JPH05271043A - 化粧用パック剤組成物 - Google Patents

化粧用パック剤組成物

Info

Publication number
JPH05271043A
JPH05271043A JP22978291A JP22978291A JPH05271043A JP H05271043 A JPH05271043 A JP H05271043A JP 22978291 A JP22978291 A JP 22978291A JP 22978291 A JP22978291 A JP 22978291A JP H05271043 A JPH05271043 A JP H05271043A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
powder
pack agent
skin
pack
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP22978291A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0672092B2 (ja
Inventor
Koreo Morishita
惟雄 森下
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
MORISHITA GIJUTSU KENKYUSHO KK
Original Assignee
MORISHITA GIJUTSU KENKYUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by MORISHITA GIJUTSU KENKYUSHO KK filed Critical MORISHITA GIJUTSU KENKYUSHO KK
Priority to JP22978291A priority Critical patent/JPH0672092B2/ja
Publication of JPH05271043A publication Critical patent/JPH05271043A/ja
Publication of JPH0672092B2 publication Critical patent/JPH0672092B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、化粧用パック組成物の提供
である。 【構成】 本発明は、植物性腐植泥を酸化し、次に之を
微粉砕して得られる粉体を主成分とし、之とメリケン粉
又は澱粉を配合して成る化粧用パック剤組成物、及び、
植物性腐植泥を酸化し、次に之を微粉砕して得られる粉
体を水で抽出して得られる水抽出液を主成分と、之とメ
リケン粉又は澱粉を配合して成る化粧用パック剤組成
物、に関するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は植物性腐植泥より得られる化粧用
パック剤に関する。植物性腐植泥とは現在又はかつて長
い年月の間、海底、湖底等の水中に堆積していた植物質
の醗酵物質である。
【0002】出願人は先に特開昭57−21474にお
いて植物性腐植泥から得られる消臭、殺菌、ガス吸着性
に富んだ組成物に関する発明を完成し、特許出願してい
るが、このものに対しては用途に応じて微粉末、水抽出
液あるいは顆粒等の形状で夫々多彩な用途が開発されつ
つある。
【0003】本発明は上記の形状の内の微粉末及び水抽
出液の用途に関するものである。以後この微粉末即ち植
物性腐植泥を酸化し、次に之を微粉砕して得られる粉体
をヒュ−マス・カルミ−(登録商標)、また水抽出液即
ち植物性腐植泥を酸化し、次に之を微粉砕して得られる
粉体を水で抽出して得られる水抽出液をヒュ−マス・エ
ルラビン(登録商標)と呼ぶことにする。
【0004】本件出願人らはヒュ−マス・カルミ−(R)
の用途開発を進める内に、ヒュ−マス・カルミ−(R)
水を加えてスラリ−状にしたものが皮膚に適度な収斂作
用を示し、パック剤として有効であることを見出して本
発明に到達した。
【0005】パック剤としての条件は色々あるが、先ず
ヒュ−マス・カルミ−(R)の粒度としては300メッシュ以
上(即ちより細かい)が望ましい。之は感触の問題であ
って効果においては関係ないが、粒度が大きくなると、
ザラザラする感じが出てきて好ましくない。
【0006】次に、肌に塗布するに当って、ヒュ−マス
・カルミ−(R)を水にといただけでは粘着性がないので
メリケン粉を混ぜる。ヒュ−マス・カルミ−(R)とメリ
ケン粉の配合割合は任意であるが普通、半々位が適当で
ある。
【0007】この混合粉体に水を適当に加えて練ること
によりパック剤が出来上る。水温は体温乃至45℃位が好
ましい。メリケン粉の代りに各種澱粉を用いても差支え
ない。好みによって更に黒砂糖、蜂蜜、卵黄、卵白など
加えることは任意である。
【0008】こうして出来たパック剤を肌に塗って10〜
20分経過して体温で乾いたらパック終了であり、ぬるま
湯で洗い落とす。パックした肌はつるつるになり、ひき
しまる感じになる。
【0009】ヒュ−マス・カルミ−(R)は本来、茶褐色
の粉体であるからメリケン粉を加えて水で練ったパック
剤は灰褐色である。若しヒュ−マス・カルミ−(R)の代
りにヒュ−マス・エルラビン(R)を用いて之にメリケン
粉を加え練ったものは、ヒュ−マス・エルラビン(R)
無色透明であるから、出来たパック剤の色はメリケン粉
の白色のみで見掛けがきれいである。用途によっては好
まれる場合があり、効果の点では勿論ヒュ−マス・カル
ミ−(R)を使ったものと変りはない。
【0010】このよう効果をもたらす原因は充分には解
明されていないが、ヒュ−マス・カルミ−(R)は腐植酸
を主体として各種の有機酸をはじめアミノ酸類、ビタミ
ン類の他、カルシュ−ム、鉄、アルミニュ−ムの塩類を
含んでおり、之等の諸成分が水に溶け出して皮膚に作用
するものと思われる。因みにこのもののpHは3〜4を
示し、また特開昭57−21474に記載の如く静菌作
用がある。更に市販の多くのパック剤のように界面活性
剤等の化学薬品を一切添加しないので、荒れた肌に用い
ても無害であることは極めて好ましい特徴である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成3年8月16日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 化粧用パック剤組成物
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は植物性腐植泥より得られる化粧用
パック剤に関する。植物性腐植泥とは現在、又はかつて
長い年月の間、海底、湖底等の水中に堆積していた植物
質の醗酵物質である。
【0002】出願人は先に特開昭57-21474において植物
性腐植泥から得られる消臭、殺菌、ガス吸着性に富んだ
組成物に関する発明を完成し、特許出願しているが、こ
のものに対しては用途に応じて微粉末、水抽出液あるい
は顆粒等の形状で夫々多彩な用途が開発されつつある。
【0003】本発明は上記の形状の内の微粉末及び水抽
出液の用途に関するものである。以後この微粉末即ち、
水分50〜80%の範囲の植物性腐植泥を破砕し、空気と充
分接触せしめて活性化し、次に之を微粉砕して得られる
粉体をヒュ−マス・カルミ−(登録商標)と呼び、また
水抽出液即ち上記活性化腐植泥を微粉砕して得られる粉
体を水で抽出して得られる水抽出液をヒュ−マス・エル
ラビン(登録商標)と呼ぶことにする。
【0004】腐植泥の活性化とは、腐植泥の消臭作用、
ガス吸着性、及び静菌作用の強化等を総合した表現であ
るが、本願の発明者は腐植泥の活性化には空気中の酸素
による酸化作用と共に、微生物特に好気性菌の作用も併
せて関与していることを推定し、好気性菌による微生物
反応が好適に進行するような温度及び湿度において、空
気との接触が出来る限り充分に行なわれるような処理条
件が、活性化のポイントであることを見出し、腐植泥を
活性化する条件を規定した特開昭57-144615号”植物性
腐植泥の活性化方法”を出願した。之が本件発明の特許
請求の範囲にいう「腐植泥を破砕し、空気と充分接触せ
しめて活性化し、・・・」の内容である。欺くして活性化
された腐植泥は、ガス吸着性、消臭力、静菌作用が格段
に向上した訳であるが、同時に予想外の効果が新たに次
々と見出されて来た。
【0005】即ち、水抽出液(ヒュ−マス・エルラビ
ン)についていえば、之が切花の水揚げを良くして秀れ
た花持ち効果を持つことが見出され、本願の発明者は特
願昭57-147776「切花保存剤」を出願した。引続き本件
出願人らは活性化腐植泥の用途開発を進めるうちに、水
抽出液(ヒュ−マス・エルラビン)が皮膚に適度な収斂
作用を示し、また血行を良くする作用があって、浴用剤
として有効であることを見出し、特願昭59-269626「浴
剤」を出願した。
【0006】本件出願人らはこれらの知見にヒントを得
て活性化腐植泥の用途開発を進める内に、ヒュ−マス・
カルミ−(R)に水を加えてスラリ−状にしたものが皮膚
に滑らかさを与え、適度な収斂作用を示し、パック剤と
して有効であることを見出して本発明に到達した。
【0007】パック剤としての条件は色々あるが、先ず
ヒュ−マス・カルミ−(R)の粒度としては300メッシュ以
上(即ちより細かい)が望ましい。之は感触の問題であ
って効果においては関係ないが、粒度が大きくなると、
ザラザラする感じが出てきて好ましくない。
【0008】次に、肌に塗布するに当って、ヒュ−マス
・カルミ−(R)を水にといただけでは粘着性がないので
メリケン粉を混ぜる。ヒュ−マス・カルミ−(R)とメリ
ケン粉の配合割合は任意であるが普通、半々位が適当で
ある。
【0009】この混合粉体に水を適当に加えて練ること
によりパック剤が出来上がる。水温は体温乃至45℃位が
好ましい。メリケン粉の代りに各種澱粉を用いても差支
えない。好みによって更に黒砂糖、蜂蜜、卵黄、卵白な
ど加えることは任意である。
【0010】こうして出来たパック剤を肌に塗って10〜
20分経過して体温で乾いたらパック終了であり、ぬるま
湯で洗い落とす。パックした肌はつるつるになり、ひき
しまる感じになる。
【0011】このような効果は活性化された腐植泥によ
って初めて得られる。掘り上げて単に乾燥粉砕しただけ
の腐植泥では殆どパック剤としての効用は見られない。
6名のパネラ−による官能テストによってこのことは確
認された。
【0012】ヒュ−マス・カルミ−(R)は本来、茶褐色
の粉体であるからメリケン粉を加えて水で練ったパック
剤は灰褐色である。若しヒュ−マス・カルミ−(R)の代
りにヒュ−マス・エルラビン(R)を用いて之にメリケン
粉を加え練ったものは、ヒュ−マス・エルラビン(R)
無色透明であるから、出来たパック剤の色はメリケン粉
の白色のみで見掛けがきれいである。用途によっては好
まれる場合があり、効果の点では勿論ヒュ−マス・カル
ミ−Rを使ったものと変りはない。
【0013】このような効果をもたらす原因は充分には
解明されていないが、ヒュ−マス・カルミ−(R)は腐植
酸を主体として各種の有機酸をはじめアミノ酸類、ビタ
ミン類の他、カルシュ−ム、鉄、アルミニュ−ムの塩類
を含んでおり、之等の諸成分が水に溶け出して皮膚に作
用するものと思われる。因みにこのもののpHは3〜4
を示し、また特開昭57-21474に記載の如く静菌作用があ
る。更に市販の多くのパック剤のように界面活性剤等の
化学薬品を一切添加しないので、荒れた肌に用いても無
害であることは極めて好ましい特徴である。
【0014】現に、ヒューマス・エルラビンはアフター
シェーブ・ローションとしても好適であり、剃刀負けは
起さないことが確認されている。
【0015】実施例 活性化腐植泥(ヒューマス・カルミー)とメリケン粉と
を半々に混合し、之に45℃の温湯を加えて練り、ペース
ト状にする。之を試料Aとする。一方、ヒューマス・カ
ルミーの原料である腐植泥を、活性化処理を施さずに粉
末化したものを比較対照品としてメリケン粉と半々に混
合し、之に45℃の温湯を加えて練りペースト状にする。
之を試料Bとする。6名のパネラーを選びA1、A2、
A3は試料Aを、B1、B2、B3は試料Bを用いて顔
面パックを行なった。パック時間15分、温水で洗顔した
後パックの効果についての官能評価を行なった。 効果大なるものの順に◎○△×

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 植物性腐植泥を酸化し、次に之を微粉砕
    して得られる粉体を主成分とし、之とメリケン粉又は澱
    粉を配合して成る化粧用パック剤組成物。
  2. 【請求項2】 植物性腐植泥を酸化し、次に之を微粉砕
    して得られる粉体を水で抽出して得られる水抽出液を主
    成分と、之とメリケン粉又は澱粉を配合して成る化粧用
    パック剤組成物。
JP22978291A 1991-08-16 1991-08-16 化粧用パック剤組成物 Expired - Fee Related JPH0672092B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22978291A JPH0672092B2 (ja) 1991-08-16 1991-08-16 化粧用パック剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22978291A JPH0672092B2 (ja) 1991-08-16 1991-08-16 化粧用パック剤組成物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH05271043A true JPH05271043A (ja) 1993-10-19
JPH0672092B2 JPH0672092B2 (ja) 1994-09-14

Family

ID=16897592

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP22978291A Expired - Fee Related JPH0672092B2 (ja) 1991-08-16 1991-08-16 化粧用パック剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0672092B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012171917A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Kose Corp 収斂剤
CN104434743A (zh) * 2013-09-17 2015-03-25 上海誉盛科贸有限公司 纯植物成分化妆品及其制造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012171917A (ja) * 2011-02-22 2012-09-10 Kose Corp 収斂剤
CN104434743A (zh) * 2013-09-17 2015-03-25 上海誉盛科贸有限公司 纯植物成分化妆品及其制造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0672092B2 (ja) 1994-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH11106336A (ja) メイラード反応阻害剤
JPH09202721A (ja) 消臭・防臭剤
US4393045A (en) Cosmetic composition
JP2002020300A (ja) 化粧料組成物
KR20080023941A (ko) 쑥 분말을 포함한 찜질매질 및 그 제조방법
JPH05271043A (ja) 化粧用パック剤組成物
JP2003171304A (ja) 淡竹竹酢混合液及びその作製方法
JPS6137084A (ja) 調味料の製造方法
JPS60158103A (ja) 化粧用パツク剤組成物
JP2931528B2 (ja) 体内消臭ニンニクの製造方法、及びこれに用いるハーブ液の製造方法
JP2002176954A (ja) 大蒜と大豆で健康食品を製造する方法
JP2002262831A (ja) ホタテ貝外套膜を用いるミネラル強化素材
JP3241173B2 (ja) 入浴剤
RU2184464C2 (ru) Биологически активная добавка к пище
JPH01319414A (ja) 入浴剤
JP2810698B2 (ja) 入浴剤
JPH0413633A (ja) 医薬品・化粧品・食品の製造方法
JPH0237888B2 (ja)
JPH07157410A (ja) マッサージ用クリーム
CN106491407A (zh) 一种活性胶体及其制备方法
JP2003095973A (ja) 身体への貼付シート
JP2003040790A (ja) 育毛剤及び該育毛剤の製造方法
KR960020978A (ko) 미용 크림제 조성물
JPS59224664A (ja) ニンニク臭消去食物
JP2003275795A (ja) 抗菌・脱臭・脱色・着色を特徴とする混合セラミックスの製法及び利用法

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees