JPH052707U - フイルタエレメント - Google Patents
フイルタエレメントInfo
- Publication number
- JPH052707U JPH052707U JP5795491U JP5795491U JPH052707U JP H052707 U JPH052707 U JP H052707U JP 5795491 U JP5795491 U JP 5795491U JP 5795491 U JP5795491 U JP 5795491U JP H052707 U JPH052707 U JP H052707U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- filter element
- end plate
- inner cylinder
- end plates
- filter
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 全体を焼却可能にすると共に組み立てを簡単
にしたフィルタエレメントを提供すること。 【構成】 上下エンドプレート1、2の間にひだ折りさ
れかつ円筒状に形成された濾過部材3と、補強孔開き内
筒4を挟み込んで固着したフィルタエレメントであっ
て、前記上下エンドプレート1、2及び内筒4を可燃性
の樹脂から形成し、このエンドプレートの濾過部材側に
エンドプレートを構成する樹脂よりも低融点の接着樹脂
層を一体的に積層形成すると共に全体を可燃材で形成し
た。
にしたフィルタエレメントを提供すること。 【構成】 上下エンドプレート1、2の間にひだ折りさ
れかつ円筒状に形成された濾過部材3と、補強孔開き内
筒4を挟み込んで固着したフィルタエレメントであっ
て、前記上下エンドプレート1、2及び内筒4を可燃性
の樹脂から形成し、このエンドプレートの濾過部材側に
エンドプレートを構成する樹脂よりも低融点の接着樹脂
層を一体的に積層形成すると共に全体を可燃材で形成し
た。
Description
【0001】
この考案は全体を可燃材で形成し焼却可能としたフィルタエレメントに関する ものである。
【0002】
自動車用エンジンに用いられるフィルタエレメントは、一般的に上下エンドプ レート及び補強用の孔開き内筒が金属から形成されており、上下エンドプレート の内面に接着剤を塗布し、この接着剤を加熱硬化させることによりエンドプレー トと濾過部材と補強孔開き内筒を接着させていた。
【0003】
現代の産業廃棄物や環境汚染の問題から廃棄物を焼却できる構成とする要求が 高まっており、フィィルタエレメントの場合も使用済みのフィルタエレメントは これを焼却することが望ましい。しかしながら、従来の一般的なフィルタエレメ ントは上記のようにエンドプレートと補強孔開き内筒が金属でできているためフ ィルタエレメント全体を焼却することができなかつた。尚、焼却可能のフィルタ エレメントとしてフィルタエレメント全体を紙で構成し焼却可能としたフィルタ エレメントが一部にあつたが、紙のエントプレートや補強孔開き内筒は所定の形 状を保ち難く製造しにくい不具合があつた。
【0004】 また、上記の焼却の問題とは別に、エンドプレートと濾紙を接着するためにエ ンドプレートに接着剤を塗布するには、所定の配合で調整したあと正確に決めら れた量の接着剤をエンドプレートへ塗布しなければならず塗布量の管理が面倒で あり、調整後の接着剤を長く放置すると硬化し使用不能となることがあるといっ た問題もあった。
【0005】 従って、この考案の目的はフィルタエレント全体を焼却可能とすると共にフィ ルタエレメントの製造工程を簡略化することにある。
【0006】
前記目的を達成するために、この考案は上下エンドプレートの間にひだ折りさ れかつ円筒状に形成された濾過部材と、補強孔開き内筒を挟み込んで固着したフ ィルタエレメントおいて、前記の上下エンドプレート並びに補強孔開き内筒を可 燃性の樹脂から形成し、前記エンドプレートの濾過部材側にこのエンドプレート を構成する樹脂よりも低融点の接着樹脂層を一体的に積層形成しすると共に全体 を可燃材で形成したのである。
【0007】
使用済みのフィルタエレメントをフィルタから取り外し焼却すれば全体が可燃 物でできているので焼却でき産業廃棄物や環境汚染の問題を起こさない。また、 エンドプレートに接着樹脂を一体的に積層しているので、この接着樹脂側が濾過 部材及び補強孔開き内筒に当接するようにして濾過部材並びに内筒とエンドプレ ートとを積層し、この接着樹脂を加温軟化したあと硬化しすることによってこれ らが一体的に接着され製造工程が簡略化される。
【0008】
図1および図2はこの考案にかかるフィルタエレメントを示す。
【0009】 図1におけるフィルタエレメントは、上部エンドプレート1と下部エンドプレ ート2の間にひだ折りされかつ円筒形に形成された濾過紙3と補強孔開き内筒4 とが接着挟持されている。
【0010】 このフィルタエレメントの製造に当たっては、180℃以上の耐熱温度のある ナイロン等の樹脂で出来た上下エンドプレート1、2のそれぞれの一方の面に1 20℃程度の温度で軟化する高接着性ポリオレフィン樹脂等からなる接着樹脂1 a,2aを一体に形成する。一方、補強孔開き内筒4はナイロン等の樹脂から形 成する。この補強孔開き内筒4の外周に濾紙、不織布等がひだ折りされかつ円筒 状に形成された濾過部材3を配設し、これらの上下面に上下エンドプレートの接 着樹脂1a,2aが接触するように設置し、前記接着樹脂1a,2aを加熱軟化 したあと硬化しすると上下エンドプレート1a,2aが内筒4及び濾過部材3に 一体的に接着したフィルタエレメントが得られる。
【0011】 以上の構成のフィルタエレメントは、上下エンドプレート1、2と、その間に 挟持された濾過部材3と、補強孔開き内筒4とが可燃性素材から形成されている ため、使用済みフィルタエレメントはその全体が焼却可能となる。
【0012】 図2はこの考案の第二実施例を示しており、この実施例の前記第一実施例と同 一部分に付いては同一符号を付して説明を省略し、異なる部分についてのみ異な る符号を用いて説明する。
【0013】 この実施例では、上部エンドプレート1の内径側に補強孔開き内筒4が一体的 に形成されるとともに外周側に下方フランジ部1bが一体に形成されている。一 方、下部エンドプレート2はその内外周に上方フランジ部2b,2cが一体的に 形成されている。この実施例の構造では、フィルタエレメントを組み立てるとき 夫々のフランジ部1b,2b,2cが上向きになるようにフィルタエレメントを ひっくり返しながら接着樹脂1a,2aの加熱処理を行うとき、接着樹脂1a, 2aの加熱が過ぎて接着樹脂1a,2aが溶解しすぎても上下エンドプレート1 、2のフランジ部1b,2b,2cによって画成される円周溝1c,2dにより 接着樹脂1a,2aの流出が防止され、フィルタエレメントの組み立て加熱温度 に幅を持たせることができる。
【0014】
以上実施例によって詳細に説明したように、この考案によるフィルタエレメン トにあっては、フィルタエレメント全体が可燃物で形成されているのでフィルタ エレメントを焼却することができ産業廃棄物規制に対応したフィルタエレメント とすることができる。また、フィルターエレメントを組み立てるとき上下エンド プレートの樹脂と接着樹脂が一体に形成されているので接着材を塗布する作業を 必要せず接着剤の調整と接着剤の塗布作業が不要となり、従来のように余分に調 整した接着剤が硬化して使用不能になる無駄が省け、且つ作業工程が簡略化し能 率を向上することができる。
【図1】この考案の第一実施例による断面図である。
【図2】同第二実施例による断面図である。
1,2 上下エンドプレート 1a,2b 接着樹脂 3 濾過部材 4 補強孔開き内筒
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 【請求項1】 上下エンドプレートの間にひだ折りされ
かつ円筒状に形成された濾過部材と、補強孔開き内筒を
挟み込んで固着したフィルタエレメントおいて、前記の
上下エンドプレート並びに補強孔開き内筒を可燃性の樹
脂から形成し、前記エンドプレートの濾過部材側にこの
エンドプレートを構成する樹脂よりも低融点の接着樹脂
層を一体的に積層形成しすると共に全体を可燃材で形成
したことを特徴とするフィルタエレメント。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5795491U JPH052707U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | フイルタエレメント |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5795491U JPH052707U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | フイルタエレメント |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH052707U true JPH052707U (ja) | 1993-01-19 |
Family
ID=13070425
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5795491U Pending JPH052707U (ja) | 1991-06-28 | 1991-06-28 | フイルタエレメント |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH052707U (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003225522A (ja) * | 2002-02-05 | 2003-08-12 | Toyo Element Industry Co Ltd | エアフィルタエレメントの再生方法 |
JP2007317667A (ja) * | 2000-09-12 | 2007-12-06 | Donaldson Co Inc | 低温度触媒工程用のエアフィルタ組立体 |
JP2011183339A (ja) * | 2010-03-10 | 2011-09-22 | Nitto Denko Corp | フィルタユニット |
KR102646927B1 (ko) * | 2023-03-24 | 2024-03-12 | 김용숙 | 샤워기용 링형 필터 카트리지, 샤워기용 링형 필터 카트리지의 제작 방법, 및 이에 의해 제작된 샤워기용 링형 필터 카트리지 |
Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6256110B2 (ja) * | 1983-06-23 | 1987-11-24 | Mitsubishi Metal Corp | |
JPH0248107B2 (ja) * | 1984-05-29 | 1990-10-24 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | Harogenkaginpankurosuribanzairyo |
-
1991
- 1991-06-28 JP JP5795491U patent/JPH052707U/ja active Pending
Patent Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6256110B2 (ja) * | 1983-06-23 | 1987-11-24 | Mitsubishi Metal Corp | |
JPH0248107B2 (ja) * | 1984-05-29 | 1990-10-24 | Mitsubishi Paper Mills Ltd | Harogenkaginpankurosuribanzairyo |
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JP2007317667A (ja) * | 2000-09-12 | 2007-12-06 | Donaldson Co Inc | 低温度触媒工程用のエアフィルタ組立体 |
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