JPH05269122A - X線ct装置 - Google Patents

X線ct装置

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JPH05269122A
JPH05269122A JP4068002A JP6800292A JPH05269122A JP H05269122 A JPH05269122 A JP H05269122A JP 4068002 A JP4068002 A JP 4068002A JP 6800292 A JP6800292 A JP 6800292A JP H05269122 A JPH05269122 A JP H05269122A
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JP
Japan
Prior art keywords
ray
subject
ray tube
collimator
deflection coil
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Pending
Application number
JP4068002A
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English (en)
Inventor
Isamu Takagi
勇 高木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH05269122A publication Critical patent/JPH05269122A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 1スキャンで複数枚の断層像を得ることがで
きるX線CT装置を提供する。 【構成】 スキャンの際、X線管内においてフィラメン
トから放射される熱電子の進路を偏向コイルで曲げ、X
線管1から焦点位置の異なるX線ビームを照射させる。
X線ビームは、コリメータ2に複数設けられたスリット
2a、2b、2cに案内され、被検体Pに向けて照射さ
れる。この被検体Pを透過したX線量はスリット単位ご
とにX線検出器3で測定され、これら測定データを再構
成して各断層像が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、被検者の体内撮像装
置であるX線CT装置、特に1スキャンで複数枚の断層
像を得ることができるX線CT装置に関する。
【0002】
【従来の技術】通常のX線CT装置は、図5に示すよう
に、X線管30、コリメータ31、X線検出器32、寝
台33等を有する。
【0003】X線CT装置による断層撮影は、先ず、寝
台33の上に載せた被検体Pの位置決めを行い、スキャ
ンを実行し、X線管30により発生したX線ビームを、
被検体Pを横断する一平面に対して種々の角度から照射
する。そして、被検体Pを透過したX線量はX線検出器
32で測定され、この測定データに基づいてコンピュー
タで再構成処理を行い、モニタに断層画像を表示するよ
うになっている。X線CT装置では、一般にX線管30
として、単一の焦点を持ち、フィラメント34、反射式
ターゲット35等を有する回転陽極X線管が用いられて
いる。そして、スリット幅が種々異なるコリメータを使
い分けることにより、例えば、スライス幅、2mm、5m
m、10mmの断層像が撮影できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記X
線CT装置では、1スキャンの実施によって一枚の断層
像しか得られないことから、診断部位が広くなると、ス
キャンする回数が増え、数十スキャンの実施が必要にな
る場合がある。このため、小容量のX線管球では、冷却
待ち時間が長くなり、又、1スキャンごとに天板移動を
行う必要上、患者を寝台に拘束する時間が長くなり、患
者スループットが悪くなるという問題がある。又、連続
スキャンの実行は、X線管球に負担がかかるので、必然
的にX線管球の寿命を縮めるという問題がある。この発
明は、これらの問題を解決するためになされたもので、
患者スループットを大きく向上させることができるX線
CT装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明によるX線CT
装置は、X線を照射して得られる、被検体に透過したX
線量の測定データに基づいて再構成処理を行い、被検体
の断層像をモニタに表示するX線CT装置において、フ
ィラメントから放射される熱電子の進路を曲げる偏向コ
イルを有するX線管と、スキャンの際、前記偏向コイル
に印加する電圧の大きさを周期的に変える手段と、X線
管から焦点位置の異なるX線ビームを別個に被検体に向
けて案内するスリットを少なくとも2以上有するコリメ
ータと、前記コリメータのスリット単位ごとに被検体に
透過したX線量を測定するX線検出器とを含むことを特
徴とする。
【0006】
【作用】上記手段のX線CT装置では、スキャン実行
中、X線管内では、フィラメントから熱電子が放射さ
れ、偏向コイルが熱電子の進行方向に対して横向きの磁
界を作る。この偏向コイルに印加される電圧は、コンピ
ュータ等によって周期的に変えられ、熱電子の進路が変
わり、X線管の焦点位置は周期的に変えられる。例え
ば、スキャン中にターゲット上の焦点位置を毎秒50サ
イクルで変えたりする。
【0007】X線管から発生するX線ビームは、コリメ
ータのスリットに入射し、この入射位置に対応した各ス
リットに案内され、被検体に向けて照射される。そし
て、被検体に透過したX線量は、各スリット単位ごとX
線検出器によって測定され、これら測定データに基づ
き、コンピュータ等で個々に再構成処理を行い、1スキ
ャンで複数枚の断層像が得られる。
【0008】
【実施例】以下、図面を用いてこの発明を適用した一実
施例を説明する。図1は、X線CT装置の基本構成を示
す機能ブロック図である。
【0009】X線CT装置は、偏向コイル13で偏向さ
れたX線を放射するX線管1、X線を目的部位に案内す
るコリメータ2、被検体Pに対するX線の透過量を測定
するX線検出器3、被検体を載置する寝台4、X線検出
器3から送出される測定データを収集するデータ収集部
5、測定データに基づき再構成処理を行って断層像を得
る画像再構成装置6、各種装置の制御を行うコンピュー
タ7、各種の指令信号を送出する操作コンソール8、再
構成処理して得られた断層像データを保存する画像記憶
装置9、X線管1に印加する高電圧の制御を行うX線制
御装置10、X線管1に印加する高電圧を発生する高電
圧発生装置11、偏向コイル13に印加する電圧を発生
する印加電圧発生装置12等を有する。尚、操作コンソ
ール8には断層像を表示するモニタが備えられている。
図2は、この実施例で用いる透過形X線管1の断面図で
ある。
【0010】このX線管1は、真空管を構成するガラス
インサート14、透過形の円板状ターゲット15、陰極
の集束電極16、熱電子を放出するフィラメント17、
磁界を作る偏向コイル13、円板状ターゲット15を回
転させる回転子18等を備えた構造になっている。尚、
この実施例では、フィラメント17より放出される熱電
子に偏向力を与えるために偏向コイル13を用いたが、
これに限らず、偏向板等を用いても良い。図3はX線管
の要部を拡大した概略図である。
【0011】図3において、集束電極16のフィラメン
ト17から放射される熱電子は、偏向コイル13によっ
て発生する磁界により偏向力を受け、その進路が曲げら
れ、陽極の高速回転する円板状ターゲット15に入射す
る。そして、この熱電子が円板状ターゲット15を透過
することによってX線ビームが発生する。
【0012】偏向コイル13には、スキャン中印加電圧
発生装置12によって発生した電圧が印加され、かかる
電圧値はコンピュータ7によって周期的に変化するよう
に制御される。このため、図4に示すようにX線管1の
異なる焦点位置a、b、cからX線ビームが照射され
る。尚、コリメータ2は、X線を案内する3つのスリッ
ト2a、2b、2cを有し、これらのスリットによって
案内されたX線は、被検体の目的部位に向けて照射され
るようになっている。又、コリメータ2のスリット間隔
及びスリット幅を適宜変えることにより、診断目的に対
応した種々の断層像を操作コンソール8のモニタに表示
できるようになっている。
【0013】X線検出器3は、コリメータ2のスリット
2a、2b、2cに対向させて検出部3a、3b、3c
を有する構造になっている。X線検出器3では、コリメ
ータ2のスリット単位ごとに案内されて被検体に透過し
たX線量が測定され、かかる測定データをデータ収集部
5に送出する。
【0014】データ収集部5に取り込まれた測定データ
は、デジタル変換され、個々に画像再構成装置6に送出
される。画像再構成装置6では、コンピュータ7に制御
され、前記測定データに基づいて再構成処理を行い、操
作コンソール8のモニタに所定の断層像を表示させるよ
うになっている。このため、1スキャンで被検体の複数
の断層像を得ることができる。尚、画像再構成装置6に
より再構成された画像データは、コンピュータ7を介し
て順次、画像記憶装置9に保存されるようになってい
る。
【0015】
【発明の効果】この発明によるX線CT装置は、スキャ
ン中にX線管の焦点位置を周期的に変えるように制御す
ることにより、コリメータに設けられた複数のスリット
から被検体に向けてX線ビームの照射ができ、スリット
単位ごとに被検体を透過したX線量をX線検出器によっ
て測定できるようになっている。従って、1スキャンで
被検体の複数の断層像を得ることができるので、広い診
断部位を対象とする場合に、患者の検査拘束時間を短縮
化させることができ、患者スループットを向上させるこ
とができる。更に、所望枚数分の断層像を得る場合、ス
キャンを実行させる回数が少なくて済むので、X線管の
熱容量を大容量にする必要がなくなり、X線管自体の寿
命を長くさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例のX線CT装置の基本構成
を示す機能ブロック図である。
【図2】同実施例で用いる透過形X線管の断面図であ
る。
【図3】同実施例のX線管の要部を拡大して示した概略
図である。
【図4】同実施例の主要部を示す概略図である。
【図5】従来のX線CT装置を示す概略図である。
【符号の説明】
1 X線管 2 コリメータ 2a、2b、2c スリット 3 X線検出器 3a、3b、3c 検出部 4 寝台 13 偏向コイル 15 円板状ターゲット 17 フィラメント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線を照射して得られる、被検体に透過
    したX線量の測定データに基づいて再構成処理を行い、
    被検体の断層像をモニタに表示するX線CT装置におい
    て、 フィラメントから放射される熱電子の進路を曲げる偏向
    コイルを有するX線管と、スキャンの際、前記偏向コイ
    ルに印加する電圧の大きさを周期的に変える手段と、X
    線管から焦点位置の異なるX線ビームを別個に被検体に
    向けて案内するスリットを少なくとも2以上有するコリ
    メータと、前記コリメータのスリット単位ごとに被検体
    に透過したX線量を測定するX線検出器とを含むことを
    特徴とするX線CT装置。
JP4068002A 1992-03-26 1992-03-26 X線ct装置 Pending JPH05269122A (ja)

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JP4068002A JPH05269122A (ja) 1992-03-26 1992-03-26 X線ct装置

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