JPH05273931A - ラスタ歪補正回路 - Google Patents

ラスタ歪補正回路

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JPH05273931A
JPH05273931A JP9700192A JP9700192A JPH05273931A JP H05273931 A JPH05273931 A JP H05273931A JP 9700192 A JP9700192 A JP 9700192A JP 9700192 A JP9700192 A JP 9700192A JP H05273931 A JPH05273931 A JP H05273931A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バリアブルスキャン形のディスプレイ機器に
用いられるラスタ歪補正回路において、垂直パラボラ波
の位相遅れによって生じる縦線上部曲がりを防止する。 【構成】 DC/DCコンバータ2は直流電源電圧Vcc
を水平偏向周波数に応じて電圧VccA とする。この電圧
VccA を積分回路4,直流駆動回路5,パラボラ波重畳
直流駆動回路6,パラボラ波重畳直流出力回路7,パラ
ボラ波変調回路8によって垂直パラボラ波変調された電
圧VccB として水平偏向出力回路9に供給する。水平偏
向発振回路11,水平偏向駆動回路10は水平出力パル
スを水平偏向出力回路9に供給する。制御回路15は交
流電源電圧がオンした後の所定時間後に積分回路4を開
放させるので、垂直パラボラ波の帰還があっても垂直パ
ラボラ波の位相遅れはなく、正確な左右糸巻歪補正が行
われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、陰極線管(CRT)を
用い、種々の偏向周波数に対応可能なディスプレイ機器
に用いて好適なラスタ歪補正回路に関する。
【0002】
【従来の技術】CRTを用いたディスプレイ機器では、
図8に示すように、高圧回路101によってCRT10
4のアノード電極に高圧HVが印加されており、電子ビ
ームをCRT104のカソード電極からアノード電極に
向けて放射させる。CRT104のカソード電極には映
像増幅回路102より出力される映像信号が入力されて
おり、偏向回路103によって生成された図9(B)に
示す水平鋸波電流Iyp-p を電磁偏向ヨーク105に供
給することにより、CRT104に映像が表示される。
しかしながら、CRT104の蛍光面は、図9(A)に
示すように、カソード電極を中心とした同心球状にはな
く、平面に近い形状となっている。従って、水平方向及
び垂直方向共に両端に近づく程直線性が中心と比較して
伸張傾向となり、CRT104に表示される映像は、図
10(A)に示すように、左右糸巻歪及び上下糸巻歪を
呈したラスタ形状となる。この左右糸巻歪に対しては、
図10(B)に示すように、水平鋸波電流Iyp-p を垂
直偏向周期のパラボラ波で変調して補正するのが一般的
である。
【0003】ところで、種々の水平,垂直偏向周波数で
動作するコンピュータ機器との接続が可能な、種々の偏
向周波数に対応可能なディスプレイ機器、いわゆるバリ
アブルスキャン形(以下、バリスキャン形と言う)のデ
ィスプレイ機器では、水平偏向出力回路の水平出力トラ
ンジスタのコレクタパルスVcpは電源電圧をVcc、水平
偏向周期をTH 、共振期間をTR とすると、 Vcp=Vcc{(π/2)・(TH /TR −1)+1} …(1) で表される。従って、コレクタパルスVcpを水平偏向周
波数にかかわらず略一定とするためには、水平偏向周波
数に応じて電源電圧Vccを変化させる必要がある。
【0004】図3は、水平偏向周波数に応じて直流電源
電圧Vccを変化させる従来のラスタ歪補正回路の一例を
示すブロック図である。図3に示す従来のラスタ歪補正
回路は、DC/DCコンバータ(電圧変換回路)2,水
平偏向周波数検出制御回路3,積分回路4,直流駆動回
路5,パラボラ波重畳直流駆動回路6,パラボラ波重畳
直流出力回路7,パラボラ波変調回路8,水平偏向出力
回路9,水平偏向駆動回路10,水平偏向発振回路1
1,水平AFC回路12,ローパスフィルタ(LPF)
13より構成されている。
【0005】図4は図3中のDC/DCコンバータ2〜
水平偏向出力回路9の部分の具体的回路図である。図4
において、DC/DCコンバータ2は、スイッチ21,
このスイッチ21をオンオフ制御するオンオフ制御回路
22,ダイオードD2,コイルL2,出力コンデンサC
2より構成され、積分回路4は抵抗R4,コンデンサC
4より構成され、直流駆動回路5は、npnトランジス
タQ51及びQ52,コンデンサC5,抵抗R5より構成さ
れている。パラボラ波重畳直流駆動回路6は、抵抗R61
及びR62,npnトランジスタQ6,ダイオードD61及
びD62より構成され、パラボラ波重畳直流出力回路7
は、npnトランジスタQ71及びQ72,pnpトランジ
スタQ73及びQ74より構成されている。さらに、パラボ
ラ波変調回路8は、オペアンプ81,コンデンサC81〜
C84,抵抗R81〜R89,ダイオードD8,npnトラン
ジスタQ8より構成され、水平偏向出力回路9は、コイ
ルL91,水平偏向コイルL92,コンデンサC91及びC9
2,ダイオードD9,npnトランジスタ(水平出力ト
ランジスタ)Q9より構成されている。
【0006】また、図5は図3中の水平偏向発振回路1
1の具体的回路図であり、水平AFC回路12等の周辺
回路も併せて示している。図5において、水平偏向発振
回路11は、パルス整形回路111,抵抗R111 〜R11
4 ,コンデンサC111 ,水平同期信号で同期制御されて
いるスイッチ112より構成され、破線で囲んだ抵抗R
112 〜R114 ,コンデンサC111 ,スイッチ112は充
放電時定数回路113を構成している。なお、水平AF
C回路12に接続されている破線で囲んだ16は抵抗及
びコンデンサより構成されるハイパスフィルタである
が、図3においてはこのハイパスフィルタ16は省略し
ている。
【0007】このように構成されるラスタ歪補正回路に
おいて、図4中の入力端子1より交流電源電圧を整流し
た第1の直流電源電圧Vccが入来し、DC/DCコンバ
ータ2に供給される。水平偏向周波数検出制御回路3
は、水平偏向周波数を検出し、DC/DCコンバータ2
中のスイッチ21をオンオフ制御するオンオフ制御回路
22をこの水平偏向周波数に応じて制御することによ
り、電源電圧Vccを第2の直流電源電圧VccA に変換す
る。即ち、A点では電圧VccA となる。この電圧VccA
は積分回路4,直流駆動回路5,パラボラ波重畳直流駆
動回路6,パラボラ波重畳直流出力回路7に供給され
る。また、積分回路4の出力は直流駆動回路5に供給さ
れる。パラボラ波変調回路8中のオペアンプ81の一方
の端子82には直流電圧が、他方の端子83には垂直偏
向周期のパラボラ波電圧が印加されている。また、トラ
ンジスタQ8は極性反転電流増幅器として作用する。そ
して、パラボラ波変調回路8は直流駆動回路5より出力
される直流駆動電流を垂直パラボラ波変調すると共に、
直流駆動電流量を制御する。
【0008】そして、垂直パラボラ波変調された直流駆
動電流が供給されるパラボラ波重畳直流駆動回路6の出
力はパラボラ波重畳直流出力回路7に供給され、水平偏
向出力回路9には垂直パラボラ波変調された電圧が印加
される。即ち、B点では電圧VccB となり、水平偏向出
力回路9に供給される。水平偏向出力回路9には、後述
するように水平出力パルスが供給されるので、水平出力
トランジスタQ9のコレクタにはコレクタパルスVcpが
発生する。水平偏向出力回路9中の水平偏向コイルL92
に流れる水平鋸波電流Iyp-p は、トレース期間をT
s、水平偏向コイルL92のインダクタンスをLとする
と、 Iyp-p =VccB ・Ts/L …(2) で表される。従って、水平鋸波電流Iyp-p は図10
(B)を用いて説明したように垂直パラボラ波変調を受
けることが分かる。
【0009】ところで、DC/DCコンバータ2は一般
にスイッチングレギュレータ等が用いられており、電源
電圧Vccをオン(投入)して電圧が安定化するまでの過
渡期間に水平偏向発振回路11の水平偏向周波数が低い
方から立ち上がったり(水平偏向周期TH が大きい)、
電源の素早い切換に対して追従性が十分と言えず(電源
電圧Vccの変化が遅い)、(1)式から分かるように、
水平出力トランジスタQ9のコレクタパルスVcpが過大
となり、水平出力トランジスタQ9の最大定格電圧を越
えて破壊に至る危険がある。また、パラボラ波重畳直流
出力回路7には垂直パラボラ波電流の波高値以上の直流
バイアス電流が必要である。従って、垂直パラボラ波電
流の波高値に応じてパラボラ波重畳直流出力回路7の印
加電圧(A点,B点間電圧)には最適値があり、印加電
圧が大きければ大きなパラボラ波を重畳できるが、消費
電力も多くなり、トランジスタQ71,Q74の負担が大き
くなる。従って、電源電圧Vccをオンした時は特に、D
C/DCコンバータ2の追従性が不十分で電圧VccB が
瞬間的に電源電圧Vccと同等の大きさになり、パラボラ
波重畳直流出力回路7に過大な負担を加えることにな
り、最大定格のASO(安全動作領域)を越えて素子を
破壊させる危険がある。
【0010】そこで、電源電圧Vccをオンした時は、ソ
フトスタートさせる(電圧を徐々に立ち上げる)よう
に、時定数の大きい積分回路4を設けて必ずC点での電
圧を0Vから立ち上げることにより過大なコレクタパル
スVcpの発生や、パラボラ波重畳直流出力回路7に過大
な負担が加わることを防止している。
【0011】一方、一般に図5中の端子14に水平同期
信号が入来し、垂直同期信号等を除去するためのハイパ
スフィルタ16(図5に図示)を経て水平AFC回路1
2に供給される。そのために水平AFC回路12は、水
平偏向周波数の高周波成分の位相弁別器であり、垂直偏
向周波数に対する位相比較はしていないハイパスフィル
タと言える。水平偏向出力回路9より出力されるコレク
タパルスVcpは水平AFC回路12に供給され、水平A
FC回路12は水平同期信号の位相とコレクタパルスV
cpとを位相比較し、直流のAFC出力電圧(制御信号)
を水平偏向発振回路11に供給する。そして、水平偏向
発振回路11のD点では、充放電時定数回路113より
出力される鋸波電圧とAFC出力電圧が重畳され、この
重畳された電圧がパルス整形回路111に供給される。
そして、パルス整形回路111は水平出力パルスを水平
偏向駆動回路10に供給する。水平偏向駆動回路10は
この水平出力パルスを増幅して水平偏向出力回路9に供
給する。
【0012】ところで、コレクタパルスVcpが垂直パラ
ボラ波で変調されている場合、垂直パラボラ波は、図6
に示すように、1垂直周期のトレース期間は低周波でな
だらかな形状をしているが、破線で囲んだ垂直帰線期間
の両端部は急俊な波形であり、高周波成分が存在する。
この破線で囲んだ部分以外では、上記のように水平AF
C回路12のハイパスフィルタ機能により水平AFC回
路12の出力は現れないが、破線で囲んだ垂直帰線期間
の両端部での高周波成分は水平同期信号と位相比較さ
れ、AFC出力としてD点に重畳されてしまう。このた
め、垂直同期信号の両端部分は水平偏向発振回路11の
水平出力パルスの位相がずれ、画面上のその部分は縦線
上部曲がりというラスタ歪が生じる。このため、水平A
FC回路12には、上記のような水平偏向周波数よりも
大き周波数の高周波成分を除去するためのローパスフィ
ルタ(LPF)13を接続し、パルス整形回路111よ
り出力される水平出力パルスの位相ずれによって生じる
上部曲がりを防止している。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のラスタ
歪補正回路において、パラボラ波重畳直流出力回路7の
出力である垂直パラボラ波の波高値は大信号出力であ
り、垂直パラボラ波の波高値が10Vp-p 程度になる
と、パラボラ波重畳直流出力回路7の電源となるDC/
DCコンバータ2の出力コンデンサC2の容量で、この
10Vp-p の垂直偏向周波数のリップルを無視できるま
で平滑させるには莫大なコンデンサ容量が必要となる。
すると、出力コンデンサC2のプリント基板占有面積の
点、またコストの点で実用的でない。そこで、出力コン
デンサC2は、一般にはパラボラ波重畳直流出力回路7
のトランジスタQ71,Q72の等価抵抗とDC/DCコン
バータ2の出力コンデンサC2との位相遅れが問題とな
らない程度の小容量値で、かつDC/DCコンバータ2
のスイッチングパルスを整流平滑することができる程度
の容量値を選択している。
【0014】そして、図3に示すラスタ歪補正回路にお
いては、前述のように、積分回路4,直流駆動回路5,
パラボラ波重畳直流駆動回路6,パラボラ波重畳直流出
力回路7が共通の電源に接続され、出力コンデンサC2
を前記のような小容量値としているので、図3に太線矢
印で示すように、パラボラ波重畳直流出力回路7やパラ
ボラ波重畳直流駆動回路6から積分回路4に垂直パラボ
ラ波が帰還する経路が存在する。垂直パラボラ波と垂直
ラスタは垂直同期信号の位相を基準にして作られてお
り、図7(A)に示すように、垂直パラボラ波と垂直ラ
スタとの位相が一致していなければならない。しかしな
がら、上記した垂直パラボラ波の帰還経路が存在するた
め、積分回路4の時定数の分だけ垂直パラボラ波の位相
が遅れてしまう。このように、垂直同期信号の位相、即
ち垂直ラスタの位相から、垂直パラボラ波の位相が遅れ
ると、図7(B)に示すように、左右糸巻歪補正の上下
バランスがくずれ、縦線上部曲がりの部分がCRT(1
04)の表示範囲内に入ってしまい、アンダースキャン
で表示される場合にはラスタ歪が顕著となる。さらに、
バリスキャン形のディスプレイ機器では垂直偏向周波数
によって位相遅れ量が異なるので、図7(B)に示すよ
うな縦線上部曲がりのラスタ歪が必ず生じるという問題
点がある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、(1) 交流電源電圧を整流
した第1の直流電源電圧を水平偏向周波数に応じて第2
の直流電源電圧に変換する電圧変換回路と、前記第2の
直流電源電圧が供給される積分回路と、前記第2の直流
電源電圧及び前記積分回路の出力が供給される直流駆動
回路と、前記直流駆動回路より出力される直流駆動電流
を垂直パラボラ波変調するパラボラ波変調回路と、前記
第2の直流電源電圧及び前記垂直パラボラ波変調された
直流駆動電流が供給されるパラボラ波重畳直流駆動回路
と、前記第2の直流電源電圧及び前記パラボラ波重畳直
流駆動回路の出力が供給され、垂直パラボラ波電圧を出
力するパラボラ波重畳直流出力回路と、前記垂直パラボ
ラ波電圧が供給され、コレクタパルスを出力する水平偏
向出力回路と、水平同期信号が供給され、前記コレクタ
パルスの位相と前記水平同期信号の位相とを比較して制
御信号を出力する水平AFC回路と、前記制御信号が供
給されると共に、水平出力パルスを出力する水平偏向発
振回路と、前記水平出力パルスを増幅して前記水平偏向
出力回路に供給する水平偏向駆動回路とを備えて構成さ
れるラスタ歪補正回路において、前記交流電源電圧がオ
ンされた後の所定時間後に前記積分回路を開放し、前記
パラボラ波重畳直流出力回路より出力される前記垂直パ
ラボラ波電圧が前記積分回路に帰還することによる影響
をなくしたことを特徴とするラスタ歪補正回路を提供
し、(2) 交流電源電圧を整流した第1の直流電源電圧を
水平偏向周波数に応じて第2の直流電源電圧に変換する
電圧変換回路と、前記第2の直流電源電圧が供給される
積分回路と、前記第2の直流電源電圧及び前記積分回路
の出力が供給される直流駆動回路と、前記直流駆動回路
より出力される直流駆動電流を垂直偏向周期の正弦波で
変調する正弦波変調回路と、前記第2の直流電源電圧及
び前記正弦波変調された直流駆動電流が供給される正弦
波重畳直流駆動回路と、前記第2の直流電源電圧及び前
記正弦波重畳直流駆動回路の出力が供給され、正弦波電
圧を出力する正弦波重畳直流出力回路と、前記正弦波電
圧が供給され、コレクタパルスを出力する水平偏向出力
回路と、水平同期信号が供給され、前記コレクタパルス
の位相と前記水平同期信号の位相とを比較して制御信号
を出力する水平AFC回路と、前記制御信号が供給され
ると共に、水平出力パルスを出力する水平偏向発振回路
と、前記水平出力パルスを増幅して前記水平偏向出力回
路に供給する水平偏向駆動回路とを備えて構成されるラ
スタ歪補正回路において、前記交流電源電圧がオンされ
た後の所定時間後に前記積分回路を開放し、前記正弦波
重畳直流出力回路より出力される前記正弦波電圧が前記
積分回路に帰還することによる影響をなくしたことを特
徴とするラスタ歪補正回路を提供し、(3) 前記交流電源
電圧をオフとした時に、前記積分回路の出力電圧を強制
的に略0ボルトとする制御回路を備えることを特徴とす
る(1) はたは(2) 記載のラスタ歪補正回路を提供し、
(4) 前記制御回路は前記交流電源電圧の有無を検出する
よう構成したことを特徴とする(3) 記載のラスタ歪補正
回路を提供するものである。
【0016】
【実施例】以下、本発明のラスタ歪補正回路について、
添付図面を参照して説明する。図1は本発明のラスタ歪
補正回路の一実施例を示すブロック図、図2は図1中の
制御回路15の具体的構成を示す回路図である。なお、
図1において、図3と同一部分には同一符号を付し、そ
の説明を省略する。
【0017】図1に示すように、本発明のラスタ歪補正
回路は、DC/DCコンバータ2,水平偏向周波数検出
制御回路3,積分回路4,直流駆動回路5,パラボラ波
重畳直流駆動回路6,パラボラ波重畳直流出力回路7,
パラボラ波変調回路8,水平偏向出力回路9,水平偏向
駆動回路10,水平偏向発振回路11,水平AFC回路
12,ローパスフィルタ(LPF)13,制御回路15
より構成されており、積分回路4に新たに制御回路15
を加えたものである。そして、制御回路15は、図2に
示すように、抵抗R151 〜R157 ,コンデンサC15,ダ
イオードD151 及びD152 ,npnトランジスタQ151
,FETQ152 及びQ153 より構成されている。この
制御回路15を付加することにより、積分回路4の時定
数回路を交流電源電圧をオン(投入)した後の所定時間
後に開放し、上述した問題点を解決するものである。
【0018】図2において、端子151には例えば入力
端子1より電源電圧Vccが供給され、端子152には交
流電源電圧がオンの時ロー、オフの時ハイの切換信号が
入力される。この切換信号によってトランジスタQ151
はオフ/オンと切り換わる。即ち、交流電源電圧をオン
した時、トランジスタQ151 は、FETQ152 が抵抗R
153 とコンデンサC15の時定数でコンデンサC15がある
電圧に充電されてオンとなるまではオフであり、また、
FETQ153 はオンである。そして、図1に示す回路は
積分回路4の時定数τ=R4・C4によりソフトスター
トする。そして、コンデンサC15の充電電圧がFETQ
152 をオンさせるまで上昇すると、FETQ153 のゲー
ト電圧がアースに短絡され、FETQ153 はオフとな
り、積分回路4は開放状態となる。従って、パラボラ波
の帰還があっても垂直パラボラ波の位相遅れはなく、正
確な左右糸巻歪(上部曲がり)補正が行われる。なお、
交流電源電圧がオンとなって積分回路4が開放状態とな
るまでの時間は100mS程度である。この時には回路
は既に立ち上がっているので、積分回路4を開放状態と
しても問題はない。
【0019】また、パワーコードをコンセントに差し込
む際、ディスプレイ機器に入力される交流電源電圧がオ
ン,オフ,オンと素早く切り換わるチャタリング状態と
なっても、水平偏向出力回路9中のトランジスタQ9等
の破壊を防止するため、交流電源電圧をオフ(切断)し
た際には、トランジスタQ151 をオンとすることにより
コンデンサC15の充電電圧を瞬時に放電させ、FETQ
152 をオフ、FETQ153 をオンし、積分回路4の出力
電圧(C点での電圧)を強制的に略0ボルトとすること
によって、次に交流電源電圧をオンした際に必ずソフト
スタートをさせるようにしている。なお、電源オンの検
出は、本実施例のように交流電源電圧を検出しても直流
電源電圧Vccを検出しても問題ないが、電源オフの検出
は、直流電源電圧Vccを検出しては時間遅れが生じるの
で、本実施例のように、交流電源電圧を検出するように
している。従って、端子152に入力される切換信号
は、交流電源電圧の有無を直接検出するようにすれば電
源オン・オフの素早い切換に対して有効である。
【0020】本実施例では、左右糸巻歪補正のためにパ
ラボラ波変調回路8によって垂直パラボラ波を重畳して
いるが、上下リニアリティ補正や、フロント投射形のプ
ロジェクション機器のように斜め方向から投射する場合
に生じる台形歪補正のために、垂直パラボラ波に加えて
三角波をさらに重畳してもよい。また、垂直パラボラ波
の代わりに垂直偏向周期の正弦波を用いた方がよい場合
も考えられ、この場合はパラボラ波変調回路8を正弦波
変調回路とすることは勿論である。この場合、パラボラ
波重畳直流駆動回路6は正弦波重畳直流駆動回路とな
り、パラボラ波重畳直流出力回路7は正弦波重畳直流出
力回路となる。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明のラ
スタ歪補正回路は、DC/DCコンバータ(電圧変換回
路)の出力コンデンサとしてプリント基板占有面積とコ
ストを度外視して莫大な容量値のコンデンサを用いない
限り、パラボラ波重畳直流出力回路から積分回路へのパ
ラボラ波の帰還を防止することができないという従来の
ラスタ歪補正回路の問題点を、DC/DCコンバータに
入力される直流電源電圧がオンされた後の所定時間後
に、積分回路を開放するという極めて簡単な構成によっ
て解決したので、垂直パラボラ波の帰還によって垂直ラ
スタの位相から垂直パラボラ波の位相が遅れることによ
り生じる縦線上部曲がりというラスタ歪の発生を防止す
ることができると共に、電源をオンした時のソフトスタ
ート機能も両立させることができる。従って、本発明の
ラスタ歪補正回路は、信頼性にも優れているという特徴
を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のラスタ歪補正回路の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図2】図1中の制御回路15の具体的回路図である。
【図3】従来のラスタ歪補正回路を示すブロック図であ
る。
【図4】図3中における一部分の具体的回路図である。
【図5】図3中における一部分の具体的回路図である。
【図6】従来のラスタ歪補正回路を説明するための波形
図である。
【図7】従来のラスタ歪補正回路の問題点を説明するた
めの図である。
【図8】ディスプレイ機器の概略構成を示すブロック図
である。
【図9】CRTの蛍光面と水平鋸波電流を示す図であ
る。
【図10】ラスタの糸巻歪と垂直パラボラ波変調された
水平鋸波電流を示す図である。
【符号の説明】
2 DC/DCコンバータ(電圧変換回路) 3 水平偏向周波数検出制御回路 4 積分回路 5 直流駆動回路 6 パラボラ波重畳直流駆動回路 7 パラボラ波重畳直流出力回路 8 パラボラ波変調回路 9 水平偏向出力回路 10 水平偏向駆動回路 11 水平偏向発振回路 12 水平AFC回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年6月15日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】ところで、コレクタパルスVcpが垂直パ
ラボラ波で変調されている場合、垂直パラボラ波は、図
6に示すように、1垂直周期のトレース期間は低周波で
なだらかな形状をしているが、破線で囲んだ垂直帰線期
間の両端部は急俊な波形であり、高周波成分が存在す
る。この破線で囲んだ部分以外では、上記のように水平
AFC回路12のハイパスフィルタ機能により水平AF
C回路12の出力は現れないが、破線で囲んだ垂直帰線
期間の両端部での高周波成分は水平同期信号と位相比較
され、AFC出力としてD点に重畳されてしまう。この
ため、垂直同期信号の両端部分は水平偏向発振回路11
の水平出力パルスの位相がずれ、画面上のその部分は縦
線上部曲がりというラスタ歪が生じる。このため、水平
AFC回路12には、上記のような水平偏向周波数より
も大き周波数の高周波成分を除去するためのローパス
フィルタ(LPF)13を接続し、パルス整形回路11
1より出力される水平出力パルスの位相ずれによって生
じる上部曲がりを防止している。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述した従来
の技術の課題を解決するため、(1)交流電源電圧を整
流した第1の直流電源電圧を水平偏向周波数に応じて第
2の直流電源電圧に変換する電圧変換回路と、前記第2
の直流電源電圧が供給される積分回路と、前記第2の直
流電源電圧及び前記積分回路の出力が供給される直流駆
動回路と、前記直流駆動回路より出力される直流駆動電
流を垂直パラボラ波変調するパラボラ波変調回路と、前
記第2の直流電源電圧及び前記垂直パラボラ波変調され
た直流駆動電流が供給されるパラボラ波重畳直流駆動回
路と、前記第2の直流電源電圧及び前記パラボラ波重畳
直流駆動回路の出力が供給され、垂直パラボラ波電圧を
出力するパラボラ波重畳直流出力回路と、前記垂直パラ
ボラ波電圧が供給され、コレクタパルスを出力する水平
偏向出力回路と、水平同期信号が供給され、前記コレク
タパルスの位相と前記水平同期信号の位相とを比較して
制御信号を出力する水平AFC回路と、前記制御信号が
供給されると共に、水平出力パルスを出力する水平偏向
発振回路と、前記水平出力パルスを増幅して前記水平偏
向出力回路に供給する水平偏向駆動回路とを備えて構成
されるラスタ歪補正回路において、前記交流電源電圧が
オンされた後の所定時間後に前記積分回路を開放し、前
記パラボラ波重畳直流出力回路より出力される前記垂直
パラボラ波電圧が前記積分回路に帰還することによる影
響をなくしたことを特徴とするラスタ歪補正回路を提供
し、(2)交流電源電圧を整流した第1の直流電源電圧
を水平偏向周波数に応じて第2の直流電源電圧に変換す
る電圧変換回路と、前記第2の直流電源電圧が供給され
る積分回路と、前記第2の直流電源電圧及び前記積分回
路の出力が供給される直流駆動回路と、前記直流駆動回
路より出力される直流駆動電流を垂直偏向周期の正弦波
で変調する正弦波変調回路と、前記第2の直流電源電圧
及び前記正弦波変調された直流駆動電流が供給される正
弦波重畳直流駆動回路と、前記第2の直流電源電圧及び
前記正弦波重畳直流駆動回路の出力が供給され、正弦波
電圧を出力する正弦波重畳直流出力回路と、前記正弦波
電圧が供給され、コレクタパルスを出力する水平偏向出
力回路と、水平同期信号が供給され、前記コレクタパル
スの位相と前記水平同期信号の位相とを比較して制御信
号を出力する水平AFC回路と、前記制御信号が供給さ
れると共に、水平出力パルスを出力する水平偏向発振回
路と、前記水平出力パルスを増幅して前記水平偏向出力
回路に供給する水平偏向駆動回路とを備えて構成される
ラスタ歪補正回路において、前記交流電源電圧がオンさ
れた後の所定時間後に前記積分回路を開放し、前記正弦
波重畳直流出力回路より出力される前記正弦波電圧が前
記積分回路に帰還することによる影響をなくしたことを
特徴とするラスタ歪補正回路を提供し、(3)前記交流
電源電圧をオフとした時に、前記積分回路の出力電圧を
強制的に略0ボルトとする制御回路を備えることを特徴
とする(1)たは(2)記載のラスタ歪補正回路を提
供し、(4)前記制御回路は前記交流電源電圧の有無を
検出するよう構成したことを特徴とする(3)記載のラ
スタ歪補正回路を提供するものである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】交流電源電圧を整流した第1の直流電源電
    圧を水平偏向周波数に応じて第2の直流電源電圧に変換
    する電圧変換回路と、 前記第2の直流電源電圧が供給される積分回路と、 前記第2の直流電源電圧及び前記積分回路の出力が供給
    される直流駆動回路と、 前記直流駆動回路より出力される直流駆動電流を垂直パ
    ラボラ波変調するパラボラ波変調回路と、 前記第2の直流電源電圧及び前記垂直パラボラ波変調さ
    れた直流駆動電流が供給されるパラボラ波重畳直流駆動
    回路と、 前記第2の直流電源電圧及び前記パラボラ波重畳直流駆
    動回路の出力が供給され、垂直パラボラ波電圧を出力す
    るパラボラ波重畳直流出力回路と、 前記垂直パラボラ波電圧が供給され、コレクタパルスを
    出力する水平偏向出力回路と、 水平同期信号が供給され、前記コレクタパルスの位相と
    前記水平同期信号の位相とを比較して制御信号を出力す
    る水平AFC回路と、 前記制御信号が供給されると共に、水平出力パルスを出
    力する水平偏向発振回路と、 前記水平出力パルスを増幅して前記水平偏向出力回路に
    供給する水平偏向駆動回路とを備えて構成されるラスタ
    歪補正回路において、 前記交流電源電圧がオンされた後の所定時間後に前記積
    分回路を開放し、前記パラボラ波重畳直流出力回路より
    出力される前記垂直パラボラ波電圧が前記積分回路に帰
    還することによる影響をなくしたことを特徴とするラス
    タ歪補正回路。
  2. 【請求項2】交流電源電圧を整流した第1の直流電源電
    圧を水平偏向周波数に応じて第2の直流電源電圧に変換
    する電圧変換回路と、 前記第2の直流電源電圧が供給される積分回路と、 前記第2の直流電源電圧及び前記積分回路の出力が供給
    される直流駆動回路と、 前記直流駆動回路より出力される直流駆動電流を垂直偏
    向周期の正弦波で変調する正弦波変調回路と、 前記第2の直流電源電圧及び前記正弦波変調された直流
    駆動電流が供給される正弦波重畳直流駆動回路と、 前記第2の直流電源電圧及び前記正弦波重畳直流駆動回
    路の出力が供給され、正弦波電圧を出力する正弦波重畳
    直流出力回路と、 前記正弦波電圧が供給され、コレクタパルスを出力する
    水平偏向出力回路と、 水平同期信号が供給され、前記コレクタパルスの位相と
    前記水平同期信号の位相とを比較して制御信号を出力す
    る水平AFC回路と、 前記制御信号が供給されると共に、水平出力パルスを出
    力する水平偏向発振回路と、 前記水平出力パルスを増幅して前記水平偏向出力回路に
    供給する水平偏向駆動回路とを備えて構成されるラスタ
    歪補正回路において、 前記交流電源電圧がオンされた後の所定時間後に前記積
    分回路を開放し、前記正弦波重畳直流出力回路より出力
    される前記正弦波電圧が前記積分回路に帰還することに
    よる影響をなくしたことを特徴とするラスタ歪補正回
    路。
  3. 【請求項3】前記交流電源電圧をオフとした時に、前記
    積分回路の出力電圧を強制的に略0ボルトとする制御回
    路を備えることを特徴とする請求項1または2記載のラ
    スタ歪補正回路。
  4. 【請求項4】前記制御回路は前記交流電源電圧の有無を
    検出するよう構成したことを特徴とする請求項3記載の
    ラスタ歪補正回路。
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100335064B1 (ko) * 2000-04-26 2002-05-03 구자홍 모니터의 영상 제어장치

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