JP3086782B2 - ガス容器搬入装置 - Google Patents

ガス容器搬入装置

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JP3086782B2 JP07301607A JP30160795A JP3086782B2 JP 3086782 B2 JP3086782 B2 JP 3086782B2 JP 07301607 A JP07301607 A JP 07301607A JP 30160795 A JP30160795 A JP 30160795A JP 3086782 B2 JP3086782 B2 JP 3086782B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、回転式ガス充填機
の搬入口手前に設けた容器待機部に搬送されてくるLP
ガス等のガス容器を、前記回転式ガス充填機のターンテ
ーブル上面周上に配設した各容器載部に逐次搬入するガ
ス容器搬入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、回転式ガス充填機が知られて
いる。該充填機は、ターンテーブルの定位置に搬入口お
よび搬出口を設けて各口にガス容器を搬送する搬入路、
搬出路を連設し、ターンテーブルには上面周上に所定間
隔をおいて容器載部を配列すると共に各載部毎にガス充
填機を配設してなり、搬入路により搬送され搬入口を介
して容器載部に載せられたガス容器の充填口に充填機の
充填ノズルを接続して、該ガス容器が搬出口まで移送さ
れる間に所定量のLPガス等を充填するものである(特
公昭63−61560号等参照)。容器載部へのガス容
器の搬入は、旧来は作業者が手作業で行っていたが、今
日ではガス容器搬入装置を用いて自動的に行うようにな
っている。すなわち、上記搬入口の手前には容器待機部
とガス容器搬入装置が設けられ、搬入路により搬送され
てくるガス容器は容器待機部にて一旦停止し、ガス容器
搬入装置が適時に作動して該容器待機部上のガス容器を
搬入口方向へ搬送するをもって、ターンテーブル上の各
容器載部にガス容器を自動的に搬入するようになってい
る。ガス容器搬入装置は、駆動モータの駆動で水平方向
に回動して容器待機部上のガス容器を搬入口に向けて押
し出す搬入アームを備えており、前記駆動モータを一定
時間ごとに駆動せしめて、一定速度で回転するターンテ
ーブル上の各容器載部に対してガス容器を逐次搬入する
よう構成される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のガス容器搬
入装置を用いた場合、回転するターンテーブルの各容器
載部にガス容器を適正に搬入するには、搬入アームの回
動駆動源である駆動モータの駆動を適時に制御すること
が重要であり、ターンテーブルの回転速度が一定である
ことを前提として上記の如く駆動モータを一定時間ごと
に駆動せしめている。しかし乍ら実際には、ターンテー
ブルに供給されるガス容器は10kg〜50kgの間で
数種が混在しターンテーブルの重量が一定でないこと、
ターンテーブルの回転駆動源に電気モータが用いられる
こと等の事情からターンテーブルの回転を一定速度に維
持することは困難であり、ガス容器の搬入位置にズレが
生じる虞れがある。前記ターンテーブルの回転速度の変
化に対応するには、容器載部が容器待機部と対向する位
置でターンテーブルの回転を一旦停止してガス容器の搬
入を行うようにすることも考えられるが、この場合、ガ
ス容器搬入の度にターンテーブルを停止させるため、ガ
ス充填作業の効率が低下するという問題がある。またL
Pガス等のガス容器は周知の通り縦長円筒状に形成さ
れ、底部には湾曲状底面を囲繞するスカート部を設けて
該スカート部によって正立状に設置されるものである
が、長期の使用(繰り返しの使用)等によってスカート
部下縁が損傷したものは設置が不安定であって、搬入ア
ームによって押し出された時に倒れる虞れがあり、この
点にも改良の余地を残していた。本発明は上述したよう
な従来事情に鑑みてなされたものであり、その目的とす
るところの第一は、ターンテーブルの回転速度の増減に
搬入アームの回動を同調させて、ターンテーブルの回転
を停止することなく、ガス容器を適正位置に搬入するこ
とが可能な搬入装置を提供することである。また本発明
の第二の目的は、長期の使用等によって底部が損傷し設
置が不安定な状態にあるガス容器であっても、安定して
容器載部に搬入することが可能な搬入装置を提供するこ
とである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
めに本発明のガス容器搬入装置は、請求項1では、回転
式ガス充填器のターンテーブルに対して接離自在に設け
られ、ターンテーブルに接する状態でターンテーブルの
回転駆動に伴い同調回転する駆動ローラと、該駆動ロー
ラの回転に伴い水平方向に回動して、搬入口手前まで搬
送されて来たガス容器を搬入口に向けて押し出す搬入ア
ームとを備えたことを要旨とする。また請求項2では、
上記搬入アームの回動によって押し出されるガス容器の
前方を遮るストッパーアームを備え、該ストッパーアー
ムは、前記搬入アームとの間に所定の間隔を保持しなが
ら同搬入アームと一体に水平方向へ回動可能に支持した
ことを要旨とする。
【0005】請求項1記載の構成によれば、ターンテー
ブルの回転駆動に伴い同調回転する駆動ローラを駆動源
として搬入アームが回動するので、ターンテーブルの回
転速度の増減に搬入アームの回動動作を同調させること
ができる。よって、ターンテーブル上で空の状態にある
容器載部が搬入口手前の所定位置に来た時点で駆動ロー
ラをターンテーブルに接触させれば、搬入アームがター
ンテーブルの回転速度と同調して回動し、ガス容器を適
正位置に搬入することができる。
【0006】また請求項2記載の構成によれば、上記搬
入アームによって押し出されるガス容器の前方を遮るよ
うにストッパーアームが位置し、且つストッパーアーム
は搬入アームと一体に水平方向へ回動するので、搬入ア
ームとストッパーアームとでガス容器を前後から安定性
良く支えて搬入時におけるガス容器の転倒を防止すると
共に、ガス容器が所定量以上移送されることを防止し
て、ガス容器を容器載部の所定位置に精度良く載置する
ことができる。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図中Aは本発明に係るガス容器搬
入装置、Bは回転式ガス充填機、Cはガス容器を示す。
回転式ガス充填機Bは従来技術の項でも説明したが、モ
ータ等の駆動源(不図示)の駆動で回転するターンテー
ブル100 の定位置に搬入口101 および搬出口102 を設
け、各口101,102 にガス容器Cを搬送する搬入路103 、
搬出路104 を連設し、ターンテーブル100 には上面周上
に所定間隔をおいて容器載部105 を複数配列すると共
に、各載部105 毎にガス充填機106 を配設してなり、搬
入路103 により搬送され搬入口101 を介して容器載部10
5 に載せられたガス容器Cの充填口にガス充填機106 の
充填ノズルを接続して、該ガス容器Cが搬出口102 まで
移送される間に所定量のLPガス等を充填する公知のも
のである。
【0008】上記搬入口101 の手前には容器待機部107
とガス容器搬入装置Aが設けられ、搬入路103 により搬
送されてくるガス容器Cは搬入路の出口103aと容器待機
部の入口107aの間で一旦停止し、ガス容器搬入装置Aが
後述のように作動してそのガス容器Cを搬入口101 方向
へ搬送するをもって、各容器載部105 にガス容器Cを自
動的に搬入するよう構成する。搬入路の出口103aと容器
待機部の入口107aの間には、ガス容器Cが該箇所まで搬
送されたことを検出する検出手段108 を設ける。検出手
段108 は、一端側を容器待機部107 の側方に固定して搬
入路の出口103a,容器待機部の入口107aを横切るように
突出する棒状のリミットセンサ108aを備え、ガス容器C
が当該箇所まで搬送されるとリミットセンサ108aが容器
待機部107 方向へ押されて弾性変形し、該変形によりガ
ス容器Cが容器待機部入口107aまで搬送されたことを検
出するよう構成する。
【0009】搬入路103 ,搬出路104 はガス容器Cを正
立状態で搬送するチェーンコンベヤで構成する。また容
器載部105 ,容器待機部107 はガス容器Cを正立状態で
移送可能なよう、左右の側板間に所定数のローラ105a,1
07b を回転自在に架設して構成する。各々の容器載部10
5 の左右両側には不図示のクランプ手段を設け、容器載
部105 に搬入されたガス容器Cを、該容器Cの軸心がガ
ス充填機106 の基準芯に一致するようセンタリングした
状態で正立状に保持するよう構成する。
【0010】ガス容器搬入装置Aは、ターンテーブル10
0 に隣接して設置した架台1上に、ターンテーブル100
に接する状態で同テーブル100 の回転駆動に伴い同調回
転する駆動ローラ7、該駆動ローラ7をターンテーブル
100 に対して接離させる摺動機構部としてのスライド架
台4,駆動シリンダ8、前記駆動ローラ7の回転に伴い
水平方向に回動して、搬入口101 手前まで搬送されて来
たガス容器Cを搬入口101 に向けて押し出す搬入アーム
21、該搬入アーム21の回動によって押し出されるガ
ス容器Cの前方を遮るストッパーアーム28等を配設し
てなる。架台1は容器待機部107 の側方位置の床面に移
動不能に設置し、該架台1上には左右に架設したガイド
シャフト2,2によってガイドブロック3,3を摺動自
在に支持し、且つ両ガイドブロック3,3上にスライド
架台4を固定して、該スライド架台4を、容器待機部10
7 と平行で且つターンテーブル100 に向けて進退自在、
換言すれば、容器待機部の入口107aから容器載部105 ま
で搬送されるガス容器Cの移送方向と平行で且つ該移送
方向に対して進退自在に支持する。
【0011】スライド架台4の進退方向前側には駆動軸
5を立上げ支持する。駆動軸5は下端部をスライド架台
4の下面側に突出してほぼ垂直に立上げ、スライド架台
4上面に設置した軸受け6aと、駆動軸5上端に配設し
た軸受け6bによって回転自在に支持する。駆動軸5の
中高部位には、該駆動軸5と一体に回転する駆動ローラ
7を嵌合固定する。駆動ローラ7は合成ゴム或いはポリ
ウレタン等の所望の剛性を備えた弾性材料で形成し、そ
の外周面7aが、ターンテーブル100 の側周面100aと対
向する高さ位置に配設する。上記架台1にはスライド架
台4を進退させる駆動源としての駆動シリンダ8を設置
し、該シリンダ8の駆動でスライド架台4が進退するに
伴い駆動ローラ7がターンテーブル100 に接離し、駆動
ローラ7がターンテーブル100 に接する状態、すなわち
駆動ローラ外周面7aがターンテーブル側周面100aに摺
接した状態で駆動ローラ7がターンテーブル100 の回転
に同調して回転し、これに伴い駆動軸5が回転駆動する
よう構成する。
【0012】スライド架台4の進退方向後側には従動軸
9を立上げ支持する。従動軸9は下端部をスライド架台
4の下面側に突出してほぼ垂直に立上げ、スライド架台
4上面に設置した軸受け10aと、従動軸9の中高部位
に配設した軸受け10bとによって回転自在に支持す
る。軸受け10bは、一端側を前述した軸受け6bに固
定した連結杆11の他端側に固定して、従動軸9の中高
部位に配設する。従動軸9における軸受け10bの上方
位置には、従動軸9と一体に回転する支持杆12を水平
方向へ突設する。支持杆12は、容器待機部107 と反対
方向に突出するよう配設し、その先端に取付軸13を立
設すると共に、該取付軸13には、搬入アーム21を回
動させて容器待機部入口107aにあるガス容器Cを容器待
機部107 中央部位まで移送せしめる駆動源としての駆動
シリンダ14を取り付ける。駆動シリンダ14は、後端
部に固定した取付部材15を取付軸13に回動可能に止
着して片持状に支持される。
【0013】従動軸9における支持杆12固定箇所の上
方には取付環20を回動自在に嵌装着し、該取付環20
の周面に、容器待機部入口107aにあるガス容器Cを搬入
口101 方向に押し出す搬入アーム21を突設する。搬入
アーム21は平面視略く字形状の杆体からなり、その基
端部を取付環20の周面に固着して水平方向へ突出する
状態で駆動軸9に対して回動自在に支持される。また搬
入アーム21の基端近傍には、上記駆動シリンダ14の
ロッド16の先端を軸止部17で回動自在に止着し、前
記ロッド16が収縮状態にある時は搬入アーム21が搬
入路出口103a,容器待機部入口107aの側方において搬入
路103 ,容器待機部107 とほぼ平行に位置し(図3,図
4参照)、ロッド16の伸動に伴い搬入アーム21が従
動軸9を支点に回動して、容器待機部入口107aにあるガ
ス容器Cを容器待機部107 の中央部位まで搬送するよう
構成する。22は搬入アーム21先端に固定した樹脂製
のカバーである。
【0014】従動軸9の上端には取付環23を回動自在
に嵌装着し、該取付環23の周面に第1ブラケット24
と第2ブラケット25を突設する。第1ブラケット24
は基端部を取付環23の周面に固着して水平方向へ突出
する状態で駆動軸9に対して回動自在に支持され、先端
部には軸受け26を設けて支軸27を回動自在に支持す
る。軸受け26から突出する支軸27一端には、容器載
部105 に向けて搬送されるガス容器Cの前方を遮るスト
ッパーアーム28の基端を固着し、軸受け26から突出
する支軸27他端には連結杆29の基端を固着する。
【0015】一方、第2ブラケット25は基端部を取付
環23の周面に固着して上方へ突出する状態で駆動軸9
に対して回動自在に支持され、その先端に取付軸30を
片持状に突設し、該取付軸30には、ストッパーアーム
28を上下方向に回動させる駆動源としての駆動シリン
ダ31を取り付ける。駆動シリンダ31は、後端部に固
定した取付部材32を取付軸30に回動可能に止着して
片持状に支持され、そのロッド33先端は軸止部34で
連結杆29の先端に回動自在に止着し、ロッド33が収
縮状態にある時はストッパーアーム28が立ち上がって
ガス容器Cの移送を遮らないよう位置し(図1中に実線
で示す位置)、ロッド33の伸動に伴いストッパーアー
ム28が支軸27を支点に下方へ回動して、容器載部10
5 に向けて搬送されるガス容器Cの前方を遮る位置(図
1中に仮想線で示す位置)まで下降するよう構成する。
【0016】上記搬入アーム21と第1ブラケット24
との間には連結杆34を架設する。連結杆34はその両
端部を軸止部35a,35bによって各々搬入アーム2
1,第1ブラケット24の基端近傍に回動自在に止着
し、搬入アーム21とストッパーアーム28を連結し
て、両アーム21,28が一体に水平方向へ回動し、且
つ搬入アーム21とストッパーアーム28の間に、該両
アーム21,28でガス容器Cを前後から支持すること
ができる程度の間隔が保持されるよう構成する。
【0017】スライド架台4下面に突出する駆動軸5の
下端部と従動軸9の下端部には夫々歯車36a,36b
を嵌着すると共に両歯車36a,36b間に連結チェー
ン37を掛け渡して、駆動軸5の回転に伴い従動軸9が
回転する回転伝達機構38を形成し、駆動ローラ7の回
転駆動によって支持杆12が回動し、これに伴い搬入ア
ーム21とストッパーアーム28が一体に回動するよう
構成する。
【0018】従動軸9における軸受け10aの上方に
は、従動軸9と一体に回転する支持杆39を突設し、該
支持杆39の先端に止め軸40aを垂設すると共に、ス
ライド架台4の所定箇所に止め軸40bを突設する一
方、従動軸9にはねじりバネ41を巻回すると共に該ね
じりバネ41の両端部を前記止め軸40a,40bに係
止して従動軸反転機構42を形成し、駆動軸5の回転駆
動による従動軸9の回転に伴いねじりバネ41が圧縮さ
れ、駆動軸5の回転駆動が停止するとねじりバネ41の
付勢力により従動軸9が反転して搬入アーム21,スト
ッパーアーム28が従動軸回動前の位置に復帰するよう
構成する。
【0019】43は駆動軸5の回転駆動による従動軸9
の回転角度を規制する検出手段で、従動軸9に設けた検
出基準部43aと、該基準部43aが所定位置まで移動
したことを検出する検出センサー43bとからなり、搬
入アーム21の回動により容器待機部107 上のガス容器
Cが押し出されて容器載部105 に搬入される位置まで従
動軸9が回転した時点で、検出センサー43bが検出基
準部43aを検出し、その検出信号に基づいて駆動シリ
ンダ8が退動し駆動ローラ7がターンテーブル100 から
離間して搬入アーム21の回動が停止するよう構成す
る。
【0020】44は駆動ローラ7の回転を制御するブレ
ーキ手段で、スライド架台4上に設置した駆動シリンダ
44aからなり、該シリンダ44aの伸動によりロッド
先端44bを駆動ローラ7下面に押し付けて、容器待機
部107 上のガス容器Cを容器載部105 に搬入する時以外
は駆動ローラ7が回転しないよう構成する。
【0021】上記各駆動シリンダ8,14,31,44
aは不図示の制御部に電気的に連絡してその駆動を後述
するごとく制御される。以下、上述したガス容器搬入装
置Aの作動について説明する。初期の時点(待機状態)
において、駆動シリンダ8,14,31の各ロッドは収
縮状態にあり、スライド架台4は進退方向後方にあって
駆動ローラ7はターンテーブル100 から離間しており、
搬入アーム21は搬入路出口103a,容器待機部入口107a
の側方において搬入路103 ,容器待機部107 とほぼ平
行に位置し、ストッパーアーム28は立ち上がってガス
容器Cの移送を遮らないよう位置する。またこの時、ブ
レーキ手段44の駆動シリンダ44aが伸動してロッド
先端44bを駆動ローラ7の下面に押し付けた状態にあ
り、駆動軸7の回転、すなわち従動軸9の回転を規制し
ている。さらにこの時、ガス充填前のガス容器Cは搬入
路103 によって容器待機部107に搬送される途中にあ
る。またターンテーブル100 は不図示の駆動源の駆動に
より所定速度で回転しており、各容器載部105 ではガス
容器Cへのガス充填が行われ、充填済みのガス容器Cは
搬出口102 を介して搬出路104 で搬出される。搬入路10
3 によって搬送されるガス容器Cは容器待機部の入口10
7aで一旦停止し、この時リミットセンサ108aが容器待機
部107 方向へ押されて弾性変形し、検出手段108 が検出
信号を発する(図4参照)。
【0022】検出手段108 からの検出信号が発せられる
と駆動シリンダ14が伸動して搬入アーム21が回動
し、容器待機部の入口107aにあるガス容器Cを所定位置
(容器待機部107 の中央部分)まで搬送する。また搬入
アーム21の回動とほぼ同時に駆動シリンダ31が伸動
してストッパーアーム28が回動し、該ストッパーアー
ム28が、前記搬入アーム21によって容器待機部107
の中央部分まで搬送されるガス容器Cの前方を遮る位置
まで下降して、ガス容器Cの転倒を防止すると共に、ガ
ス容器Cが容器待機部107 を通過してターンテーブル10
0 上に押し出されることを防止する。尚この時、ブレー
キ手段44の作動により従動軸9の回転は引き続き規制
され、支持杆12は所定箇所にて固定された状態にある
ので、搬入アーム21,ストッパーアーム28は駆動シ
リンダ14の駆動によるロッド16の伸動ストローク以
上に回動することはなく、よってガス容器Cは容器待機
部107 の中央部分にて確実に保持される。充填済みのガ
ス容器Cを搬出路104 に搬出した空の状態の容器載部10
5 は、ターンテーブル100 の回転により容器待機部107
に近付いて来る(図5参照)。
【0023】空の容器載部105 が所定位置に達すると、
駆動シリンダ8が伸動してスライド架台4がターンテー
ブル100 に向けて前進する。この時、スライド架台4と
一体に搬入アーム21,ストッパーアーム28も前進
し、ガス容器Cは搬入口101 直前まで移送される(図6
参照)。駆動シリンダ8の前進により駆動ローラ7がタ
ーンテーブル100 に接するが、これに先立ち駆動シリン
ダ44aが退動して駆動ローラ7の回転規制状態が解除
され、駆動ローラ7はターンテーブル100 に接するとタ
ーンテーブル100 の回転速度に同調して回転する。これ
に伴い搬入アーム21が回動を開始してガス容器Cを搬
入口101 方向に押し出し、空の容器載部105 が容器待機
部107 と対向した時に同ガス容器Cを容器載部105 に搬
入せしめる。この時、ターンテーブル100 の回転駆動に
伴い同調回転する駆動ローラ7を駆動源として搬入アー
ム21が回動するので、ターンテーブル100 の回転速度
の増減に搬入アーム21の回動動作を同調させることが
でき、ガス容器Cを常に適正位置に搬入することができ
る。またストッパーアーム28は搬入アーム21と一体
に回動して常にガス容器Cの前方を遮る位置にあり、搬
入アーム21とストッパーアーム28とでガス容器Cを
前後から安定性良く支えてガス容器Cの転倒を防止する
と共に、ガス容器Cが必要以上に移送されることを防止
して、同容器Cを容器載部105 の所定箇所(容器載部10
5 の中心箇所)に設置させる(図7参照)。このように
してガス容器Cを前後から支えることは、長期の使用
(繰り返しの使用)によりスカート部C1 下縁の損傷が
激しく設置が不安定なガス容器Cの搬入において極めて
有用である。
【0024】ガス容器Cが容器載部105 の中心箇所まで
移送される、すなわち従動軸9が所定角度まで回転する
と検出センサー43bが検出基準部43aを検出し、そ
の検出信号に基づいて駆動シリンダ31が退動してスト
ッパーアーム28がガス容器Cにぶつからないよう立ち
上がり、引き続き駆動シリンダ8が退動してスライド架
台4が後退する。スライド架台4が後退すると駆動ロー
ラ7がターンテーブル100 から離間すると共に、反転機
構42の作動により従動軸9が反転して搬入アーム2
1,ストッパーアーム28が従動軸9回動前の位置(図
5に示す位置)に復帰する。さらに駆動シリンダ14が
退動して搬入アーム21が容器待機部107 の側方に向け
て回動し、前述した初期の時点(待機状態)に復帰す
る。
【0025】上記のようにして搬入されるガス容器C
は、搬入アーム21とストッパーアーム28とで前後を
挟まれた状態で移送されるので、搬入時における転倒が
防止され、且つ搬入アーム21の押し出し力や容器載部
105 ,容器待機部107 の各ローラ105a,107b の回転によ
る慣性力によって所定量以上移送されることを防止さ
れ、前述の如く容器載部105 の中心箇所に精度良く載置
される。このように、ガス容器Cを搬入アーム21とス
トッパーアーム28で前後から支えて搬入時における転
倒を防止し安定して容器載部105 に供給し、且つ容器載
部105 の所定箇所に精度良く載置することは、容器載部
105 上でのガス容器Cのセンタリングやガス充填機106
により自動的にガス充填を行うよう構成した回転式ガス
充填機(特開平7−190298号,特開平7−198
096号等参照)に対して極めて有用であり、換言すれ
ばガス充填作業の全自動化,無人化の大幅な促進を期待
できる。
【0026】尚、駆動ローラ7をターンテーブル100 に
対して接離させる摺動機構部やその駆動源、搬入アーム
21を回動させて容器待機部入口107aにあるガス容器C
を容器待機部107 中央部位まで移送せしめる駆動源、ス
トッパーアーム28を上下方向に回動させる駆動源、駆
動ローラ7の回転を制御するブレーキ手段44、駆動軸
5の回転駆動による従動軸9の回転角度を規制する検出
手段、駆動ローラ7の回転により搬入アーム21,スト
ッパーアーム28を回動させるための回転伝達機構等は
本実施形態のものに限定されず、本発明の作用効果を得
られる範囲内で周知な構成に変更することは任意であ
る。
【0027】また、回転式ガス充填機Bも図示するもの
に限定されず、ターンテーブル100の大きさやそれに設
ける容器載部105 ,ガス充填機106 の数等は任意に変更
可能であり、またガス充填機106 によるガス充填を半自
動的に行うタイプであっても対応可能であることは云う
までもない。さらに、ターンテーブルの大きさが図示す
るものより大きい若しくは小さい場合は、該ターンテー
ブルの搬入口に正対するよう容器待機部107 を設置し、
これに応じて搬入路103 ,架台1の設置角度を適宜に変
更することは云うまでもない。
【0028】
【発明の効果】本発明のガス容器搬入装置は以上説明し
たように構成したことから、空の状態にある容器載部が
搬入口手前の所定位置に来た時点で駆動ローラをターン
テーブルに接触させれば、搬入アームがターンテーブル
の回転速度と同調して回動し、搬入口手前まで搬送され
て来たガス容器を容器載部に搬入することができる。従
って、ターンテーブルの回転速度が増減したとしても、
搬入アームの回動をこれに対応させてガス容器を常に適
正位置に搬入することができ、容器搬入の度にターンテ
ーブルを一旦停止するような非能率的且つ複雑な手段,
構成を採用することなく、回転式ガス充填機に対して作
業能率良く且つ適正位置にガス容器を自動搬入でき、ガ
ス充填作業の自動化,無人化の促進に極めて有用なガス
容器搬入装置を提供できた。
【0029】また請求項2記載のように構成した場合
は、上記ガス容器を容器載部に押し出すに際し搬入アー
ムとストッパーアームでガス容器を前後から支えて、長
期の使用(繰り返しの使用)により底部の損傷が激しく
設置が不安定なガス容器であっても転倒することなく安
定して搬入作業を行うことができる。しかも、搬入アー
ムによって押し出されるガス容器の前方を遮るようにス
トッパーアームが常に位置するので、ガス容器が所定量
以上移送されることを防止して、ガス容器を容器載部の
所定位置に精度良く載置することができる。従って、容
器載部に載置されたガス容器の充填口に充填ノズルを自
動的に接続してガス充填を行う上で極めて有用であり、
上記請求項1による効果をより実効あるものとし得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るガス容器搬入装置の実施形態を示
す斜視図。
【図2】図1に示すガス容器搬入装置の正面図。
【図3】図1に示すガス容器搬入装置の簡略平面図。
【図4】図1に示すガス容器搬入装置の作動状態を説明
する簡略平面図。
【図5】図1に示すガス容器搬入装置の作動状態を説明
する簡略平面図。
【図6】図1に示すガス容器搬入装置の作動状態を説明
する簡略平面図。
【図7】図1に示すガス容器搬入装置の作動状態を説明
する簡略平面図。
【符号の説明】
A:ガス容器搬入装置 4:スライド架台 5:駆動軸 7:駆動ローラ 8:駆動シリンダ 9:従動軸 14:駆動シリンダ 21:搬入アーム 28:ストッパーアーム 31:駆動シリンダ B:回転式ガス充填機 101:搬入口 103:搬入路 105:容器載部 107:容器待機部 C:ガス容器

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転式ガス充填機の搬入口手前まで搬送
    されて来たガス容器を、前記回転式ガス充填機のターン
    テーブル上面周上に配設した容器載部に搬入せしめるガ
    ス容器搬入装置であって、上記ターンテーブルに対して
    接離自在に設けられ、ターンテーブルに接する状態でタ
    ーンテーブルの回転駆動に伴い同調回転する駆動ローラ
    と、該駆動ローラの回転に伴い水平方向に回動して、搬
    入口手前まで搬送されて来たガス容器を搬入口に向けて
    押し出す搬入アームとを備えたことを特徴とするガス容
    器搬入装置。
  2. 【請求項2】 上記搬入アームの回動によって押し出さ
    れるガス容器の前方を遮るストッパーアームを備え、該
    ストッパーアームは、前記搬入アームとの間に所定の間
    隔を保持しながら同搬入アームと一体に水平方向へ回動
    可能に支持したことを特徴とする請求項1記載のガス容
    器搬入装置。
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