JPH05270662A - ライニング供給装置及び接着剤塗布装置 - Google Patents

ライニング供給装置及び接着剤塗布装置

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JPH05270662A
JPH05270662A JP9597992A JP9597992A JPH05270662A JP H05270662 A JPH05270662 A JP H05270662A JP 9597992 A JP9597992 A JP 9597992A JP 9597992 A JP9597992 A JP 9597992A JP H05270662 A JPH05270662 A JP H05270662A
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lining
adhesive
linings
magazine
support shaft
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Takeshi Maeda
剛 前田
Kazuhiko Seko
和彦 瀬古
Yukio Iwata
幸雄 岩田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ライニング供給装置及び接着剤塗布装置の提
供。 【構成】 複数枚のドラムブレーキ用のライニング2を
上向き凸の姿勢として上下に重ね合わせて収容し、下端
部の一枚のライニングを除く他のライニングの前方への
移動を係止拘束するマガジン部1と、マガジン部1に前
後方向に延在させて設けられ、ライニング2を係止させ
る2本の支持軸3,4と、支持軸3,4に直接係止する
一枚のライニング2を前方へ突き出す突出し部材6,7
と、突出し部材6,7を前後方向に往復移動させる駆動
装置10とを有する。 【効果】 供給ミスを生じ難く、大きさの異なるライニ
ングが確実に1枚毎に供給されるので、供給作業の中断
が回避され、信頼性が著しく向上する。また、確実に1
枚毎に供給されるライニングの内周面に接着剤をムラな
く塗布することが可能になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ライニング供給装置及
びこのライニング供給装置を備える接着剤塗布装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ドラムブレーキ用のブレーキシュ
ーの製造工程において、円弧形をなすライニングを一枚
毎に供給し、その内周面に接着剤を塗布した後、ライニ
ングを乾燥炉に入れて乾燥している。このような接着剤
塗布装置において、ライニングを一枚毎に供給する従来
のライニング供給装置は、図9に示すような構造になつ
ている。
【0003】すなわち、複数枚のドラムブレーキ用のラ
イニング50を上向き凸の姿勢として上下に重ね合わせ
て載置収容し、下端部の一枚のライニング50aを除く
他のライニング50bの前方への移動を左右の係止板5
1b,51cによつて係止拘束するマガジン部51と、
該マガジン部51の後支持板51dの下部に配置され、
該マガジン部51の基板51aに直接乗つている一枚の
ライニング50aを前方へ突き出す突出し板52と、該
突出し板52を前後方向に往復移動させるシリンダ装置
53とを有する。
【0004】しかして、シリンダ装置53によつて突出
し板52を前方向(図9上において紙面に垂直方向)に
移動させることにより、マガジン部51の基板51aに
直接乗つている一枚のライニング50aが前方へ突き出
される。一枚のライニング50aが前方へ突き出された
後、突出し板52を後方向に復帰させることにより、次
位のライニング50bが自重によつて基板51a上に落
下する。次々に突き出されたライニング50は、図外の
接着剤噴出ノズルに向けて移送され、ライニング50の
内周面に接着剤が塗布される。
【0005】そして、大きさの異なるライニング50に
変更する際には、一方の係止板51bを左右に調節移動
させると共に、後支持板51dを前後に調節移動させて
新たなライニング50をマガジン部51に緊密に収容す
る。なお、大きさの異なるライニング50であつても、
その厚さはほぼ同じであるので、突出し板52は変更し
ないのが通常である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のライニング供給装置にあつては、所定厚さの
突出し板52によつてマガジン部51の基板51aに直
接乗つている一枚のライニング50aを前方へ次々に突
き出して供給する構造であるため、その供給作動が確実
に得られないという技術的課題がある。すなわち、マガ
ジン部51に重ね合わせて収容したライニング50が周
方向に位置ずれを生じている場合、図9に示すように突
出し板52によつて上下2枚のライニング50a,50
bを一体に突き出すようになり、マガジン部51の左右
の係止板51b,51cに係止する2枚目のライニング
50bを損傷する。
【0007】そこで、下端部の一枚のライニング50a
のみが突き出されるように、突出し板52の板厚を減少
させると、突き出すべきライニング50aの局部に過大
な押力が作用してこのライニング50aが損傷を受け
る。特に、比較的軟らかなライニング50にあつては、
その位置決めや分離が困難であり、上記の損傷を生じ易
い。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような従
来の技術的課題に鑑みてなされたものであり、ライニン
グ供給装置の構成は、複数枚の円弧形をなすドラムブレ
ーキ用のライニングを上向き凸の姿勢として上下に重ね
合わせて収容し、下端部の一枚のライニングを除く他の
ライニングの周方向の両端部を係止して前方への移動を
拘束するマガジン部と、該マガジン部の下端部に前後方
向に延在させて設けられ、前記複数枚のライニングの周
方向の2箇所を係止させる2本の支持軸と、該支持軸に
係止するライニングの後側に配置され、該支持軸に直接
係止する一枚のライニングを前方へ突き出す突出し部材
と、該突出し部材を前後方向に往復移動させる駆動装置
とを有することを特徴とする。また、接着剤塗布装置の
構成は、複数枚の円弧形をなすドラムブレーキ用のライ
ニングを上向き凸の姿勢として上下に重ね合わせて収容
し、下端部の一枚のライニングを除く他のライニングの
周方向の両端部を係止して前方への移動を拘束するマガ
ジン部と、該マガジン部の下端部に前後方向に延在させ
て設けられ、前記複数枚のライニングの周方向の2箇所
を係止させる2本の支持軸と、該支持軸に係止するライ
ニングの後側に配置され、該支持軸に直接係止する一枚
のライニングを前方へ突き出す突出し部材と、該突出し
部材を前後方向に往復移動させる駆動装置とを有するラ
イニング供給装置を備える接着剤塗布装置であつて、該
マガジン部の前側に配置され、先端部が下り傾斜すると
共に、該突出し部材によつて該マガジン部から突き出さ
れるライニングを左右方向に移送するコンベアと、該コ
ンベアの先端部に、所定間隙を置いて上下方向に配置さ
れ、上向き凸の姿勢として移送されて来るライニングを
下方に向けて送り込む無端ベルトを有するベルト送り装
置と、該ベルト送り装置の無端ベルトに対向配置され、
下方に向けて送り込まれるライニングの内周面に接触す
る送り駆動ローラと、該送り駆動ローラの下方に配置さ
れ、該ライニングの内周面に接着剤を塗布する接着剤噴
出ノズルと、接着剤が塗布された該ライニングの外周面
を案内する案内ロールと、該案内ロールの下方に配置さ
れ、該ライニングを下向き凸の姿勢にて左右方向に移送
する移送コンベアとを備えることを特徴とする。
【作用】
【0009】先ず、複数枚のライニングを上向き凸の姿
勢としてマガジン部内に入れ、2本の支持軸に係止させ
る。マガジン部内に入れたライニングは、下端部の一枚
のライニングのみが、前方への移動が可能であり、他の
ライニングの前方への移動は係止拘束されている。
【0010】この状態から、ライニング供給装置を駆動
する。すなわち、駆動装置によつて突出し部材を前方に
移動させれば、下端部の一枚のライニングのみが突出し
部材によつて突き出される。一枚のライニングが突き出
されたなら、突出し部材は復帰させる。このようにして
駆動装置による突出し部材の前後動を繰り返し与えるこ
とにより、マガジン部内のライニングが一枚毎に供給さ
れる。
【0011】次に、上記のライニング供給装置を備える
接着剤塗布装置のその後の作用について説明する。突出
し部材によつて突き出された一枚のライニングは、コン
ベア上に乗り、例えば右方への移動を開始する。先端部
が下り傾斜するコンベアによつて右方に移動するライニ
ングは、ベルト送り装置の無端ベルトに突き当たる。無
端ベルトは、ライニングを下方に送り込むので、内周面
を送り駆動ローラによつて送られながら、下降を開始す
る。しかして、接着剤噴出ノズルから接着剤を噴出させ
れば、下降するライニングの内周面に接着剤が塗布され
る。ライニングの下降は、外周面が案内ロールによつて
案内されながらなされ、接着剤噴出ノズルにほぼ密着す
るライニングの内周面に接着剤がムラなく塗布される。
このように下降するライニングは、外周面を無端ベルト
によつて送り込まれながら案内ロールによつて案内され
ると共に、内周面を送り駆動ローラによつて送られるの
で、安定した姿勢を採る。接着剤が塗布されたライニン
グは、下向き凸の姿勢として移送コンベアに乗り、次工
程に向けて移送される。
【0012】このようにして、マガジン部内に入れた複
数個のライニングの内周面に次々に接着剤が塗布され
る。マガジン部内のライニングが減少したなら、ライニ
ングを補給する。また、大きさの異なるライニングに変
更する場合には、マガジン部内に変更後のライニングの
大きさに合致した収容空間を形成する。
【0013】このようにして形成したマガジン部の収容
空間が大き過ぎ、ライニングが周方向に位置ずれを生じ
た場合であつても、2本の支持軸に直接係止する下端部
の一枚のライニングを除く他のライニングがマガジン部
に係止して前方への移動が拘束されている限りは、下端
部の一枚のライニングのみが前方に向けて移動可能であ
る。この状態で、下端部の一枚のライニングが突出し部
材によつて前方に確実に突き出されるので、ライニング
を2枚送り込む等の供給ミスを生じ難い。
【実施例】
【0014】以下、本発明の実施例について図面を参照
して説明する。図1〜図8は、本発明の1実施例を示
す。先ず、図1に示すライニング供給装置40について
説明する。図中において符号1はマガジン部を示し、マ
ガジン部1は、図1,図2及び図4に示すように基板1
aと、基板1aの前部両側に配置され、下端部の一枚の
ライニング2aを除く他のライニング2bの周方向の両
端部を係止して前方への移動を拘束する左右の係止板1
b,1cと、各ライニング2の後面を支持する後支持板
1dとを有する。左右の係止板1b,1cは、それぞれ
L字形断面を有し、各ライニング2の周方向の両端面及
び前端面を支持する。但し、左右の係止板1b,1cに
は、下端部に対向するハ字状切除部1e,1fが形成さ
れ、最下端に位置する一枚のライニング2aの前方への
移動のみを許容するようになつている。なお、ライニン
グ2は、ドラムブレーキ用のライニングであり、円弧形
をなしている。
【0015】マガジン部1は、各種大きさのライニング
2を緊密に収容できるように、収容空間の大きさが調節
自在である。すなわち、一方の係止板1bが、図5に示
すようにボールスクリューねじ装置12によつて左右方
向に調節移動自在であると共に、後支持板1dが、同様
のボールスクリューねじ装置14によつて前後方向に調
節移動自在である。一方の係止板1bには、図5に示す
ようにボールスクリューねじ12aの先端部がベアリン
グ12bを介して回転自在に支持され、ボールスクリュ
ーねじ12aの中間部が、基板1aにブラケット12c
及び図外のボールを介して回転自在に支持されている。
しかして、ボールスクリューねじ12aをハンドル12
dによつて正逆に回転させることにより、係止板1bを
左右に移動させることができる。12eは案内部材であ
り、その中間部がブラケット12cにスライド自在に支
持され、先端部が係止板1bに固着されている。12f
は、ボールスクリューねじ12aを覆う伸縮自在なカバ
ーである。
【0016】一方、後支持板1dを移動させるボールス
クリューねじ装置14は、図6に示すようにボールスク
リューねじ14aの先端部が図外のベアリングを介して
基板1aに固設したブラケット41に回転自在に支持さ
れ、ボールスクリューねじ14aの中間部が、後支持板
1dと一体の支持板42に図外のボールを介して回転自
在に支持されている。しかして、ボールスクリューねじ
14aをハンドル14dによつて正逆に回転させること
により、支持板42及び後支持板1dを一体として前後
に移動させることができる。14fは、ボールスクリュ
ーねじ14aを覆う伸縮自在なカバーである。なお、前
述したボールスクリューねじ装置12の案内部材12e
と同様の構造の案内部材が、このボールスクリューねじ
装置14にも付属されている。
【0017】更に、実際には左右の係止板1b,1cの
対向するハ字状切除部1e,1fを形成した下端部は、
上下方向に取付け位置を若干調節自在として、各種大き
さのライニング2を収容した状態で、最下端に位置する
一枚のライニング2aのみの前方への移動が確実に許容
されるように考慮してある。
【0018】このマガジン部1の下端部には、複数枚の
ライニング2を上向き凸の姿勢として上下に重ね合わせ
た状態で、周方向の2箇所を載置係止させる2本の支持
軸3,4が、前後方向(図1上において紙面に垂直方
向)に延在させて設けられる。各支持軸3,4は、各種
の大きさのライニング2の周方向の両端部を基板1aか
らわずかに離間(1〜2mm程度)させて支持できる高
さ及び間隔として、図2に示すように基板1aに固定し
た第1支持部材5に立設されている。
【0019】更に、支持軸3,4に係止するライニング
2の後側に配置され、両支持軸3,4に直接係止する一
枚のライニング2aを前方へ突き出す突出し部材6,7
を設ける。各突出し部材6,7は、筒状部材からなり、
各支持軸3,4にスライド自在に外嵌させてある。そし
て、図3に示す各突出し部材6,7の肉厚tは、各種大
きさのライニング2の肉厚Tに対して、(1〜0.6)
Tの範囲になるように設定されている。但し、各種大き
さのライニング2において、肉厚Tに大きな差異はな
い。この両突出し部材6,7は、1個の可動支持部材8
に固設され、可動支持部材8に付属する駆動装置である
複動式のシリンダ装置10によつて前後方向に往復移動
が与えられる。なお、突出し部材6,7を各支持軸3,
4と分離して装備することも可能である。また、図1に
示す符号20は、マガジン部1に載置収容したライニン
グ2の存否を確認するセンサーである。
【0020】次に、上記のライニング供給装置40を備
える接着剤塗布装置について、図1を参照して説明す
る。上記のマガジン部1の前側には、突出し部材6,7
によつてマガジン部1から突き出されるライニング2を
左右方向に移送するように、先端部が下り傾斜するコン
ベア16を配置する。コンベア16は、図1,図7に示
すようにマガジン部1の前側に基板1aと高さ位置を合
わせて水平に配置した第1コンベア17と、第1コンベ
ア17の先端部に接続し、前方に向けて次第に下り傾斜
する第2コンベア18とからなる。
【0021】17a,18aは、それぞれ第1コンベア
17及び第2コンベア18のベルトであり、17b,1
8bは、それぞれ図外の駆動源によつて回転駆動される
第1コンベア17及び第2コンベア18の駆動プーリで
あり、17c,18cは、それぞれ第1コンベア17及
び第2コンベア18の従動プーリである。そして、各ベ
ルト17a,18aの両側には、適宜のガイド16a,
16bを備えている。また、図1に示す16cは、棒状
のガイドであり、一方のガイド16bに固設した支持具
16dに支持されて、第2コンベア18上を移送される
ライニング2の上面を支持する。この支持具16dは、
スペーサ16eを交換することにより、高さ調節自在で
ある。
【0022】この第2コンベア18のベルト18aの先
端側には、図8に詳示するように所定間隙を設けてベル
ト送り装置21の複数本の無端ベルト21aを上下方向
に配置する。この無端ベルト21aは、第2コンベア1
8のベルト18a上を上向き凸の姿勢として移送されて
来るライニング2を下方に向けて送り込む機能を有す
る。また、ベルト送り装置21の無端ベルト21aによ
つて下方に向けて送り込まれるライニング2の内周面に
接触する送り駆動ローラ24を、無端ベルト21aの中
間部に対向させて配置する。26は、送り駆動ローラ2
4を回転駆動する回転駆動装置である。37は、張力付
与装置であり、各無端ベルト21aに遊動ローラ37a
を弾性的に押圧して所定の張力を付与し、送り駆動ロー
ラ24に向けてライニング2を押し付ける。
【0023】この複数本の無端ベルト21aの間には、
ライニング2の存在を確認するためのセンサー38を設
けてある。更に、無端ベルト21a及び送り駆動ローラ
24によつて下方に向けて送り込まれるライニング2の
外周面を案内する案内ロール28を、無端ベルト21a
の下方に配置する。30は、無端ベルト21aと案内ロ
ール28との間に配置され、ライニング2の外周面を補
助的に支持する支持具である。
【0024】そして、送り駆動ローラ24の下方に位置
させて、ライニング2の内周面に接着剤を塗布する接着
剤噴出ノズル32を設ける。接着剤噴出ノズル32は、
図外の空気開閉弁から供給され、ギヤポンプ32aによ
つて計量された状態の接着剤を噴出させる。接着剤噴出
ノズル32によつて内周面に接着剤を塗布されたライニ
ング2は、下向き凸の姿勢として移送コンベア34に乗
り、乾燥炉36に向けて移送される。
【0025】次に、上記実施例の作用について説明す
る。複数枚のライニング2を上向き凸の姿勢としてマガ
ジン部1内に入れ、2本の支持軸3,4に係止させる。
マガジン部1内に入れたライニング2は、下端部の一枚
のライニング2aを除く他のライニング2bが左右の係
止板1b,1cに係止して前方への移動が拘束されてい
る。下端部の一枚のライニング2aは、ハ字状切除部1
e,1fから前方への移動が可能である。
【0026】この状態から、ライニング供給装置40及
び接着剤塗布装置を駆動する。すなわち、シリンダ装置
10によつて可動支持部材8及び突出し部材6,7を前
方に一体に移動させれば、下端部の一枚のライニング2
aのみが両突出し部材6,7によつて突き出され、第1
コンベア17のベルト17a上に乗り、右方への移動を
開始する。一枚のライニング2aが両突出し部材6,7
によつて突き出されたなら、複動式のシリンダ装置10
によつて可動支持部材8及び突出し部材6,7を復帰さ
せる。その際、他のライニング2bの後面は、後支持板
1dによつて支持される。その後、次位のライニング2
bが自重にて落下して2本の支持軸3,4に係止する。
【0027】第1コンベア17のベルト17aに乗つて
右方に移動するライニング2は、第2コンベア18のベ
ルト18aに乗り移つて移動を続け、ベルト送り装置2
1の無端ベルト21aに突き当たる。無端ベルト21a
は、ライニング2を下方に送り込むので、内周面を送り
駆動ローラ24によつて送られながら、下降を開始す
る。ライニング2の存在がセンサー38によつて確認さ
れて接着剤噴出ノズル32から接着剤を噴出させれば、
ライニング2は、その内周面に接着剤が塗布されながら
下降する。ライニング2の下降は、外周面が支持具30
及び案内ロール28によつて案内されながらなされ、接
着剤噴出ノズル32の先端に近接するライニング2の内
周面に接着剤がムラなく塗布される。
【0028】しかして、下降するライニング2は、外周
面を無端ベルト21aによつて送り込まれながら支持具
30及び案内ロール28によつて案内されると共に、内
周面を送り駆動ローラ24によつて送られるので、安定
した姿勢を採つて接着剤が塗布される。接着剤が塗布さ
れたライニング2は、下向き凸の姿勢として移送コンベ
ア34に乗り、乾燥炉36に向けて移送される。
【0029】このようにして、マガジン部1内に入れた
複数個のライニング2の内周面に次々に接着剤を塗布す
ることができる。マガジン部1内のライニング2が減少
したことをセンサー20によつて検出したなら、ライニ
ング2を補給する。そして、同じ大きさのライニング2
への接着剤の塗布作業が終了し、大きさの異なるライニ
ング2に変更する場合には、一方の係止板1bをボール
スクリューねじ装置12によつて左右方向に調節移動さ
せると共に、後支持板1dをボールスクリューねじ装置
14によつて前後方向に調節移動させ、マガジン部1内
に変更後のライニング2の大きさに合致した収容空間を
形成する。
【0030】このようにして形成したマガジン部1の収
容空間が大き過ぎ、ライニング2に周方向に位置ずれを
生じた場合であつても、図4に示すように2本の支持軸
3,4に直接係止する下端部の一枚のライニング2aを
除く他のライニング2bが左右の係止板1b,1cに係
止して前方への移動が拘束されて、下端部の一枚のライ
ニング2aのみがハ字状切除部1e,1fから前方に向
けて移動可能である。この状態で、下端部の一枚のライ
ニング2aのみが両突出し部材6,7によつて前方に確
実に突き出されるので、ライニング2を2枚送り込む等
の供給ミスを生じ難い。
【0031】ところで、上記実施例にあつては、ライニ
ング供給装置40としてマガジン部1の下端部に2本の
支持軸3,4、突出し部材6,7及びシリンダ装置10
を備えさせたが、これに加えて従来例と同様の構造のラ
イニング供給装置、つまりマガジン部1の基板1aに直
接乗つている一枚のライニング2aを前方へ突き出す突
出し板と、突出し板を前後方向に往復移動させるシリン
ダ装置とを併設することができる。
【発明の効果】
【0032】以上の説明によつて理解されるように、本
発明に係るライニング供給装置によれば、供給ミスを生
じ難く、大きさの異なるライニングが確実に1枚毎に供
給されるので、供給作業の中断が回避され、信頼性が著
しく向上する。特に、位置決めや分離が困難な比較的軟
らかなライニングにおいて、1枚毎に確実に供給される
ので、ライニングに損傷を生じることが防止される。ま
た、本発明に係る接着剤塗布装置によれば、ライニング
供給装置によつて確実に1枚毎に供給されるライニング
の内周面に接着剤をムラなく塗布することが可能になる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の1実施例に係るライニング供給装置
を備える接着剤塗布装置を一部切開して示す正面図。
【図2】 同じくライニング供給装置の要部を一部切開
して示す平面図。
【図3】 同じくライニング供給装置の要部を示す正面
図。
【図4】 同じくライニング供給装置の作用説明図。
【図5】 同じくボールスクリューねじ装置を一部切開
して示す正面図。
【図6】 同じくボールスクリューねじ装置を示す平面
図。
【図7】 同じくコンベアを示す平面図。
【図8】 同じく接着剤塗布装置の要部を示す正面図。
【図9】 従来のライニング供給装置の要部を示す正面
図。
【符号の説明】
1:マガジン部、1a:基板、1b,1c:係止板、1
d:後支持板、1e,1f:ハ字状切除部、2:ライニ
ング、3,4:支持軸、6,7:突出し部材、10:シ
リンダ装置(駆動装置)、16:コンベア、17:第1
コンベア、18:第2コンベア、21:ベルト送り装
置、21a:無端ベルト、24:送り駆動ローラ、2
8:案内ロール、30:支持具、32:接着剤噴出ノズ
ル、34:移送コンベア、36:乾燥炉、37:張力付
与装置、40:ライニング供給装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 47/78 D 8010−3F F16D 69/04 A 8009−3J

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚の円弧形をなすドラムブレーキ用
    のライニングを上向き凸の姿勢として上下に重ね合わせ
    て収容し、下端部の一枚のライニングを除く他のライニ
    ングの周方向の両端部を係止して前方への移動を拘束す
    るマガジン部と、該マガジン部の下端部に前後方向に延
    在させて設けられ、前記複数枚のライニングの周方向の
    2箇所を係止させる2本の支持軸と、該支持軸に係止す
    るライニングの後側に配置され、該支持軸に直接係止す
    る一枚のライニングを前方へ突き出す突出し部材と、該
    突出し部材を前後方向に往復移動させる駆動装置とを有
    することを特徴とするライニング供給装置。
  2. 【請求項2】 複数枚の円弧形をなすドラムブレーキ用
    のライニングを上向き凸の姿勢として上下に重ね合わせ
    て収容し、下端部の一枚のライニングを除く他のライニ
    ングの周方向の両端部を係止して前方への移動を拘束す
    るマガジン部と、該マガジン部の下端部に前後方向に延
    在させて設けられ、前記複数枚のライニングの周方向の
    2箇所を係止させる2本の支持軸と、該支持軸に係止す
    るライニングの後側に配置され、該支持軸に直接係止す
    る一枚のライニングを前方へ突き出す突出し部材と、該
    突出し部材を前後方向に往復移動させる駆動装置とを有
    するライニング供給装置を備える接着剤塗布装置であつ
    て、該マガジン部の前側に配置され、先端部が下り傾斜
    すると共に、該突出し部材によつて該マガジン部から突
    き出されるライニングを左右方向に移送するコンベア
    と、該コンベアの先端部に、所定間隙を置いて上下方向
    に配置され、上向き凸の姿勢として移送されて来るライ
    ニングを下方に向けて送り込む無端ベルトを有するベル
    ト送り装置と、該ベルト送り装置の無端ベルトに対向配
    置され、下方に向けて送り込まれるライニングの内周面
    に接触する送り駆動ローラと、該送り駆動ローラの下方
    に配置され、該ライニングの内周面に接着剤を塗布する
    接着剤噴出ノズルと、接着剤が塗布された該ライニング
    の外周面を案内する案内ロールと、該案内ロールの下方
    に配置され、該ライニングを下向き凸の姿勢にて左右方
    向に移送する移送コンベアとを備えることを特徴とする
    接着剤塗布装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101538783B1 (ko) * 2013-12-26 2015-07-22 상신브레이크주식회사 자동차 드럼브레이크용 브레이크라이닝 연삭장치
CN113104485A (zh) * 2021-04-09 2021-07-13 中科同昌国强科技股份有限公司 一种条形物料自动摆盘装置用运动系统

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