JP2509154B2 - 光スペクトラムアナライザ - Google Patents

光スペクトラムアナライザ

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JP2509154B2
JP2509154B2 JP20102594A JP20102594A JP2509154B2 JP 2509154 B2 JP2509154 B2 JP 2509154B2 JP 20102594 A JP20102594 A JP 20102594A JP 20102594 A JP20102594 A JP 20102594A JP 2509154 B2 JP2509154 B2 JP 2509154B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は例えば光の波長分布を
表示することができる光スペクトラムアナライザに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図4はマイケルソン干渉計を示す。この
マイケルソン干渉計は光源1の光を試料2に透過させ、
その透過光を2枚の反射鏡3Aと3Bで反射させて干渉
させる。反射鏡3Bは動力源4によって光の進路方向に
向って前後方向に駆動される。反射鏡3Bの動きに応じ
て光の干渉状態が変化する。つまり光の干渉状態が変化
することによって光の粗密が生じる。この干渉光を受光
器5に与え、受光器5によって干渉状態の変化を電気信
号として取り出す。この動作を一般に検波と称してい
る。
【0003】受光器5の検波出力は必要に応じて増幅器
6で増幅しAD変換器7でディジタル信号に変換され
る。AD変換器7のAD変換動作は動力源4から反射鏡
3Bの位置の変化を表すクロックに同期して行われる。
AD変換された電気信号は演算処理装置8に取り込ま
れ、演算処理装置8において高速フーリエ変換等の処理
を経て表示器9に光のスペクトラムを表示する。受光器
5,増幅器6,AD変換器7,演算処理装置8,表示器
9を含めてここでは光スペクトラムアナライザと称する
ことにする。
【0004】つまり従来は光専用のスペクトラムアナラ
イザは商品化されていない。このため汎用のスペクトラ
ムアナライザを光の周波数分析器として流用しているの
が現状である。図5に従来の汎用スペクトラムアナライ
ザの構成を示す。12は汎用のスペクトラムアナライザ
を示す。汎用の周波数アナライザ12の入力側にセンサ
として受光器5を接続し、光スペクトラムアナライザを
構成している。11は先に説明した光干渉計を示す。
【0005】汎用のスペクトラムアナライザ12は増幅
器6と、その後段に介挿したアナログフィルタ13と、
AD変換器7,倍率変更スイッチ14,倍率変換回路1
5,バッファメモリ16,マイクロコンピュータ17,
高速フーリエ変換回路18,主メモリ19,表示器9と
によって構成される。倍率変更スイッチ14は接点Aを
選択することにより倍率変更無しの状態に切り換られ、
接点Bを選択することにより倍率変更有りの状態に切り
換えられる。
【0006】倍率変換回路15はディジタル周波数変換
器15A,15Bと、ディジタルフィルタ15C,15
Dと、リサンプリングスイッチ15E,15Fとによっ
て構成される。ディジタル周波数変換器15A,15B
はそれぞれ光干渉計11における反射鏡3Bの移動周波
数f0 に関連した信号 cos2πf0 MΔtと sin2πf
0 MΔtの信号により受光信号の周波数領域の中心周波
数を任意の周波数にシフトさせる。ディジタルフィルタ
15C,15Dは中心周波数が所望の周波数に設定され
た信号に寄生する不要波成分を除去するために設けら
れ、不要波成分を除去した信号はリサンプリングスイッ
チ15Eと15Fでリサンプリングされてバッファメモ
リ16に取り込まれる。倍率は主にリサンプリングスイ
ッチ15Eと15Fのリサンプリング周期(間引率)で
決定される。
【0007】つまりバッファメモリ16の容量を例えば
1024ポイントとした場合、この1024ポイントの
メモリに周期tごとに時間Tをかけて取り込んだデータ
を倍率「1」とした場合、同じ信号を周期2tごとに時
間2Tをかけて取り込むと倍率は「2」となる。この倍
率の変更により表示器9に表示される周波数スペクトラ
ムを任意の倍率で拡大して表示することができ、分解能
をその倍率だけ高めることができる。従って倍率を高め
て測定すると云うことは測定の分解能を高めることと等
価である。分解能の向上により今まで見えなかったスペ
クトルを表示することができるようになる。
【0008】実例として、その倍率は2倍から256倍
まで拡大できる機種が実用されている。倍率を決める要
素はリサンプリングスイッチ15Eと15Fのリサンプ
リング周期(間引率)であり、また拡大する場合の中心
周波数はディジタル周波数変換器15Aと15Bで設定
した中心周波数となる。
【0009】バッファメモリ16に取り込まれたデータ
は高速フーリエ変換回路18に送られフーリエ変換され
て主メモリ19に記憶され、表示器9に周波数スペクト
ラムを表示する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来のスペクトラムア
ナライザは主に周波数分析装置として利用されている。
このため表示器9の表示は図6に示すようにスペクトル
1 〜Pn は周波数軸Fに沿って表示される。光スペク
トラムアナライザとして利用する場合、横軸を波長λで
表示した方が都合がよい。
【0011】図6に示したスペクトルP1 〜Pn を横軸
を波長λとする波長領域で表示したとすると、図7に示
すように長波長側λH に近づくに従って分解能が悪くな
る不都合がある。一例として0.4μm〜1.6μmの波長
領域を表示した場合、短波長側対長波長側の分解能の比
は1:16となる。波長領域における分解能は以下の如
くして求められる。
【0012】波長λと周波数fの関係は、 f・λ=一定=A であり、 λ=A/f となる。両辺の変分をとると、 Δλ=−(A/f2 )Δf になり、Δfは、周波数については、等間隔のため、一
定値になる。従って、Δλ(波長分解能)は、周波数の
関数になり、f2 に反比例することになる。波長0.4μ
m、1.0μmの範囲で倍率を変えない状態では、
【0013】
【数1】 となる。この現象は周波数領域で周波数分析したデータ
を波長領域のデータに変換して使う方式を採る場合に避
けられない現象である。この発明の目的は、波長領域で
表示しても長波長側の分解能の低下を改善することがで
きる光スペクトラムアナライザを提案しようとするもの
である。
【0014】
【課題を解決するための手段】この発明では倍率変換回
路の倍率を異ならせて複数のデータを取り込み、その複
数のデータを合成してほぼ等波長分解能のスペクトラム
を表示するように構成したものである。つまり同一測定
対象からの信号を倍率を異ならせて複数回測定し、測定
の都度バッファメモリにデータを取り込むと共に、バッ
ファメモリに取り込んだデータを高速フーリエ変換回路
でフーリエ変換し、そのフーリエ変換したデータを主メ
モリに書込み、複数回の測定で得られたデータを合成し
て一つの表示データを得るように構成したものである。
【0015】この発明の構成によれば、例えば表示器に
表示する波長領域のスペクトルを短波長領域と長波長領
域、或いは短波長、中波長、長波長のように複数の領域
を設定し、各領域ごとに所定の倍率を定めてバッファメ
モリにデータを取り込んで周波数分析し、その周波数分
析結果を逆数に変換し、各波長領域ごとに必要なデータ
を抽出して主メモリに書き込むことにより複数の波長領
域のデータを合成し一画面分の表示データを得るように
したものである。
【0016】このようにこの発明によれば低い周波数の
測定範囲では高い周波数の測定範囲より分解能を高めて
周波数分析し、その周波数分析結果を波長領域のデータ
に変換して一つの画面に表示するため、長波長側の分解
能の低下を改善して表示することができる。
【0017】
【実施例】図1にこの発明の一実施例を示す。図中11
は光干渉計、5は受光器、6は増幅器、13はアナログ
低域フィルタ、7はAD変換器、9は表示器、14は倍
率変更スイッチ、15は倍率変換回路、16はバッファ
メモリ、17はマイクロコンピュータ、18は高速フー
リエ変換回路、19は主メモリである点は従来の説明と
同じである。
【0018】この発明では受光器5を含めて全体を光ス
ペクトラムアナライザ112と称することにする。この
発明においては予め規定した波長領域内において所望の
測定波長領域を下限波長と上限波長で設定する設定手段
21と、選定された下限波長と上限波長をこれに対応す
る周波数に変換する波長−周波数変換手段17Aと、設
定した波長領域内に予め規定した切換周波数が存在する
か否かを判定する判定手段17Bと、設定した測定波長
領域に切換波長が存在するとき短波長側の下限波長に対
応する周波数と切換周波数の間の第1帯域幅と、切換周
波数と長波長側の上限波長に対応する周波数までの第2
帯域幅を算出する帯域算出手段17Cと、第1帯域幅と
第2帯域幅からバッファメモリに取り込むデータの間引
率を選定して短波長側と長波長側の分解能の違いを修正
する分解能修正手段17Dと、短波長側と長波長側で求
めた各間引率で取り込んだデータをフーリエ変換する高
速フーリエ変換回路18と、高速フーリエ変換した短波
長側と長波長側のデータを合成して表示する表示器9
と、とを設けるものである。これらの構成要素におい
て、設定手段21はパネル操作板に設けられ、その他の
波長−周波数変換手段17Aと、判定手段17Bと、帯
域算出手段17Cと、分解能修正手段17Dはマイクロ
コンピュータ17に設けられる。
【0019】設定手段21は例えば図2Aに示す測定可
能な波長領域L内において所望の測定波長領域を設定す
る。その設定は下限波長(短波長)λ1 と上限波長(長
波長)λ3 とを入力して設定する。これら下限波長λ1
と上限波長λ3 は測定対称に応じて任意の波長に設定さ
れる。測定を希望する下限波長λ1 と上限波長λ3 が入
力されるとマイクロコンピュータ17に設けた波長−周
波数変換手段17Aが入力された下限波長λ1 と上限波
長λ3 を対応する周波数f1 とf3 に変換する。この変
換は f1 =v/λ1 ,f3 =v/λ3 で算出される。ここでvは光干渉計11における反射鏡
3Bの移動速度v=40μm・kHz を示す。
【0020】波長−周波数変換手段17Aが下限波長λ
1 に対応する周波数f1 と上限波長λ3 に対応する周波
数f3 を算出すると、判定手段17Bがこの周波数f1
とf 3 の間に切換周波数f2 が存在するか否かを判定す
る。切換周波数f2 は測定可能な領域L内に予め設定し
ておくものである。その周波数f2 の選定は例えば受光
器5において2個の受光器5Aと5Bを用いて短波長側
と長波長側に分割して測定するように構成した場合は、
これら受光器5Aと5Bを切り換える周波数に選定す
る。また単一の受光器で測定する構成の場合も測定条件
を切り換える切換周波数として予め設定しておく。
【0021】設定された下限波長λ1 と上限波長λ3
対応した周波数f1 とf3 の間に切換周波数が存在しな
い場合はマイクロコンピュータ17は倍率変更スイッチ
14を接点Aに切り換え倍率の変更を行わない状態でバ
ッファメモリ16にf1 〜f 3 のデータを取り込む制御
を行う。これに対し周波数f1 とf3 の間に切換周波数
2 が存在した場合は帯域算出手段17Cは周波数f3
とf2 の間の第1帯域幅W1 と、周波数f2 とf1 の間
の第2帯域幅W2 を算出する。この第1帯域幅W1 と第
2帯域幅W2 は、W1 =f2 −f3 ,W2 =f1 −f2
で算出される。
【0022】第1帯域幅W1 と第2帯域幅W2 を算出す
ると分解能修正手段17Dはバッファメモリ16に取り
込むデータの間引率を選定して短波長側と長波長側の分
解能の違いを修正する。つまり第1帯域幅W1 のデータ
を取り込む際の測定条件と、第2帯域幅W2 のデータを
取り込む際の測定条件を求める。
【0023】第1帯域幅W1 (短波長側)におけるバッ
ファメモリ16に取り込む際の間引率(倍率)2j の決
定方法は次の如く行われる。
【0024】
【数2】 を満たす最小のjを求める。なおfmax は測定可能周波
数領域の最高周波数である。第2帯域幅W2 (長波長
側)におけるバッファメモリ16に取り込む際の間引率
(倍率)2k
【0025】
【数3】 を満たす最小のkを求める。なお倍率を定める数値jと
kは正の整数である。長波長側の倍率を短波長側の倍率
より高めるためにここではk=j+2の関係に設定する
ものとする。一例として例えばλ1 =0.4μm,λ3
1.6μm,切換周波数が40kHz に設定されている場合
を例示する。このときの切換波長はλ2 =1.0μmにな
る。
【0026】λ1 とλ3 からf3 =25kHz ,f1 =1
00kHz が求められる。f3 ,f2,f1 の値からW1
=15kHz ,W2 =60kHz が求められる。fmax =f
1 とした場合、
【0027】
【数4】 max =100kHz であるから、(1)式を満たすjは
j=0となる。次に
【0028】
【数5】 を満たす最小のkはk=2となる。j=0,k=2はk
=j+2を満たすためこの数値を採用する。第1帯域幅
1 の測定条件の中の間引率2j はj=0であるから倍
率「1」でデータを取り込む。つまり第1帯域幅W1
測定する場合は倍率変更スイッチ14は接点をA側に倒
した状態でデータをバッファメモリ16に取り込む。
【0029】第2帯域幅W2 を測定する条件の中の間引
率2k はk=2であるから倍率「4」でデータを取り込
む。倍率の決定と共に第2帯域幅W2 におけるディジタ
ル周波数変換器15A,15Bで周波数変換する帯域の
中心周波数とディジタルフィルタ15C,15Dの中心
周波数fc2を求める。なお、この実例では第1帯域幅W
1 側の中心周波数f c1は演算する必要がないが、マイク
ロコンピュータ17のプログラムを簡素化する意味で、
ここではfc1も自動的に求めている。
【0030】 fc1=(f3 +f2 )/2 ……… (3) fc2=(f2 +f1 )/2 ……… (4) で求められる。(3)式及び(4)式に先の実例をあて
はめると、 fc1=(25+40)/2=32.25(kHz) fc2=(40+100)/2=70(kHz) となる。
【0031】分解能修正手段17Dは第1帯域幅W1
測定条件j=0とfc1=32.25kHz から倍率変更スイ
ッチ14を接点Aに倒し、またディジタルフィルタ15
C,15Dの中心周波数をfc1=32.25kHz に設定
し、第1帯域幅W1 の測定データをバッファメモリ16
に取り込む。第2帯域幅W2 の測定条件k=2とfc2
70kHz から、分解能修正手段17Dは倍率変更スイッ
チ14を接点Bに倒し、リサンプリングスイッチ15E
と15Fの間引率を4倍にし、ディジタル周波数変換器
15A,15Bに与える周波数をfc2=70kHz に設定
し、第2帯域幅W2 の測定データをバッファメモリ16
に取り込む。
【0032】バッファメモリ16に取り込まれた第1周
波数範囲W1 の測定データは第2周波数範囲W2 の測定
が開始される前に高速フーリエ変換回路18に送られ、
フーリエ変換されて主メモリ19に書き込まれる。書込
みの際に周波数Fに従う配列順序を逆数に変換し波長λ
に従う配列順序に並び変えて記憶させる。第2周波数範
囲W2 の測定データがバッファメモリ16に取り込まれ
ると、この測定データも高速フーリエ変換回路18でフ
ーリエ変換され、逆数変換されて主メモリ19に書き込
まれる。
【0033】マイクロコンピュータ17には波長−周波
数変換手段17Bと、帯域算出手段17Cと、分解能修
正手段17Dの他に感度補正手段17Eを設ける。この
感度補正手段17Eは例えば二つの受光器5Aと5Bを
使用して短波長側と長波長側の領域を別々に測定できる
ように構成した場合、受光器5A,5Bと光干渉計11
の波長に対する伝達特性HD (λ)とH(λ)で測定デ
ータGa (λ)を除去して特性を補正する動作を行う。
その補正演算は次式で行われる。
【0034】
【数6】 この補正演算は主メモリ19に書き込む前または主メモ
リ19からデータを読み出して表示器9にデータを転送
する際に行う。以上説明した波長−周波数変換手段17
A,判定手段17B,帯域算出手段17C,分解能修正
手段17Dと、感度補正手段17Eは全てマイクロコン
ピュータ17内のソフトウエアによって構成される。
【0035】このようにして主メモリ19には第1及び
第2周波数範囲W1 とW2 で得られたデータが書き込ま
れる。この書込みは周波数f2 を境に短波長側と長波長
側に振り分けて波長λの順に書き込まれ合成される。こ
の一つに合成されたデータを表示器9に転送し、表示器
9に測定結果を表示する。その表示の一例を図2に示
す。図示するように長波長側は4倍の分解能で表示され
るため長波長側の分解能の低下を改善することができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれば
長波長側の分解能の低下を改善することができる。実例
で説明すると下限周波数f1 がf1 =25kHz ,上限周
波数f 3 をf3 =100kHz ,この測定範囲を分割する
周波数f2 をf2 =40kHz とすると、下限周波数f1
の波長λ3 はλ3 =1.6μm,上限周波数f3 の波長λ
1 はλ1 =0.4μmとなる。λ1 =0.4μm,λ3 =1.
6μmの場合、これを全帯域にわたって倍率「1」倍で
表示した場合λ1 側の分解能を1とすると長波長側の分
解能は16となる。
【0037】ここで低い周波数側の第1周波数範囲W1
を4倍の間引率でデータを取り込み、高い周波数側の第
2周波数範囲W2 を倍率「1」で取り込むと、波長λ2
とλ 3 の間の分解能が4倍になるので波長λ1 側の分解
能を1とすると、波長λ3 側の分解能は4となり、分解
能の比は1:4となり、従来より長波長側で4倍の分解
能に改善される。よって短波長側と長波長側との間で分
解能の差が小さくなり見やすい表示を行うことができ
る。
【0038】なお上述では測定周波数範囲を2分割した
場合を説明したが、分割する周波数範囲は更に多くを設
定してもよい。その場合には各測定領域は切換周波数を
境に自動的に区分され、複数の測定領域に分割される。
また上述では受光器5を2個設け、これら二つの受光器
5を長波長側と短波長側に分割して使用する場合を説明
したが、一つの受光素子で所望の測定領域の全体を測定
する場合にもこの発明を適用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を説明するためのブロック
図。
【図2】この発明の動作を説明するためのグラフ。
【図3】この発明による光スペクトラムアナライザの表
示の一例を説明するための正面図。
【図4】光干渉計を説明するためのブロック図。
【図5】従来の汎用スペクトラムアナライザの構成を説
明するためのブロック図。
【図6】横軸を周波数としたスペクトラムアナライザの
表示の一例を示す正面図。
【図7】横軸を波長としたスペクトラムアナライザの表
示の一例を示す正面図。
【符号の説明】
5 受光器 6 増幅器 7 AD変換器 9 表示器 11 光干渉計 13 アナログ低域フィルタ 14 倍率変更スイッチ 15 倍率変換回路 15A,15B ディジタル周波数変換器 15C,15D ディジタルフィルタ 15E,15F リサンプリングスイッチ 16 バッファメモリ 17 マイクロコンピュータ 17A 波長−周波数変換手段 17B 判定手段 17C 帯域算出手段 17D 分解能修正手段 17E 感度補正手段 18 高速フーリエ変換回路 19 主メモリ 21 設定手段

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A.被測定干渉光を受光信号に変換する
    受光器と、この受光器で得られる受光信号をAD変換す
    るAD変換器と、このAD変換器でAD変換したディジ
    タル信号をそのままバッファメモリに取り込むか、また
    は倍率変換回路を通じてバッファメモリに取り込むかを
    選択する倍率変更スイッチと、上記バッファメモリに取
    り込んだデータを高速フーリエ変換する高速フーリエ変
    換回路と、この高速フーリエ変換回路のフーリエ変換結
    果を記憶する主メモリと、この主メモリに記憶した上記
    フーリエ変換結果を表示する表示器によって構成され、
    上記倍率変換回路は上記受光信号の周波数領域の中心周
    波数を任意の周波数にシフトさせるディジタル周波数変
    換器と、中心周波数が任意の周波数にシフトされたディ
    ジタル信号をリサンプリングし、上記バッファメモリに
    書き込むリサンプリングスイッチとを具備し、このリサ
    ンプリングスイッチのリサンプリング周期によって規定
    される倍率で上記ディジタル周波数変換器で周波数変換
    した帯域の中心周波数を中心として分解能を変更するこ
    とができる倍率変換機能を具備した光スペクトラムアナ
    ライザにおいて、 B.被測定波長領域において所望の測定波長領域を下限
    波長と上限波長とによって設定する設定手段と、 C.設定された下限波長と上限波長を、これに対応する
    周波数に変換する波長−周波数変換手段と、 D.設定した波長領域内に予め規定した切換波長が存在
    するか否かを判定する判定手段と、 E.設定した測定波長領域に切換波長が存在するとき長
    波長側の上限波長に対応する周波数と切換波長に対応す
    る周波数との間の第1帯域幅と、切換波長に対応する周
    波数から短波長側の下限波長に対応する周波数までの第
    2帯域幅を算出する演算手段と、 F.第1帯域幅と第2帯域幅の値から上記倍率変換回路
    に設けられたディジタル周波数変換器で周波数変換する
    帯域の中心周波数と上記リサンプリングスイッチのリサ
    ンプリング周期を選定して短波長側と長波長側の分解能
    の違いを修正する分解能修正手段と、 G.短波長側と長波長側で求めた上記中心周波数とリサ
    ンプリング周期を設定した倍率変換回路を通じて上記バ
    ッファメモリに取り込んだ受光データをフーリエ変換す
    る高速フーリエ変換回路と、 H.フーリエ変換した短波長側と長波長側のデータを合
    成して表示する表示器と、 から成る光スペクトラムアナライザ。
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