JPH0527290U - 往復動ポンプ - Google Patents
往復動ポンプInfo
- Publication number
- JPH0527290U JPH0527290U JP7532991U JP7532991U JPH0527290U JP H0527290 U JPH0527290 U JP H0527290U JP 7532991 U JP7532991 U JP 7532991U JP 7532991 U JP7532991 U JP 7532991U JP H0527290 U JPH0527290 U JP H0527290U
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- JP
- Japan
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- water
- pump
- plunger
- cylinder
- chamber
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- Granted
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- Details Of Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案はシールパッキン及び水シールの損傷
を最小限にした往復動ポンプを提供する。 【構成】 本考案の往復動ポンプは、ポンプ本体1内の
吸水室10と、シールパッキン12及び水シール14に
近接してポンプ本体1内に設けられた水潤滑室15との
間を連通する一連の水循環路10,20,15,21を
ポンプ本体1内に形成したことを特徴とする。
を最小限にした往復動ポンプを提供する。 【構成】 本考案の往復動ポンプは、ポンプ本体1内の
吸水室10と、シールパッキン12及び水シール14に
近接してポンプ本体1内に設けられた水潤滑室15との
間を連通する一連の水循環路10,20,15,21を
ポンプ本体1内に形成したことを特徴とする。
Description
【0001】
本考案は往復動ポンプに関する。
【0002】
従来の往復動ポンプの一形式として、ポンプ本体内にシリンダを形成すると共 に該シリンダ内にプランジャを軸線方向に往復動可能に設けてシリンダの頭部と プランジャの前端部とでポンプ室を画成し、シリンダにはプランジャの外周面と 摺察関係に密接するシールパッキンを設け、更にこのシールパッキンよりもシリ ンダ外側に水シールを設けると共にこれらシールパッキンと水シールとの間にプ ランジャの一部外周が露出する水潤滑室を設け、この水潤滑室とポンプ吸水口と をポンプ本体内に形成された連通路を介して連通してポンプ吸水口中の水の一部 を水潤滑室へ導き、プランジャのシールパッキン及び水シールとの摺接部を潤滑 し且つ冷却し、シールパッキン及び水シールの耐久性を向上するようにした往復 動ポンプが知られている。このようなポンプでは、水潤滑室は単一の通路を介し てポンプ吸水口へ連通しているために、袋小路状の水潤滑室内で水は滞留し易く 、このため、冷却能力が低下するとともに、ポンプが薬剤等を含有する水を圧送 する場合には、薬剤等が潤滑室内に沈澱してプランジャの外周面に固着し、かえ ってシールパッキン及び水シールを損傷する等の不都合があった。
【0003】
そこで、本考案は上記した従来の技術の不都合を取除くと共に簡単で便利な形 の往復動ポンプを提供することを目的とする。
【0004】
即ち、本考案に従えば、ポンプ本体内にシリンダを形成し該シリンダ内にプラ ンジャを軸線方向に往復動可能に設けて前記シリンダの頭部と前記プランジャの 前端部とでポンプ室を画成すると共に前記ポンプ本体の前端部に吸水室を設け、 前記シリンダには前記プランジャの外周面と摺察関係に密接するシールパッキン を設け、更に前記ポンプ本体の後端部に前記プランジャの外周面と摺接関係に密 着する水シールを設けると共に、これらシールパッキンと水シールとの間に前記 プランジャの一部外周が露出する水潤滑室を設けた往復動ポンプは、前記ポンプ 本体内に、前記吸水室と前記水潤滑室との間を連通する一連の水循環路を設けた ことを特徴とする。
【0005】
従って、吸水室と水潤滑室との間には一連の水循環通路によってそれらの間を 吸入水が循環する水循環路がポンプ本体内に形成され、水潤滑室内の水はそこに 停滞することなく常に循環される。
【0006】
次に、本考案について図面を参照して説明する。 図1は本考案による往復動ポンプの一実施例を概略的に示す要部水平断面図で あり、ポンプ本体1内にシリンダ2が設けられており、この実施例では三つのシ リンダ2が並設されている。各シリンダ2内には、プランジャ3が軸線方向に往 復動し得るように設けられており、前記シリンダ2の頭部4と前記プランジャ3 の前端部5とでポンプ室6を画成し、前記シリンダ2の頭部4には吸水弁7及び 吐出弁(図示せず)が設けられている。更に、前記ポンプ本体1は前記シリンダ 2の頭部4に近接したその前端部8の中央部に吸水口9を形成しており、この吸 水口9と前記シリンダ2の頭部4との間に吸水室10を形成している。吸水弁7 は吸水室10からそれぞれ関連したシリンダ2のポンプ室6への水の流入を許す が、ポンプ室6から吸水室10への流出を阻止するようにばね偏圧された構造を 有する。また、三つのプランジャ3は図示しない適当なクランク機構又はカム機 構等によって互いに位相を120度ずらして往復動される。
【0007】 前記各シリンダ2の後端部11近くの内周壁にはVパッキン等のシールパッキ ン12が設けられ、該シールパッキン12は前記プランジャ3の外周面と摺察関 係に密接し、前記ポンプ室6内の圧水が前記シリンダ2の外部へ漏れるのを防止 する。また、前記シリンダ2の後端部11から後方へ離間して配設された前記ポ ンプ本体1の後端部13には、それぞれのプランジャ3の外周面と摺察関係に密 接した水シール14が設けられ、該水シール14は前記ポンプ本体1内から外部 への水の漏洩を防止する。前記ポンプ本体1の後端部13と前記各シリンダ2の 後端部11との間には、前記各プランジャ3の外周面が部分的に露出する水潤滑 室15が形成されている。更に、前記ポンプ本体1の両側部16及び17とそれ にそれぞれ隣接する前記シリンダ2の側部18及び19との間には水通路20及 び21がそれぞれ形成されており、これ等の水通路20及び21は、前記吸水室 10と水潤滑室15とにそれぞれ連通している。このようにして、ポンプ本体1 内でシリンダ2との間に、吸水室10中の水の一部が矢線Aで図示したように水 通路20、水潤滑室15及び水通路21を通って吸水室10へ戻ることができる 一連の水循環路が形成され、又は水がそれと逆の方向に循環することができる水 循環路が形成される。この水循環の方向及び速さは水通路20及び21の長さ及 び横断面積を変えることによって、即ち両者の間に容積差を設けることによって 決まり、また水通路20及び21が同じ寸法形状に形成された場合でもそれらの 温度差等により平衡が失われた時にいずれかの方向への水の循環が起こる。従っ て、水潤滑室15内では、水が停滞することなく、常にいずれかの方向へ流動す るので、水潤滑室15部分が袋小路状となって水が滞留することがなく、ポンプ が薬剤等を含有している水を圧送する場合でも、薬剤等が水潤滑室15内に沈澱 し難く、従ってプランジャの外周面への薬剤等の固着が少なく、シールパッキン 12及び水シール14の潤滑及び冷却を効率よく行うことができるのみならず、 それらの耐用寿命を大幅に延長することができる。また、吸水室10と水潤滑室 15との間の水通路20及び21はポンプ本体1内に形成されているので、外部 に別配管を設ける必要がなく、安価に且つコンパクトな構造のポンプを提供する ことができる。
【0008】
以上説明した本考案の構成により、本考案はシールパッキン及び水シールを効 率よく水潤滑すると共に、プランジャとの摺接部分の発熱を抑制してシールパッ キン及び水シールを耐用寿命を大幅に延長することができ、水中に含有する薬剤 等の物質がプランジャに固着するのを妨げることができ、安価でコンパクトな構 造の往復動ポンプを提供することができる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案による往復動ポンプの一実施例を概略的
に示す要部水平断面図。
に示す要部水平断面図。
1 ポンプ本体 2 シリンダ 3 プランジャ 4 シリンダの頭部 5 プランジャの前端部 6 ポンプ室 8 ポンプ本体の前端部 10 吸水室 12 シールパッキン 13 ポンプ本体の後端部 14 水シール 15 水潤滑室 20,21 水通路
Claims (1)
- 【請求項1】 ポンプ本体(1)内にシリンダ(2)を
形成し該シリンダ内にプランジャ(3)を軸線方向に往
復動可能に設けて前記シリンダの頭部(4)と前記プラ
ンジャの前端部(5)とでポンプ室(6)を画成すると
共に前記ポンプ本体の前端部(8)に吸水室(10)を
設け、前記シリンダには前記プランジャの外周面と摺察
関係に密接するシールパッキン(12)を設け、更に前
記ポンプ本体の後端部(13)に前記プランジャの外周
面と摺接関係に密接する水シール(14)を設けると共
に、これらシールパッキンと水シールとの間に前記プラ
ンジャの一部外周が露出する水潤滑室(15)を設けた
往復動ポンプにおいて、前記ポンプ本体(1)内に、前
記吸水室(10)と前記水潤滑室(15)との間を連通
する一連の水循環路(10,20,15,21)を設け
たことを特徴とする往復動ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991075329U JP2570318Y2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 往復動ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1991075329U JP2570318Y2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 往復動ポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0527290U true JPH0527290U (ja) | 1993-04-09 |
JP2570318Y2 JP2570318Y2 (ja) | 1998-05-06 |
Family
ID=13573114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1991075329U Expired - Lifetime JP2570318Y2 (ja) | 1991-09-19 | 1991-09-19 | 往復動ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2570318Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003193965A (ja) * | 2001-12-26 | 2003-07-09 | Seiko Epson Corp | 複合型ポンプ |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60147774U (ja) * | 1984-03-14 | 1985-10-01 | 株式会社 共立 | プランジヤポンプ |
-
1991
- 1991-09-19 JP JP1991075329U patent/JP2570318Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60147774U (ja) * | 1984-03-14 | 1985-10-01 | 株式会社 共立 | プランジヤポンプ |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003193965A (ja) * | 2001-12-26 | 2003-07-09 | Seiko Epson Corp | 複合型ポンプ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2570318Y2 (ja) | 1998-05-06 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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