JP3259474B2 - 衣類乾燥機の糸屑捕集装置 - Google Patents

衣類乾燥機の糸屑捕集装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は衣類乾燥機の構造に係
り、特に、衣類より発生する糸屑等の塵埃を捕集する糸
屑捕集装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来における衣類乾燥機の糸屑捕集装置
は、ポリエステル網等を用いたネットフィルタとネット
フィルタを通過した微細な塵埃を捕集するために適正な
厚みをもつ合成繊維等の不織布フィルタの二重構成を採
り、衣類がフィルタ面に直接触れないように覆いネット
フィルタ,不織布フィルタの各々を取付けるフィルタガ
ードより構成されていた。また本体での配置はドラム内
の温風排気口部の直前に設置され、ドラムの温風排気口
部へネットフィルタと同様の塵埃捕集機能をもつフィル
タ支持台に、ネットフィルタ,不織布フィルタ,フィル
タガードよりなる糸屑捕集装置が取付け,取外し自在に
設置されていた。この構成は実開平4− 108097号公報
に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように構成された
従来の糸屑捕集装置の場合、掃除等のメンテナンスの度
にドラム内から糸屑捕集装置を取外す必要があった。衣
類乾燥機の場合、多くは洗濯機の上に専用のスタンドに
より取付けられており、通常ドラムの奥に設置される糸
屑捕集装置は容量増大に伴いドラムの奥行が深くなり取
付け,取外しをするだけでも面倒な作業となっていた。
さらに掃除を行うときは、フィルタガードとネットフィ
ルタを分離して糸屑等の塵埃を除去してやる必要がある
が、その際、塵埃が飛び散ったり直接手に触れるなど不
衛生な面があった。
【0004】さらに糸屑捕集装置を掃除しないまま衣類
乾燥機の使用を継続すると、温風の通りが悪くなり衣類
乾燥機の十分な性能を発揮できないばかりか、ドラムの
軸受部等の隙間から糸屑が本体内へ漏れ、モータ部等へ
堆積しその温度上昇の原因となるとか、さらには思わぬ
重大事故の発生につながり、糸屑捕集装置の掃除の簡素
化は衣類乾燥機において重要な課題であった。
【0005】本発明の目的は操作性良好で衛生面につい
ても考慮された衣類乾燥機の糸屑捕集装置を提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】ドラムに温風を供給して
前記衣類の乾燥を行う衣類乾燥機において、前記ドラム
内の前記衣類より発生する糸屑の塵埃を捕集する糸屑捕
集装置は、中心に凸部を有し、前記ドラムの内側に対し
て開口をもち前記ドラム内空気の排気風の風向と略平行
な仕切り壁と前記開口とは逆のドラム内空気の風下側を
ポリエステル網等のネットフィルタで覆った集塵室を複
数個形成し、前記仕切り壁の高さは前記凸部と略同じ高
さであり、前記凸部から放射状に前記仕切り壁を形成
し、かつ円周方向にも複数の前記仕切り板を設け、前記
集塵室を構成する仕切り壁と前記ネットフィルタとは隙
間のないように固着したことを特徴とする。
【0007】
【作用】すなわち、糸屑等の塵埃は集塵室毎に分離して
捕集するため糸屑捕集装置の前面から掃除機の吸込口を
接近させ吸取るだけで簡単に掃除ができる。よってドラ
ム内から糸屑捕集装置を取外さなくても掃除をすること
が可能となり、また掃除のために糸屑捕集装置を分離す
る必要もなくなるため、その際の糸屑等の塵埃が飛び散
るといったことも防止することができる。さらに、従来
に比べフィルタガードとネットフィルタを一体に構成で
き部品数の削減が図れるため、生産性が向上する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例について図に従って
説明をする。
【0009】図1に本発明一実施例による糸屑捕集装置
を採用した衣類乾燥機の構造を示す。
【0010】外枠体1の内部には衣類を収納し外枠体1
にモータベース4−1を介して取付けられたモータ4に
よりドラム駆動プーリ4−2,張力印加プーリ13によ
り張力を与えられたドラムベルト15を介して回転し衣
類を撹拌するドラム3が前側は外枠体1の外枠体前板1
−1に取付けられたドラム支持体17に、後側は外枠体
1の後方に取付けられたドラム・ファン支持板9に固定
されたドラム軸9−1にドラム軸受3−1を介して回転
自在に支持設置されている。
【0011】2はドラム3へ衣類の出し入れを行う際に
開閉されるドアであり、外枠体前板1−1に支持されて
いる。
【0012】ドラム3のドラム排気口3−2の後方には
ファンケーシング8およびファンケーシング8に収めら
れたファン6が設置されている。ファンケーシング8は
ドラム・ファン支持板9に固定され、ファン6はドラム
・ファン支持板9に固定されたファン軸9−2に回転自
在に支持されている。ファン6はモータ4に取付けられ
たファン駆動プーリ(図示せず),ファンベルト10を
介してモータ4により回転させられる。ここでファン6
はファンケーシング8を仕切り板7でその表裏で循環側
Aと冷却側Bとに仕切り、循環側Aでドラム3内の空気
の循環を行い、冷却側Bは外枠体1の後面を覆う裏板1
4に設けられた裏板吸気口14−1と裏板排気口14−
2で外気の吸・排気を行う表裏両翼タイプの、いわゆ
る、熱交換形のものである。
【0013】5は温風を供給するための発熱体でありド
ラム支持体17の下方、ドラム吸気口17−1の直前に
設置されている。16はドラム3内の衣類より発生する
糸屑等の塵埃を捕集する糸屑捕集装置で、図2から図4
に詳細を示すように集塵フィルタ16−1,不織布フィ
ルタ16−2より構成され、ドラム3のドラム排気口3
−2の直前に設置され捕集ネット19−1を有するフィ
ルタ支持台19に着脱自在に取付けられている。
【0014】ここで糸屑捕集装置16について図2,図
3により説明する。集塵フィルタ16−1はドラム3の
内側に対して開口をもちドラム3内空気の排気風の風向
と略平行な仕切り壁16−1−1と開口とは逆のドラム
3内空気の風下側をポリエステル網等のネットフィルタ
16−1−2で覆った集塵室16−1−3を複数個形成
し、集塵室16−1−3を構成する仕切り壁16−1−
1とネットフィルタ16−1−2とは隙間のないように
インサート成形,熱溶着あるいは接着等により固着され
ている。さらに、ネットフィルタ16−1−2のドラム
3内空気の風下側に適正な厚みをもった合成繊維等の不
織布よりなる不織布フィルタ16−2を重ね合わせた二
重のフィルタを設けている。
【0015】衣類乾燥機の本体構成について図1に戻り
説明する。ファンケーシング8のケーシング吐出口8−
1とドラム吸気口17−1は途中に排水口11−1をも
つ循環ダクト11および循環ダクト12によって気密を
保持して連結されている。こうして、ドラム3内の空気
はドラム3→糸屑捕集装置16→ドラム排気口3−2→
ファンケーシング8(循環側A)→ケーシング吐出口8
−1→循環ダクト11→循環ダクト前12→発熱体5→
ドラム吸気口17−1(温風吹出口)→ドラム3と循環
風の系路が形成される。
【0016】18はモータ4,発熱体5等の運転制御を
司る制御装置であり、パネル18−1を介して外枠体前
板1−1に取付けられている。
【0017】仕切り板7の部位に関して詳述する。ファ
ン6の外周に一体に設けられた断面が櫛歯状のリブと仕
切り板7に設けられた同じく断面が櫛歯状のリブとが互
いに非接触の状態で凹凸係合された構成のいわゆるラビ
リンスシールを成している。このように構成された本発
明一実施例による糸屑捕集装置16を採用した衣類乾燥
機が運転された場合、モータ4,発熱体5に通電される
とモータ4が回転をはじめ、ドラム3,ファン6が各々
回転し、発熱体5が発熱し温風がドラム3内へ供給さ
れ、収納され撹拌している衣類が乾燥運転される。
【0018】衣類より蒸発した湿気は循環風と一緒に糸
屑捕集装置16を通過し、ドラム排気口3−2を通りフ
ァンケーシング8の循環側Aへと流入する。また裏板1
4の裏板吸気口14−1より外気がファンケーシング8
の冷却側Bへ流入し、裏板排気口14−2より排気され
る。ファン6の外周部では仕切り板7とのラビリンスシ
ール部で循環風と冷却風とが出入りすることなく仕切ら
れており、ここでファン6の表裏でファンケーシング8
の循環側Aと冷却側Bとの間で熱交換され、循環風に含
まれる湿気は凝縮され水となってファンケーシング8の
ケーシング吐出口8−1から循環ダクト11へと流入
し、排水口11−1より機外へ排出される。こうして一
連の衣類乾燥機の乾燥運転が継続される。
【0019】この一連の乾燥工程でドラム3内の衣類よ
り発生する糸屑等の塵埃は糸屑捕集装置16に捕集さ
れ、以降に侵入することはない。すなわち、糸屑等の塵
埃は循環風とともに糸屑捕集装置16に流入し、集塵フ
ィルタ16−1に構成された各々の集塵室16−1−3
に捕集される。
【0020】乾燥運転が終了し糸屑捕集装置16の掃除
を行う際は、図4に示すようにフィルタ支持台19に糸
屑捕集装置16を取付けたままで掃除機の吸込口20を
糸屑捕集装置16の前面に持っていき、各集塵室16−
1−3に捕集された糸屑の塊Cを各々吸取っていけばよ
い。通常は以上のような掃除方法で十分であるが、運転
を重ねていくとネットフィルタ16−1−2を吹抜けた
微細な塵埃が不織布フィルタ16−2に堆積して乾燥時
間が延びることがあるので、その時は糸屑捕集装置16
をフィルタ支持台19から取外し、不織布フィルタ16
−2も合わせて掃除を行えばよい。しかしこれは使用状
態にもよるが数十回に一回程度で十分であり、従来のも
のと比較すると大幅に掃除の手間を軽減できる。
【0021】
【発明の効果】本発明によれば、従来のこの種の衣類乾
燥機の糸屑捕集装置の掃除等のメンテナンスにおける取
扱い性を格段に向上させることができる。また、糸屑捕
集装置を分離する際の糸屑等の塵埃の飛散や、掃除の
際、手などを汚すことがなくなり衛生的である。さらに
従来のフィルタガードとネットフィルタの一体化を図る
ことになり構成部品が少なくなるため生産性が向上す
る。使い勝手がよく、生産性に対しても有効な衣類乾燥
機の糸屑捕集装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による一実施例の糸屑捕集装置を構成し
てなる衣類乾燥機の縦断面図。
【図2】本発明による実施例の集塵フィルタの説明図。
【図3】本発明による一実施例の糸屑捕集装置の構成部
品展開を含めた縦断面図。
【図4】取扱い時の状態を示す縦断面図。
【符号の説明】
3…ドラム、16…糸屑捕集装置、16−1…集塵フィ
ルタ、16−1−1…仕切り壁、16−1−2…ネット
フィルタ、16−1−3…集塵室、16−2…不織布フ
ィルタ、19…フィルタ支持台、20…掃除機の吸込
口。
フロントページの続き (72)発明者 小松 常利 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 リビング機器事 業部内 (72)発明者 菊地 英夫 茨城県日立市東多賀町一丁目1番1号 株式会社 日立製作所 リビング機器事 業部内 (56)参考文献 特開 昭61−115598(JP,A) 特開 平4−285596(JP,A) 実開 昭59−75292(JP,U) 実開 平4−3691(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) D06F 58/02 D06F 58/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】衣類が収納され回転するドラムに温風を供
    給して前記衣類の乾燥を行う衣類乾燥機において、 前記ドラム内の前記衣類より発生する糸屑の塵埃を捕集
    する糸屑捕集装置は、中心に凸部を有し、前記ドラムの
    内側に対して開口をもち前記ドラム内空気の排気風の風
    向と略平行な仕切り壁と前記開口とは逆のドラム内空気
    の風下側をポリエステル網等のネットフィルタで覆った
    集塵室を複数個形成し、前記仕切り壁の高さは前記凸部
    と略同じ高さであり、前記凸部から放射状に前記仕切り
    壁を形成し、かつ円周方向にも複数の前記仕切り板を設
    け、前記集塵室を構成する仕切り壁と前記ネットフィル
    タとは隙間のないように固着したことを特徴とする衣類
    乾燥機の糸屑捕集装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記ネットフィルタの
    前記ドラム内空気の風下側に適正なる厚みを持つ合成繊
    維の不織布フィルタを重ね合わせた二重のフィルタと
    し、前記ドラム内へは温風排気口部へ取付けられたフィ
    ルタ支持台に着脱自在に設置された衣類乾燥機の糸屑捕
    集装置。
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JP2014161445A (ja) * 2013-02-22 2014-09-08 Techno Frontier:Kk ネットフィルタ及び洗濯乾燥機用フィルタ構造
CN110359232B (zh) * 2018-01-27 2021-12-14 福建泉州台商投资区莉沓科技有限公司 一种有效清除内外桶之间污垢的洗衣机

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