JPH05269462A - 研削排液の回収再生方法 - Google Patents

研削排液の回収再生方法

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JPH05269462A
JPH05269462A JP10038992A JP10038992A JPH05269462A JP H05269462 A JPH05269462 A JP H05269462A JP 10038992 A JP10038992 A JP 10038992A JP 10038992 A JP10038992 A JP 10038992A JP H05269462 A JPH05269462 A JP H05269462A
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JP
Japan
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grinding
concentration
liquid
processing machine
filter
Prior art date
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Application number
JP10038992A
Other languages
English (en)
Inventor
Michitaka Hashimoto
通孝 橋本
Isao Tezuka
功 手塚
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Showa Aluminum Can Corp
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 アルミニウム磁気ディスク基板等を研削する
加工機から排出された研削排液をフィルターでその固形
分等を濾過し循環再使用するに際し、フィルターとして
分画分子量5000〜100000の限外濾過フィルタ
ーを用い、このフィルターで浄化された研削液を加工機
へ供給する回路途中でその濃度を検出し、所定濃度との
差が所定値を超えた場合に研削原液を補給し、所定濃度
の研削液を加工機に供給する。 【効果】 研削排液が系外に排出されず、公害を発生さ
せることが防止され、高性能フィルターを用いているた
め、研削液中の固形分がほぼ完全に濾別され、有効成分
は殆ど通過させることができるため、研削排液が有効に
回収、再生でき製造コストを下げることができる。さら
に、再生された研削液は従来のフィルターを用いた再生
液に比べ製品の品質を損なうことが防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はアルミニウム磁気ディス
ク基板等の研削に用いた研削液等を循環再生する方法に
関する。
【0002】
【従来の技術及びその問題点】通常、各種部材の研削工
程に用いる研削液の処理は経済的あるいは公害の観点か
ら重要な要件である。例えば磁気ディスクを製造する工
程においては、アルミニウムブランク材を界面活性剤を
主成分とする研削液を用いて研削することが行われてい
るが、このような研削工程における排液中にはCOD,
BOD成分が多く含まれ、さらには研削屑(SiC,P
VA,Al,Al23)が含まれる。この黒い排液は環
境保護の点から外部へ流出させることは許されず、とい
って工場内の処理設備においても泡立ち、フロック発生
等の問題点を有するものであった。
【0003】これら排液の処理方法としては凝集沈殿
法、遠心分離法、活性炭吸着法等があるが、いずれもコ
ストがかかる上に固形分を除去した液でも、COD値が
高く、公害問題の解決にはならないものであった。ま
た、簡単なフィルターだけで排液を循環再生すると、固
形分が除去しきれず、研削屑で被加工物をキズ付けるこ
とがあり、製品歩留を下げる原因となっていた。
【0004】本発明は、排液中の固形分をほぼ完全に除
去し、排液を系外に放出せず、再生循環することでコス
トダウンと公害防止を図り得る方法を提供することを目
的とするものである。
【0005】
【問題点を解決するための手段】本発明は、加工機から
排出された排液をフィルターでその固形分等を濾過し循
環再使用するに際し、フィルターとして分画分子量50
00〜100000の限外濾過フィルターを用い、この
フィルターで浄化された研削液を加工機へ供給する回路
途中でその濃度を検出し、所定濃度との差が所定値を超
えた場合に研削原液を補給し、所定濃度の研削液を加工
機に供給することを特徴とするものであり、これによ
り、前記問題点を解決したものである。このような本発
明はアルミニウム磁気ディスク基板等の研削に用いられ
た研削排液の回収再生に特に有効である。
【0006】以下、本発明を添付の図1を参照して説明
する。図1において、研削加工機1から排出された研削
排液は排液貯槽2に貯えられ、そこからポンプ3により
排液原液貯槽4に貯えられ、ポンプ5により循環槽6へ
送られる。循環槽6の排液は高性能の限外濾過フィルタ
ー7へ送られ、そこで固形分が濾別され、循環槽6へと
循環される。限外濾過フィルター7で一部の浄化された
研削液はフィルター7から研削液貯槽8へと送られる。
この研削液貯槽8には研削原液タンク9からポンプ10
により研削原液が補充されるようになっている。研削液
貯槽8内の研削液はポンプ11により研削加工機1へと
供給される。また、研削原液は研削加工機1の停止時に
はバイバスにより研削液貯槽8へ戻るようになってい
る。
【0007】このような装置構成において、限外濾過フ
ィルターとして分画分子量5000〜100000好ま
しくは10000〜30000の、例えばノンセルロー
スの中空フィルターにより構成されたホローファイバー
モジュールを使用する。そして、研削液貯槽8から研削
加工機1へ研削液を供給する回路途中に研削液の濃度を
計測するための濃度分析装置12を設け、これにより研
削加工機へ供給される研削液濃度を計測し、その濃度が
所定値より外れた場合には濃度分析装置12からの信号
をポンプ11を作動させ、研削原液タンク9内の原液を
研削液貯槽8へと供給し、所定の濃度とする。この濃度
分析装置12は液体の屈折率を測定することで濃度換算
するもの等が利用される。循環槽6内の研削液濃度が徐
々に濃くなり一定の濃度、例えば40倍まで濃縮された
場合、循環槽6内の排液をドレイン13より全量抜取
り、排液原液貯槽4の新しい排液に入れ替える。これは
延べ循環液量で管理してもよい。
【0008】
【実施例】本発明方法を磁気ディスク用アルミニウムブ
ランク材の仕上研削に用いた場合の実施例を以下に説明
する。磁気ディスク用アルミニウムブランク材(A50
86)の仕上研削として界面活性剤を主成分とする界面
活性剤濃度が1%の研削液を用い、研削加工を行った。
高性能フィルターとしては、分画分子量20000のノ
ンセルロースの中空フィルターにより構成されたホロー
ファイバーモジュールを用いた。濃度分析装置としては
糖度計を用いた。
【0009】循環槽及び高性能フィルターの回路を循環
させた排液に排液原液貯槽から排液原液を随時補給しな
がらフィルターにより濾過したところ、濾別された研削
液中には研削屑等の固形分は殆ど含まれず、良好な濾過
が行われていた。このような濾過操作を繰返し、循環槽
内の排液濃度が元の40倍になった時点で循環槽のドレ
インを開放し該槽内の濃縮された排液を取り出した。ま
た、濃度分析装置としては液体の屈折率を計測する糖度
計を用い、研削液貯槽から研削加工機へ供給する研削液
濃度を計測しつつ研削液濃度変化に応じて原液として界
面活性剤を補充した。
【0010】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、研削排
液が系外に排出されず、公害を発生させることが防止さ
れ、高性能フィルターを用いているため、研削液中の固
形分がほぼ完全に濾別され、有効成分は殆ど通過させる
ことができるため、研削排液が有効に回収、再生でき製
造コストを下げることができる。さらに、再生された研
削液は従来のフィルターを用いた再生液に比べ製品の品
質を損なうことが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明方法を実施する場合の工程の一例を示す
説明図である。
【符号の説明】
1 研削加工機 2 排液貯槽 3 ポンプ 4 排液原液貯槽 5 ポンプ 6 循環槽 7 限外濾過フィルター 8 研削液貯槽 9 研削原液タンク 10 ポンプ 11 ポンプ 12 濃度分析装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 加工機から排出された研削排液をフィル
    ターでその固形分等を濾過し循環再使用するに際し、フ
    ィルターとして分画分子量5000〜100000の限
    外濾過フィルターを用い、このフィルターで浄化された
    研削液を加工機へ供給する回路途中でその濃度を検出
    し、所定濃度との差が所定値を超えた場合に研削原液を
    補給し、所定濃度の研削液を加工機に供給することを特
    徴とする研削排液の回収再生方法。
  2. 【請求項2】 研削液がアルミニウム磁気ディスク基板
    等の研削に用いられたものである請求項1記載の方法。
JP10038992A 1992-03-26 1992-03-26 研削排液の回収再生方法 Pending JPH05269462A (ja)

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Cited By (5)

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