JP2867769B2 - 音響測定方法およびその装置 - Google Patents

音響測定方法およびその装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、インパルス応答や伝
達関数等の音響特性を測定する音響測定方法およびその
装置に関し、特に正弦波を周波数に対数比例して掃引し
た測定用信号を用いて低域でのS/Nを改善した音響測
定方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】線形、時間不変、因果性の被測定系のイ
ンパルス応答や伝達関数等の音響特性を測定する場合、
一般には、(1)持続時間の極めて短いインパルス、
(2)時間領域で平坦なチャープ信号、(3)周波数領
域で平坦なTSP(時間引き伸ばしパルス)等が測定用
信号として使用される。図20はチャープ信号の波形図
で、横軸は時間(Time)、縦軸は応答(Respo
nse)である。図21はチャープ信号のスペクトラム
で、横軸は周波数(Frequency)、縦軸は振幅
(Magnitude)である。また、図22はTSP
の波形図で、横軸は時間、縦軸は応答である。図23は
TSPのスペクトラムで、横軸は周波数、縦軸は振幅で
ある。図24はTSPの逆フィルタ特性で、横軸は時
間、縦軸は応答である。TSP方式の一例としては、特
開平3−6467号に示されるように、全ての離散周波
数において平坦なスペクトラムを有し、位相特性が連続
でかつ離散周波数の自乗に比例し、さらに標本数の1/
2の離散周波数における入力信号の離散的フーリエ変換
が1+j0となるような波形となる測定用信号を用いる
ものがある。
【0003】図11は上記(1)のインパルス方式のイ
ンパルス応答を示している。この特性の横軸は時間、縦
軸は応答である。このインパルス応答の尾部を拡大して
示すと図12のようになる。図13にこのインパルス方
式のスペクトラムを示す。このスペクトラムの横軸は周
波数、縦軸は振幅である。図14は上記(3)のTSP
方式のインパルス応答を示している。この特性の横軸は
時間、縦軸は応答である。このインパルス応答の尾部を
拡大したのが図15である。図16はこのTSP方式の
スペクトラムである。このスペクトラムの横軸は周波
数、縦軸は振幅である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
(1)のインパルスを使用する方法は、簡単な構成で測
定できる利点を有する反面、信号のパワーが小さい。こ
のため、図13に示すように低域でのS/Nが良好でな
い(低域において暗雑音の影響が大きい)。この点を改
善するには相当多くの同期加算が必要になり、測定時間
が長くなる欠点がある。これに対し、(2)のチャープ
信号や(3)のTSPは信号のパワーが大きいため、S
/Nは良好であり、したがって測定時間が短くて済む。
ところが、音響測定時のノイズが主として暗雑音であ
り、そのスペクトラムが図10に示すように低域になる
ほど上昇する特性であることを考慮すると、中、高域で
のS/Nが充分にとれても、低域のノイズを充分に除去
できないことが多い。図16に示すTSP方式のスペク
トラムでは、低域に未だ暗雑音の影響が残存している
(中、高域に比べて振幅が大きい)。
【0005】この発明は、信号パワーが大きく、且つ低
域でのS/Nも良好な測定用信号を用いることにより、
低域になるほどスペクトラムの上昇する暗雑音の影響を
受ける被測定系に対し効果的な音響測定方法およびその
測定装置を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
この発明では、線形、時間不変、因果性を有する被測定
系に対して非インパルスの測定用信号と、この測定用信
号をインパルス化する逆たたみ込み処理とを用いて前記
被測定系のインパルス応答或いは伝達関数を測定する音
響測定方法において、前記非インパルスの測定用信号と
して、周波数を低周波数側では緩やかな変化、高周波数
側では急激な変化となるように非線形に掃引した正弦波
信号を用いたことを第1の特徴としている。
【0007】この発明ではまた、線形、時間不変、因果
性を有する被測定系に対して非インパルスの測定用信号
と、この測定用信号をインパルス化する逆たたみ込み処
理とを用いて前記被測定系のインパルス応答或いは伝達
関数を測定する音響測定装置であって、周波数を低周波
数側では緩やかな変化、高周波数側では急激な変化とな
るように非線形に掃引した正弦波の測定用信号をディジ
タル的に作成して出力する測定用信号発生手段と、この
測定用信号をアナログ信号に変換して前記被測定系に供
給し、また、その応答を取り込んでディジタル信号に変
換してから出力する被測定系入出力手段と、この被測定
系入出力手段から得られたディジタル応答信号に対して
前記測定用信号をインパルス化するための逆たたみ込み
処理を行う逆たたみ込み手段とを具備し、この逆たたみ
込み手段の出力から前記被測定系のインパルス応答或い
は伝達関数を求めるようにしたことを第2の特徴として
いる。
【0008】
【作用】この発明で使用する音響測定用信号は、図2に
示すように、周波数を低周波数側では緩やかな変化、高
周波数側では急激な変化となるように非線形に掃引した
正弦波信号、例えば正弦波を周波数に対数比例して掃引
した信号(Logarithm Swept Sin
e;LSSと略称する)であるため、前述したチャープ
信号やTSPと同様に信号パワーが大きい。このため、
中・高域でのS/Nはもともと良好である。加えて、L
SSは図3に示すように、高域から低域に向けて3dB
/octで上昇するスペクトラムを有し、高域に比べて
低域でのパワーが大きいので、低域でのS/Nも良好に
なる。従って、低域でのスペクトラムが高い暗雑音の影
響を受ける被測定系を音響測定対象とする場合に効果的
である。音響測定用信号がディジタル的に作成され測定
もディジタル構成でなされるため、出力や入力および回
路動作全てが、安定で再現性が良く、逆たたみ込みに必
要な各信号間の完全な同期が容易に得られ、これらの同
期状態もクロック1つで容易に制御でき、正確なインパ
ルス応答或は伝達関数が極めて簡単に求まる。また同期
加算という従来から使われているS/N改善手法との併
用も可能となる。
【0009】
【実施例】以下、図面を参照してこの発明の実施例を説
明する。図1は、この発明の一実施例を示す音響測定装
置のブロック図である。同図において、10はLSS発
生器、20はD/A変換器、30は被測定物、40はA
/D変換器、50はLSS逆フィルタである。LSS発
生器10は波形メモリ11と波形読み出し回路12とか
らなる測定用信号発生手段であり、波形メモリ11にデ
ィジタル信号の形態で記憶されているLSS発生用デー
タを、波形読み出し回路12からアドレス制御してLS
Sを作成する。例えば、所望のLSSの全サンプルデー
タを予め計算してこれを波形メモリ11にストアしてお
き、LSSを発生させたい時には、0から順次一定速度
でカウントアップしていくアドレスを波形読み出し回路
12から波形メモリ11に与え波形メモリ11からの読
み出し値によりLSSを作成するようになっている。こ
のようにLSSをディジタル的に作成すれば、波形の安
定性および再現性が良好となり、また以後の処理におい
て信号間の同期をとるような場合に好都合となる。D/
A変換器20とA/D変換器40は被測定系入出力手段
を構成し、D/A変換器20はLSS発生器10の出力
をアナログ信号に変換して被測定物30に入力し、また
A/D変換器40は被測定物30の出力をディジタル信
号に変換して出力する。LSS逆フィルタ50は逆たた
み込み手段であり、この例ではディジタル信号処理器を
用いて構成されている。このフィルタ50の入力はA/
D変換器40の出力であるが、これは直接リアルタイム
で入力しても良いし、一旦メモリ、ハードディスク、デ
ィジタルオーディオテープ等の記憶手段等60に記憶し
てから適時読み出して入力するようにしても良い。
【0010】LSS発生器10が発生するLSSは、こ
れをフーリエ変換すると、図3に示したように、高域か
ら低域に向けて3dB/octで上昇するスペクトラム
を有することが判明する。また、1/Nオクターブ分析
をすると、どの1/Nオクターブバンドでも一定のレベ
ルになっていることが判る。更に、一定幅の時間窓でみ
ると、対数周波数軸ではほぼ一定の形のスペクトラムと
なり、時間と共にその中心周波数が動いていく信号であ
ることが判る。この様な特性を有する信号は例えば下記
数式1により計算することができる。
【0011】
【数1】
【0012】図2は上記数式1で計算されるLSSの波
形図であり、また図3はこのLSS波形をFFT(高速
フーリエ変換器)でフーリエ変換したスペクトラムであ
る。図2から明らかなように、LSS波形は振幅が一定
であるため、これをアナログ信号に変換する図1のA/
D変換器20にはさほど語長の大きくない安価なものを
用いることができ、それで充分な精度を確保することが
できる。また、図3から明らかなように、スペクトラム
が低域に向かって3dB/octで上昇しているため、
暗雑音等に埋もれがちな低域成分において充分なパワー
を持っており、低域での雑音抑止能力が高いことが判
る。
【0013】また、図25は、図1に示したLSS発生
器10の別の構成例であり、特に上記数式1で計算され
るLSSの波形発生に好適な構成である。すなわち、上
記数式1のθ(i)の式は変形すると下記のようにな
る。
【0014】
【数2】
【0015】そして波形メモリ11として、サイン波テ
ーブル111および指数(exp)テーブル112を用
意し、またスタート周波数f0 、ストップ周波数f1
長さNサンプルよりA、aの値を計算し、波形読み出し
回路12内に与えることにより、指数(EXP)テーブ
ル112を利用し、θ(i)=A{exp(ai)−
1}の値を求め、さらにそれをアドレスとしてサイン波
テーブル111を読み出し最終的なLSS波形を得るよ
うにしてある。
【0016】非インパルス信号を測定用信号として使っ
た場合、インパルス応答や伝達関数を求めるには、その
測定用信号を逆たたみ込み(Deconvolutio
n)する処理が必要になる。この逆たたみ込み処理には
次のような方法が考えられる。 (A)解析的に逆フィルタを求めて、それをたたみ込
む。 (B)FFTにより周波数軸上で割り算する。 (C)FFTにより近似的に逆フィルタを求め、それを
たたみ込む。 前述した従来のTSP信号に対しては、上記(A)の手
法が可能であり、これがTSP信号を使う場合の大きな
利点となっている。これに対し、従来のチャープ信号や
この発明のLSS波については、上記(B)または
(C)の手法による逆たたみ込み処理を行うことができ
る。
【0017】図4は、上記(B)の手法による逆たたみ
込み処理を図1のLSS逆フィルタ50内で行う場合の
手順を示している。この方法はFFTを使用するためリ
アルタイムで処理するには難があるが、確実な手法であ
る。即ち、被測定物30の入力x(t)および出力y
(t)はいずれも時間軸領域にあり、出力y(t)には
ノイズn(t)が加わるため、被測定物30のインパル
ス応答をh(t)すれば、 y(t)=h(t)・x(t)+n(t) となっている。FFT51,52はこれらを周波数軸領
域の複素数X(f),Y(f)にそれぞれ変換する。こ
の場合、Y(f)は次のように表される。 Y(f)=H(f)・X(f)+N(f)
【0018】複素共役演算部53では入力側の複素数X
(f)から共役複素数X*(f)を演算する。そして、
一方の掛け算器54でX(f)・X*(f)を求め、ま
た他方の掛け算器55でY(f)・X*(f)を求め
る。 Y(f)・X*(f)=H(f)・X(f)・X*(f)
+N(f)・X*(f) 更に割り算器56では伝達関数H(f)を求める。この
場合、n(t)とx(t)が無相関で、X(f)・X*
(f)が大きいため、次の式において右辺第2項が無視
できる。 Y(f)・X*(f)/X(f)・X*(f)=H(f)
+N(f)・X*(f)/X(f)・X*(f) したがって、近似的に H(f)=Y(f)・X*(f)/X(f)・X*(f) と表される。最後に周波数軸領域の伝達関数H(f)を
逆FFT57で時間軸領域のインパルス応答h(t)に
変換して出力する。
【0019】図5は上記(C)の方法でLSS波の逆フ
ィルタを作成した例である。これは元のLSS波の2倍
の時間長で正規化され、32ビット化されたものであ
る。この逆フィルタを使用すると、たたみ込みの計算語
長を確保すれば、リアルタイムでの処理が可能になり、
上記(B)の手法に比べ短時間で処理結果を得ることが
できる。例えば、2チャンネルの場合にリアルタイムの
逆たたみ込み(デコンボリューション)を行うには、1
6kサンプルのLSS波が使用でき(逆フィルタは32
ktaps)、同様に4チャンネルの場合には8kサン
プルのLSS波が使用できる(逆フィルタは16kta
ps)。
【0020】LSSの逆フィルタを倍長、32ビットで
作成した場合、その逆たたみ込みの誤差は時間軸で9×
10-7程度(20ビット精度に相当)であり、また周波
数軸では0.001dB以下である。図6はLSSの逆
たたみ込み誤差(データ18ビット、係数32ビット)
を時間軸で示す特性図であり、また図7はこれを周波数
軸で示すものである。この様に、この発明の特性はいず
れもフラットであり、極めて理想的である。
【0021】従来のTSPで同様の誤差を測定すると、
時間軸で6.4×10-7程度(20ビット精度に相当)
であり、また周波数軸では0.004〜0.006dB
以下である。図8はTSPの逆たたみ込み誤差(データ
18ビット、係数32ビット)を時間軸で示す特性図で
あり、また図9はこれを周波数軸で示すものである。
【0022】図17はこの発明に係わるLSS方式のイ
ンパルス応答を示す特性図であり、また図18はそのイ
ンパルス応答尾部の拡大図である。更に図19はこのL
SS方式のスペクトラムを示している。この図19から
明らかなように、低域におけるスピーカ応答に近い特性
が実現されており、低域における暗雑音の影響がかなり
除去されていることが確認できる。なお、上述した説明
では、LSSとして、正弦波を周波数に対数(指数)比
例させて掃引する際、低周波数から高周波数に変化させ
るようにしているが、原理的には高周波数から低周波数
に変化させても良い。ただし、一般に低周波数の音は音
場での残留時間が長いため、その後の処理における逆た
たみ込み処理が複雑となることが多い。
【0023】
【発明の効果】以上述べたようにこの発明によれば、信
号パワーが大きく、且つ低域でのS/Nも良好な測定用
信号を用いることにより、低域になるほどスペクトラム
の上昇する暗雑音の影響を受ける被測定系に対し効果的
な音響測定方法およびその測定装置を提供することがで
きる。また、音響測定用信号がディジタル的に作成され
測定もディジタル構成でなされるため、出力や入力およ
び回路動作全てが、安定で再現性が良く、逆たたみ込み
に必要な各信号間の完全な同期が容易に得られ、これら
の同期状態もクロック1つで容易に制御でき、正確なイ
ンパルス応答或は伝達関数が極めて簡単に求まり、また
同期加算という従来から使われているS/N改善手法と
の併用も可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の一実施例を示す構成図である。
【図2】 この発明のLSS波の波形図である。
【図3】 この発明のLSS波のスペクトラムである。
【図4】 この発明の逆たたみ込み処理のブロック図で
ある。
【図5】 この発明のLSS波の逆フィルタ特性図であ
る。
【図6】 LSSの逆たたみ込み誤差を時間軸で示す特
性図である。
【図7】 LSSの逆たたみ込み誤差を周波数軸で示す
特性図である。
【図8】 TSPの逆たたみ込み誤差を時間軸で示す特
性図である。
【図9】 TSPの逆たたみ込み誤差を周波数軸で示す
特性図である。
【図10】 スタジオ内の暗雑音の周波数特性図であ
る。
【図11】 インパルス方式のインパルス応答特性図で
ある。
【図12】 インパルス方式のインパルス応答尾部の拡
大図である。
【図13】 インパルス方式のスペクトラムである。
【図14】 TSP方式のインパルス応答特性図であ
る。
【図15】 TSP方式のインパルス応答尾部の拡大図
である。
【図16】 TSP方式のスペクトラムである。
【図17】 LSS方式のインパルス応答特性図であ
る。
【図18】 LSS方式のインパルス応答尾部の拡大図
である。
【図19】 LSS方式のスペクトラムである。
【図20】 チャープ信号の波形図である。
【図21】 チャープ信号のスペクトラムである。
【図22】 TSPの波形図である。
【図23】 TSPのスペクトラムである。
【図24】 TSPの逆フィルタの特性図である。
【図25】 この発明のLSS発生器の他の例を示す構
成図である。
【符号の説明】
10…LSS発生器、11…波形メモリ、12…波形デ
ータ読み出し回路、20…D/A変換器、30…被測定
物、40…A/D変換器、50…LSS逆フィルタ、5
1,52…FFT、53…複素共役演算部、54,55
…掛け算部、56…割り算部、57…逆FFT。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線形、時間不変、因果性を有する被測定
    系に対して非インパルスの測定用信号と、この測定用信
    号をインパルス化する逆たたみ込み処理とを用いて前記
    被測定系のインパルス応答或いは伝達関数を測定する音
    響測定方法において、 前記非インパルスの測定用信号として、周波数を低周波
    数側では緩やかな変化、高周波数側では急激な変化とな
    るように非線形に掃引した正弦波信号を用いたことを特
    徴とする音響測定方法。
  2. 【請求項2】 線形、時間不変、因果性を有する被測定
    系に対して非インパルスの測定用信号と、この測定用信
    号をインパルス化する逆たたみ込み処理とを用いて前記
    被測定系のインパルス応答或いは伝達関数を測定する音
    響測定であって、周波数を低周波数側では緩やかな変化、高周波数側では
    急激な変化となるように非線形に掃引した正弦波の 測定
    用信号をディジタル的に作成して出力する測定用信号発
    生手段と、 この測定用信号をアナログ信号に変換して前記被測定系
    に供給し、また、その応答を取り込んでディジタル信号
    に変換してから出力する被測定系入出力手段と、 この被測定系入出力手段から得られたディジタル応答信
    号に対して前記測定用信号をインパルス化するための逆
    たたみ込み処理を行う逆たたみ込み手段とを具備し、 この逆たたみ込み手段の出力から前記被測定系のインパ
    ルス応答或いは伝達関数を求めるようにしたことを特徴
    とする音響測定装置。
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