JPH0527199Y2 - - Google Patents

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JPH0527199Y2
JPH0527199Y2 JP17912887U JP17912887U JPH0527199Y2 JP H0527199 Y2 JPH0527199 Y2 JP H0527199Y2 JP 17912887 U JP17912887 U JP 17912887U JP 17912887 U JP17912887 U JP 17912887U JP H0527199 Y2 JPH0527199 Y2 JP H0527199Y2
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【考案の詳細な説明】 [考案の目的] (産業上の利用分野) 本考案はドラムの静音化を図つた衣類乾燥機に
関する。
(従来の技術) 従来より、いわゆるドラム式の衣類乾燥機に於
いては、ドラムを乾燥室として具え、その内部に
被乾燥衣類専ら洗濯・脱水後の洗濯物を収容し
て、該ドラムをモータにより回転させ、同時にそ
のドラム内部に熱風を供給することにより、上記
被乾燥衣類を乾燥させるようにしている。
ところが、斯様な衣類乾燥機に於いては、被乾
燥衣類に付いているボタンやフアスナー、ホツク
といつた硬質物が一般に鋼板など金属板から製造
されているドラムの特に胴部の内周面に当たつて
カチヤカチヤという異音を発し、うるさいもので
あつた。
この対策として、従来は、例えば実開昭58−
795号公報に示されるように、ドラムの胴部内周
面にポリエチレンフオームやウレタンフオーム等
から成るシート状の緩衝材を添設することが考え
られており、特にこの場合、その緩衝材の添設手
段としては接着が考えられている。
(考案が解決しようとする問題点) 上述のものに於いて、衣類乾燥機が運転される
とき、ドラムの内部は周知のように高温、高湿の
環境となる。これに対し、ドラムの胴部内周面に
上述のように緩衝材を添設させた手段である接着
は、一般的にその高温、高湿の環境に弱く、剥が
れの心配を多分に有する。このため、それを避け
るべく、接着剤の選定や接着方法の設定がきわめ
て困難となり、結果として高価な接着剤並びに高
度な接着方法が必要となることから、コスト高と
なる問題点を有していた。
一方、上記緩衝材のドラム胴部内周面に対する
添設の手段としては、ねじやクリツプといつた止
め具の使用も考えられる。そしてこのものの場合
は、ドラム内部の前記高温、高湿の環境に強く、
接着のような剥がれの問題を有さない。又、その
止め具自体安価なもので、更にそれによる緩衝材
の止め固定の作業も簡単にできるものであり、よ
つてコストも安く済ませることができる。
然しながら、上述の止め具はドラムの胴部内周
面の複数箇所に分散して用いられるもので、その
止め具間の部位はいずれも固定されず自由な状態
にあり、その状態で該緩衝材がドラム内部の温度
の変化に伴い伸長、収縮することから、伸長時に
はその緩衝材の各止め具間の部位が、夫々両端を
止められる結果、中間部でドラム内方に盛り上が
り、従つてドラム内方に膨出して見掛けを悪くす
るという問題点を有していた。又、収縮時にはそ
の緩衝材の各止め具近傍の部位が無理に引張ら
れ、破れの因となる問題点を有していた。
本考案は上述の事情に鑑みてなされたものであ
り、従つてその目的は、硬質物の当たり音を、安
価な手段にて確実に、しかも見掛け、寿命ともに
良く、消し続けることのできる実用的に優れた衣
類乾燥機を提供するにある。
[考案の構成] (問題点を解決するための手段) 本考案の衣類乾燥機は、ドラムの胴部内周面に
有端環状に添設したシート状の緩衝材に対し、両
側に裾部を有し内側に先端部が両端部より外方に
突出し且つ前記緩衝材の両端間間隔より幅狭な取
付部を突設した底面が開放する中空の山形を成
し、前記取付部の先端部を前記緩衝材の両端間に
位置させると共に、前記両裾部を、前記緩衝材の
両端縁部を夫々覆うように該緩衝材に近接若しく
は緩く当接させて前記取付部を前記ドラム胴部に
固定したバツフルと、前記緩衝材の中間部の複数
箇所に形成した孔、及びその孔より径大な頭部を
有すると共に該孔より少なくとも周方向に径小な
軸部を突設し且つ該軸部の先端部に弾性係合部を
形成した保持具を具備し、前記保持具の弾性係合
部を前記緩衝材の孔に挿通して前記ドラム胴部に
形成した孔に係合させることによりドラム胴部に
固定されて該弾性係合部及び前記頭部により前記
緩衝材をドラム胴部に挟んで保持したところに特
徴を有する。
(作用) 上記手段によれば、被乾燥衣類に付いているボ
タンやフアスナー、ホツクといつた硬質物は、ド
ラム内で直接には緩衝材に当たるのみで、金属製
のドラム胴部には当たらず、以てその当たり音の
発生を防止することができる。又、その緩衝材の
ドラム胴部に対する保持に供するバツフル、保持
具は、ドラム内部の高温、高湿の環境に強く、接
着のような剥がれの問題を有さない上、安価なも
のでもあり、更にそれによる緩衝材の止め作業も
簡単に済ませることができる。そして、そのバツ
フル、保持具による上記緩衝材の保持状況につい
ては、バツフルの取付部と緩衝材の両端との間の
隙間や、バツフルの両裾部と緩衝材の両端縁部と
の間の隙間若しくは該緩衝材の両端縁部に対する
バツフルの両裾部の緩い当接、並びに緩衝材の中
間部の各孔と保持具の軸部との間の間隙により、
その緩衝材の周方向への伸縮が許されるものであ
るから、該緩衝材はドラムの胴部内周面に沿つて
伸縮し、ドラム内方への膨出並びに止め具近傍の
部位での無理な引張りの問題をなくすことができ
る。
(実施例) 以下本考案の一実施例につき図面を参照して説
明する。
先ず第2図に於いて、1は衣類乾燥機全体の外
箱であり、1aはその箱本体、1bは前板、1c
は背板で、そのうち前板1bの略中央部に衣類出
入口2を形成し、その下方部に吸気口3を形成し
ている。4は吸気口3に張設した吸気フイルタで
ある。5は衣類出入口2を開閉する扉で、これの
下部に排気口6を形成し、該排気口6には排気フ
イルタ7を張設している。
これに対して8はドラムで、これは短円筒状の
金属板製胴部8aに円形の金属板製前端板8b及
び同じく円形の金属板製後端板8cをかしめ結合
部9,10で示すようにかしめ結合して構成した
ものであり、そのうちの前端板8bの略中央部に
円形の開口部11を形成し、この開口部11を前
記外箱前板1aの衣類出入口2周囲の部分に形成
したドラム支え部12に嵌合して軸受13により
回転可能に支承している。
一方、14は外箱1の背部に固定して設けた支
持板で、これには外箱1の内方に窪む凹陥部15
を上下方向に長く形成していて、その背部開放面
を前記外箱背板1cにより塞ぐことにより通風ダ
クト16を形成している。又、凹陥部15の略中
央には軸受17を取着しており、この軸受17に
前記ドラム後端板8cから突設した軸18を嵌挿
して回転可能に支承している。19は凹陥部15
の上部に形成した通風口で、これにはヒータ特に
はPTCヒータ20を装填している。21はヒー
タ20に対応してドラム後端板8cの中心部周り
に形成した多数の通風孔で、22はその通風孔2
1部分を囲繞してドラム後端板8cと支持板14
との間に設けた環状のシール部材である。
23は外箱1内の底面上に支持して設けたモー
タで、これの回転軸にはプーリ24を取着し、該
プーリ24からドラム胴部8aの外周にかけてベ
ルト25を張架している。26はプーリ24の先
端部に取着して前記通風ダクト16下部の吸込口
16aを有する部分の内部に配設したフアンであ
る。
ここで、第3図には前記ドラム胴部8aを原形
の状態で示しており、即ち、ドラム胴部8aは原
形の状態では長尺な矩形板状を成していて、その
内周面となる部分にシート状を成す緩衝材28を
添えている。緩衝材28は詳細には第4図に示す
ように、例えば発泡倍率が30倍程度で厚さが3
[mm]程度の発泡ポリプロピレンフオーム28a
を基材として、その表面に発泡倍率が1.5倍程度
で厚さが0.8[mm]程度の発泡ポリプロピレンフイ
ルム28bをラミネートして成るものであり、そ
のフオーム28a側を上記ドラム胴部8aの内周
面となる部分に向け、又、そのドラム胴部8aの
内周面となる部分の両側縁部に寸法aを残し、他
方、両端縁部に於いてはその一方の端縁部の内側
折曲部29の先端に対し寸法bを残し、そして他
方の端縁部の外側折曲部30に対してはその折曲
基部略一杯まで夫々位置するようにして添えてい
る。31はドラム胴部8aの長手(第3図中左
右)方向中間部に例えば二個形成した孔で、3
2,33はその中間部と両端縁部との更に各中間
部に同じく二個ずつ形成した孔、34は内側折曲
部29近くの露出端縁部に同じく二個形成した孔
であり、35,36,37はそのうちの孔31,
32,33に対応して緩衝材28の夫々同一箇所
に夫々同数にてそれらより径大に形成した孔であ
る。而して斯様に緩衝材28を添えたドラム胴部
8aは、第1図に示すように緩衝材28を内側に
して丸め、両端縁部の内側折曲部29及び外側折
曲部30を掛合させて、短円筒状に形成してお
り、それによつてまた緩衝材28を有端環状に形
成している。
38は第1のバツフルで、この第1のバツフル
38は前記緩衝材28の幅略一杯に延びていて、
断面形では第5図に示すように底面部が開放した
中空の山形を成し、その頂部内面の前記ドラム胴
部8aの孔31及び緩衝材28の孔35と夫々対
応する箇所から下方へは、孔31より径大で孔3
5より径小なボス39を、緩衝材28の厚さcよ
り小なる寸法d(c>d)だけ両側の裾部38a,
38bより外方に突出するように形成している。
而して斯様に形成した第1のバツフル38は、そ
のボス39の下端部を孔35に通して孔31部分
に当てると共に、両裾部38a,38bの各下縁
部を緩衝材28に当てて該緩衝材28を押え付
け、この状態で外方から孔31を夫々に通してボ
ス39下端部のいわゆる下穴部分に螺挿したタツ
ピンねじ40を締付けることにより、ドラム胴部
8aに固定しており、それによつてまた該第1の
バツフル38により緩衝材28の長手方向中間部
をドラム胴部8aに押え付け固定している。
これに対して、41は保持具であるクリツプで
あり、このクリツプ41は第6図に示すように、
緩衝材28の前記孔32,33より径大な鋲頭状
の頭部41aに、その孔32,33よりかなり径
小で更にドラム胴部8aの前記孔36,37より
も径小な軸部41bを突設して、その軸部41b
の先端部に上記孔36,37よりも径大な傘状に
開いた弾性係合部41cを形成して成るもので、
その弾性係合部41cをドラム8の内方から孔3
2,33に夫々通し、更に孔36,37に通して
該孔36,37に夫々係合させることにより、ド
ラム胴部8aに固定して、該弾性係合部41cと
頭部41aにより緩衝材28をドラム胴部8aに
挟んで保持しており、この構成で、緩衝材28の
前記長手方向中間部と両端縁部との各中間部を、
夫々軸部41bに対する孔32,33の余裕によ
る該孔32,33と軸部41bとの間の特に周方
向の間隙の分、該緩衝材28の伸縮を許すように
なつている。
そして42は第2のバツフルで、これは基本的
には前記第1のバツフル38と同様のものであ
り、従つて第7図に示すように底面部が開放した
中空の山形を成し、その頂部内面の前記ドラム胴
部8aの孔34と夫々対応する箇所から下方へ、
孔34より径大で緩衝材28の両端間間隔より幅
狭な取付部であるボス43を突設している。但
し、前記第1のバツフル38と違つて、この第2
のバツフル42の両側の裾部42a,42bから
のボス43の突出寸法はeで、それは緩衝材28
の厚さcより大なるよう(c<e)に定めてお
り、又、その両裾部42a,42bの下縁部につ
いては、前記ドラム胴部8aの内側折曲部29及
び外側折曲部30の掛合部分の段差にならつた緩
衝材28の両端縁部の段差に見合う段差をもたせ
ている。而して斯様に形成した第2のバツフル4
2は、ボス43の下端部を緩衝材28の両端縁部
間に位置させてドラム胴部8aの孔34部分に当
て、この状態で外方から孔34を夫々に通してボ
ス43下端部のいわゆる下穴部分に螺挿したタツ
ピンねじ44を締付けることにより、ドラム胴部
8aに固定しており、そしてその状態では上述の
c<eという寸法設定と段差の設定とにより、該
第2のバツフル42の両裾部42a,42bの各
下縁部は緩衝材28から隙間g1(0.1〜0.3[mm]程
度)を隔てて離間し、又、ボス43も緩衝材28
の両端縁部から隙間g2及びg3を隔てて離間してお
り、それらによつて緩衝材28の両端形成を隙間
g1,g2,g3を隔てて覆うように該緩衝材28に近
接し、その隙間g1,g2,g3の分、ドラム胴部8a
に対する該緩衝材28の伸縮を許すようになつて
いる。尚、この場合、両裾部42a,42bは緩
衝材28に緩くならば当接していても良い。
尚、ドラム8の前記前端板8b及び後端板8c
には、第8図にそのうちの前端板8bを例にとつ
て示すように溝部45を形成しており、その溝部
45にて上記緩衝材28の両側縁部を覆つてい
る。
さて、上述の如く構成したものの場合、扉5を
開けて衣類出入口2からドラム8内に図示しない
被乾燥衣類を入れ、その後扉5を閉じて、運転を
開始させると、ヒータ20が通電され発熱すると
共に、モータ23が通電され起動する。よつて、
プーリ24からベルト25を介してドラム8が回
転駆動され、第1のバツフル38及び第2のバツ
フル42によつて被乾燥衣類を攪拌すると共に、
フアン26が回転駆動されて、機外に空気を吸気
口3から吸気フイルタ4を通じて機内に吸入す
る。而して、その吸入された空気は、その後通風
ダクト16内を通り、そして通風口19を通る折
りにヒータ20により熱せられて熱風と化す。従
つて以後、その熱風が通風孔21を通つてドラム
8内に送り込まれるものであり、この熱風によつ
てドラム8内の被乾燥衣類は湿気を奪われ、次第
に乾燥される。そして更に、被乾燥衣類から湿気
を奪つた熱風は、衣類出入口2を通り、排気フイ
ルタ7を通じて排気口6から機外に排出される。
而して斯様に運転される状況で、被乾燥衣類に
付いているボタンやフアスナー、ホツクといつた
硬質物は、金属製のドラム胴部8aに対して直接
には当たらず、その内周面に添設した緩衝材28
に当たるのみであり、斯くしてその当たり音の発
生が防止される。
又、上記緩衝材28のドラム胴部8aに対する
保持に供したクリツプ41や第2のバツフル4
2、及び第1のバツフル38は、いずれもドアム
8内部の高温、高湿の環境に強く、接着のような
剥がれの問題を有さないものであり、その上、そ
れらはすべて安価なもので、更にそれらによる緩
衝材28の止め作業も前述のように簡単に行ない
得るものであり、よつてコストを安く済ませるこ
とができる。
そして更に、上述のクリツプ41と第2のバツ
フル42及び第1のバツフル38による緩衝材2
8の保持状況については、第1のバツフル38部
分が押え固定であるものの、クリツプ41及び第
2のバツフル42部分については押えがなく、特
に、クリツプ41については、緩衝材28の孔3
2,33と軸部41bとの寸法差による余裕(間
隔)が周方向にあり、又、第2のバツフル42に
ついては、緩衝材28の両端縁部と両裾部42
a,42bの各下縁部との間に隙間g1があつて、
更に緩衝材28の両端縁部とボス43との間には
隙間g2,g3があり、以て緩衝材28の周方向への
伸縮が許されるものであるから、該緩衝材28は
ドラム胴部8aの内周面に沿つて伸縮し、ドラム
8内方へ膨出並びに止め具近傍に部位での無理な
引張りの問題をなくし得るものであり、斯くして
見掛け、寿命ともに良好ならしめることができ
る。
尚、以上に加えて、特に上記実施例のものの場
合には、緩衝材28を高発泡フオーム28aの表
面に低発泡フイルム28bをラミネートして構成
したので、該緩衝材28の表面強度を高めること
ができ、前記硬質物の当たりによる破損の心配を
なくすことができる。又この場合、緩衝材28全
体としての剛性も高め得るもので、それによりド
ラム胴部8aの内周面に対しての沿い具合を良く
でき、その分、止め具の使用個数を極力少なくす
ることができる。一方、緩衝材28の両端縁部を
第2のバツフル42によつて覆い、両側縁部を前
端板8b及び後端板8cの各溝部45によつて覆
うようにしたことにより、それらの部分への前記
硬質物の引掛かりを防止でき、又、水分の浸入等
も防止することができる。更に、第1のバツフル
38により緩衝材28を押え固定するようにして
いるので、該緩衝材28の無用なずれ動きを防止
することもできる。
但し、本考案は上記し且つ図面に示した実施例
にのみ限定されるものではなく、従つて緩衝材2
8は高発泡フオーム28aのみにて構成されてい
ても良く、又、緩衝材28はクリツプ41と第2
のバツフル42とによつてのみドラム胴部8aに
保持されていても良いなど、要旨を逸脱しない範
囲内で適宜変更して実施し得る。
[考案の効果] 以上の記述にて明らかなように本考案の衣類乾
燥機は、胴部が金属板製のドラムの内部に被乾燥
衣類を収容して、該ドラムを回転させると共にそ
のドラム内部に熱風を供給することにより、前記
被乾燥衣類を乾燥させるようにしたものであつ
て、そのドラムの胴部内周面に有端環状に添設し
たシート状の緩衝材に対し、両側に裾部を有し内
側に先端部が両裾部より外方に突出し且つ前記緩
衝材の両端間間隔より幅狭な取付部を突設した底
面が開放する中空の山形を成し、前記取付部の先
端部を前記緩衝材の両端間に位置させると共に、
前記両裾部を、前記緩衝材の両端縁部を夫々覆う
ように該緩衝材に近接若しくは緩く当接させて前
記取付部を前記ドラム胴部に固定したバツフル
と、前記緩衝材の中間部の複数箇所に形成した
孔、及びその孔より径大な頭部を有すると共に該
孔より少なくとも周方向に径小な軸部を突設し且
つ該軸部の先端部に弾性係合部を形成した保持具
を具備し、前記保持具の弾性係合部を前記緩衝材
の孔に挿通して前記ドラム胴部に形成した孔に係
合させることによりドラム胴部に固定されて該弾
性係合部及び前記頭部により前記緩衝材をドラム
胴部に挟んで保持したところに特徴を有するもの
であり、それによつて下記の効果を奏する。
(A) 被乾燥衣類に付いているボタンやフアスナ
ー、ホツクといつた硬質物を金属板製のドラム
胴部に当たらせず、緩衝材に当たらせて、当た
り音の発生を防止することができる。
(B) ドラム内が乾燥運転時に高温、高湿になるこ
とに基づく緩衝材の剥がれを、バツフル及び保
持具という安価な手段で確実に防止することが
できる。
(C) ドラム内が乾燥運転時に高温になり乾燥運転
終了後に温度低下することに伴う緩衝材の伸縮
によるずれ動きを、バツフルの取付部と緩衝材
の両端との間の隙間や、バツフルの両裾部と緩
衝材の両端縁部との間の隙間若しくは該緩衝材
の両端縁部に対するバツフルの両裾部の緩い当
接、並びに緩衝材の中間部の各孔と保持具の軸
部との間の間隙により、許容することができ、
緩衝材の盛り上がり、破れを防止できるから、
見掛け、寿命も良く保つことができる。
(D) 上記B,Cにより、緩衝材により消音効果を
永く充分に得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示したものにて、第
1図は主要部分の縦断正面図、第2図は全体の縦
断側面図、第3図は原形状態で緩衝材を貼付した
ドラム胴部の平面図、第4図は同ドラム胴部の一
部を除く縦断正面図、第5図は一つの止め具部分
の拡大縦断正面図、第6図は他の止め具部分の拡
大縦断正面図、第7図は更に他の止め具部分の拡
大縦断正面図、第8図はドラム胴部と前端板との
かしめ結合部分の縦断側面図である。 図面中、8はドラム、8aは胴部、20はヒー
タ、23はモータ、26はフアン、28は緩衝
材、41はクリツプ、41aは頭部、41bは軸
部、41cは弾性係合部、42は第2のバツフル
(バツフル)、42a,42bは両裾部、43はボ
ス部(取付部)を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 胴部が金属板製のドラムの内部に被乾燥衣類を
    収容して、該ドラムを回転させると共にそのドラ
    ム内部に熱風を供給することにより、前記被乾燥
    衣類を乾燥させるようにしたものであつて、その
    ドラムの胴部内周面に有端環状に添設されたシー
    ト状の緩衝材と、両側に裾部を有すると共に内側
    に先端部が両裾部より外方に突出し且つ前記緩衝
    材の両端間間隔より幅狭な取付部を突設した底面
    が開放する中空の山形を成し、前記取付部の先端
    部を前記緩衝材の両端間に位置させると共に、前
    記両裾部を、前記緩衝材の両端縁部を夫々覆うよ
    うに該緩衝材に近接若しくは緩く当接させて前記
    取付部を前記ドラム胴部に固定したバツフルと、
    前記緩衝材の中間部の複数箇所に形成した孔と、
    その孔より径大な頭部を有すると共に該孔より少
    なくとも周方向に径小な軸部を突設し且つ該軸部
    の先端部に弾性係合部を形成した保持具とを具備
    し、前記保持具の弾性係合部を前記緩衝材の孔に
    挿通して前記ドラム胴部に形成した孔に係合させ
    ることによりドラム胴部に固定されて該弾性係合
    部及び前記頭部により前記緩衝材をドラム胴部に
    挟んで保持したことを特徴とする衣類乾燥機。
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