させて
生成物(mp.146〜148℃)を得、(2)これを
触媒量の硫酸の存在下で、N,N−ジメチルアニリン中
で還流下に2時間加熱して増感剤5(λmax623n
m;ε122,000)を低収率で得た。増感剤6は次
のように生成させた。(1)1−フェネチル−2−ピコ
リニウムブロミドをトリエチルアミンの存在下で3,4
−ジエトキシ−3−シクロブテン−1,2−ジオンと反
応させてエトキシ基の1つが1−フェネチル−2−ピコ
リニウム基で置換されている生成物(mp.169〜1
73℃)を生成させ、(2)この生成物を水性硫酸の存
在下で1,3,3−トリメチル−2−メチレンインドリ
ンと反応させて増感剤6(mp.310℃以上;λ
max632nm.;ε387,000)を得た。本発
明の有利な性質は次の実施例を参照して認めることがで
きるが、この実施例は本発明を例証するものであって限
定するものではない。
【0037】
【実施例】
【0038】一般的方法 フィルムの調製 増感色素のないコーティング溶液を黄色又は赤色光下ア
ンバー色の瓶の中で成分を溶媒に添加し、この間機械撹
拌機で完全に溶解するまで混合して調製した。すべての
成分は供給業者から受け取ったものを更に精製すること
なく使用した。スクアリリウム増感剤を上述のように調
製した。スクアリリウム増感剤を低レベル赤色光(すな
わち安全光)下で添加し、すべての以後の溶液とそれか
ら生成するフィルムの取り扱いは低レベルの赤色光下で
のみ行った。「全固体」とは幾つかの成分は室温で固体
状であるよりむしろ非揮発性液体であっても組成物中の
非揮発性成分の総量を表すものと理解すべきである。ド
クターナイフ、50〜70℃に設定した12フィート
(3.7m)乾燥機、ラミネーターステーションを備え
たTalboyコーターを使用してポリエチレンテレフ
タレートフィルムの2−mil(0.05mm)厚さの
透明なフィルム支持体上に溶液を被覆した。乾燥機から
出てくるカバーシートの0.92−mil(0.023
mm)のポリエチレンテレフタレートをコーティングに
ラミネートした。被覆した試料は黒色ポリエチレンバッ
グ中に室温で使用するまで保存した。
【0039】試料評価 フィルム支持体とカバーシートの両方で被覆したそのま
まのフィルムを10×13cmの断片に切断した。カバ
ーシートを取り除き透明なガラス板に柔らかい、粘着性
のコーティングを積層して取り付けた。フィルム支持体
は露光と処理操作の間その場所に残した。キシレンの薄
層を間に置いて板を正面ミラーに取り付けた。キシレン
の薄層はガラスとミラーをフィルムに光学的にカップリ
ングさせる役割をした。ホログラフミラーをフィルム表
面に垂直に配向させたコリメートされたレーザービーム
に露光し、ビームはガラス板、コーティング、フィルム
支持体及びキシレン層の順に通過し、次いでミラー表面
で反射されて戻ることによりフィルムに記録した。レー
ザービームの直径は2.0cmであった。633nm露
光のためにはビーム強度約10〜15mW/cmのH
eNeレーザーを使用した。647nm照射には試料上
の強度約11mW/cmのレーザービームを使用し
た。組成物の光速度を測定するため各試料について露光
を変えて16のミラーを記録した。ホログラフミラーを
記録した後、フィルム試料をDouthitt DCO
P−X露光装置(Douthitt社製)に載置したT
heimer−Strahler#5027水銀アーク
光重合体灯の出力を使用して紫外線と可視光線に全面露
光した。次いで露光したコーティングをフィルム支持体
をそのままにしてそれらを100℃の慣用的な強制空気
対流オーブン中で30〜60分間熱処理した。各ホログ
ラフミラーの透過スペクトルをParkin Elme
rのLambda−9型分光光度計を使用して400〜
700nmの間で記録した。最大反射効率と反射波長を
透過スペクトルから測定した。光速度は最大効率を得る
に必要な最小エネルギーを選択することにより露光エネ
ルギーに対する反射効率のプロットから求めた。コーテ
ィングの厚さはプロフィロメーター(Sloan−De
ktac型3030)を使用して処理し分析したホログ
ラフミラーで測定した。コーティングの厚さ反射波長、
及び最大の到達可能な反射効率は前述の知られたカップ
ル波理論を使用して各コーティングの屈折率調節を計算
するのに使用した。
【0040】実施例1〜9 76gのジクロロメタンと4gのメタノールとの混合物
に溶解した13.2g(66.0%)のVinac
−100;0.016g(0.08%)の表示の増感
剤;0.42g(2.1%)のMMT;0.74g
(3.7%)の表示のHABI;0.60g(3.0
%)のSartomer349;1.58g(7.9
%)のNVC;3.40g(17.0%)のPhoto
mer4039;及び0.04g(0.2%)のFC
−431からなるコーティングを調製し、一般的方法に
記載したように被覆した。試料を一般的方法に記載した
ように露光し処理してホログラフミラーを作製した。使
用した増感剤とHABI、露光に使用した波長、光速
度、及び生成するホログラムの屈折率調節を表1に示
す。
【0041】
【表1】
【0042】実施例10〜12 76gのジクロロメタンと4gのメタノールの混合物に
溶解した13.2g(66.0%の82:18(重量
%)のビニールアセテート/TFEコポリマー;0.0
16g(0.08%)の表示の増感剤;0.42g
(2.1%)のMMT;0.74g(3.7%)の表示
のHABI;0.60g(3.0%)のSartome
r349;1.58g(7.9%)のNVC;3.40
g(17.0%)のPhotomer4039;及び
0.04g(0.2%)のFC−431からなるコーテ
ィングを調製し、一般的方法に記載したように被覆し
た。試料を一般的方法に記載したように露光し処理して
ホログラフミラーを作製した。使用した増感剤とHAB
I、露光に使用した波長、光速度、及び生成するホログ
ラムの屈折率調節を表2に示す。
【0043】
【表2】
【0044】実施例13 この実施例ではホログラフ光重合体組成物におけるバイ
ンダー系として使用することができるビニールアセテー
ト/TFEコポリマーの調製の例を示す。ビニールアセ
テート(76.2g)、AIBN (0.15g)、メ
チルアセテート(20g)、及びt−ブチルアルコール
(100g)を400mlの振盪管に添加した。管をド
ライアイスアセトン浴中で冷却し排気した。TFE(2
0g)を添加し、管を60℃に4時間保った。管を室温
に冷却し、反応混合物を除いた。管をアセトンで洗浄し
た。2本の別々の管からの合一した生成物と洗液をアセ
トンに溶解し、濾過し、ワーリングブレンダー中で冷水
にアセトン溶液を添加して沈澱させ、真空オーブン中で
恒量になるまで乾燥した。収得量は147gのビニール
アセテート/TFEコポリマーであった。モノマー変換
率;81%、ビニールアセテート含量;78重量%。
【0045】実施例14 この実施例は青色、緑色、及び赤色におけるホログラム
を別々に又は組み合わせで記録することに感受性であ
り、且つ能力を持つ光重合性組成物を生成させるため本
発明のスクアリリウム増感剤と共に使用することができ
る増感剤の合成の例を示す。JAWを9−JAのサイク
ロペンタノンとの塩基接触縮合により合成した。225
mlのメタノールに11.4g(0.135M)のサイ
クロペンタノン、55.0g(0.273M)の9−J
A、及び2.8g(0.07M)のナトリウムメトキシ
ドを溶解した。反応混合物を還流下で加熱すると速やか
に暗赤色に変化し、赤色固体が分離し始めた。還流下で
7.5時間加熱した後、反応混合物を室温まで放冷し
た。約40時間静置後、反応混合物を氷浴中で冷却し
た。生成する赤色沈澱を濾別し、冷メタノールで洗浄し
た。収得量:55.0g(89%)の赤色結晶、mp.
268〜278℃(分解)、λmax
dichloromethane)496nm(ε6
2,000)。
【0046】実施例15 この実施例は可視スペクトルの青色、緑色及び赤色領域
において別々に又は組み合わせでホログラムの記録に感
受性且つその能力のある光重合性組成物を調製するため
本発明のスクアリリウム増感剤と他の増感剤との組み合
わせの使用の例を示す。2色及び3色ホログラムの作成
の例も示す。148.4gのジクロロメタン、8.3g
の2−ブタノン及び8.2gのメタノールの混合物に溶
解した23.1g(65.8全固体重量%)の実施例1
3で調製した78:22(重量%)ビニールアセテート
/TFEコポリマー;6.02g(17.0%)のPh
otomer4039;2.77g(7.9%のNV
C;1.06g(3.0%)のSartomer34
9;0.75g(2.1%)のMMT;1.32g
(3.8%)のo−Cl−HABI;0.073g
(0.21%)のFC−430;0.021g(0.0
60%)のJAW及び0.009g(0.026%)の
増感剤1の溶液からコーティングを調製し、一般的方法
に記述したように被覆した。試料を一般的方法に記述し
たように調製して露光した。但しホログラフミラーはフ
ィルム表面に垂直に向くコリメートした488nm又は
514nmのアルゴンイオン又は647nmクリプトン
イオンレーザービームのいずれかに露光することにより
フィルムに記録した。レーザービームの直径は2.0c
mであり、その試料上の強度は488及び514nm露
光は約10mW/cmであり、647露光は11mW
/cmであった。各フィルムについて16の像を記録
した。各々の一連のミラーの露光時間は488及び51
4nm露光は約0.1〜5秒(1〜50mJ/cm
であり、647nm露光については9〜55秒(100
〜600mJ/cm)であった。反射効率を表3に示
す。
【0047】
【表3】
【0048】各々フィルムの一般領域に形成される2つ
のホログラフミラーからなる3つの異なるホログラフ像
を上述と同様の方法により、最初に647nmのコリメ
ートされたレーザービーム次いで514nmのコリメー
トされたレーザービームに露光することにより形成させ
た。フィルムは一般的方法に記述したように処理した。
反射効率を表4に示す。
【0049】
【表4】
【0050】フィルムを647、514及び476nm
で3種の順次露光を用いて同様の方法で像形成した。ミ
ラーは白色拡散反射鏡をミラーの代わりに使用すること
を除いて一般的方法に記述したように像形成した。露光
は647nm、200mJ/cm;528nm、7m
J/cm及び476nm、20mJ/cmの順序で
あった。最終の像は通常領域にある3つのホログラフミ
ラーからなっていた。472nmにおける32%反射、
522nmにおける45%反射及び640nmにおける
38%反射。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 トレンス・ジヨン・トラウト アメリカ合衆国デラウエア州(19736)ヨ ークリン・ピー・オー・ボツクス305 (72)発明者 アンソニー・ジエイ・セリーノ アメリカ合衆国ペンシルベニア州(19382) ウエストチエスター.ピンチヨンホールロ ード1143 (72)発明者 アンドルー・マイクル・ウエーバー アメリカ合衆国デラウエア州(19808)ウ イルミントン.ネルソンレイン2605

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 次の構造式 【化1】 〔式中、Rは 【化2】 またはp−(N,N−ジアルキルアミノ)フェニル(こ
    こでアルキル基は1〜4個の炭素原子を有する)であ
    り、 XおよびYはそれぞれ独立してO,S,NRまたはC
    (ここでR,RおよびRはそれぞれ独立
    して1〜6個の炭素原子を有するアルキル基または置換
    されたもしくは未置換のフェニルであり、 RおよびRはそれぞれ独立して1〜7個の炭素原子
    を有する置換されたまたは未置換のアルキル基であり、 RおよびRはそれぞれ独立してH,ClまたはOC
    (但し、XがSである場合RはHであり、そして
    YがSである場合RはHである)であり、そして Rは1〜8個の炭素原子を有する置換されたまたは未
    置換のアルキル基である〕を有するスクアリリウム増感
    剤、 (b) 次の構造式 【化3】 (式中、R10はCl,HまたはCHであり、そして
    11はCl, NO,H,CHまたはOCH
    ある。但し、R10がClであるか、またはR11がC
    lもしくはNOであるかの何れかであり、そして3個
    のフェニル基上の他の位置は未置換であるか、またはC
    l,CHもしくはOCHで置換されている)を有す
    るヘキサアリールビスイミダゾール、 (c) フリーラジカル開始付加重合が可能な少なくと
    も1つのエチレン性不飽和モノマーおよび (d) 連鎖移動剤 からなる、長期スペクトルレスポンスを有する光重合性
    組成物。
  2. 【請求項2】 スクアリリウム増感剤は3H−インドリ
    ウム,2−〔〔3−〔(1,3−ジヒドロ−1,3,3
    −トリメチル−2H−インドール−2−イリデン)メチ
    ル〕−2−ヒドロキシ−4−オキソ−2−シクロブテン
    −1−イリデン〕メチル〕−1,3,3−トリメチル
    −,ヒドロキシド,内部塩;3H−インドリウム,5−
    クロロ−2−〔〔3−〔(5−クロロ−1,3−ジヒド
    ロ−1,3,3−トリメチル−2H−インドール−2−
    イリデン)メチル〕−2−ヒドロキシ−4−オキソ−2
    −シクロブテン−1−イリデン〕メチル〕−1,3,3
    −トリメチル−,ヒドロキシド,内部塩;3H−インド
    リウム,5−メトキシ−2−〔〔3−〔(5−メトキシ
    −1,3−ジヒドロ−1,3,3−トリメチル−2H−
    インドール−2−イリデン)メチル〕−2−ヒドロキシ
    −4−オキソ−2−シクロブテン−1−イリデン〕メチ
    ル〕−1,3,3−トリメチル−,ヒドロキシド,内部
    塩;ベンゾチアゾリウム,3−エチル−2−〔〔3−
    〔3−エチル−2(3H)−ベンゾチアゾリリデン)メ
    チル〕−2−ヒドロキシ−4−オキソ−2−シクロブテ
    ン−1−イリデン〕メチル〕−,ヒドロキシド,内部
    塩;3H−インドリウム、2−〔〔3−〔(4−ジメチ
    ルアミノ)フェニル〕−2−ヒドロキシ−4−オキソ−
    2−シクロブテン−1−イリデン〕メチル〕−1,3,
    3−トリメチル−,ヒドロキシド,内部塩および3H−
    インドリウム,2−〔〔2−ヒドロキシ−4−オキソ−
    3−〔〔1−(2−フェニルエチル)−2(1H)−ピ
    リジニリデン〕メチル〕−2−シクロブテン−1−イリ
    デン〕メチル〕−1,3,3−トリメチル−,ヒドロキ
    シド,内部塩からなる群より選択される請求項1記載の
    組成物。
  3. 【請求項3】 ヘキサアリールビスイミダゾールは1,
    1′−ビイミダゾール,2,2′−ビス(o−クロロフ
    ェニル)−4,4′,5,5′−テトラフェニル−;2
    −(o−クロロフェニル)−4,5−ビス(m−メトキ
    シフェニル)−イミダゾールダイマー;1,1′−ビイ
    ミダゾール,2,2′−ビス〔p−ニトロフェニル〕−
    4,4′,5,5′−テトラフェニル−;および1H−
    イミダゾール,2,5−ビス(o−クロロフェニル)−
    4−〔3,4−ジメトキシフェニル〕−,ダイマーから
    なる群より選択される請求項1記載の組成物。
  4. 【請求項4】 可視スペクトルの短波長領域で吸収する
    増感剤を追加的に含有する請求項1記載の組成物。
  5. 【請求項5】 組成物の全重量を基準にして、次の組
    成: を有する請求項1記載の組成物。
  6. 【請求項6】 ポリマーバインダーを追加的に含有する
    請求項1記載の組成物。
  7. 【請求項7】 XおよびYはそれぞれ独立してSまたは
    CRである請求項6記載の組成物。
  8. 【請求項8】 バインダーは溶媒可溶性であり、モノマ
    ーまたはバインダーの何れかは(1)(i)置換された
    または未置換のフェニル、(ii)置換されたまたは未
    置換のナフチルおよび(iii)3個までの環を有する
    置換されたまたは未置換の複素環式芳香族部分からなる
    群より選択される芳香族部分、(2)塩素、(3)臭素
    およびこれらの混合物からなる群より選択される置換基
    を含有し、そして他の成分は実質的に該置換基を含まな
    い請求項7記載の組成物。
  9. 【請求項9】 モノマーが該置換基を含有し、そしてバ
    インダーが実質的に該置換基を含まない請求項8記載の
    組成物。
  10. 【請求項10】 組成物の全重量を基準にして、次の組
    成: を有する請求項7記載の組成物。
  11. 【請求項11】 Rは置換基Aであり、XおよびYは
    同一でC(CHであり、RおよびRは同一で
    CHまたはCであり、そしてRおよびR
    同一である請求項7記載の組成物。
  12. 【請求項12】 R10はClであり、そして/または
    11はClまたはNOであり(但し、R10がCl
    である場合、R11はH,CHまたはOCHであっ
    てもよく、そしてR11がClまたはNOである場
    合、R10はH,ClまたはCHであってもよい)、
    そしてフェニル基上の他の位置は未置換であるか、また
    はCl,CHもしくはOCHで置換されている請求
    項7記載の組成物。
  13. 【請求項13】 R10はClであり、そして/または
    11はClまたはNOであり(但し、R10がCl
    である場合、R11はH,CHまたはOCHであっ
    てもよく、そしてR11がClまたはNOである場
    合、R10はH,ClまたはCHであってもよい)、
    そしてフェニル基上の他の位置は未置換であるか、また
    はCl,CHもしくはOCHで置換されている請求
    項11記載の組成物。
  14. 【請求項14】 モノマー(複数可)は(1)(i)置
    換されたまたは未置換のフェニル、(ii)置換された
    または未置換のナフチルおよび(iii)3個までの環
    を有する置換されたまたは未置換の複素環式芳香族部分
    からなる群より選択される芳香族部分、(2)塩素、
    (3)臭素およびこれらの混合物からなる群より選択さ
    れる置換基を含有し、そしてバインダーは実質的に該置
    換基を含まない請求項13記載の組成物。
  15. 【請求項15】 バインダーはセルロースアセテートブ
    チレート、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(ビニ
    ルブチラール)、ポリ(ビニルアセテート)、またはビ
    ニルアセテートと3〜25重量%のフッ素を含有するテ
    トラフルオロエチレンおよび/またはヘキサフルオロプ
    ロピレンとのコポリマー並びにこれらの混合物からなる
    群より選択される請求項14記載の組成物。
  16. 【請求項16】 可視スペクトルの短波長領域で吸収す
    る増感剤を追加的に含有し、そして該増感剤はシクロペ
    ンタノン、2,5−ビス〔(2,3,6,7−テトラヒ
    ドロ−1H,5H−ベンゾ〔i,j〕キノリジン−9−
    イル)メチレン〕−である請求項15記載の組成物。
  17. 【請求項17】 RおよびRは同一でCHであ
    り、そしてRおよびRは同一でHまたはClである
    請求項12記載の組成物。
  18. 【請求項18】 RおよびRは同一でHである請求
    項17記載の組成物。
  19. 【請求項19】 次の構造式 【化4】 〔式中、Rは 【化5】 またはp−(N,N−ジアルキルアミノ)フェニル(こ
    こでアルキル基は1〜4個の炭素原子を有する)であ
    り、 XおよびYはそれぞれ独立してO,S,NRまたはC
    (ここでR,RおよびRはそれぞれ独立
    して1〜6個の炭素原子を有するアルキル基または置換
    されたもしくは未置換のフェニルであり、 RおよびRはそれぞれ独立して1〜7個の炭素原子
    を有する置換されたまたは未置換のアルキル基であり、 RおよびRはそれぞれ独立してH,ClまたはOC
    (但し、XがSである場合RはHであり、そして
    YがSである場合、RはHである)であり、そして Rは1〜8個の炭素原子を有する置換されたまたは未
    置換のアルキル基である〕を有するスクアリリウム増感
    剤、 (b) 次の構造式 【化6】 (式中、R10はCl,HまたはCHであり、そして
    11はCl,NO,H,CHまたはOCHであ
    る。但し、R10がClであるか、またはR11がCl
    もしくはNOであるかの何れかであり、そして3個の
    フェニル基上の他の位置は未置換であるか、またはC
    l,CHもしくはOCHで置換されている)を有す
    るヘキサアリールビスイミダゾール、 (c) 溶媒可溶性のポリマーバインダーおよび (d) 100℃以上の沸点を有し、そしてフリーラジ
    カル開始付加重合が可能な少なくとも1つのエチレン性
    不飽和モノマーからなる光重合性層を、ホログラフィー
    情報を担持する対象ビームおよび参照ビームからなる変
    調された活性線に露光することからなる光安定性ホログ
    ラムを作る方法。
  20. 【請求項20】 追加的に活性線に対する第2の全露光
    を含む請求項19記載の方法。
  21. 【請求項21】 組成物の全重量を基準にして、次の組
    成: を有する請求項20記載の方法。
  22. 【請求項22】 XおよびYはそれぞれ独立してSまた
    はCRである請求項21記載の方法。
  23. 【請求項23】 バインダーは溶媒可溶性であり、モノ
    マーまたはバインダーの何れかは(1)(i)置換され
    たまたは未置換のフェニル、(ii)置換されたまたは
    未置換のナフチルおよび(iii)3個までの環を有す
    る置換されたまたは未置換の複素環式芳香族部分からな
    る群より選択される芳香族部分、(2)塩素、(3)臭
    素およびこれらの混合物からなる群より選択される置換
    基を含有し、そして他の成分は実質的に該置換基を含ま
    ない請求項22記載の方法。
  24. 【請求項24】 モノマーが該置換基を含有し、そして
    バインダーが実質的に該置換基を含まない請求項23記
    載の方法。
  25. 【請求項25】 Rは置換基Aであり、XおよびY
    は同一でC(CHであり、RおよびRは同一
    でCHまたはCであり、そしてRおよびR
    は同一である請求項23記載の方法。
  26. 【請求項26】 R10はClであり、そして/または
    11はClまたはNOであり(但し、R10がCl
    である場合、R11はH,CHまたはOCHであっ
    てもよく、そしてR11がClまたはNOである場
    合、R10はH,ClまたはCHであってもよい)、
    そしてフェニル基上の他の位置は未置換であるか、また
    はCl,CHもしくはOCHで置換されている請求
    項23記載の方法。
  27. 【請求項27】 R10はClであり、そして/または
    11はClまたはNOであり(但し、R10がCl
    である場合、R11はH,CHまたはOCHであっ
    てもよく、そしてR11がClまたはNOである場
    合、R10はH,ClまたはCHであってもよい)、
    そしてフェニル基上の他の位置は未置換であるか、また
    はCl,CHもしくはOCHで置換されている請求
    項25記載の方法。
  28. 【請求項28】 バインダーはセルロースアセテートブ
    チレート、ポリ(メチルメタクリレート)、ポリ(ビニ
    ルブチラール)、ポリ(ビニルアセテート)、またはビ
    ニルアセテートと3〜25重量%のフッ素を含有するテ
    トラフルオロエチレンおよび/またはヘキサフルオロプ
    ロピレンとのコポリマー並びにこれらの混合物からなる
    群より選択される請求項27記載の方法。
  29. 【請求項29】 光重合性組成物が可視スペクトルの短
    波長領域で吸収する増感剤を追加的に含有する請求項2
    7記載の方法。
  30. 【請求項30】 対象ビームおよび参照ビームは光重合
    性層の反対側に入射される請求項21記載の方法。
  31. 【請求項31】 光重合性組成物を約0.5〜1.5時
    間で100〜150℃に加熱し、次いで第2の全露光を
    行なう工程を追加的に含む請求項30記載の方法。
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