JPH05270889A - 炭素含有耐火物 - Google Patents
炭素含有耐火物Info
- Publication number
- JPH05270889A JPH05270889A JP3066865A JP6686591A JPH05270889A JP H05270889 A JPH05270889 A JP H05270889A JP 3066865 A JP3066865 A JP 3066865A JP 6686591 A JP6686591 A JP 6686591A JP H05270889 A JPH05270889 A JP H05270889A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- refractory
- carbon
- mesophase
- mesophase pitch
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、幅広い温度範囲で高強度を保
持できる炭素含有耐火物及びその製造方法を提供するに
ある。 【構成】本発明は、耐火性酸化物、窒化物、硼化物及び
炭化物の1種または2種以上の混合物50〜97重量
%、炭素原料3〜50重量%、及び光学的異方性を有す
るバルク状メソフェーズを60%以上含有する炭化収率
70%以上のメソフェーズピッチ粉末0.5〜15重量
%を添加配合し、更に必要によりフェノールレジン等の
熱硬化性樹脂を添加することを特徴とする炭素含有耐火
物及びその製造方法に係る。
持できる炭素含有耐火物及びその製造方法を提供するに
ある。 【構成】本発明は、耐火性酸化物、窒化物、硼化物及び
炭化物の1種または2種以上の混合物50〜97重量
%、炭素原料3〜50重量%、及び光学的異方性を有す
るバルク状メソフェーズを60%以上含有する炭化収率
70%以上のメソフェーズピッチ粉末0.5〜15重量
%を添加配合し、更に必要によりフェノールレジン等の
熱硬化性樹脂を添加することを特徴とする炭素含有耐火
物及びその製造方法に係る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は200〜1000℃の幅
広い温度域で高強度特性を有し、熱衝撃抵抗性や熱間で
の耐摩耗性に優れた炭素含有耐火物に関する。
広い温度域で高強度特性を有し、熱衝撃抵抗性や熱間で
の耐摩耗性に優れた炭素含有耐火物に関する。
【0002】
【従来の技術】黒鉛等の炭素質物質を含む耐火組成物は
炭素のもっている高熱伝導性、溶融金属やスラグに対し
て濡れ難い性質、耐火物の過度の焼結を防ぐ性質などに
より、他の耐火骨材との共存下において、その耐火骨材
の長所を補完し、製銑用耐火物、製鋼用耐火物など幅広
く冶金用耐火物として使用されている。近年、強撹拌操
業等の使用条件の苛酷化により炭素含有耐火物の熱間で
の耐摩耗性、高強度化及び熱衝撃抵抗性向上の要求はま
すます強くなってきており、特に高強度化が望まれてい
る。
炭素のもっている高熱伝導性、溶融金属やスラグに対し
て濡れ難い性質、耐火物の過度の焼結を防ぐ性質などに
より、他の耐火骨材との共存下において、その耐火骨材
の長所を補完し、製銑用耐火物、製鋼用耐火物など幅広
く冶金用耐火物として使用されている。近年、強撹拌操
業等の使用条件の苛酷化により炭素含有耐火物の熱間で
の耐摩耗性、高強度化及び熱衝撃抵抗性向上の要求はま
すます強くなってきており、特に高強度化が望まれてい
る。
【0003】炭素含有耐火物は炭素源として一般的に天
然鱗状黒鉛が使用されているが、鱗状黒鉛は3000℃
に至るまで溶融することがないので、鱗状黒鉛粒同志や
鱗状黒鉛粒と他の骨材粒子の焼結による強度向上は期待
しにくい。このためバインダーに由来するカーボンボン
ド形成の良否が炭素含有耐火物の強度を決める重要な要
素となっている。
然鱗状黒鉛が使用されているが、鱗状黒鉛は3000℃
に至るまで溶融することがないので、鱗状黒鉛粒同志や
鱗状黒鉛粒と他の骨材粒子の焼結による強度向上は期待
しにくい。このためバインダーに由来するカーボンボン
ド形成の良否が炭素含有耐火物の強度を決める重要な要
素となっている。
【0004】従来、炭素含有耐火物のバインダーには、
炭化収率40%以上の液状フェノールレジンや粉末レジ
ンとの併用、タール相溶性レジン及び炭化収率50〜6
0%で軟化点80〜90℃のピッチバインダーなどが使
用されているが、いずれも満足すべきものはない。
炭化収率40%以上の液状フェノールレジンや粉末レジ
ンとの併用、タール相溶性レジン及び炭化収率50〜6
0%で軟化点80〜90℃のピッチバインダーなどが使
用されているが、いずれも満足すべきものはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】バインダーに、フェノ
ールレジンを使用した炭素含有耐火物の強度は200〜
300℃まではレジン強度の発現によって高いが、昇温
するにつれてレジンの分解による強度低下が起こり、4
00〜1000℃の間で200℃の強度の約1/4程度
になる。更に、1000℃以上になるとレジン由来の炭
素の黒鉛化により強度は徐々に上昇するが、その程度は
小さい。しかもレジン由来の炭素の組織はガラス状組織
を呈しており、黒鉛に比較して熱衝撃抵抗性、耐酸化性
及び熱伝導性が低い。中間温度域(400〜1000℃)
の強度低下やガラス状炭素の結合組織は繰り返し加熱条
件下で使用される炭素含有耐火物組織の脆弱化(緩み)を
促進し、黒鉛の酸化損耗や溶銑、溶鋼などの摩耗損傷を
助長する。
ールレジンを使用した炭素含有耐火物の強度は200〜
300℃まではレジン強度の発現によって高いが、昇温
するにつれてレジンの分解による強度低下が起こり、4
00〜1000℃の間で200℃の強度の約1/4程度
になる。更に、1000℃以上になるとレジン由来の炭
素の黒鉛化により強度は徐々に上昇するが、その程度は
小さい。しかもレジン由来の炭素の組織はガラス状組織
を呈しており、黒鉛に比較して熱衝撃抵抗性、耐酸化性
及び熱伝導性が低い。中間温度域(400〜1000℃)
の強度低下やガラス状炭素の結合組織は繰り返し加熱条
件下で使用される炭素含有耐火物組織の脆弱化(緩み)を
促進し、黒鉛の酸化損耗や溶銑、溶鋼などの摩耗損傷を
助長する。
【0006】フェノールレジンバインダーの欠点を改良
するものとしてタール相溶性レジンがあるが、レジンの
性質を強く残しており、中間温度域での強度改良効果は
小さい。
するものとしてタール相溶性レジンがあるが、レジンの
性質を強く残しており、中間温度域での強度改良効果は
小さい。
【0007】また、従来のピッチバインダーは揮発分量
が多いため200〜500℃の熱処理過程で膨張するた
め、緻密なれんが組織が得られ難い。
が多いため200〜500℃の熱処理過程で膨張するた
め、緻密なれんが組織が得られ難い。
【0008】従って、本発明の目的は幅広い温度範囲で
高強度を保持できる炭素含有耐火物及びその製造方法を
提供するにある。
高強度を保持できる炭素含有耐火物及びその製造方法を
提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は耐火性酸
化物、窒化物、硼化物及び炭化物の1種または2種以上
の混合物50〜97重量%、炭素原料3〜50重量%、
及び光学的異方性を有するバルク状メソフェーズを60
%以上含有する炭化収率70%以上のメソフェーズピッ
チ粉末0.5〜15重量%を添加配合し、更に必要によ
りフェノールレジン等の熱硬化性樹脂を添加することを
特徴とする炭素含有耐火物に係る。
化物、窒化物、硼化物及び炭化物の1種または2種以上
の混合物50〜97重量%、炭素原料3〜50重量%、
及び光学的異方性を有するバルク状メソフェーズを60
%以上含有する炭化収率70%以上のメソフェーズピッ
チ粉末0.5〜15重量%を添加配合し、更に必要によ
りフェノールレジン等の熱硬化性樹脂を添加することを
特徴とする炭素含有耐火物に係る。
【0010】係る炭素含有耐火物は下記の方法により製
造することができる: 耐火性酸化物、窒化物、硼化物及び炭化物の1種また
は2種以上の混合物50〜97重量%及び炭素原料3〜
50重量%よりなる耐火骨材85〜99.5重量%と、
光学的異方性を有するバルク状メソフェーズを60%以
上含有する炭化収率70%以上のメソフェーズピッチ粉
末0.5〜15重量%を常温で混練し、成形、乾燥し、
更に適宜焼成する;
造することができる: 耐火性酸化物、窒化物、硼化物及び炭化物の1種また
は2種以上の混合物50〜97重量%及び炭素原料3〜
50重量%よりなる耐火骨材85〜99.5重量%と、
光学的異方性を有するバルク状メソフェーズを60%以
上含有する炭化収率70%以上のメソフェーズピッチ粉
末0.5〜15重量%を常温で混練し、成形、乾燥し、
更に適宜焼成する;
【0011】耐火性酸化物、窒化物、硼化物及び炭化
物の1種または2種以上の混合物50〜97重量%及び
炭素原料3〜50重量%よりなる耐火骨材85〜99.
5重量%と、光学的異方性を有するバルク状メソフェー
ズを60%以上含有する炭化収率70%以上のメソフェ
ーズピッチ粉末0.5〜15重量%をメソフェーズピッ
チ粉末が軟化する温度域で混練し、成形し、適宜焼成す
る;
物の1種または2種以上の混合物50〜97重量%及び
炭素原料3〜50重量%よりなる耐火骨材85〜99.
5重量%と、光学的異方性を有するバルク状メソフェー
ズを60%以上含有する炭化収率70%以上のメソフェ
ーズピッチ粉末0.5〜15重量%をメソフェーズピッ
チ粉末が軟化する温度域で混練し、成形し、適宜焼成す
る;
【0012】耐火性酸化物、窒化物、硼化物及び炭化
物の1種または2種以上の混合物50〜97重量%及び
炭素原料3〜50重量%よりなる耐火骨材85〜99.
5重量%と、光学的異方性を有するバルク状メソフェー
ズを60%以上含有する炭化収率70%以上のメソフェ
ーズピッチ粉末0.5〜15重量%を常温で混練し、次
に、ピッチ粉末可溶の溶解油を外掛で1〜30重量%添
加、混練し、成形後、更に加熱処理または焼成する;
物の1種または2種以上の混合物50〜97重量%及び
炭素原料3〜50重量%よりなる耐火骨材85〜99.
5重量%と、光学的異方性を有するバルク状メソフェー
ズを60%以上含有する炭化収率70%以上のメソフェ
ーズピッチ粉末0.5〜15重量%を常温で混練し、次
に、ピッチ粉末可溶の溶解油を外掛で1〜30重量%添
加、混練し、成形後、更に加熱処理または焼成する;
【0013】耐火性酸化物、窒化物、硼化物及び炭化
物の1種または2種以上の混合物50〜97重量%及び
炭素原料3〜50重量%よりなる耐火骨材85〜99.
5重量%と、光学的異方性を有するバルク状メソフェー
ズを60%以上含有する炭化収率70%以上のメソフェ
ーズピッチ粉末0.5〜15重量%を常温で混練し、成
形し、得られた成形体を200〜300℃の温度域で空
気酸化して該メソフェーズピッチを高分子化処理し、そ
の後加熱処理または焼成する;
物の1種または2種以上の混合物50〜97重量%及び
炭素原料3〜50重量%よりなる耐火骨材85〜99.
5重量%と、光学的異方性を有するバルク状メソフェー
ズを60%以上含有する炭化収率70%以上のメソフェ
ーズピッチ粉末0.5〜15重量%を常温で混練し、成
形し、得られた成形体を200〜300℃の温度域で空
気酸化して該メソフェーズピッチを高分子化処理し、そ
の後加熱処理または焼成する;
【0014】耐火性酸化物、窒化物、硼化物及び炭化
物の1種または2種以上の混合物50〜97重量%及び
炭素原料3〜50重量%よりなる耐火骨材85〜99.
5重量%と、光学的異方性を有するバルク状メソフェー
ズを60%以上含有する炭化収率70%以上のメソフェ
ーズピッチ粉末0.5〜10重量%及びフェノールレジ
ン等の熱硬化性樹脂5重量%以下を常温で混練し、成
形、乾燥し、100〜300℃の範囲内の温度で加熱処
理する。
物の1種または2種以上の混合物50〜97重量%及び
炭素原料3〜50重量%よりなる耐火骨材85〜99.
5重量%と、光学的異方性を有するバルク状メソフェー
ズを60%以上含有する炭化収率70%以上のメソフェ
ーズピッチ粉末0.5〜10重量%及びフェノールレジ
ン等の熱硬化性樹脂5重量%以下を常温で混練し、成
形、乾燥し、100〜300℃の範囲内の温度で加熱処
理する。
【0015】
【作用】本発明に使用するメソフェーズピッチ粉末は軟
化点を余り上げることなく、炭化収率を極めて高くした
もので、200〜300℃での流動性が良いため、耐火
骨材の周囲に速やかに均一に分散する。しかも、炭化収
率が高く、揮発ガスも少ないことから、形成されるカー
ボンボンドは緻密で、気泡をほとんど介在しないため、
非常に強固なれんが組織を形成することができる。
化点を余り上げることなく、炭化収率を極めて高くした
もので、200〜300℃での流動性が良いため、耐火
骨材の周囲に速やかに均一に分散する。しかも、炭化収
率が高く、揮発ガスも少ないことから、形成されるカー
ボンボンドは緻密で、気泡をほとんど介在しないため、
非常に強固なれんが組織を形成することができる。
【0016】また、このカーボンボンドは加熱と共に強
度を増し、従来のレジンボンドでは強度低下の著しい5
00〜1000℃の温度でも高強度化が図れる。そして
レジン結合材に由来する炭素は一般的に黒鉛化度が低
く、酸化損耗し易い欠点を有しているが、メソフェーズ
ピッチ粉末に由来するボンドは光学的異方性組織を呈
し、高緻密質及び高純度であるため、酸化損耗に対して
も強い。一方、黒鉛化に必要な熱処理を受けないので、
仮焼炭素の状態であるが、極めて高い易黒鉛化物である
ため、黒鉛に準ずる熱伝導性や熱膨張係数を有してい
る。
度を増し、従来のレジンボンドでは強度低下の著しい5
00〜1000℃の温度でも高強度化が図れる。そして
レジン結合材に由来する炭素は一般的に黒鉛化度が低
く、酸化損耗し易い欠点を有しているが、メソフェーズ
ピッチ粉末に由来するボンドは光学的異方性組織を呈
し、高緻密質及び高純度であるため、酸化損耗に対して
も強い。一方、黒鉛化に必要な熱処理を受けないので、
仮焼炭素の状態であるが、極めて高い易黒鉛化物である
ため、黒鉛に準ずる熱伝導性や熱膨張係数を有してい
る。
【0017】これらの特性をより効果的にするために
は、メソフェーズピッチの形状がバルク状になっている
ことが好ましい。バルク状態のメソフェーズは従来メソ
フェーズ球晶が合体してできるものであり、合体するた
めには通常メソフェーズ小球体ができる400℃近辺以
上の温度が必要であるが、このような高温状態でのバル
ク状メソフェーズは粘度が高くなるため、バインダーと
して使用した場合、耐火骨材の粒子間への展開性が悪く
なる。本発明に用いるメソフェーズピッチの軟化点は1
80〜400℃が好ましい。
は、メソフェーズピッチの形状がバルク状になっている
ことが好ましい。バルク状態のメソフェーズは従来メソ
フェーズ球晶が合体してできるものであり、合体するた
めには通常メソフェーズ小球体ができる400℃近辺以
上の温度が必要であるが、このような高温状態でのバル
ク状メソフェーズは粘度が高くなるため、バインダーと
して使用した場合、耐火骨材の粒子間への展開性が悪く
なる。本発明に用いるメソフェーズピッチの軟化点は1
80〜400℃が好ましい。
【0018】該メソフェーズピッチはバルク状で耐火骨
材粒子間に展開し、強固な結合組織を生成するものであ
る。なお、バルク状メソフェーズピッチの製造方法は限
定されるものではないが、ナフタレンか、アントラセン
をHF/BF3を用いて加圧下非脱水型縮合反応により
極めて低軟化点のバルク状メソフェーズピッチが容易に
得られる(持田勲他:炭素材料学会第15回年会要旨集
(1988)第32〜33頁)。
材粒子間に展開し、強固な結合組織を生成するものであ
る。なお、バルク状メソフェーズピッチの製造方法は限
定されるものではないが、ナフタレンか、アントラセン
をHF/BF3を用いて加圧下非脱水型縮合反応により
極めて低軟化点のバルク状メソフェーズピッチが容易に
得られる(持田勲他:炭素材料学会第15回年会要旨集
(1988)第32〜33頁)。
【0019】また、該メソフェーズピッチ粉末の炭化収
率は形成ボンドの配向性、緻密性及び純度から70%以
上の炭化収率を有するものが好ましい。なお、炭化収率
は高い程良いが、200〜300℃で適正な流動性が得
られることも必要である。
率は形成ボンドの配向性、緻密性及び純度から70%以
上の炭化収率を有するものが好ましい。なお、炭化収率
は高い程良いが、200〜300℃で適正な流動性が得
られることも必要である。
【0020】また、本発明方法によれば、耐火骨材とメ
ソフェーズピッチ粉末を常温でも混合、成形でき、その
後焼成することでより良好な耐火物を得ることができ
る。メソフェーズピッチ粉末は成形体の形状を維持しつ
つ、200〜400℃での流動性により成形組織内に薄
く均一に分布するため、引き続いて起こる炭化によって
骨材間に均一な炭素結合を形成する。炭化に際してメソ
フェーズピッチは高い収率を示し、更に、生成する炭素
は微細モザイク組成である易黒鉛化物で、且つ緻密であ
るので、骨材間の炭素結合は極めて強固である。
ソフェーズピッチ粉末を常温でも混合、成形でき、その
後焼成することでより良好な耐火物を得ることができ
る。メソフェーズピッチ粉末は成形体の形状を維持しつ
つ、200〜400℃での流動性により成形組織内に薄
く均一に分布するため、引き続いて起こる炭化によって
骨材間に均一な炭素結合を形成する。炭化に際してメソ
フェーズピッチは高い収率を示し、更に、生成する炭素
は微細モザイク組成である易黒鉛化物で、且つ緻密であ
るので、骨材間の炭素結合は極めて強固である。
【0021】この炭素結合は高温での焼成により黒鉛化
度が向上し、且つ収縮により一層緻密となるため、炭素
結合は更に強くなる。この焼成は還元雰囲気下で500
〜1500℃の温度で実施するのが好ましい。メソフェ
ーズピッチは400〜550℃から炭化、固化が始ま
り、高温処理するにつれて、その強度が向上する。この
ため焼成温度は高い程良いが、より高温側になると、酸
化物との酸化還元反応が生じるため、耐火骨材に適合し
た温度の選定が必要である。
度が向上し、且つ収縮により一層緻密となるため、炭素
結合は更に強くなる。この焼成は還元雰囲気下で500
〜1500℃の温度で実施するのが好ましい。メソフェ
ーズピッチは400〜550℃から炭化、固化が始ま
り、高温処理するにつれて、その強度が向上する。この
ため焼成温度は高い程良いが、より高温側になると、酸
化物との酸化還元反応が生じるため、耐火骨材に適合し
た温度の選定が必要である。
【0022】更に、メソフェーズピッチ粉末の特徴を最
大限に生かす方法として、本発明の第2の方法によれ
ば、メソフェーズピッチ粉末が軟化する温度域で混練
し、加熱状態で成形することができる。この方法では揮
発する成分がほとんどなく、メソフェーズピッチ粉末が
耐火骨材表面に均一に分散するため、緻密且つ高強度の
れんが組織が得られる。
大限に生かす方法として、本発明の第2の方法によれ
ば、メソフェーズピッチ粉末が軟化する温度域で混練
し、加熱状態で成形することができる。この方法では揮
発する成分がほとんどなく、メソフェーズピッチ粉末が
耐火骨材表面に均一に分散するため、緻密且つ高強度の
れんが組織が得られる。
【0023】また、本発明の第3の方法によれば、メソ
フェーズピッチ粉末を常温または100℃以下の温度で
の混練にて均一に分散させるために、メソフェーズピッ
チ粉末を溶解できる溶解油を耐火骨材とメソフェーズピ
ッチの高い溶解性を利用してピッチ粉末を混合したもの
に添加し、混練後成形するもので、メソフェーズピッチ
が溶解し、耐火骨材表面に均一に分散する。なお、上記
溶解油としてはキシレン、トルエン、メチルナフタリ
ン、テトラハイドロフラン(THF)等を使用することが
できる。メソフェーズピッチの溶剤に対する溶解性は溶
剤をキノリンとした場合、キノリンに可溶な成分を20
〜80%含有するのが好ましい。なお、該溶解油の添加
量は外掛で1〜30重量%の範囲内である。また、混練
後、溶解油を一部または全部除去して成形することもで
きる。
フェーズピッチ粉末を常温または100℃以下の温度で
の混練にて均一に分散させるために、メソフェーズピッ
チ粉末を溶解できる溶解油を耐火骨材とメソフェーズピ
ッチの高い溶解性を利用してピッチ粉末を混合したもの
に添加し、混練後成形するもので、メソフェーズピッチ
が溶解し、耐火骨材表面に均一に分散する。なお、上記
溶解油としてはキシレン、トルエン、メチルナフタリ
ン、テトラハイドロフラン(THF)等を使用することが
できる。メソフェーズピッチの溶剤に対する溶解性は溶
剤をキノリンとした場合、キノリンに可溶な成分を20
〜80%含有するのが好ましい。なお、該溶解油の添加
量は外掛で1〜30重量%の範囲内である。また、混練
後、溶解油を一部または全部除去して成形することもで
きる。
【0024】本発明の炭素含有耐火物を不焼成れんがと
して得る場合には、常温での強度が必要である。この常
温強度を付与する方法として、本発明の第4の方法によ
れば、成形後200〜300℃の温度域の空気酸化とい
う不融化処理によってメソフェーズピッチが高分子化
し、300℃以下での強度を発現することができる。
して得る場合には、常温での強度が必要である。この常
温強度を付与する方法として、本発明の第4の方法によ
れば、成形後200〜300℃の温度域の空気酸化とい
う不融化処理によってメソフェーズピッチが高分子化
し、300℃以下での強度を発現することができる。
【0025】更に、本発明の第5の方法によれば、結合
材として熱硬化性樹脂例えばフェノールレジンとメソフ
ェーズピッチ粉末を併用して混練して成形後100〜3
00℃の加熱処理を実施する。この方法はフェノールレ
ジンの欠点を補完するためにメソフェーズピッチ粉末を
添加するもので、フェノールレジンの分解によって強度
低下の起こる400〜1000℃での強度向上が図れ
る。また、フェノールレジンを使用するため、従来通り
の常温混練ができる。
材として熱硬化性樹脂例えばフェノールレジンとメソフ
ェーズピッチ粉末を併用して混練して成形後100〜3
00℃の加熱処理を実施する。この方法はフェノールレ
ジンの欠点を補完するためにメソフェーズピッチ粉末を
添加するもので、フェノールレジンの分解によって強度
低下の起こる400〜1000℃での強度向上が図れ
る。また、フェノールレジンを使用するため、従来通り
の常温混練ができる。
【0026】本発明において使用するメソフェーズピッ
チの粒度及び分散に配慮が必要でメソフェーズピッチ粉
末の粒度は0.149mm以下に調製するのが好ましい。
チの粒度及び分散に配慮が必要でメソフェーズピッチ粉
末の粒度は0.149mm以下に調製するのが好ましい。
【0027】なお、メソフェーズピッチ粉末の添加量は
耐食性の面から15重量%を超える範囲は望ましくな
い。また、0.5重量%未満になると強度発現効果は小
さくなる。また、メソフェーズピッチ粉末と熱硬化性樹
脂を併用する場合には、メソフェーズピッチ粉末の添加
量を0.5〜10重量%程度とし、熱硬化性樹脂の添加
量を5重量%以下とすることが好ましい。
耐食性の面から15重量%を超える範囲は望ましくな
い。また、0.5重量%未満になると強度発現効果は小
さくなる。また、メソフェーズピッチ粉末と熱硬化性樹
脂を併用する場合には、メソフェーズピッチ粉末の添加
量を0.5〜10重量%程度とし、熱硬化性樹脂の添加
量を5重量%以下とすることが好ましい。
【0028】また、本発明に使用できる耐火材料として
はマグネシア、スピネル、カルシア、ドロマイト、アル
ミナ、シリカ、ジルコニア及びジルコン等の酸化物や炭
化珪素、窒化珪素、窒化硼素、炭化硼素及び硼化ジルコ
ニウム(ZrB2)などの非酸化物を挙げることができ
る。
はマグネシア、スピネル、カルシア、ドロマイト、アル
ミナ、シリカ、ジルコニア及びジルコン等の酸化物や炭
化珪素、窒化珪素、窒化硼素、炭化硼素及び硼化ジルコ
ニウム(ZrB2)などの非酸化物を挙げることができ
る。
【0029】上記メソフェーズピッチは易黒鉛化性であ
り、耐火骨材に硼素化合物を併用すると、1000〜1
500℃の比較的低温度域から硼素が置換型の固溶によ
り炭素骨格を強固にし、高強度が得られる。また、耐酸
化性も向上する。
り、耐火骨材に硼素化合物を併用すると、1000〜1
500℃の比較的低温度域から硼素が置換型の固溶によ
り炭素骨格を強固にし、高強度が得られる。また、耐酸
化性も向上する。
【0030】更に、Mo、Cr、Ti、Mn等の金属を
少量添加することによって低温処理温度で黒鉛化度を向
上させ、高温処理と同じ効果が得られる触媒黒鉛化現象
で低温度域から高強度が得られる。
少量添加することによって低温処理温度で黒鉛化度を向
上させ、高温処理と同じ効果が得られる触媒黒鉛化現象
で低温度域から高強度が得られる。
【0031】更に、本発明に使用できる炭素質物質とし
ては土状黒鉛、鱗状黒鉛等の天然黒鉛ないし人造黒鉛、
電極屑、炭素繊維、熱分解黒鉛などが挙げられる。
ては土状黒鉛、鱗状黒鉛等の天然黒鉛ないし人造黒鉛、
電極屑、炭素繊維、熱分解黒鉛などが挙げられる。
【0032】上述の耐火材料や炭素質物質は特に限定さ
れるものではなく、使用目的によって異なるが、マグネ
シア、カルシア、ドロマイト、スピネル及びアルミナを
主体とし、天然黒鉛を使用することが好ましい。
れるものではなく、使用目的によって異なるが、マグネ
シア、カルシア、ドロマイト、スピネル及びアルミナを
主体とし、天然黒鉛を使用することが好ましい。
【0033】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明の炭素含有耐火
物を更に説明する。 実施例1 以下の表2に記載する配合割合をもつ混合物を常温また
は200℃で加熱混練し、得られた練土を1500kgf
/cm2の圧力で230mm×114mm×65mmの寸法に加
圧成形した。こうして得られた成形物をそれぞれ表2中
に示した処理方法により処理して炭素含有耐火物を得
た。
物を更に説明する。 実施例1 以下の表2に記載する配合割合をもつ混合物を常温また
は200℃で加熱混練し、得られた練土を1500kgf
/cm2の圧力で230mm×114mm×65mmの寸法に加
圧成形した。こうして得られた成形物をそれぞれ表2中
に示した処理方法により処理して炭素含有耐火物を得
た。
【0034】なお、実施例及び比較例に使用したメソフ
ェーズピッチ粉末並びに比較ピッチの諸特性を以下の表
1に記載する。
ェーズピッチ粉末並びに比較ピッチの諸特性を以下の表
1に記載する。
【0035】
【表1】 軟化点 異方性含量 収率 備考 (℃) (%) (%) メソフェーズピッチ1 218 100 85.5 合成ピッチ メソフェーズピッチ2 252 90 91.7 石炭系ピッチ メソフェーズピッチ3 258 100 92.0 石油系ピッチ 比較ピッチ1 215 0 60 比較ピッチ2 >400 60 85〜90
【0036】
【表2】
【0037】表2中、溶解油としてはキシレンを使用し
た。また、フェノールレジンとしてはレゾールタイプの
液状レジン残炭率40%を使用した。
た。また、フェノールレジンとしてはレゾールタイプの
液状レジン残炭率40%を使用した。
【0038】試料の製造条件 成形:油圧プレス1.5ton/cm2 形状:230×114×65mm 還元焼成:ブリーズ詰のサヤに入れて焼成 200〜300加熱:空気酸化雰囲気12時間
【0039】実施例2 溶融金属容器用ガス吹込みノズルとして上記表2のAの
マグネシア、黒鉛を骨材とする配合に合成ピッチ系メソ
フェーズピッチ3重量%及びフェノールレジン3重量%
を添加した耐火物中に内径1.5mm、外径3.5mmのステ
ンレス管を装填した不焼成のガス吹込みノズルを製造し
た。
マグネシア、黒鉛を骨材とする配合に合成ピッチ系メソ
フェーズピッチ3重量%及びフェノールレジン3重量%
を添加した耐火物中に内径1.5mm、外径3.5mmのステ
ンレス管を装填した不焼成のガス吹込みノズルを製造し
た。
【0040】180ton転炉炉底に配設し、7kgf/cm2
のアルゴンガスを8Nm3/分の割合で吹込んで精錬を
行った。フェノールレジン3.0重量%、比較ピッチ3.
0重量%添加した比較品Hに対し、損耗速度が約20%
も減少し、熱スポーリングによる剥離及びガス洩れ等に
よる異常損傷も認められなかった。
のアルゴンガスを8Nm3/分の割合で吹込んで精錬を
行った。フェノールレジン3.0重量%、比較ピッチ3.
0重量%添加した比較品Hに対し、損耗速度が約20%
も減少し、熱スポーリングによる剥離及びガス洩れ等に
よる異常損傷も認められなかった。
【0041】実施例3 スライディングノズル用プレートれんがとして表2のF
のアルミナ、ムライト、黒鉛を骨材とする配合に合成メ
ソフェーズピッチを3.0重量%と石油系メソフェーズ
ピッチ2.0重量%添加し、溶解油としてトルエンを外
掛で3.0重量%添加後、200〜300℃で酸化不融
化処理を実施して不焼成プレートを製造した。
のアルミナ、ムライト、黒鉛を骨材とする配合に合成メ
ソフェーズピッチを3.0重量%と石油系メソフェーズ
ピッチ2.0重量%添加し、溶解油としてトルエンを外
掛で3.0重量%添加後、200〜300℃で酸化不融
化処理を実施して不焼成プレートを製造した。
【0042】2ストランドの60tonタンディッシュに
おいてフェノールレジン4.0重量%添加不焼成プレー
トと比較した。両者とも6チャージの連鋳を完鋳した
が、メソフェーズピッチを添加した本発明品はフェノー
ルレジン添加品に対し、ノズル孔周囲の脱炭が軽微であ
り、ノズル孔のコーナ欠陥、摺動面の荒れが小さく効果
が確認された。
おいてフェノールレジン4.0重量%添加不焼成プレー
トと比較した。両者とも6チャージの連鋳を完鋳した
が、メソフェーズピッチを添加した本発明品はフェノー
ルレジン添加品に対し、ノズル孔周囲の脱炭が軽微であ
り、ノズル孔のコーナ欠陥、摺動面の荒れが小さく効果
が確認された。
【0043】
【発明の効果】本発明の炭素含有耐火物は軟化点を余り
上げることなく、炭化収率を高くしたもので、200〜
300℃での流動性が良いメソフェーズピッチ粉末を使
用しているため、耐火骨材の周囲に速やかに均一に分散
し、更にメソフェーズピッチ粉末は炭化収率が高く、揮
発ガスも少ないことから、形成されるカーボンボンドは
緻密で、気泡をほとんど介在しないため、非常に強固な
れんが組織を形成することができる。
上げることなく、炭化収率を高くしたもので、200〜
300℃での流動性が良いメソフェーズピッチ粉末を使
用しているため、耐火骨材の周囲に速やかに均一に分散
し、更にメソフェーズピッチ粉末は炭化収率が高く、揮
発ガスも少ないことから、形成されるカーボンボンドは
緻密で、気泡をほとんど介在しないため、非常に強固な
れんが組織を形成することができる。
【0044】また、メソフェーズピッチ粉末によるカー
ボンボンドは加熱と共に強度を増し、従来のレジンボン
ドのみでは強度低下の著しい500〜1000℃の温度
でも炭素含有耐火物の高強度化が図れる。
ボンボンドは加熱と共に強度を増し、従来のレジンボン
ドのみでは強度低下の著しい500〜1000℃の温度
でも炭素含有耐火物の高強度化が図れる。
Claims (7)
- 【請求項1】 耐火性酸化物、窒化物、硼化物及び炭化
物の1種または2種以上の混合物50〜97重量%及び
炭素原料3〜50重量%よりなる耐火骨材85〜99.
5重量%、及び光学的異方性を有するバルク状メソフェ
ーズを60%以上含有する炭化収率70%以上のメソフ
ェーズピッチ粉末0.5〜15重量%を添加配合してな
ることを特徴とする炭素含有耐火物。 - 【請求項2】 耐火性酸化物、窒化物、硼化物及び炭化
物の1種または2種以上の混合物50〜97重量%及び
炭素原料3〜50重量%よりなる耐火骨材85〜99.
5重量%と、光学的異方性を有するバルク状メソフェー
ズを60%以上含有する炭化収率70%以上のメソフェ
ーズピッチ粉末0.5〜15重量%を常温で混練し、成
形、乾燥し、更に適宜焼成することを特徴とする炭素含
有耐火物の製造方法。 - 【請求項3】 耐火性酸化物、窒化物、硼化物及び炭化
物の1種または2種以上の混合物50〜97重量%及び
炭素原料3〜50重量%よりなる耐火骨材85〜99.
5重量%と、光学的異方性を有するバルク状メソフェー
ズを60%以上含有する炭化収率70%以上のメソフェ
ーズピッチ粉末0.5〜15重量%をメソフェーズピッ
チ粉末が軟化する温度域で混練後、成形し、適宜焼成す
ることを特徴とする炭素含有耐火物の製造方法。 - 【請求項4】 耐火性酸化物、窒化物、硼化物及び炭化
物の1種または2種以上の混合物50〜97重量%及び
炭素原料3〜50重量%よりなる耐火骨材85〜99.
5重量%と、光学的異方性を有するバルク状メソフェー
ズを60%以上含有する炭化収率70%以上のメソフェ
ーズピッチ粉末0.5〜15重量%を常温で混練し、次
に、ピッチ粉末可溶の溶解油を外掛で1〜30重量%添
加、混練し、成形し、加熱処理または焼成することを特
徴とする炭素含有耐火物の製造方法。 - 【請求項5】 耐火性酸化物、窒化物、硼化物及び炭化
物の1種または2種以上の混合物50〜97重量%及び
炭素原料3〜50重量%よりなる耐火骨材85〜99.
5重量%と、光学的異方性を有するバルク状メソフェー
ズを60%以上含有する炭化収率70%以上のメソフェ
ーズピッチ粉末0.5〜15重量%を常温で混練し、成
形し、得られた成形体を200〜300℃の温度域で空
気酸化して該メソフェーズピッチを高分子化処理するこ
とを特徴とすること炭素含有耐火物の製造方法。 - 【請求項6】 耐火性酸化物、窒化物、硼化物及び炭化
物の1種または2種以上の混合物50〜97重量%及び
炭素原料3〜50重量%よりなる耐火骨材85〜99.
5重量%、光学的異方性を有するバルク状メソフェーズ
を60%以上含有する炭化収率70%以上のメソフェー
ズピッチ粉末0.5〜10重量%及び熱硬化性樹脂5重
量%以下を添加配合してなることを特徴とする炭素含有
耐火物。 - 【請求項7】 耐火性酸化物、窒化物、硼化物及び炭化
物の1種または2種以上の混合物50〜97重量%及び
炭素原料3〜50重量%よりなる耐火骨材85〜99.
5重量%と、光学的異方性を有するバルク状メソフェー
ズを60%以上含有する炭化収率70%以上のメソフェ
ーズピッチ粉末0.5〜10重量%及び熱硬化性樹脂5
重量%以下を常温で混練し、成形し、100〜300℃
の範囲内の温度で加熱処理することを特徴とする炭素含
有耐火物の製造方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2-78769 | 1990-03-29 | ||
JP7876990 | 1990-03-29 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05270889A true JPH05270889A (ja) | 1993-10-19 |
JPH0699182B2 JPH0699182B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=13671113
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3066865A Expired - Fee Related JPH0699182B2 (ja) | 1990-03-29 | 1991-03-29 | 炭素含有耐火物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0699182B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0708064A3 (ja) * | 1994-10-19 | 1996-05-08 | Dolomitwerke Gmbh | |
JP2002362980A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-18 | Kurosaki Harima Corp | 炭素含有不定形耐火物およびその湿式吹付け方法 |
JP2005139062A (ja) * | 2003-10-14 | 2005-06-02 | Kurosaki Harima Corp | 低カーボン不焼成れんが |
US7138084B2 (en) | 2000-08-31 | 2006-11-21 | Foseco International Limited | Refractory articles |
JP2007517757A (ja) * | 2004-01-17 | 2007-07-05 | リュツゲルス ケミカルズ アクチエンゲゼルシャフト | 環境に優しい炭素結合した耐火性生成物の低温混合方法による製造 |
CN113845746A (zh) * | 2021-09-30 | 2021-12-28 | 四川大学 | 一种中间相沥青改性的耐烧蚀树脂基体材料及其制备方法和用途 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55109271A (en) * | 1979-02-10 | 1980-08-22 | Nippon Steel Corp | Inside wall refractories for melt iron treating vessel |
JPS6177667A (ja) * | 1984-09-25 | 1986-04-21 | 三菱油化株式会社 | 黒鉛質成形体及びその製造方法 |
JPS63285168A (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-22 | Kawasaki Refract Co Ltd | 炭素含有耐火物 |
JPH02268953A (ja) * | 1989-04-10 | 1990-11-02 | Nippon Steel Corp | 連続鋳造機のノズル及び同ノズル用耐火物 |
JPH054861A (ja) * | 1990-12-21 | 1993-01-14 | Harima Ceramic Co Ltd | マグネシア・カーボン質耐火煉瓦 |
-
1991
- 1991-03-29 JP JP3066865A patent/JPH0699182B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55109271A (en) * | 1979-02-10 | 1980-08-22 | Nippon Steel Corp | Inside wall refractories for melt iron treating vessel |
JPS6177667A (ja) * | 1984-09-25 | 1986-04-21 | 三菱油化株式会社 | 黒鉛質成形体及びその製造方法 |
JPS63285168A (ja) * | 1987-05-19 | 1988-11-22 | Kawasaki Refract Co Ltd | 炭素含有耐火物 |
JPH02268953A (ja) * | 1989-04-10 | 1990-11-02 | Nippon Steel Corp | 連続鋳造機のノズル及び同ノズル用耐火物 |
JPH054861A (ja) * | 1990-12-21 | 1993-01-14 | Harima Ceramic Co Ltd | マグネシア・カーボン質耐火煉瓦 |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0708064A3 (ja) * | 1994-10-19 | 1996-05-08 | Dolomitwerke Gmbh | |
JPH08210781A (ja) * | 1994-10-19 | 1996-08-20 | Dolomitwerke Gmbh | 酸化マグネシウムを基本成分とする炭素結合した耐火レンガの製造方法 |
US7138084B2 (en) | 2000-08-31 | 2006-11-21 | Foseco International Limited | Refractory articles |
EP1282477B2 (en) † | 2000-08-31 | 2007-10-03 | Foseco International Limited | Refractory articles |
US8158053B2 (en) | 2000-08-31 | 2012-04-17 | Foseco International Limited | Refractory articles |
JP2002362980A (ja) * | 2001-06-07 | 2002-12-18 | Kurosaki Harima Corp | 炭素含有不定形耐火物およびその湿式吹付け方法 |
JP4527906B2 (ja) * | 2001-06-07 | 2010-08-18 | 黒崎播磨株式会社 | 炭素含有不定形耐火物およびその湿式吹付け方法 |
JP2005139062A (ja) * | 2003-10-14 | 2005-06-02 | Kurosaki Harima Corp | 低カーボン不焼成れんが |
JP2007517757A (ja) * | 2004-01-17 | 2007-07-05 | リュツゲルス ケミカルズ アクチエンゲゼルシャフト | 環境に優しい炭素結合した耐火性生成物の低温混合方法による製造 |
CN113845746A (zh) * | 2021-09-30 | 2021-12-28 | 四川大学 | 一种中间相沥青改性的耐烧蚀树脂基体材料及其制备方法和用途 |
CN113845746B (zh) * | 2021-09-30 | 2023-12-08 | 四川大学 | 一种中间相沥青改性的耐烧蚀树脂基体材料及其制备方法和用途 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0699182B2 (ja) | 1994-12-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4634263B2 (ja) | マグネシアカーボンれんが | |
JP4681456B2 (ja) | 低カーボン質マグネシアカーボンれんが | |
US9534845B2 (en) | Method for manufacturing a refractory for an inner lining of a blast furnace and blast furnace having the inner lining | |
CN111732417B (zh) | 一种抗氧化性能优异的耐冲刷超低碳镁碳砖及其制备方法 | |
JPH05270889A (ja) | 炭素含有耐火物 | |
JP4187183B2 (ja) | マグネシア−カーボンれんが | |
JP4791761B2 (ja) | 炭素含有耐火物 | |
JP3638081B2 (ja) | 低カーボン質炭素含有耐火物及びその製造方法 | |
JP2529501B2 (ja) | 炭素含有耐火物 | |
JP2012192430A (ja) | アルミナ−カーボン質スライドゲートプレート | |
JP3906500B2 (ja) | カーボン含有耐火物用バインダーの製造方法 | |
JP2006021972A (ja) | マグネシア−カーボンれんが | |
JPH0733513A (ja) | マグネシア・カーボン質れんがおよびその製造方法 | |
JP4471254B2 (ja) | マグネシア−カーボンれんが | |
KR940006428B1 (ko) | 탄화규소계 내화벽돌의 제조방법 | |
JPH03109253A (ja) | カーボン含有不焼成れんがの製造方法 | |
JPH09328378A (ja) | 炭素含有塩基性質耐火物の製造方法 | |
JP2005139062A (ja) | 低カーボン不焼成れんが | |
JP3018904B2 (ja) | 高強度耐火物 | |
JP4695354B2 (ja) | 炭素含有耐火れんが | |
JPH1017357A (ja) | 炭素含有耐火物の製造方法 | |
JPH078738B2 (ja) | 黒鉛含有溶融金属精錬用耐火れんが | |
JPH03205352A (ja) | カーボン含有不焼成耐火れんが | |
JP3094502B2 (ja) | 炭素材の製造方法 | |
JP2687214B2 (ja) | 炭素含有耐火物 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |