JPH05273150A - 自動探傷装置 - Google Patents

自動探傷装置

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JPH05273150A
JPH05273150A JP4100425A JP10042592A JPH05273150A JP H05273150 A JPH05273150 A JP H05273150A JP 4100425 A JP4100425 A JP 4100425A JP 10042592 A JP10042592 A JP 10042592A JP H05273150 A JPH05273150 A JP H05273150A
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rotation
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Kenichi Takada
健一 高田
Taizo Yano
泰三 矢野
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Daido Steel Co Ltd
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Daido Steel Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 被検査材の表面を撮像した撮像画像に基づい
て表面傷を検出する自動探傷装置において、長大な設備
スペースを要することなく、高い精度で能率良く傷を検
出できるようにする。 【構成】 位置固定に配置された被検査材12の表面1
8と平行に移動する台車28に、回動可能な反射鏡44
およびその反射鏡44を介して被検査材12の表面18
を撮像するテレビカメラ46等を配設し、台車28の移
動に拘らず表面18を略静止画像状態で撮像できるよう
に、台車28の移動速度に応じて反射鏡44の回動を制
御する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁粉探傷法などにより
被検査材の表面の撮像画像に基づいて表面傷を検知する
自動探傷装置に係り、特に、被検査材に対して相対移動
しつつその表面を撮像する技術の改良に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】鋼片等の被検査材の表面における傷を検
出する方法の一つとして磁粉探傷法が知られており、図
8はその一例である螢光磁粉探傷法の原理を説明するも
のである。この方法では、予め磁化した鋼片80の表面
に螢光磁粉を散布或いは浸漬により付着させ、紫外線ラ
ンプ82の照射によって励起させられる磁粉の模様を、
鋼片80の表面に対向して配置されたテレビカメラ84
で撮像することにより、鋼片80上の表面傷を検知して
いる。テレビカメラ84は、多数の光電変換部を有して
位置固定に配設され、鋼片80の表面からの光がそれ等
の光電変換部に入射させられることにより、その光電変
換部毎に入射光量に対応した画像信号を予め定められた
走査周期、すなわち総ての光電変換部から1画面分の画
像信号を取り込んで処理するサイクルタイムであって、
例えば1/30秒周期で出力するようになっている。ま
た、この鋼片80のように被検査材が長尺状である場
合、鋼片80を長手方向へ移動させつつテレビカメラ8
4により磁粉模様を連続的に撮像して、表面傷を検出す
るようにしている。
【0003】ところで、このように移動する被検査材の
表面を撮像する場合、被検査材の移動速度が高速になる
と、テレビカメラ等の撮像装置に入射する被検査材表面
からの光の光電変換部に対する入射位置がずれることか
ら、表面傷に対応する部分の光電変換部に蓄積される光
量が減少して画像信号の強度が低下し、特に移動方向に
おける長さが短い表面傷に対する検出性能が低下すると
いう問題があった。これに対し、例えば本出願人が先に
出願した特許願平成2年第176893号においては、
被検査材の移動方向と直角な回動軸まわりに回動可能な
反射鏡を設け、その反射鏡を介して被検査材の表面を撮
像装置によって撮像するとともに、その撮像範囲が被検
査材表面の略同一範囲に維持されるように反射鏡を被検
査材の移動に応じて追従回動させることにより、被検査
材の移動に拘らず略静止画像状態で表面を撮像し、表面
傷の検出精度を向上させるようにした自動探傷装置が開
示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記自
動探傷装置においては、反射鏡や撮像装置に対して被検
査材を移動させつつその被検査材の表面を順次撮像する
ために、被検査材の移動方向において自動探傷装置の前
後に長大な設備スペースが必要になるという問題があっ
た。また、検出精度の向上により被検査材を高速移動さ
せて高速探傷することが可能となるが、比較的重量の大
きい被検査材の移動速度には限界があることから、ある
程度以上には検査能率を上げることが難しいということ
や、被検査材の移動速度をその被検査材に転がり接触さ
せられるローラ等の回転から検出する場合には、被検査
材とローラとの間の滑りを完全に防ぎきれないことから
反射鏡の回動制御を必ずしも正確に行うことができない
といったことなど、未だ改良の余地が残されていた。
【0005】本発明は以上の事情を背景として為された
もので、その目的とするところは、長大な設備スペース
を要することなく、被検査材の表面傷を高い精度で且つ
能率良く検出できるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の要旨とするところは、位置固定に配設され
た被検査材の表面に存在する傷を、その表面の撮像画像
に基づいて自動的に検出する自動探傷装置であって、
(a)前記被検査材の表面と平行な方向へ直線移動させ
られる台車と、(b)その台車の移動方向と直角な一軸
心まわりの回動可能にその台車に設けられたその一軸心
と平行な鏡面を有する反射鏡と、(c)多数の光電変換
部を有して前記台車に位置固定に配設され、前記被検査
材の表面からの光が前記反射鏡を介して上記光電変換部
に入射させられることにより、それら光電変換部毎に入
射光量に対応した画像信号を出力する撮像装置と、
(d)前記台車の移動に拘らず前記被検査材の表面が略
静止画像状態で前記撮像装置によって撮像されるよう
に、その台車の移動に応じて前記反射鏡を前記一軸心ま
わりに追従回動させる回動制御手段とを有することにあ
る。
【0007】なお、前記回動制御手段は、好適には、前
記台車の移動方向と平行に位置固定に配設されたラック
と、そのラックと噛み合うよう前記台車に回転可能に配
設されたギヤとを有し、前記台車の移動に伴って回転す
る上記ギヤの回転角に基づいて前記反射鏡の回動制御を
行うように構成される。
【0008】
【作用および発明の効果】このような自動探傷装置にお
いては、被検査材の表面と平行な方向に直線移動させら
れる台車に、その台車の移動方向と直角な一軸心まわり
の回動可能とされた反射鏡と、その反射鏡を介して被検
査材の表面を撮像する撮像装置とが設けられるととも
に、その撮像装置によって台車の移動に拘らず被検査材
の表面が略静止画像状態で撮像されるように、回動制御
手段によって台車の移動に応じて上記反射鏡が回動制御
される。このため、台車の移動に拘らず被検査材表面か
らの光が常に撮像装置における一定の位置の光電変換部
に入射させられて、各光電変換部には移動していないと
きと同様の光量がそれぞれ蓄積されるようになる。これ
により、台車の移動方向に短い表面傷であってもその傷
に対応した強度の画像信号が撮像装置から出力されて、
台車が高速移動させられた場合においても、被検査材の
表面における小さな傷を確実に検出することが可能とな
る。なお、上記反射鏡の回動制御が台車の移動に伴って
繰り返されることにより、被検査材の表面が台車の移動
方向において複数に分割された状態で撮像装置により順
次撮像される。
【0009】また、上記のように、位置固定に配設され
た被検査材に対して撮像装置側が被検査材と平行に移動
させられるため、被検査材の長さ寸法と略同じスペース
で探傷作業を行うことが可能となり、被検査材を長手方
向へ移動させつつ探傷作業を行う従来装置に比較して、
探傷作業に必要なスペースが小さくて済む。このため、
例えば被検査材を台車の移動方向に対して直角な方向か
ら検査位置へ搬入し、検査後に同じ方向に搬出するよう
に搬送設備等を構成することにより、台車の移動方向す
なわち被検査材の長手方向における設備スペースを節減
できる。また、台車およびその台車に配設された反射鏡
や撮像装置は比較的軽量であることから、従来のように
被検査材を移送する場合に比べて高速で移動させること
が可能であり、検査能率を一層向上させることが可能と
なる利点がある。
【0010】さらに、台車の移動方向と平行に位置固定
に配設されたラックと、そのラックと噛み合うよう台車
に回転可能に配設されたギヤとを有する回動制御手段に
よって、台車の移動に伴って回転するそのギヤの回転角
に基づいて反射鏡の回動制御が為される場合には、滑り
のないそれらラックおよびギヤの噛合いにより台車の移
動が正確に検出されるため、反射鏡の回動制御を台車の
移動に対応させて正確に行うことが可能となり、反射鏡
の回動誤差に起因する撮像画像のぶれ等が防止されて表
面傷の検出精度がより一層向上させられる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0012】図1は、本発明の一実施例である螢光磁粉
探傷法を用いた自動探傷装置10の斜視図である。強磁
性体製の鋼片である被検査材12は、方形断面を有して
長尺状を成しており、複数の検査台14によって長手方
向の稜線が上下左右に位置する略水平な姿勢で位置固定
に支持されている。そして、その被検査材12の長手方
向に移動させられる一対の検査ユニット16によって、
外周の表面18(上側の2面)に存在する傷が検出され
るようになっている。磁粉探傷法は、表面若しくは表面
近傍の傷(欠陥)を迂回して流れる漏洩磁束により、強
磁性体の粉である磁粉をその傷部分に集中的に吸着させ
て、その磁粉模様から傷の有無および位置を調べる方法
であり、上記被検査材12は、図2に示すように、予め
磁化装置20に搬入されて磁場にさらされることにより
磁化されるとともに、磁粉付着装置22に搬入されて螢
光磁粉が油等に分散懸濁させられた液中に浸漬させられ
ることにより、その表面18に螢光磁粉が付着させられ
ている。図2から明らかなように、上記磁化装置20お
よび磁粉付着装置22は自動探傷装置10に対して被検
査材12の長手方向と直角な方向に順次配設されてお
り、図示しないウォーキングビーム等の搬送装置によっ
て被検査材12が搬送され、自動探傷装置10における
探傷作業が終了すると同じ方向へ搬出されるように構成
されている。なお、自動探傷装置10は上記螢光磁粉に
よる磁粉模様をできるだけ明瞭に捉えるために暗室構造
とされている。
【0013】図1において、被検査材12の上方には、
その被検査材12の長手方向と平行に被検査材12の全
長よりも所定量長い寸法の一対のガイドレール24およ
び26が図示しないフレーム部材を介して配設されてい
る。前記検査ユニット16は、この一対のガイドレール
24および26上を走行させられる台車28に配設され
ることにより、被検査材12の全長に亘って探傷できる
ようになっている。この台車28には、制御装置56
(図5参照)から供給される駆動信号SD1によって正
逆両方向へ回転駆動させられるサーボモータ30が配設
されており、このサーボモータ30の駆動力がタイミン
グベルト32を介して駆動輪34および36に伝達され
ることにより、台車28はガイドレール24,26上を
所定の移動速度Vで走行させられる。サーボモータ30
にはエンコーダ38が設けられており、サーボモータ3
0の回転角度に基づいて駆動輪34の回転角度、更には
台車28の移動速度Vを検出できるように、エンコーダ
38からその回転角度を表す回転角度信号SA1が制御
装置56に供給される。一方のガイドレール24にはそ
の上面に噛合歯40が形成されているとともに、そのガ
イドレール24上を転動する一方の駆動輪34の外周に
は、上記噛合歯40と噛み合う噛合歯42が形成されて
おり、それらの噛合歯40および42の噛合いによっ
て、台車28が駆動輪34の回転角度に正確に対応して
ガイドレール24上を移動するようになっている。本実
施例では、噛合歯40が形成されたガイドレール24が
ラックに相当し、噛合歯42が形成された駆動輪34が
ギヤに相当する。
【0014】一対の検査ユニット16は、上記台車28
内において予め定められた所定の位置関係に配置された
反射鏡44、テレビカメラ46、紫外線ランプ48等を
それぞれ備えて構成されている。一対の検査ユニット1
6は被検査材12の表面18のうち斜め上方を向いた2
面を同時に探傷するようになっており、それぞれの反射
鏡44、テレビカメラ46、紫外線ランプ48等は、被
検査材12の軸心を通る鉛直な平面に対してそれぞれ対
称的に配置されている。反射鏡44はサーボモータ50
の出力軸に取り付けられて、その出力軸の軸心Oを含む
平面内に形成された鏡面52が軸心Oまわりに回動させ
られるようになっており、サーボモータ50は、上記軸
心Oが被検査材12の長手方向すなわち台車28の移動
方向と直角で且つ被検査材12の表面18と平行となる
姿勢で台車28に固定されている。また、テレビカメラ
46は、その撮像レンズの光軸が台車28の移動方向と
平行で上記軸心Oと直交するように取り付けられてお
り、被検査材12の表面18からの光が反射鏡44を介
して入射させられることにより、表面18の磁粉模様を
撮像するようになっている。このテレビカメラ46は、
固体撮像素子(CCD)や撮像管を備えた一般的な撮像
装置であり、撮像レンズを通して多数の光電変換部の1
つ1つに光が入射させられると、その入射光量に対応す
る画像信号SVを予め定められた走査周期で各光電変換
部毎に前記制御装置56へ出力する。ここでの走査周期
とは、総ての光電変換部から1画面分の画像信号SVを
取り込んで処理するサイクルタイムで例えば1/30秒程
度に定められ、各光電変換部から出力される画像信号S
Vは、それぞれその走査周期の間の受光量に対応する。
【0015】図3は、上記軸心Oと平行な方向から見た
具体的な位置関係を示す図で、反射鏡44は鏡面52と
被検査材12の表面18とがなす角度が45゜となる位
置Mcを中心として、±θ/2の角度範囲Ms〜Meで
回動させられるようになっている。反射鏡44がMcの
位置にあるとき、軸心Oから被検査材12の表面18へ
の垂線を下した点Pcからの光の鏡面52上への入射角
および反射角は45゜となり、テレビカメラ46の撮像
範囲の中心、すなわち撮像光軸上に点Pcが位置させら
れるため、反射鏡44がMsの位置からMeの位置まで
回動させられると、テレビカメラ46の撮像光軸が表面
18上の点Psから点Peまで移動することとなる。前
記サーボモータ50にはエンコーダ54が設けられ、上
記反射鏡44の軸心Oまわりにおける予め定められた基
準位置からの回動角度を表す回動角度信号SA2を制御
装置56に供給するようになっており、サーボモータ5
0は、その回動角度信号SA2に基づいて制御装置56
によりフィードバック制御される。
【0016】図4は、自動探傷装置10を被検査材12
の長手方向から見た断面図であり、前記紫外線ランプ4
8は、反射鏡44の回動によるテレビカメラ46の撮像
光軸の前記点Psから点Peまでの移動範囲に対応する
実際の撮像範囲を、適度な紫外線量で照射できるように
取り付けられている。また、被検査材12の長手方向に
延びる4本の稜線のうち左右に位置する一対の稜線58
および60の下方には、一対のエッジ照射ランプ62が
台車28の移動方向において前記反射鏡44と略同じ位
置に配設されており、稜線58および60にそれぞれ可
視光を照射することにより、撮像画像における稜線58
および60のエッジを明確にする。そのほか、被検査材
12を挟んで両側に位置して一対の投光器64および受
光器66が配設されている。これらの投光器64および
受光器66は光電スイッチとして機能するもので、投光
器64から受光器66に向かって発せられた光が遮られ
ていない初期位置から、台車28が移動を開始したあと
被検査材12の探傷開始側の端末68を通過することに
よってその光が遮られることを検出し、この検出信号S
Pに基づいて被検査材12の探傷開始時点を制御装置5
6が判断できるようになっている。
【0017】制御装置56は、CPU、ROM、RAM
等を有するマイクロコンピュータを備えて構成されてお
り、図5に示すように、入力された信号に基づいて、予
めROMに記憶されたプログラムに従ってRAMの一時
記憶機能を利用しつつ演算処理を行い、駆動信号等を出
力するようになっている。前記反射鏡44の回動制御に
関連する制御内容を具体的に説明すると、制御装置56
は、前記エンコーダ38から供給される回転角度信号S
A1に基づいて台車28の移動速度Vを算出し、その移
動速度Vが予め定められた目標速度と一致するように駆
動信号SD1を出力してサーボモータ30をフィードバ
ック制御するとともに、台車28の移動に拘らずテレビ
カメラ46によって被検査材12の表面18が略静止画
像状態で撮像されるように、上記移動速度Vに応じて反
射鏡44の回動角速度ωを算出し、反射鏡44がその回
動角速度ωで回動するように、前記エンコーダ54から
の回動角度信号SA2を読み込みつつサーボモータ50
に駆動信号SD2を出力してフィードバック制御する。
【0018】つまり、前記図3において、反射鏡44お
よびテレビカメラ46が台車28の移動に伴って図3の
右側へ移動する場合、すなわち被検査材12が図3の左
側へ相対移動する場合を考えると、反射鏡44がMcの
位置からMeの位置まで回動角速度ωで回動させられた
ときに、テレビカメラ46の撮像中心は点Pcから点P
eまでの距離xだけ移動させられるため、その距離xと
略同じ距離だけ台車28が移動するように、移動速度V
と上記角速度ωとの関係が規定されるのである。ここ
で、直線O−Pcと直線O−Peとがなす角度をθ、軸
心Oから点Pcまでの距離をyとすると、x=y tanθ
の関係が成り立つが、反射における光学上の関係からテ
レビカメラ46の撮像光軸の回動角度は反射鏡44の回
動角度の2倍であって、角度θは2ωに対応するととも
に、距離xは移動速度Vに対応することから、移動速度
Vおよび角速度ωが次式(1)を満足するように、実際
の移動速度Vに応じて角速度ωが定められれば良い。な
お、2ωすなわちθが90゜以上になると(1)式は成
立しなくなるため、上記移動速度V、角速度ωとして
は、例えばフィードバック制御の制御サイクル時間当た
りの移動量、回動角度などを用いることとなる。
【0019】
【数1】V=y tan(2ω) ・・・(1)
【0020】この関係から台車28の移動速度Vに応じ
て反射鏡44の回動角速度ωを決定して反射鏡44の撮
像光軸が表面18上の一点に対して追従するように回動
制御することにより、被検査材12の表面18の略同じ
範囲が台車28と共に移動するテレビカメラ46によっ
て撮像される。図6は、上記の考え方によって回動制御
される反射鏡44の角度(45゜の中心位置に対する回
動位置)の変化の一例を示すタイムチャートである。前
記受光器66からの検出信号SPにより被検査材12の
端末68が通過したことを検知した時間に同期して反射
鏡44の回動制御が開始され、反射鏡44の角度が前記
Msの位置における−θ/2から上記角速度ωで前記M
eの位置における+θ/2まで追従回動させられる。こ
の間に実際には、例えば図3において反射鏡44が軸心
Oの位置においてMsの位置にある状態から二点鎖線で
示す反射鏡44までの距離2xだけ検査ユニット16が
移動速度Vで右方へ進むことになるが、静止している被
検査材12上の点Psの位置にテレビカメラ46の撮像
光軸が追従させられることにより、被検査材12の表面
18を点Psが画面の中央に位置する静止画像状態で捉
えることが可能となる。これにより、台車28の移動に
拘らず傷による磁粉模様をテレビカメラ46によって鮮
明に撮像できるようになり、その画像信号SVの信号強
度から傷の有無や位置を高い精度で判定できるようにな
る。
【0021】一方、焼入れ処理等に伴う黒皮を除去する
ために被検査材12の表面18にショットピーニング処
理が施されるなどして全面に亘って細かい凹凸が存在し
ていると、完全な静止画像状態で表面18を撮像した場
合、これらの凹凸に起因する磁粉模様もテレビカメラ4
6によって比較的鮮明に捉えられる。このため、そのよ
うな凹凸による画像信号SVN と傷による画像信号SV
S とのS/N(傷信号対雑音比)が低下し易くなり、傷
判定のスレッショルドレベルを比較的大きめに設定しな
ければならず、小さな傷の検出精度が低下する。
【0022】これに対し、本実施例では、反射鏡44の
表面18に対する追従回動の期間、具体的には表面18
が略静止した状態の画像を少なくとも2画面分以上取り
込み得るよう、例えば前記画面走査周期の3周期分程度
の時間内において、テレビカメラ44による撮像範囲が
予め定められた微小量だけずれるようにし、小さな傷に
対する検出精度を維持するようにしている。すなわち、
テレビカメラ46の各光電変換部における上記凹凸によ
る磁粉模様からの入射光量は上記微小量のずれにより平
均化され、それに伴って各光電変換部から出力される画
像信号SVN の信号強度も平坦になる一方、傷による画
像信号SVS については、台車28の移動方向において
少なくとも画像のずれ量より傷寸法が長ければ信号強度
の低下が小さくて済むため、画像信号SVの総合的なS
/Nを向上させることができるとともに、傷判定のスレ
ッショルドレベルを低くして小さな傷まで良好に検出で
きるようになるのである。上記微小量は、例えば撮像画
像における傷の検出能(検出できる最小値)や、表面1
8に存在する凹凸の大きさなどに基づいて予め実験等に
より定められる。被検査材12は圧延加工等によって長
尺状とされているため、傷形状も一般に被検査材12の
長手方向に長く、その長手方向への画像のずれに拘らず
良好に検出される。従って、実際の回動角速度ω0 は、
完全な静止画像状態で撮像する場合の前記(1)式にお
いて、移動速度Vすなわち所定の単位時間当たりの移動
量に上記微小量に対応する調整値αを加算した次式
(2)に従って決定される。調整値αは、サーボモータ
50の制御サイクルタイムおよびテレビカメラ46の走
査周期を考慮して定められる。なお、調整値αを移動速
度Vから減算するようにしても差支えない。
【0023】
【数2】V+α=y tan(2ω0 ) ・・・(2)
【0024】因に、ショットピーニングによる凹みが被
検査材12の表面18の略全面に存在するとともに、深
さが0.4mm程度で長さが20mm程度の傷が長手方向に存
在する場合に、反射鏡44の追従回動期間における撮像
範囲のずれ量が1mmとなる角速度ω0 で反射鏡44を回
動制御したところ、表1に示すように傷部分の画像信号
SVS の強度は約15で、他の部分の画像信号SVN
強度は約4.5であり、S/Nは約3.33 であった。これ
に対し、完全な静止画像状態、すなわち撮像範囲のずれ
が零の場合には、画像信号SVS の強度は約23、画像
信号SVN の強度は約7.5、S/Nは約3.07 であり、
信号強度は高いもののS/Nは1 mmずらした場合の方が
優れていることが判る。なお、反射鏡44の追従回動期
間における撮像範囲のずれ量が2mmとなる角速度ω0
反射鏡44を回動制御した場合には、画像信号SVS
強度は約13、画像信号SVN の強度は約4.2、S/N
は約3.12 となり、1mmずらした場合に比較すると、画
像信号SVN は殆ど変化しないのに対して画像信号SV
S は低下し、S/Nは静止画像状態で撮像する場合と同
等になる。
【0025】
【表1】
【0026】そして、以上のように決定された回動角速
度ω0 で反射鏡44が追従回動させられ、反射鏡44が
図3におけるMsの位置からMeの位置まで回動する間
に僅かにずれを生じる状態で被検査材12の表面18に
おける所定範囲が撮像される一方、台車28の移動方向
において被検査材12の前記端末68を基準に複数に分
割された移動方向前方の次のブロック(撮像範囲)を撮
像するために、例えば図6のタイムチャートにおけるT
e〜Ts間において、反射鏡44がMeの位置からMs
の位置へ速やかに戻り回動させられ、その後再び回動角
速度ω0 でMsの位置からMeの位置まで追従回動させ
られて同様に撮像が行われる。このような制御が繰り返
して行われることにより、被検査材12の全長に亘って
探傷作業が進められる。
【0027】図7は、上記したように検査ユニット16
の移動に伴って反射鏡44の角度が制御された際の実際
の撮像状況を、撮像範囲が手前向きとなるように部分的
に展開して示したものである。この図における(a)で
は反射鏡44が前記Msの位置にあって被検査材12の
端末68からn番目のブロックnの表面18を撮像開始
するところである。そして、速度Vで図の右方向へ走行
する台車28の移動に伴って反射鏡44が回動角速度ω
0 で追従回動させられ、(b)では反射鏡44が前記M
cの位置となり、続いて(c)では反射鏡44が前記M
eの位置に達してブロックnの撮像を終了する図6のT
eに対応する時点の状態となる。この(c)の状態から
反射鏡44が戻り回動させられ、(d)においては、反
射鏡44が上記Msの位置に復帰して次のブロック(n
+1)の撮像を開始する。このため、テレビカメラ46
による撮像画像は、(a)から(c)に至るまでの間に
おいては、ブロックnの表面18が略静止画像状態で捉
えられる。なお、上記戻り回動においては、少なくとも
ブロックnとブロック(n+1)との境目に撮像されな
い部分が生じないように、台車28の移動速度Vに応じ
て上記角速度ω0 よりも速い所定以上の回動角速度で戻
される。
【0028】このようにして撮像された画像信号SVが
テレビカメラ46から制御装置56に供給されると、前
記エッジ照射ランプ62の光による撮像画像上での表面
18のエッジラインを1画面ずつ基準位置に合わせるよ
うに画面補正が行われるとともに、その補正された画像
に基づいて各ブロック毎に傷の有無および傷位置を示す
傷マップが作成される。
【0029】このように、本実施例においては、被検査
材12の表面18と平行な方向に直線移動させられる台
車28に、その台車28の移動方向と直角で表面18と
平行な軸心Oまわりの回動可能とされた反射鏡44、お
よびその反射鏡44を介して被検査材12の表面18を
撮像するテレビカメラ46などからなる検査ユニット1
6が設けられるとともに、その台車28の移動に拘らず
テレビカメラ46によって被検査材12の表面18が略
静止画像状態で撮像されるように、制御装置56によっ
て台車28の移動速度Vに応じて上記反射鏡44の回動
角速度ω0 が決定されてその反射鏡44が回動制御され
る。このため、台車28の移動に拘らず、表面18上の
螢光磁粉模様からの光が常にテレビカメラ46における
一定の位置の光電変換部に入射させられて、各光電変換
部には移動していないときと同様の光量が画面走査周期
毎にそれぞれ蓄積されるようになる。これにより、台車
28の移動方向に短い表面傷であってもその傷に対応し
た強度の画像信号SVがテレビカメラ46から出力され
て、台車28が高速移動させられた場合においても、被
検査材12の表面18における小さな傷を確実に検出す
ることが可能となる。
【0030】また、上記のように、検査台14上に載置
された被検査材12に対して検査ユニット16が被検査
材12と平行に移動させられるため、被検査材12の長
さ寸法と略同じスペースで探傷作業を行うことが可能と
なり、被検査材12を長手方向へ移動させつつ探傷作業
を行う従来装置に比較して、探傷作業に必要なスペース
が小さくて済む。しかも、本実施例では、被検査材12
を台車28の移動方向に対して直角な方向から自動探傷
装置10の検査台14へ搬入し、検査後に同じ方向に搬
出するように搬送設備等が構成されているため、台車2
8の移動方向すなわち被検査材12の長手方向における
設備スペースを節減できる。
【0031】また、台車28およびその台車28に配設
された反射鏡44やテレビカメラ46などの検査ユニッ
ト16は比較的軽量であることから、従来のように被検
査材12を移動させる場合に比べて高速で移動させるこ
とが可能であり、検査能率を一層向上させることが可能
となる利点がある。
【0032】また、本実施例においては、一方のガイド
レール24に噛合歯40が設けられて台車28の駆動輪
34に設けられた噛合歯42と噛み合わされ、台車28
の移動に伴って回転するその噛合歯42の回転角に基づ
いて反射鏡44の回動制御が為されるため、滑りのない
それら噛合歯40および42の噛合いにより反射鏡44
の追従回動制御を台車28の移動に対応させて正確に行
うことが可能となり、撮像画像のぶれ等が防止されて表
面傷の検出精度がより一層向上させられる。
【0033】さらに、本実施例では、反射鏡44を追従
回動制御するための回動角速度ω0が、表面18に存在
する凹凸の大きさや傷の検出能に応じて予め定められた
微小量(例えば反射鏡44の追従回動期間におけるずれ
量が1mm)だけテレビカメラ46による撮像範囲がずれ
るように、前記(2)式に従って求められる。このた
め、凹凸による磁粉模様からの入射光量が上記微小量の
ずれにより平均化されて各光電変換部から出力される画
像信号SVN の信号強度が平坦になる一方、台車28の
移動方向において画像のずれ量よりも長い寸法の傷によ
る画像信号SVSについては信号強度の低下が小さく抑
えられるため、画像信号SVの総合的なS/Nが向上す
る。これにより、傷判定のスレッショルドレベルを低く
設定して小さな傷まで良好に検出することが可能とな
り、凹凸に起因する未検出傷の発生や傷の誤検出を良好
に回避できる。
【0034】本実施例では、反射鏡44を軸心Oまわり
に回動させるサーボモータ50およびそのサーボモータ
50の作動を制御する制御装置56によって回動制御手
段が構成されている。
【0035】以上、本発明の一実施例を図面に基づいて
詳細に説明したが、本発明は他の態様で実施することも
できる。
【0036】例えば、前述の実施例においては、方形断
面を有する長尺状の鋼片である被検査材12が自動探傷
される場合であったが、他の多角形や円形など、被検査
材12の寸法や形状は任意であり、それぞれの寸法や形
状に応じて反射鏡44やテレビカメラ46などが配置さ
れることにより、検査ユニット16が適宜台車28とと
もに構成され得る。また、表面18の2面を同時に探傷
する場合に限らず、1面のみを探傷する場合や、3面以
上を同時に探傷する場合であっても良いことは勿論、1
面に対して複数の検査ユニット16が配設される場合な
どであっても良い。
【0037】また、前述の実施例においては、予め磁化
装置20において磁化されるとともに磁粉付着装置22
において磁粉模様が形成された被検査材12が自動探傷
装置10に搬入されて自動探傷される場合であったが、
検査台14上において被検査材12が磁化されるととも
に、磁粉が付着させられつつ自動探傷が行われる場合な
どであっても良い。
【0038】また、前述の実施例においては、台車28
の移動方向と直角で被検査材12の表面18と平行な軸
心Oまわりの回動可能とされ且つその軸心Oを含む鏡面
52を備えた反射鏡44が配設されていたが、軸心Oは
必ずしも被検査材12の表面18と平行でなくても良い
し、鏡面52は軸心Oと平行であればその軸心Oからオ
フセットしていても良く、反射により被検査材12の表
面18からの光をテレビカメラ46に入射させることが
可能であれば、種々の形態の反射鏡が用いられ得る。
【0039】また、前述の実施例においては、撮像装置
としてテレビカメラ46が用いられていたが、これに替
えて、電子スチルカメラ等、多数の光電変換部を有して
入射光量に対応した画像信号を出力する他の撮像装置も
用いられ得、同様に本発明を適用して効果を得ることが
可能である。
【0040】また、前述の実施例においては、台車28
の移動速度Vを検出してその移動速度Vに応じて反射鏡
44の回動角速度ω0 を決定するようになっていたが、
これに替えて、被検査材12の端末68からの台車28
の移動距離、或いは被検査材12が位置決めして載置さ
れる予め定められた基準位置からの移動位置を検出する
とともに、その移動距離或いは移動位置に応じてそれら
に対応して予め定められた回動角度となるように反射鏡
44の回動位置を制御しても良い。
【0041】また、前述の実施例においては、ガイドレ
ール24に噛合歯40が設けられるとともに駆動輪34
に噛合歯42が設けられていたが、ガイドレール24、
駆動輪34とは別個にラックおよびギヤを配設し、その
ギヤの回転数に基づいて台車28の移動速度Vを検出す
るようにしたり、ガイドレール24等の位置固定の部材
に転がり接触させられるローラを配設してそのローラの
回転数に基づいて台車28の移動速度Vを検出したり、
台車28の駆動用にリニアモータを配設してそのリニア
モータへの出力信号等に基づいて台車28の移動速度V
を検出したりするように構成することも可能である。
【0042】また、前述の実施例においては、制御装置
56により電気的に制御されるサーボモータ50により
反射鏡44が追従回動させられる場合であったが、例え
ば、台車28の移動方向に沿って所定のピッチに形成さ
れたカム面とそのカム面上を転動するローラとを配設
し、台車28の移動方向と直角な方向のローラの動きに
連動して反射鏡44を回動させるように構成したり、或
いは、台車28の移動方向において噛合い歯を間欠的に
備えたラックとそのラックに噛み合って回動させられる
とともにラックの歯の欠如期間において付勢手段により
逆回転させられるギアとを配設して、そのギアの回動に
連動して反射鏡44が回動させられるように構成したり
して、台車28の移動位置に応じて機械的な回動制御手
段により反射鏡44の回動制御が行われるようにするこ
とも可能である。
【0043】また、前述の実施例においては、駆動輪3
4,36等を有してガイドレール24,26上を移動さ
せられる台車28であったが、車輪を有しないフレーム
部材がガイドロッド等に案内されて高速シリンダ等によ
り移動させられるような台車が用いられる場合であって
も良い。
【0044】また、前述の実施例においては、被検査材
12の表面18上における細かい凹凸の影響を受けるこ
となく小さな傷に対しての検出精度を高く維持するため
に、反射鏡44の回動角速度ω0 が前記(2)式に従っ
て決定されていたが、完全な静止画像状態で撮像するよ
うに前記(1)式に従って求められる回動角速度ωに基
づいて反射鏡44の追従回動制御を行うようにしても良
い。
【0045】また、前述の実施例においては、反射鏡4
4を追従回動させて1つの検査範囲を撮像している期間
でテレビカメラ46による撮像範囲を1mm程度ずらすこ
とにより、例えば追従回動期間がテレビカメラ46の走
査周期の3周期分程度であれば1画面当たりで約0.3mm
程度ずらすようになっていたが、反射鏡44の追従回動
期間でテレビカメラ46の走査周期当たりのずれ量、上
例では0.3mm程度だけ撮像範囲をずらすようにするとと
もに、その期間内に取り込んだ複数の撮像画像の対応部
分における信号強度をそれぞれ加算若しくは平均する信
号処理を行い、その信号処理後の撮像画像に基づいて傷
判定を行うようにしても良い。また、上記反射鏡44の
追従回動期間中を通してテレビカメラ46の各光電変換
部に光を蓄積しておくとともに、追従回動が終了した後
にその追従回動期間内に蓄積された受光量に対応する画
像信号SVを取り込み、その画像信号SVが表す撮像画
像に基づいて傷判定を行うようにしても良い。
【0046】また、前述の実施例においては、螢光磁粉
探傷法を利用した自動探傷装置10について説明した
が、他の磁粉探傷法や浸透探傷法などを利用した自動探
傷装置の場合においても、本発明が同様に適用され得
る。
【0047】その他一々例示はしないが、本発明は当業
者の知識に基づいて種々の変更,改良を加えた態様で実
施することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である自動探傷装置の要部構
成を示す斜視図である。
【図2】図1の自動探傷装置により探傷される被検査材
の搬送経路等を説明する平面図である。
【図3】図1の自動探傷装置における反射鏡および撮像
装置と被検査材との位置関係を詳しく説明する図であ
る。
【図4】図1の自動探傷装置を被検査材の長手方向から
見た断面図である。
【図5】図1の自動探傷装置における機械的および電気
的構成を説明する図である。
【図6】図5の制御装置によって制御される反射鏡の回
動角度変化の一例を示すタイムチャートである。
【図7】図5の制御装置により反射鏡が回動制御された
際の撮像状況を説明する図である。
【図8】従来の自動探傷装置の一例を説明する図であ
る。
【符号の説明】
10:自動探傷装置 12:被検査材 18:表面 24:ガイドレール(ラック) 34:駆動輪(ギヤ) 44:反射鏡 46:テレビカメラ(撮像装置) 50:サーボモータ(回動制御手段) 52:鏡面 56:制御装置(回動制御手段) O:軸心(一軸心)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 位置固定に配設された被検査材の表面に
    存在する傷を、該表面の撮像画像に基づいて自動的に検
    出する自動探傷装置であって、 前記被検査材の表面と平行な方向へ直線移動させられる
    台車と、 該台車の移動方向と直角な一軸心まわりの回動可能に該
    台車に設けられた該一軸心と平行な鏡面を有する反射鏡
    と、 多数の光電変換部を有して前記台車に位置固定に配設さ
    れ、前記被検査材の表面からの光が前記反射鏡を介して
    該光電変換部に入射させられることにより、該光電変換
    部毎に入射光量に対応した画像信号を出力する撮像装置
    と、 前記台車の移動に拘らず前記被検査材の表面が略静止画
    像状態で前記撮像装置によって撮像されるように、該台
    車の移動に応じて前記反射鏡を前記一軸心まわりに追従
    回動させる回動制御手段とを有することを特徴とする自
    動探傷装置。
  2. 【請求項2】 前記回動制御手段は、前記台車の移動方
    向と平行に位置固定に配設されたラックと、該ラックと
    噛み合うよう前記台車に回転可能に配設されたギヤとを
    有し、前記台車の移動に伴って回転する該ギヤの回転角
    に基づいて前記反射鏡の回動制御を行うものである請求
    項1に記載の自動探傷装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102018200927A1 (de) * 2018-01-22 2019-07-25 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur zerstörungsfreien Prüfung einer Schaufelfußaufnahmenutoberfläche
JP2020068426A (ja) * 2018-10-23 2020-04-30 東芝デベロップメントエンジニアリング株式会社 カメラ装置、画像処理装置、およびミラー可動機構

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DE102018200927A1 (de) * 2018-01-22 2019-07-25 Siemens Aktiengesellschaft Verfahren zur zerstörungsfreien Prüfung einer Schaufelfußaufnahmenutoberfläche
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