JPS61199002A - ホツトプレス装置及びその運転方法 - Google Patents

ホツトプレス装置及びその運転方法

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JPS61199002A
JPS61199002A JP3762885A JP3762885A JPS61199002A JP S61199002 A JPS61199002 A JP S61199002A JP 3762885 A JP3762885 A JP 3762885A JP 3762885 A JP3762885 A JP 3762885A JP S61199002 A JPS61199002 A JP S61199002A
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芳樹 土田
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(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野1 本発明は、真空もしくは不活性ガス雰囲気中で被処理物
を加熱しながら一軸方向に押圧するホットプレス装置及
びその運転方法に係り、特にセラミックスや金属粉末の
抑圧焼結や金属類の拡散接合などに使用され感ものに関
する。
[従来の技術] 従来のバッチ式ホットプレス装置は、第4図に示す如く
、竪形の一体密閉容器aの上部が加熱室b、下部が冷却
室Cとした別体構造になっている。断熱壁dで囲まれた
加熱室内に被処理物eを加熱する発熱体fが設けられ、
被処理物eを押圧する上ラムqと下ラムhとが、炉体を
貫通している。下ラムhは固定式プレスフレームiの下
部に取付けたプレスシリンダ」に連結されており、その
昇降により、加熱室すと冷fJI室Cとの間で被処理物
eの搬送を兼ねている。
このように構成されたホットプレス装置の操作は、まず
、冷却室側面のドアkを開いて冷却全C内に装入された
被処理物Cを下ラムhの上端で受り、次いで加熱室すま
で押し、[げ、ドアkを閉じてから炉内を真空に排気し
た後ホットプレスする。そして、処理完了後、炉内に冷
k[ガスを導入し、成品を冷11!cに降して所定温度
まで冷2.11後、ドアkを開き、成品を炉外へ取出す
したがって、成品の冷却中、加熱装置とプレス装置とは
作動を停止し、次の被処理物は炉外で待機したままとな
る。
[発明が解決しようとする問題点] ところが、従来のバッチ式ホッ1−ブレス装自では、上
述したように成品を炉内から取出すまでは、次の被処理
物は炉外で¥i機したままとなるので、操作上、プレス
装置、加熱電源、真空排気装置等の付属装置の稼動率が
悪く、1サイクルの処理時間に多大の処理時間を要する
こととなって生産性を上げることができなかった。
また、構造上においても、従来の装置では、プレスシリ
ンダjが被処理物eの昇降を兼ねているため、シリンダ
ストロークが長くなると共に、深いビットj内にプレス
シリンダjを収納しなければならず、設備全高が高くな
っていた。更に、プレス軸としての下ラムhが長軸とな
り、ホットプレス中、軸心が外れて片押しの状態になり
易く、プレス操作が不安定になり、またプレスフレーム
iが固定式であるため、炉上蓋mを開いて炉内を保守点
検するのが困難であった。
[発明の目的] 本発明の目的は、上記従来の問題点を解消して、設備馬
ざを低くすると共にプレス軸を短くしてプレス操作を安
定にし、しかも保守員検が容易なホットプレス装置を提
供することである。
また、本発明の目的は、経済的な設備構成で、ホットプ
レス処理を半連続化して生産性を高め得るホットプレス
装置の運転方法を提供リ−ることである。
[発明の概要] 上記目的に沿う本発明装置の構成は、バッチ式の竪形電
熱炉を、冷却室兼用の加熱室を有する炉本体と、被処理
物を装入するために開閉自在となした上・下蓋とに分割
し、その上・下蓋に一対のプレスラムを対向して貫通さ
せ、ラム間で被処理物を挾持するようにする一方、上記
電熱炉の外周を囲って上・下蓋より突出した一対のプレ
スラムと係合してプレスロンドの進出によりラム間でホ
ットプレスさせるプレスフレームを走行自在に設りて、
上記電熱炉をプレスフレームから解放することができる
ようにしたものである。
また、上記目的に沿う本発明方法の構成は、上記構成の
竪形電熱炉を複数基並設するとともに、上記構成のプレ
スフレームをこれら複数基の電熱炉に共通して使用する
ように少なくとも1台配置して、このプレスフレームを
移動させることにより各電熱炉を順次、あるいは交互に
ホットプレスJるようにしたものである。
[実施例] 本発明の実施例を第1図〜第3図に基づいて説明すれば
以下の通りである。ここでは、ホットプレス装置として
セラミックス焼結用のホットプレス装置を、また加熱方
式は抵抗加熱方式を想定して述べるが、本発明はこれら
に限定されるものではなく、セラミックスの押出焼結以
外に、金属類の拡散接合やFRM (繊維強化金属)の
製造など、より低温でホットプレスするホットプレス装
置にも、また抵抗加熱以外に誘導加熱方式など他の加熱
方式のものにも適用できる。
第1図及び第2図に示す如く、基本的なバッチ式ホット
プレス装置は、竪形電熱炉1とプレスフレーム2とから
組成される。
竪形電熱炉1を構成する炉本体は、竪形の水冷二重壁構
造をしており、炉上蓋3と、′円筒形の胴部4と、炉下
蓋5とに3分割され、胴部4を架構6に支持することに
よって全体が基台7より浮設される。
炉内には、断熱壁8で囲まれた冷却室兼用の加熱室9が
設けられ、この加熱室内に黒鉛製モールド10が導入配
置されるとともに、その周囲にターミナルノズル11か
ら加熱電源(図示せず)を供給される黒鉛製ヒータ12
が取付けられる。
上記モールド10内には、上パンチ13と下バンブ14
とに挟まれた被処理物としてのセラミックス原料15が
充填され、これらは一体となって下ラム16の上端に定
置される。
下ラム16は炉下蓋5を貫通するとともに途中の鍔部1
7でラムガイド18に支持されて、炉下器5より垂下す
る。また、上ラム19は、炉−ト蓋3を貫通して上部の
リング20でラムガイド21に支持されて、上バンチ1
3の真上に炉り蓋3より垂下する。したがって、上・下
ラム19.16は共に上昇移動が許容される。
上記上・下パンチ13.14及びセラミックス原料15
を一体化したモールド10の炉内への装入と炉外への搬
出を炉本体の側方からではなく下方から行うため、炉下
器5は、例えばギャード七−タ駆動による複数のスクリ
ュージヤツキ23により架構6に支持され、水平昇降さ
せることにより開[J自在となっている。これに対して
炉上蓋3は、単にボルト・ナツト等の手段によって胴部
4に着脱自在に取り付けである。
このようにして、一対の上下ラム19.16を炉本体に
内蔵した竪形電熱炉1が構成される。
一方、プレスフレーム2は第2図に示す如く、円型の鋼
板溶接構造をしており、架構6の外側に位置した左右に
プレス支柱24.24を有し、下部ペッド25にシリン
ダロッド26を昇降させるプレスシリンダとしての油圧
シリンダ27が固定され、上部ベッド28には圧力用量
は部29が設けられている。そして、上記プレス支柱2
4の下部に車輪ユニット30が取り付けられ、電熱炉1
下に敷設したレール31上を油圧シリンダ32により走
行するようになっている。
従って、炉下蓋5が閉じた状態でプレスフレーム2を移
動して、これで電熱炉1外周を囲う位置に持って来た後
、垂下している下ラム16の下端にシリンダロッド26
を軸合せして、下ラム16を押し上げれば、上バンチ1
3が上ラム19の下端に密着して上ラム19を押し上げ
るが、上ラム1つの上端がプレスフレーム2の上部ベッ
ド28の圧力用量は部29に規制されるため、モールド
10内のセラミックス原料15はプレスされることにな
る。
このように、上記実施例の竪形電熱炉によれば、加熱・
冷却を1室で行うようにしたので、許容が小さくて欝み
、真空排気5A置の真空ポンプ容量を大幅に小さくする
ことができると共に、雰囲気ガス使用量が少なく経済的
である。
また、プレスフレーム2を固定式ではなく移動式とした
ため、設備高さが低くなる。そして、プレスフレーム2
を移動式としたことに伴い、下ラム16をシリンダロッ
ド26から分離させたので、下ラム16が可及的に短く
なり、しかも、この下ラム16を上ラム19と同様に炉
体貫通部のラムガイド18..21によって案内支持す
るようにしたので押圧が極めて安定する。
更に、プレスフレーム2を退避させることにより、炉下
M5は勿論、炉上蓋3の開閉も容易であり、炉内の保守
点検を容易に行うことができる。
ところで、本実施例では上述した竪形電熱炉1を複数基
(図示例では2基)と、プレスフレーム2の少なくとも
1基とを第1図に示す如く組み合わぜて2炉式ホットプ
レス装置を構成ケる。即ち、2塁の竪形電熱炉1,1は
共通架構上に#l設置るが、架構支柱33はプレスフレ
ーム2の移動範囲Rの外側に立て、プレスフレーム2の
移動中、下部ベッド25と架構支柱33とが干渉しない
ようにする。
なお、プレスフレーム2の上部ベッド28には、炉上蓋
3を吊り上げて取り外すための品りビーム34を取り付
け、炉上方からも炉内の保守真横ができるようにしであ
る。また、このビーム34を使用して炉内部品の取付t
ノ・取外しも行える。
さて、上述したような2炉式ボットプレス装置の運転方
法を第3図のタイムチャートに従って説明する。なお、
第1図中、左の炉をNo、 1炉、右の炉をNo 2炉
とする。同図においてNQI炉はホットプレス状態を、
k2炉はモールド取替中の状態をそれぞれ示している。
まず、プレスフレーム2をNα1炉から退避させ、N(
11炉のスクリュージヤツキ23を駆動して炉下蓋5を
下方へ降下させて開き、上・下バンチ13゜14を一体
化したモールド10をローダ35に載せて下ラム16の
真上まで運ぶ(Sl )。次いで下ラム16を支持する
炉下蓋5をスクリューシャツ、l123で上背ざVてロ
ーダ35から下ラム161\[−ルド10を受(〕渡し
、炉下蓋5を閉じる。
このとき炉内のモールド10は加熱室9内の所定位置に
ヒツトされる。
次に、No、 1炉の真空引きを図示しない真空排気装
;aにより真空排気口36より行い(G+)、炉内が所
定の真空度に到達侵、図示しない加熱電源を接続してヒ
ータ12に通電し、真空加熱を開始する(Hl )。そ
して、所定温度に達した時点ir+)でプレスフレーム
2をNα1炉へ移動させ、下ラム16の下端でシリンダ
ロッド26の軸合せ後、プレスシリンダ27に油を供給
しシリンダロッド26を前進させモールド10を押し上
げて、モールド10内のセラミックス原料15をホット
プレスする(Pl )。ここでは、常温から2000℃
まで4時間で昇温し、2000℃で更に4時間均熱後ヒ
ータ12への通電を切り(H2)、このあと炉内に冷却
ガス導入口37より冷却ガスを導入してモールド10の
冷却を開始する(G2)。
一方、Nα2炉は、その時点(G2)でモールド10の
挿入を完了しくS2)、引続いて真空引きを開始してお
り(G3)、加熱準備を終り次第ヒータ12の通電をN
Q 2炉側へ切替えて、Nα2炉の1111熱に入る(
H2)。なお、NQI炉ではプレス操作を完了後(P2
)、シリンダロッド26を後退させ、下ラム16をラム
ガイド18の支持位胃まで下降させたまま冷却を継続す
る。そして、シリンダロッド26を後退させたプレスフ
レーム2を今度はNfi2炉側へ移動させ、NQ 2炉
内のモールド10が所定温度まで昇温した時点(T2)
で、ホラ1−プレスを開始する(P2)。
これとは逆に、2000℃から150℃まで約8時間の
冷731を継続したNo、 1炉では、冷却完了(す(
T3 )炉下蓋5を開き前述とは逆の順序で下ラム16
上のモールド10をローダ35へ受渡し、Nα1炉のホ
ットプレス処理を完了する。
このようにして、2炉1.1間でプレスフレーム2を往
復移動させ、ホットプレス処理を交互に繰り返すことに
より、一方の炉のホットプレス処理が完了前に他方の炉
でホットプレス処理に入ることができるから、一方の炉
のホットプレス処理完了まで次の被処理物を炉外で待機
させる必要がなくなり、成品の生産サイクルは1炉によ
るバッチ運転の場合の約172に短縮され、生産性は約
2倍に向上し、連続運転に近づけることができる。
また、交互にホットプレスすることにより、プレス装置
を各炉間で兼用できると共に、真空冷却で2炉同時に真
空引きを必要とする場合以外は真空ポンプの容量は1炉
分でよい。このことは、真空加熱ではなく雰囲気加熱の
場合も同様である。
更に、ヒータへの通電を切換えるために炉体切咎鼎を追
加するだけで、加熱電源の容量は1炉分てよい。
なお、第1図〜第2図の実施例では、プレスフレーム2
の下部ベッド25にプレスシリンダ27を取り付番プて
炉下M5を開閉し、セラミックス原料15を下方装入す
る場合について述べたが、これとは逆に炉上蓋3をシリ
ンダ等で開閉して上方装入することも可能である。
また、プレスシリンダ27をプレスフレーム2の上部ベ
ッド28に取り付けて、下ラム16ではなく上ラム19
で圧下する方式も可能であり、その場合にもセラミック
ス原料等の被処理物の装入は上方又は下方のいずれも適
用できる。
[発明の効果] 以上要するに本発明によれば次のような優れた効果を発
揮する。
(1)  本発明装置によれば、加熱・冷却を1室で行
うため炉容が小さくなって設備高さを低くすることがで
き、またプレスラムとプレスロッドを分離してプレスロ
ッドを短くしたことによりプレス操作の安定化が図れ、
更には炉蓋を開閉自在としたことにより炉内の保守点検
が容易となる。
(21また本発明方法によれば、複数のバッチ式電熱炉
を並設してこれらを移動式のプレスフレームで交互にホ
ットプレス処理することにより、各戸の完了を持つこと
なく各戸でラップしたホットプレス処理が行なえて生産
性を高める半連続化した処理ができ、また、プレス装置
、加熱電源、真空排気装置等ボットプレス処理に時系列
的に必要な装置を各炉間で兼用でさるため、各装置の稼
動率を向上さけて生産性の向上をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置及び本発明方法を実施Jるためのホ
ットプレス装置の一実施例を示す正断面図、第2図は第
1図の側面図、第3図は第1図の装置の操作順序を説明
するタイジングチ11−ト、第4図は従来のホットプレ
ス装置を示す概略正断面図である。 図中、1は竪形電熱炉、2はプレスフレーム、3は炉上
蓋、4はff11部、5は炉下蓋、7は基台、9は冷却
室兼用の加熱室、15は被処理物たるセラミックス原料
、16は下ラム、19は土ラム、25は下部ベッド、2
6はシリンダロッド、28は上部ベッド、30は走行機
構としての車輪ユニット、31はレールである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基台より底部を浮かした炉本体を、冷却兼用の加
    熱室を内部に有する胴部と開閉自在な上・下の炉蓋とに
    3分割し、この上・下蓋を貫通して胴部の加熱室で被処
    理物を挾持する一対のプレスラムを取付けた竪形電熱炉
    と、上記基台上に敷設したレールに沿って移動する走行
    機構を設けて、この機構に上記炉本体の上・下蓋を貫通
    する一対のプレスラムと係脱するプレスロッドを取付け
    た門型形状のプレスフレームとを備えたことを特徴とす
    るホットプレス装置。
  2. (2)基台より底部を浮かした炉本体を、冷却兼用の加
    熱室を内部に有する胴部と開閉自在な上・下の炉蓋とに
    3分割し、この上・下蓋を貫通して胴部の加熱室で被処
    理物を挾持する一対のプレスラムを取付けた竪形電熱炉
    を複数基並設するとともに、上記基台上に敷設したレー
    ルに沿って移動する走行機構を設けて、この機構に上記
    各炉本体の上・下蓋を貫通する一対のプレスラムと係脱
    するプレスロッドを取付けた門型形状のプレスフレーム
    を少なくとも1台配置して成るホットプレス装置を運転
    するに際して、通電加熱後の1の炉の冷却開始時点で被
    処理物装入を完了した他の1の炉側へ通電を切替えて該
    他の1の炉の加熱を開始し、次いでホットプレスのため
    に1の炉側にあるプレスフレームをホットプレスの完了
    後プレスロッドをラムより離脱させてから他の1の炉側
    へ移動させ、そのプレスロッドをラムに係合して該他の
    1の炉でホットプレスを開始させて、複数基の炉を順次
    ホットプレスするようにしたことを特徴とするホットプ
    レス装置の運転方法。
  3. (3)上記プレスフレームが上記炉蓋を吊り上げるため
    の吊りビームを備えていることを特徴とする特許請求の
    範囲第1項記載のホットプレス装置。
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