JPH0527358Y2 - - Google Patents

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JPH0527358Y2
JPH0527358Y2 JP3371886U JP3371886U JPH0527358Y2 JP H0527358 Y2 JPH0527358 Y2 JP H0527358Y2 JP 3371886 U JP3371886 U JP 3371886U JP 3371886 U JP3371886 U JP 3371886U JP H0527358 Y2 JPH0527358 Y2 JP H0527358Y2
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sealer
propeller shaft
cup
auxiliary ring
facer
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 この考案は、船尾シール装置におけるシーラー
に関するものである。
(ロ) 従来の技術 船舶のプロペラ軸は船体から突出して設けられ
ているから、ここには適当なシール装置を施さな
ければならない。
このシール装置には種々のものがあるが、最
近、以下に述べるシーラーを用いる方法がよく実
施されている。
すなわち、第3図の断面図にその構造を示す
が、要するにこのシーラー1は、ゴム等の弾性材
で構成され、前部の作用部1aと後部の嵌着部1
bからなるカツプ状をしているものである。そし
て、これをプロペラ軸2に嵌装し、その作用部1
aの前面に突出して設けられた硬質樹脂等のフエ
ーサー3を船体側に設けられたフランジ体4等に
弾圧するとともに、後部の嵌着部1bの外周等か
ら締め付けパンド5を用いてプロペラ軸2に緊く
締め付けるものである。これにより、プロペラ軸
2等を伝わつて船体内へ入り込んできた水は、こ
のフエーサー3とシーラー1の嵌着部1bの個所
で遮断され、ここより外には漏れないのである。
(ハ) 考案が解決しようとする問題点 ところで、この場合、フエーサー3の部分で水
密を保とうとすれば、それはフランジ体4に相当
な力で弾圧されていなければならないのである
が、この種シーラーにあつては、この弾圧力をシ
ーラー1を弾性変形させることで発揮させるよう
にしている。
すなわち、第3図に示すように、フエーサー3
をフランジ体4に当接させた状態で嵌着部1bを
十分前方へ押しやつて締め付け固定するようにし
ているのである。
しかし、この状態をあまり極端にすると、ゴム
等からなるシーラー1が、いわゆる、腰折れ状態
となつてこれ以上強い弾性力を発揮させることが
できないばかりか、かえつて低下させることにも
なりかねない。
(ニ) 問題点を解決するための手段 そこで、この考案は、後部の嵌着部をプロペラ
軸に緊嵌するとともに、前部の作用部の前面に突
出して設けられるリング状のフエーサーを船体側
のフランジ体に弾圧することで、前記プロペラ軸
を伝わつて船体内へ入ろうとする水の浸入を防ぐ
弾性体からなるカツプ状の船尾シール装置におけ
るシーラーであつて、このシーラーのカツプ空間
部内部に弾性体からなる補助リングを挿設したこ
とにより、前記した問題点を対処したのである。
(ホ) 作用 これにより、嵌着部を前方へ押しやつてシーラ
ーを腰折れ状態にしようとしても、そのカツプ部
内部には補助リングが充填されているから、それ
を阻止する。したがつて、この補助リングは、シ
ーラーが極端な腰折れ状態になるのを防いで弾発
力強化を寄与する。
一方、補助リング自体も弾性体であるから、シ
ーラーが弾性変形するときにこの補助リングも弾
性変形させ、その反発力としてこれ自身から弾発
力が発揮されることも期待できる。
(ヘ) 実施例 以下、この考案の実施例を図面に従つて説明す
るが、第1図はこの考案に係るシーラーを組み込
んだシール装置の要部断面図、第2図は同じくこ
のシーラーの断面図である。
シーラー1は、プロペラ軸2に外嵌される大径
の作用部1aと小径の嵌着部1bからなるカツプ
状のものであることは前記したとうりであるが、
さらに、これらの内部にカツプ空間部1cを有し
ている。そして、その作用部1aにはフエーサー
3が前記した構成で設けられており、このフエー
サー3の部分が船体側部材6に設けられたフラン
ジ体4に強く圧接するような位置関係で、嵌着部
1bの外周を締め付けバンド5によつて強く締め
付けるのも前記したとうりである。
ところで、この考案は、以上の構成のシーラー
1に対して、そのカツプ空間部1c内部に補助リ
ング7を挿設するのである。そして、この補助リ
ング7は、ゴムやスポンジ、あるいは適当な金属
製の弾性体から構成される。なお、この補助リン
グ7の外径は、シーラー1の中央部に形成された
挿通孔1dの径よりも大きいが、これが弾性体で
構成されることから、製作後、この挿通孔1dよ
り挿入することができる。その他、一本の紐状様
のものを用い、これをこのカツプ空間部1c内に
挿入してリング状に巻回するものも考えられ、こ
うすると、挿入操作等が容易である。
(ト) 考案の効果 以上、この考案は、前記した構成のシーラー1
において、そのカツプ空間部1c内部に弾性体か
らなる補助リング7を挿設したものであるから、
シーラー1をプロペラ軸2に取り付ける場合、そ
の軸芯方向に強い弾性力を発揮することができな
い、いわゆる、腰折れ状態を防止する。
すなわち、補助リング7の存在が障害となつて
シーラー1の極端な腰折れ状態を防止するのと、
シーラー1の弾性変形に伴う補助リング7自体の
弾性圧縮から発生する反発力の二面効果により、
より強力な弾性力を生じさせるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係るシーラーを組み込んだ
シール装置の要部断面図、第2図は同じくこのシ
ーラーの断面図、第3図は従来のシーラーの断面
図である。 符号、1……シーラー、1a……〃の作用部、
1b……シーラーの嵌着部、1c……〃のカツプ
空間部、2……プロペラ軸、3……フエーサー、
4……フランジ体、7……補助リング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 後部の嵌着部1bをプロペラ軸2に緊嵌すると
    ともに、前部の作用部1aの前面に突出して設け
    られるリング状のフエーサー3を船体側のフラン
    ジ体4に弾圧することで、前記プロペラ軸2を伝
    わつて船体内へ入ろうとする水の浸入を防ぐ弾性
    体からなるカツプ状の船尾シール装置におけるシ
    ーラー1であつて、このシーラー1のカツプ空間
    部1c内部に弾性体からなる補助リング7を挿設
    したことを特徴とする船尾シール装置におけるシ
    ーラー。
JP3371886U 1986-03-07 1986-03-07 Expired - Lifetime JPH0527358Y2 (ja)

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JP3371886U JPH0527358Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

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JP3371886U JPH0527358Y2 (ja) 1986-03-07 1986-03-07

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Publication Number Publication Date
JPS62144799U JPS62144799U (ja) 1987-09-12
JPH0527358Y2 true JPH0527358Y2 (ja) 1993-07-12

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