JPH0527202Y2 - - Google Patents

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JPH0527202Y2
JPH0527202Y2 JP7823687U JP7823687U JPH0527202Y2 JP H0527202 Y2 JPH0527202 Y2 JP H0527202Y2 JP 7823687 U JP7823687 U JP 7823687U JP 7823687 U JP7823687 U JP 7823687U JP H0527202 Y2 JPH0527202 Y2 JP H0527202Y2
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shaft
fine adjustment
gear
center
large diameter
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は例えば線・棒材をスキンパス圧延する
際に用いるガイドローラの芯間調整をするための
装置に関する。
(従来の技術) 圧延材のスキンパス仕上げに用いるガイドロー
ラは、ローラの高さおよび芯間の微調整装置を備
えており、圧延ラインの稼働中でも微調整可能に
してある。
一例として、第4図示のようなガイドローラの
微調整装置がある。これは、ガイドローラ21を
偏心軸22に軸支し、偏心軸と一体のウオームホ
イール23はウオームシヤフト24に取り付けた
ウオーム25と噛合し、ウオーム25と同軸の微
調整ギア(図示せず。)はピニオンシヤフト26
に取り付けてあるピニオン27と噛合している。
ローラ芯間の微調整はピニオンシヤフト27を回
動させ、上記の2段ギア27を介して偏心軸2
2、ウオームホイール23を回して行われてい
る。このときのウオームホイール23とピニオン
27とのギア比は概ね800対1にしてあり、極め
て高い精度の微調整が可能である。
(考案が解決しようとする問題点) 上記の提案は高い精度で芯間の微調整が、しか
も圧延ラインの稼働中にできる点において秀れて
いる。しかしながら、ギア比が大きいということ
はそれだけ芯間の調整に要する時間が長くなるこ
とを意味する。これはローラを退避位置から芯間
を縮小させて設定値に調整したり、逆に空パスを
行うなど芯間を大きく広げる場合にはピニオンシ
ヤフト26を数百回も回さなければならず、操作
が面倒になつている。この対策としては、第1次
側のピニオンギア27を分解して2次側のギアと
の結合を解いた上で、ウオームホイール23と直
接噛み合つている2次側のギアシヤフト24を回
転させて、ローラの芯間を早送り調整している。
しかし1次側ピニオンギアの分解、組立に長時間
を要し、この間圧延ラインを休止させなければな
らない問題がある。
本考案の目的は、一次側のピニオンの分解、組
立をすることなく、簡単かつ容易に芯間を大きく
調整できるスキンパスの芯間調整装置を提供する
ことにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案において、ギアボツクス1に早送り軸2
を軸方向に移動可能に軸支してあり、この早送り
軸の中央部に大径部2bを形成してあり、この大
径部に微調整ギア4がその軸心部に設けてあるク
ラツチ3を介して結合してある。大径部2bは早
送り軸2の移動によりクラツチ3との結合を解除
可能である。上記微調整ギア4は微調整軸6と一
体回動する微調整ピニオン5と噛み合つている。
大径部2bの両側にはスプライン部2c,2cを
形成してあり、このスプライン部には逆向きリー
ドのウオームギア8,8を取り付けてあり、早送
り軸2はウオームギアと一体となつて回転可能で
あると共にギア軸心部を移動可能である。各ウオ
ームギア8,8は一対のウオームホイール9,9
と噛み合つており、これらウオームホイールはガ
イドローラ対を支持している偏心軸10,10に
設けてある。
(作用) 微調整軸6を回動すると、微調整ピニオン5、
微調整ギア4およびウオームギア8、ウオームホ
イール9の2段ギアによつて大きなギア比によつ
て偏心軸10,10を回動することになり、ロー
ラ芯間の微調整が行われる。
早送り軸2を所定距離dだけ移動させると、大
径部2bはクラツチ3から外れ、微調整軸6と早
送り軸との拘束が解除され、早送り軸は単独で回
動可能となり、早送り軸を回動すると、ウオーム
ギア8,8が直接ウオームホイール9,9を回し
て芯間の早送り調整が行われる。
(実施例) 以下本考案の実施例について図面を参照して説
明する。
第1,2図示のようにガイドボツクス(図示せ
ず。)上にギアボツクス1を固定してあり、この
ギアボツクスには早送り軸2を水平状態に取り付
けてある。早送り軸2はその両端をギアボツクス
1に設けてあるベアリング1a,1aを介して回
転可能かつ軸方向に移動可能に軸支してある。早
送り軸2の左端部と右側突出端からやや外側に位
置する2個所にストツパ2a,2aを装着し、各
ストツパが早送り軸の移動範囲を規制している。
そして早送り軸2のほぼ中央部には直径を大きく
した大径部2bを形成してあり、この大径部から
等間隔をおいてスプライン部2c,2cを形成し
てある。さらに大径部2bの右方の2個所に位置
決め用の溝2d,2dを設けてある。
早送り軸2の大経部2bには、第1〜3図に示
すように1組の一方向クラツチ3,3を介して微
調整ギア4を取り付けてある。各クラツチは、微
調整ギア4の軸心部に互いに作動向きを反対にし
て隣り合せに組入れて、微調整ギアの左右いずれ
の回転に対しても噛み合う構成としてある。大径
部2bは、早送り軸2のスライドによつてクラツ
チ3から外れることができる。また微調整ギア4
には、微調整ピニオンギア5が噛合している。微
調整ピニオンギア5は微調整軸6に取り付けてあ
り、この軸はギアボツクス1の上端中央部を横切
つて軸受け7,7によつて軸支されている。
スプライン部2c,2cにはそれぞれウオーム
ギア8,8を装着してあり、各ウオームギアはギ
アボツクス1に設けてある収納穴1b,1b内に
軸心方向に移動不能にかつ外周方向に回転可能に
収納されている。ウオームギア8,8は、早送り
軸2によつて回動可能であると共に、軸心部を早
送り軸が移動可能に挿通している。両ウオームギ
ア8,8は互いに逆向きのリードにしてあり、各
ウオームギアはそれぞれウオームホイール9,9
と噛み合つて等量ずつ反対方向に回動する。ウオ
ームホイール9,9は、それぞれガイドローラ
(図示せず。)を支持している偏心軸10,10と
一体的に設けてあり、両偏心軸はガイドボツクス
(図示せず。)に回転自在に軸支されている。
11は早送り軸2の位置決め用の案内ねじであ
つて、早送り軸の溝2d,2dと選択的に係合可
能である。
ここで、早送り軸2と微調整ギア4およびウオ
ームギア8の関係を説明する。早送り軸2と微調
整ギア4とは、通常は大径部2bがギア軸心部内
に位置して相互に結合しているが、早送り軸の距
離d(第1図)の移動により、クラツチ3から離
脱する。
早送り軸2はウオームギア8とは常に結合して
おり、軸の移動によつてもウオームギアから離脱
しない。
次に本考案による芯間調整方法について説明す
る。
まずガイドローラの微調整をする場合は、早送
り軸2の大径部2bと一方向クラツチ3とを一致
させ位置決め用の溝2dによつて早送り軸の位置
を確定してから、微調整軸6を回せば、回転力は
微調整ピニオン5、微調整ギア4、早送り軸2、
ウオームギア8,8、ウオームホイール9の順に
伝達され、このため偏心軸10,10によつてロ
ーラの芯間が微調整される。
次に早送りにより調整する場合は、早送り軸2
をギアボツクス1内に距離dだけ押し込むと、第
1図鎖線に示すように、大径部2bはクラツチ3
から外れて微調整軸4と早送り軸2との拘束が解
除されるから、そこで早送り軸を回せば、ウオー
ム9,9によつて直接ウオームホイール10,1
0が回動うされ、芯間の早送り調整ができる。例
えば微調整ピニオン5と微調整ギア4とのギア比
を20分の1にして、ウオーム9とウオームホイー
ル10とのギア比を40分の1とすると、このとき
のギア比は両者の積である800分の1になり、高
精度の微調整が可能であり、早送り軸によつて調
整する場合は40分の1のギア比であるから微調整
の場合の20倍の速さで調整できることになる。な
お、早送り軸に第1図右方にばね力を付勢してお
いて、早送り作業を終えた早送り軸をばね力を利
用して原位置に自動的に復帰するようにしてもよ
い。
(考案の効果) 以上のとおり本考案によれば、ガイドローラの
芯間の微調整ができるとともに、早送り軸を備え
たことによつて、芯間を大きく拡縮する場合に従
来のように微調整ピニオンなどの分解、組立てを
することなく、簡単な操作によつて微調整でき、
圧延ラインの稼働率の向上に貢献するなど顕著な
効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は正面の断面図、第2図は平面図、第3
図はクラツチの早送り軸への取付け状態を示す拡
大断面図、第4図は従来例を示す正面図である。 1……ギアボツクス、2……早送り軸、2b…
…大径部、2c……スプライン部、3……クラツ
チ、4……微調整ギア、5……微調整ピニオン、
6……微調整軸、8……ウオームギア、9……ウ
オームホイール、10……偏心軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ギアボツクスに軸方向に移動可能に軸支し、外
    周部に大径部およびこの大径部を挟んでスプライ
    ン部をそれぞれ設けてある早送り軸と、 この早送り軸の大径部に軸心部に設けてあるク
    ラツチを介して結合し、早送り軸が軸心部を移動
    可能に挿通している微調整ギアと、 この微調整ギアの両側の上記スプライン部に取
    り付けてあり、早送り軸が軸心部を移動可能に挿
    通しているウオームギアと を具備し、上記大径部と微調整ギアとの結合は早
    送り軸の移動により解除でき、上記微調整ギアは
    微調整軸の微調整ピニオンと噛合し、上記ウオー
    ムギアはガイドローラを支持している偏心軸に設
    けてあるウオームホイールと噛合していることを
    特徴とするスキンパスの芯間調整装置。
JP7823687U 1987-05-26 1987-05-26 Expired - Lifetime JPH0527202Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7823687U JPH0527202Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7823687U JPH0527202Y2 (ja) 1987-05-26 1987-05-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS63189406U JPS63189406U (ja) 1988-12-06
JPH0527202Y2 true JPH0527202Y2 (ja) 1993-07-12

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