JP2003171304A - 淡竹竹酢混合液及びその作製方法 - Google Patents
淡竹竹酢混合液及びその作製方法Info
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Abstract
在する植物を用いて、漢方的処方により副作用や身体を
害することない、お肌、皮膚対処(特に水虫に効く)の
淡竹竹酢混合液及びその作製方法の提供。 【解決手段】水虫用、しみとりその他の皮膚薬液にも健
康ドリンクにもなる混合液であって、淡竹から採取した
淡竹竹酢液と、孟宗竹から採取した孟宗竹竹酢液と、大
蒜エキスと、殺菌作用をもつ一以上の薬草の抽出液とか
らなる特徴的構成手段の採用。
Description
作用をもち、しみとり、しわとり、取り分け水虫による
強い痒みに対する苦痛及び周囲の人に対する罹患による
迷惑な悪臭を阻止する、殺菌、抗菌、消臭作用をもつ、
淡竹竹酢混合液及びその作製方法に関する。
の係りもなく過ごすことができたいたが、突如或る日、
足の指周りが甚だしく痒くなり、日を追うに従い、痒さ
は両足にまで拡がり夜も眠れぬ程になってしまった。そ
こで、医薬、売薬はもとより、人伝にて酢がよいと聞け
ば酢を塗り、大黄がよいと聞けばこすり潰して貼り付け
るなどした。
一時しのぎであり、半ば諦めざるを得なかった。かかる
試行錯誤の上、本発明者は、皮膚対処液、特に水虫に効
く皮膚対処液を発明することになった。また、その試行
錯誤の中で、水虫に対して効くばかりでなく、一般に美
容、しわとり、しみとり、疥癬、虫刺され、陰金田虫な
どにも効く皮膚対処液及び成人病に効くドリンク剤を発
明することになったのである。
調べてみると、竹酢液を用いたもので人体に対して直接
用いるものとしては、竹の顕著な成長力を利用した竹酢
又は竹酢エキスによる新規な育毛剤(特開2000−1
59639)、竹炭粉と竹酢液とを配合させた歯磨組成
物(特開2000−143471)、木酢液と竹酢液を
有効成分とする抗炎症、抗アレルギー作用を目的とした
化粧料(特開平11−60465号)、健康ドリンク剤
又は抗菌剤としての食品添加物、更に殺菌剤として農薬
としても使用できる竹酢精製液の製造方法及びその使用
方法(特開平5−95769号)などがあったが、水虫
に対応したものは見られなかった。
以下の通りである。
淡竹竹酢混合液及び及びその製造方法を提供することに
ある。
用いることなく、自然界に存在する植物を用いて、漢方
的処方により副作用や身体を害することなく、しかも環
境に優しい、淡竹竹酢混合液及びその製造方法を提供す
ることにある。
作用があり周囲に迷惑をかけない、淡竹竹酢混合液及び
その製造方法を提供することにある。
特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと明ら
かとなろう。
解決に当たり、水虫用、しみとり、しわとり、その他の
皮膚薬液にも健康ドリンクにもなる混合液であって、淡
竹から採取した淡竹竹酢液と、孟宗竹から採取した孟宗
竹竹酢液と、大蒜を破砕して得たエキスと、殺菌消臭作
用をもつ一以上の薬草の抽出液とからなる、という特徴
的手段を講じる。
り、水虫用、しみとりその他の皮膚薬液にも健康ドリン
クにもなる淡竹竹酢混合液を作製するに当たり、淡竹か
ら淡竹竹酢液を、孟宗竹から孟宗竹竹酢液を、それぞれ
採取して混合させた後に、大蒜を破砕して混入して掻き
混ぜ、常温にて寝かせておき、殺菌消臭作用のある一以
上の薬草を抽出した抽出液を混入して掻き混ぜ、常温に
て更に寝かせ、消臭作用液を混入して、当該消臭作用の
効果が現れた段階になって、濾過する、という特徴的構
成手法を講じる。
解決では、本発明が次に列挙する新規な特徴的構成手段
又は手法を採用することにより、上記目的を達成するよ
うに為される。
り、しわとり、その他の皮膚薬液にも健康ドリンクにも
なる混合液であって、淡竹から採取した淡竹竹酢液と、
孟宗竹から採取した孟宗竹竹酢液と、大蒜エキスと、殺
菌作用をもつ一以上の薬草の抽出液とからなる、淡竹竹
酢混合液の構成採用にある。
第1の特徴における前記一以上の薬草が、きささげ、
紫、十薬、さいかち、竜胆、はとむぎ、あまどころ、梔
子の何れか又は組合せである、淡竹竹酢混合液の構成採
用にある。
第1又は第2の特徴における前記混合液が、松油、肉桂
エキス、紫蘇油、クエン酸、柿エキスをも一以上含んで
なる、淡竹竹酢混合液の構成採用にある。
第1、第2又は第3の特徴における前記淡竹竹酢液と前
記孟宗竹竹酢液が、その混合比を1:1乃至3とし、そ
の内1:2が最良である、淡竹竹酢混合液の構成採用に
ある。
用、しみとり、しわとり、その他の皮膚薬液にも健康ド
リンクにもなる淡竹竹酢混合液を作製する方法であっ
て、淡竹から淡竹竹酢液を、孟宗竹から孟宗竹竹酢液
を、それぞれ採取して混合させた後に、大蒜を破砕して
混入して掻き混ぜ、常温にて寝かせておき、殺菌作用の
ある一以上の薬草を抽出した抽出液を混入して掻き混
ぜ、常温にて更に寝かせ、消臭作用液を混入して、当該
消臭作用の効果が現れた段階になって、濾過してなる、
竹酢混合液作製方法の構成採用にある。
法の第1の特徴における前記一以上の薬草が、きささ
げ、紫、十薬、さいかち、竜胆の何れか又は組合せであ
る、淡竹竹酢混合液作製方法の構成採用にある。
法の第1又は第2の特徴における前記方法が、抽出液を
混入する際に、松油、肉桂エキス、紫蘇油、クエン酸の
内一以上をも混入してなる、淡竹竹酢混合液作製方法の
構成採用にある。
法の第1、第2又は第3の特徴における消臭作用液が、
柿エキスである、淡竹竹酢混合液作製方法の構成採用に
ある。
法の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記方法
が、前記濾過した濾液に、あまどころ、はとむぎ、梔子
の内の一以上を煎じた別の抽出液をも加えてなる、淡竹
竹酢混合液作製方法の構成採用にある。
法の第1、第2、第3、第4又は第5の特徴における前
記淡竹竹酢液と前記孟宗竹竹酢液の混合が、1:1乃至
3の比率とし、その内1:2の比率が最良である、淡竹
竹酢混合液作製方法の構成採用にある。
例、液例の順に説明する。
竹酢混合液作製方法について以下説明する。第一段階と
して、製造容器(例えば内部観察及び操作性を考慮して
広口透明ビンが好ましい)を用いて、孟宗竹の竹酢液に
淡竹の竹酢液を所定の体積割合(具体的には後述する
が、孟宗竹竹酢液:淡竹竹酢液=1乃至3:1、好まし
くは2:1)で混合し、第一混合液を作製する。
器(例えばミキサーなど)を用いて破砕した大蒜を入れ
てよく掻き混ぜた後、直射日光の当らない場所において
数ヶ月(例えば二ヶ月、三ヶ月)常温にてそのまま密封
したままで寝かせ、その後、上中下層の三液層に自然分
離した中間液層を抽出濾過して濾液として第二混合液を
作製する一方で、(1)きささげの実、莢、(2)紫の
茎根、(3)十薬の全草、(4)さいかちの実、莢、
(5)竜胆の根、を乾燥させ、例えば琺瑯の容器で、水
を入れて一緒に混ぜて煎じて濾過して抽出液を抽出する
(なお、(1)乃至(5)は個別に煎じて抽出した後に
混合させてもよい。)。
該抽出した抽出液を混合し、(6)松油、(7)肉桂エ
キス、(8)紫蘇油(エキス)、(9)クエン酸をそれ
ぞれ混入してよく撹拌して第二段階と同様に直射日光の
当らない場所にて数ヶ月(例えば約一ヶ月)常温にて寝
かせ、その後、消臭作用のある液(例えば、京都府山城
特産(10)柿エキスなどの渋柿エキス)を加え撹拌し
て、竹酢液、大蒜などに起因する臭いがなくなった段階
(凡そ一、二ヶ月後)で、濾過しその濾液として、美し
い薄飴色の淡竹竹酢液(特に、「水虫用淡竹竹酢液」と
呼ぶことにする。なお、「水虫用」を冠するが、別に水
虫専用という意味ではなく、しみとり、しわとりその他
の皮膚薬液として使用でき、また健康ドリンクにもな
る。)を得ることができる。
大蒜は、単に大蒜のみを破砕器で破砕するのではなく、
破砕器の器に大蒜を入れ、大蒜が隠れる程度に第一混合
液を入れて行うと操作性がよくなり、しかも第一混合液
になじみやすくなり、結果として第二混合液として寝か
せる時間も短縮可能となる。
各竹酢液については、市販の物を用いることもできる
が、実際には、炭釜で実際に孟宗竹、淡竹(茎部)を炭
化させて、その際に生じる煙を冷却して、必要に応じて
不要部分(タールなど)を取り除いて得ることのできる
原液、また、それを精製した精製液又はそれを蒸留した
蒸留液を用いることが、本発明の主旨に合致する。
である淡竹竹酢混合液は、前述の作製方法にて作製した
液物である。ここで、量的な関係について凡その一例を
挙げることにする。
液であるが、これは、自家製の釜(直径2.6〜2.7
m)で孟宗竹、淡竹を蒸焼きして乾留して不純物を取り
除いてそれぞれ作製した液物である。
1.2乃至1.4m)を本数で例えば、550乃至60
0本、30cm束で75乃至80束を用いて、孟宗竹の
竹酢液(原液)として、80乃至130リットル得るこ
とができる。
1.2乃至1.4m)を本数で例えば、2800乃至3
000本、30cm束で75乃至80束を用いて、淡竹
の竹酢液(原液)として、80乃至130リットル得る
ことができる。
竹の竹酢液(原液)1.2リットルと淡竹の竹酢液(原
液)0.6リットルを用いる。そして、例えば、大蒜1
80グラムを破砕して混合して上述の手法で第二混合液
を作製する。
ささげ10グラム、(2)紫根6グラム、(3)十薬3
0グラム、(4)さいかち3グラム、(5)竜胆2グラ
ムを、琺瑯の容器に入れ、それぞれ6倍の量の水を加え
て、一緒に混ぜて煎じて濾過して作製する(なお、
(1)乃至(5)を個別に煎じて抽出した後に混合させ
る場合には、(1)と(3)はその元の量が他に比べて
多いので、10倍の量の水を加えて煎じて体積が約1/
10となるまで煎じることになる。)。
た量の抽出液と、例えば、更に(6)松油8グラム、
(7)肉桂エキス3グラム、(8)紫蘇油(エキス)1
グラム、(9)クエン酸20グラム、(10)渋柿エキ
ス20グラムである。
淡竹竹酢混合液で混入されている各種の主な成分及び主
な薬効を示すと、表1及び2のようになる。
示した様な主要な成分により、表2に示した効能を、別
個独立に作用させるのではなく、淡竹竹酢液、孟宗竹竹
酢液、大蒜、(1)きささげ、(2)紫根、(3)十
薬、(4)さいかち、(5)竜胆、(6)松油、(7)
肉桂、(8)紫蘇油(エキス)、(9)クエン酸、(1
0)渋柿エキスの各成分効能と相俟って重畳的相乗的に
作用させることで、皮膚薬液として、例えば水虫菌など
に対して効果覿面であり、また同時に、健康ドリンクと
しても、身体に対して効果覿面である。
法)前述した方法で作製した(水虫用)淡竹竹酢混合液
に、あまごころ、はとむぎ(場合には、はとむぎの代わ
りに梔子を用いて)を煎じ詰めて得た抽出液を(必要に
応じて柚子液をも)加えて、より良質な美肌液となる。
特に、顔に対しては化粧水としての美顔水となる。
一実施形態である美肌液としての淡竹竹酢混合液は、前
述のその方法により作製された液物である。ここで、一
例として美肌液を例として量的な関係について凡そ説明
しておくと、前述の水虫用淡竹竹酢混合液での量的関係
により作製された、例えば(水虫用)淡竹竹酢混合液
1.8リットルに、はとむぎ6グラム、あまどころ6グ
ラムで前述の作製方法により作製された液物である。
煎じて、加えた重さ分だけ煮詰めることになる。なお、
煎じる際には、それぞれ別個独立に煎じてもよいが、は
とむぎと、あまどころとを一緒にしてもよい。
た美肌液としての淡竹竹酢混合液で混入されている各種
の主な成分及び主な薬効を示すと、表3のようになる。
なお、表1、2で既に示したものについては省略してあ
る。
により、水虫用淡竹竹酢液のところで説明した重畳作
用、相乗作用を更にもたらし、特に肌にとって有益な薬
効をもたらすことになる。以上、淡竹竹酢混合液及びそ
の作製方法について説明したが、ここで、実際の効能に
ついて言及する。
混合液を、水で約3倍に(お肌の弱い人にとっては効果
が強い場合もあるので、約5、6倍に)薄め、一般に市
販されている風呂用深靴に半分入れてそれに足を挿入
し、足首まで浸かる程度で、一日一回十五分ほど浸す。
落ちる(この点何等心配は不要である)。その後、使っ
た液は布などで濾してから、適切な容器(ビンなど)に
戻して、液が少なくなったらそれに注ぎ足すようにする
(繰り返し使用しても効用に特段の差異はないことは確
認済みである。)。これを毎日繰り返して約二十日続け
ることで、その後の十日は液を塗り付けるだけでよい。
い、その後、三月末に念の為予防として、約一週間液を
塗ることを行ったが、その後約半年以上たつも何事もな
く過ごしている。漢方処方による体質改善の如く、その
効能持続は驚くべきものがある。
て、一回塗ったり、浸しただけ痒みがおさまり、嫌な
においもなくなる。水虫の影響で足の小指が変形した
り、水虫の巣が爪の間に溜り持ち上がって爪の色も黒く
なり変形して見苦しいものとなっていたにも関わらず、
この水虫用淡竹竹酢混合液に浸したり、塗ったりするこ
とにより、元通りに治った。後遺症も残さず完全治癒を
持たらす。
と、本発明の淡竹竹酢混合液との効用などを比較する
と、表4のようになる。この表4の様に、この表の上か
ら下に向うに従い、色は薄くなり、匂いも少なくなり、
効き目は極めてよくなる。
毎日塗っていたら、某外科医によると、膝頭の「かいせ
ん」は全快し、腹部の「なまず」も殆どとれたと、喜ん
でいる。また、水虫用淡竹竹酢混合液を浸していたら、
足が白く、柔らかく、色艶まででてきた。更に、顔、
手、手首等のしみは段段と消えて行くではないか。本発
明者にとって、老いてもこの喜ばしきことがひとしおで
あり、何よりも驚いたことに、肌が引き締り、たるみも
少しずつとれてしわも伸びてゆくではないか。
竹酢混合液を使用するに際して心得ておかねばならぬこ
とは、水虫、しみ、そばかすといったものは、一朝一夕
によくなるというものではなく、気長に毎日続けること
が肝要であるという点である。即ち、しみ、そばかす、
なまずは、人目でよくなったことが判るものの、水虫は
見極めが難しい。足の裏全体が柔らかくなり黄色がかっ
たくすみがとれて綺麗な薄桃色に変わり足裏の感触も平
常になるまでの辛抱である。
合液及びその作製方法においては、その素材を全て自然
の身体にも優しいものを用いているので、残り滓は農作
物の肥料として再利用でき、その作製において使用した
器具類の洗浄水は川に流しても何等環境に影響を与える
ことなく無害である。即ち、身体にも環境にも極めて安
全なものができたのである。
だりした場合であっても、その素材に関して、安全かつ
身体に有益になるように、吟味して選択したものである
ので、心配ご無用である。更には、蚤、蚊、ダニ等の害
虫は自然に居なくなり、ゴキブリも淡竹竹酢混合液が完
成してから見たことはない。
例を説明したが、本発明の目的を達し、下記する効果を
奏する範囲において、適宜変更して実施可能である。
解消し、また同時にしみとりその他の皮膚に対して有効
に作用する液を得ることができ、成人病に良い健康ドリ
ンクにもなるところ、自然界のものを用いることを主眼
としてその組成素材を吟味し、しかもその量についても
各成分作用が最も効率的に有効作用する様に調整したの
で、身体にとって極めて有効であり、身体を害すること
なく、また自然環境にとって極めて優しい製法にて作製
できるといった優れた効果を有する。
5)
みに対する苦痛及び周囲の人に対する罹患による迷惑な
悪臭を阻止する、殺菌、抗菌、消臭作用をもつ、淡竹竹
酢混合液及びその作製方法に関する。
の係りもなく過ごすことができたいたが、突如或る日、
足の指周りが甚だしく痒くなり、日を追うに従い、痒さ
は両足にまで拡がり夜も眠れぬ程になってしまった。そ
こで、医薬、売薬はもとより、人伝にて酢がよいと聞け
ば酢を塗り、大黄がよいと聞けばこすり潰して貼り付け
るなどした。
一時しのぎであり、半ば諦めざるを得なかった。かかる
試行錯誤の上、本発明者は、皮膚対処液、特に水虫に効
く皮膚対処液を発明することになった。また、その試行
錯誤の中で、水虫に対して効くばかりでなく、一般に美
容、しわとり、しみとり、疥癬、虫刺され、陰金田虫な
どにも効く皮膚対処液及び成人病に効くドリンク剤を発
明することになったのである。
調べてみると、竹酢液を用いたもので人体に対して直接
用いるものとしては、竹の顕著な成長力を利用した竹酢
又は竹酢エキスによる新規な育毛剤(特開2000−1
59639)、竹炭粉と竹酢液とを配合させた歯磨組成
物(特開2000−143471)、木酢液と竹酢液を
有効成分とする抗炎症、抗アレルギー作用を目的とした
化粧料(特開平11−60465号)、健康ドリンク剤
又は抗菌剤としての食品添加物、更に殺菌剤として農薬
としても使用できる竹酢精製液の製造方法及びその使用
方法(特開平5−95769号)などがあったが、水虫
に対応したものは見られなかった。
以下の通りである。
淡竹竹酢混合液及びその製造方法を提供することにあ
る。
用いることなく、自然界に存在する植物を用いて、漢方
的処方により副作用や身体を害することなく、しかも環
境に優しい、淡竹竹酢混合液及びその製造方法を提供す
ることにある。
作用があり周囲に迷惑をかけない、淡竹竹酢混合液及び
その製造方法を提供することにある。
特許請求の範囲における各請求項の記載から自ずと明ら
かとなろう。
解決に当たり、水虫用皮膚薬液になる混合液であって、
淡竹から採取した淡竹竹酢液と、孟宗竹から採取した孟
宗竹竹酢液と、大蒜を破砕して得たエキスと、殺菌消臭
作用をもつ一以上の薬草の抽出液とからなる、という特
徴的手段を講じる。
り、水虫用皮膚薬液になる淡竹竹酢混合液を作製するに
当たり、淡竹から淡竹竹酢液を、孟宗竹から孟宗竹竹酢
液を、それぞれ採取して混合させた後に、大蒜を破砕し
て混入して掻き混ぜ、常温にて寝かせておき、殺菌消臭
作用のある一以上の薬草を抽出した抽出液を混入して掻
き混ぜ、常温にて更に寝かせ、消臭作用液を混入して、
当該消臭作用の効果が現れた段階になって、濾過する、
という特徴的構成手法を講じる。
解決では、本発明が次に列挙する新規な特徴的構成手段
又は手法を採用することにより、上記目的を達成するよ
うに為される。
になる混合液であって、淡竹から採取した淡竹竹酢液
と、孟宗竹から採取した孟宗竹竹酢液と、大蒜エキス
と、さいかち、竜胆の何れか又は双方を含んだ殺菌作用
をもつ一以上の薬草の抽出液とからなる、淡竹竹酢混合
液の構成採用にある。
になる混合液であって、淡竹から採取した淡竹竹酢液
と、孟宗竹から採取した孟宗竹竹酢液と、大蒜エキス
と、殺菌作用をもつ一以上の薬草の抽出液と、松油、肉
桂エキス、紫蘇油、クエン酸の内一以上とからなる、淡
竹竹酢混合液の構成採用にある。
第1又は第2の特徴における前記一以上の薬草が、きさ
さげ、紫、十薬、さいかち、竜胆の何れか又は組合せで
あって、さいかち、竜胆の何れか又は双方を必ず含んで
なる、淡竹竹酢混合液の構成採用にある。
第1、第2又は第3の特徴における前記混合液が、柿エ
キスをも含んでなる、竹竹酢混合液の構成採用にある。
第1、第2、第3又は第4の特徴における前記淡竹竹酢
液と前記孟宗竹竹酢液が、その混合比を1:1乃至3と
し、その内1:2が最良である、淡竹竹酢混合液の構成
採用にある。
皮膚薬液になる淡竹竹酢混合液を作製する方法であっ
て、淡竹から淡竹竹酢液を、孟宗竹から孟宗竹竹酢液
を、それぞれ採取して混合させた後に、大蒜を破砕して
混入して掻き混ぜ、常温にて寝かせておき、さいかち、
竜胆の何れか又は双方を含んだ殺菌作用のある一以上の
薬草から抽出した抽出液を混入して掻き混ぜ、常温にて
更に寝かせ、消臭作用液を混入して、当該消臭作用の効
果が現れた段階になって、濾過してなる、竹酢混合液作
製方法の構成採用にある。
液になる淡竹竹酢混合液を作製する方法であって、淡竹
から淡竹竹酢液を、孟宗竹から孟宗竹竹酢液を、それぞ
れ採取して混合させた後に、大蒜を破砕して混入して掻
き混ぜ、常温にて寝かせておき、松油、肉桂エキス、紫
蘇油、クエン酸の内一以上を混入すると共に、殺菌作用
のある一以上の薬草から抽出した抽出液を混入して掻き
混ぜ、常温にて更に寝かせ、消臭作用液を混入して、当
該消臭作用の効果が現れた段階になって、濾過してな
る、淡竹竹酢混合液作製方法の構成採用にある。
法の第1又は第2の特徴における前記一以上の薬草が、
きささげ、紫、十薬、さいかち、竜胆の何れか又は組合
せであって、さいかち、竜胆の何れか又は双方を必ず含
んでなる、淡竹竹酢混合液作製方法の構成採用にある。
法の第1、第2又は第3の特徴における前記消臭作用液
が、柿エキスである、淡竹竹酢混合液作製方法の構成採
用にある。
法の第1、第2、第3又は第4の特徴における前記淡竹
竹酢液と前記孟宗竹竹酢液の混合が、1:1乃至3の比
率とし、その内1:2の比率が最良である、淡竹竹酢混
合液作製方法の構成採用にある。
例、液例の順に説明する。
竹酢混合液作製方法について以下説明する。第一段階と
して、製造容器(例えば内部観察及び操作性を考慮して
広口透明ビンが好ましい)を用いて、孟宗竹の竹酢液に
淡竹の竹酢液を所定の体積割合(具体的には後述する
が、孟宗竹竹酢液:淡竹竹酢液=1乃至3:1、好まし
くは2:1)で混合し、第一混合液を作製する。
器(例えばミキサーなど)を用いて破砕した大蒜を入れ
てよく掻き混ぜた後、直射日光の当らない場所において
数ヶ月(例えば二ヶ月、三ヶ月)常温にてそのまま密封
したままで寝かせ、その後、上中下層の三液層に自然分
離した中間液層を抽出濾過して濾液として第二混合液を
作製する一方で、(1)きささげの実、莢、(2)紫の
茎根、(3)十薬の全草、(4)さいかちの実、莢、
(5)竜胆の根、を乾燥させ、例えば琺瑯の容器で、水
を入れて一緒に混ぜて煎じて濾過して抽出液を抽出する
(なお、(1)乃至(5)は個別に煎じて抽出した後に
混合させてもよい。)。
該抽出した抽出液を混合し、(6)松油、(7)肉桂エ
キス、(8)紫蘇油(エキス)、(9)クエン酸をそれ
ぞれ混入してよく撹拌して第二段階と同様に直射日光の
当らない場所にて数ヶ月(例えば約一ヶ月)常温にて寝
かせ、その後、消臭作用のある液(例えば、京都府山城
特産(10)柿エキスなどの渋柿エキス)を加え撹拌し
て、竹酢液、大蒜などに起因する臭いがなくなった段階
(凡そ一、二ヶ月後)で、濾過しその濾液として、美し
い薄飴色の淡竹竹酢液(特に、「水虫用淡竹竹酢液」と
呼ぶことにする。なお、「水虫用」を冠するが、別に水
虫専用という意味ではなく、しみとり、しわとりその他
の皮膚薬液として使用でき、また健康ドリンクにもな
る。)を得ることができる。
大蒜は、単に大蒜のみを破砕器で破砕するのではなく、
破砕器の器に大蒜を入れ、大蒜が隠れる程度に第一混合
液を入れて行うと操作性がよくなり、しかも第一混合液
になじみやすくなり、結果として第二混合液として寝か
せる時間も短縮可能となる。
各竹酢液については、市販の物を用いることもできる
が、実際には、炭釜で実際に孟宗竹、淡竹(茎部)を炭
化させて、その際に生じる煙を冷却して、必要に応じて
不要部分(タールなど)を取り除いて得ることのできる
原液、また、それを精製した精製液又はそれを蒸留した
蒸留液を用いることが、本発明の主旨に合致する。
である淡竹竹酢混合液は、前述の作製方法にて作製した
液物である。ここで、量的な関係について凡その一例を
挙げることにする。
液であるが、これは、自家製の釜(直径2.6〜2.7
m)で孟宗竹、淡竹を蒸焼きして乾留して不純物を取り
除いてそれぞれ作製した液物である。
1.2乃至1.4m)を本数で例えば、550乃至60
0本、30cm束で75乃至80束を用いて、孟宗竹の
竹酢液(原液)として、80乃至130リットル得るこ
とができる。
1.2乃至1.4m)を本数で例えば、2800乃至3
000本、30cm束で75乃至80束を用いて、淡竹
の竹酢液(原液)として、80乃至130リットル得る
ことができる。
竹の竹酢液(原液)1.2リットルと淡竹の竹酢液(原
液)0.6リットルを用いる。そして、例えば、大蒜1
80グラムを破砕して混合して上述の手法で第二混合液
を作製する。
ささげ10グラム、(2)紫根6グラム、(3)十薬3
0グラム、(4)さいかち3グラム、(5)竜胆2グラ
ムを、琺瑯の容器に入れ、それぞれ6倍の量の水を加え
て、一緒に混ぜて煎じて濾過して作製する(なお、
(1)乃至(5)を個別に煎じて抽出した後に混合させ
る場合には、(1)と(3)はその元の量が他に比べて
多いので、10倍の量の水を加えて煎じて体積が約1/
10となるまで煎じることになる。)。
た量の抽出液と、例えば、更に(6)松油8グラム、
(7)肉桂エキス3グラム、(8)紫蘇油(エキス)1
グラム、(9)クエン酸20グラム、(10)渋柿エキ
ス20グラムである。
淡竹竹酢混合液で混入されている各種の主な成分及び主
な薬効を示すと、表1及び2のようになる。
示した様な主要な成分により、表2に示した効能を、別
個独立に作用させるのではなく、淡竹竹酢液、孟宗竹竹
酢液、大蒜、(1)きささげ、(2)紫根、(3)十
薬、(4)さいかち、(5)竜胆、(6)松油、(7)
肉桂、(8)紫蘇油(エキス)、(9)クエン酸、(1
0)渋柿エキスの各成分効能と相俟って重畳的相乗的に
作用させることで、皮膚薬液として、例えば水虫菌など
に対して効果覿面であり、また同時に、健康ドリンクと
しても、身体に対して効果覿面である。
法)前述した方法で作製した(水虫用)淡竹竹酢混合液
に、あまどころ、はとむぎ(場合には、はとむぎの代わ
りに梔子を用いて)を煎じ詰めて得た抽出液を(必要に
応じて柚子液をも)加えて、より良質な美肌液となる。
特に、顔に対しては化粧水としての美顔水となる。
一実施形態である美肌液としての淡竹竹酢混合液は、前
述のその方法により作製された液物である。ここで、一
例として美肌液を例として量的な関係について凡そ説明
しておくと、前述の水虫用淡竹竹酢混合液での量的関係
により作製された、例えば(水虫用)淡竹竹酢混合液
1.8リットルに、はとむぎ6グラム、あまどころ6グ
ラムで前述の作製方法により作製された液物である。
煎じて、加えた重さ分だけ煮詰めることになる。なお、
煎じる際には、それぞれ別個独立に煎じてもよいが、は
とむぎと、あまどころとを一緒にしてもよい。
た美肌液としての淡竹竹酢混合液で混入されている各種
の主な成分及び主な薬効を示すと、表3のようになる。
なお、表1、2で既に示したものについては省略してあ
る。
により、水虫用淡竹竹酢液のところで説明した重畳作
用、相乗作用を更にもたらし、特に肌にとって有益な薬
効をもたらすことになる。以上、淡竹竹酢混合液及びそ
の作製方法について説明したが、ここで、実際の効能に
ついて言及する。
混合液を、水で約3倍に(お肌の弱い人にとっては効果
が強い場合もあるので、約5、6倍に)薄め、一般に市
販されている風呂用深靴に半分入れてそれに足を挿入
し、足首まで浸かる程度で、一日一回十五分ほど浸す。
落ちる(この点何等心配は不要である)。その後、使っ
た液は布などで濾してから、適切な容器(ビンなど)に
戻して、液が少なくなったらそれに注ぎ足すようにする
(繰り返し使用しても効用に特段の差異はないことは確
認済みである。)。これを毎日繰り返して約二十日続け
ることで、その後の十日は液を塗り付けるだけでよい。
い、その後、三月末に念の為予防として、約一週間液を
塗ることを行ったが、その後約半年以上たつも何事もな
く過ごしている。漢方処方による体質改善の如く、その
効能持続は驚くべきものがある。
て、一回塗ったり、浸しただけ痒みがおさまり、嫌な
においもなくなる。水虫の影響で足の小指が変形した
り、水虫の巣が爪の間に溜り持ち上がって爪の色も黒く
なり変形して見苦しいものとなっていたにも関わらず、
この水虫用淡竹竹酢混合液に浸したり、塗ったりするこ
とにより、元通りに治った。後遺症も残さず完全治癒を
もたらす。
と、本発明の淡竹竹酢混合液との効用などを比較する
と、表4のようになる。この表4の様に、この表の上か
ら下に向うに従い、色は薄くなり、匂いも少なくなり、
効き目は極めてよくなる。
毎日塗っていたら、某外科医によると、膝頭の「かいせ
ん」は全快し、腹部の「なまず」も殆どとれたと、喜ん
でいる。また、水虫用淡竹竹酢混合液を浸していたら、
足が白く、柔らかく、色艶まででてきた。更に、顔、
手、手首等のしみは段段と消えて行くではないか。本発
明者にとって、老いてもこの喜ばしきことがひとしおで
あり、何よりも驚いたことに、肌が引き締り、たるみも
少しずつとれてしわも伸びてゆくではないか。
竹酢混合液を使用するに際して心得ておかねばならぬこ
とは、水虫、しみ、そばかすといったものは、一朝一夕
によくなるというものではなく、気長に毎日続けること
が肝要であるという点である。即ち、しみ、そばかす、
なまずは、人目でよくなったことが判るものの、水虫は
見極めが難しい。足の裏全体が柔らかくなり黄色がかっ
たくすみがとれて綺麗な薄桃色に変わり足裏の感触も平
常になるまでの辛抱である。
合液及びその作製方法においては、その素材を全て自然
の身体にも優しいものを用いているので、残り滓は農作
物の肥料として再利用でき、その作製において使用した
器具類の洗浄水は川に流しても何等環境に影響を与える
ことなく無害である。即ち、身体にも環境にも極めて安
全なものができたのである。
だりした場合であっても、その素材に関して、安全かつ
身体に有益になるように、吟味して選択したものである
ので、心配ご無用である。更には、蚤、蚊、ダニ等の害
虫は自然に居なくなり、ゴキブリも淡竹竹酢混合液が完
成してから見たことはない。
製方法例を説明したが、本発明の目的を達し、下記する
効果を奏する範囲において、適宜変更して実施可能であ
る。
解消し、また同時にしみとりその他の皮膚に対して有効
に作用する液を得ることができ、成人病に良い健康ドリ
ンクにもなるところ、自然界のものを用いることを主眼
としてその組成素材を吟味し、しかもその量についても
各成分作用が最も効率的に有効作用する様に調整したの
で、身体にとって極めて有効であり、身体を害すること
なく、また自然環境にとって極めて優しい製法にて作製
できるといった優れた効果を有する。
Claims (10)
- 【請求項1】水虫用、しみとり、しわとり、その他の皮
膚薬液にも健康ドリンクにもなる混合液であって、 淡竹から採取した淡竹竹酢液と、孟宗竹から採取した孟
宗竹竹酢液と、大蒜エキスと、殺菌作用をもつ一以上の
薬草の抽出液とからなる、 ことを特徴とする淡竹竹酢混合液。 - 【請求項2】前記一以上の薬草は、 きささげ、紫、十薬、さいかち、竜胆、はとむぎ、あま
どころ、梔子の何れか又は組合せである、 ことを特徴とする請求項1に記載の淡竹竹酢混合液。 - 【請求項3】前記混合液は、 松油、肉桂エキス、紫蘇油、クエン酸、柿エキスをも一
以上含む、 ことを特徴とする請求項1又は2に記載の淡竹竹酢混合
液。 - 【請求項4】前記淡竹竹酢液と前記孟宗竹竹酢液は、 その混合比を1:1乃至3とし、その内1:2が最良で
ある、 ことを特徴とする請求項1、2、3又は4に記載の淡竹
竹酢混合液。 - 【請求項5】水虫用、しみとり、しわとり、その他の皮
膚薬液にも健康ドリンクにもなる淡竹竹酢混合液を作製
する方法であって、 淡竹から淡竹竹酢液を、孟宗竹から孟宗竹竹酢液を、そ
れぞれ採取して混合させた後に、大蒜を破砕して混入し
て掻き混ぜ、常温にて寝かせておき、 殺菌作用のある一以上の薬草を抽出した抽出液を混入し
て掻き混ぜ、常温にて更に寝かせ、 消臭作用液を混入して、当該消臭作用の効果が現れた段
階になって、濾過する、 ことを特徴とする淡竹竹酢混合液作製方法。 - 【請求項6】前記一以上の薬草は、 きささげ、紫、十薬、さいかち、竜胆、の何れか又は組
合せである、 ことを特徴とする請求項5に記載の淡竹竹酢混合液作製
方法。 - 【請求項7】前記方法は、 抽出液を混入する際に、松油、肉桂エキス、紫蘇油、ク
エン酸の内一以上をも混入する、 ことを特徴とする請求項5又は6に記載の淡竹竹酢混合
液作製方法。 - 【請求項8】消臭作用液は、 柿エキスである、 ことを特徴とする請求項5、6又は7に記載の淡竹竹酢
混合液作製方法。 - 【請求項9】前記方法は、 前記濾過した濾液に、あまどころ、はとむぎ、梔子の内
の一以上を煎じた別の抽出液をも加える、 ことを特徴とする請求項5、6、7又は8に記載の淡竹
竹酢混合液作製方法。 - 【請求項10】前記淡竹竹酢液と前記孟宗竹竹酢液の混
合は、 1:1乃至3の比率とし、その内1:2の比率が最良で
ある、 ことを特徴とする請求項5、6、7、8又は9に記載の
淡竹竹酢混合液作製方法。
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