JPH05270514A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

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JPH05270514A
JPH05270514A JP7470392A JP7470392A JPH05270514A JP H05270514 A JPH05270514 A JP H05270514A JP 7470392 A JP7470392 A JP 7470392A JP 7470392 A JP7470392 A JP 7470392A JP H05270514 A JPH05270514 A JP H05270514A
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JP
Japan
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transport
conveyance
welding
cube body
conveyor mechanism
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Application number
JP7470392A
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English (en)
Inventor
Yasuo Sakamoto
靖夫 坂本
Yoshio Mizubayashi
良夫 水林
Hisashi Hirata
寿 平田
Kunio Suzuki
邦夫 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maruki Shokai KK
Toppan Inc
Original Assignee
Maruki Shokai KK
Toppan Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】厚さの不均一な製本印刷物を多数積重ねた状態
で安定して搬送する搬送装置 【構成】厚さの不均一な製本印刷物を多数積重ねたキュ
ーブ体(4)を支えかつこのキューブ体(4)の搬送方
向(A)に沿う中央部を上方に押し上げて搬送する中央
搬送面を有する下部コンベア機構(62b)と、このキ
ューブ体(4)を下部コンベア機構(62b)との間で
挟持して搬送する搬送位置とキューブ体(4)から離隔
して搬送を解除する解除位置との間を移動する上部コン
ベア機構(62a)とを備える搬送装置(60)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば週刊誌等の製本
印刷物を多数積重ねた状態で搬送する搬送装置に関し、
特にこのように積重ねた状態でキューブ状に包装する自
動包装装置に用いる搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその課題】一般に、製本印刷物等を輸
送する場合は、所定数づつ積重ねたキューブ状に包装さ
れる。このように、キューブ状に包装する自動包装装置
は種々の形式のものが開発されている。これらの従来の
自動包装装置には、特に上製本あるいは並製本等の厚さ
が一定の製本印刷物を所定数積重ねた状態で順次包装位
置まで搬送し、箱状に自動的に包装することができる。
【0003】しかし、特に週刊誌等の中綴じ本あるいは
折り上り出来本等の撓みやすくかつ厚さの不均一な製本
印刷物は、これらを多数積上げると、その両側が高く、
中央部は縦方向に沿ってカール状に凹設された状態とな
り、また、その両側の高さも不均等となるのが一般的で
ある。このため、多数積上げると不安定な形状となり、
これらを積上げた状態で搬送すると天地のずれあるいは
側方へのはみ出し等を生じて崩れ易く、矩形のキューブ
状形状を保持しつつ搬送し、これを包装することは極め
て困難である。
【0004】従来の包装装置に設けられた搬送装置で
は、これらの中綴じ本等のように、積上げたときに崩れ
やすい製本印刷物を順次搬送することは極めて困難であ
り、このため、充分満足に自動包装できるものはない。
【0005】本発明は上述に鑑みてなされたもので、整
列状態に積み上げられた厚さの不均一でかつ柔軟な多数
の被搬送物を安定して搬送することができる搬送装置を
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の搬送装置は、複
数の柔軟な被搬送物が積重ねられてなりかつその中央部
の高さが搬送方向に沿う側部よりも低く、搬送方向に沿
う方向を横断する横断面の高さが不均一な被搬送体を搬
送する搬送装置であって、被搬送体を支えかつこの被搬
送体の搬送方向に沿う中央部を上方に押し上げて搬送す
る中央搬送面を有する下部コンベア機構と、この被搬送
体を下部コンベア機構との間で挟持して搬送する搬送位
置と被搬送体から離隔して搬送を解除する解除位置との
間を移動する上部コンベア機構とを備えることを特徴と
する。
【0007】
【作用】この搬送装置によると、上部コンベア機構は予
め解除位置に配置されている。そして、複数の被搬送物
を積重ねて形成された被搬送体は下部コンベア機構上に
載置され、この被搬送体上に上部コンベア機構が降下さ
れる。被搬送体は下部コンベア機構の中央搬送面により
上方に押し上られて上部コンベア機構との間で強固に保
持されつつこれらの上部コンベア機構と下部コンベア機
構とで搬送される。被搬送体の搬送方向に沿う一方の側
部の高さが他方よりも高い場合でも、片側にずれて被搬
送体が崩れる虞がない。
【0008】
【実施例】図1は本発明の実施例による搬送装置を用い
る包装装置10を示す。この包装装置10は、週刊誌等
の中綴じ本のように、多数積重ねたときに、上端面がカ
ール状に凹み、この上端面の縦方向に沿う両側の高さが
それぞれ異なる製本印刷物を所定数づつ積重ねたキュー
ブ状に自動的に包装するものである。この包装装置10
は、週刊誌類の他にも断裁後のペラあるいはチラシ類、
カタログ、パンフレットあるいはソフレット等の折上り
出来本、カタログあるいはパンフレット類の中綴じ本、
カタログ、雑誌、仕様書あるいは説明書等の無線綴じ本
等を所要数毎にまとめて包装することができる。いずれ
もキューブ状に積重ねた状態では上端部が凹設された不
安定な形状となり、搬送中に互いにずれて崩れ易いため
に従来の自動包装装置では包装することができず、手作
業により包装する必要があったものである。符号4はこ
のような製本印刷物を所定数づつ積重ねたキューブ体4
を示す。なお、本実施例では前後方向はキューブ体4の
移動路の方向Aに沿う方向を、上下方向はこれに垂直な
方向をいい、縦方向はキューブ体4を上から見たときの
移動路の方向Aに沿う方向をいう。
【0009】このようなキューブ体4を包装する包装材
6は、片面にポリエステルを被覆したクラフト紙で形成
され、上下に配置された2つのリール(図には上側のリ
ールのみを示す)に巻かれて収容されている。包装材6
はこれらの各リールから引出され、その先端部6aが後
述する溶着切断装置26a,26bにより互いに溶着さ
れ、上側ガイドローラ5aと下側ガイドローラ5bとの
間で展開されている。この上側ガイドローラ5aと下側
ガイドローラ5bとの間で展開された包装材6は矢印A
の方向に沿うキューブ体4の移動路を塞ぐ状態に配置さ
れており、上側張り装置及び下側張り装置により一定の
張り状態に保持されている。図1の符号3aは上側張り
装置の張りローラを示し、符号8はこの包装装置10に
キューブ体4を案内する入口ステーションを示し、本実
施例における入口ステーションにはローラコンベアを配
置してある。
【0010】入口ステーション8を通して案内されたキ
ューブ体4は、後述する搬送装置により送込みステーシ
ョン12からこのように展開された包装材6に向けて送
込まれ、上側ガイドローラ5aと下側ガイドローラ5b
との間を通過する間にその移動方向の前端側から上面及
び下面に沿って包装材6に包み込まれ、前後タブ折込み
ステーション14で停止する。
【0011】この送込みステーション12と前後タブ折
込みステーション14との間には、溶着切断ステーショ
ン16が配置されており、キューブ体4の後端側で上下
の包装材6を締付け、互いに溶着し、リール側の包装材
から切断する。そして、キューブ体4の両側から突出し
た前後のタブがこの前後タブ折込みステーション14で
キューブ体4の側面上に折り畳まれ、上下のタブが上下
タブ折込みステーション18で前後タブ上に折り畳ま
れ、最後に溶着ステーション20でこの上下タブを溶着
して包装を完了した後、送出しステーション22から送
出される。
【0012】図2は、溶着切断ステーション12に配置
された溶着切断装置26a,26bを示す。これらの溶
着切断装置26a,26bは上下に対向して配置され、
図2の中央部に示す互いに近接する溶着位置Cと、キュ
ーブ体4の移動路から上方及び下方に離隔して配置され
る離隔位置Dとの間で往復動され、互いに近接した溶着
位置Cで、上下の包装材6を締付けつつこれらを熱溶着
し、更に、キューブ体4を包み込んだ包装材6をリール
側の包装材から切断する。
【0013】これらの溶着切断装置26a,26bは包
装材6の全幅にわたって延び、その対向する部位にはそ
れぞれ溝を挟んで互いに平行に延びかつ加熱手段を設け
た熱溶着部27,27が配置されている。また、下側の
溶着切断装置26bの溝内には包装材6の全幅にわたっ
て延びるカッタ25が配置されている。これらの熱溶着
部27,27の先端面は湾曲させて形成されており、包
装材6を締付ける際にこの包装材6を損傷を与えない。
また、下側の溶着切断装置26bに設けられたカッタ2
5は、図2の中央部に示す溶着位置Cに配置されたとき
に、その先端部が上側の溶着切断装置26aの溝内に突
出し、溶着切断装置26a,26bのそれぞれの溶着部
27,27で熱溶着された2本の帯状の溶着部の間を切
断する。この溶着位置C以外ではカッタ25は包装材6
に接触しない。
【0014】これらの溶着切断装置26a,26bはそ
れぞれ溝の反対側で平行に延びる支持ロッド28a,2
8bにばねを介して装着され、これらの支持ロッド28
a,28bを介して図3に示す駆動機構30により上下
に往復動される。この駆動機構30は包装装置10の両
側に配置し、支持ロッド28a,28bの両端部を駆動
するのが好ましい。
【0015】図3に示すように、駆動機構30はこの包
装装置10の機枠に固定された上下方向のガイドレール
32と、このガイドレール32上を摺動するガイドブロ
ック34a,34bと、これらのガイドブロック34
a,34bに連結ロッド36a,36bを介して連結さ
れた駆動ディスク38とを備える。溶着切断装置26
a,26bを支える支持ロッド28a,28bは、その
両端部がこれらのガイドブロック34a,34bに固定
されており、この駆動駆動ディスク38を一方向に回転
しあるいは交互に逆方向に回転することにより、ガイド
ブロック34a,34bを介して溶着切断装置26a,
26bが溶着位置Cと離隔位置Dとの間で往復動され
る。溶着切断装置26a,26bが離隔位置Dに配置さ
れたときに、上下のガイドブロック34a,34bの間
に間隙が形成され、この間隙中にキューブ体4の側方に
突出する後側タブを折畳める位置に折畳み装置40が配
置される。
【0016】図1及び図4に示すように、この折畳み装
置40は前後タブ折込みステーション14に配置されて
おり、キューブ体4の両側に位置してそれぞれ後側タブ
を折畳む(図には一方のみを示す)。この折畳み装置4
0は、折込み板46と、この折込み板を支える支持板4
4と、この支持板44及び折込み板46を実線で示す引
込み位置と2点鎖線で示す折込み位置との間で往復動す
るエアシリンダ42とを備える。
【0017】この支持板44には、ばねを巻き付けたス
ライドピン45を介して支持ブロック47が装架されて
おり、この支持ブロック47に折込み板46が枢着され
ている。この折込み板46は図4に一点鎖線で示す位置
に向けて付勢されており、キューブ体4から離隔した引
込み位置に引込まれると、固設の係止ピン43で一端を
係止され、実線で示す休止位置に配置される。この実線
で示す休止位置では、折込み板46は溶着ステーション
16におけるガイドブロック34a,34bの間の間隙
中に配置され、溶着切断装置26a,26bとの干渉が
防止される。そして、エアシリンダ42により支持板4
4が折込み位置に向けて移動され、係止ピン43と折込
み板46との係合が解除されると、この折込み板46は
一点鎖線で示す作動位置に回動される。この作動位置に
配置された状態で、折込み板46が更に折込み位置に向
けて移動されることにより、包装材6の後側タブがキュ
ーブ体4の側面上に折畳まれる。
【0018】図1に示すように、この前後タブ折込みス
テーション14には更に包装材6の前部タブを折込むガ
イド板48が配置されている。このガイド板48の後端
部には図4に示すように、外方に湾曲した案内部が形成
されている。このため、キューブ体4が包装材6を引張
りつつ送込みステーション12から前後タブ折込みステ
ーション14に送込まれると、このキューブ体4の側方
に突出する包装材6の前部タブがガイド板48によりキ
ューブ体4の側面上に折畳まれる。このガイド板48は
更に上下タブ折込みステーション18及び溶着ステーシ
ョン20にわたって延設されており、包装が完成するま
で、前後のタブを押さえつつキューブ体4を案内する。
【0019】上下タブ折込みステーション18には、図
1に示すように2つの三角坂50,52が配置されてお
り、前後タブ折込みステーション14からキューブ体4
が送込まれると、このキューブ体4の上下のタブを前後
タブ上に折畳む。そして、上下タブを折畳まれたキュー
ブ体4は上下タブ折込みステーション18から溶着ステ
ーション20にわたって延設された搬送装置により、上
下タブ折込みステーション18から溶着ステーション2
0に搬送される。この溶着ステーション20にはエアシ
リンダ56で移動される溶着装置54が配置されてい
る。このエアシリンダ56により溶着装置54がキュー
ブ体4の側面に当接し、加熱すると、上下タブの互いに
重なり合った部分が熱溶着される。このとき、上下タブ
の内側すなわちキューブ体4側にガイド板48が配置さ
れているため、このガイド板48と溶着装置54との間
で上下のタブが互いに密に当接され、確実に溶着され
る。
【0020】次ぎに、これらの各ステーション間でキュ
ーブ体4搬送する搬送装置について説明する。上記包装
装置10では、図1に概略的に示すように送込みステー
ション12と前後タブ折込みステーション14とに配置
された搬送装置はほぼ同様な搬送距離に形成され、これ
よりも搬送距離の長い搬送装置が上下タブ折込みステー
ション18から溶着ステーション20にわたって配設さ
れているが、いずれの搬送装置も同様な構造とすること
できるため、送込みステーション12の搬送装置につい
て説明する。
【0021】図5に示すように、この搬送装置60は上
部コンベア機構62aと下部コンベア機構62bとを備
え、上部コンベア機構62aは被搬送体であるキューブ
体4を下部コンベア機構62bとの間で挟持して搬送す
る搬送位置と,キューブ体4から離隔して搬送を解除す
る解除位置との間を移動する。この上部コンベア機構6
2aは例えばエアシリンダ等適宜の作動装置により上下
動することができる。図5はこの搬送位置に配置した状
態を示し、この搬送装置60は例えば幅約182mm以内
の製本印刷物をキューブ状に重ねて搬送するものであ
る。
【0022】図5の実施例では、上部コンベア機構62
aはタイミングベルトとして3本の無端ベルト63a,
64a,65aを備え、エアシリンダで上下動されるブ
ラケット66と共に一体的に上下動することができる。
同様に、下部コンベア機構62bも3本の無端ベルト6
3b,64b,65bを備え、これらの無端ベルト63
b,64b,65bは包装装置10(図1)の機枠に固
定されたブラケット68で支えられ、上部コンベア機構
62aの無端ベルト63a,64a,65aと同期して
駆動される。
【0023】この下部コンベア機構62bの中央搬送面
すなわちキューブ体4を支える無端ベルト63b,64
b,65bの各搬送面は同一面内に配置され、ブラケッ
ト68の上面よりも上方に突出している。更に、これら
の無端ベルト63b,64b,65bの全幅は図5に示
すようにキューブ体4の全幅よりも狭く(例えば約13
0〜160mm)形成してあり、この中央搬送面がキュー
ブ体4の搬送方向に沿う中央部を上方に押し上げてキュ
ーブ体4に形成されるカール状の凹部を吸収する。この
中央搬送面の突出量すなわち図5に示す無端ベルト63
b,64b,65bとブラケット68の上面との段差S
b を約5〜10mmとすることにより、上部に形成される
カール状の凹部の深さが約20mm以下のキューブ体4を
安定して搬送することができる。この場合、上部コンベ
ア機構62aの無端ベルト63a,64a,65aによ
る中央搬送面の全幅及び段差Sa は、下部コンベア機構
62bの中央搬送面を形成する無端ベルト63b,64
b,65bの全幅及び段差Sb と等しくするのが好まし
い。
【0024】図6の搬送装置61は図5の搬送装置60
と同様であるが、この搬送装置61は下部コンベア機構
62bの中央搬送面が中央の無端ベルト64bのみで形
成されている。この中央の無端ベルト64bはインサー
ト69により両側の無端ベルト63b,65bよりも更
に約5〜10mm上昇した中央搬送面を形成し、上部に形
成されるカール状の凹部の深さが約20〜30mm以上の
キューブ体4を安定して搬送することができる。このイ
ンサート69は無端ベルト64bを滑らかに案内できる
ものであればどのようなものでもよいが、半円状の断面
形状を持ち、無端ベルト64bによる湾曲した中央搬送
面を形成することが好ましい。
【0025】このような搬送装置60,61を図1の送
込みステーション12に配置してキューブ体4を搬送す
る場合は、上部コンベア機構62aを解除位置に上昇さ
せておき、下部コンベア機構62bを駆動する。そし
て、ローラコンベア8から送られてきたキューブ体4を
受取り、下部コンベア機構62bによりこのキューブ体
4を移動路の方向Aに沿って移動し、図1に示すように
展開された包装材6に近接する位置で停止する。この
後、上部コンベア機構62aを搬送位置に降下し、この
上部コンベア機構62aと下部コンベア機構62bとの
間でキューブ体4を挟持しつつ前後タブ折込みステーシ
ョン14に配置された搬送装置に送り込む。前後タブ折
込みステーション14に配置された搬送装置は予め上部
コンベア機構が搬送位置に配置されており、その前端側
から上面及び下面に沿って包装材6で包み込まれたキュ
ーブ体4を受取り、キューブ体4の後端部が溶着切断ス
テーション16に近接した位置で停止する。そして、キ
ューブ体4に巻かれた包装材6を上述のように溶着しか
つリール側の包装材6から切断した後、前後タブを折畳
まれたキューブ体4を上下タブ折込みステーション18
と溶着ステーション20とにわたって延設された搬送装
置に送り込む。この上下タブ折込みステーション18と
溶着ステーション20とにわたって延設された搬送装置
が所定位置にキューブ体4を停止する間に上述のように
折込み、溶着が行われ、送出しステーション22から完
成品として送り出される。
【0026】図7はより幅広の製本印刷物を搬送して、
包装する搬送装置70を示す。この搬送装置70の上部
コンベア機構72はエアシリンダ71で図に示す搬送位
置と、これよりも上方の解除位置との間を移動される。
中央に配置された無端ベルト74は可動フレーム73で
支えられ、更にこの可動フレーム73には無端ベルト7
4の両側に沿う押さえ機構75,75が設けられてい
る。この押さえ機構75,75はそれぞれ無端ベルト7
3の両側に沿って配列された複数の押さえローラ75a
と、これらの押さえローラ75aを保持する押さえフレ
ーム75bと、この押さえフレーム75bを可動フレー
ム73に対して上下動するエアシリンダ76とを備え
る。これらの押さえ機構75,75は、それぞれエアシ
リンダ76,76により個々に上下動され、キューブ体
4の側部を下部コンベア機構77に向けて押圧する。
【0027】下部コンベア機構77の中央搬送面を形成
する無端ベルト80は、包装装置10の機枠に固定され
た固定フレーム78に取付けられている。更に、この固
定フレーム78には、無端ベルト80の両側に沿うガイ
ド機構82,82が取付けられており、キューブ体4の
垂下した側部を支え、案内する。このガイド機構82は
無端ベルト80の両側に沿って配列された複数のガイド
ローラ82aと、これらのガイドローラ82aを支える
ガイドフレーム82bとを備え、このガイドフレーム8
2bを介して固定フレーム78に取付けられている。こ
れらのガイドローラ82aで形成される案内面と無端ベ
ルト80で形成される搬送面との間の段差Sは例えば約
5〜10mmに設定される。
【0028】この搬送装置70は上記搬送装置60,6
1と同様に作用するものであるが、下部コンベア機構7
7がキューブ体4の移動方向に沿う側部を支えかつ案内
するガイド機構82,82を持ち、上部コンベア機構7
2がキューブ体4の側部をガイド機構82,82に向け
て押え付ける押さえ機構75,75を持つため、厚さの
不均一な製本印刷物を多数積み重ねて形成された崩れ易
いキューブ体4をより安定した状態で確実に搬送するこ
とができる。
【0029】したがって、上記の搬送装置60,61,
70によれば、従来は手作業で行われた中綴じ本等の厚
さが不均一で積み重ねたときに崩れやすい製本印刷物
を、整列状態に積重ねたキューブ体4として搬送するこ
とができ、搬送中に崩れる虞がないため、この様な製本
印刷物を安定して搬送し自動包装することができる。
【0030】
【発明の効果】本発明の搬送装置によると、整列状態に
積み上げられた厚さの不均一でかつ柔軟な多数の被搬送
物を、積上げた状態を崩すことなく安定して搬送するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による搬送装置を用いる包装装
置の説明図である。
【図2】図1の包装装置の溶着切断ステーションの作動
説明図である。
【図3】図2の溶着ステーションに配置される溶着装置
の駆動機構及び作動を示す説明図である。
【図4】図1の包装装置の前後タブ折込みステーション
における折畳み装置の説明図である。
【図5】図1の包装装置に用いる搬送装置の概略的な説
明図である。
【図6】図5の搬送装置の変形例を示す図である。
【図7】他の実施例の搬送装置の概略的な説明図であ
る。
【符号の説明】
10…包装装置、12…送込みステーション、14、前
後タブ折込みステーション、16…溶着切断ステーショ
ン、18…上下タブ折込みステーション、20…溶着ス
テーション、60,61,70…搬送装置、62a,7
2…上部コンベア機構、62b,77…下部コンベア機
構、63a,63b,64a,64b65a,65b,
74,80…無端ベルト、Sa ,Sb ,S…段差。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平田 寿 東京都千代田区神田淡路町1−13 株式会 社丸木商会内 (72)発明者 鈴木 邦夫 東京都千代田区神田淡路町1−13 株式会 社丸木商会内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の柔軟な被搬送物が積重ねられてな
    りかつその中央部の高さが搬送方向に沿う側部よりも低
    く、搬送方向に沿う方向を横断する横断面の高さが不均
    一な被搬送体を搬送する搬送装置であって、被搬送体を
    支えかつこの被搬送体の搬送方向に沿う中央部を上方に
    押し上げて搬送する中央搬送面を有する下部コンベア機
    構と、この被搬送体を下部コンベア機構との間で挟持し
    て搬送する搬送位置と被搬送体から離隔して搬送を解除
    する解除位置との間を移動する上部コンベア機構とを備
    えることを特徴とする搬送装置。
JP7470392A 1992-03-30 1992-03-30 搬送装置 Pending JPH05270514A (ja)

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JP7470392A JPH05270514A (ja) 1992-03-30 1992-03-30 搬送装置

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JP (1) JPH05270514A (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5675343A (en) * 1979-11-16 1981-06-22 Canon Inc Mounting device for paper

Patent Citations (1)

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