JPH0664619A - 容器の段重ね帯掛け包装機 - Google Patents

容器の段重ね帯掛け包装機

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JPH0664619A
JPH0664619A JP27544291A JP27544291A JPH0664619A JP H0664619 A JPH0664619 A JP H0664619A JP 27544291 A JP27544291 A JP 27544291A JP 27544291 A JP27544291 A JP 27544291A JP H0664619 A JPH0664619 A JP H0664619A
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JP
Japan
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container
support plate
bottom support
containers
film
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JP27544291A
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Inventor
Toshiyuki Suzuki
敏之 鈴木
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SUZUYO KOGYO KK
Original Assignee
SUZUYO KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 フランジ部に剛性のない無公害容器を段重ね
した状態で連続的に移送しながら帯掛けする。 【構成】 段重ねした複数の容器2にフィルム等からな
る帯を巻掛ける容器の段重ね帯掛け包装機であって、段
重ね容器の底部を支持し移送方向に沿って配設された底
部支持板と、この底部支持板上方に容器移送方向に沿っ
て配設されて容器を移送するとともに前記底部支持板と
の間隔が段重ねされた容器2の上下寸法よりも僅かに狭
い寸法に設定されたオーバコンベア42と、段重ねした
容器2上に供給された帯の両側を下方へ折曲げる折曲げ
ロッド44と、前記容器の移送に同期して移動可能且つ
前記底部支持板の下方へ向けて移動可能に前記底部支持
板の両側に配設され前記折曲げロッド44で側方が折曲
げられた帯の下部を容器の底部に重り合せる折込み爪4
6とを備えた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、納豆等が充填された複
数の容器を段重ねして帯を掛ける容器の段重ね帯掛け包
装機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数の容器を段重ねして帯を掛け
る包装機としては、例えば、特開平2−233311号
に記載されたものが知られている。この種の包装機で
は、容器のフランジ部に剛性があることから、段重ねさ
れた容器のフランジ部を支持して移送しながら容器に巻
かれた帯のラップ部分が熱接着される構成とされてお
り、帯掛け時に容器の移送が一端停止されることなく連
続的に移送されながら帯掛けが可能となっているため処
理能力が増大するとともに、停止後の再移送時に容器内
の製品に作用する慣性力による悪影響を防止できる利点
を有している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
容器は、PSP容器(ポリスチレン)を用いているた
め、フランジ部の剛性は得られるものの、焼却時に有毒
ガスが発生するなど環境衛生上好ましくない。そこで、
焼却時に有毒ガスを発生しない無公害容器が開発され、
近年、実用化されてきた。ところが、この無公害容器の
フランジ部には剛性がなく、上記従来のフランジ部を支
持しながら帯掛けがなされていた包装機では使用できな
いという問題点がある。
【0004】そこで、本発明は、フランジ部に剛性のな
い無公害容器でも、段重ねした状態で連続的に移送しな
がら帯掛けができる容器の段重ね帯掛け包装機を提供す
ることを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の容器の段重ね帯
掛け包装機は、段重ねした複数の容器にフィルム等から
なる帯を巻掛ける容器の段重ね帯掛け包装機であって、
段重ね容器の底部を支持し移送方向に沿って配設された
底部支持板と、この底部支持板上方に容器移送方向に沿
って配設されて容器を移送するとともに前記底部支持板
との間隔が段重ねされた容器の上下寸法よりも僅かに狭
い寸法に設定されたオーバコンベアと、段重ねした容器
上に供給された帯の両側を下方へ折曲げる折曲げロッド
と、前記容器の移送に同期して移動可能且つ前記底部支
持板の下方へ向けて移動可能に前記底部支持板の両側に
配設され前記折曲げロッドで側方が折曲げられた帯の下
部を容器の底部に重り合せる折込み爪とを備えた構成と
されている。
【0006】
【作用】複数の段重ね容器は、段重ねされた下段の容器
の底部面が底部支持板によって支持される一方、上段の
容器の蓋部面がオーバコンベアによって下方へ圧接さ
れ、段重ね方向に僅かに圧縮された状態で容器の移送方
向へ順次移送される。そして、移送されながら段重ね容
器上に供給された帯の両側が折曲げロッドによって容器
の側部に沿って下方に折曲げられる。次に、底部支持板
の両側方に配設された折込み爪がそれぞれ底部支持板の
下方へ移動し、折曲げロッドによって容器の側方に折曲
げられた帯の各下部が、所定の個数の段重ね容器ごとに
各容器の底部で重り合わされる。折込み爪は、一組の容
器の折込みを終えると、底部支持板の両側方へ移動しな
がら容器の送給元方向へと移動し、次の一組の容器の折
込みを行う。これらを順次繰返して段重ね容器を移送し
ながら帯掛けする。
【0007】したがって、段重ね容器は、その下段の容
器の底部が底部支持板により支持された状態で移送され
帯掛けされるので、フランジ部に剛性のない無公害容器
でも確実に帯掛けができる。また、段重ね容器の帯掛け
が容器の移送を一端停止することなく連続的に移送され
ながらなされるので、作業能率が損われることがないと
ともに、停止後の再移送時に容器内の製品に作用する慣
性力による悪影響を防止できる。
【0008】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図面に基づき説明
する。なお、本実施例では、納豆を盛り込んだ容器が3
段積みされた段重ね容器に帯状のプラスチックフィルム
などを帯掛けして包装する場合について説明する。
【0009】図1、図2は本実施例の容器の段重ね帯掛
け包装機1の側面図ならびに平面図をそれぞれ示してお
り、図中右方向が容器の移送方向である。この容器の段
重ね帯掛け包装機1は、動力部10と、複数の段重ね容
器2を所定間隔を保って容器の移送方向へ順次送給する
送給部20と、プラスチックフィルムを所定の幅の帯状
に切断して供給するフィルム供給部30と、供給された
切断フィルム5を段重ね容器2に巻付けて重ね合わせ部
分(ラップ部分)5cを形成するフィルム巻付け部40
と、切断フィルム5のラップ部分5cを加熱することに
より接着する熱接着部60と、帯掛け包装された段重ね
容器2を順次送り出す送出部70とから構成されてい
る。これら各部20〜70は、段重ね容器2を移送しな
がら連続処理が可能なようフレーム3上に容器の移送方
向に沿って順次配設され、さらに、各部20〜70が段
重ね容器2の一定の移送速度に同期した速度で駆動され
るように、マイクロコンピュータ(コントロールBOX
4内)及び各部20〜70に設けられたセンサなどによ
り各々制御されている。
【0010】上記動力部10は、図2に示すように、フ
レーム3の側部に設けられ、上記各部20〜70とそれ
ぞれチェーンにより連結されており、動力が伝達できる
ようになっている。
【0011】上記送給部20は、図1及び図2に示すよ
うに、複数の段重ね容器2を載置して容器の移送方向へ
順次送給するメインコンベア21を備えており、このメ
インコンベア21には、一対の案内ステージベルト2
2,22が、容器の段重ね帯掛け包装機1の基端側から
先端側に亘り容器の移送方向に沿って配設された複数の
スプロケット群に、互いに平行になるよう懸け渡されて
設けられている。また、複数のスプロケット群のうち一
つのスプロケットは、一方の端部が上記動力部10とチ
ェーンにより連結されており、このチェーンを介してス
プロケット群に懸け渡された案内ステージベルト22,
22が容器の移送方向へ回転駆動される。なお、案内ス
テージベルト22の先端側付近は、後述する送出部70
の送出コンベア71と兼用して用いられている。
【0012】上記案内ステージベルト22,22のそれ
ぞれ一方の側方には、図2に示すように、一対のチェー
ン23,23が容器の移送方向へ向って案内ステージベ
ルト22とそれぞれ平行になるよう配設されており、案
内ステージベルト22に同期して駆動される。さらに、
一対のチェーン23と23との間には、図1に示すよう
に、容器の移送方向に所定の間隔で複数の案内片24が
配設されている。この案内片24は、長方形の板片の下
部中央を切欠いた形状に形成されており、案内片24の
切欠部分が案内ステージベルト22,22の上面を跨
ぎ、且つ案内片24の両足片端部が両チェーン23,2
3に案内片24を垂直に上方へ向けて立設するようにそ
れぞれピンを介して連結されている。
【0013】したがって、スプロケットの回転駆動に伴
って、案内ステージベルト22,22上に載置された複
数の各段重ね容器2が、各案内片24により所定の間隔
を保ち且つ後部から後押しされながら確実に容器の移送
方向へ送給される。なお、案内片24の高さは、案内ス
テージベルト22,22上に載置された段重ね容器2の
段重ね高さよりも高くなるように形成されているととも
に、案内片24の上端部中央には突部24aが設けられ
ており、後述するフィルム送り部33から段重ね容器2
上に切断フィルム5が移載される際に切断フィルム5の
後端が案内片24の突部24aに係止されるようになっ
ている。
【0014】上記フィルム供給部30は、図1に示すよ
うに、上記送給部20の上方に設けられ、プラスチック
フィルム面に所定の印字をする印字部31と、このプラ
スチックフィルムを所定の幅の帯状に切断して段重ね容
器2上に供給するフィルム切断部32と、切断されたフ
ィルム5を段重ね容器2上にセットして容器とともに移
送するフィルム送り部33とを備えている。
【0015】上記フィルム切断部32は、プラスチック
フィルムがロール状に巻かれたフイルムドラム34と、
このフィルムドラムからフィルムを挟んで繰出す二つの
駆動ローラと、これらの間のフィルムを案内する複数の
案内ローラと、二つの駆動ローラにより繰出されたフィ
ルムを切断するカッタと、切断されたフィルム5を送出
す送出し部とから構成されている。なお、フィルムドラ
ム34の幅は、切断フィルム5を段重ね容器2に容器の
移送方向に向い左右方向に巻いてラップ部5cが形成さ
れる長さとされている。
【0016】上記カッタは、下刃がフレーム3に固定さ
れ、上刃がエアシリンダのロッドに取付けられている。
そして、二つの駆動ローラによりフィルムドラムから繰
出されるフィルムに予め印刷されたマークが光センサに
より検出されたときにエアシリンダが駆動され、上下刃
により所定幅、すなわち容器の長辺に対応した幅に切断
される。
【0017】上記送出し部は、カッタの先に設けられ、
二つのローラと、これらに懸け渡されたゴムベルトから
なり、一方のローラを駆動することによりゴムベルトが
回転し、ベルト上の切断されたフィルム5が移送され
る。この場合、フィルムの移送は、上記メインコンベア
21の側部に設けられ段重ね容器2の有無を検出する光
センサにより段重ね容器2が検出された時点でローラが
駆動され、後述するフィルム送りコンベアを経て容器の
移送方向のいくつか先に移送された容器上に載置され
る。
【0018】上記印字部31は、フィルムドラム34と
フィルム切断部32との間に配設され、案内ローラと駆
動ローラとにより張られた状態になったフィルムの上面
に、例えば製造日付や賞味期限など所定の文字を印字す
る。
【0019】上記フィルム送り部33は、図2に示すよ
うに、上記メインコンベア21の両側方に設けられたフ
ィルム送りコンベア35からなり、このフィルム送りコ
ンベア35がメインコンベア21の案内ステージベルト
22に対して先端方向を下げて斜めに取付けられてい
る。これにより、フィルム送りコンベア35上を先端附
近まで送られた切断フィルム5は、その切断フィルム5
の後端がメインコンベア21の案内片24の上部に設け
られた突部24aに係止され、そのまま案内ステージベ
ルト22上に載置された段重ね容器2の上にセットされ
る。
【0020】上記フィルム巻付け部40は、図1〜3に
示すように、段重ね容器2の下段容器の底面に当接して
段重ね容器2を支持する底部支持板41と、段重ね容器
2の上段蓋面に当接して段重ね容器2を下方へ押付ける
オーバコンベア42と、段重ね容器2を底部支持板41
及びオーバコンベア42の移送方向の中央へと導く案内
ガイド43と、段重ね容器2上に供給された切断フィル
ム5の両側を下方へ垂直に折曲げる折曲げロッド44
と、段重ね容器2の側方に折曲げられた切断フィルム5
の下部5a,5bを容器の底部に重り合せてラップ部分
5cを形成する折込み部45とを備えている。
【0021】上記底部支持板41は、図3及び図4に示
すように、薄い長板に形成されており、上記案内ステー
ジベルト22の段重ね容器2の載置面の延長上に、底部
支持板41の長手方向を容器の移送方向に沿って設けら
れている。この底部支持板41の下面側は、後述する折
込み部45の基台48に複数立設されたローラ支持部5
1の上部に軸着されている複数のローラ47により下方
から支持されている一方、底部支持板41の上面側は、
上記送給部20から移送された段重ね容器2の下段容器
の底面に当接している。
【0022】上記オーバコンベア42は、図3及び図4
に示すように、上記フィルム巻付け部40の基端側と先
端側とに配設された二つのスプロケットの間に、互いに
平行になるよう懸け渡された一対のベルトからなり、底
部支持板41の上方に配設されている。このオーバコン
ベア42は、ハンドル(図示せず)を操作することによ
り、オーバコンベア42全体が上下方向に移動可能とな
っており、本実施例では図5及び図6に示すように、段
重ね容器2の段重ね高さhに対してオーバコンベア42
と底部支持板41との間隔Hが僅かにH<hとなるよう
調節されている。また、先端側のスプロケットは、一方
の端部が上記動力部10とチェーンにより連結されてお
り、このチェーンを介して二つのスプロケットの間に懸
け渡されたオーバコンベア42が、図6に示すように、
上記送給部20より移送されてきた段重ね容器2を底部
支持板41との間に巻き込むように回転駆動される。し
たがって、フィルム巻付け部40に移送されてきた段重
ね容器2は、段重ね方向に僅かに圧縮された状態で底部
支持板41とオーバコンベア42との間を移送される。
このことにより、段重ね容器2は、フィルム巻付け部4
0で切断フィルム5を巻付けられて形成されたラップ部
分5cが、後述する熱接着部60で熱接着されたのち、
移送されてオーバコンベア42と底部支持板41との間
から排出されたとき、圧縮が開放されて段重ね容器2に
帯掛けした帯に張りが得られる。
【0023】なお、本実施例では、容器が3段重ねされ
たものを用いたが、間隔Hはハンドル操作により段重ね
高さhに応じて調節可能なので段重ね数や容器の高さに
は制約はない。また、オーバコンベア42の先端側は、
底部支持板41の先端部より容器の移送方向側に設けら
れており、段重ね容器2が後述する送出部70へスムー
スに移送されるようになっている。
【0024】上記案内ガイド43は、図4に示すよう
に、断面三角形状に形成された左右一対の棒部材からな
り、底部支持板41上を移送される段重ね容器2の下段
容器のフランジ部の両下側にそれぞれ配設され、図3に
示すように、メインコンベア21の先端附近からフィル
ム巻付け部40の出口部分に亘り容器の移送方向に沿っ
て設けられている。この両案内ガイド43,43によ
り、段重ね容器2の下段容器のフランジ部の下側面及び
容器の側面が案内され、段重ね容器2がオーバコンベア
42及び底部支持板41の移送方向の中心に導かれる。
なお、案内ガイド43の基端側は、段重ね容器2がスム
ースに案内ガイド43間に導かれるようガイド間が広げ
られている。
【0025】上記折曲げロッド44は、図3に示すよう
に、途中部分が段重ね容器2の上段から中段の容器の側
部に至り、下方へ傾斜するように屈曲されて形成された
左右一対の棒部材からなり、図4に示すように、オーバ
コンベア42の基端側のスプロケットの両軸端の下方
に、それぞれ容器の移送方向に沿って垂直に立設されて
いる。これにより、段重ね容器2が両折曲げロッド44
の間を通過する際に、段重ね容器2上にセットされた切
断フィルム5の左右両側が段重ね容器2の両側部に沿っ
て下方へ垂直に折曲げられる。
【0026】上記折込み部45は、図3及び図4に示す
ように、底部支持板41の下方に設けられ、底部支持板
41の両側方から下方へ移動し段重ね容器2の側方に折
曲げられた切断フィルム5の下部5a,5bを容器の底
部に重り合せてラップ部分5cを形成する折込み爪46
と、底部支持板41の下面側に当接して支持するローラ
47と、これら折込み爪46とローラ47とがそれぞれ
上部に複数設けられ容器の移送方向に沿って前後に移動
する基台48とからなる。
【0027】上記折込み爪46は、図4に示すように、
長手方向を底部支持板41の両側方から下方へ向けて配
設された左右一対の薄板片からなり、図7に示すよう
に、容器の移送方向に沿って2枚一組で配設されてい
る。この折込み爪46は、図11に示すように、左右の
先端部分が互違いに重なるよう基端側が爪支持部49の
上端に取付けられている。爪支持部49の下端は、後述
する基台48の上部に配設された油圧シリンダ50の可
動部分に、折込み爪46の一端側が底部支持板41の下
方に向くよう立設されている。また、油圧シリンダ50
の可動部は、底部支持板41の両側方から下方へ向けて
可動するよう容器の移送方向の左右両側に設けられてお
り、左右別々のタイミングで駆動される。したがって、
切断フィルム5の両端部を容器の底部に折込み重ね合わ
せるには、図8に示すように、例えば、左側の油圧シリ
ンダ50を駆動し、左側の折込み爪46を底部支持板4
1の下方へ移動させ、段重ね容器2の左側方に折り曲げ
られた切断フィルム5の下部5aを底部支持板41の下
面側に折込む。次に、図9に示すように、右側の油圧シ
リンダ50を駆動し、右側の折込み爪46を底部支持板
41の下方へ移動させ、図10に示すように、段重ね容
器2の右側方に折り曲げられた切断フィルム5の下部5
bを、先に折込まれた切断フィルム5に重ねて折込みラ
ップ部分5cを形成する。なお、折込み爪46は、図3
に示すように、容器の移送方向に沿って三組が配設され
ており、これにより、三つの段重ね容器2の折込み処理
が同時に行われる。
【0028】上記ローラ47は、図4に示すように、軸
端間の周面に大径部分を2箇所有する形状に形成され、
その大径部分の周面が底部支持板41の下面側に当接し
て設けられ、図3に示すように、容器の移送方向に沿っ
て各折込み爪46の右側にそれぞれ配設されており、こ
の複数のローラ47によって底部支持板41全体が下方
から支持されている。このローラ47の両軸端部は、後
述する基台48の上部に立設されたローラ支持部51の
上部にそれぞれ軸着され、容器の移送方向に沿って回転
可能とされている。
【0029】上記基台48は、図4に示すように、底部
支持板41の下方に配設された平板からなり、容器の移
送方向の両端下部にレールガイド52がそれぞれ設けら
れている。このレールガイド52は、上記フレーム3上
に容器の移送方向に沿って左右両側に配設された各レー
ル53,53に摺動可能に係合しており、基台48が上
記動力部10による駆動によって底部支持板41の下方
を容器の移送方向に沿って前後に移動可能とされてい
る。したがって、基台48の上部に設けられた折込み爪
46及びローラ47も、図6に示すように、基台48の
移動に伴って底部支持板41の下方を容器の移送方向に
沿って前後に移動可能となっている。また、基台48の
移動は、段重ね容器2の移送方向へは、段重ね容器2が
移送される速度に同期し、送給元の方向へは、移送速度
の倍速以上で戻されるようにされている。このことによ
り、折込み爪46は、移送されてきた段重ね容器2への
切断フィルム5の巻付けを移送しながら三組同時に行
い、切断フィルム5の巻付けが終ると、段重ね容器2の
送給元の方向へ倍速で移動し、次に移送されてくる段重
ね容器2に切断フィルム5の巻付け処理を行う。
【0030】上記熱接着部60は、図4に示すように、
底部支持板41の下方に設けた油圧シリンダ62の上部
に上下動可能に設けられたヒータヘッド61からなり、
図3に示すように、容器の移送方向に沿って一組の折込
み爪46の間に一つづつ上記基台48上に配設されてい
る。したがって、上記基台48の移動とともに、上記フ
ィルム巻付け部40と一緒に容器の移送方向へ沿って前
後に移動可能となっている。この熱接着部60は、図1
2に示すように、折込み爪46によって底部支持板41
の下面側に折込まれ重なり合わされて形成された切断フ
ィルム5のラップ部分5cを、ヒータヘッド61で加熱
し、切断フィルム5の表面の溶解によって接着させてい
る。具体的には、折込み爪46によって切断フィルム5
の両端部の重ね合わせが完了したときに、図10に示す
ように、油圧シリンダ62を駆動してヒータヘッド61
を下方から底部支持板41の下部へと上昇させ、予め高
温に温められているヒータヘッド61の上面をラップ部
分5cに当接させて熱溶着する。そして、熱溶着が終了
すると、油圧シリンダ62を先程とは逆方向に駆動し、
ヒータヘッド61を底部支持板41の下方へと下降させ
る。
【0031】上記送出部70は、図1に示すように、上
記案内ステージベルトの先端側を兼用した送出ベルト7
1からなり、帯掛けされた段重ね容器2を容器の段重ね
帯掛け包装機から搬出するためのものである。段重ね容
器2は、上述したフィルム巻付け部40及び熱接着部6
0によって、切断フィルム5が段重ね容器2と底部支持
板41とに一緒に帯掛けされ状態で移送され、送出部7
0に送り込まれる時に、底部支持板41が、帯掛けされ
た段重ね容器2の帯内から抜けるとともに、段重ね容器
2がオーバコンベア42と底部支持板41とによる圧縮
から開放され段重ね容器2に帯掛けした帯に張りが得ら
れる。
【0032】このように、本実施例では、段重ね容器の
送給から送出まで、段重ね容器を一定の速度で移送しな
がら、切断フィルムの供給、切断フィルムの巻付け、ラ
ップ部分の熱接着が行なわれる。特に、切断フィルムの
巻付け及びラップ部分の熱接着時は、底部支持板によっ
て下方から支持されて行なわれるので、剛性のない無公
害容器でも確実に帯掛けができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、段
重ね容器は、その下段の容器の底部が底部支持板により
支持された状態で移送され帯掛けされるので、フランジ
部に剛性のない無公害容器でも確実に帯掛けができる。
また、段重ね容器が底部支持板とオーバコンベアとによ
って段重ね方向に僅かに圧縮された状態で帯掛けされる
ので、熱接着後、圧縮から開放されたときに、段重ね容
器に帯掛けした帯に張りが得られる。さらに、段重ね容
器の帯掛けが容器の移送を一端停止することなく連続的
に移送されながらなされるので、作業能率が損われるこ
とがないとともに、停止後の再移送時に容器内の製品に
作用する慣性力による悪影響を防止できる。さらにま
た、段重ね容器が底部支持板により支持されながら折込
み爪で帯の折込みが行なわれるので、容器の帯掛け装置
が複雑化しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係り、容器の段重ね帯掛け
包装機の側面図である。
【図2】容器の段重ね帯掛け包装機の平面図である。
【図3】フィルム巻付け部及び熱接着部の側面図であ
る。
【図4】フィルム巻付け部及び熱接着部を示す図3中の
IV−IV矢視図である。
【図5】段重ね容器の正面図である。
【図6】フィルム巻付け部の段重ね容器を示す概略側面
図である。
【図7】折込み爪を示す斜視図である。
【図8】帯の右側下部の折込みを示す斜視図である。
【図9】帯の右側下部の折込みの完了を示す斜視図であ
る。
【図10】帯の重ね合わせを示す斜視図である。
【図11】帯の折込み及び熱接着を示す断面図である。
【図12】帯の折込み及び熱接着を示す底面図である。
【符号の説明】
1 容器の段重ね帯掛け包装機 2 段重ね容器 5 切断フィルム 5c ラップ部分 41 底部支持板 42 オーバコンベア 44 折曲げロッド 46 折込み爪

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 段重ねした複数の容器にフィルム等から
    なる帯を巻掛ける容器の段重ね帯掛け包装機であって、 段重ね容器の底部を支持し移送方向に沿って配設された
    底部支持板と、 この底部支持板上方に容器移送方向に沿って配設されて
    容器を移送するとともに前記底部支持板との間隔が段重
    ねされた容器の上下寸法よりも僅かに狭い寸法に設定さ
    れたオーバコンベアと、 段重ねした容器上に供給された帯の両側を下方へ折曲げ
    る折曲げロッドと、 前記容器の移送に同期して移動可能且つ前記底部支持板
    の下方へ向けて移動可能に前記底部支持板の両側に配設
    され前記折曲げロッドで側方が折曲げられた帯の下部を
    容器の底部に重り合せる折込み爪とを備えたことを特徴
    とする容器の段重ね帯掛け包装機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114516455A (zh) * 2022-01-27 2022-05-20 杭州中亚机械股份有限公司 一种基于片材包装的折页包裹装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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