JPH0527031B2 - - Google Patents

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JPH0527031B2
JPH0527031B2 JP60254287A JP25428785A JPH0527031B2 JP H0527031 B2 JPH0527031 B2 JP H0527031B2 JP 60254287 A JP60254287 A JP 60254287A JP 25428785 A JP25428785 A JP 25428785A JP H0527031 B2 JPH0527031 B2 JP H0527031B2
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JP
Japan
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pressure
container
molding
pressure vessel
relay
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JP60254287A
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JPS62112985A (ja
Inventor
Akira Asari
Takeshi Suzuki
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Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
Application filed by Kobe Steel Ltd filed Critical Kobe Steel Ltd
Priority to JP25428785A priority Critical patent/JPS62112985A/ja
Publication of JPS62112985A publication Critical patent/JPS62112985A/ja
Publication of JPH0527031B2 publication Critical patent/JPH0527031B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B30PRESSES
    • B30BPRESSES IN GENERAL
    • B30B11/00Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses
    • B30B11/001Presses specially adapted for forming shaped articles from material in particulate or plastic state, e.g. briquetting presses, tabletting presses using a flexible element, e.g. diaphragm, urged by fluid pressure; Isostatic presses
    • B30B11/002Isostatic press chambers; Press stands therefor

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Press Drives And Press Lines (AREA)
  • Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
  • Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
  • Powder Metallurgy (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ヒータを具備した高圧容器内に予備
的に付形された金属粉末等の被成形材料を装入
し、容器内に封入した流体またはガス媒体の超高
圧昇圧とヒータによる加熱を介し、被成形材料を
成形加工する熱間静水圧力加圧装置として、連続
的かつ効率的な操業が得られるように改善したも
のに関する。
(従来の技術) ヒータを具備しかつ内部を真空状態あるいは活
性、不活性ガス雰囲気とした高圧容器内に、予備
的に付形された金属粉末等の被成形材料を装入
し、容器に封入した流体またはガス媒体の超高圧
昇圧によつて、被成形材料をブロツク状に加圧成
形する熱間静水圧加圧装置は、所謂HIP装置とし
て例示するまでもなく超高圧プレス成形技術の1
つとして周知である。かかるHIP装置の実用設備
としては、既知のように筒形の容器の一端または
両端が嵌脱自在な蓋によつて開閉自在され、前記
蓋の閉鎖によつて外界と隔絶された密封構造の高
圧容器がプレスフレームによつて保持され、これ
に前記蓋の開閉手段や容器内への被成形材料の搬
出手段、あるいは容器自体の移動手段が、容器外
に外界に露呈状に付帯されて一連の設備を構成す
るに止まり、それぞれの操作には多くのハンドリ
ング手段が必要とされる。
(発明が解決しようとする問題点) かかる熱間静水圧加圧装置(HIP装置)は多方
向の用途に利用されているのであるが、大量生産
の必要とされる被成形材の処理に当つては、現行
設備では不充分の点がある。即ち被成形材料の成
形用高圧容器に対する装入、成形済み材料の取出
のための部材や装置は、高圧容器外の常温、常
圧、かつ大気に曝された状態の下で、しかも多く
のハンドリング操作によつて行なわれているので
あり、いわばバツチタイプの生産行程に止まるの
であり、また被成形材によつてその成形作業に当
つて、特定のガス雰囲気を必要とする場合もある
が、これに対してもその都度、対策を講ずること
になるのできわめて手間が掛る。一般にこの種の
超高圧熱間加圧に当つては、被成形材料の容器内
装入、容器における昇温、昇圧、同状態の所定時
分の保持、次いで降温、降圧、成形体の取出しと
いう一連の作業工程から成るが、生産性の向上の
ためには、この各作業を間欠的にでなく連続的な
流れとして各工程における待ち時間の短縮、ある
いは待ち時間を利用して準備作業をそれぞれ独自
に進行させる等の要件を満足させねばならない
が、従来設備ではこれを望むことができない。こ
のさい考えられることは、成形用高圧容器を挟ん
で必要な前処理作業や後処理作業のためのステー
シヨンを直列状に配設し、容器を含めて各ステー
シヨンに渡つて共通の搬送部材を設置し、この搬
送部材によつて被成形材料を各作業部位に順列的
に移動させることも考えられるが、これによれば
全体の装置が大型化し、かつ唯一の搬送部材によ
ること、従つて、成形用高圧容器への材料の装
入、取出口は1つとせざるを得ないので、HIP処
理の連続性に欠ける点で、尚問題点が残るのであ
る。
また、従来技術における高圧容器において用い
る加熱用のヒータとしては、比較的高温域におい
てはモリブデン系やグラフアイト系材質による通
電発熱線を用いたヒータを慣用しているのである
が、かかるヒータでは高温で外気に触れると酸化
(消耗)するので、高圧容器内で密封下に加圧成
形した被処理材を容器から取出すに当つては、高
温、高圧を解除した後、ある程度冷却するまでそ
の取出しを待つことが必要で、これはいうまでも
なくプレスサイクルタイムがそれだけ長くなり、
生産性の向上を阻害するのである。またHIP処理
前工程では、常温・常圧で被処理材を装置に装着
し、その後、昇温・昇圧をしなければならないこ
とも、プレスサイクルを長くし、生産性を阻害し
ている要因である。
また、大気高温中ではモリブデン系、グラフア
イト系ヒータは酸化するので無酸化雰囲気が必要
なもの、および被処理体が大気中で高温取出でき
なく、特殊雰囲気が必要なものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明は上記の問題点を解決するために、成形
用高圧容器に被成形材の装入専用開口と成形体の
取出専用開口を設け、両開口に高圧容器と同等の
圧力保持機能を持ち、かつ被形成材料または成形
体の受取、搬送、出入機構を持つ中継用圧力容器
をそれぞれ連結し、かつ被成形材供給用および成
形体取出用圧力容器を具備することにより、HIP
処理の連続性を向上させ、かつ一連の必要作業を
きわめて効率的に連続自動化可能としたものであ
り、具体的には、断熱層および加熱源を具備した
成形室に加圧圧媒の供給排出手段を有する容器の
一端開口が被成形材料挿入口とされ、他端開口は
成形体取出口とされている少なくとも1個の成形
用高圧容器を備え、該成形用高圧容器の挿入口お
よび取出口に各別に連通閉塞自在に接続されてい
るとともに圧媒の供給排出手段を有して外界と遮
断されている少なくとも2個の中継用圧力容器を
備え、該中継用圧力容器の最初および最後にそれ
ぞれ連通閉塞自在に接続されているとともに外界
と遮断可能とされ、かつ圧媒の供給排出手段をそ
れぞれ備えている被成形材供給用圧力容器および
成形体取出用圧力容器を備え、前期中継用圧力容
器のそれぞれには、被成形材および/または成形
体の受取・搬送・挿入手段を内蔵しているととも
に、前記成形用高圧容器の挿入口および取出口を
開閉自在にする開閉蓋を備えていることを第1の
技術的手段とするものである。
また、第2の技術的手段は、前記第1の技術的
手段における成形用高圧容器を少なくとも2個以
上備えているとともに、中継用圧力容器を少なく
とも3個以上備えていて、成形用高圧容器の加熱
源はその加熱温度をそれぞれ相違するものとされ
ている点にある。
(作用) 本発明の第1の技術的手段によれば、第1図乃
至第5図において、成形用高圧容器1aは両端開
口の筒形とされ、第1図向つて左側の一端開口は
被成形材9の挿入口11とされるとともに、右側
の他端開口は被成形材9の取出口12とされ、容
器1aの内部には断熱層2を介して加熱源として
のヒータ3の他、被成形材9の受台10が設置さ
れて成形室を形成するのであり、また該容器1a
には圧媒給排管路8aが所要バルブ8dとともに
付設される。かかる成形用高圧容器1aの前記挿
入口11側に、該挿入口11と連通する中継用圧
力容器1dが連結固定されるとともに、取出口1
2側にも同じく該取出口12と連通する中継用圧
力容器1gが連結固定され、両圧力容器1d,1
gにはその内部を前記高圧容器1aと同等の圧力
条件に維持できるように、圧媒給排管路8bが所
要バルブ8dとともに付設され、挿入口11側の
中継用圧力容器1dには挿入口11を開閉自在に
密封する蓋4aを、該容器1dに装設した駆動シ
リンダ5aのピストンロツド5a′に取付けるとと
もに、該ピストンロツド5a′を中空ロツドとし
て、該ロツド5a′と同行兼単独進退自在なプツシ
ユロツド6aを同心に装設し、該プツシユロツド
6aに高圧容器1a内の受台10上に被成形材9
を移送するための移送テーブル7dを設け、また
容器1dの底部側には、同じく被成形材9を下方
から上方に向つて移送するための移送テーブル7
aを、該容器1aの底部側に装設した駆動シリン
ダ5eのピストンロツド5e′に取付けて垂直昇降
自在に設けるのである。
取出口12側の中継用圧力容器1gには、取出
口12を開閉自在に密封する蓋4bを、該容器1
gに装設した駆動シリンダ5bのピストンロツド
5b′に取付けるとともに、前記蓋4bには高圧容
器1a内の受台10上の被成形材9を外部に取出
すための移送テーブル7eが付設され、また該容
器1gの底部側には、成形済みの被成形材9を上
方から下方に移送するための移送テーブル7b
を、該底部側に装設した駆動シリンダ5eのピス
トンロツド5e′に取付けて垂直昇降自在に設ける
のである。
図例のように装置全体が、1個の成形用高圧容
器1aと、その両隣りに連設される2個の中継用
圧力容器1d,1gとによつて完結する型式の場
合、最初の中継用圧力容器となる圧力容器1d側
には、前述した移送テーブル7aと対応する位置
の一側に、被成形材9の供給用圧力容器1bを連
通状に設置し、両端開口の該容器1hにおける第
1図向つて左側の入口開口には着脱自在に入口蓋
4cを設け、容器1d内に連通する図向つて右側
の出口開口には、出口蓋4dを中継用圧力容器1
d側に装設した駆動シリンダ5cのピストンロツ
ド5c′に取付けることによつて、進退開閉自在に
密封されるものであり、また該容器1hにはその
内部を成形用高圧容器1aおよび中継用圧力容器
1dと同等の圧力条件下に維持できるように、圧
媒給排管路8cを所要バルブ8dとともに付設
し、出口蓋4dには容器1h内の被成形材9を中
継用圧力容器1dに移動させるための移送テーブ
ル7cを付設するのである。同様に最後の中継用
圧力容器となる圧力容器1g側には、前述した移
送テーブル7bと対応する位置の一側に、成形済
みの被成形材9の取出用圧力容器1kを連通状に
設置し、両端開口の該容器1kにおける第1図向
つて右側の出口開口には出口蓋4dを着脱自在に
取付け、容器1g内に連通する図向つて左側の入
口開口には、入口蓋4cを中継用圧力容器1g側
に装設した駆動シリンダ5dのピストンロツド5
d′に取付けることによつて、進退開閉自在に密封
ささせるのであり、前記ピストンロツド5d′を中
空として、該ロツド5d′と同行兼単独進退自在な
プツシユロツド6bを同心に装設し、該プツシユ
ロツド6bに圧力容器1k内の成形済み被成形材
9を、容器1k外に押出す移送テーブル7fを付
設するとともに、圧力容器1kにもその内部を成
形用高圧容器1aおよび中継用圧力容器1gと同
等の圧力条件下に維持できるように、圧媒給排管
路8cを所要バルブ8dとともに付設するのであ
り、これによつて以下のようなHIP処理操作を連
続かつ自動化、効率下のもとに進行させることが
出来るのである。即ち第1図における状態は、成
形済み被成形材(成形体)9a,9b9cの3個
が成形体取出用圧力容器1k内に収容され、また
成形用高圧容器1a内においては、3個の被成形
材9d,9e,9fがHIP処理を受けて居り、ま
た被成形材供給用の圧力容器1h内には、次に
HIP処理を受けるべき3個の被成形材9g,9
h,9jが収容されている状態を示している。従
つて、成形用高圧容器1aにおける所要のHIP処
理が完了すれば、第2図以下第5図に亘つて示す
処理サイクルが開始される。尚説明の便宜上、第
2図以下においては、前記した各被成形材9a〜
9jは先行順に符号〜によつて代替表示し、
また図面においても必要構造、部材のみを摘示す
るに止める。第2図に示すように成形用高圧容器
1aにおけるHIP処理が完了すれば、成形用高圧
容器1aのいては、降温、減圧後、駆動シリンダ
5aを介して蓋4aおよびプツシユロツド6a
(移送テーブル7dを含む)が共に後退して挿入
口11が開口され、中継用圧力容器1g側におい
ては、その取出用圧力容器1kにおいて、出口蓋
4dを取外し、入口蓋4cは閉鎖状態のまま、プ
ツシユロツド6b(移送テーブル7fを含む)の
みを駆動シリンダ5dによつて単独前進させて、
成形体,,を容器外に押出し状に搬出する
作業が行なわれ、他方の中継用圧力容器1d側に
おいては、前記蓋4aおよびプツシユロツド6a
の後退動作の他、その供給用圧力容器1hにおい
ては、先ず入口蓋4dを駆動シリンダ5cを介し
て後退させることにより、入口蓋4を設けてある
移送テーブル7cによつて被成形材,,を
移送テーブル7aの上方に引出し、次いで移送テ
ーブル7aを上昇させることによつて、移送テー
ブル7c上の被成形材〜を図示のように移送
テーブル7a上に受取るのである。引続き第3図
に示すように、中継用圧力容器1g側において
は、成形体〜を装置外に押出した入口蓋4c
およびプツシユロツド6bがともに図示位置に後
退し、成形用高圧容器1aにおいては、駆動シリ
ンダ5bによつて取出口12の蓋4b(移送テー
ブル7eを含む)の後退によつて成形体〜を
図示位置のように中継用圧力容器1g内に引出す
ので、これとともに駆動シリンダ5eを介し移送
テーブル7bを上昇させて、前記蓋4bの移送テ
ーブル7e上の成形体〜をテーブル7b上に
受取るのであり、また他方の中継用圧力容器1d
側においては、移送テーブル7aを上昇させ、被
成形材〜を成形用高圧容器1aに正対させる
とともに、後退位置にあるプツシユロツド6aが
単独前進することによつて、その移送テーブル7
d上に移送テーブル7a上の被成形体〜を、
移送テーブル7aの下降を介して受取り、引続き
プツシユロツド6aを前進させることによつて、
その移送テーブル7aとともに被成形材〜を
成形用高圧容器1a内の受台10上に挿入させる
のである。続いて第4図に示すように、中継用圧
力容器1dにおいては、移送テーブル7aが下降
位置に戻るとともに、後退位置にある蓋4aが駆
動シリンダ5aにより前進して、成形用高圧容器
1aの挿入口11を密封して前進位置のプツシユ
ロツド6aと合体し、また供給用圧力容器1hの
出口開口を、駆動シリンダ5cによる出口蓋4d
(移送テーブル7cを含む)の前進によつて密封
閉鎖するのであり、また入口蓋4cを取外して、
次の被成形材〜XIの挿入作業を行なうのであ
る。また他方の中継用圧力容器1gにおいては、
第3図において成形体〜を受取つた移送テー
ブル7bが駆動シリンダ5eによつて、取出用圧
力容器1kと対応位置に下降し、これとともに後
退していたプツシユロツド6b(移送テーブル7
fを含む)が単独前進して、移送テーブル7bの
下降を介し、該テーブル7b上の成形体〜を
移送テーブル7f上に受取り、引続きプツシユロ
ツド6bを前進させて移送テーブル7fとともに
成形体〜を取出用圧力容器1k内に挿入する
作業を行なうのであり、また前記移送テーブル7
bの下降とともに、駆動シリンダ5bを介し後退
位置にあつた蓋4bが前進して、成形用高圧容器
1aの取出口12を閉塞密封することになる。従
つて第5図に示すように、中継用圧力容器1dに
おいて新しい被成形材〜XI(被成形材9k,9
l,9mである)を、供給用圧力容器1h内に完
全に挿入して、閉鎖した出口蓋4dの移送テーブ
ル7c上に位置させ、入口蓋4cを閉鎖密封する
とともに、中継用圧力容器1gにおいては、後退
位置にある入口蓋4cを駆動シリンダ5dによつ
て、取出用圧力容器1kの入口開口に密封閉鎖す
ることによつて、第1図と同様の状態が得られ、
かくして成形用高圧容器1aにおける被成形材
〜に対するHIP処理作業を、所要の昇温、昇圧
下に開始できるのであり、以下この作業サイクル
を連続反復して行なうのである。これら一連の作
業サイクルの進行に伴なう成形用高圧容器1a、
中継用圧力容器1d,1gおよび供給用圧力容器
1h、取出用圧力容器1kにおける内部環境の圧
力条件、更には作業雰囲気条件は、各自に付設さ
れている所要バルブ8dを具備した各圧媒給排管
路8a,8bおよび8cの存在により、統一的あ
るいは独自にそれぞれ自在に制御できることはい
うまでもない。第1図に示した図例のものは、1
個の成形用高圧容器1aに対し、2個の中継用圧
力容器1d,1gを連設する最少単位のものであ
るが、本発明の第2の技術的手段によれば2個以
上の成形用高圧容器と3個以上の中継用圧力容器
による構成も同様にして得られ、複数の成形用高
圧容器における加熱温度を相違させることによつ
て、第1図型式の単一HIP処理パターンに対し、
複数のHIP処理パターンを連続的に行なうことも
可能である。即ち第6図に示すように、2個の成
形用高圧容器1aおよび1bを用い、両容器1
a,1bにおけるヒータ3による被成形材9に対
する加熱温度を相違させ、これによつて被成形材
9を連続的に両容器1a,1bに送つて異なる
HIP処理内容に付するに当つては、図示のように
最初の成形用高圧容器1aにおける挿入口11側
に、最初の中継用圧力容器1dを連設し、該容器
1dに被成形材9の供給用圧力容器1hを付設
し、成形用高圧容器1aの取出口12側に中継用
圧力容器1eを連設するとともに、この圧力容器
1eにおける下部一側に、次位の成形用高圧容器
1bの挿入口11を連通状に連設し、該高圧容器
1bの取出口12側に最後の中継用圧力容器1g
を連通状に連設し、該圧力容器1gに被成形材9
の取出用圧力容器1kを付設することによつて、
容易に目的を達成できるのである。このさい第6
図の各部に付記した符号において、先に第1図に
示した各符号と同一符号は、何れも同一部材を示
しており、被成形材9の供給用圧力容器1hを有
する中継用圧力容器1dと成形用高圧容器1aと
の連設関係構造は、第1図において説示した供給
用圧力容器1hを有する中継用圧力容器1dとの
それと全く同一である。これに対し中継用圧力容
器1eにおいては、該容器1eの上部側に取出口
12の連通される成形用高圧容器1aの、前記取
出口12の蓋4bが駆動用シリンダ5bととも
に、進退開閉自在に設けられるとともに、下部側
には次の成形用高圧容器1bの挿入口11に対応
して、その蓋4aが駆動用シリンダ5aととも
に、進退開閉自在に設けられ、かつ該シリンダ5
aのピストンロツド5a′は中空ロツドとされ、プ
ツシユロツド6aが同行兼単独進退自在に併設さ
れるのである。またこの成形用高圧容器1bと次
の中継用圧力容器1gとの連設関係構造は、先に
第1図において説示した成形用高圧容器1aと中
継用圧力容器1gとのそれと全く同様で、高圧容
器1bと取出用圧力容器1kとの関係位置が、上
下反対となるのみである。またこの図例では各中
継用圧力容器1d,1eおよび1gにおける各移
送テーブル7a,7aおよび7bは、何れも1個
の被成形材9を載せる大きさのものとされてい
る。この第6図に示した状態は、最後の中継用圧
力容器1g内には成形済みの被成形材9aが挿入
され、成形用高圧容器1bにおいては、その成形
室内に3個の被成形材9b,9c,9dが挿入さ
れてHIP処理を受けているとともに、更に成形用
高圧容器1aにおいては、その成形室内に3個の
被成形材9e,9f,9gが同じくHIP処理を受
けており、中継用圧力容器1dにおいては、その
被成形材の供給用圧力容器1h内に、新しい被成
形材9hの1個が待機状態にあることを示してい
る。従つて両成形用高圧容器1aおよび1bにお
いて、各ヒータ3による加熱温度を相違させるこ
とによつて、両容器1a,1bではそれぞれ異な
る熱的条件下のHIP処理、即ち複数のHIP処理パ
ターンが連続的に行なえるのであり、これによ
り、より高度なHIP処理内容を得ることが出来る
のである。
以上のように本発明によれば、第1図に示した
単式、第6図に示した複式の何れにおいても、熱
間静水圧加圧装置の実用形態として、本体である
成形用高圧容器に対し、被成形材あるいは成形体
の供給、取出機能を有するとともに、成形用高圧
容器に対する受取、搬送、挿入、引出機能を具備
した中継用圧力容器を、高圧容器の挿入口および
取出口側にそれぞれ各別に配置することにより、
HIP処理作業における前処理および各処理に必要
な機構の全てを、外界と遮断された作業環境内に
収納し、高圧容器と同等の圧力条件、また雰囲気
条件を確保し、被成形材に対しての安定したHIP
処理が、連続的かつ効率的に得られ、1つの成形
用高圧容器の挿入口と取出口において、それぞれ
異なる作業工程を同時進行させ得るので、適切な
タイムスケジユール下の一貫した連続自動作業
を、安全かつ正確、迅速に終了させることがで
き、大量生産を実現できる。
(実施例) 本発明装置の適切な実施例構造を、第1図以下
において順次説示する。
第1図に示したものは、1個の成形用高圧容器
1aと2個の中継用圧力容器1d,1gおよび両
容器1d,1gに付設する被成形材9の供給用圧
力容器1h、取出用圧力容器1kによつて完結す
る最も基本的な単式の実施例を示しており、成形
用高圧容器1aは、円筒形とされるとともにこれ
を横位置とし、円筒一端を挿入口11とし、他端
を取出口12とするのであり、容器内部の中心位
置に被成形材9が位置できるように、支柱13を
介して受台10が軸方向に亘り固定状に設置さ
れ、容器内周面には断熱層2が配設されるととも
に、受台10を囲んで断熱層2の内側に、加熱源
としてのヒータ3が設けられ、14は通電線を示
している。これによつて図示のように複数の被成
形材9d〜9fを収容させ、これらに対して同時
にHIP処理が行なえるようにしてある。この成形
用高圧容器1aの前記挿入口11および取出口1
2にそれぞれ連通状に連結設置される中継用圧力
容器1d,1gは、何れも高圧容器1aと同じく
円筒形容器とされ、円筒本体15に内側端盤16
および外側端盤17を閉塞固定して密封状の内部
空間を形成する。
成形用高圧容器1aにおける挿入口11を開閉
自在に密封する蓋4aは、図示のように中継用圧
力容器1dにおける外側端盤17に形成した張出
部18に付設した油圧シリンダ等により駆動シリ
ンダ5aのピストンロツド5a′に連結されること
により、挿入口11に対して開閉自在にかつ加圧
状に密封されるようにする。このさい前記ピスト
ンロツド5a′を中空ロツドとし、その中心にプツ
シユロツド6aを、該ロツド5a′と同行兼単独進
退自在に挿設するのであり、このためには駆動シ
リンダ5aを2重シリンダ構造とし、例えばピス
トンロツド5a′におけるシリンダ5a内のピスト
ンを更にシリンダ構造とし、該ピストン内にプツ
シユロツド6aのピストンを装設する等、既知の
構造を用いるのである。プツシユロツド6aの前
端は頭部6cとし、蓋4aに形成される係合凹部
19に嵌合されることによつて、密封性を確保す
るようにし、また頭部6cには成形用高圧容器1
aにおける断熱層2と対応し断熱層2が付設され
るとともに、被成形材9を支持するための移送テ
ーブル7dが突出状に付設される。また前記した
蓋4aおよびこれと合体するプツシユロツド6a
の両者は、第2図に示されるように、後退時には
張出部18の内側凹所内に位置し、後述する移送
テーブル7aとの干渉が生じないようにされる。
また取出口12を開閉自在に密封する蓋4bは、
中継用圧力容器1gにおける外側端盤17に同様
に形成した張出部18に付設した駆動シリンダ5
bのピストンロツド5b′に付設され、同蓋4bの
前面には成形用高圧容器1aの断熱層2と対応す
る断熱層2が付設され、また被成形材9を支持す
るための移送テーブル7eが突設され、取出口1
2を加圧密閉するようにされるのであり、また蓋
4bは第3図示のように、後退時には前記張出部
18内に引き込まれ、移送テーブル7bとの干渉
が生じないようにされる。この第1図実施例で
は、最少の単位、即ち1個の成形用高圧容器1a
と2個の中継用圧力容器1g,1gによつて完結
するので、中継用圧力容器1dは最初の中継用圧
力容器に該当し、また中継用圧力容器1gは最後
の中継用圧力容器に該当することになり、中継用
圧力容器1dには被成形材9の供給用圧力容器1
hが、また中継用圧力容器1gは成形済みの被成
形材の取出用圧力容器1kがそれぞれ付設される
ことになる。これらの容器1h,1kは何れも円
筒本体20の両開口端が入口21、出口22とさ
れ、中継用圧力容器1d側では出口22側が、ま
た中継用圧力容器1g側では入口21側がそれぞ
れ連結されて、円筒本体20および中継用圧力容
器1d,1g側の円筒本体15が連通状に付設さ
れる。供給用容器1hにおける入口21には入口
蓋4cがボルト締結手段等によつて着脱自在に取
付けられ、中継用圧力容器1dと連通する出口2
2には、出口蓋4dが中継用圧力容器1dの内側
端盤16側に付設した油圧シリンダ等による駆動
シリンダ5cのピストンロツド5c′に連結され
て、開閉自在に加圧密封されるようにするととも
に、出口蓋4dには被成形材9を支持するための
移送テーブル7cが突出状に付設される。これに
対し中継用圧力容器1g側の取出用容器1kの出
口22側には出口蓋4dが同じくボルト締結手段
等によつて着脱自在に取付けられ、中継用圧力容
器1gと連通する入口21には、中継用圧力容器
1gの内側端盤16を利用して付設した油圧シリ
ンダ等による駆動シリンダ5dのピストンロツド
5d′に連結した入口蓋4cを連結して、該入口蓋
4cにより進退開閉自在に密封するが、このさい
ピストンロツド5d′を中空ロツドとし、蓋ロツド
5d′内にプツシユロツド6bを同行兼進退自在に
装設し、プツシユロツド6bの頭部6cには成形
済みの被成形材9を支持する移送テーブル7fが
突出状に設けられるのであり、これら駆動シリン
ダ5d、そのピストンロツド5d′、プツシユロツ
ド6bの構造は、先に成形用高圧容器1aにおけ
る駆動シリンダ5a、そのピストンロツド5a′お
よびプツシユロツド6aにおけるものと全く同様
である。各中継用圧力容器1d,1g内に設けら
れる移送テーブル7a,7bは、何れも容器1
d,1gに付設される油圧シリンダ等の駆動シリ
ンダ5eのピストンロツド5e′に連結支持される
ことによつて、各供給用、取出用圧力容器1h,
1kと成形用高圧容器1aとの間に亘つて進退昇
降自在とされるのである。また各容器1a,1
d,1g,1hおよび1kに設けられる圧力媒体
のための給排用管路8a,8bおよび8cと、こ
れらに付設するバルブ8dは、何れも同一構造で
あつて、このさい用いる圧力媒体はガス体である
ことが適当であり、これによつて特定雰囲気ガス
によつて各容器内を同一雰囲気とする場合にも利
便であるが、場合によつては圧力媒体のための給
排用管路の他に、特定雰囲気ガスの給排用管路を
所要バルブとともに、各容器に対して設けること
も可能である。
以上において述べた成形用高圧容器1a、中継
用圧力容器1d,1gおよび供給用、取出用圧力
容器1h,1k以下における構造は、次に述べる
各タイプの実施例においても共通に採用できる原
則的構造である。
第6図に示した実施例は、2個の成形用高圧容
器1a,1bと、3個の中継用圧力容器1d,1
e,1gによるタイプ、即ち複数の成形用高圧容
器を用いる場合の1つであり、この図例では、2
個の成形用高圧容器1a,1bを、3個の中継用
圧力容器1d〜1gを介し、直列状にかつ平面的
に並設している。最初の中継用圧力容器となる図
示の中継用圧力容器1dと、第1の成形用高圧容
器1aおよび中継用圧力容器1dに付設される被
成形材9の供給用圧力容器1hにおけるそれぞれ
の具備する構造並びにこれら3者の関係構造は、
同一符号は同一部材を示しているように、第1図
において示した成形用高圧容器1aおよび中継用
圧力容器1d、更には供給用圧力容器1hの場合
と全く同様であるため、その詳細説明は省略す
る。前記第1の成形用高圧容器1aと、次の第2
の成形用高圧容器1bとを連結する中間の中継用
圧力容器1eにおける関係構造は、図示のよう
に、第1の成形用高圧容器1aの取出口12と対
応する位置において、中継用圧力容器1e側に蓋
4b、これを駆動する駆動シリンダ5b、ピスト
ンロツド5b′が設けられ、同容器1eと次の最終
の中継用圧力容器1gとの間に、第2の成形用高
圧容器1bが、挿入口11を容器1e側にまた取
出口12を容器1g側に連通させて架設し、容器
1eには前記挿入口11と対応する位置に、蓋4
aが駆動シリンダ5a、ピストンロツド5a′を介
し、進退開閉自在に設けられることになる。この
第2の成形用高圧容器1bと、最終の中継用圧力
容器1bとの関係構造は、同じく先に第1図にお
いて説示した処の、成形用高圧容器1aと中継用
圧力容器1gにおける関係構造と全く同様であ
り、但し第2の成形用高圧容器1bが両中継用圧
力容器1e,1gの下部に設置するため、成形済
み被成形材9の取出用圧力容器1kが、同容器1
gの上部に設けられる位置的な変更があるのみで
ある。
またこの実施例においては、各中継用圧力容器
1d,1eおよび1gにおける被成形材9の移送
テーブル7a,7aおよび7b、何れも被成形材
9が1個のみを支持かつ移動させる形状、大きさ
のものとされ、このため中継用圧力容器1dにお
いては、蓋4aおよび出口蓋4dを後退時に収容
する張出部18,18が両端盤16,17に形成
され、中継用圧力容器1eにおいては蓋4bおよ
び蓋4a、また中継用圧力容器1g′においては入
口蓋4cおよび蓋4b、同様い収容する張出部1
8,18が両端盤16,17に形成され、移送テ
ーブル7a,7bと干渉しないようにされてる。
第7図乃至第10図は、第6図実施例によるHIP
処理工程の作動状態をそれぞれ示しており、説明
の便宜上、第7図以下においては、第6図に示し
た各被成形材9a〜9hは先行順に符号〜に
よつて代替表示し、また図面においても必要構
造、部材のみに省略してある。第6図に示した状
態は、被成形済みの成形材が、中継用圧力容器
1gにおける取出用圧力容器1k内に、プツシユ
ロツド6bの移送テーブル7fに支持された状態
で存在しており、これに続く第2の成形用高圧容
器1b内においては、3個の被成形材,,
がHIP処理を受けている状態にあり、またこれに
続く第1の成形用高圧容器1a内においては、同
じく3個の被成形材,,がHIP処理を受け
ている状態にあり、かつこのさい両成形用高圧容
器1a,1bにおけるヒータ3による被成形材に
対する加熱温度は相違していることによつて、異
なるHIP処理パターンが施行されていることにな
る。また最初の中継用圧力容器1dにおいては、
その供給用圧力容器1h内に、新しい被成形材
が外部から挿入され、移送テーブル7c上に載せ
られて待機している状態にある。従つて各成形用
圧力容器1a,1bにおけるそれぞれのHIP処理
が終了して後、第7図に示すように、中継用圧力
容器1gにおいては、その取出用圧力容器1kに
おける出口蓋4dを取外すとともに、駆動シリン
ダ5d側のプツシユロツド6bのみを前進させ、
移送テーブル7f上の成形済み被成形材を外部
に排出させる。また第2の成形用高圧容器1bの
取出口12を閉鎖している蓋4bが駆動シリンダ
5bによつて後退し、これとともに移送テーブル
7bが開放された取出口12と正対位置に上昇
し、次いで成形用高圧容器1bにおける挿入口1
1を閉鎖している蓋4aと合体しているプツシユ
ロツド6aが単独前進し、容器1a内の成形済み
被成形材における最先の被成形材の1個のみを
容器1bの取出口12より移送テーブル7b上に
移送して止まるのであり、更に中継用圧力容器1
dにおいては、第1の成形用高圧容器1aの挿入
口11を閉鎖している蓋4aが、駆動シリンダ5
aを介してプツシユロツド6aとともに後退し
て、挿入口11を開放し、これとともに中継用圧
力容器1dには付設した供給用圧力容器1hにお
いては、その出口22を閉鎖している出口蓋4d
が駆動シリンダ5cを介して後退し、出口蓋4d
の新しい被成形材を搭載している移送テーブル
7cが移送テーブル7aと正対位置に来り、移送
テーブル7aにより新しい被成形材を受取り、
出口蓋4dは図示のように完全に後退する。次い
で第8図に示すように、中継用圧力容器1gにお
いては、取出用圧力容器1kにおける出口22へ
の出口蓋4dの取付け固定、プツシユロツド6b
の後退、次いで同ロツド6bとともの入口蓋4c
の後退が行なわれて入口21を開放し、次いで成
形済み被成形材を搭載した移送テーブル7bが
上昇して前記入口21と正対する各動作が行なわ
れ、これとともに中継用圧力容器1eにおいて
は、その成形用高圧容器1bにおけるプツシユロ
ツド6aの後退、次いで同ロツド6aとともの蓋
4aの後退による挿入口11の開放、同じく上位
の成形用高圧容器1aの取出口12を閉鎖してい
る蓋4bの駆動シリンダ5bを介してこの後退に
よる取出口12の開放が行なわれ、続いて移送テ
ーブル7aの成形用高圧容器1aの取出口12と
正対位置への上昇、更に上昇した移送テーブル7
a上へ、中継用圧力容器1d側に設けられ後退し
ている蓋4aのプツシユロツド6aが単独前進し
て、成形用高圧容器1a内における被成形材〜
の内、最先の被成形材の1個のみを押出して
移載する動作が行なわれ、被成形材を押出した
プツシユロツド6aは、再び第7図示位置に戻
る。同時に中継用圧力容器1dにおいては、前記
プツシユロツド6aの再後退とともに、第7図に
おいて既に新しい被成形材を搭載した移送テー
ブル7aが駆動用のシリンダ5eを介して開放さ
れた挿入口11と正対位置に上昇し、再後退位置
にあるプツシユロツド6aが再び単独前進し、第
8図示のように同移送テーブル7a上の被成形材
を、成形用高圧容器1a内に、前進している被
成形材,の後尾位置へ挿入するのである。挿
入とともに移送テーブル7aは旧位置に下降す
る。
次いで第9図に示すように、中継用圧力容器1
gにおいては、取出用圧力容器1kの入口21と
正対位置に上昇した移送テーブル7b上の成形さ
れた被成形材を、駆動シリンダ5d側における
後退している入口蓋4cと合体しているプツシユ
ロツド6bの単独前進、または取出用圧力容器1
kの出口22における出口蓋4dの取付閉鎖を介
し、同容器1k内への挿入動作が行なわれ、また
中継用圧力容器1eにおいては、上昇して成形用
高圧容器1aからの被成形材を受取つた移送テ
ーブル7aが駆動シリンダ5eを介して下降し、
同テーブル7aを挿入口11が開放された成形用
高圧容器1bにおける前記挿入口11と正対位置
に停止され、同容器1bの挿入口11用蓋4aと
合体して後退位置にあるプツシユロツド6aを単
独前進させ、同ロツド6aに付設した移送テーブ
ル7dを介し、移送テーブル7a上の被成形材
を、成形用高圧容器1bにおいて前進位置にある
被成形材,の後尾に位置するように挿入する
のであり、移送テーブル7aを旧位に下降させ、
また被成形材,が前進位置にある成形用高圧
容器1aにおける取出口12に、駆動シリンダ5
bを介して蓋4bを閉鎖、密封す作業を行なうの
である。また中継用圧力容器1dにおいては、新
しい被成形材を運んだ移送テーブル7aの下降
とともに、新しいい被成形材の挿入された成形
用高圧容器1aにおける挿入口11を、駆動シリ
ンダ5aを介する蓋4aの前途閉合によつて、プ
ツシユロツド6aと合体して挿入口11を閉鎖、
密封し、また供給用圧力容器1hにおいては、駆
動シリンダ5cを介し、出口蓋4dを出口22に
閉鎖、密封させ、同時に同容器1hにおける入口
蓋4cを取外し、次の新しい被成形材のために
入口21を開放することになる。従つて、最終工
程として、第10図に示すように、中継用圧力容
器1gにおいては、移送テーブル7bの下降とと
もに、駆動シリンダ5bを介し、蓋4bを成形用
高圧容器1bの取出口12に閉鎖、密封し、中継
用圧力容器1eにおいては、前記成形用高圧容器
1bにおける挿入口11に対し、駆動シリンダ5
aを介して蓋4aを、プツシユロツド6aと合体
状に閉鎖、密封し、中継用圧力容器1dにおいて
は、次の新しい被成形材を供給用圧力容器1h
内へ挿入し、出口蓋4dに付設した移送テーブル
7c上にセツトする操作が行なわれ、入口蓋4c
の入口21に対する閉鎖、取付けによつて、1個
の被成形材の取出しに伴なう新しい1個の被成形
材の補給、成形用高圧容器1a,1b間における
被成形材の移動転送という一連の処理操作を、同
時進行的に連続して行なうことが可能である。こ
のさい各容器1a,1b,1d,1e,1g、更
には容器1h,1kにおける各圧力操作あるいは
雰囲気ガスの保持操作は、先に第1図実施例にお
いて述べたと同様に、各自に付設されたそれぞれ
バルブ8dを具備する圧媒給排管路8a,8b,
8cによつて、統一的にまた各自切替選択自在に
制御できることはいうまでもない。この実施令に
よれば両成形用高圧容器1a,1bにおける各加
熱温度を相違することにより、複数のHIP処理パ
ターンの連続的な施行が容易に可能であり、第1
図実施例の単一処理パターンに対し、より高度な
処理内容が得られ、また被成形材9の成形用高圧
容器1a,1bにおける挿入、取出回数は増加す
るが、中継用圧力容器1d〜1gはコンパクト化
でき、、装置全体の巨大化を避けることができる。
第11図に示した実施例は、第6図実施例にお
いては、複数の成形用高圧容器1a,1bを設置
面内において、平面的に直列配置したものである
に対し、複数の成形用高圧容器を設置面内におい
て、上下方向に亘り立面的に直列配置したもので
あり、図例では3個の成形用高圧容器1a,1
b,1cと、4個の中継用圧力容器1d,1e,
1f,1gとから成るものを示している。即ち第
11図において、第1,6図各実施例と同一符号
は何れも同一部材を示しているが、第1の成形用
高圧容器1aの挿入口11側に最初の中継圧力容
器1dを取付け、取出口12側に次の中継用圧力
容器1eを取付けるに当り、図示のように挿入口
11は中継用圧力容器1dの上部位置に取付け、
取出口12は中継用圧力容器1eの下部位置に取
付けることによつて、一対の中継用圧力容器1
d,1eは左右段違い状に並設されることにな
る。従つて第2の成形用高圧容器1bは、その挿
入口11と取出口12を、第1の成形用高圧容器
1aそれと反対向きとし、中継用圧力容器1eの
上部に挿入口11側を連結し、取出口12側を前
記した最初の中継用圧力容器1dの直上に配置し
た中継用圧力容器1fの下部に連結するのであ
り、更に第3の成形用高圧容器1cは、その挿入
口11および取出口12を、第1の成形用高圧容
器1aのそれと同一の向きとし、この第3の成形
用高圧容器1cの挿入口11を、前記中継用圧力
容器1fの上部に連結し、取出口12は先に述べ
た中継用圧力容器1eの直上に配置した中継用圧
力容器1gの下部に連結することによつて、3個
の互いにその挿入口11、取出口12の向きを反
対とした成形用高圧容器1a,1bおよび1c
を、これら成形用高圧容器1a,1b,1cの左
右両側に配置される各2個の中継用圧力容器1
d,1fおよび1e,1gによつて、上下方向に
亘り積層上にかつ直列に配置することにより、そ
の設置面において平面的な占有スペースを最少と
して、立体的にかつコンパクトに装置を構成でき
ることは明らかである。
従つて最初の中継用圧力容器1dの下部には、
被成形材9の供給用圧力容器1hを設置し、また
最終の中継用圧旅容器1gの上部には、被成形材
9の取出用圧力容器1kを設置することになる。
従つてまた最初の中継用圧力容器1dには、成形
用高圧容器1aのための蓋4a、プツシユロツド
6aが駆動シリンダ5aとともに、また供給用圧
力容器1hのための出口蓋4dが駆動シリンダと
ともに設けられ、かつ被成形材9のための移送テ
ーブル7aが設けられる。中間の中継用圧力容器
1e,1fにおいては、それぞれ成形用高圧容器
1a,1b、成形用高圧容器1b,1cのため
の、各蓋4a,4b、プツシユロツド6a,6
b、駆動シリンダ5a,5bが設置されるととも
に、被成形材9の移送テーブル7aが設けられ、
このさい中継用圧力容器1fにおいては移送テー
ブル7aおよびその駆動シリンダ5eは、スペー
ス上、容器1fの上部に配設される。最終の中継
用圧力容器1gにおいては、成形用高圧容器1c
のための蓋4bが駆動シリンダ5bとともに、ま
た取出用圧力容器1kのための、出口蓋4dとプ
ツシユロツド6bとが駆動シリンダ5dとともに
設けられ、また成形済み被成形材9のための移送
テーブル7bが駆動シリンダ5eとともに、かつ
同じくスペース上、容器1gの上部に配設され、
各部材個々の構造は先記実施例と同様のため、そ
の説明は省略し、この図例では移送テーブル7と
して、被成形材9の1個のみを支承する形状、大
きさのものとされたものを示している。この実施
例における操作手順は、第6図実施例に示したも
のと、成形用高圧容器1cおよび中継用圧力容器
1fを増加したに止まるので、その説示は省略す
る。図例では被性成形9として代替符号〜に
亘つてそれぞれ示しているが、取出用圧力容器1
kにおける成形済み被成形材の取出しととも
に、成形用高圧容器1cにおける被成形材の取
出し、取出されて生じるスペースへの、成形用高
圧容器1bにおける1個の被成形材の取出しと
挿入、被成形材の取出しによつて生じた容器1
bのスペース内に、成形用高圧容器1aにおける
1個の被成形材の取出しと挿入、被成形材の
取出しによつて生じた容器1aのスペース内に、
供給用圧力容器1hからの新しい被成形材XIの挿
入動作が逐次行なわれるのである。
以上述べた各実施例では、何れもその成形用高
圧容器は横型のものを用いているのであるが、本
発明は勿論縦型の成形用高圧容器に対しても適用
であるのであり、第12図にその実施例の1つを
示している。同図に示したものは、第11図実施
例と同じく、3個の成形用高圧容器1a,1b,
1cと、4個の中継用圧力容器1d,1e,1
f,1gとから成るものを示しており、また図に
おいて第1,6,11図と同一符号は何れも同一
符号を示しているが、3個の成形用高圧容器1a
〜1cは、何れも両端を開口した円筒を縦位置と
し、その一端を挿入口11とし、他端を取出口1
2とするとともに、内部を縦熱層2を介して加熱
源であるヒータ3を具備した成形室とするのであ
り、図示のように第1の成形用高圧容器1a、第
2の成形用高圧容器1b、第3の成形用高圧容器
1cを、何れもその軸心を平行させて直列に配置
し、最初の中継用圧力容器1dの上部一側に供給
用圧力容器1hを同じく縦型に取付け、同容器1
hの入口21に入口蓋4cを着脱自在に取付ける
とともに、容器内部と連通状に取付けられた出口
22には、同容器1hの下部一側に対応して設け
た駆動シリンダ5cのピストンロツド5c′に付設
した出口蓋4dを開閉自在に密封させるととも
に、容器1dの上部他側には供給用圧力容器1h
と並んで第1の成形用高圧容器1aの下部開口で
ある挿入口11を容器1d内と連通状に固設し、
この挿入口11を開閉自在に密封する蓋4aを、
容器1dの下部他側に付設した駆動シリンダ5a
のピストンロツド5a′に付設するのであり、同ロ
ツド5a′を中空ロツドとして、プツシユロツド6
aを同行単独進退自在に取付ける。第1の成形用
高圧容器1aにおける取出口12は、次の中継用
圧力容器1eの下部一側に連通状に固設し、取出
口12を開閉自在に密封する蓋4bは、同容器1
eの上部一側に対応して付設した駆動シリンダ5
bのピストンロツド5b′に取付けるとともに、同
容器1eの下部他側に、第1の成形用高圧容器1
aと並んで配置した第2の成形用高圧容器1bの
挿入口11を連通状に固設し、同挿入口11を開
閉自在に密封する蓋4bを、同容器1bの上部他
側に付設した駆動シリンダ5bのピストンロツド
5b′に付設し、この第2の成形用高圧容器1bの
取出口12は、最初の中継用圧力容器1dと並ん
で設ける中継用圧力容器1fの上部一側に連通状
に固設し、同取出口12を開閉自在に密封する蓋
4aを、同容器1fの下部一側に対応付設した駆
動シリンダ5aのピストンロツド5a′に付設し、
同ロツド5a′を中空ロツドとして、プツシユロツ
ド6aを同行兼単独進退自在に内挿し、同容器1
fの上部他側に、第2の成形用高圧容器1bと並
んで配置した第3の成形用高圧容器1cの挿入口
11を連通状に固定、この挿入口11を開閉自在
に密封する蓋4aを、同容器1fの下部他側に付
設した駆動シリンダ5aのピストンロツド5a′に
付設し、同ロツド5a′を中空ロツドとして、プツ
シユロツド6aを同行兼進退自在に内挿し、この
第3の成形用高圧容器1cの取出口12は、前記
中継用圧力容器1eと並んで設ける最後の中継用
圧力容器1gの下部一側に連通状に固定し、同取
出口12を開閉自在に密封する蓋4bを、同容器
1gの上部一側に対応して付設した駆動シリンダ
5bのピストンロツド5b′に付設するのである。
更に同容器1gの上部他側には、取出用圧力容器
1kの入口21を連通状に固設し、同入口21を
開閉自在に密封する入口蓋4cを、同容器1gの
下部他側に対応付設した駆動シリンダ5dのピス
トンロツド5d′に連結し、同ロツド5d′を中空ロ
ツドとして、プツシユロツド6bを同行兼単独進
退自在に内挿するとともに、圧力容器1kの出口
22には出口蓋4dを着脱自在に取付けるのであ
る。更に以上の各中継用圧力容器1d,1e,1
f,1gには、図示のようにそれぞれの容器内で
被成形材の搬送移動を行なうための各移送テーブ
ル7a,7a,7a,7bが、何れもそれぞれの
駆動シリンダ5eのピストンロツド5e′に保持さ
れることによつて、水平方向に進退自在に設けら
れることによつて、縦型の成形用高圧容器を用い
る場合においても、本発明装置が全く同様に得ら
れることになる。この実施例において被成形材が
図示されていないのは、縦型の場合、被成形材9
は縦型成形用高圧容器1a〜1c内を上下して移
動されるため、被成形材9は、図示のように上部
開口、下部有底の円筒体である収容容器23に収
納して取扱うため省略してあり、ここでは適宜
上、各容器23に被成形材を意味する代替え符号
〜を付記して表示している。これらの収容容
器23の上部開口には何れも吊環24が付設さ
れ、これと対応して上側の各中継用圧力容器1
e,1gにおける蓋4bの下面には、前記吊環2
4と係脱自在に係合する吊フツク25が付設され
ることによつて、成形用高圧容器1a〜1cにお
ける容器23の挿入、取出を行なうようにし、ま
た下側の各中継用圧力容器1d,1fにおいて
は、各プツシユロツド6aの頭部6cによつて、
収納容器23の底部を支承することによつて、各
成形用高圧容器1a〜1cにおける出入を行なう
ようにするのである。その他の各部分構造につい
ては、先に第1、第6図および第11図に説示し
た各実施例のそれと全く同様であるため、ここで
はその説示を省略する。
この縦型成形用高圧容器1a〜1cの複数を用
いた実施例におけるHIP処理操作手順は、先に述
べた第6、第11図実施例におけるそれと同様で
あり、簡単に概要のみを説示する。第12図の状
態から最先の成形済み被成形材の入つた収容容
器23の装置外取出しと、最後尾の新しい被成形
材の入つた収容容器23の第1の成形用高圧容
器1aへの挿入までを述べると、最終の中継用圧
力容器1gにおいて、取出用圧力容器1kの出口
蓋4dを取外して、同容器1k内の収容容器23
を、駆動シリンダ5dによりプツシユロツド6b
を単独上昇させることによつて、同容器23を取
出すとともに、同中継用圧力容器1gにおける駆
動シリンダ5bのピストンロツド5b′を上昇させ
ることにより、蓋4bを開放すれば、吊フツク2
5、吊環24を介し、被成形材の入つた収容容
器23も同行上昇して容器1g内へ吊り出され
る。従つてこの収容容器23は、取出用圧力容器
1kにおけるプツシユロツド6b、出口蓋4dの
下降、駆動シリンダ5eによる移送テーブル7b
の前進による容器23の受取、同テーブル7bの
後退による出口蓋4dにおけるプツシユロツド6
b上への移載、プツシユロツド6b、蓋4dの上
昇による取出用圧力容器1k内への搬送作業が進
行し、また中継用圧力容器1f側では、前記被成
形材の入つた収容容器23を取出した成形用高
圧容器1cにおける挿入口11の蓋4a、プツシ
ユロツド6aを下降させるとともに、前記成形用
高圧容器1cに隣る成形用高圧容器1bの取出口
12を閉鎖している蓋4a、プツシユロツド6a
を下降させることにより、同ロツド6aに支承さ
れた被成形材の入つている収容容器23を取出
すことができる。従つてこの取出した収容容器2
3を、容器1fの移送テーブル7aを前進させて
受取り、同テーブル7aを成形用高圧容器1c側
に後退させ、下降している蓋4aのプツシユロツ
ド6a上への収容容器23の移載、プツシユロツ
ド6a、蓋4aの上昇による同容器23の成形用
高圧容器1c内への挿入、閉鎖、蓋4bの閉鎖が
進行する。成形用高圧容器1bにおける蓋4a、
プツシユロツド6aの閉鎖とともに、中継用圧力
容器1e側では前記成形用高圧容器1bにおける
挿入口11の蓋4bの上昇開放、成形用高圧容器
1aにおける取出口12の蓋4bの上昇開放によ
る吊フツク25、吊環24を介する被成形材の
入つた収容容器23の同行吊り出しが行なわれ、
従つてこの吊り出された収容容器23を中継用圧
力容器1eに設けた移送テーブル7aの前進によ
り受取り、これを成形用高圧容器1b側への移
送、同容器1b内へ蓋4bの下降を介しての挿入
と閉鎖が進行する。一方被成形材の入つた収容
容器23を取出した成形用高圧容器1aにおける
蓋4bの閉鎖とともに、中継用圧力容器1d側で
は、その成形用高圧容器1aにおける挿入口11
を閉鎖している蓋4a、プツシユロツド6aを下
降させるとともに、供給用圧力容器1hにおける
出口22の出口蓋4dを下降させることにより、
同蓋4d上に載つている被成形材の入つた収容
容器23を容器1d内に下降させ、次いで容器1
d側に設けた移送テーブル7aを前進させ、下降
した収容容器23を受取り、同テーブル7aを成
形用高圧容器1a側に移動させ、下降している蓋
4aのブツシユロツド6a上に移載し、同ロツド
6a、蓋4aの上昇により、成形用高圧容器1a
への収容容器23の挿入、閉鎖が進行し、また供
給用圧力容器1h側では、出口蓋4dの閉鎖、入
口蓋4cの取外しと次の新しい収容容器23の挿
入が行なわれることになるのであり、またこれら
の諸動作は、各成形用高圧容器1a,1b,1c
および中継用圧力容器1d,1e,1f,1g、
更には供給用圧力容器1hおよび取出用圧力容器
1kにおいて、同時的に進行されるのであり、ま
た各成形用高圧容器1a〜1c、各中継用圧力容
器1d〜1g、供給、取出用圧力容器1h,1k
における同一圧力条件、同一雰囲気の維持、調節
操作も、横型の場合と同様に、各自容器に付設し
たバルブ8dを有する圧媒給排管路8a,8b,
8cによつて容易に制御できることはいうまでも
ない。各中継用圧力容器1d,1e,1f,1g
に設けられる各移送テーブル7a,7a,7b
は、何れも二又のフオーク状のテーブル形態で、
収容容器23の底部両側下面を支承して移動させ
るものとする。この成形用高圧容器1a〜1c
は、同一構造、同一向きに並設し、上下開口を互
い違いに挿入口、取出口として用いる。その他に
ついては先記した各実施例と同様であることはい
うまでもない。またこの実施例の場合、その中継
用圧力容器1d〜1gは必ずしも円筒体である必
要はなく、角形ボツクス形態であつても差支えな
い。
前記各実施例の内、第1,6,11図に示され
た横型の本発明装置における各移送テーブル7a
〜7fを、被成形材9との授受関係の構造実施例
を、第13図乃至第21図に亘つて説示する。
第13図乃至第21図に亘つて示したものは、
第6図において示した複数の成形用高圧容器1
a,1bを用い、かつ被成形材9の1個を移送テ
ーブル7aによつて移動させる場合のものであ
り、第13図に示すように被成形材9は載置台2
6に載せた状態で取扱うのであり、載置台26は
図示のように断面樋形とされて樋成形材9を安定
に保持するようにし、これに対し最初の中継用圧
力容器1dに付設される供給用圧力容器1hにお
ける出口蓋4dに突設される移送テーブル7cは
同図のB−B断面図に示されるように、載置台2
6の底面両側を台の長手方向に亘つて支承する二
又のフオーク状とされる。第13図において、最
初の中継用圧力容器1dにおける移送テーブル7
aは、前記載置台26の底面中央部分を支承する
細長いプレート形態とされ、このさい移送テーブ
ル7cとの干渉を避けるため、載置台26の底面
に突部27,27を設けるようにしてもよい。前
記移送テーブル7aと成形用高圧容器1aとの配
置関係は、第14図に示すように、中継用圧力容
器1dの中心を通る垂直な線上に成形用高圧容器
1aと供給用圧力容器1hとを配設し、従つて移
送テーブル7aを駆動シリンダ5eを介し、垂直
に昇降させ、両容器1a,1h間の必要移動を行
なうようにしてもよく、また第15図に示すよう
に、他との関係上、成形用高圧容器1aと供給用
圧力容器1hとが上下方向において斜めの関係位
置にある場合でも、駆動シリンダ5eを斜設し、
ヒストンロツド5e′を斜めに進退させ、両容器1
a,1h間を移動させることも可能であり、但し
この場合そのテーブル7aは、図示のように被成
形材9および載置台26を水平に支承できる形
状、構造のものとすることが必要である。この移
送テーブル7aの構造は、第21図に示した中間
の中継用圧力容器1eにおける移送テーブル7
a、更には最後の中継用圧力容器1gにおける移
送テーブル7bにおいても同様である。第13図
および第21図において示される成形用高圧容器
1a,1bにおいて、容器1a,1b内に設けら
れる受台10は、断熱層2、ヒータ3によつて囲
まれた成形室内の長手方向に亘つて、図例では3
個の被成形材9をそれぞれの載置台26を介して
支承するのであり、このため受台10は移送テー
ブル7aと同様に、載置台26の底面中央を支承
する細長いテーブル形態とされ、支柱13によつ
て固定状に設置される。第13図においてその成
形用高圧容器1a内に、挿入口11より被成形材
9を載置台26とともに挿入するための、蓋4a
側と同行兼単独進退自在に設けられたプツシユロ
ツド6aの頭部6cに突設される移送テーブル7
dは、第16,17,18図に示すように、移送
テーブル7aにより下方から上昇してくる被成形
材9および載置台26との干渉を避けるため、回
動開閉型式の構造とされる。即ち移送テーブル7
dは二又のフオーク状とされ、一対のテーブル片
7d,7d′は略L形とされ、L形基部の上端が頭
部6c側にピン軸28,28によつて何れも揺動
自在に支持され、頭部6cの前記基部内側と係合
する位置に挿通孔29,29を開設し、プツシユ
ロツド6aと前記頭部を含めて合体する蓋4a側
に前記挿通孔29,29に挿脱自在の作動ピン3
0,30を突設し、第17図のように蓋4aがロ
ツド6aの頭部6c側と合体した時、その作動ピン
30,30が挿通孔29,29内に挿通され、同
ピン30,30の先端側が挿通孔より突出し、各
テーブル片7d′,7d′のL形の基部を外方に、そ
のピン軸28,28を支点として回動拡開させ、
これにより両テーブル片7d′,7d′間を被成形材
9および載置台26が支障なく通過するように
し、またブツシユロツド6aが単独前進する時、
第18図のように作動ピン30,30が挿通孔2
9,29より抜け、これによつて開いていた両テ
ーブル片7d′,7d′がピン軸28,28を支点と
して自重により回動縮閉することにより、載置台
26の両側底面を支持し、移送テーブル7a上よ
りの移載が得られるようにするのであり、この成
形用高圧容器1aの取出口12側の蓋4bの前面
に付設される移送テーブル7eは、先に供給用圧
力容器1hにおいて述べた移送テーブル7cと同
様、単に二又のフオーク状のものとされる。前記
した移送テーブル7d,7eの各構造は、成形用
高圧容器1bにおいても同様であり、また最終の
中継用圧力容器における取出用圧力容器1kのプ
ツシユロツド6bに付設される移送テーブル7f
も、前記した移送テーブル7dの構造と同様のも
のとされる。
また以上に述べた第6図実施例に対する第13
図乃至第21図に亘つて説示した被成形材9の授
受構造の全般は、第1図実施例および第11図実
施例において同様に適用されることはいうまでも
ない。
前記した第13図および第13図、第19図、
第20図に亘つて、供給用圧力容器1h内にある
被成形材9の、成形用高圧容器1a内への移動
を、テーブル間授受を主として説示すれば、次の
通りである。第13図において、成形用高圧容器
1aと中継用圧力容器1dとは、同一圧力、同一
雰囲気に保持されており、供給用圧力容器1h内
に被成形材9を挿入し、入口蓋4cを閉じて、同
容器1h内をバルブ8dを有する圧媒(ガス)給
排管路8cにより、ガス置換を行なつた後、中継
用圧力容器1dと同圧とし、駆動シリンダ5cに
より出口蓋4dを後退させ、その移送テーブル7
cを第16図のように移送テーブル7aと正対さ
せ、駆動シリンダ5eにより移送テーブル7aを
上昇させることにより、同テーブル7aは載置台
26の底部中央を支持して上昇することにより、
同テーブル7a上に載置台26、被成形材9が自
動的に移載されることになる。同時に駆動シリン
ダ5aにより、成形用高圧容器1aの挿入口11
を閉じている蓋4a、プツシユロツド6aが図示
位置に後退し、このさい前記ロツド6aの頭部6
cに設けられた移送テーブル7dの各テーブル片
7d,7d′は作動ピン30,30によつて、第1
7図のように開いた状態にある。従つて移送テー
ブル7aを引続き上昇させ、同テーブル7a上の
載置台26、被成形材9を、開かれたテーブル片
7d′,7d′の間を通過させ、対応位置に止めるこ
とができる。次いでプツシユロツド6aを単独前
進させることにより、作動ピン30,30の抜け
出しとともにテーブル片7d′,7d′は水平状態に
閉じて載置台26の両外側の底面下部を支承し、
引続きロツド6aを前進させることにより、その
移送テーブル7d上に移載した載置台26、被成
形材9は、第19図に示すように挿入口11から
成形用高圧容器1a内に入り、載置台26の底面
中央部分が、同容器1a内の受台10上に乗るこ
とによつて、第20図に示すようにこの被成形材
9を成形用高圧容器1a内に挿入することがで
き、この間の移送テーブル7aは旧位に下降復帰
し、蓋4aを移動シリンダ5aを介して成形用高
圧容器1aの挿入口11に閉鎖するとともに、供
給用圧力容器1h側においては、駆動シリンダ5
cによる出口蓋4dの、同容器1hの出口22の
閉鎖が既に行なわれているので、同容器1hの減
圧、ガス置換を行なつて後、その入口蓋4cを開
放し、次の新しい被成形材9を載置台26ととも
に挿入し、入口蓋4cを閉じることにより、移送
テーブル7c,7a,7d間における載置台26
を介しての被成形材9の授受と移動、搬送動作が
自動的に完結するのである。従つてまたこれらの
動作は、第21図における中継用圧力容器1e、
中継用圧力容器1g側においても、それぞれの移
送テーブル7e,7d,7a、また移送テーブル
7b,7e,7f間において、同様に行なわれる
ことになる。
第22図乃至第25図に亘つて示したものは、
第12図において説示した縦型成形用高圧容器を
用いた実施例における吊環24と吊フツク25と
による収容容器23の授受構造およびプツシユロ
ツド6a,6bによる授受構造を示したものであ
り、第22図は供給用圧力容器1hの設置される
最初の中継用圧力容器1dを示し、図示のように
収容容器23の底部は小径底部28とされ、供給
用圧力容器1hにおいては、駆動シリンダ5cの
ピストンロツド5c′に取付けられた出口蓋4dに
よつて、直接小径底部28を受けるようにされ
る。従つてこれが下降した時、移送テーブル7a
を二又のフオーク状とすることによつて、前記小
径底部28の周側対称位置を挟んで支承し、移送
を行なうようにしている。これは他の移送テーブ
ル7a,7bにおいても同様である。また成形用
高圧容器1a,1b,1cにおいて、その挿入口
11乃至は取出口12に下側から挿入して、プツ
シユロツド6aで受ける場合、断熱層2を付設し
たロツド6aの頭部6cで受けることになる。こ
れは第25図において示した取出用圧力容器1k
におけるプツシユロツド6bにおいても同様であ
る。但しイプツシユロツド6bは断熱層2は用い
ないので、頭部6dによつて直接に受けることに
なる。第23図は中継用圧力容器1eにおける成
形用高圧容器1a,1bにおける取出口12乃至
挿入口11において、蓋4bに設けた吊フツク2
5と、収容容器23の上部開口に設けた吊環24
による授受構造を示しており、固定の吊環24に
対し、吊フツク25はフツク部25aと尾部25
bとが屈曲形成されたもので、両者の略中間部分
がピン軸31によつて、蓋4bの底面に同ピン軸
31を支点として揺動自在に枢支されたもので、
フリーな状態で蓋4bとともに垂下された状態で
は、ピン軸31を支点としてフツク部25aが垂
直に立つようにバランスされているので、成形用
高圧容器1a〜1cにおける断熱層2を利用し
て、前記尾部25bと係脱自在な係止部32を設
けて置くことにより、第23図の向つて右側の成
形用高圧容器1aにおいて、駆動シリンダ5bを
介し蓋4bを取出口12に閉鎖した場合、吊フツ
ク25の尾部25bが係止部32に係合して水平
状に保持されるため、フツク部25aは内向き傾
斜の姿勢とされる。従つてこの成形用高圧容器1
aに下方からプツシユロツド6aによつて挿入さ
れた収容容器23の吊環24は、フツク部25a
と衝突することなくこれを通過し、図示の位置と
なる。このようにして挿入された収容容器23を
成形高圧容器1aの取出口12から取出すに当つ
ては、第24図に示すように、蓋4bを駆動シリ
ンダ5bにより上昇させれば、この上昇により吊
フツク25は尾部25bが係止部32から離れる
ことによつてフリーとなり、図示のようにフツク
部25aがピン軸31を支点とする吊フツク25
の回動を介し、吊環24と係合するので、引続く
蓋4bの上昇により成形用高圧容器1aから中継
用圧力容器1e内に吊り出される。収容容器23
の小径底部28が移送テーブル7aの正対位置で
停止し、移送テーブル7aの二又フオークにより
小径底部28を挟持し、次の成形用高圧容器1b
への移動が行なえるのである。この成形用高圧容
器1bではその取出口12は反対側で、内部の収
容容器23は、図示省略するが下方のプツシユロ
ツド6aの下降によつて取出されるので、この収
容容器23の取出後、成形用高圧容器1bの蓋4
bを上昇させて挿入口11を開放して置くことに
より、成形用高圧容器1aから移送テーブル7a
上に受取つた被成形材の入つた収容容器23
を、この空になつた次の成形用高圧容器1bへ、
蓋4bの下降、その吊フツク25のフツク部25
aがテーブル7aの収容容器23の吊環24に、
ピン軸31を支点とする揺動、係合を介し、テー
ブル7aの後退、蓋4bの下降によつて、収容容
器23の成形用高圧容器1bに対する自動挿入が
得られる。
第25図に最終の中継用圧力容器1gを示して
おり、先にも述べたように、取出用圧力容器1k
からの成形済み被成形材の入つた収容容器23
の取出しは、出口蓋4dの取外し、入口蓋4cの
プツシユロツド6bの単独上昇により、収容容器
23を押上げて取出すことができ、プツシユロツ
ド6bの単独下降、蓋4cとロツド6bの合体下
降による挿入口21の開放、成形用高圧容器1c
における蓋4bの上昇開放、吊フツク25、吊環
24による被成形材の入つた収容容器23の同
行吊り出し、この収容容器23に対する移送テー
ブル7bの前進、受取、テーブル7bの中継用圧
力容器1k直下への停止、下降していたプツシユ
ロツド6bの上昇以下、同様に収容容器23の中
継用圧力容器1k内への挿入が得られる。以上の
ように縦型の成形用高圧容器1a〜1cの場合で
も、簡単な吊環24、吊フツク25等の係脱部材
により、被成形材9の入つた収容容器23の授受
と搬送は容易に且つ自動的のもとに得られる。
以上の各実施例において、HIP処理を行なう成
形用高圧容器1における内部構造について、特に
第1,6,11各図に示された横型の成形用高圧
容器には、次のような構造を実施例として用いる
ことができる。一般にこの種のHIP装置において
は、その高圧容器内部の成形室内では、高温、高
圧ガスの激しい対流によつて、成形室内上部温度
が上昇するため、成形室上部側への放熱量は、側
面側への放熱量よりも多くなる不均衡が生じる。
かかる不均衡を解消するためには、成形室上部に
位置する断熱層2において、断熱性能の優れた材
料を用いるか、あるいはその厚さを厚くするかで
ある。第12図において示した縦型の成形用高圧
容器の場合は、その両端開口の円筒形の容器本体
を垂直に立て、容器本体の内周面に沿つて断熱層
2を円筒状に立設し、断熱層2の内面にヒータ3
を配設して、容器本体と同心の円筒状成形室を形
成することになる。このさい円筒状の容器本体の
軸方向上下端の開口は、一方が挿入口11、他方
は取出口12とされるので、この部分の断熱構造
としては、被成形材9のための収容容器23の出
入上、容器本体の内面に沿つて周回される断熱層
2を分断して、挿入口11、取出口12に開閉自
在に密嵌される蓋4a,4b側に断熱層2を設け
ることになる。従つて第12図の各成形容器1a
〜1cに図示されるように、図例では何れも上位
に位置する蓋4bに設けられる断熱層2を肉厚と
し、下位に位置する蓋4aにおけるプツシユロツ
ド6aの頭部6cに設けられる断熱層2を肉薄と
することにより、あるいは上位の蓋4b側の断熱
層2をより断熱性能の大きな材料で形成すること
によつて、ある程度の不均衡解消の効果が得られ
る。これに対し第1,6,11各図に示した横型
の成形用高圧容器1においては、第1図において
示されるように、円筒形の容器本体の軸心を水平
方向に向けて横向きにし、容器本体の内周面に沿
つて断熱層2を同心円筒状に配置し、この内側に
第26図の横断面で示されるようにヒータを配置
して、容器本体と同心の円筒状の成形室を形成
し、被成形材9のための水平な受台10を設ける
構造となるのであり、容器本体の軸方向両端を挿
入口11および取出口12とし、蓋4a,4bを
開閉自在に密封させることになる。従つてこの型
式では、第26図に示した円筒の中心Oから上方
が成形室の上部となり、また下方が成形室の下部
となり、中心Oの図向つて左右が成形室の両側面
となり、これを図示のように均等な厚さを持つ断
熱層2で囲むので、前記した上部側の放熱量の過
大を抑制するためには、縦型の成形用高圧容器1
における上下の蓋4a,4bにおける断熱層2の
厚薄による手段を用いることはできない。また同
図に示した円筒形の断熱層2の上部のみを分断し
て断熱性能の高いものとすることは、構造が面倒
であるのみならず、超高圧の加圧に対して考慮す
る必要がある。
本発明では、このため第27図に示すように、
かかる横型の成形用高圧容器1において、円筒形
の容器本体の中心Oに対し、成形室の中心01を下
方に偏心させ、容器本体の内周面に沿つて設ける
断熱層2を、その外周面2aは中心Oと同心の円
周面とし、これに対し内周面2bは中心01と同心
の円周面とした断面形状の断熱層2とするのであ
り、これによれば成形室上部の断熱層厚さT1を、
成形室下部の断熱層厚さT2に比しより厚くする
ことが、断熱層分断や断熱材料変更の必要なく、
成形室上部側の過大な放熱量を抑制できることに
なり、第1,6,11各図に示した実施例におい
て、かかる断熱層構造を用い、熱処理内容の均
質、高度化を得ることもできる。尚各実施例にお
いて必要構造の設計変更は自由である。
(発明の効果) 本発明は熱間静水圧加圧装置によれば、従来の
各1台の成形用高圧容器を中心として、ハンドリ
ング操作の多分に含まれたマニユアルなバツチ式
生産に比し、大量の比成形材料を連続かつ効率的
にHIP処理する点において著しく有利であるとと
もに、従来提示された自動化手段に比しても、以
下の点において有利である。即ち、本発明装置に
おいては、被成形材9のHIP処理を行なう成形用
高圧容器1の一端開口を挿入口11とし、他端開
口を取出口12とし、この成形用高圧容器1の両
側に各自独立した中継用圧力容器1d,1gの2
個を前記挿入口11、取出口12にそれぞれ連通
状に取付け、かつ最初の中継用圧力容器1dと、
最終の中継用圧力容器1gとには、それぞれ被成
形材の供給用圧力容器1h、成形済み被成形材の
取出用圧力容器1kを付設することによつて、一
連のHIP処理を効率よく自動化でき、かつそれぞ
れ中継用圧力容器には、何れも被成形材9の受
取、搬送、挿入手段を内蔵することにより、各中
継用圧力容器では、その成形用高圧容器1の挿入
口11、または取出口12を対象として、作業を
同時進行的に行なわせるため、デツトタイムやタ
イムロスのおそれがなく、一連の処理、操作時間
を著しく短縮化でき、また、成形用高圧容器の挿
入口および取出口に連通接続されている中継用圧
力容器とこの容器に連通接続されている供給用圧
力容器および取出口圧旅容器は、いずれも外界と
遮断されているとともに圧媒供給排出手段を備え
ているので、HIP処理必要時間内に前処理と後処
理を各中継用圧旅容器内で進行でき、このとき、
該中継用圧力容器はガス雰囲気下にあるので、被
成形材および成形体の変質等は防止できる、しか
も、高圧容器でHIP処理した後、成形室を開放し
ても該成形室は外界と遮断されている中継用圧力
容器に接続され、かつ、ガス雰囲気下にあるの
で、加熱源(ヒータ)の酸化等がなく、このこと
は高温、高圧を解除した後、ある程度冷却するま
で取出を待つ必要がなくなつて、プレスサイクル
タイムを長くする必要もなくなり、工業的な大量
生産を容易に可能とし、特に横型の成形用高圧容
器を用いる場合、効果的である。更にこれらの各
容器はそれぞれバルブ8dを具備した圧媒の給排
管路を独立して持つことにより、成形用高圧容器
における圧力条件を均一同圧の条件に維持でき、
また真空、特定ガス雰囲気の環境維持や切替も、
被成形材9の供給用、取出用の圧力容器に至るま
で、自在に制御できることは、著しく有利であ
る。また本発明の第2の技術的手段によれば、複
数個の成形用高圧容器を多段に連設し、その処理
温度を相違させているので、異なるHIP処理パタ
ーン連続して行なうことができ、単一パターンと
相違し、より高度なバラエテイに富むHIP処理が
得られるのであり、装置全体も実施例に示すよう
にコンパクトなな構成で足りるのであり、これに
よつてきわめて多方面のHIP処理対象物に対する
工業的でかつ安定した高度なHIP処理を可能とす
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の基本的実施例の縦断正面
図、第2図乃至第5図は第1図実施例の各作動状
態を示す縦断正面図、第6図は複数のHIP処理容
器を持つ本発明装置実施例の縦断正面図、第7図
乃至第10図は第6図実施例の各作動状態を示す
縦断正面図、第11図は複数のHIP処理容器を上
下方向に多段設置した本発明装置実施例の縦断正
面図、第12図は複数の縦型HIP処理容器による
本発明装置実施例の縦断正面図、第13図は第6
図実施例における被成形材授受要部の一部部分図
を含む縦断正面図、第14,15図は被成形材供
給用圧力容器からHIP処理容器への被成形材搬送
実施例要部の各横断正面図、第16図は第14図
実施例要部の縦断正面図、第17,18図はHIP
処理容器への被成形材移送テーブル要部構造実施
例の作動状態説明図、第19,20,21図は第
6図実施例における被成形材授受要部の各作動説
明図、第22,23,24,25図は第12図実
施例における被成形材授受各要部の縦断正面図、
第26図は横型HIP処理容器における断熱層構造
を示す横断正面図、第27図は同改善された断熱
層構造を示す横断正面図である。 1a,1b,1c……成形用高圧容器、1d〜
1g……中継用圧力容器、1h……被成形材供給
用圧力容器、1k……被成形材取出用圧力容器、
2……断熱層、3……ヒータ、4a,4b……成
形用容器蓋、5a〜5e……駆動シリンダ、6
a,6b……プツシユロツド、7a〜7f……移
送テーブル、8a〜8c……圧媒給排管路、8d
……バルブ、9……被成形材、10……受台、1
1……挿入口、12……取出口。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 断熱層および加熱源を具備した成形室に加圧
    圧媒の供給排出手段を有する容器の一端開口が被
    成形材挿入口とされ、他端開口は成形体取出口と
    されている少なくとも1個の成形用高圧容器を備
    え、該成形用高圧容器の挿入口および取出口に各
    別に連通閉塞自在に接続されているとともに圧媒
    の供給排出手段を有して外界と遮断されている少
    なくとも2個の中継用圧力容器を備え、該中継用
    圧力容器の最初および最後にそれぞれ連通閉塞自
    在に接続されているとともに外界と遮断可能とさ
    れ、かつ圧媒の供給排出手段をそれぞれ備えてい
    る被成形材料供給圧力容器および成形体取出用圧
    力容器を備え、前期中継用圧力容器のそれぞれに
    は、被成形材および/または成形体の受取・搬
    送・挿入手段を内蔵しているとともに、前記成形
    用高圧容器の挿入口および取出口を開閉自在にす
    る開閉蓋を備えていることを特徴とする連続熱間
    静水圧加圧装置。 2 断熱層および加熱源を具備した成形室に加圧
    圧媒の供給排出手段を有する容器の一端開口が被
    成形材挿入口とされ、他端開口は成形体取出口と
    されている少なくとも2個以上の成形用高圧容器
    を備え、該成形用高圧容器の挿入口および取出口
    に各別に連通閉塞自在に接続されているとともに
    圧媒の供給排出手段を有して外界と遮断されてい
    る少なくとも3個の中継用圧力容器を備え、該中
    継用圧力容器の最初および最後にそれぞれ連通閉
    塞自在に接続されているとともに外界と遮断可能
    とされ、かつ圧媒の供給排出手段をそれぞれ備え
    ている被成形材供給用圧力容器および成形体取出
    用圧力容器を備え、前期中継用圧力容器のそれぞ
    れには、被成形材および/または成形体の受取・
    搬送・挿入手段を内蔵しているとともに、前記成
    形用高圧容器の挿入口および取出口を開閉自在に
    する開閉蓋を備え、更に、中継用圧力容器の少な
    くともひとつは、成形用高圧容器の挿入口と該容
    器とは別の成形用高圧容器の取出口とを連通すべ
    く備えられ、成形用高圧容器における加熱源はそ
    れぞれ加熱温度を相違するものとされていること
    を特徴とする連続熱間静水圧加圧装置。
JP25428785A 1985-11-12 1985-11-12 連続熱間静水圧加圧装置 Granted JPS62112985A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6026282B2 (ja) * 1978-08-16 1985-06-22 パイオニア株式会社 ボリユ−ム

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