JPH0526921A - スペクトラム・アナライザ - Google Patents
スペクトラム・アナライザInfo
- Publication number
- JPH0526921A JPH0526921A JP18469691A JP18469691A JPH0526921A JP H0526921 A JPH0526921 A JP H0526921A JP 18469691 A JP18469691 A JP 18469691A JP 18469691 A JP18469691 A JP 18469691A JP H0526921 A JPH0526921 A JP H0526921A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- data
- analyzed
- signal data
- domain signal
- digital
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ＦＦＴを採用したスペクトラム・アナライザ
において、その分析し得るダイナミック・レンジを拡大
する。 【構成】 ＦＦＴを採用したスペクトラム・アナライザ
において、分析されるべき時間領域信号データおよび局
部発振器の局部発振出力が入力されるミキサを具備し、
ここで局部発振器はその局部発振周波数を或る所定幅づ
つずらす構成を具備しており、分析されるべき時間領域
信号データの元入力レベルを監視する装置を具備し、元
入力レベルに対応してゲインが調整されるれる可調整ゲ
イン・アンプを具備し、周波数領域データに変換後のデ
ータを表示する表示器を具備し、表示器には可調整ゲイ
ン・アンプのゲイン調整を相殺するアッテネータを具備
せしめた。
において、その分析し得るダイナミック・レンジを拡大
する。 【構成】 ＦＦＴを採用したスペクトラム・アナライザ
において、分析されるべき時間領域信号データおよび局
部発振器の局部発振出力が入力されるミキサを具備し、
ここで局部発振器はその局部発振周波数を或る所定幅づ
つずらす構成を具備しており、分析されるべき時間領域
信号データの元入力レベルを監視する装置を具備し、元
入力レベルに対応してゲインが調整されるれる可調整ゲ
イン・アンプを具備し、周波数領域データに変換後のデ
ータを表示する表示器を具備し、表示器には可調整ゲイ
ン・アンプのゲイン調整を相殺するアッテネータを具備
せしめた。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、スペクトラム・アナ
ライザに関する。
ライザに関する。
【０００２】
【従来の技術】スペクトラム・アナライザの従来例を図
１、３を参照して説明する。図１において、分析される
べき時間領域信号データは、ミキサの一方の入力端子Ｒ
Ｆに入力され、ミキサの他方の入力端子には局部発振器
の局部発振出力が入力される一方、ミキサの出力はアン
プにより増幅され、分解能帯域幅フィルタにより帯域制
限されて中心周波数ｆIFa のＩＦデータとされる。この
ＩＦデータはアナログ−ディジタル変換器に入力され、
ここにおいてサンプリング周波数ｆsmp でＡ／Ｄ変換さ
れることによりディジタルＩＦデータとされる。このデ
ィジタルＩＦデータは一時的にメモリに記憶され、次い
で内臓コンピュータ処理部ＭＰＵにおいて高速フーリエ
変換ＦＦＴ処理され、周波数領域データに変換後、表示
器に表示される。この従来のスペクトラム・アナライザ
においては、１回のＦＦＴ処理によって分解能帯域幅フ
ィルタの帯域幅（ｆblock ）に相当する周波数範囲のデ
ータしか得られない。それ以上の周波数範囲のデータを
得るためには、局部発振器の局部発振周波数をｆblock
づつずらしながら、各ｆblock 毎にこれを図３に示され
るＦＦＴロックとしてＦＦＴ処理を繰り返し、得られた
データを合成することにより所望の周波数範囲のデータ
を得るようにしている。
１、３を参照して説明する。図１において、分析される
べき時間領域信号データは、ミキサの一方の入力端子Ｒ
Ｆに入力され、ミキサの他方の入力端子には局部発振器
の局部発振出力が入力される一方、ミキサの出力はアン
プにより増幅され、分解能帯域幅フィルタにより帯域制
限されて中心周波数ｆIFa のＩＦデータとされる。この
ＩＦデータはアナログ−ディジタル変換器に入力され、
ここにおいてサンプリング周波数ｆsmp でＡ／Ｄ変換さ
れることによりディジタルＩＦデータとされる。このデ
ィジタルＩＦデータは一時的にメモリに記憶され、次い
で内臓コンピュータ処理部ＭＰＵにおいて高速フーリエ
変換ＦＦＴ処理され、周波数領域データに変換後、表示
器に表示される。この従来のスペクトラム・アナライザ
においては、１回のＦＦＴ処理によって分解能帯域幅フ
ィルタの帯域幅（ｆblock ）に相当する周波数範囲のデ
ータしか得られない。それ以上の周波数範囲のデータを
得るためには、局部発振器の局部発振周波数をｆblock
づつずらしながら、各ｆblock 毎にこれを図３に示され
るＦＦＴロックとしてＦＦＴ処理を繰り返し、得られた
データを合成することにより所望の周波数範囲のデータ
を得るようにしている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来のス
ペクトラム・アナライザは、アナログ方式のスペクトラ
ム・アナライザと比較して分析し得るデータのダイナミ
ック・レンジが狭い。ダイナミック・レンジは、Ａ／Ｄ
変換器を構成するビット数、および窓関数の乗算、ＦＦ
Ｔ処理その他の演算誤差の累積により決まる。Ａ／Ｄ変
換器が１６ビットで構成されている場合、ダイナミック
・レンジは９０ｄＢが限度であり、その演算精度によっ
ては７０ｄＢ程度に過ぎない場合もある。
ペクトラム・アナライザは、アナログ方式のスペクトラ
ム・アナライザと比較して分析し得るデータのダイナミ
ック・レンジが狭い。ダイナミック・レンジは、Ａ／Ｄ
変換器を構成するビット数、および窓関数の乗算、ＦＦ
Ｔ処理その他の演算誤差の累積により決まる。Ａ／Ｄ変
換器が１６ビットで構成されている場合、ダイナミック
・レンジは９０ｄＢが限度であり、その演算精度によっ
ては７０ｄＢ程度に過ぎない場合もある。
【０００４】この発明は、上述された従来のスペクトラ
ム・アナライザについてその分析し得るダイナミック・
レンジを拡大しようとするものである。
ム・アナライザについてその分析し得るダイナミック・
レンジを拡大しようとするものである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】スペクトラム・アナライ
ザにおいて、分析されるべき時間領域信号データおよび
局部発振器の局部発振出力が入力されるミキサを具備
し、ここで局部発振器はその局部発振周波数を或る所定
幅づつずらす構成を具備しており、分析されるべき時間
領域信号データの元入力レベルを監視する装置を具備
し、分析されるべき時間領域信号データの元入力レベル
に対応してゲインが調整される可調整ゲイン・アンプを
具備し、増幅されたデータを帯域通過せしめる分解能帯
域幅フィルタを具備し、分解能帯域幅フィルタを通過し
た信号データをアナログ−ディジタル変換するアナログ
−ディジタル変換器を具備し、ディジタル信号データを
一時的に記憶するメモリを具備し、メモリから送り出さ
れるディジタル信号データに対して高速フーリエ変換処
理を施す高速フーリエ変換器を具備し、周波数領域デー
タに変換後のデータを表示する表示器を具備し、表示器
には可調整ゲイン・アンプのゲイン調整を相殺するアッ
テネータを具備せしめた。
ザにおいて、分析されるべき時間領域信号データおよび
局部発振器の局部発振出力が入力されるミキサを具備
し、ここで局部発振器はその局部発振周波数を或る所定
幅づつずらす構成を具備しており、分析されるべき時間
領域信号データの元入力レベルを監視する装置を具備
し、分析されるべき時間領域信号データの元入力レベル
に対応してゲインが調整される可調整ゲイン・アンプを
具備し、増幅されたデータを帯域通過せしめる分解能帯
域幅フィルタを具備し、分解能帯域幅フィルタを通過し
た信号データをアナログ−ディジタル変換するアナログ
−ディジタル変換器を具備し、ディジタル信号データを
一時的に記憶するメモリを具備し、メモリから送り出さ
れるディジタル信号データに対して高速フーリエ変換処
理を施す高速フーリエ変換器を具備し、周波数領域デー
タに変換後のデータを表示する表示器を具備し、表示器
には可調整ゲイン・アンプのゲイン調整を相殺するアッ
テネータを具備せしめた。
【０００６】
【実施例】この発明の実施例を図２〜４を用いて説明を
する。この発明のスペクトラム・アナライザは、分析さ
れるべき時間領域信号データの入力レベル（振幅）を監
視する装置を具備している。分析されるべき時間領域信
号データの入力レベルが高いか或いは低いかの判断は時
間領域信号データの流れの内のいずれの点に着目してな
されたらよいかいろいろ考えられるが、実施例において
は、アナログＩＦ信号データに着目して行なわれてい
る。アンプは可調整ゲイン・アンプであり、周波数領域
データに変換後のデータを表示する表示器にアッテネー
タを具備せしめて下記の操作を実行する。
する。この発明のスペクトラム・アナライザは、分析さ
れるべき時間領域信号データの入力レベル（振幅）を監
視する装置を具備している。分析されるべき時間領域信
号データの入力レベルが高いか或いは低いかの判断は時
間領域信号データの流れの内のいずれの点に着目してな
されたらよいかいろいろ考えられるが、実施例において
は、アナログＩＦ信号データに着目して行なわれてい
る。アンプは可調整ゲイン・アンプであり、周波数領域
データに変換後のデータを表示する表示器にアッテネー
タを具備せしめて下記の操作を実行する。
【０００７】ａ．レベルが低い場合（図４ａ参照）、ア
ンプのゲインを上昇せしめて分析されるべき時間領域信
号データの元入力を増幅する。そして、表示段階におい
て、アッテネータによりマイナス・オフセットをかけ、
上記アンプのゲイン上昇分を相殺する。信号データの入
力レベルを監視して上記の如く元入力を増幅するように
したことにより、本来なら演算誤差に埋もれてしまうと
ころの低レベルのデータの処理を適正に実施することが
できる。
ンプのゲインを上昇せしめて分析されるべき時間領域信
号データの元入力を増幅する。そして、表示段階におい
て、アッテネータによりマイナス・オフセットをかけ、
上記アンプのゲイン上昇分を相殺する。信号データの入
力レベルを監視して上記の如く元入力を増幅するように
したことにより、本来なら演算誤差に埋もれてしまうと
ころの低レベルのデータの処理を適正に実施することが
できる。
【０００８】ｂ．レベルが高い場合（図４ｂ参照）、ア
ンプはゲインを低下せしめる。そして、表示段階におい
てアッテネータによりプラス・オフセットをかけ、ゲイ
ン低下分を相殺する。本来ならレンジ・オーバーしてし
まうレベルのデータの処理を適正に実施することができ
る。これらの操作を図３の各ＦＦＴブロック毎に実行す
る。
ンプはゲインを低下せしめる。そして、表示段階におい
てアッテネータによりプラス・オフセットをかけ、ゲイ
ン低下分を相殺する。本来ならレンジ・オーバーしてし
まうレベルのデータの処理を適正に実施することができ
る。これらの操作を図３の各ＦＦＴブロック毎に実行す
る。
【０００９】
【発明の効果】分析されるべき時間領域データの元入力
レベルに対応してアンプ・ゲインを上昇、或いは低下せ
しめ、アッテネータによりこの上昇、低下分を相殺する
というこの発明の操作を各ＦＦＴブロック毎に実行し、
これらの結果を合成することにより、分析し得るデータ
のダイナミック・レンジは、結局、拡大することとなっ
た。
レベルに対応してアンプ・ゲインを上昇、或いは低下せ
しめ、アッテネータによりこの上昇、低下分を相殺する
というこの発明の操作を各ＦＦＴブロック毎に実行し、
これらの結果を合成することにより、分析し得るデータ
のダイナミック・レンジは、結局、拡大することとなっ
た。
【図１】スペクトラム・アナライザの従来例のブロック
図
図
【図２】この発明のスペクトラム・アナライザのブロッ
ク図。
ク図。
【図３】ＦＦＴブロックを示す図。
【図４】データのレベルを示す図。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 【請求項１】 分析されるべき時間領域信号データが一
方の入力端子に入力されて他方の入力端子には局部発振
器の局部発振出力が入力されるミキサを具備し、ここで
局部発振器はその局部発振周波数を或る所定幅づつずら
す構成を具備しており、分析されるべき時間領域信号デ
ータの元入力レベル（振幅）を監視する装置を具備し、
分析されるべき時間領域信号データの元入力レベルに対
応してゲインが調整される可調整ゲイン・アンプを具備
し、信号データを帯域通過せしめる分解能帯域幅フィル
タを具備し、分解能帯域幅フィルタを通過したデータを
アナログ−ディジタル変換するアナログ−ディジタル変
換器を具備し、アナログ−ディジタル変換されたディジ
タル・データを一時的に記憶するメモリを具備し、メモ
リから送り出されるディジタル・データに対して高速フ
ーリエ変換処理を施す高速フーリエ変換器を具備し、周
波数領域データに変換後のデータを表示する表示器を具
備し、表示器には可調整ゲイン・アンプのゲイン調整を
相殺するアッテネータを具備せしめたことを特徴とする
スペクトラム・アナライザ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18469691A JPH0526921A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | スペクトラム・アナライザ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18469691A JPH0526921A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | スペクトラム・アナライザ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0526921A true JPH0526921A (ja) | 1993-02-05 |
Family
ID=16157782
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18469691A Pending JPH0526921A (ja) | 1991-07-24 | 1991-07-24 | スペクトラム・アナライザ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0526921A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010530174A (ja) * | 2007-06-15 | 2010-09-02 | トムソン ライセンシング | パワースペクトル密度（ｐｓｄ）及びサイクリックスペクトルの測定による正弦波成分を含む信号の検出 |
| JP2010278911A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Sony Corp | 信号処理装置、信号処理方法、および受信システム |
| WO2020110820A1 (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 物理量測定装置 |
-
1991
- 1991-07-24 JP JP18469691A patent/JPH0526921A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010530174A (ja) * | 2007-06-15 | 2010-09-02 | トムソン ライセンシング | パワースペクトル密度（ｐｓｄ）及びサイクリックスペクトルの測定による正弦波成分を含む信号の検出 |
| US8396166B2 (en) | 2007-06-15 | 2013-03-12 | Thomson Licensing | Detection of signals containing sine-wave components through measurement of the power spectral density (PSD) and cyclic spectrum |
| JP2010278911A (ja) * | 2009-05-29 | 2010-12-09 | Sony Corp | 信号処理装置、信号処理方法、および受信システム |
| WO2020110820A1 (ja) * | 2018-11-30 | 2020-06-04 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 物理量測定装置 |
| CN113039412A (zh) * | 2018-11-30 | 2021-06-25 | 日立安斯泰莫株式会社 | 物理量测定装置 |
| JPWO2020110820A1 (ja) * | 2018-11-30 | 2021-09-27 | 日立Astemo株式会社 | 物理量測定装置 |
| US11467015B2 (en) | 2018-11-30 | 2022-10-11 | Hitachi Astemo, Ltd. | Physical quantity measurement device |
| CN113039412B (zh) * | 2018-11-30 | 2023-09-22 | 日立安斯泰莫株式会社 | 物理量测定装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20000613 |